レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

WITHOUT ONION~2021.1.31 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

2021.1.31に、プロレスリング・ノア後楽園ホール大会を観戦してきました。

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 
2.12に行われる日本武道館大会に向け、幕を開けた1月シリーズ・『HIGHER GROUND』。
 
 
後楽園、横浜、大阪と、各地でGHC王座戦が行われたシリーズの最終戦は、武道館で行われる主要決定カードの前哨戦が中心に。
 

 

 
今回は、日本武道館前最後となった、1.31後楽園ホール大会の観戦記になります!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012029j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210013004j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015420j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022222j:plain

 
 

大会概要

今大会を一言で表すならば、ズバリ、『ノア日本武道館を100倍楽しむスペシャル』!
 
この日行われた前哨戦は、どの試合も、武道館に向けた期待値や楽しみを増す好内容ばかり!。
 
タイトルマッチ本番に比べ、1人あたりの出場機会が限られてくる前哨戦でも、短時間のマッチアップで、各選手が本番に向けた爪痕をガッツリ残す…!
本当に素晴らしかったです。
 
 
また、メインの6人タッグマッチ前の煽りVTRでは、「ゲキアツポイント」と銘打ち、武道館で行われる3試合(GHCヘビー、GHC Jrヘビー、丸藤&秋山vs稲村&清宮)のポイントを解説するなど、初めてノアを見る方にも分かりやすく紹介。
 

 

こういうの、良き!
 
そんな今大会を、当日のマイツイートと写真でプレイバック!
 
オープニングを飾ったのは、『矢野安崇&宮脇純太&岡田欣也 vs仁王&覇王&タダスケ』の6人タッグマッチ。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210010119j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210010221j:plain

 
若手選手が『金剛』Jrに挑んだ一戦でしたが、矢野がタダスケラリアットに沈み、勝負あり…。
強烈!!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210010316j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210010803j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210011522j:plain

 

 
第2試合は、『YO-HEY&谷口周平&モハメド・ヨネvs稲村愛輝&稲葉大樹&小垰篤司』。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210011617j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210011648j:plain

 
武道館では、清宮海斗と組んで丸藤正道&秋山準に挑む稲村。
この日は、ベテランの谷口やヨネを相手に果敢な攻めを見せていきます。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210011728j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210011823j:plain

 
相手のパワーに押される場面こそあれど、終盤のヨネとの一騎打ちでも引かなかった稲村!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210011917j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210011945j:plain

 
最後は無双で、ヨネから完璧な3カウントを奪取!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012029j:plain

 
この1勝は大きすぎる!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012231j:plain

 

 
第3試合の『杉浦貴&ケンドー・カシンvs中嶋勝彦&マサ北宮』では、中嶋と北宮の『ジ・アグレッション』が久しぶりに始動!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012337j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012418j:plain

 
中嶋と北宮の狙いは…、現GHCタッグ王者の杉浦貴!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012517j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012547j:plain

 
杉浦が出てきたタイミングで、ここぞとばかりに2vs1の優位な状況を作るなど、王者の首を掻っ切らんとする緻密な戦法!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012624j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012655j:plain

 
杉浦とカシンを上手い事分断しながら、試合を進めていきました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012757j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012847j:plain

 
最後は、マサ北宮がサイトースープレックスで、杉浦から直接勝利!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210012920j:plain

 
試合後、杉浦を踏みつけながら睨みをきかせた北宮は、タッグ王座への挑戦を表明
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210013004j:plain

 

 

今回の日本武道館大会で、唯一防衛戦が決まっていなかったGHCタッグ王座…。
 
双方のこれまでの因縁から、前哨戦無しでも十分魅せられると思っていたので、「日本武道館で防衛戦かな?」と私は見ていましたが、意外にも、決戦の地は3.7横浜武道館!
 

 

日本武道館は、前哨戦も兼ねた「『金剛』vs『杉浦軍』」の12人タッグマッチに決定。
まあ、楽しみが後に増えた、ということで!
 

 

第4試合からの後半戦は、武道館のタイトルマッチ前哨戦に突入!
 
まずは、GHCJrタッグ王座戦・『HAYATA&小川良成vs鈴木鼓太郎&日高郁人』の前哨戦となった、『HAYATA&小川良成&進祐哉vs鈴木鼓太郎&日高郁人&NOSAWA論外』から!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210013859j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210013942j:plain

 
王者である『STINGER』の入場を待たずして、奇襲を仕掛けてきた挑戦者サイド。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014025j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210024141j:plain

 
ベテラン中心ということもあり、前哨戦抜きにして安定感抜群な試合運び!
この6人タッグマッチ、以前の『RATEL'S』vs 『STINGER』のような名物にしてほしい…(懇願)。
 
試合は、挑戦者チームの鈴木鼓太郎が、王者チームのHAYATAからへデックで直接3カウントを奪われる結果に…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014140j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014228j:plain

 
本番はどうなるか…!?
 
 

『拳王&征矢学vs船木誠勝&田中将斗

 セミファイナルでは、GHCナショナル王座戦・『拳王vs船木誠勝』の前哨戦として、『拳王&征矢学vs船木誠勝&田中将斗』が実現!

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014308j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210210014339j:plain

 
拳王と船木の先発で始まった、最初で最後の前哨戦。
タッグマッチながら、互いに1度も交代する事なく5分以上が経過する、異例の事態…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014415j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014542j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014450j:plain

 
それでも、この約5分間が濃密そのもの!
 

 

 田中と征矢、拳王と田中、征矢と船木のマッチアップも刺激MAX!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014629j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014730j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210210014758j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210210014832j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210014936j:plain

 
 終盤は拳王と船木の一騎打ちとなりましたが、ここで船木がハイブリッドブラスター!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015021j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015107j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015137j:plain

 

更に、ここから間髪入れずにスリーパーホールド!

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015420j:plain

 

仕上げ、胴締め式スリーパーホールド!

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015458j:plain

 

これ以上ないオーバーキルで、レフェリーもたまらず試合をストップ!

 

 

 勝った瞬間の船木は、どこか笑みも漂わせる、この表情。
こ、こわい…!!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015537j:plain

 

ただ、この試合で本番当日がめちゃめちゃ楽しみになったのは間違いなし!

最強は、どっちだ…!?

 

『吉岡世起&丸藤正道&武藤敬司vs原田大輔&清宮海斗&潮崎豪

武道館ビッグマッチ前、最後となる大会のメインを飾ったのは、『吉岡世起&丸藤正道&武藤敬司vs原田大輔&清宮海斗&潮崎豪』の6人タッグマッチ!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020026j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020105j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020139j:plain

 
潮崎豪vs武藤敬司』、『原田大輔vs吉岡世起』の各タイトル戦に、『丸藤正道&秋山準vs稲村愛輝&清宮海斗スペシャルタッグマッチも加わる、トリプル前哨戦が実現!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210015934j:plain

 
先発は潮崎と武藤。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020320j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020355j:plain

 
武道館メインを飾る、GHCヘビー王座戦の両雄激突で幕を開けた試合は、その後、清宮と丸藤にチェンジ。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020620j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020702j:plain

 
最後に、吉岡と原田が登場したのですが、まあ、この2人が凄かった!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020831j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210020937j:plain

 
この豪華な面子が揃う中で、一際大きな存在感を放ち、試合の核となって、中盤まで試合を牽引していたのが、この2人だったので!
 

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021020j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021056j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022801j:plain

 
個人的に、今大会のMVP!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021427j:plain

 
序盤のマッチアップ以降、出番が無かった潮崎と武藤も、試合中盤に差し掛かったタイミングで、再び激突!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021320j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021515j:plain

 
しかし、ここでターニングポイントとなる出来事が…。
武藤に雪崩式の一発を決めようとコーナーに登った潮崎でしたが、ここで武藤がドラゴンスクリュー!!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021802j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021854j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210021939j:plain

 
潮崎の脚を攻める流れに、丸藤と吉岡も加勢!
このアジャストしてくる感じが、中々にエグい…!

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022102j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022149j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022222j:plain

 
脚4の字固めは、何とか自力で脱出する事に成功しましたが、そこから更に、非情なる脚攻め!

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022258j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022329j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022405j:plain

 
ウルフパックポーズを決めながら、脚4の字を極める武藤を前に、流石の潮崎もたまらずギブアップ…。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022437j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022556j:plain

 

 

 1.4で敗戦を喫した倍返しと言わんばかりのフィニッシュで、武藤が最終前哨戦に勝利!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022629j:plain

 
試合後は、勝った武藤もマイク無しで退場。
 
でも、この壮絶な内容を前にしたら、もう言葉は要らない。
それくらい、凄まじい試合でした!
 

 

 

まとめ

日本武道館前最後となった、今回の後楽園ホール大会。
 
(直接勝敗がついていないJrヘビーを除くと、)ヘビー、ナショナル、タッグの各王者が直接敗戦を喫する、波乱の展開に。
唯一、王者側が勝利したJrタッグの前哨戦も、挑戦者から直接勝利。
 
(何となくですが、)良い意味で前哨戦感が無かったのは、パートナーが決められがちなベタな光景が、そこには無かったからでしょうか…?
 
 でも、そこが良き!
 
メイン終了後、敗れた潮崎は、ベルトを見つめて退場…。
しかし、王者に送られた鳴り止まぬ拍手は、激励のようにも聞こえた訳で。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210210022711j:plain

 
そんなこんなで、遂に!いよいよ!日本武道館
 

 

 

平日夕方早めの時間ではありますが、ABEMAでは無料放送とPPVも決定!
 
PPVでしか見られない第1部の4試合も、岡田欣也のシングルマッチに、大原はじめの復帰戦、田中将斗望月成晃の参戦、『杉浦軍』vs『金剛』と、見所盛り沢山!
 
この感動を、現地で、中継で、体感しましょう!!
 

ナノ・セカンド~2021.1.10 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

2021.1.10に、後楽園ホールで行われたプロレスリング・ノアの大会を観戦してきました。

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 
2.12・日本武道館大会を控えるノアにとって、この日は1月シリーズ・『HIGHER GROUND』開幕戦!
 
全4大会で構成されたシリーズ期間中は、最終戦(1.31後楽園)を除き、後楽園、横浜、大阪の各地でGHC王座戦が実現するなど、日本武道館に向けて加速していくNOAH。
 
今回は、そんなシリーズ開幕戦となった、後楽園ホール大会の観戦記になります!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208040840j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041512j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042758j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208061953j:plain

 
もう此処には
良いも悪いも無い 正解も不正解も無い
ただひたすらに 心は揺るぎはしない

容易く叶う夢は 叶わぬ夢の次に悲しい
未踏の地へ 誘え

Just do it! Keep your head up!

ならマボロシのままで終わって行って
良いわけないだろう
本気は痛みを厭わない Ride on...
立ちはだかる物を 木っ端みじん

to be or not to be
UVERworld - 『ナノ・セカンド』

 

www.youtube.com

 
 

大会概要

シリーズ開幕戦となったこの日は、セミファイナルのGHCJrヘビー級王座戦メインの新春8人タッグマッチを中心に、全6試合というラインナップ。
 
この日の大会は面白かったのですけれど、私のタブレットが壊れてしまったこともあって、観戦中は現地でツイートできず…(笑)。
 
個人的アクシデントはありましたが、カメラは問題なかったので、写真で振り返りつつ雑感をば…。
 
第1試合では、YO-HEY&吉岡世起が、矢野安崇&藤村加偉の若手2人と対戦。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207061623j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210207061803j:plain

 
若手に胸を貸すYO-HEY、好きです。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207074648j:plain

 
あと、吉岡と矢野のマッチアップも素晴らしかった。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207085133j:plain

 
吉岡のフィニッシャーが強烈…!!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207085538j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210207085801j:plain

 
第2試合の「モハメド・ヨネ&谷口周平vs稲村愛輝&岡田欣也」では、若手2人がベテラン相手に果敢に勝負を挑んでいったものの、最後は谷口がワイバーンキャッチで岡田から勝利。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207090158j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207090244j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210207090927j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210207091133j:plain

 
久々にワイバーンキャッチを見たかも知れない…。
 
ヨネ&谷口は、タッグ本格始動2戦目で初白星となりました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207091410j:plain

 
第3試合では、1.4後楽園大会で登場した日高郁人が、NOSAWA論外鈴木鼓太郎と組んで登場!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207091650j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207092319j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210207092756j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210207092849j:plain

 
この試合、対角線にいた宮脇純太の動きがノリにノっている印象を受けました
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210207092954j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208040719j:plain

 
しかし、宮脇の勢いを躱しつつ、一瞬で決めるベテラン勢も圧巻!
 
論外が宮脇に金的攻撃⇒日高がショーンキャプチャー!!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208040809j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208040840j:plain

 
ノアJrに戦争を仕掛けに来た男が、挨拶代わりのフィニッシャーで、まずは白星発進。
鼓太郎と論外と組む姿、かなり似合ってました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208040917j:plain

 
第4試合では、『金剛』Jr vs『STINGER』の6人タッグマッチが実現。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208040953j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041030j:plain

 
1.16横浜ラジアントホールで行われるGHC Jrタッグ王座戦・「HAYATA&小川良成vs覇王&仁王」の、最初で最後となった前哨戦。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041244j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041338j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041433j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041512j:plain

 
制したのは、仁王!
十字架固めで王者・HAYATAから直接勝利!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041619j:plain

 
1.4に続き、挑戦者チームが連勝する形で、タイトルマッチ本番へ突入する事に。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041723j:plain

 
この試合、タイトルマッチに絡んでいない進裕哉の動きにも、素晴らしいものがありました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208041825j:plain

鼓太郎が抜けても『STINGER』が戦力ダウンに至っていないのは、この人の実力の高さに他ならないかと。
 
アシストしつつ、要所で的確に極めてくる仕事人、好きです!
 

原田大輔vs大原はじめ』

セミファイナルは、『原田大輔vs大原はじめ』のGHC Jrヘビー級王座戦
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042008j:plain

 
私自身、この試合を見たいがために、当初の観戦予定を変更して、予定を調整した程。
それくらい、「この2人なら面白くなる」という絶対的確信を持ってBET出来る、この信頼感!
 
挑戦者の大原は、この日より、入場曲を『FLOWER』からオリジナル曲に一新!
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042301j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042342j:plain

 
一方の原田も、前年より目まぐるしいユニット再編が続いていたNOAHのJr戦線を、「あるべき所に戻す」と気合十分。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042425j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042520j:plain

 
互いの覚悟が交錯する中スタートした一戦は、大原が得意の腰攻めで主導権を握る展開に。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042652j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042758j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042723j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042857j:plain

 
対する原田も、大原や観客の意表を突く攻めを挟みながら、流れを掴もうとしていた印象。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208043105j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208043224j:plain

 
特に、序盤で大原が場外に出た時なんかは、その最たる例だったかと。
 
リング上で原田を静止する西永レフェリーの上を、原田は何とジャンプで飛び越え、場外の大原に蹴り!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208042943j:plain

 

これは誰も予想できない!
 
終盤は、一進一退のシーソーゲーム!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208043343j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208043512j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208043610j:plain

 
戦前の期待を大きく上回る、至高の一戦を制したのは、原田大輔
 
片山ジャーマンスープレックスは返されるも、そこからローリングクレイドルの如く回り込んで決めた、片山ジャーマンホールドは大原も返せず、3カウント!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208043811j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208043908j:plain

 
武道館前の大一番を制した原田が、見事V2!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208044307j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210208043943j:plain

次期挑戦者に名乗りを上げたのは、吉岡世起!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208044507j:plain

決戦の舞台は、2.12日本武道館
確か、2人とも初武道館だったはずなので、そこでタイトルマッチというのはエモい!
 
一方、両者のマイクアピールの最中、顔を覆い隠す大原の姿が、残酷すぎるほどのコントラスト…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208044612j:plain

私、大原がベルト獲るまで生きないとな…。
それを強く思わせた試合内容でした。
 

 

 

潮崎豪&丸藤正道&杉浦貴&清宮海斗vs拳王&中嶋勝彦&マサ北宮&征矢学』

この日のメインを飾ったのは、「NOAH vs『金剛』」と銘打たれた、新春スペシャルタッグマッチ!
 
GHCヘビー王者・潮崎豪、成長著しい清宮海斗、『杉浦軍』のリーダー・杉浦貴、『M's alliance』の丸藤正道と、4選手がユニット間の垣根を超えて集結!
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208050538j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208050612j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210208050640j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208050748j:plain

迎え撃つ『金剛』も、拳王、マサ北宮、中嶋勝彦征矢学のヘビー級選手をフルラインナップ!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208044728j:plain

 
武道館の前哨戦というよりは、単純に「新年早々、凄い試合を見ようぜ!」みたいな、大出血お年玉セール!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208051259j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208051622j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208051739j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208051824j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210208051901j:plain

こうして写真で振り返ると、赤コーナー側の布陣、向こう2~3年位は見れないんじゃなかろうかというレベルで豪華ですね…。
 

 

その後は、時間の経過を忘れてしまう程の激闘が展開。

各人のマッチアップが刺激的で、見ていて飽きが一切無し!

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208052107j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208052152j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208052235j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208052511j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208052610j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208052700j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208052840j:plain

終盤は、各選手入り乱れながらも、清宮と拳王に勝負の行方が託されます。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054017j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054142j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054418j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054514j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054605j:plain

 
勝ったのは、拳王!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054659j:plain

清宮からP.F.S.でピンフォール
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054730j:plain

30分越えの激闘を制し、メインのマイクへ…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054916j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208054950j:plain

 

拳王「おい、てめえら、クソヤロー共。このような、不安な世の中の中、今日、ここ後楽園ホールに来てくれてどうもありがとう。」
 
「本当に、先の見えない不安な世の中だよな?緊急事態宣言も再び出されて…。緊急事態宣言…。俺の夢、そして、てめえらクソヤロー共の夢も、緊急事態だよな?」
 
「ずっとずっと願ってて、夢に夢としてずっと思ってて、漸く叶った日本武道館。てめえら、緊急事態だけどな、必ず行くぞ!必ず連れて行くぞ!」
 
「いいか、おい!今日もな、こんな時に来てくれたけどな。てめえら、そして、俺たちが、一つひとつ感染対策をすればな、おい。俺たちの夢、てめえらの夢、夢って何だったっけ!?願えば!叶うもんだろ!」
 
「来月、日本武道館、必ず行くからな!てめえら、今日はな、こんな時に来てくれてありがとう。プロレスリング・ノアは歩みを止めないからな!生きたプロレスを届けるからな!お前ら、見捨てずに、俺についてきてくれ!」

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208055206j:plain

 
最後は四方を指さしながら、「てめえら!クソヤロー共をな!必ず!武道館まで連れていくからな!」とマイク!
 
中継では、実況を務めていた市川勝也アナが「ついていきますとも!!」と叫んでいたのもエモかった!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208061953j:plain

(恐らく初出だった)2017年11月の後楽園ホール大会から、約3年3ヶ月…。
 

 

この当時、NOAHの日本武道館大会なんて、遠い遠い夢でした。
 
そこから、NOAH単独で10年振りに帰還する所まで来た訳で。
 
だからこそ、このマイクがストレートに沁みました!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208063841j:plain

 

まとめ

日本武道館大会に向けて動き出した、『HIGHER GROUND』開幕戦。
 
(この後の他団体にも言える事ですが、)緊急事態宣言が再び発令された直後という事もあり、日曜昼でも動員が目に見えて減った印象…。
それでも、試合内容は熱かったです!
 
(しかし、分かっちゃいたけれど、宣言ってエグいな…。)
 
大会後は、時間もあった&拳王のマイクに触発された事もあり、水道橋から、日本武道館のある九段下まで散歩…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210208064537j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210208064619j:plain

偶然にも『金剛』カラー!!!
 
ここにNOAHが戻るんですね…。
いやあ、胸熱!!!
 
日本武道館大会に向けて、楽しみが深まった一日。
 
シリーズは横浜、大阪を経て、舞台は再び後楽園ホールへ。
日本武道館の最終前哨戦に突入していくのでした…。
 
(終)
 

光の方へ~2021.1.4 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

2021.1.4の夜に、後楽園ホールでプロレスリング・ノアを観戦してきました。

 
2.12に、団体としては10年ぶりの日本武道館大会を控えるノアの、2021年最初の大会!
 
この日は「全カード、入場曲で当日発表」という、前年の1.5同様の形式に。
 
 
サプライズ要素の強い大会ではありましたが、年始から色々と凄かった!
 
今回は、新日・東京ドーム大会の真裏で行われた、「ノアのイッテンヨン」の観戦記になります!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235021j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235250j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235726j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204011600j:plain

 
しも太陽が昇ったら
街の名前を覚えたら
みんなで手を繋げたら
本当に笑っているのかな

たとえ太陽が昇っても
最短ルートを覚えても
みんなパレードに夢中でも
心が求める光の方へ
『光の方へ』 - 鈴木愛理×赤い公園
 
 
 

大会概要

「全カード当日発表」となった今大会は、結果的に全9試合というラインナップに。

 
1大会のカード数としては、2020年7月の有観客興行再開以降、恐らく最多かと(2020.11.22横浜武道館大会で8試合)。
 
 
前回(2020.1.5後楽園)は、「試合内容を固めてきた1.4の対になるような形で、サプライズを惜しげなく大放出する」という、何とも凄まじい内容でしたが、今年は「タイトル戦線に向けた新展開」に比重を置く大会だったように感じました。
 
6秒で決着した、「井上雅央vs藤田和之のようなサプライズもバッチリ用意されていましたけれど(笑)。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203234003j:plain

 
そんな今大会で、私自身印象に残った試合の一つが、「岡田欣也vs西村修」でした。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204002836j:plain

 
2020年頃より、腕攻め、脚攻め、丸め込みを多用するようになった岡田にとって、西村のようなタイプは、正に『教材』だったと思うんですけれど、そんな西村相手に一切引かず、攻めの姿勢を崩さなかった事は、本当に良かった!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204002936j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204003044j:plain

 
ぶっちゃけ西村の試合って、対戦相手が西村の土俵に入っていく印象が強かっただけに、そういうのに構わずガンガン向かっていく岡田の姿が、とても逞しく思えたり…。
 
敗れはしたものの、岡田の成長をまた一段と感じさせられる試合になりました!
 

 

主な出来事のまとめ

今大会で起きた主なサプライズを、私なりに纏めてみました…。
 
・仁王&覇王が「GHC Jrタッグ王座」、村上和成が「GHCナショナル王座」に、それぞれ挑戦する事が決定。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203234842j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203234304j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203234922j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235021j:plain

 
防衛戦は、武道館前の1月シリーズ・『HIGHER GROUND』で実現!
 
Jrタッグは横浜、ナショナルは大阪と、後楽園ホール以外の2大会で組まれたのも、武道館への流れを各地へ拡げる為だったのかなあ、なんて思ったり。
 
 
日高郁人(ショーンキャプチャー)の電撃参戦。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235156j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235250j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235425j:plain

 
NOSAWA論外が前年末より連れてきた、マスクマンa.k.a.「バイトの兄ちゃん(by論外)」。
 
セミファイナルで組まれた「鈴木鼓太郎vs小川良成」の一戦が、論外らの乱入により、鼓太郎の反則負けに終わると、『STINGER』の面々によって明かされたマスクマンの正体は、何と日高郁人
 
「この3人で、NOAH Jrに戦争を仕掛けていくから!」
 
(7:44~)
 
これは大変なことになった…。
てっきり、全日本プロレスを主戦場にするものだと思っていたので、これは嬉しい!
 
 
・『M's alliance』に新メンバー・田中将斗(プロレスリンZERO1が加入。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235726j:plain

 
前年末に『杉浦軍』のXとして、予想に挙げる声も多かった田中将斗が、まさかの『M's alliance』電撃加入!
 
詳細は後述!
 
 
馳浩の参戦。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204002037j:plain

 
今大会一番のサプライズは、やはり馳浩の参戦に尽きるかと!
 
詳細は後述しますが、本当に凄かった…。
 
 

前哨戦を兼ねつつ、サプライズが光ったメインイベント

メインイベントは、2.12日本武道館大会で行われるGHCヘビー級王座戦・「潮崎豪vs武藤敬司」の前哨戦!
 
この時点で残っていた、丸藤正道武藤敬司清宮海斗潮崎豪の4選手は確定と踏んで見ていましたが、こうなると、2020.7.18後楽園大会のメインと同じカードに…。
 
 
 
しかし、ここにスパイスが加わる所が、「全カード当日発表」の妙!
 
まずは、丸藤、武藤の入場後に、ZERO1で聞き慣れた入場曲が流れると、登場してきたのは…、田中将斗
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204004611j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204004705j:plain

 
『M's alliance』のTシャツを着用して入場すると、リング上でユニットの決めポーズでもある"M"を披露!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210203235726j:plain

 
杉浦貴と『弾丸ヤンキース』でタッグを組んだ田中将斗が、ユニット電撃加入の波乱!
これにはビビりました…。
 
一方、潮崎、清宮のパートナーも凄かった!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204005219j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204005338j:plain

 
この日、一番最後に登場したのは、現職の国会議員である馳浩
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204002037j:plain

 
リング上の5選手と比較しても、遜色ない身体の仕上がり方。
これにもビビりました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204005427j:plain

 
この日最大のサプライズ!
 
豪華絢爛となったメインイベントは、武道館の前哨戦を軸にしつつ、サプライズ参戦の田中将斗馳浩が各選手と絡んでいくシーンを楽しむ、夢のような内容に。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204005552j:plain

 
序盤で実現した丸藤と馳浩のマッチアップでは、「パーフェクトキーロック」を使う丸藤に、馳がキーロックをかける場面も見られました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204005631j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204005740j:plain

 
丸藤が手玉に取られているシーンは、見ているだけで、とても不思議な感覚に陥りました…。
 
この日の馳は、田中将斗ジャイアントスイングでブン回したり、清宮を呼んで脚攻めの競演を果たしたり、とにかく元気!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010428j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010232j:plain

 
本当に議員と両立してる事実が信じられないレベルでした(笑)。
 
中盤では、田中将斗清宮海斗によるエルボーの応酬も!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010323j:plain

 
2017年〜2018年末にかけてノアで勃発した世代間闘争の際に、双方ギリギリ接点があったような記憶(朧げ…)ですが、こうやってガッツリ絡む姿は新鮮!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010126j:plain

 
この6選手が集結すると、試合はあっという間(笑)。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010607j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010701j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010737j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010809j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010858j:plain

 
この一戦を制したのは、潮崎豪でした…!
 
挑戦者である武藤敬司から、ムーンサルトプレスで見事勝利!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204010950j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204011023j:plain

 
私自身、武藤敬司が負ける姿って記憶に無かったので、前哨戦とはいえ、これは意外な結果でした。
もしかして、2015年にWRESTLE-1でKAIに敗れて、シングル王座を落とした時以来ですか…??(間違ってたらすいません。)
 
試合後は、勝利した3選手によるマイクリレーが実現!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204011346j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204011418j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210204011457j:plain

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204011600j:plain

 
退場時には、馳が、この日のABEMAゲスト解説だった山田邦子グータッチを交わす一幕も!
 
 
感動!
 

まとめ

新年早々、濃い内容で幕を開けた、2021年のプロレスリング・ノア
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210204012737j:plain

 
前年の1.5に比べてしまうと、サプライズの面で弱さを感じた部分はありましたが、大会後の大団円は、新年1発目に相応しい光景!
何だかんだで、満足度は高かったです。
 
この1.4を終え、1.10からは、日本武道館大会前最後のシリーズ・『HIGHER GROUND』がスタート!
 
ビッグマッチに向けた1ヶ月が、本格始動する事になりました…。
 

また始まるために~2021.1.27 P.P.P.新木場1stRING大会観戦記~

2021.1.27に、新木場1stRINGで行われた、『P.P.P.』の興行を観戦してきました。

 
プロレスラー・三富政行が2019年に立ち上げた『P.P.P.』は、新宿FACEを中心に年3〜4回ペースで興行を開催。
 
この日行われた2021年最初の興行は、団体の新木場1stRING初進出でもありました。
 
組まれた全5試合は、どれも面白い内容だったのですけれど、そんな今大会のメインを飾ったのは、「三富政行vs大谷譲二」シングルマッチでした。
 
プロレスリングHEAT-UP所属だった2019年11月、東京都青少年健全育成条例違反の疑いにより逮捕された大谷譲二(※その後不起訴処分に)。
 
 
団体からは3ヶ月の謹慎処分が課され、処分終了後、大谷が道場で練習する様子が公式Twitterでアップされていましたが、2020年10月末を以ってHEAT-UPを退団…。
 
 
 
それから約2ヶ月後、『P.P.P.』のリングで約1年3ヶ月振りに復帰する事が発表!
この日のメインが、大谷の復帰戦でした。
 
今回は、そんな『P.P.P.』新木場大会の観戦記になります。
メインのワンマッチレビューに近い形ではありますが、個人的に、色々語りたいやつだったので、何卒…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202112937j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113857j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202115502j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202124822j:plain

 
汗は流れて頬をつたう どこまで続けるのだろう
見て見ぬふりでかまわない 人はそれを咎めないだろう

きみが伸ばした手は空にとどいて
朝の光を連れて
世界のどこかでは喜びに溢れ
それは本当かい
それは本当かい
GRAPEVINE - 『また始まるために』

 

 

大会概要

メイン前の全4試合は、団体の特色でもある『バブル』の色香が前面に打ち出された内容に。
 
「マッチョ軍団」や「PPPガールズ」達が、選手の入場シーンに華を添える姿は、まさにインスタ映え!!
 

 

 

 

 

セミファイナルのように、TRF安室奈美恵など、90年代のユーロビートナンバーを流しながら試合が進行していく試合も新鮮そのもの!
 
ダブプロレスがこのスタイルでやっていますけど、流す曲が変わるだけで、雰囲気が大分変わるんだなあ、と実感。
 
以下は、当日のツイート+写真でプレイバックしていければ…。

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202105523j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202105603j:plain

 

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202105636j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202105727j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202105818j:plain

 

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202105856j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202105939j:plain

 

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202110007j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202110122j:plain

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202110235j:plain

 

 

三富政行vs大谷譲二

Prologue

2019年11月23日。

雨が降る曇天模様の空の下、私は昼からプロレスリングHEAT-UPを観戦する為、王子ベースメントモンスターに足を運んでいました。

 

お目当ては、団体のシングルリーグ・『灼熱王』の開幕戦。

にもかかわらず、大会開始前の会場内は、どこか重苦しく、緊張を帯びた雰囲気だった事を今でも覚えています。

 

何故なら、大谷譲二の謝罪挨拶があったから。

 

大会前、団体の代表を務めるTAMURAと共に、スーツ姿でリングに現れた大谷譲二。

 

 

謝罪する大谷に対する、観客からの反応も様々…。

 

「頭丸めろよ!」

 

「譲二のバカヤロー!」

 

「恩知らず!」

 

「待ってるよ!」

 

キッツい言葉も飛ぶ、異様な光景ではありましたが、ただのアンチではなく、チケットを買って会場に来た観客からの思い。

 

 

 

 

観客も、大谷に対して持つ思いは熱かった訳です。

 

 

その後、警察から不起訴処分となった事を受け、翌12月に団体からも処分内容が発表。

 

大谷譲二逮捕報道について(12月2日更新) | プロレスリングHEAT-UPオフィシャルサイト

 

・保持していたタッグ王座の剥奪。

 

・謹慎3ヶ月

 

この間、2020年2月に行われた『Bar045興行』で、CIMAがTAMURAに対して伝言を残した事もあったり(懐かしい)。

 

 

 

謹慎処分自体は、翌年の2020年春に明けた訳ですが、処分が明けた同時期に、日本国内で新型コロナウイルスが猛威を振るう社会情勢…。

 

経済活動に大打撃を与えたコロナの影響は、プロレス界にとっても例外ではなく、HEAT-UPも予定していた興行を中止する事態に。

 

2020年4月の緊急事態宣言発令後、HEAT-UPはYou Tubeでの配信主体に切り替えた事もあり、年内に開催した有観客興行も僅か2大会(8月、12月)に減少。

 

練習の様子がTwitterでも伝えられていた大谷譲二でしたが、この年の10月末をもって、HEAT-UP退団が発表…。

 

大谷譲二選手、室田渓人選手退団のお知らせ | プロレスリングHEAT-UPオフィシャルサイト

 

個人的には、団体が観客入れて興行をできなくなってしまった事も大きかったのかなあ、とも思ったり…。

復帰戦云々の状況ではなくなってしまった感。

 

その後、動向が注目されていた中、2020年12月に発表された、大谷譲二の復帰戦。

 

battle-news.com

 

止まっていた針が、再び動き出すことになりました。

 

『プロレスラー・大谷譲二』を取り戻すボディランゲージ

そして、興行は注目のメインイベントへ…。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202112856j:plain

 

不祥事からの謹慎処分…。

復帰戦の音沙汰がないまま、『HEAT-UP』退団。

 

怪我ではない、1年以上のブランクを経ての復帰戦。

それまでの4試合と比べても、明らかに毛色の異なる一戦だったかと。

 

大会前のオープニングVTRや、試合前の煽りVTRでは、事件後に親戚や知人と会った時の気まずさ、バイト先を転々としていた事、コスチュームを全て捨てていた事を赤裸々に明かした大谷。

 

www.youtube.com

 

かつて、自信に満ち溢れていた復帰前の姿は、そこにはありませんでした。

完全に自信を喪失しきっていて、迷いを感じていることが、第三者からも明らかでしたから…。

 

欠場前と同じ入場曲で登場した際も、どこか所在無げな雰囲気…。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202124941j:plain

 

この日は「マスク完全着用に限り、声を出してもOK」というアナウンスがなされていた事もあり、会場からは「譲二!」、「お帰り!」と、大谷の姿を後押しするように声援が飛びます。
 
感極まる大谷。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202112816j:plain

 
リングコールを受ける姿も、どこか控えめ…。
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202125035j:plain

 
「どんな顔を向き合えばいいか分からない者同士が、久しぶりにリングで対峙したら、それが"本当の顔"なんじゃないか。」
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202112937j:plain

 
VTRで三富が語った一節を体現するかのように、序盤は組み合いで互いの動きを探る展開に。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113005j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113049j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113201j:plain

 
不思議なもので、この一連の探り合いが、私には三富と大谷が『会話』しているようにしか見えなかったんですよね。
互いに言葉を交わしていないにもかかわらず。
 
アームホイップの応酬なんか、特に!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113322j:plain

 
この辺りからでしたかね。
大谷の動きにある変化が見られます…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113408j:plain

 
段々と、試合の中で「プロレスラー・大谷譲二」の姿を取り戻していくんですよね。
 
試合開始直後まで、リングに向かって歩く姿や、リングアナのコールを受けたりする姿に、明らかな迷いや自信の無さが伺えた彼が…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113511j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113638j:plain

 
序盤のチョップが復帰前より弱くなっていて、動きもぎこちなかった彼が…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113604j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210202113726j:plain


学生プロレス時代の先輩との『会話』を通じて、徐々に復帰前の姿へとトランスフォーム!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202113857j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202114204j:plain

 
まるで、萎れていた花に水が与えられ、再び花を咲かせるかのような…!
 
 「プロレスするぞ!大谷!」
 
 中盤、倒れた大谷に三富が檄!
これに応えるかのごとく、大谷もエルボー合戦で、強烈な一撃をお見舞い!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202114334j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202114409j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202114516j:plain

 
この時点で、復帰前とほぼ変わらない所まで、エルボーの強さが戻っていたのが凄い!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202114711j:plain

 
ソルティースプラッシュを決めようとする三富の足に、文字通り喰らいつく姿なんて、オープニングの時からは想像も出来なかったですから!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202114955j:plain

 
ファルコンアローも見事に成功!
3カウント取れそうな一発でしたが、三富も肩を上げます。
 
最終盤のエルボー合戦では、両者この表情。
三富との『会話』を通じて、大谷に迷いはもう、無かった!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202115423j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202115502j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202115619j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202120404j:plain

 
大谷も強烈なエルボーで三富を追い詰めたものの、最後は三富のソルティースプラッシュが決まり、3カウント。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202122540j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210202122659j:plain

 

 

試合後、勝利した三富がマイクを握り、大谷にこう語りかけます…。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202122927j:plain

 

 

 

三富からマイクを渡された大谷は、復帰後初となる客前でのコメント。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202123155j:plain

 

 

 

その後は、三富からリング上で『P.P.P.』入団オファーが飛び出したり、サプライズで登場したウエザイルが大谷に熱いエールを送ったりと、熱い場面も。

 

 

 

 

ウエザイル「某竹芝の道場でワシが管理人やってた時、彼はまだ学生でした。そん時は大谷譲二じゃない。ギャル男コレクションAGという名前で学生プロレスやってました。その時からの付き合いです。一生懸命練習来てました。いい若者だと思ってました。」

 

「そして、あのハードな事件が起こって、ハードなヨカタに、ハードな誹謗中傷受けてました。彼はきっと、ワシと会ってない時もハードな生活を送っていたと思います。そして今日、さっきワシも見せてもらってました。PPP総帥みとやんと、たいへん熱い試合、やってくれてましたね。」

 

「謹慎中、彼はきっと思う所沢山あったと思います。悲しい、見たくないようなメッセージも沢山もらったと思います。それをして、改めて、このリングに、上がってきました。そしてあんないい試合見せてもらいました。」

 

「お客さんの中には、腹に一物ある人もまだいるかもしれない。胸につかえがある人もまだいるかもしれない。喉のここまで出かかってる人もまだいるかもしれない。ただ、なんだかんだあんないい試合やってくれた彼らに対して、ここは一つ、お前の頭でどうにかなる、そんな事思ってくれなくていいです。ここからの大谷譲二をまた応援してあげてください。プロレス界の未来は、貴様らのもんじゃボケカス。譲二、また頑張って元気なファイト見せてくれよ。」

会場の観客から、レスラー仲間から受容される様子は、一時停止していた『プロレスラー・大谷譲二』のキャリアが、再び動き始めた瞬間でもありました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202124342j:plain

 
いやあ、良いもの見れました!
 
 

まとめ

大団円で幕を閉じた、『P.P.P.』新木場大会。
 
大谷譲二の事件後の謝罪挨拶を見ていた一人としては、(行けたなら)見ておきたい大会ではあったので、こうして生で復帰戦を見ることが出来て本当に良かった、というのが率直な感想でした。
 
大谷が犯した過ちを擁護する訳では無く。
でも、個人的に、その禊は既に済んでいると思うので。
 
実際、大谷譲二って色んな方から愛されていると思うんですよ。
 
バトルニュースで復帰戦の記事が出た翌日、奇跡的に『シエロ』で、三富総帥から直接お話を伺う機会がありまして…。
 
 
そのお話を聞いていても、『HEAT-UP』や大谷の顔を立てるべく、慎重に三富総帥がやり取りしていた事を感じましたし、そうやって裏で動いてくれる人がいるだけでも凄い。
 
実際、祝福してくれる人達は沢山いたわけですから!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202130337j:plain

 

 

 

 

 

 

 

『OWE』に上がったり、タッグ王座を保持していたりした所から欠場となり、文字通り、0からの再始動となった大谷譲二。
 
本来ならば、『HEAT-UP』で復帰戦、というのが理想的だったと思うんですが、見終わって感じた事は、「大谷の復帰戦の相手は、三富政行しかいなかったな」と。
 
『HEAT-UP』がアレとかでは全く無くて。
 
復帰戦は、否応なく大谷のリアルを晒け出す格好になったので、団体のカラーだとかを考えても『P.P.P.』しかなかったと思いますし、着地点がここで良かったのかも知れない、なんて私自身感じた次第です。
 
現に、それを受け止めてくれる相手が、対角線にいたのですから!
 

 

 

バックステージでは「ひっそりと、ひっそりと生きていきます。」なんてコメントも出ていたようですが、当初は闘いに上がる事を恐れていた姿から、懸命に立ち上がった貴方の姿を見て、「もっと活躍してくれ!」って逆に思う私がいます。
 
 

 

だからこそ、心の底から一言…。

 

復帰、おめでとうございます!!
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210202124822j:plain

Nobody(後篇)~2021年の『ニューイヤーウォーズ』を語る~

2021年1月2日・1月3日に、後楽園ホールで行われた全日本プロレス(以下:全日)を観戦してきました。

 
毎年恒例の『ニューイヤーウォーズ』2Days!
 
 
初日から「TAJIRI入団」、「『暴走大巨人』解散」など、様々な動きを見せた2021年の全日本プロレス
2日目は、「三冠ヘビー級王座」などの3大王座戦がラインナップ!
 
今回は、当日私がツイートした感想や、撮った写真を交えつつ、ニューイヤーウォーズの2日間を振り返っていきたいと思います。
 
今回は2日目!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221834j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222937j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225810j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123230524j:plain

 
 

私的大会ダイジェスト

序盤戦~中盤戦

ニューイヤーウォーズ2日目は、「アジアタッグ王座」、「GAORA TV チャンピオンシップ」、「三冠ヘビー級王座」の3大王座戦を軸にした、全7試合で構成。
 
当日の私のツイートを交えつつ、試合を紹介…!
 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123214550j:plain

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123214625j:plain

 

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123214727j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123214800j:plain

 

3大王座戦前の第4試合では、初日に世界タッグ王座を獲得した宮原健斗が、芦野祥太郎率いる『Enfants Terribles』と6人タッグマッチで激突!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123220228j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210123220322j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123220451j:plain

 
試合は、芦野がアンクルホールドでライジンHAYATOを下し、後楽園2daysで2連勝という、新年早々幸先の良いスタート!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123220546j:plain

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123220712j:plain

芦野のタイトル挑戦が見たいぜよ!
(と思っていたら…)
 

「ゼウス&イザナギvs大森北斗&土肥こうじ」

第5試合のアジアタッグ王座戦では、ゼウス&イザナギ組に、大森北斗&土肥こうじが挑戦!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123220857j:plain

 
前年末のJrタッグトーナメントでは、北斗がイザナギのマスクを剥がす暴挙に出るなど、双方の因縁深まる中での一戦に。
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221116j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221329j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221229j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221407j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221537j:plain

 
双方のセコンド介入によって荒れる場面もありましたが、最後はイザナギが北斗からタイガースープレックスホールドで勝利
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221454j:plain

 
北斗にコケにされていた鬱憤を晴らすかのような、終盤のイザナギのラッシュには震えました…。
 

 

また、試合中に実現した、ゼウスと土肥のマッチアップも見応え充分!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221655j:plain

 
今年のチャンピオンカーニバルで当たったりしないですかね…?
 
試合後、次期挑戦者に名乗りを上げたのは、『PURPLE HAZE』でゼウスやイザナギと共闘している、入江茂弘&UTAMARO組!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221912j:plain

 
次回は同門対決!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123221834j:plain

 
 

ヨシタツvs葛西純

セミファイナルのGAORA TV王座戦では、王者・ヨシタツ葛西純が挑戦!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222018j:plain

 
宙に吊るされたベルトを獲得した方が勝利というラダーマッチルールに加え、反則裁定なしのハードコアルールも導入されるなど、全日では新鮮かつ珍しい光景でした。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222109j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222152j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222249j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222329j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222401j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222441j:plain

 
試合は、葛西純のハードコア殺法の前に、王者・ヨシタツが最後まで決定機を作れなかった印象…。
最後は葛西がパールハーバースプラッシュでヨシタツをKOすると、ラダーに登ってベルト奪取に成功!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222516j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222550j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222643j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222723j:plain

 

 
試合後、葛西がTwitterで「完封」と述べていたのも納得の内容でした。
 

 

一方、葛西との遭遇前から、ここ最近に至るまでの豪語っぷりが際立っていたヨシタツにとって、この一戦は結果・内容ともに厳しい敗戦のようにも…。
 

 

 

竹串だとかの凶器攻撃に、古傷の首を狙われるエグい攻めをガッツリ受けたものの、攻めの部分では、葛西を崩すような決定打に欠けた感は否めず。
うーん…。
 
 試合後は、葛西の逆指名もあって、次期挑戦者がブラックめんそーれに決定!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123222937j:plain

 

 

 

 これは意外な組み合わせ!
 
 

諏訪魔vs青柳優馬

メインは三冠ヘビー王座戦
 
前日の世界タッグ王座戦でも激突している諏訪魔と青柳が、今度は三冠をかけて一騎打ち!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224246j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224324j:plain

 
ニューイヤーウォーズの両日メインに、ベテランと若手の2人が並び立つ構図となりました。
珍しい…!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224417j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224453j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224535j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224606j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224751j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224836j:plain

 
初日のタッグ王座戦で、双方激闘を繰り広げたにもかかわらず、この日の三冠戦も、諏訪魔が青柳を千切るような凄まじいラッシュは不変!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123224949j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225028j:plain

 
青柳も、前日に諏訪魔から勝利したエンドゲームで追い詰めていったものの、これはエスケープ…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225139j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225417j:plain

 
終盤に関しては完全に諏訪魔のターン!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225456j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225541j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225659j:plain

 
攻撃に全振りしていく姿は、『ファイナルファンタジーでいうバーサーカーモードそのもの!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225810j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225847j:plain

 
青柳も驚異の粘りで肩を上げていくのですが、諏訪魔の猛攻を前に、ヒットポイントが尽きるのも時間の問題だったか…。
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123225933j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123230037j:plain

 
しかし、青柳も、諏訪魔バックドロップホールドを出させた事はデカい。
もう立派なメインイベンター!
 
試合後、マイクを握った諏訪魔は、リング上から挑戦者を直々に指名。
 
指名されたのは…、芦野祥太郎!!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123230120j:plain

 
諏訪魔vs芦野」の三冠戦自体は、2020年6月にも行われていましたが(結果は諏訪魔の勝利)、この時の舞台はTVマッチ…。
その為、有観客興行では初となる、両者の一騎打ちが実現することに!
 
挑戦者が芦野に決まったことに対して、「忖度だ」みたいな意見も見かけましたが、ぶっちゃけ、王者の諏訪魔から直接指名された事実が全てかと。
 

 

 

寧ろ、これをキッカケに、他の選手(特に所属)諏訪魔に噛みついていくようになると、個人的には面白みが増すと(勝手に)思っているのですが…。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123230332j:plain

 
 

まとめ

ニューイヤーウォーズ2日目は、色々動きを見せた初日に対し、タイトルマッチ中心に堅めの内容だった印象。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210123230524j:plain

 

 

 
前年(2020年)に比べると、両日共に熱気に欠ける面は感じましたが、ここに関しては、この1年で声援が送れなくなった事情も影響したような…、なんて思ったり思わなかったり。
 
それでも、大会通じて、安定した面白さなのは確か!
 
 
ただ、それだけに、ニューイヤーウォーズ初日の終了後に出た、宮原健斗のコメントだったり、TAJIRIのツイートだったりが、余計に私の中で引っかかってくるんですよね…。
 
 
 

 

 

過渡期は不安が付きもの。だからこそ…。

以下は私の個人的な意見…。
 
2019年7月に、社長が秋山準から福田剛紀に交代し、秋山はGM職に就任。
 
 
翌2020年には、TAJIRIのコーチ就任、秋山のDDTレンタル移籍と、更に体制が変化。
 

 

https://www.ddtpro.com/news/14263

 

リング内においても、2020年は、老舗ユニットの『Evolution』、2019年末に始動した『陣』に、WRESTLE-1で誕生した『Enfants Terribles』の襲来、ゼウスやイザナギらによる『PURPLE HAZE』の発足など、団体内のユニット抗争が一気に激化。
 
団体内で色々な事が変化する中、その変化に対する批判的意見を(私のTLだけでも)ちょいちょい見かける機会がありました。
 
ただ、体制が変わったり、年数を経たりすれば、変化が生まれるのは当然な訳でして。
 
そういう点でも、「時代は動いているんだ」という宮原の主張も全面的に同意。
 
ただ、恐ろしいのは、選手サイドが「全日本プロレスを見てないヤツの発言」、「バカバカしくて面倒臭いだけなヤツら」、「何者でもないヤツの意見」と斬っている批判意見が、全日の場合、生観戦や配信にお金を落としているであろうファンから出ている所なんですよね…。
 

 

Yahooニュースのコメント欄や、単なるアンチみたいな、所謂「今の全日本プロレスを見ていない人」の意見ならば、掃いて捨てて支障はないでしょうけれど。
 
ファンだって、「金を払っていれば何言っても良い」という訳ではないと思います。
 
でも、「金を払っている相手」に対して、単純にアンチとまとめてぶった切る姿勢を、言動を伴う形で表明してしまうのは、流石に悪手が過ぎやしないか、と…
 
中の事がどうなっているかなんて、外野の私には到底分からない。
でも、私は何となく思うんです…。
 
今の全日って、団体がキッチリと方向性を示して、ファンが抱いている不安を解消できていない(もしくは上手く伝えられていない)事の方がマズイのではないか、と。
 
秋山に対する扱いだとか、福田社長とかではなく、一番の問題点はそこな気がします。
 
かと言って、不安を解消する手段が、「秋山を戻す」というのでは絶対にない。
 
例えば、新体制における「全日本プロレス」としての指針を示して、全日として変えない部分・変わる部分を発信するだけでも、ファンからの印象も変わると私は思うのですが。
 
実際、こんな良い記事もあるのですけれど、『リアル全日本』という指針が良くも悪くも知られてない・伝わっていない気がするのは、私だけでしょうか?。
 
 

福田剛紀社長(54)との会談を終えると「俺は全日本プロレスに新たなフラッグシップを置いてもらえないかという内容は伝えさせてもらった。つい最近まで『脱・秋山』って言ってたけど、もうそういう次元じゃない方向性っていうのも示してもらったんで。福田社長の考えも聞いて、全日本プロレスに対してまい進する気持ちになった」と満足げな様子だった。

 一方の福田社長は詳細は明かさなかったものの、会談内容について「『リアル全日本』をつくり上げるということ。48年の歴史のいい部分を抽出して、新しいものを積み上げていく。どの時代のファンも『やっぱりプロレスって面白かったんだ』と再認識していただけるような戦いを見せていきたい」と語った。

折角良い指針も上がっているのに、そこが上手く話題として拡げられていないのは、すごく勿体ない。
(私自身、ブログ書いていて初めてこの記事を知りました…。)
 
そんな中、様々な変化に不安を抱いているであろうファンに対して、将来的な暴露をチラつかせたり、真っ向から喧嘩を吹っかけたりしちゃうTAJIRIの姿勢って、正直どうなんだろう、とも…。
 

 

 

「寧ろ不安を増長させて、どうしたいの?」みたいな。

これも「つつましさ」…?
 
他団体の話になって申し訳ないんですけれど、プロレスリング・ノアでも、ここ1~2年で「ロゴとマットの色を変える(2019年)」、「サイバーエージェント傘下に入る(2020年)」といった大きな変化が起きました。
 
そうした変化に対して、私自身不安を抱いていたのですが…、
 
前者では、「ファンの皆様に楽しんでもらうのがプロレスの鉄則。三沢さんが安心して見守れるノアにする」というオープニングVだったり、
 
 
後者では、DDT高木三四郎が社長に就任した際の「リング上に関しては一切タッチせず、武田執行役員や丸藤副社長に一任いたします。」というコメントだったり、
 
 
 
トップが早い段階で、ファンの抱いていた不安を解消してくれていたんですよね。
 
実際、ロゴやマット、母体が変わっても、ノアの良い面が削られる事は無かったので!
 
そういう様子をリアルタイムで見てきた私としては、今の全日の対応の拙さが、非常に気になって仕方ないのです。
発信力だったり、スタンスだったり…。
 
良い選手はいるし、若手も伸びているし、何しろ良い試合しているのですから、ホントそこ!
そこが非常に勿体ない…。

Nobody(前篇)~2021年の『ニューイヤーウォーズ』を語る~

2021年1月2日・1月3日に、後楽園ホールで行われた全日本プロレス(以下:全日)を観戦してきました。

 
毎年恒例の『ニューイヤーウォーズ』2Days!
 
三冠ヘビー級王座、世界タッグ王座といった、全日管轄のタイトルマッチが2日間に分けて行われる『ニューイヤーウォーズ』から、その年のプロレス観戦初めとなる方も恐らく多いのではないでしょうか
 
今回は、当日私がツイートした感想や、撮った写真を交えつつ、ニューイヤーウォーズの2日間を振り返っていきたいと思います。
 
まずは初日の模様から!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119001106j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003130j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003645j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210122044036j:plain

 
 

私的大会ダイジェスト

序盤~中盤戦

ニューイヤーウォーズ初日は、メインに世界タッグ王座戦を据えた、全8試合で構成。
 
タイトルマッチ以外ですと、毎年恒例の『新春バトルロイヤル』に、「野村卓矢&阿部史典vs岩本煌史&日高郁人」、セミの「田中将斗vsゼウス」が初日の主な軸でしょうか?
 
まずは新年のご挨拶から!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119000854j:plain

 
新型コロナウイルスの感染防止対策もあり、リング上に上がったのは諏訪魔と福田社長のみ。
 
そして、この場で新入団選手も発表!
 
WRESTLE-1の本田竜輝!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119001013j:plain

 
そして、2020年より全日のコーチを務めていたTAJIRIも、遂に「王道」の所属に。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119001106j:plain

 

 

一部ファンから待望され続けている秋山準の帰還は、今回のTAJIRI入団発表によって絶望的か…。
まあ、コーチまでやっているのですから、これは既定路線でしょう。
 
以下は、私の印象に残ったシーンと写真をば…。
 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119002803j:plain

 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003050j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003130j:plain

 
全日の新年恒例・『新春バトルロイヤル』では、サプライズで登場したボディガーが見事優勝!
 

 

 
入場〜試合終了まで、観客の視線を全て持っていくレベルの大活躍でした。
 

 

こういうバトルロイヤルって、シレッと若手選手が優勝する印象があっただけに、これは意外…。
生歌も聴けちゃうのはありがたかったです。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003332j:plain

 
 

 野村卓矢&阿部史典vs岩本煌史&日高郁人

第6試合の「野村卓矢&阿部史典vs岩本煌史&日高郁人」では、阿部が現世界Jr王者の岩本から完璧な3カウントを奪うと、試合後に世界Jrへの挑戦を表明!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003448j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003520j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003609j:plain

 

 

2019年秋に行われた、世界Jrの新王者決定トーナメントでも対戦している両者。
これは楽しみ!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003645j:plain

 
試合の方も、阿部の対角線に元パートナーの日高と岩本がいた事もあり、阿部の現パートナー・野村と2人のマッチアップが、非常に新鮮かつ刺激的でした。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003754j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003828j:plain

 

良き!
 

田中将斗vsゼウス」

 セミファイナルでは、「田中将斗vsゼウス」スペシャシングルマッチが実現!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119003952j:plain

 
前日のZERO1後楽園ホール大会で、田村ハヤトから世界ヘビー級王座を奪取した田中将斗を、前年度『チャンピオン・カーニバル』覇者・ゼウスが迎え撃つ構図でした。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119004049j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119004138j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119004211j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119004245j:plain

 

試合は田中将斗がスライディングDで勝利するも、個人的には、戦前抱いた期待値の高さに対して、試合が割とアッサリ終わってしまった感も否めず(試合時間10分48秒)。
 

 

 
この2人だからこそ、もっと時間長めで見ていたかった…。
 
前日に「田村ハヤトvs田中将斗」の激闘を生で見てしまうと、どうしても、ね…。
だからこそ、再戦、全裸待機!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119005012j:plain

 
 

諏訪魔&石川修司vs宮原健斗&青柳優馬

初日のメインは、「諏訪魔&石川修司vs宮原健斗&青柳優馬による世界タッグ王座戦
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119005202j:plain

 
2018年末のタッグ結成以降、全日のタッグ戦線を引っ張ってきた『暴走大巨人(諏訪魔&石川)』に、前年度『世界最強タッグ決定リーグ戦』覇者の宮原&青柳組が挑んだ一戦。
 
2日目のメインである、三冠ヘビー王座戦・「諏訪魔vs青柳優馬」の最終前哨戦も兼ねた試合は、諏訪魔が青柳を引き千切らんとばかりに、力と体躯で押していく鬼っぷりを発揮。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119010102j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119010218j:plain


宮原の膝蹴りも相変わらず強烈だった訳ですけれども、この日は青柳の援護射撃に回る機会の方が多かった印象。

 

全体的に、青柳と諏訪魔の攻防にフォーカスした試合のように感じました。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119010418j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119010450j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210119010910j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119011240j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119011310j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119011343j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119011523j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119011611j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210119011641j:plain

 
青柳が諏訪魔に押される展開が続く試合でしたが、最終盤に状況が一変!
 
必殺のバックドロップを決めにかかった諏訪魔を、狙っていたかのように青柳がフロントネックロック
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122042553j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210122042636j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210122042827j:plain

 
そのまま胴締め式に移行すると、最後はエンドゲームで諏訪魔を絞殺!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122043318j:plain

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122043429j:plain

 
レフェリーストップにより、宮原&青柳組がタッグ王座戴冠を果たしたのでした。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122043526j:plain

 
オセロゲームのように一瞬で形勢が逆転した試合でした…。
いやあ、凄い!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122043707j:plain

 

 

 

 

 

試合後、マイクを握る新王者チームの前に現れたのは、関本大介&アブドーラ小林の『マッスル&ファットです。』!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122044130j:plain

 

 

前年のタッグリーグ開幕戦で、宮原&青柳組に勝利していた2人の挑戦表明を、王者チームも受諾!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122044258j:plain

 
大会当日(1.2)には、「1都3県で、政府に緊急事態宣言の発令を要請」という旨の報道もあり、アブドーラ小林の挑戦表明が殊の外胸に刺さりましたね…。
 
 

 

まとめ

ニューイヤーウォーズ初日から、諸々の戦況が動いた全日本プロレス
 

 

上記の雑感に加え、メインで敗れた『暴走大巨人』の発展的解消も発表されるなど、初日は「2021年の闘い始め」という点に重きが置かれる大会だった印象。

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210122050858j:plain

 
そんな初日のバックステージで、宮原健斗がこのようなコメントを発していました。
 

 

ソーシャルネットワーク、ちらほら目にするがな。おい!そんな声を今日の大会を見て、ファンの皆様がどう思ったかだ。そんなのは全日本プロレスを見てないヤツの発言だ。申し訳ないがな、宮原健斗が何も言わないということは俺の耳に届いても何も言う価値が無いからだ。わかるか?何も言う価値がないことには、俺は何も言わない。ファンが悲しむことを言うな。ああ?刺激的とプロレスファンが悲しむことは違うんだよ。だからな、俺が引っ張るんだ。」

 

このコメントに対して、TAJIRIもツイートで援護射撃。

 

 

正直、「今の最高さんってそんなに叩かれてたっけ…?」と。

宮原が言うってよっぽどでは…?

 

確かに、2020年の全日本プロレスは、秋山準DDTレンタル移籍、コーチの交代、『Enfants Terribles』を始めとした元WRESTLE-1勢の参戦など、様々な動きがある中で、(私がTLで見た限り)既存のファンから変化に否定的な声が上がっていたのも事実。

 

ただ、全日本プロレスを熱心に追っかけている訳では無い私からしても、このコメント(ほぼTAJIRIですが)に違和感を覚えたのも正直なところ…。

 

「何者かでないヤツの意見なんてクソなんだぜ。」

 

この一言に取り去れない引っ掛かりを感じつつ、私はニューイヤーウォーズ2日目を観戦しに行くのでした…。
 
(後篇に続く!!)

君が二十歳になっても~2020.12.29 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

2020.12.29に、後楽園ホールで行われた『犬ども!全員集合 2』を観戦してきました。

 
プロレスリング・ノアの2020年最終興行にして、杉浦貴のデビュー20周年記念も兼ねた、1年ぶりとなる『杉浦軍』興行!
 
(この日を含め)2020年もあと3日で終わるというタイミングではあったのですが、この大会が、まあ凄かった!
 
個人的には「2020年の神興行が年末に爆誕してしまった…」と興行途中で確信してしまう、そんな内容!
 
今回は、そんな第2回杉浦軍興行の観戦記になります!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114102551j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114130721j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114143650j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114151406j:plain

 
 

大会概要〜「TVマッチ」と「NEW PHASE」のクロスオーバー作品〜

2019年末の第1回『杉浦軍』興行では、主要メンバーであるNOSAWA論外の幅広い人脈を駆使するかの如く、力や『東京愚連隊』、ウルティモ・ドラゴンなどが参戦!
 
 
開催当時のNOAHは「鎖国」体制を敷いていた事もあって、様々な選手が参戦している大会って、ビッグマッチかこれぐらいだったんじゃないかなあ…。
かなり珍しく新鮮な印象を受けたくらいですから。
 
ただ、2回目の今回は、「ユニット興行ならではの特色」というよりも、「2020年のノア総決算」という意味合いが色濃い、そんな大会だったように私は感じました。
 
2020年のNOAHを追っていると、「あー、こういうのあった、あった!」みたいに感じる瞬間が、興行中にちょいちょい出てくる、みたいな!
 
その中に、今後に繋がる新展開も随所に織り交ぜられていたので、ある種、ビッグマッチよりも2020年の集大成感がある大会だった気がします。
 
 

Side:NEW PHASE

今大会では、2021年に続いていく新展開が幾つか見られました。
 
起きた新展開を私なりにザッと纏めると、こんな感じかと…。
 
 

①大原はじめ、GHC Jrヘビー級王座に挑戦表明

これまで、杉浦軍やフルスロットルでサポートに回ることも多かった大原が、遂にシングルベルトに挑戦表明!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114095442j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114095521j:plain

 
待望過ぎて、現地で聞いた時は震えましたね…。
 

 

前々から試合を見ていても、オープニングで燻ったりしている選手ではないと思っていただけに、原田のコメントも含めて感動してしまいました。

 

これが組まれると知って、予定を急遽変更したほど。

それくらい、個人的にはエモいカード!

 

モハメド・ヨネ谷口周平とタッグ結成

2020年7月の有観客興行再開以降、タッグで組まれる機会も少なくなかったヨネと谷口が、遂に合体!
 

 

2020年1月に、パートナーであったクワイエット・ストーム退団後は、コンディションは良い姿は見せていたものの、中々タイトル戦線に絡めていなかったモハメド・ヨネ
 

 

谷口も、正パートナーであった清宮海斗が、稲村愛輝や稲葉大樹と組む事の方が増えてきていたので、これは良かったのではないかと思います。
コスチュームも青基調ですし。
 
楽しみ!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114095306j:plain

 

 

 

③『杉浦軍』新メンバー参戦(村上和成中村大介

先の12.26『金剛』興行で参戦が発表されていた村上和成など、この日のメインでは、『杉浦軍』の新メンバーが初お披露目!
 
私自身、村上和成の試合を見たのは、この日が初めてだったのですが、まあ、カメラを構えていても、背筋がゾクゾクしてしまうほどの存在感がありました…。
 

 

中村大介も、メインのイリミネーションマッチでタダスケをサブミッションで討ち取る活躍を見せる伏兵ぶり!
良かった!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114095157j:plain

 

Side:TV MATCH

今大会では、2020年の3月末〜7月頭にかけて配信・放送された、TVマッチの流れを汲むような場面も見られました。
 

①「潮崎豪vs藤田和之」の睨み合い

この日の第5試合に組まれた「藤田和之&鈴木秀樹vs潮崎豪&稲村愛輝」では、先発の潮崎と藤田が開始早々に一歩も動かず睨み合う、3.29GHCヘビー級王座戦を彷彿とさせるシーンが展開!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114102551j:plain

 

 

 
まさかこれを生で見られるなんて…!!
 
観客も、その様子を見て拍手喝采
 
この睨み合いは、鈴木秀樹が強制的に剥がす形で終了するのですけれども、間髪入れずに稲村が「背後から鈴木を襲撃⇒ヘッドロックで一気にペースチェンジ!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114102814j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114103132j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114105721j:plain

 
この時、会場中から自然と巻き起こった拍手も込みで、印象深いシーンでした!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114110934j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114111710j:plain

藤田と潮崎のマッチアップも久々だった気が…。
生で見れたことに感謝!
 
試合は、稲村が藤田&鈴木秀樹という強敵に喰らいついていきましたが、最後は鈴木がダブルアームスープレックスから、そのまま稲村の身体を極める形で勝利!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114111940j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114112226j:plain


f:id:rodeotandemdavespector:20210114114212j:plain

勝ち名乗りなはずなのに、この睨みあい、不穏…(笑)
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114124746j:plain

 

②岡田欣也の成長

2020年のTVマッチ期間中は、若手主体の『NEW HOPE』、Jr主体の『Spotlight』など、通常のTVマッチと並行して、実験色の強い大会も配信してきたNOAH。
 
 
個人的に、このTVマッチ期間中、(NOAHの中で)メキメキと力をつけた選手だと思っているのが、岡田欣也!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114130616j:plain

 
第4試合で組まれた「稲葉大樹&清宮海斗vs丸藤正道&岡田欣也」では、NOAH参戦以降、丸藤と火花を散らし合う稲葉のマッチアップもさることながら、この日は岡田と清宮の攻防が素晴らしかったです。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114130721j:plain

 
特に序盤戦なんかは、双方の極めっこだけで、会場の視線や空気を支配していましたから。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114130829j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114130940j:plain

 
2018年のデビュー決定後に負傷した事もあり、デビュー後から常に同期の稲村の背中を追う立場だった岡田。
しかし、このTVマッチ期間中に、オーソドックスな腕攻めを多用するなど、稲村とは異なるファイトスタイルを築いてきた集大成の一つが、この日の試合で表現されていたように感じました。
 
試合は、岡田が清宮の変型ストレッチブラムの前に惜しくも敗戦…
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114131033j:plain

 
しかし、岡田と清宮との絡みを、今後も是非是非見たいと感じた試合でもありました。
シングル、全裸待機!
 

 

③『金剛』vs『杉浦軍』

この日のメインでは、「『金剛』vs『杉浦軍』」による、7vs7のイリミネーションマッチが実現しました。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114131317j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114131430j:plain

 
両軍メンバーの入れ替わりはあったものの、2020年5月に配信されたTVマッチのメインと同形式での一戦
 
 
これだけの豪華メンバーが、多人数で一同に会するのですから、内容が濃くならないはずがない(笑)。
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114135530j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114135810j:plain

 
そんな中でも、私の中で特に気になったポイントを、試合の前後半に分けて書こうかと…。
 
前半戦は、とにかく、『杉浦軍』新メンバー・村上和成が引き起こした、強烈な化学反応に尽きる内容だったかと。
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114132217j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114134443j:plain

 

 

 

 

あれだけの多人数タッグで、出場時間も限られる中、埋もれるどころか突き出る程に目立つ。

これは本当に凄いこと!

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114135010j:plain

 

2010年にノアで色々な因縁があった事は、私自身リアルタイムで見ていないのですけれど、そういう過去は関係なく、この日は村上の存在が、会場で受容されていたように(私から見て)感じた次第です。

 

sports.yahoo.co.jp

 
後半戦は、大会MVP級の活躍を見せる、マサ北宮が素晴らしかった!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114142423j:plain

 
最後に杉浦と繰り広げた一騎打ちは、ただただ「壮絶」だったとしか言いようのない位、見ている側も圧倒された内容!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114142651j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114143650j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114143833j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114144113j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114144222j:plain

死闘に終止符を打ったのは、杉浦のオリンピック予選スラム!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114144715j:plain

f:id:rodeotandemdavespector:20210114144808j:plain

 
試合に敗れた北宮でしたが、粘りっぷりも、散りっぷりも脳裏に刻みつけるインパクト大!
 
 

 

他の方も言及されていましたが、2020年・年初めとなった『裏イッテンヨン』のセミに、今回のNOAH年内最終興行と、2020年のNOAHの始まりと終わりで、杉浦とマサ北宮の一騎打ちが見られた事は、何とも感慨深いものがありました。
 
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114145457j:plain

 
2021年こそは、躍進する姿が見たい…!!!
 
 

まとめ~『また、どこかの会場で会いましょう』という希望を持って~

大盛り上がりのうちに終了した、第2回杉浦軍興行!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114150245j:plain

 
オープニングマッチからメインまで、徹頭徹尾素晴らしい試合が並んだ大会は、冒頭でも言及したように、2020年の『神興行』に挙げたい程!
 
そして、何と言ってもメインのマイク!
 

 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114150655j:plain

 
 『また、どこかの会場で会いましょう!』
 
2020年は新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、一時は無観客試合という期間も経験したNOAH…。
 
そんな2020年だったからこそ、私にとって、杉浦のマイクがいつも以上に胸に沁みた、そんな1年になりました。
 
 
 
2021年も、この言葉が、沢山聞けることを願って…!!!
 

f:id:rodeotandemdavespector:20210114151406j:plain