レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

FIRE FESTIVAL TOUR 2019 Live at KOURAKUEN~7.28 ZERO1後楽園ホール大会観戦記~

7.28の夜は、プロレスリンZERO1後楽園ホール大会を観戦してきました

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

この日は、約1ヶ月半にわたり行われてきた、ZERO1真夏の祭典・「火祭り」の優勝決定戦が開催!

そして、獣神サンダー・ライガーZERO1初参戦!
 
その効果もあってか、早々にチケットが売れまくり、北側開放で満員だった、昨年の優勝決定戦以上の客入りとなったZERO1後楽園ホール会。
 
今回は、その観戦記になります。
 
今年も色々と感動と熱狂で泣かされそうになりました…。
G1 CLIMAXの真っ只中で開催された、「火祭り」という、もう一つの真夏の祭典は、めちゃめちゃ熱かったです!!!
 

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公式戦の熱狂が丸ごとパッケージされた"ツアーファイナル"

 
今回の「火祭り」優勝決定戦では、昨年同様、公式戦の熱量をパッケージしたような好カードが組まれました。
 
個人的に、特に印象的だったのは、以下の2試合!
 

朱崇花vs佐藤耕平

今年の「火祭り」では別ブロックだった両者によるスペシャシングルマッチ

昨年でいう、「SUGI vs黒潮イケメン二郎」の位置にあたるカードでした。
 

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試合は、序盤から朱崇花が奇襲を仕掛けると、佐藤耕平に逆さ押さえ込みを敢行!
 

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何とかカウント2で返したものの、公式戦で耕平が菅原拓也に敗戦を喫した技の再現に、思わずニヤリとさせられてしまいました(笑)。
 

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試合はその後、朱崇花の「耕平の攻めを『スカす』」動き+会場の大アスカコールに、耕平が中々ペースを握れない展開に…。
 

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他団体でも大耕平コールが起きる程の人気を誇る佐藤耕平ですが、この日は朱崇花に攻撃する度に、客席から珍しくブーイングを浴びる一幕も。
 

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耕平、相当やりづらそうでした(笑)。

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しかし、試合も中盤に入ると、耕平の繰り出す、一発一発の重い打撃技が火を噴き始めます。
 

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最後は耕平が、ドリル・ア・ホール・パイルドライバーで朱崇花を脳天からマットに突き刺して勝利!

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今大会は、(意外にも)公式戦1勝に終わった朱崇花でしたが、大観衆の前で見せた耕平との一戦は、朱崇花の存在を印象付けるには充分強烈だったような気がします。
 

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でも、彼女の持っているポテンシャルと可能性は、まだまだこの位置には留まらない位凄い、とも感じました。
 
将来がますます楽しみ!
 

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菅原拓也&田中将斗vs将軍岡本&クリス・ヴァイス

 

VOODOO MURDERSとREVENGERSによるタッグ王座戦

 

7月の新木場大会では、セコンドの介入無しで実力を見せつけていった将軍とクリスでしたが、この日は一転して、序盤からセコンドのTARU横山佳和が援護射撃に入る展開に。

 

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元旦のタッグ王座戦と同様、VOODOOの面々がREVENGERSを追い込んでいく場面が目立ちましたが、終盤、セコンドの横山のパウダー攻撃が将軍に誤爆
 

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その隙を突くように、菅原が脚極め式の逆さ押さえ込みで将軍を丸め込むと、これで勝負あり!
 

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今年の火祭り公式戦で、竹田誠志佐藤耕平に勝利を上げた必殺技で、見事王座防衛を果たしたのでした。
 

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試合後にTARUは、8.18川崎競馬場大会で、「TARU&クリス・ヴァイスvs田中将斗&X」の爆破タッグ王座戦を提案!
 
まだまだ、VOODOO MURDERSとREVENGERSの抗争は続いていきそうです…。
 

往年の新日Jrを知らなくても、興奮しまくりだった「ライガー&サスケvs大谷&高岩」

セミファイナルでは、「獣神サンダー・ライガー&ザ・グレート・サスケvs大谷晋二郎&高岩竜一」のタッグマッチが実現!
 

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1999年7月のIWGPJrタッグ王座戦以来、実に20年振りの対戦にして、来年1.4〜1.5の新日本プロレス東京ドーム大会で引退を表明しているライガーZERO1初参戦
このカードの発表時点で、チケットが飛ぶように売れた訳ですが(かくいう私もその一人)、試合前の入場シーンから、とにかく盛り上がりが異質でした!
 

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大谷&高岩入場時のオオタニコール、サスケ入場時のサスケコール、そして、『怒りの獣神』をバックに入場するライガーへの大ライガーコール…。
 

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私自身、大谷らがいた当時の新日Jrについては、人伝に聞いている程度の知識量しか無いんです。
 

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でも、私の眼前で繰り広げられている光景を見ていると、何だろう、「この瞬間に、選手の名前を思い切り叫んでおかないと、多分私、一生後悔するな」って感じたんですよね。
そう思ったら、自然と大谷やライガーの名前を叫んでいる自分がいました(笑)。
 
 
 
 
大谷とライガーの先発でスタートした試合も、ヘッドロックを極めるシーンだけで見惚れてしまうものが…。
とにかく、4人とも凄かった!

 

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一分一秒が尊いと感じた極上の一戦は、大谷が袈裟切りチョップでサスケから勝利!
 

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試合後、ライガーからは、大谷、高岩と引退まで何度でもやってやるとのマイクが…!! 
 

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とにかく、この試合を、この空間を、この興奮と感動を提供してくださったZERO1に、感謝感激雨あられ!!
 
 

岩崎の成長×ラスボス火野=For The Future〜岩崎永遠vs火野裕士

大観衆となったZERO1後楽園大会のメインイベントは、「岩崎永遠vs火野裕士」による、「火祭り」優勝決定戦!
 
デビューから約1年10ヶ月の新星・岩崎と、デビュー16年目の火野。
キャリアの差こそあれ、両選手とも「火祭り」2度目の出場にして、初優勝のかかった一番となりました。
 

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 試合は、「火祭り」開幕前から、関本大介大日本プロレスの下に流出しているNWA世界ヘビー級王座奪還を公言した、岩崎の積極果敢な攻めからスタート!
 

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大会後、フォロワー様達とお話する機会があったんですけど、岩崎がデビューから2年経っていない事に対して、皆様驚かれてましたね…。
 

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今回のリーグ戦では、前年度覇者の宮本裕向に勝利したこともあり、公式戦期間中に関本が岩崎の挑戦を受諾する異例の展開もありましたが、岩崎としては「火祭り」優勝して王座獲りに弾みをつけたい所…。
 

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しかし、若き岩崎の前に立ちはだかる、火野裕士のラスボス感が、試合を通じてとにかく凄まじかった!
 

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キャリアの差は当然あるし、岩崎自体も悪くは無かった。
 

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しかし、それ以上に火野の強さがチートレベルでした…。
 

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岩崎がゴッツゴツのエルボーを当てても、
 

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火野からそれ以上のチョップが返ってくる…。
 

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 ラリアットを放っても、それ以上のラリアットが返ってくる訳で。
 
 

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もう絶望しかないですよね…。
 
岩崎も健闘したものの、最後は相打ちのラリアットバトルに勝利した火野が、必殺のFucking Bombを岩崎に決めて3カウント!
 

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「火祭り」2度目のエントリーにして初優勝を果たしたのでした!
 

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試合後、火野は岩崎がデビュー約2年で決勝の舞台に上がってきた事を讃えつつ、「火祭りはデビュー1年とかでぽっと取れるほど甘くない」とエールを送る場面も。
 

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で、この時の岩崎の悔しさを滲ませながらも、死んでいない、前を見据えた目を見て、私思ったんですよね。
岩崎がここからまた上がって、火野に勝ったら、最高にエモくはないかと。
 
そんな事を考えながら、2017年7月の「火祭り」の優勝決定戦を私は思い出していました…。
 

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思えば、その時も、小幡優作田中将斗相手に、2連覇&田中超えをかけて素晴らしい試合をしたんですけど、最後は田中が勝利する結果に…。
けれど、その時があったからこそ、約半年後の2018年元旦での同一カードで、小幡が田中へのリベンジと、世界ヘビー王座初戴冠を果たしたあの瞬間が一層の輝きを放っていた気がするんです。
 
そういう意味では、岩崎にとってリベンジしなくてはいけない相手と目標が出来たし、私にとっても、その瞬間を楽しみにする理由が増えた、そんな気がしています。
 

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そして、大会を締める際、火野が「虐待」のニュースや、施設にいる子供達を慰問した話題について触れると、火野が思わず感極まる場面も…。
 

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最後は「イジメ、虐待、ワシがぶった斬る!」と締めたのでした。
 

まとめ~「興奮・熱狂・感動で出来た夏の一大ドラマ」よ、また来年!~

今年も大熱狂のうちに閉幕した「火祭り」。
 
私が初めて「火祭り」を見た2017年は、「小幡vs田中将斗」による年間ベストバウト級の一戦…。
翌2018年は、優勝した宮本裕向が、当時欠場中だった小幡を呼び込んだ感動のシーン…。
 
そして、今年は火野がZERO1やイジメ・虐待に対して溢れる思いの丈を語って締める…。
「火祭り」は、興奮と熱狂と感動で織りなされる夏の一大ドラマだと私は思うんです!
 
そんなドラマを、今年もまた見れて良かったと、私は心から思いました!
 

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そして、今回エントリーされていませんでしたが、大谷晋二郎の真っ直ぐな信念や情熱は、間違いなく参加した選手に響いているとも感じた大会でした。
そういう意味では、大谷もまた、今回の"参戦選手"の一人だったような気がしています。
 

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また来年も、このドラマを見たい!
ZERO1、「火祭り」、最高!
 

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「令和元年のファイティングピープルズ」 Case4:COEXIST〜7.24 BASARA新木場大会観戦記〜

7.24は、新木場1stRINGプロレスリングBASARAを観戦してきました。

 
BASARAが毎月開催している新木場大会では、お酒飲み放題形式の「宴」として行われるのですが、この日は藤田ミノルのプロデュースによる「宴闘2019」として開催!
 
ということで、今回はその観戦記になります!
 
藤田ミノルの人柄と愛され具合に加え、プロデューサーとしての手腕がいかんなく発揮された、素敵な興行でした!
 

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■Prologue:Fuck and Peaceの両思い

今回の藤田ミノルプロデュース大会の開催が決まったのは、7.7のBASARA両国KFCホール大会のメインイベント終了後の事でした…。
 
この日のメインでは、2016年の旗揚げ以降、毎年恒例となっているBASARAのシングルの祭典・「頂天(いただき)」の決勝戦の舞台で、「木高イサミvs藤田ミノルによる「戦闘民族」の同門対決が実現!
 

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互いに技の切り返し合い・読み合いが光る、どちらが勝つか分からない試合は、BASARA旗揚げ後100大会目という節目に相応しい内容だったと言えました。
 

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そんな決勝戦を制したのは、木高イサミ
 

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勇脚・斬で藤田ミノルから勝利し、「頂天」開催4回目にして初優勝!
 

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今回の「頂天」エントリーにあたり、優勝したら「自身のプロデュース興行を開催する」事を公約に掲げていた藤田ミノルでしたが、惜しくも準優勝という結果に…。
 

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しかし、試合後にイサミが、次回(7.24)開催の新木場大会のプロデュースを藤田ミノルに打診!
 

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晴れて、藤田ミノルプロデュース大会が開催される運びとなったのでした!
 

■"藤田P"の「塩コショウ」が絶妙だった大会

そして迎えた大会当日…。
 
通常のBASARA新木場大会だと、全6試合で開催される事が多いのですが、この日のプロデュース大会は全5試合という構成に。
 
そして、プロデュース大会ならではの仕掛けが、以下のように施されました。
 
木高イサミ率いる「イサミ軍」と、藤田ミノル率いる「藤田軍」の2つに分かれ、全5試合で勝敗を競う、軍団対抗戦での開催。
各軍のメンバーは、事前に(BASARAの配信コンテンツ「ババババBASARA」内で)リーダー2名が、野球のドラフト会議さながら、選手を指名する流れで選出。
 

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・第1試合(タッグマッチ)、第2試合(シングルマッチ)、第3試合(タッグマッチ)は、試合開始前の抽選でルール(※)が決定し、3試合とも、選手の組み合わせは当日発表。
※ドランクルール、グラップリングルール、ハードコアルール
 

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・第4試合(シングルマッチ)、第5試合(6人タッグマッチ)は通常ルールで行い、この2試合は事前にカードが発表。
 
 
ルールの抽選と前説が終わり、会場内に流れたBGMは、BASARAでお馴染みの『UTAGE(T.M.Revolution)』ではなく、藤田ミノルの入場曲である『プレイボーイ・ツイスト(クレイジーケンバンド)』!
 
 こうして、特別感満載な「宴闘」が開幕したのでした 
 
 

①特殊ルールで掘り起こされた、"傾奇者"達の新境地

前半3試合は、前述のように、当日抽選で試合のルールを決め、メンバーも当日発表という、まさに蓋を開けてみないと分からない」状態。
 
そんな前半戦3試合は、以下のようなラインナップに…。
 
 
第1試合 神野聖人&中津良太vs風戸大智&久保佑允
試合形式⇒ドランカーズマッチ
 
第2試合 下村大樹vs阿部史典
試合形式⇒ハードコアマッチ
 
第3試合 竜剛馬&関根龍一vsSAGAT&トランザム★ヒロシ
試合形式⇒グラップリングルール
 
どのカードも、試合前から予測のつかない組み合わせ(笑)。
しかし、この特殊ルールが、思わぬ化学反応を生み出します。
 
まずは第1試合のドランカーズタッグマッチから…。
 

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「カウント3を奪えなかった選手は、『いいちこ1杯を飲み干す」というエグいルールが課された試合は、中津のように、自ら進んでお酒を飲みに行く選手も出る、狂気の様相に(笑)。
 

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そんな中、試合で一番化けたのは、一番酒が飲めないと思われていた神野聖人でした。
 

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序盤から『いいちこ』の餌食となった神野でしたが(笑)、試合終盤になると、捕獲した久保の口に『いいちこの瓶を持っていき、グイグイ飲ませる恐ろしい姿に変貌!!
 

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試合には敗れたものの、今大会でインパクトを残した一人だったのではないでしょうか?
 
第2試合では、下村と阿部がハードコアマッチで激突!
 

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個人的に、ハードコアマッチの印象があまり無い2人だったんですけど、試合が始まると、下村が椅子を積極的にセットしたり、竹刀でしばいたりして、阿部を攻め立てる展開に。
 

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阿部も阿部で、終盤のラダー上での攻防を制して、下村に「卍固め」を極めるなど、ハードコアルールを存分に活かす臨機応変っぷりが光ってました。
 

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次は、グラップリングルールとかでも見てみたい試合だったなあ、と感じました!
 
 
そして、第3試合のグラップリングマッチでは、グラップリングとは対極の位置にいそうな弁護士レスラー・竜剛馬と、これまたグラップリングのイメージ皆無なトランザムヒロシが激突!
 

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試合前、「イサミ軍」の大将・木高イサミが、竜のグラップリングマッチに頭を抱えていましたが(笑)、試合では(慣れない様子ながらも)積極的にヒロシに技をかけていく竜の姿勢と、脚極め式の関節技がかなり上手かったヒロシという、両者の意外な一面が浮き彫りに!
 

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当日抽選・当日カード発表とはいえ、起こされた化学反応の数々に、思わず「神がサイコロを振ったのではないか」と言いたくなるような前半戦でした(笑)。
しゅ、しゅごい…。
 
 

②通常ルールだからこその醍醐味が詰まった、「塚本vsFUMA」

プロデュース大会のセミファイナルは、「塚本拓海vsFUMA」シングルマッチ
 

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前半戦の特殊ルールとは一転して、通常ルールで行われた一戦。
今年1月にハードコアマッチで対戦している両者…。
 

twitter.com

 
個人的に、今年の「頂天」の優勝決定戦はこの2人によって争われると予想していたので、「頂天」終了直後のこのタイミングで見られたのは、何とも感慨深いものがありました。
 

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 そんな一戦は、試合時間が10分以内だったとは思えない程、濃い内容に!
何だろう、「この2人のシングルだったら、何分経っても楽しみが尽きないのではなかろうか」という思いで見てしまいましたね…。
 

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試合は塚本が、ゴリースペシャルの体勢からFUMAを押さえ込んで技ありの3カウント。
 

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1月に続いての敗戦となったFUMAでしたが、どっちが勝ってもおかしくない試合内容!
 
個人的に、2人ともユニオンMAX王座戦線に行ける実力者だと思ってますし、何なら、いずれはタイトルかけてやり合うのが見たいカードだとも感じた次第です!
 

③主役でありながら「主役ではなかった」、藤田ミノルの立ち振る舞い

藤田ミノルプロデュース大会のメインを飾ったのは、「中野貴人&谷嵜なおき&木高イサミvsヤス・ウラノ&藤田ミノル&X」6人タッグマッチ。
 

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藤田軍のXは、藤田ミノルが自腹で選手を呼ぶという触れ込みで紹介されたのですが、満を持して登場したのは、何とアントーニオ本多!!
 

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DDTレギュラーにして、BASARA初参戦となるアントーニオ本多の登場に、新木場中が大爆発!!
 
試合も、ダブプロレスとBASARAの対抗戦を控える谷嵜とイサミがギクシャクしたり、アントーニオ本多が「ごんぎつね」にバイオニックエルボーを爆発させたりと、かなり熱い内容に。
 

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色々と見所の多い、濃い試合内容だったメインイベントは、ダブプロレス谷嵜なおきヤス・ウラノから勝利!
 

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試合後に谷嵜は、勝った勢いそのままに、現在BASARAの「戦闘民族」(イサミ&関根&下村)の持つUWA6人タッグ王座への挑戦を表明!
8月の「ダブプロレスvsBASARA」対抗戦に向けて、1つ布石が打たれる形となったのでした。
 

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そんなメインにおいて、私自身印象に残ったのが、藤田ミノルの立ち位置でした。
一言で表現すると、「主役なのに"主役"ではなかった」。
 
プロデュース大会の場合、主役のプロデューサー(=藤田ミノルが前に出ていくような、大会の舵切りも出来たと思うんです。
 

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しかし、藤田ミノルの場合、谷嵜にSAYONARA(ツームストンパイルドライバー)を決めたり、アントーニオ本多のバイオニックエルボーに加わったりする場面こそあれど、試合後のマイクはアントーニオ本多やイサミに託すなど、この日の主役にしては珍しく控えめだった印象…。
 

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そんなプロデュース大会も、締めのマイクに差し掛かった頃…。
藤田ミノルが、リングの下にいた選手全員に向けて、リングに上がるよう呼びかけたのです。
 

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普段のBASARA新木場大会では、メインで勝利した選手(またはユニット)が大会を締めて、リングの周囲に集まった観客と乾杯する、というのが恒例行事。
 
BASARAのリングに選手全員が集う機会も、(後楽園ホールのビッグマッチなど)ごく一部に限られる中、実現したこの光景…。
 

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この光景を見ていて、私、思ったんです。
藤田ミノルは「全員を主役として共存させていける」才能を持った人なんだと。
 
個人的に、最後に全員を集めて場を締める事が出来る人って、BASARAだと代表のイサミとかに限られてきそうな気はするんです。
けれど、フリー参戦という立場ながら、所属全員をまとめ上げる事が出来るのって、ひとえに藤田ミノルの人望の厚さにもあるのではないかと、私自身感じた次第です。
 

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■まとめ〜「ダブバサラ」とは異なる視点の"生かし合い"〜

藤田ミノルプロデュース興行として開催された、今回のBASARA新木場大会。
 
普段の「宴」とは異なり、プロデュース興行でしか見られない特殊ルールでの試合に加え、所属選手の新たな一面も発掘された、素晴らしい興行でした!
夏という時期もあってなのか、毎年DDTが開催している、ビアガーデンプロレスの雰囲気に近いものを感じました。
 

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そして、今大会のプロデューサーであった、藤田ミノルのプロデュース能力の一端を垣間見た興行でもありました!
今年は、年始からTwitterきっかけで展開された「モーニング闘争」を興行にまで昇華したり、今大会後にも、同じくTwitter発信の「農闘」を興行として開催することが決定するなど、自ら話題を作り発信する力は、TAJIRIヨシタツらに比肩する巧さがあるんじゃないかと私自身思ってます(奇しくも、3選手ともフリー)。
 
自身もマイクで述べていたように、今後は他の選手によるプロデュース興行の開催というのも、非常に面白そうだなあ、と。
 
毎年夏の恒例行事となっている、ダブプロレスとBASARAの対抗戦では、「生かし合い、殺し合い」が一つのテーマになっているんですけど、対抗戦を前に行われた今大会では、対抗することによる「生かし合い」とは違った切り口から、選手全員が共存していける「生かし合い」を提示していたようにも感じたんですよね。
 
また、藤田ミノルプロデュース興行が見たい!!
 
 
 

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FIRE FESTIVAL TOUR 2019 Live at SHINKIBA〜7.7 ZERO1新木場1stRING大会観戦記〜

7.7の昼に、プロレスリンZERO1新木場1stRING大会を観戦してきました。

 
お目当ては、毎年恒例となっている、ZERO1真夏の祭典・「火祭り」!!
 
今年は、6.16岐阜大会〜7.26芝公園大会までの約1ヶ月半にわたって、2ブロック制のシングルリーグ戦を戦い抜き、A・B両ブロックの上位各1名が、7.28後楽園ホール大会の優勝決定戦に駒を進めるという、例年より半月ほど長いリーグ戦に(昨年は7.8にリーグ戦が開幕)。
 
 
今回は、公式戦5試合の個人的感想について触れていきたいと思います。
 
「火祭り」は、日本プロレス界の有名ロックフェスだと、私は声高に主張したいです!
 

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ヤス久保田vs将軍岡本

 
現インターコンチネンタルライトタッグ王者であるヤス久保田と、ヘビー級の将軍岡本による一戦。
 

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試合内容を一言で表すと、「将軍強すギィ!」
これに尽きました。
 

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「ヘビー級vs Jrヘビー級」という階級差もありましたけど、それ以上に、将軍の放つ投げ技、打撃技の一発一発が強烈でした…。
 

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ヤスも、終盤に強いラリアットを放つ場面もありましたが、内容・結果共に将軍が危なげない試合運びを見せていた印象。
 

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昨年、今年と、Jrヘビー級の選手もエントリーするようになり、オープンウェイトの側面も強くなってきた「火祭り」ですが、その事によって、ヘビー級の選手が"力で相手を捩じ伏せる"姿が、より鮮烈な光景として私の脳裏に刻みつけられましたね…。
 

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菅原拓也vs佐藤耕平

 
今年は、前年度の優勝決定戦で敗れた宮本裕向相手に公式戦でリベンジを果たすなど、ここまで2戦2勝(勝ち点10)の佐藤耕平
 
対するは、公式戦1勝1敗(勝ち点5)の菅原拓也
 
試合は、先に入場していた菅原が、入場直後の耕平を奇襲を仕掛けるも、耕平がガウンを羽織った状態でカウンターの蹴り!
 

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ガウンを脱ぎ、前がかりで攻めにいった耕平でしたが、その瞬間を待っていたかのようにして、菅原が耕平の右脚を極めた状態で逆さ押さえ込みを敢行。
 

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何と、これがガッチリ決まって3カウント!
 

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試合時間は僅か6秒!
しかし、この秒殺決着に、新木場中は大爆発!
 
文字通りの「ジャイアントキリング」を成し遂げて大喜びな菅原に対し、呆然とした表情で仰向けに倒れる耕平、という姿が、「天国と地獄」を表しているかのようでしたね…。
 

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この試合終了直後、次の試合に出る宮本裕向の入場曲「One Night Carnival」が流れた時の、会場の盛り上がり方の凄まじさも含め、印象的な試合でした。
 
 

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宮本裕向vs竹田誠志

 
宮本裕向竹田誠志による、デスマッチファイター同士の一戦。
 

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大日本プロレスで隔年開催されているシングルリーグ戦「一騎当千 DEATHMATCH SURVIVOR」で実現しても、注目の一戦に挙げられるようなカードだと思うんですけど、今回の「火祭り」は通常ルールでの開催
 
しかも、この試合を裁いたのが、大日本プロレスでデスマッチも裁いているマック竹田レフェリーという事もあって、蛍光灯や有刺鉄線ボードがリング内にセッティングされていない光景に、かなりの違和感を覚えました(笑)。
 

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そんな試合は、グラウンドで互いに一歩も引かない、濃厚な内容に!
通常ルールではあったんですけど、この二人にかかると、「自分の身体だけが凶器として認められるデスマッチ」になっていて、非常に面白かったです。
 

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「○分経過」のアナウンスが本当にあっという間に聞こえる程、竹田と宮本の攻防に酔いしれました…。
 
「デスマッチファイター・竹田誠志」の印象を強く持っていたという私のフォロワー様が、「竹田ってああいう(グラウンド主体の)試合も出来るって初めて知ったよ!凄い!」と、休憩中に仰っていたのが個人的に忘れられなかったです。
 

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そんな一進一退の攻防は、最後まで切れることなく続いた末、30分時間切れドローという結果に…。
双方死力を尽くしたドローゲームになりましたが、竹田がバックステージで「(結果は引き分けだけど)自分の負けだった」という旨の発言をしていたのは正直意外でした。
 

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個人的に、終盤の残り5分間は、宮本の方が「試合を畳み掛ける攻撃」という点で先を取っていた気はしましたけど、その畳み掛けを耐えた竹田も充分凄かったので!
 
 

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火野裕士vs青木優也

 
セミファイナルでは、公式戦2勝負けなしの火野裕士と、公式戦3戦全敗の青木優也が激突!
 
個人的に、こういうシングルリーグ戦での全勝vs全敗対決の時なんかは、全敗の選手が一矢報いる」という展開を期待してしまうんですけど、実際試合が始まると、そんな展開は無い!」と言わんばかりに、火野が圧倒的な力を以って青木を捩じ伏せた試合だったように感じました。
 

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個人的に、特にそれを象徴していたと思ったのが、フィニッシュのシーン。
 
青木が丸め込み技を敢行
 

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火野がそれを阻止
 

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その体勢のまま、ジャーマンスープレックスで青木を強引に投げきり3カウント!
 

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難しい体勢から強引に相手を投げきってしまう火野のパワーは、見てる側からしても絶望感しか無かったです…(苦笑)
 

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青木も、延髄蹴りを火野に何発も当てていく事で流れを変えようとしてはいたんですが…。
 
これで開幕4連敗となってしまった青木ですが、所々大谷晋二郎を思わせる動きや、火野相手に最後まで喰らいつこうとした姿を見ていると、来年以降も是非「火祭り」にエントリーしてほしい選手だと感じました!
 
 

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田中将斗vsクリス・ヴァイス

この日のメインイベントには、佐藤耕平と並ぶ「火祭り」皆勤賞(19回)にして、最多優勝者である『弾丸戦士』・田中将斗2勝1敗)が登場!

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対するは、VOODOO MURDERSの『鋼鉄戦士』にして、公式戦3戦全勝のクリス・ヴァイス!
 

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かつてVOODOO MURDERSで同僚だったものの、後に袂を分かった両者…。
特に田中にとっては、この日のセミファイナルで勝利し、大阪大会(7.20)で直接対決を控える3戦全勝の火野戦を前にして、優勝決定戦進出が危ぶまれる可能性もあっただけに、尚更落とせない一戦に。

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昨年秋から続いていた田中とクリスの因縁や遺恨から、戦前はセコンド介入ありの荒れた展開になるのかなあ、と思っていたんですけど、実際は、クリスも田中もセコンドを就けず、1vs1で削り合う真っ向勝負な内容に!

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クリスとの力勝負で、珍しく押される場面もあった田中…。

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クリスの猛攻に苦戦しつつも、終盤、田中がカウンター気味に放っていったスライディングDがクリスにヒット!

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これで逆転の3カウント!
優勝決定戦進出に望みを繋ぐ、大きな3勝目を挙げたのでした。

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このメインを見ていて、私自身改めて感じた事ですが、今、日本でクリスヴァイスの試合が見れるのって、本当に幸せな事なんだなあ、と!
 
力技だけでなく、あの屈強なガタイから飛び技を使ってくる意外性もありますし、実力的にも、もっともっとトップ戦線に出ていける選手だと私は思っています。
 
クリス・ヴァイスの試合が、日本で当たり前のように見れる今に感謝感謝、ですね!
 
 

まとめ

昨年同様、白熱の試合となった「火祭り」新木場大会!
 
 
昨年出場していた黒潮イケメン二郎や大和ヒロシといった面々が今回参戦しなかったものの、今回「火祭り」にエントリーされなかった大谷晋二郎横山佳和(個人的に横山は今年こそ出てくれると思ってた…)や、この日公式戦の無かった朱崇花など、火祭りの公式戦で是非見てみたかった選手が去年以上に増えているというのも、このシングルリーグの凄みだと感じました!
 
そんな「火祭り」も、今週末の7/28後楽園ホール大会での優勝決定戦で、いよいよ"ツアーファイナル"を迎えます!
 
獣神サンダーライガー&ザ・グレート・サスケvs高岩竜一&大谷晋二郎」というカードもあってか、早々に超満員の予感が漂う後楽園大会ですが、昨年同様、全国各地で行われた「火祭り」公式戦の熱量がパッケージされた大会になるのではないかと私は予想しております。
 
 
当日はサムライTVでの生中継もありますし、この感動を皆さま、是非是非!!!!

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2019年6月の個人的ベストバウトについて

7月も2/3以上を経過した、このタイミングで今更ながら、6月の個人的ベストバウトについて書きます(笑)

 

 6月は、私自身の観戦大会数が特別多い訳では無かったんですけど、仙台遠征したり、人をプロレスに連れて行ったり、印象深い試合に出会えたりと、非常に濃厚な1ヶ月になりました!

 

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清宮海斗vs杉浦貴(6.9NOAH後楽園ホール

 
観衆発表1700人以上と超満員だった「三沢光晴メモリアル」のメインイベント。
 
生で見ていても、「死闘」・「激闘」という言葉に尽きる一戦だったんですけど、後日G+の中継で映像を見返してみて気づいたのが、試合中の声援の量がかなり大きかった」という事。
 
客席から発せられる、杉浦と清宮に対する声援の大きさを、テレビでもハッキリと感じることが出来たんですよね!
 

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昨年11月の後楽園大会、昨年12月の横浜文体大会でのシングルマッチ、今回の「三沢光晴メモリアル」と、直近に行われた3度のシングルマッチは、いずれも「世代間闘争」の部分を煽りVでも押していた印象にありました。
しかし、今回に関して言うと、世代云々というよりは、単純に「現在進行形で二人共強い」とハッキリ言える試合だったように思います。
 
この試合に敗れたことで、清宮にシングル3連敗となった杉浦でしたけど、格は下がるどころか、寧ろ上がった感ありました!
 
 

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宮城もち&世羅りさvs藤田あかね&柊くるみ(6.15アイスリボン仙台PIT)

 
ハードコア形式で行われたタッグマッチ。
 
この試合で藤田あかねが導入した凶器は、レゴブロック!
しかも、通常のレゴブロックよりも大きいタイプのブロック・『デュプロ』で制作したオブジェを、ハードコアマッチに導入してくる狂いっぷりが半端じゃなかったです(笑)。
 

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そして、その藤田自身が、ブロックが散りばめられたリング上で、宮城もちのメタボリックサンド(スタイルズクラッシュ)を喰らうフィニッシュシーンも強烈でした…(苦笑)。
 
電流爆破やハードコアの経験も豊富な世羅や藤田は勿論の事ながら宮城や柊くるみのハードコアマッチ適性の高さが窺える好勝負でした!
 
 

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葛西純vs佐々木貴(6.15プロレスリングFREEDOMS仙台PIT)

 
4月7日に仙台PITで開催された「プロレス酒場GOLD祭りVol.3」。
この大会のメインで行われた、FREEDOMS提供の蛍光灯デスマッチ終了後、勝利した佐々木貴葛西純に挑戦表明した事で実現した一戦。
 
 
岩手県出身の佐々木貴に対して、大「タカシ」コールが巻き起こったんですけど、それを上回るようにして発生した大「カサイ」コールが凄まじかった記憶があります。
 
試合自体も、佐々木貴が終盤、葛西の必殺フルコースを喰らったにもかかわらず、肩を上げてカバーを返した展開も熱かったですし、試合後も、両者のキスシーンに加え、葛西のマイクにも痺れるという、「仙台に来て良かった」と実感した一戦でした!
 
 

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木高イサミvsツトム・オースギ(6.16プロレスリングBASARA王子BASEMENT★MONSTER)

 
BASARAの毎年恒例となるシングルの祭典・「頂天」トーナメント2回戦で実現した一番。
 
個人的にオースギというと、パートナーであるバナナ千賀とのタッグチーム・「S・O・S(スピード・オブ・サウンズ)」での好連携を見せるイメージが強かったんですけど、この試合では、現BJW認定デスマッチヘビー級王者であるイサミの脚を、中盤以降徹底して攻め続けるなど、ほぼほぼ試合のペースを握っていたんですよね。
 
イサミ相手に、勝利まであと一歩、という所まで追い詰めてましたし、シングルプレーヤーとしても隠したナイフがまだまだきっとあるんだろうなあ、と感じた試合でした。
 
またこのカードが見たいです!
 

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⑤菊田一美&河上隆一vs岩本煌史&ジェイク・リー(6.18全日本プロレス後楽園ホール

 
5月に大日本プロレスの横浜文体で行われた、アジアタッグ王座戦のリマッチ。
 
 
今年2月、当時アジアタッグ王者だった青柳優馬&野村直矢に挑戦した時も、良い試合を見せていた菊田と河上のタッグチーム「飛艶」。
 
この試合でも、前アジアタッグ王者チームに対し、試合の主導権を握るだけでなく、連携・内容の良さという点でも圧倒していた気がします。
残念ながら、試合は「飛艶」の王座陥落となりましたが、個人的に、今大会で一番良かった試合はこのカードだったと思います!
 

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昨年8月の「最侠タッグリーグ開催直前に河上と菊田がタッグを結成した当初は、正直なところ、「急造チーム感が否めないなあ」と感じたんですよね…(すいません!)。
 
しかし、この約1年間で、タッグとしては勿論の事、河上と菊田の実力も魅力も確実に上がっている事を感じましたし、2019年下半期も注目していきたい存在です!
 
個人的に、外敵感バリバリな所だったり、色んなチームとの対戦を見てみたい、という意味でも、毎年冬に行われる全日本プロレスの「世界最強タッグリーグ戦」にエントリーしてほしいなあ、と思います。
それこそ、嘆願書を出したいくらいに!
 
 
 

阿部史典&関本大介vs忍&鈴木秀樹(6.23大日本プロレス後楽園ホール

 この組み合わせを見ただけでも、もう最高だと思えるカード(笑)、
 
鈴木と関本、忍と阿部の息を飲むような攻防が、第2試合で見れてしまうという、この豪華さ!
 
 

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後楽園ホールセミやメインの位置でもおかしくない、充実感溢れる内容だったと私は思いました!
 
 

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藤本つかさvs山下りな(6.15アイスリボン仙台PIT)

 
仙台大会のメインイベントで実現したシングルマッチ
 
地元凱旋となる藤本つかさが、アイスリボンに定期参戦中の山下りなとノンタイトルマッチで当たったんですけど、凱旋マッチの藤本つかさに対し、外敵として対峙してきた山下の姿が印象的でした。
 
試合中、藤本を踏みつけながら、客席に向かって笑顔で「応援しないと試合終わっちゃうよ!?(客席にコールを煽るように)つっか!つっか!」と煽ってきた場面だったり、藤本のセコンドについていた若手選手を珍しく突き飛ばしたりした所なんかは強烈でしたね…。
 

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あれで藤本つかさもスイッチ入った感ありましたし。
 
試合は藤本が見事な勝利で凱旋興行のメインを飾りましたが、勝った藤本も、負けた山下も本当に素晴らしく感じた一戦でした!
 
 

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⑧パロウ&オディンソンvs石川修司&諏訪魔(6.30全日本プロレス後楽園ホール

 
「大きい人たちがぶつかり合う様は見ていて楽しい」ということを、改めて感じさせてくれたタッグ王座戦
 

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暴走大巨人の連携攻撃を喰らいまくっても立ち上がる、オディンソンの受けっぷりが光り輝いてました。
 

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試合後、THE END(パロウ&オディンソン)の両者に送られた拍手の大きさが全てだった気がします。
なので、年末の「世界最強タッグリーグ」には、是非とも参戦してほしいチームの一つです!
 

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ヨシタツvs宮原健斗(6.30全日本プロレス後楽園ホール

 
2017年11月のジョー・ドーリング戦以来、2度目の三冠挑戦となったヨシタツ
 

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ジョー・ドーリング戦では、当時の三冠戦としては異例の10数分で決着&内容でもジョーが圧倒という試合内容だったこともあってか、試合後にヨシタツを酷評する意見も聞かれたりしました。
 
しかし、今回の宮原戦では、ジョーとの一戦以降、ヨシタツが試合等で地道に積み重ねていった支持率だったり、試合内容の良さだったりが伝わってきて、この約1年7ヶ月の集大成のような三冠戦だったと感じました!
 

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最近、プロレスの試合に対して、「失敗」だとか、「成功」だとかで括るような意見を、TwitterのTLで見ました…。
 
でも、ヨシタツの場合、ジョー戦という「失敗」のように非難された一戦から、本人の実力で三冠再挑戦まで辿り着いた(=「成功」)一連の流れに、人間ドラマが詰まっているのではないか、と私は感じました!
 

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ただ、今井田軍団のアレが無ければ…(やめい)
 
 

⑩山下りなvs星いぶき(6.30アイスリボンSKIPシティ

個人的に、女子プロレスを知らない、という方にオススメしたい一戦!
 

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二人共、男子顔負けのエルボーを放っていった様は、「中堅選手に挑む若手」という構図を飛び出ていた気がしました。
 

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特に、いぶきに関して言うと、まだ高校生なんですよね…
将来楽しみ!
 

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2019年上半期の個人的ベスト興行について

 2019年も、早いものでついに半分以上が経過…

 

そんな今回は、個人的に生観戦した81興行の中で、個人的に、特に印象に残ったプロレス10興行をピックアップ!

 

偏りは結構ありますが(笑)、面白さや興奮は、人に薦めたいくらいの間違いなさでした!

 

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①1.1プロレスリンZERO1後楽園ホール

年始1発目から会場の盛り上がりが半端ではなかった、まさに神興行!

 
初めてお会いしたZERO1フォロワー様らと、前の方で心の底からプロレスを楽しんだ思い出が、半月以上経った今でも忘れられないです。
 

 

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②1.13大日本プロレス後楽園ホール

「勝者が試合後にマイクを握る」という独自のコンセプトが打ち出された『問ワズ語リ』として開催された大会。

 

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今思うと、ここでTAJIRIの大日Jrヘビー戦線への参戦や、今年の上半期に行われた全日本プロレス勢とのタッグタイトルをめぐる抗争も、ZERO1勢との合同興行の芽も、今大会がスタートだったんですよね…。

 

そういう意味でも、2019年の大日本プロレスを見る上で外せない興行になった気がします!

 

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③2.23「Bar045」自主興行・横浜ラジアントホール

横浜・関内にあるプロレスバーが主催した2回目の興行は、団体の垣根を超えたカードが勢揃いする、夢の詰まった大会に。

 

 

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特に、メインイベントで組まれた8人タッグマッチの組み合わせは、今後実現する機会なんて無いのではないか、と思わせる程のドリームカードでした(笑)。

 

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④3.31プロレスリンZERO1靖国神社相撲場

昨年、個人的に神興行の一つだったZERO1靖国神社大会。

 

今年も昨年同様、「菅原拓也&田中将斗vs阿部史典&日高郁人の"タッグ王座チーム対決(当時)"に加え、藤波辰爾が参戦したセミファイナル、「宮本裕向vs火野裕士による真っ向勝負なメインイベントなど、見所満載だった全7試合でした!

 

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直前まで大会開催日は雨予報だったんですけど、大会当日は晴れ間が差し、雨が降らなかった奇跡も含めて、まさに"持っていた"興行だったのではないかと思います。

 

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⑤3.10プロレスリングNOAH・横浜文化体育館

「方舟」、「(三沢光晴のパーソナルカラーでもあった)緑色」の色濃かった団体のイメージを刷新して臨んだ新生NOAH一発目の大会…。

 

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大会前は、ロゴやマットのカラーが変わることに対して不安を抱く声もありましたが、終わってみれば、新体制のNOAHを基軸を打ち出す上で外すことのできない、ターニングポイントとなる大会になった気がします。

 

今のプロレスリング・ノアに…、Don't miss it!!!!!!!

 

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⑥5.18nkw・武蔵野公園くじら山

社会人プロレス団体による、武蔵野公園内で開催された無料興行。

 

何が凄かったかって、家族連れの集まる公園にも関わらず、すぐ近くでトラックを使ったハードコアマッチだったり、デスマッチを普通にやっていた所なんですよね(笑)。

 

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公園内を通った方々が足を止めて、そんな凄まじい試合を見ていた光景が、ただただカオスでした!

ああいうのは、有料でも中々見られない気がしました(笑)。

 

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⑦4.28全日本プロレス後楽園ホール

チャンピオンカーニバルBブロック最終公式戦が行われた今大会。

 

この大会には、久々にプロレス観戦した親と、プロレス初観戦という親経由の知人様を連れて行ったんですけど、そんなタイミングで、「諏訪魔vs野村直矢という年間ベストバウト筆頭の試合に加え、急遽「ジェイク・リーvs野村直矢」による、優勝決定戦進出者決定戦が行われる奇跡に恵まれたので、身震いしました(笑)

 

 

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そして、知人様や親から「プロレス面白い!」、「また行きたい!」と大絶賛していただけた事も、大きな手応えとして私の中に残っています。

 

 

 

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⑧6.9プロレスリングNOAH・後楽園ホール

NOAHの毎年恒例となっている「三沢光晴メモリアル」大会。

 

⑦で一緒にプロレス観戦した私の親と知人様を連れて、初めて人とNOAHを観戦したんですけど、普段こういう観戦もので声を出さない私の親が、丸藤や杉浦の名前を叫んでいたのが印象的でした!

 

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全体的な満足度も高かったですし、そういう意味では、「初めて見る人にも刺さる試合」がNOAHには確実にあると実感した次第です。

 

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⑨4.18OWE・新宿FACE

CIMA率いるユニット「#STRONGHEARTS」で日本でも馴染みの存在となった、中国の団体・OWEの日本初上陸となった大会。

 

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大袈裟ではなく、これまでのプロレスにおける常識や既成概念をぶち壊してしまいかねない程の、プロレスの大いなる可能性を提示した大会だったと感じました。

 

だって、少林寺拳法や雑技がベースにある人たちが、DRAGON GATEさながらの空中殺法を身に着けてしまったら、もうこれ反則ですよ!?(笑)

「これをやられてしまうと、日本国内の団体は歯が立たないのではなかろうか…」と思いましたから。

 

平日の新宿FACEが満員になるくらいでしたから、このまま行けば、後楽園ホール大会での開催も時間の問題な気がしました。

まだまだ伸び代も感じましたし、OWE、本当に凄い!

 

 

⑩5.23新日本プロレス後楽園ホール

全10試合が「BEST OF THE SUPER Jr」公式戦だった今大会。

 

昨年10月の両国国技館大会以来、久々に生で新日本プロレスを観戦したんですけど、Jrヘビー級の選手による公式戦だけで興行を開催していた所や、ウィル・オスプレイvsバンディード」、「鷹木信悟vsドラゴン・リー」による、ヘビー級にも負けず劣らずの好勝負を見て、Jrヘビー級戦線の充実っぷりが半端ではないなあ、と感じました!

 

2年前(2017年)のSUPER Jrも見に行ったりしたんですけど、その時までなら、「Jrの公式戦がメインイベント」とか、「全大会、新日本プロレスワールドで生配信」とか考えられなかっただけに、個人的に感慨深いものがありました!

 

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REMINDER~6.18全日本プロレス後楽園ホール大会観戦記~

6.18に、全日本プロレス後楽園ホール大会を観戦してきました。

 
6.15より開幕した「ダイナマイトシリーズ」。
 
このシリーズ期間中、三冠ヘビー級王座、世界タッグ王座(どちらも6.30後楽園)、アジアタッグ王座(6.18後楽園)の防衛戦が行われ、本来なら今大会で、世界Jrヘビー級王座戦青木篤志vs佐藤光留」も行われる、予定でした…。
 
しかし、タイトルマッチを控えた約2週間前の6.3、王者である青木が、バイク事故により、(佐藤光留の言葉を借りるなら)「突然遠くへ行ってしまいました」
 
 
突然の出来事に、全日や、かつて所属していたNOAHの関係者やファンだけでなく、団体の垣根を越え、関係者やファンからも多くの声が寄せられました。
 
 
それから約2週間後の6.15、デビュー以来怪我などによる欠場の無かった青木が、初めて"欠場"した状態で、シリーズ開幕を迎えます…。
 
 
今回は、色々な感情が交錯したであろう、今大会の観戦記を綴っていきたいと思います。
 
青木篤志選手、本当にありがとうございました!
 

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■不思議とそこに「青木篤志がいた」大会

 
この日の大会全体を振り返ってみて、個人的に感じたのは、試合の随所に「青木篤志がいた」という事でした。
 
 

若手を通じて知る「コーチ・青木篤志

 
オープニングマッチの「田村男児&丸山敦vs青柳亮生&大森北斗」では、青木がコーチとして指導していた若手3選手が躍動しました。
 
思えば、今年1月にデビューした青柳と田村は、青木篤志が若手選手のデビュー戦を務めた最後の選手で。
大森北斗も、7月から開幕するJrタッグリーグ戦に、青木の代役としてエントリーされる事が発表済。
 
打点の高いドロップキックや、重いエルボーなど、一つひとつの技を見て、「これ、青木が教えてたんだろうなあ」とか思ったりしましたね…。
 

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この試合、唯一のベテランである丸山も、田村が大森に逆エビ固めを極めた場面で、場外から田村に「絞れ!絞れ!」と指示する場面も。
ここにはどこかグッと来るものが…。
 
 

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試合は大森北斗が田村から逆転勝利!
 

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若手のコーチ役も務めていた、青木篤志という存在を突然失った今、若手3選手の今後の活躍と飛躍を祈らずにはいられなかった、そんな試合でした。
 

盟友・鼓太郎の背中で知る「体格差に負けない勇敢さ」

第3試合で行われた「鈴木鼓太郎&野村直矢&崔領二vsギアニー・ヴァレッタ&ゼウス&ディラン・ジェイムス」。
 
この試合、4月の「チャンピオンカーニバルにエントリーされたヘビー級の選手が集う中、唯一Jrヘビー級の選手として入った鈴木鼓太郎の姿が印象的でした。
 

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試合中、鼓太郎がディラン・ジェイムスと向かい合う場面があったんですけど、私自身、この構図を見て、今年のチャンピオンカーニバル公式戦で行われた「青木vsディラン・ジェイムス」(4.25後楽園)を思い出しました。
 
 
 

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大柄な相手に対しても、小さな体格で戦況を切り拓こうとする鼓太郎の姿は、今年のチャンピオンカーニバルで活躍した青木の姿と重ねずにはいられなかったです。
 
鬼気迫るものを感じました…。
 

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アジアタッグ王座戦に重ねる「逆境に負けない強さ」

セミファイナルでは、「岩本煌史&ジェイク・リーvs菊田一美&河上隆一」によるアジアタッグ王座戦が行われました。
 

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今回は、5月の大日本プロレス横浜文体でアジアタッグ王座を流出させてしまった岩本&ジェイク…。
約1ヶ月半後に行われたホームの全日後楽園で、アジアタッグ王座奪還に臨む構図となりました。
 

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ホームとはいえ、試合前から外敵である河上と菊田に大きな声援が飛んでいた後楽園ホール。
 

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試合は、菊田&河上の「飛艶」が、時折ラフファイトを織り交ぜながら、挑戦者チームを圧倒していく内容に。
 

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5月のタイトルマッチの時に比べ、相手の嫌がる事を、嫌なタイミングで、かつ的確に遂行してくる連携面は、見ていて惚れ惚れするものがありました…。
 
 

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中々反撃の糸口を掴めない挑戦者チーム…。
 

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ジェイクと菊田の1vs1となった最終盤、掌底でジェイクを押し込む菊田!
 

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しかし、岩本がジェイクのピンチを救うように、「孤高の芸術」でカット!

 

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最後は岩本のアシストを活かし、ジェイクがバックドロップ一発で菊田から勝利!
 

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逆転勝利で、見事アジアタッグ王座奪還に成功したのでした。
 

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思えば、約3年前の2016年7月に行われた大日本プロレス両国国技館会で、前年(2015年)の秋から「ヤンキー二丁拳銃(木高イサミ&宮本裕向」の下に流出していたアジアタッグ王座を、アウェーの地で佐藤光留と共に奪還したのが青木篤志でした。
 
今回アジアタッグ奪還を果たした岩本も、つい先日まで、青木と世界Jrヘビー巡って争ってきたライバル関係にあった一人。
防衛戦の相手が大日勢だったことも、何かの巡り合わせを感じずにはいられませんでした。
 

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青木が佐藤らと守り続けてきたアジアタッグ王座をかけて、この4選手が素晴らしい試合を見せた事は本当に感動的でした…。
最高!
 

 ■「青木篤志の不在を感じた」メインイベント以降

 
セミファイナルまでの6試合は、青木篤志の存在を、どこか近くに感じられる内容でした。
 
 
一方で、メインイベント~追悼セレモニーは、青木篤志の不在や喪失を強く感じさせる内容に…。
 
彼の不在を最後まで信じたくなかったけど、受け入れざるを得ない悲しみは、やっぱり辛かったです…。
  

佐藤光留vs岡田佑介」~そこから何かが変わっていくだろう~

 
今大会のメインイベントを飾ったのは「佐藤光留vs岡田佑介の特別試合でした。
 

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本来ならば、「青木vs佐藤」の世界Jrヘビー級王座をかけた一戦が行われるはずだったこの日…。
青木に代わり、佐藤の対角線に立つことになったのは、Evolutionの若手選手・岡田佑介
 

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岡田のセコンドには諏訪魔佐藤光留のセコンドには石川修司ニュートラルコーナーにはスーパー・タイガーと、Evolutionの面々がリングの周囲に集い、試合を裁く和田京平レフェリーの服装は上下青色と、事実上の「青木篤志追悼試合」とも言える雰囲気に。
 

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試合は、岡田が終盤にコーナー上での攻防で意地を見せる場面などもありましたが、終始佐藤が岡田を押していく展開になりました。
 

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この試合に関して言うと、個人的には「佐藤と岡田、どちらにも勝ってほしい」と思って見ていた所があります。
今思うと、二人は試合の勝ち負けという部分だけでなく、メインに流れる独特の雰囲気とか、プレッシャーとか、そういうものとも戦っていたような気がします(私個人の感想ですが…)。
 

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二人が今出来ることを全力で見せた試合は、佐藤が腕ひしぎ十字固めで勝利!
 

 

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実力差を感じた試合、と言ってしまうのは容易いですが、岡田もデビューしてまだ約2年半。
 
佐藤が試合後のバックステージコメントで「(佐藤vs岡田のメインは)青木さんから貰ったと思ってるから。」と語り、岡田に対して次は俺たちの実力で上がって行こうという旨を述べていたのですけど、この二人の試合が、そう遠くない未来に、全日Jrの看板カードになってほしいなあ、と強く願わずにはいられなかったです。
 
そうなった時に、この試合の意味や深さが増すのではないかと、私は思いました。
 

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全日Jrの誓い~そこにある何かが伝えていくだろう~

 
試合後、佐藤は溢れる感情を抑えきれない状態でマイク…
 

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「青木さん!」と泣きながら叫ぶ佐藤の姿を見て、「青木篤志は本当に遠くへ行ってしまったんだ…」と張り裂けそうな気持ちになりました…。
 
 
試合後、佐藤が、防衛期限いっぱいの11月20日までベルトを持つことが決まった青木について触れ、「譲り受けてから、ベルトを輝かせ続けます」と誓った事も感動的でした。
 
 
青木の"返上"以降は、横一線の形で次期王者が決められるとは思いますが、個人的に、その決定戦のテッペンには、青木とライバルでもあった、佐藤光留岩本煌史の二人がいてほしいなあ、と願わずにはいられません。
 
 
メイン直後に行われた追悼セレモニーでは、10カウントゴング中に観客席から漏れ出た、すすり泣く声だったり、青木の名を叫ぶ声だったりで、余計に来るものがありました。
つらい、本当に悲しい…。
 

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■まとめ

 今大会の約1ヶ月前に決定した、「青木篤志vs佐藤光留の世界Jrヘビー戦。
 
これを見るため、私自身この日の仕事を休みにして、大会を楽しみにしていたのですけど、その直前で、青木篤志というレスラーの試合も、「変態自衛隊としての活躍も、もう二度と生で見る事は叶わなくなってしまいました…。
 

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でも、(陳腐な言い方になりますが)青木篤志が残したものは、間違いなく選手やファンの中に生き続けていくのではないかと、私は思うのです。
 
現に、平日夜の興行にもかかわらず、多くのお客さんが集まりましたし、後楽園ホール展示場に設置された献花台に供えられた多くの花や、追悼セレモニーでは多くの人が流した涙が、それを表していた気がするのです…。
 

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8.11後楽園で「青木篤志追悼大会」の開催が発表されましたが、今大会は、青木篤志を「思い出させる」大会だったと言えるのではないでしょうか?
 

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これからも言える事はただ一つ…。
 
私は全日本プロレスが好きだし、全日Jrの今後の活躍が楽しみです!
 
 
※今回の記事タイトルを考えた中で、思い浮かんだ曲です…。
 
 

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2019年5月の個人的ベストバウトについて

6月も半月以上を経過した今になって、「2019年5月の個人的ベストバウト」を紹介…
 
紹介するのに今更感はありますが、元号・令和最初の月となった5月のプロレスは、令和の時代もプロレスが熱くなることを予感させるものばかりでした!
 
プロレス、最高!
 

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葛西純vs藤田ミノル(5.2 FREEDOMS後楽園ホール

 
令和最初の後楽園ホールでのプロレス興行のメインは、今後のプロレス観戦経験の中でも、忘れられないくらいに興奮した試合になりました。
 
今でも体に熱狂の跡が染みついている程に、素晴らしい試合だったと私は感じています。
 
 
 
 

②T-Hawk vs近藤修司(5.3 WRESTLE-1後楽園ホール

 ゴールデンウイーク中盤に開催されたWRESTLE-1後楽園大会のメイン。
 
体格的に見て、互いにJrヘビーにカテゴライズされそうな二人ですが、そんな両者が、ヘビー級顔負けの肉弾戦を繰り広げ、会場中に重低音ストンピングを巻き起こす試合内容をしていた事が、鮮烈な印象として残っています。
 
勝ったT-Hawkは勿論のこと、負けた近藤も格も上がったような、そんな試合でした!
 

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潮崎豪&中嶋勝彦vs杉浦貴&KAZMA SAKAMOTO(5.4 NOAH後楽園ホール

 
満員の中で行われた「GLOBAL TAG LEAGUE」優勝決定戦。
4.29のタッグリーグ公式戦の再戦となりましたが、杉浦が容赦なく潮崎と中嶋に攻められまくる劣勢を耐え、逆転勝利した姿がめちゃめちゃ熱かったです。
 
KAZMAが終盤、獣神サンダー・ライガー直伝の掌底で勝利をアシストした所も痺れました!
 
 
 

④中津良太vs関根龍一(5.6 プロレスリングBASARA板橋グリーンホール

 ゴールデンウイーク最終日に開催されたBASARA板橋大会のメインイベント。
 
元タッグパートナー同士によるユニオンMAX王座戦は、選手や関係者が試合内容を大絶賛し、会場が興奮の坩堝と化していた素晴らしい一戦でした。
 
 
 
 

小波vsトニー・ストーム(5.6スターダム新木場1stRING

 
WWE NXT UK王者であるトニーと、今年の「シンデレラトーナメント」準優勝の小波によるスペシャルシングル。
試合時間は約9分間でしたが、互いにサブミッション主体の、時間以上に見応えある攻防を展開していたのが印象的でした!
 
小波、令和元年に来そうなレスラーの一人かもしれません…。
 

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⑥フランシスコ・ザヴィウェルvsチョコット・シタイナー(5.18 nkw武蔵野公園)

 
都心より少し離れた公園で開催された、「草プロレス」の団体・nkwの野外無料興行。
そんな大会でハードコアマッチは、リングに横付けされたトラックから、リングや場外に向かって飛び技が連発する、予想外の展開に!
 

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すぐ近くで親子連れが遊ぶ公園にぶち込まれる、非日常の雰囲気はたまらなく新鮮でした。
 

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⑦バンディードvsウィル・オスプレイ(5.23新日本プロレス後楽園ホール

 
BOSJ公式戦で実現したハイフライヤー同士による一戦ながら、空中戦以上に、両者の打撃や力技がJr離れしていた所が衝撃的でした(特にバンディード)。
 
試合に敗れたバンディードですが、この一戦で新日マットに刻んだ衝撃は、恐らく勝ち点2にも等しい(或いはそれ以上)と言えるのではないか、と私自身感じた一戦でした。
 

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⑧HIRO&OSAMU vsオーソチン・エイリース&ウヱノ=バラキ(5.26 CWP蕨レッスル武闘館

 
社会人プロレス団体「CWP」の大会で行われたタッグ王座戦
 
4人とも、社会人やりながらプロレスをしているとはとても思えないくらいに、プロの試合をしていた所がただただ圧巻でした。
 
やっぱりCWPは凄い…。
 

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ウィル・オスプレイvsロビー・イーグルス(5.26新日本プロレス幕張メッセ

 
BOSJ公式戦。
 
ロビー・イーグルスにとって、今後日本でターニングポイントになっていきそうな試合だったように感じました。
 
終盤、エル・ファンタズモの介入はありましたが、それによって、勝敗や流れが大きく変わることも無かったと感じましたし、オスプレイに勝った」以上のインパクトを残したように思います。
 

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小川良成&鈴木鼓太郎vsHAYATA&YO-HEY(5.28NOAH後楽園ホール

 
5月の前橋大会において、YO-HEYが小川&鈴木鼓太郎のいるスティンガーを離脱⇒RATEL'S再加入となった直後に行われた、「GLOBAL Jr TAG LEAGUE」開幕戦。
 
入院⇒手術からこの日が復帰戦となったYO-HEYに対し、小川と鼓太郎がYO-HEYの腹部を集中的に攻める展開に…。
今年3月に行われた、横浜文体でのJrタッグ戦におけるHAYATAへの攻め同様、裏切り者への制裁という色が濃かったですね…。
 
今思うと、スティンガー⇒RATEL'Sに戻ったYO-HEYの唐突さを、キッチリ因縁として回収する意味でも、このカードが組まれた意義は大きかったように思います。
 
大原はじめが、タッグリーグ開幕前の「速報!バトルメン」で、小川&鼓太郎を「サディスティックな攻めをする」と称していましたが、まさにその言葉通りの試合!
 
観客が、自然とYO-HEYHAYATAを応援するような、小川&鼓太郎の試合運びに感動しか無かったです。
 

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