now and future~4.7大日本プロレス仙台大会観戦記~
■大会概要
■「今と未来が交錯した」メインイベント
伊東「佐々木貴、大日本プロレス参戦、ありがとうございました!今日は正直物足りなかったかも知れない。また機会があれば、参戦してくれませんか?」
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 7, 2019
そして、佐々木は髙橋との対戦に前向きな発言!
そこで髙橋がベルトを持って登場も、「今は俺が話してる」と一蹴!
(続)#bjw #pw_freedoms pic.twitter.com/KGmBG53v0R
(続)
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 7, 2019
佐々木貴「スケジュールは合わそうと思えば幾らでも合わせられる。後は、お客さんが望んでいるかどうか!皆さん、大日本プロレスに参戦する姿が見たいですか?」
会場は大拍手!
伊東「FREEDOMSと大日本プロレス、団体は違いますが、プロレスを盛り上げていきましょう!」#bjw #pw_freedoms pic.twitter.com/xd4ykY7HUc
■まとめ
私がプロレスを見始めた時って、大日とFREEDOMSの交流って絶えてた印象があっただけに、伊東竜二と佐々木貴の2ショットを生で見れたのは本当に感動しました…
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 8, 2019
仙台に来て本当に良かったと感じた出来事の一つ#bjw #pw_freedoms pic.twitter.com/WMqNEXixbe
春の大運動会、開幕〜4.4全日本プロレス後楽園ホール大会観戦記〜
4.4は、全日本プロレスの後楽園ホール大会に行ってきました。
4.4全日本プロレス後楽園ホール大会の雑感
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
・チャンピオンカーニバル、開幕戦から多幸感MAX!
・クレバーな攻めの吉田に感動
・野村の成長速度が物凄い!飛躍しそう
・急遽参戦と思えない青木、最高
・諏訪魔vsジョーとかいう名勝負
・岡林vs石川は文句なしの死闘!凄いぜチャンカー!#ajpw #2019cc pic.twitter.com/SFoMplcY8S
■橋本大地vs吉田隆司
吉田隆司の時間だあああああああああああああああ!!!!!#ajpw #dragongate #2019cc pic.twitter.com/QVpUs9A5dj
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
第3試合 吉田隆司vs橋本大地
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
チャンピオンカーニバル開幕戦!!
試合は、吉田が毒霧からのパイナップルボンバーで大地から勝利!!
うおおおおおおおおおおおおおおお😆
大地の足に、吉田の右腕と、互いのストロングポイントを殺しにかかるシーンが最高でした!#ajpw #dragongate #2019cc pic.twitter.com/dnGMUHHmEr
吉田隆司が「俺が優勝するんや!」と言ったり、毒霧からの勝利で大ブーイング浴びてるの、本当に最高(褒め言葉)😂😂😂😂😂😂
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
それでいて、橋本大地の足を、低空ドロップキックや足4の字固めで殺しに行くクレバーな所が良かったなあ👏👏👏👏
今後の公式戦も楽しみ!#ajpw #dragongate #2019cc
■野村直矢vsジェイク・リー
ジェイク・リー、個人的に、今年のチャンピオンカーニバルは彼が優勝するんじゃないかと思っとります…#ajpw #2019cc pic.twitter.com/8E19caf7gX
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
第4試合 ジェイクリーvs野村
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
チャンピオンカーニバル公式戦にして、かつてのタッグパートナー同士の熱い一戦は、野村が変型のハーフネルソンロック(?)でジェイクからレフェリーストップ勝利!!
野村、この一年でめちゃめちゃ技の種類も試合内容も広がりを見せていて感動…👏👏👏#ajpw #2019cc pic.twitter.com/qBEs4EAf1u
■青木篤志vs宮原健斗
真霜選手の欠場により新たな出場候補を考えている時に青木本人からチャンピオンカーニバルへ出場させて欲しいと申し出がありました。全日本プロレスの歩みを止めない為にという事でした。本当に嬉しかったです。彼ならやってくれると思っています!
— 秋山準[Jun Akiyama] (@jun0917start) March 31, 2019
応援宜しくお願いします🙇🏻♂️#ajpw#2019cc
なんで青木?
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) March 31, 2019
と思う方は圧倒的に多いはずです。最近は特に何か実績を残しているわけでもないですから。
でも、ここで動かなかったら自分の先は無いような気がしました。
自分のわがままを認めていただきありがとうございます。
不利だと思われる体格差を武器にして勝ち抜きたいと思います。 https://t.co/DRer0V8RK8
青木篤志が、今年のチャンピオンカーニバルでヘビー級相手にどんな試合を見せるか、私はめちゃめちゃ楽しみでなりません!
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
会場からは大青木コール!!!!#ajpw #2019cc pic.twitter.com/w1RRIJpPta
第5試合 宮原健斗vs青木篤志
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
チャンピオンカーニバル公式戦
真霜の欠場で急遽参戦となった青木
Jrヘビー級ながら、三冠王者の宮原に肉迫する戦いを見せるも、最後はシャットダウンジャーマンで宮原が勝利!
青木、急遽参戦で、かつ階級的に不利なはずなのに、試合内容が凄すぎた👏😭#ajpw #2019cc pic.twitter.com/WDHwQu2OVs
■諏訪魔vsジョー・ドーリング
セミファイナル 諏訪魔vsジョー・ドーリング
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
チャンピオンカーニバル公式戦
因縁の深い両者による肉弾戦を制したのは、諏訪魔!
万力スリーパーでジョーの首をギリギリと締め付けると、レフェリーがたまらず試合をストップ!
デカイ男達のぶつかり合う姿は、とても素敵なんだな!😇#ajpw #2019cc pic.twitter.com/JevrHYgVmY
■岡林裕二vs石川修司
恐らく両者の一騎打ちは、
まさか全日本プロレスのリングで実現するとは…。
岡林裕二と石川修司がシングルでやるのって、もしかして、2016年5月の横浜文体以来かな?
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
楽しみ!#ajpw #bjw #2019cc pic.twitter.com/cF3luQp2Mw
【悲報】石川修司、岡林に腹固めをかけながら、岡林の頭をペチペチ叩く#ajpw pic.twitter.com/LoQrAQ1oan
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
メインイベント 岡林vs石川
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) April 4, 2019
チャンピオンカーニバル開幕戦のメインを飾る、壮絶な激闘を制したのは、岡林裕二!!
石川からゴーレムスプラッシュで勝利!!
開幕戦から凄まじい試合でした…👏
試合後に、大岡林コールと、大修司コールが起こったのが全てだった気がします!#ajpw #bjw #2019cc pic.twitter.com/ZvdhVjofEo
■まとめ
2019年3月の個人的ベストバウトについて
平成も残すところ、残り1か月を切りました…。
そんな今回は、平成最後の3月に私が生観戦した中で、個人的に印象に残った10試合について書きたいと思います。
3月は大日本プロレスの『一騎当千』期間中という事もあり、自然とデスマッチ多めな内容になっております(笑)。
ひとつよしなに!
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- ①原田大輔vs田中稔(3.10NOAH横浜文化体育館)
- ②佐久田俊行vs植木嵩行(3.17大日本プロレス後楽園ホール)
- ③菅原拓也、田中将斗vs阿部史典、日高郁人(3.31 ZERO1靖国神社)
- ④藤本つかさ、雪妃真矢vsテキーラ沙弥、つくし(3.23アイスリボン洋光台駅前広場)
- ⑤リッキー・シェイン・ペイジvs佐久田俊行(3.23大日本プロレス新木場1stRING)
- ⑥久保佑允、SAGAT、FUMAvs関根龍一、藤田ミノル、木高イサミ(3.27 BASARA新木場1stRING)
- ⑦KISHIDA vs Mr. Money(3.24 CWP蕨大会)
- ⑧星野勘九郎vs竹田誠志(3.29大日本プロレス新木場1stRING)
- ⑨アブドーラ小林vsジミー・ハボック(3.29大日本プロレス新木場1stRING)
- ⑩火野裕士vs宮本裕向(3.31 ZERO1靖国神社)
①原田大輔vs田中稔(3.10NOAH横浜文化体育館)
今年2月に新体制となり、
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後に続く、
NOAHのJrヘビー級戦線を盛り上げ、ヘビー級戦線に内容・
②佐久田俊行vs植木嵩行(3. 17大日本プロレス後楽園ホール)
試合のシチュエーションこそ異なるものの、①で挙げた「
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簡潔にまとめると、「勝った選手も負けた選手も、
今回の『一騎当千』では、休憩前の時点で既に「
③菅原拓也、田中将斗vs阿部史典、日高郁人(3.31 ZERO1靖国神社)
毎年恒例ZERO1靖国神社大会で組まれた、
「
かつてタッグを組んでいた菅原と日高、
これがノンタイトルマッチという事実に感動…。
④藤本つかさ、雪妃真矢vsテキーラ沙弥、つくし(3. 23アイスリボン洋光台駅前広場)
洋光台駅前の広場で開催された、無料興行のメインイベント。
この試合で特に印象的だったのが、試合中盤、
個人的に、普段の女子プロレスの会場の客層を考えると、
惜しくも敗れてしまいましたが、
藤本つかさがロープエスケープした際に、
⑤リッキー・シェイン・ペイジvs佐久田俊行(3. 23大日本プロレス新木場1stRING)
リッキー・シェイン・ペイジが、『一騎当千』
3.29新木場大会での「vs塚本拓海」
⑥久保佑允、SAGAT、FUMAvs関根龍一、藤田ミノル、 木高イサミ(3.27 BASARA新木場1stRING)
3.21後楽園ホール大会で、大日本プロレス管轄の「
メインイベント SAGAT、FUMA、久保vs関根、藤田、木高イサミ
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 27, 2019
横浜ショッピングストリート6人タッグ王座戦!
白熱の試合は、関根が久保から勝利!
うおおおおおおお
ヤバい、感動で目頭が…#basara_pw pic.twitter.com/EXbqAldkuo
この一戦は、関根龍一の存在に尽きる内容でした。
序盤から相手チームに捕まる時間帯が続いたものの、
会場中の盛り上がり方を見ていても、
本当にカッコ良かったです!
⑦KISHIDA vs Mr. Money(3.24 CWP蕨大会)
現在、
16選手によるトーナメント戦もいよいよ大詰め、
KISHIDAの持つシングル王座もかけられた為、
まとめますと…
・試合中に、KISHIDAのユニットで下っ端扱いのクズが、
↓
・3WAYマッチとなった試合で、何とクズが、王者のKISHI
↓
・クズが新王者&『平成CLIMAX』決勝戦進出!
メインイベント KISHIDA vs Mr. Money
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 24, 2019
CWP無差別級王座戦にして、『平成CLIMAX』準決勝
試合は、途中から「どこでもいつでも挑戦権ダルマ」を持ったクズが、KISHIDAに反旗を翻す形で挑戦権を行使し、急遽3WAYに!
試合は何と、クズがKISHIDAから勝利し、決勝進出&無差別級王座戴冠!!#CWParty pic.twitter.com/u3IYxZiXLY
現地で見ていて、2015年6月にDDTで起こった、
それくらい、ドラマチック!
まさかの部下に反旗を翻される形で無差別級王座を失ったKISHIDA、クズに対してリマッチを要求するも、何とMr. Moneyとクズが結託してKISHIDAをリンチ!!
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 24, 2019
そして、クズとMoneyは握手を交わす!!!
うおおおおおおおおおおおおお😂😂😂😂😂😂
凄いドラマを見ているっ…!!!#CWParty pic.twitter.com/fyYqsU1fFi
一回戦でMr.Moneyの前に敗退したクズが、
⑧星野勘九郎vs竹田誠志(3. 29大日本プロレス新木場1stRING)
『一騎当千』も終盤を迎えた中で行われた公式戦。
リバースUクラッシュを、コンクリートブロックにぶつける形で星
第5試合 竹田誠志vs星野勘九郎
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 29, 2019
一騎当千公式戦!
コンクリートブロックを使用した、壮絶な試合を制したのは、竹田誠志!
コンクリートブロックへのリバースUクラッシュで勝利!
二人共本当にすごい…👏👏👏👏👏👏#bjw pic.twitter.com/64cSDTUi9W
個人的に、星野が勝って波乱を起こす展開にも期待してましたが、
星野も星野で、新日で言う「内藤哲也が相手だったら、
エグいフィニッシャーを喰らったにもかかわらず、
⑨アブドーラ小林vsジミー・ハボック(3. 29大日本プロレス新木場1stRING)
『一騎当千』公式戦。
ここまで3勝0敗のジミー・
メインイベント アブドーラ小林vsジミーハボック
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 29, 2019
壮絶な蛍光灯デスマッチを制したのは、アブドーラ小林!
ジミーに大量の蛍光灯を投げつけてからの、ダイビングバカチンガーエルボーで、ジミーの連勝を3でストップ!
良い試合でした…😆😆😆😆#bjw pic.twitter.com/Rg5QtXd1v3
最新のTシャツは、「逆襲のシャア」ならぬ「逆襲の小林軍団」
そのデザイン通り、『一騎当千』では何度もメインを勝利で飾り、
その後、決勝トーナメントに勝ち上がりましたが、
3.29大日本プロレス新木場大会の雑感
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 29, 2019
・リーグ終盤の『一騎当千』、どの試合も最高!
・塚本vsペイジ、竹田vs星野の激闘に加え、男臭さ全開な植木vs藤田、観客持ち込み凶器を沢山使った関根vs宇藤に痺れた!
・アブドーラ小林vsハボック、ハボックの攻めを真っ向から受けて勝った小林が凄かった!#BJW pic.twitter.com/EeQj9Hlj6i
⑩火野裕士vs宮本裕向(3.31 ZERO1靖国神社)
3月にZERO1入団を発表した火野と、
前年の靖国神社大会で組まれた「火野vs佐藤耕平」
今から楽しみです!!
SATURDAY NIGHT KILLER KISS~3.23大日本プロレス新木場大会観戦記~
3.23の夜に、
現在、絶賛開催中のシングルリーグ戦『一騎当千 DEATHMATCH SURVIVOR』!
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この日の大会では、
今回はその観戦記になります!
■塚本拓海vs植木嵩行
今年の公式戦では、
対するは、公式戦2敗スタートの植木嵩行。
試合は序盤から、両者がタッカーを手に持つと、
塚本の身体の至る所に、タッカーで留められたBASARAのフライヤー(笑)
もう、表情から相当痛そうなのが伝わってきました(笑)
植木が、自作凶器である三角木馬の「ぐんばちゃん」
試合は終盤まで、植木が塚本を押していく優位な展開に…。
しかし、公式戦初勝利が見えてきた終盤、
塚本が植木の背後に回って頭にビニール袋を被せると、
この一発で植木を沈めた塚本が、辛くも勝利を収める結果に。
植木も、3.17の佐久田戦同様、内容は良かっただけに、
公式戦3連敗となりましたが、確実に成長の爪痕を残しつつあることを、試合を見ていて感じました。
■佐久田俊行vsリッキー・シェイン・ペイジ
3.17後楽園大会より参戦している、リッキー・シェイン・
初戦の相手は、今年に入ってからノリにノッている佐久田。
しかし、試合は、
身長155cm・体重85kgの佐久田に対し、ペイジは身長196cm・体重も128kg(※1)と、かなりの体格差があった両者。
(※1)短期集中連載FCP⑦ 参戦選手プロフィル リッキー・シェイン・ペイジ | プロレスライター新井宏の「映画とプロレスPARTⅡ」
しかし、個人的には両者の体格差以上に、ペイジの規格外なファイトに目を奪われてしまいましたね。
佐久田の口に蛍光灯を咥えさせて折ったり…、
巨体からスワントーンボムを繰り出したり…、
目の前で繰り広げられる光景に、何度も度肝を抜かれました…。
そんな佐久田も、ペイジを大流血に追い込むなど、体格の不利を全く感じさせない攻撃を見せていきます。
しかし、最後に勝ったのはペイジでした。
まずは、蛍光灯が取り付けられたラダー上での攻防を制すると、何と、その場で佐久田に雪崩式ファルコンリーwith蛍光灯!!
3カウントが入ってもおかしくなかった凶悪技に、何とか肩を上げた佐久田。
しかし、ペイジは続けざまに、佐久田に対してバックブリーカーwith蛍光灯!!
この技で佐久田から勝利したペイジが、公式戦初戦を白星で飾ったのでした…。
休憩前に組まれたカードでしたが、休憩時間になっても会場中がどよめいてましたね。
このカードがセミファイナル前という事実に、今年の『一騎当千』の凄まじさの一端を感じ取ったのでした…
■伊東竜二vsジミー・ハボック
ここまで公式戦2勝2敗の伊東に対するは、
1.4新木場大会ではタッグを組んでいた二人でしたが、
試合開始直後、両者が画鋲の入ったバケツを奪い合っては、「I WON!」と叫ぶコミカルな場面も(笑)
中盤、ハボックが自身のポートレートを使い、伊東の口や舌を切りつける、衝撃的な場面も…。
このポートレート、私も買ったのですけど、結構厚めの紙だったので、本当に恐ろしい凶器としか…。
しかし、試合全体で見ると、使われた凶器は画鋲と椅子がメインという、比較的シンプルなものに。
しかし、この二人にかかれば、痛がり方や攻め方といった一挙手一等足に目が離せなくなってしまうんですよね!
まるで、画鋲という凶器に魔法を吹き込んだかのように…。
画鋲の敷かれたマット上で、相手の手を踏みつける伊東も恐ろしかったです(笑)
そんな見応えのある好勝負を制したのは、ジミー・ハボックでした。
アシッド・レインメーカーで伊東を薙ぎ払うと、これで勝負あり!
公式戦初戦を白星で飾ったハボックでしたが、画鋲デスマッチでも凄まじい内容を見せただけに、「これが蛍光灯デスマッチだったら、もっともっと凄まじいことになるのではないか」、という期待感を抱かずにはいられませんでした!
■アブドーラ小林vs宇藤純久
昨年の最侠タッグリーグでは「軍団師弟コンビ」として出場し、
試合開始直後、小林が宇藤に寝るよう指示して、3カウントを取ろうとするも、宇藤はそれを阻止!(笑)
蛍光灯デスマッチ形式で行われたカードでしたが、試合は少々意外な方向に進んでいきます。
何と、小林と宇藤は、東西2面に設置された全ての蛍光灯をリング上で投げつけ合ったのです!
当然のことながら、蛍光灯は爆散!!
蛍光灯同士を投げつけ合うと、普段以上に爆散するんですね(汗)
そして、蛍光灯の破片散らばるリング上で展開される、濃密な攻防!
見ている側が声も出せないくらい、緊迫感ある空気が会場中に張りつめていましたね…。
2年位前に、上野公園の野外音楽堂でこのカードが組まれた時も、こうした組み合いから3カウントを狙っていく試合が行われた事を、試合を見ていて思い出したのでした。
中盤~終盤には、試合前に鈴木秀樹からアブドーラ小林に贈呈された凶器や、宇藤の蛍光灯ハリセンも使われたものの、ほぼほぼ二人の息を呑むような攻防が印象的だった試合でした!
試合は、アブドーラ小林が一瞬の隙をついて繰り出した源之助クラッチで宇藤から勝利!
思わず唸り声が出てしまうほどの素晴らしい試合でした!
「アブドーラ小林vs宇藤純久」
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 24, 2019
序盤で蛍光灯を使い切り、破片散らばるリング上で、声を出す事を憚られる位緊迫した試合をしてたのが印象的でした
「将来『この試合やって良かった』と思える試合にしたかった」(小林)という試合が生で見れた事は、私にとってかけがえのない財産です#bjw #bjwphoto pic.twitter.com/nyEecVk2bq
■まとめ
今大会でも熱い試合が繰り広げられた『一騎当千』公式戦!
火が点くような熱戦だった「植木vs塚本」、リッキー・シェイン・ペイジのド迫力な試合、ジミー・ハボックの世界観、普段とはテイストが違った蛍光灯デスマッチを提示していた「アブドーラ小林vs宇藤」etc…
どの試合も見ていて、自分の感性に刺さるものばかりでした!
前半戦のストロングBJの試合も含め、満足度も高かったです。
すごいぞ『一騎当千』!!
YOUNG BLOODS~3.17大日本プロレス後楽園観戦記~
3.17に、
この日は、年一度のシングルリーグ戦である『一騎当千 DEATHMATCH SURVIVOR』(※1)の開催期間中!
※1『一騎当千』は、デスマッチファイターによる『
今年は2月28日の開幕戦を見に行けなかった事もあり、
今回は、公式戦4試合の様子を、
■佐久田俊行vs植木嵩行
「三代目血みどろbrothers」同士の対決となった一戦。
この日の公式戦では、一番最初の試合順だったこのカード…
しかし、陳腐な表現になってしまいますが、この日の公式戦で、
今年に入ってから存在感を増し続けている、
試合は佐久田が勝利しましたが、
この後に控える公式戦のハードルを、良い意味で上げるような激闘だ
勝った佐久田も、負けた植木も、二人共格が上がるような、
■木高イサミvs関根龍一
剣山デスマッチ!
二人が所属するプロレスリングBASARAでも、
私が生でこのカードを見るのも、
試合ですが、使われたアイテムは、意外にもほぼほぼ剣山だけと、
今年はまさかの公式戦2連敗スタートとなったイサミでしたが、
終盤、
ただ、(今大会全体がそうでしたが、)
だからこそ、このカードはじっくり見てみたかった、
■宮本裕向vs宇藤純久
昨年の「最侠タッグリーグ」でデスマッチデビューを果たし、
シングルでのデスマッチは今回が2試合目。
しかも形式はスキャフォールドデスマッチ!!
そして、初戦から、デスマッチでの実績豊富な宮本裕向が相手!
そんな中、宇藤は、モンキーレンチに鎖を取り付けた、
宮本の足に鎖を巻いて、
スキャフォールド上で、
しかし、
敗れた宇藤でしたが、
唯一、課題と言えるのは、
個人的に、元々ポテンシャルの高い選手だと思っているので、
彼の未来に期待大!
■アブドーラ小林vs伊東竜二
蛍光灯デスマッチとなった一戦。
私自身、初めて大日本プロレスを観戦した時の「
4年前の両国国技館では、蛍光灯が使用できない形式でしたが、
まさに鉄板!!
メインイベントに相応しい内容となった一戦は、
この日が公式戦初戦となったアブドーラ小林が、
■まとめ
今回『一騎当千』にエントリーされている、ジミー・
所属選手でも、エントリーされている星野勘九郎の名前が、
そんな中、この日の公式戦で力強い光を放っていたのが、佐久田や植木、宇藤といった、大日本プロレス所属の若い選手たちでした。
特に「佐久田vs植木」は、中盤に組まれていたカードながら、この日の興行全体で見ても、一気に火をつけてしまうくらいに熱い内容だったのではないでしょうか?
しかし、今年の『一騎当千』は、実績十分のベテラン・伊東ですら、この時点で2勝2敗(
イサミも2連敗スタートで、昨年プロレス界で大活躍した竹田も既に1敗を喫している状況…。
この波乱にまみれたリーグ戦を優勝し、5.5横浜文体で現デスマッチヘビー王者である高橋匡哉に挑戦する選手は、一体誰になるのでしょうか?
楽しみです!
新生プロレスリング・ノアを見た!(後編)~3.10 NOAH横浜文化体育館大会観戦記②~
3.10に、プロレスリング・ノアの横浜文化体育館大会を観戦してきました。
前編では第1~4試合までの感想について書きましたが、今回は後編!
rembrandt38hentai.hatenablog.com
後編では、「4大GHC王座戦」が行われた第5試合~メインイベントまでの試合を中心に、個人的感想を綴っていきたいと思います。
長文になりますが、よろしければ是非…m(__)m
- ■第5試合 鈴木鼓太郎、小川良成vsHAYATA、タダスケ
- ■第6試合 原田大輔vs田中稔
- ■セミファイナル 潮崎豪、中嶋勝彦vsマサ北宮、エディ・エドワーズ
- ■メインイベント 清宮海斗vs丸藤正道
- ■まとめ
■第5試合 鈴木鼓太郎、小川良成vsHAYATA、タダスケ
GHCJr.タッグ王座戦。
昨年12月の横浜文体で行われた「鈴木鼓太郎vs原田大輔」のGHCJr.ヘビー級王座戦。
この試合後、YO-HEYが鈴木鼓太郎と小川良成と結託する形でRATEL'Sを離脱。
原田が新王者になった後、YO-HEYが突如、セコンドに就いていたタダスケとHAYATAにトラースキック!
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) December 16, 2018
原田には顔面G!
YO-HEY「HEY、BOSS.いや、原田さん。貴方の持つGHCJr.のベルト、挑戦します。」
YO-HEYは鈴木鼓太郎の握手にも応じ、小川らと共に退場…
うわあああああああああ😭😭😭😭#noah_ghc pic.twitter.com/xCnzcho4wb
今年に入り、HAYATAがYO-HEYに追随する形で一時はRATEL'Sから距離を置こうとするなど、両派閥の対立が深まっていました…。
しかし、2月24日の後楽園大会で、HAYATAがYO-HEYらを裏切りRATEL'Sに再合流を果たすと、同日に行われたGHCJr.タッグ王座戦で新王者となった鈴木&小川組に対し、タダスケと共に挑戦を表明!
今回のカードが実現しました。
大会前日に行われた公開調印式では、「相手のペースに付き合わない」事を試合のキーポイントに挙げていたタダスケ。
序盤、急襲を仕掛けた王者チームに対して、息の合った連携で優位に立ったのは挑戦者のタダスケ&HAYATA!
しかし、場外乱闘で鼓太郎がHAYATAの膝を攻めはじめてから、流れは一気に王者チームへと傾きます…。
小川と鼓太郎が徹底してHAYATAの膝だけを痛めつけていく様は、小川らを裏切ったHAYATAに対する「制裁」のように思えました。
結局、最後までタダスケとHAYATAが「何もさせてもらえない」状態のまま、試合は小川の足4の字固めにHAYATAがたまらずギブアップする結果に…。
挑戦者チームの実力云々、というよりは、隙が全く無かった王者チームが本当に強かった。
これに尽きると思います。
試合を見ていても、小川と鼓太郎から穴らしい穴が見つからないんですよね。
オーソドックスな技や攻めの一つひとつが、相手の玉を詰みに行く一手になっていると言いますか!
深い、深すぎる!!
■第6試合 原田大輔vs田中稔
GHCJr.ヘビー級王座戦!
大会前日、「原田vs田中」の公開調印式が行われたのですが、その中で「ヘビー級選手権に対して挑みたい勝負がある(by田中)」、「新生ノアの話題はこの試合でかっさらいます(by原田)」と、並々ならぬ思いを語った両者。
原田「田中稔とやるのは2度目ですが、試合順は関係なく、二人なら素晴らしいものを見せられると思ってます。」
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 9, 2019
「新体制になって、ロゴもテーマも変わりました。最後の新体制として、色んな話題が出ると思います。明日はその話題をかっさらいます。NOAHJr.を世界一に押し上げたい。」#noah_ghc pic.twitter.com/9qA5DpvMZY
2017年12月の後楽園ホール大会以来となるシングルでの対戦。
当時G+で試合を見ていて、原田と田中の壮絶な死闘に胸を打たれた私としては、めちゃめちゃ楽しみにしていたカードだったんですけど、今回の試合も、一進一退の見応えある攻防になりました。
田中が原田にサブミッションを仕掛ければ、
原田は田中を豪快に投げる!
田中の突き刺すようなダイビングフットスタンプも強烈!!
試合中盤、原田が田中に対して畳みかける攻めを仕掛けると、締めに必殺の片山ジャーマンスープレックスホールド!
これで試合は決まったかに思われましたが、田中がカウント2で肩を上げます!
このジャーマンの前後から、客席のボルテージは急上昇していったように感じました。
そんな私も、(両方好きなんですけど)思わず「ミノルー!!!」って写真撮りながら叫んでしまいましたから(笑)
一時は劣勢に立たされた田中でしたが、トップコーナーの攻防を制して原田をマットにたたき付けると、
最後は必殺のFIRE BALL スプラッシュを原田に投下!!
流石の原田もこれを返すことは出来ず、3カウント!!
GHCJr.ヘビー新王者となった田中は、新日本プロレス、全日本プロレス、ノアのメジャー3団体でJr.シングル王座獲得という、丸藤以来となる偉業を達成!
試合後、じっとベルトを見つめる田中の姿が印象的でした。
王座陥落となった原田でしたが、負けたとはいえ、
①調印式で語った「新体制のノアの話題をかっさらっていきたい」という言葉に違わぬ試合を田中と繰り広げた事
https://www.noah.co.jp/news/170/
②2大ヘビー級王座戦がセミ、メインに控える中、ヘビー級の試合に対する期待値のハードルを、Jr.の試合で確実に押し上げた事
この2点は、間違いなく新体制のNOAHJr.を盛り上げる意味で大きい好材料だったのではないかと、私は感じました!
個人的に、今大会のベストバウトでした👏👏👏👏👏
■セミファイナル 潮崎豪、中嶋勝彦vsマサ北宮、エディ・エドワーズ
2月24日の後楽園大会で50FPを破り、王座を獲得した潮崎豪&中嶋勝彦の「AXIZ(アクシス)」
初防衛戦の相手は、マサ北宮&エディ・エドワーズ!
本来、エディは小峠と組んで、前述の後楽園大会で王者組だった50FPに挑戦予定でしたが、直前に小峠の負傷欠場があり、パートナーと会場を変えてのタッグ王座挑戦となりました。
両チームとも、タッグとしての連携、というよりは、シングルプレイヤーとしての個々のポテンシャルの高さを強みにしている印象でしたが、実際試合が始まると、そうした面が色濃く出ていた気がします。
序盤から潮崎とエディによる強烈な逆水平チョップ合戦!!
2017年8月にGHCヘビー級王座をかけて闘った中嶋とエディのマッチアップも実現!
中嶋の強烈な破裂音を伴う蹴りは、何度生で見ても驚かされるばかりです…。
中嶋の強烈な蹴りと、潮崎の強烈なチョップが同じタイミングで繰り出されるシーンもインパクト大でした(笑)
エディが序盤から相手に掴まる展開が続きましたが、中盤からは挑戦者チームによる反撃がスタート!
マサ北宮がセントーンに監獄固めを決めれば、
エディも中嶋にタイガードライバー!
タイガードライバーの前後には、マサ北宮が急角度サイトースープレックスが繰り出して、中嶋から3カウントを奪いにいくものの、間一髪で潮崎がカット!
この連続技はエグかった…。
直後に、マサ北宮がサイトースープレックスで中嶋にとどめを刺そうとするものの、この猛攻を阻止した中嶋は、北宮に鋭い蹴り!
最後は中嶋がバーティカルスパイクで北宮をマットに突き刺し、これで3カウント
昨年12月にタッグを結成してから約3ヶ月弱で、GHCタッグ王座を2度獲得した「AXIZ」ですが、タッグとしての連携にはまだまだ物足りなさを感じるのも正直な所…。
逆に考えると、連携面が強化されれば、これ以上無いくらい強いタッグチームになりそうな予感がしています。
ゆくゆくは、全日本プロレスでいう「暴走大巨人(諏訪魔&石川修司)」みたいな、反則級の強さを持つチームになると面白そうですね。
そういう点でも、タッグ王者として迎える『GLOBAL TAG LEAGUE』(4月開幕)が今から楽しみでなりません!
■メインイベント 清宮海斗vs丸藤正道
本来ならば、昨年11月の『GLOBAL LEAGUE』優勝決定戦で実現するはずだったカード。
丸藤「お前の勢い、実力、間違いない。それに比べて俺は見ての通り、満身創痍だ。だから、(11.25後楽園の)優勝決定戦はガムシャラに勝ちに行く。(俺を)超えれるもんなら超えて見ろ。」
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) November 23, 2018
清宮「このリーグ戦、俺が優勝します!」#noah_ghc #GL2018 pic.twitter.com/ztxnwjaWfo
rembrandt38hentai.hatenablog.com
しかし、優勝決定戦の前日に、丸藤が負傷によるドクターストップで欠場が発表されたため、一度は流れる事に…。
rembrandt38hentai.hatenablog.com
あれから約3ヶ月半…。
清宮は昨年12月の横浜文体大会でGHCヘビー級王座を獲得し、試合を重ねる中で成長を遂げていきました。
一方の丸藤も、満身創痍と語っていた昨年11月に比べ、コンディションは確実に良くなったはず!
つまり、『GLOBAL LEAGUE』で果たされなかった夢の続きが、
①新生ノア1発目の大会
②若き王者が団体の象徴を迎え撃つという、かつての「丸藤正道vs三沢光晴」を思わせる構図
③昨年11月に比べ、両者の状態が良くなってるという期待感
というこれ以上ないシチュエーションで今回実現した訳です!
ベルトが清宮からレフェリーの手に渡り、丸藤の目の前に提示されますが、丸藤はベルトにほぼほぼ目を合わさず…
今思うと、試合前にレフェリーがベルトを提示したあの瞬間から、試合の最終盤まで、丸藤は常に余裕を漂わせていた気がするんですよね。
試合が始まると、丸藤は観客からコールを煽るなど、挑戦者にして王者のような佇まい。
今回の「清宮vs丸藤」を見ていて改めて感じたのは、丸藤の攻めの緻密さでした。
第5試合のJr.タッグ王座戦における、小川や鼓太郎にも言える部分なんですけど、基本的な腕攻め・脚攻めであっても、「相手が動けなくなるには、どういう攻めをすれば良いのか」という術を心得ているように感じてしまうんですよね。
例を挙げると、2016年7月の『G1 CLIMAX』初戦でオカダ・カズチカから勝利した時なんかがそうだった気がします。
それくらい、攻めるタイミングが絶妙と言いましょうか。
更に、清宮がドロップキックを放ったタイミングで、カウンターの虎王で迎撃するこのチョイス!
こういうカウンターの入り方って、あまり見たことが無かったので、ただただ衝撃を受けました(笑)
対する清宮ですが、丸藤の鬼のような攻めの連続に、苦戦を強いられる展開が続きます。
ドロップキックなどで反撃はするんですけど、中々自分のターンに持ち込めない状況…。
とはいえ、清宮は、昨年の『GLOBAL LEAGUE』も、年末年始にあった杉浦貴や拳王とのタイトルマッチも、「相手の攻撃を耐え続け、終盤に生まれた数少ない勝機で怒涛のラッシュをしかける」ことで勝利をモノにしてきました。
丸藤のキッツい逆水平チョップを喰らっても…、
立ち上がる!!!
試合時間が20分を過ぎてから、徐々に清宮の反撃がスタート!
対する丸藤も、前哨戦で直接ギブアップを奪っている変型キーロックで、清宮を仕留めにかかりましたが、これはロープに逃げられてしまいます。
顔面を射抜く丸藤の蹴りにも耐えた清宮!
試合時間が30分を過ぎた頃でしょうか…。
遂に清宮が丸藤の背後に入ると、耐える丸藤を振りきって、必殺のタイガースープレックスホールド!!
これが決まると、丸藤も肩を上げることが出来ず、これで3カウント!
約33分にも及ぶ激闘に終止符が打たれたのでした。
正直、清宮の勝ちパターンである「終盤の畳みかける攻撃」という部分では、少し物足りなさを感じた試合ではありました。
しかし、大会前のポスターや煽りVTRの中で使われた、『勝者は時代の舵を獲る』、『方舟の顔は、天才か、新星か』というフレーズにも表れているように、新体制になって注目度も増していた重要な一戦を、清宮が制したことは非常に大きかった気がします。
■メインイベント終了後
試合後、観客に感謝の言葉を述べる清宮。
その後、彼が一人の男をリング上に呼び出します…。
それは…、拳王!!!
清宮「丸藤さん、ありがとうございました!」
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 10, 2019
「今日、来てくれた人、一人ひとりにお礼を言いたいです!みんなと素晴らしい景色を見ていきたい!」
「第1試合でした燻ってる奴がいたよな?拳王!」
失恋モッシュきたあああああああああ
(続)#noah_ghc pic.twitter.com/4cq9wETniA
奇しくも、昨年12月に行われた横浜文体大会のメイン後と同じ光景…。
私は一瞬、「再度拳王を指名してGHC戦やるのか?」と思いましたが、清宮の口から出たのは、拳王との共闘でした。
拳王は悔しさを滲ませながら、「俺達だけの力で、新しいノアの景色を見せていこう!」と語ると、何と清宮の差し出した右手を握り返したのでした!
(続)
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 10, 2019
清宮「新しい景色を見ていくために、貴方の力が必要なんです」
拳王「お前に言われてめちゃめちゃ悔しいよ。でも、ノアを再び、メジャーの地位にのし上げることだろ。俺達だけの力で、以前よりも、いや、以前よりもプロレスリングノアの新しい景色、見せてやろうぜ!」
(続2)#noah_ghc pic.twitter.com/Ctj8q25GYA
思えば、新体制になる1年以上前から「『ノア=丸藤、杉浦』の時代を終わらせる」、「お前らクソヤロー共を武道館まで連れていってやる」と発信しつづけていたのは、他でもない拳王でした。
清宮と拳王の二人が中心となって、新生ノアはスタートする…
今後のノアの方向性を強く印象づけた瞬間だったと、私は感じました。
■まとめ
プロレスリング・ノアが新体制となり、ロゴもマットも変わった中で初めて開催された今大会。
序盤の試合が結構アッサリ目に終わったとはいえ、試合前に選手全員が登場するなど、以前には無かった演出面での変化も見られ、ロゴやマットだけではない、前向きな変化を感じた大会でした。
4大GHC王座戦も見応えありと、新体制で注目された中で成功といえる内容だったのではないでしょうか?
とはいえ、まだ新体制は始まったばかり!
ピークが今大会だったね、ということにならないためにも、まずは少しずつで良いので、前向きなこの流れを継続していけるかどうか。
これが重要ではないか、と私は感じました。
取り合えず私から言える事はただ一つ…。
またノアの興行を生観戦したい!
新生プロレスリング・ノアを見た!(前編)~3.10 NOAH横浜文化体育館大会観戦記①~
3.10、横浜文化体育館でプロレスリング・ノアの大会を観戦してきました。
個人的に、昨年から本格的に好きになった団体の一つがノアだったのですけど、今回私が生観戦したのは、「好きな団体のビッグマッチ」だけではない理由がありました…。
それは、「新体制となったノアが気になったから」!
今年の2月13日号の『週刊プロレス』において、2018年12月にノアを運営する㈱ノア・グローバルエンタテイメントが、プロレス興行を主催している㈱リデットエンターテインメントの完全子会社化し、今年2月より新体制がスタートした事が明らかになりました。
新体制となり、ノアの新オーナーとなった鈴木裕之氏からは、『脱・三沢』、『団体ロゴ&リングマットの刷新』という大胆な改革案が語られるなど、話題を集めていました(他にも色々語られているのですが、詳しくは当該の週プロまで…)。
「もうこれは、生で行って確かめなければ!」と思い、観戦を決意!
今回は、そんなノア3.10横浜文体大会の観戦記になります。
まずは前半戦から!
- ■オープニング
- ■第1試合 岡田欣也、熊野準、大原はじめ、拳王vs宮脇純太、諸橋晴也、YO-HEY、Hi69
- ■第2試合 稲村愛輝vsマイバッハ谷口
- ■第3試合 長井満也、クワイエット・ストーム、モハメド・ヨネvs井上雅央、齋藤彰俊、越中詩郎
- ■第4試合 杉浦貴vs KAZMA SAKAMOTO
■オープニング
試合開始前は、会場外に設置されたノアのガチャポンや、杉浦貴のサイン会が大盛況と、試合に向けた期待と高揚を感じさせる良い雰囲気が伝わってきました!
開始時間の16:00に場内が暗転すると、三沢光晴の入場曲である『スパルタンX』に乗せて、会場スクリーンにはこんなナレーションが。
ナレーション「脱三沢…。今の私たちが何をできるのか」
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 10, 2019
「ファンの皆様に楽しんでもらうのがプロレスの鉄則。三沢さんが安心して見守れるノアにする」
スパルタンXでこのナレーションは反則…😭😭😭#noah_ghc
『脱・三沢』というフレーズで不安になっていたファンも少なからずいたとは思います。
しかし、このナレーションを聞いた時に、創始者である三沢の存在を"排除"するのではなく、寧ろ三沢のリスペクトを持ちつつも、これから前進していくために、敢えて三沢から「卒業」する決意表明だったのではないか、と私は感じました。
試合前には、同じ文体でビッグマッチを行うOZアカデミーのように、入場口での華やかな選手入場式が行われるなど、試合に向けてのテンションを上げる演出が折り込まれていました。
■第1試合 岡田欣也、熊野準、大原はじめ、拳王vs宮脇純太、諸橋晴也、YO-HEY、Hi69
新生ノアのオープニングを飾る一戦。
今まで「ノアといえば緑」ぐらい象徴的だった緑色のマットが、白に変わっただけで大分印象が変わるなあ、と、試合を見ていて感じました。
8人の中で、唯一序盤から出場機会が無かったのが拳王。
1年前の文体では、メインでGHCヘビー級王者として登場していただけに、大会前のカード発表では第1試合だったことが何とも衝撃的でした。
そんな拳王でしたが、試合開始から5分前後が経ったタイミングでようやくタッチを受けると、リングで仰向けで倒れている宮脇に対し、コーナー最上段からいきなりダイビングフットスタンプを投下!
これで3カウント!
試合後はレフェリーの勝ち名乗りも受けずに、花道から早々と退場していく拳王の姿に、終盤何かが起こる予感を感じさせる、そんなオープニングマッチでした…。
■第2試合 稲村愛輝vsマイバッハ谷口
今年始めから行われてきた、稲村愛輝の「猛進七番勝負」。
試合は序盤から、稲村が谷口の顔面を張ったり、ショルダータックル合戦で谷口を倒したりと、積極的に攻めていきます。
デビュー当初から坊主だった稲村も、髪が若干伸びた事も相まって、以前よりも更に地力をつけた姿を見せていました。
しかし試合は、ベテランの谷口がチョークスラム⇒マイバッハボム・ツヴァイで稲村を5分以内で仕留め、稲村の七番勝負は0勝7敗で終了。
この試合では、特に何かアレだった訳ではない谷口に対し、唐突に「お前が変わんないとダメだぞ」なんてキッツい野次も客席から飛んでたんですけど、谷口に限らず、そもそも限られた試合時間の中でインパクトを残す試合って中々見れない気がしてます…。
個人的には、ビッグマッチではなく、後楽園ホール等で、もっとじっくり見てみたかったカードではありました。
■第3試合 長井満也、クワイエット・ストーム、モハメド・ヨネvs井上雅央、齋藤彰俊、越中詩郎
2月の後楽園大会で、自身がリーダーを務めていたユニット「フーリガンズ」を解散させられてしまった長井満也。
今回は、ヨネとストームの「50FP(フィフティーファンキーパワーズ)」とタッグを組んだのですが、何と長井の顔には、DDTの平田よろしくLEDのメガネが(笑)
試合ですが、「50FPの楽しいノリについていきたいのに、中々付き合わせてもらえない長井」という展開が続きます(笑)。
結局最後は、相手に分断された長井が、越中のダイビングヒップアタックに沈む結果に…。
ただ、大ベテランの越中や、独特の世界観を見せる井上がいた中で、この試合は長井の独壇場だったように感じました(笑)。
■第4試合 杉浦貴vs KAZMA SAKAMOTO
2.24の後楽園大会で行われた、「チーム杉浦(勝手に命名)vsフーリガンズ」による、杉浦フーリガンズ加入orフーリガンズ解散をかけた、5vs5のイリミネーションマッチ…。
この試合に杉浦がKAZMAから勝利した事で、フーリガンズ解散が決まったのですが、この結果に納得の行かないKAZMAの要求により実現したのが、今回のシングルでした。
KAZMAは今大会でパートナーを連れて来ることを予告していたのですが、入場時にKAZMAの後ろにいたのは、何とNOSAWA論外!
試合序盤は、KAZMAが長い足を活かしたトラースキックで杉浦の身体を射抜くなど、蹴り技主体で押す展開に。
視界から急に飛び出してくるようなKAZMAの蹴りは、客席から見ていて、孫悟空の「如意棒」を思わせるかのようでした(笑)
それくらいキレッキレ!
劣勢に立たされた杉浦でしたが、中盤、得意のアンクルホールドでKAZMAの脚を捕獲してからは杉浦のペースに。
終盤には、杉浦の「奥の手」と言えるフロントネックロックでKAZMAの首を締め上げると、レフェリーがたまらず試合をストップ!
今大会前、杉浦に対して「3カウント取られたけど、まだギブアップとは言ってない」と発言していたKAZMA…。
それに対するアンサーなのか、相手をギブアップさせる奥の手を早々に抜いてきた杉浦に怖さを感じました(小並感)。
試合後は、リング下で椅子に座って一切試合に介入しなかったNOSAWA論外と杉浦が睨み合い、杉浦がKAZMAと握手したり、
元フーリガンズの長井が現れて、元同僚だったKAZMAに対して怒りを見せたり、
パートナー不在となった長井に対して、欠場中の小峠が共闘を呼びかけたり、
第4試合終了後、NOSAWA論外と退場していくKAZMAに対し、長井が「お前がコイツ(杉浦)に負けたからフーリガンズ解散させられてるんだよ。何だよこのママゴトはよお!」と発言
— レンブラント🚨👮🚓 (@rembrandt_kbs) March 10, 2019
「俺にはパートナーになってくれるヒーローが必要なんだよ!」
↓
小峠登場
↓
小峠「呼んだ?」
ワロタ😂
(続)#noah_ghc pic.twitter.com/ye8sTqU856
今後に向けた動きが幾つか提示されました。
この展開を、4月に開幕する『GLOBAL TAG LEAGUE』でどう育てていき、転がしていくのか、今から楽しみです。
後半に続く…