レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

VIVA LA CyberFight(前篇)〜2021.6.6 『CyberFight Festival 2021』観戦記~

2021.6.6に、さいたまスーパーアリーナで行われた『CyberFight Festival 2021』を観戦してきました。
 

 

DDTプロレスリングプロレスリング・ノアガンバレ☆プロレス東京女子プロレスの4団体を運営する株式会社CyberFightが贈る、プロレス・フェス!
 
 

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アンダーマッチを含めた全15試合に、『各団体の提供試合』、『DDTとNOAHによる対抗戦(交流戦)』、『東京女子・DDT・NOAHの3大王座戦』が組み込まれる様は、まさに音楽フェスさながら!
 
 
 
今回は、そんな大規模フェスの観戦記になります。
まずは、アンダーマッチ~提供試合パートまでの10試合!
 
※タイトルは、某ロックフェスから拝借…。本家も行きたい。
 

 

 

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『STARTING BATTLE KICKOFF~舞海魅星&鈴芽&猫はるな&宮本もか&遠藤有栖 vs 角田奈穂&らく&原宿ぽむ&桐生真弥&鳥喰かや』

 
フェスのオープニングを飾った10人タッグマッチ。
 

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舞海魅星、角田奈穂が頭一つ抜けていた印象の多人数タッグマッチ。

 

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この日デビューした鳥喰かやは、アームドラッグなどの所作が、デビュー初戦とは思えぬ動き。
 

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ただ、この試合で、私の印象に残っている選手は、桐生真弥!
 

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最後は舞海のラリアットに敗れたものの、逆エビ固めを始め、終盤にかけて良いシーンが連発!
良かった!
 

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『STARTING BATTLE~時間差入場バトルロイヤル』

 
全15試合中、フェスならではのお祭り感がギュッと一番詰まっていたように思うカード。
語りつくせないので、取り敢えず、個人的印象としては…。
 
・谷津凄い!
 

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・その谷津に躊躇なく仕掛けるデビュー2ヶ月弱の高鹿、良い!
 

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・コミカルもシリアスも挿入できる、NOAHの『ファンキー・エクスプレス』の安定感が凄い。
 

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火野裕士谷口周平と並んでも遜色ない、桜井鷲のデカさは貴重。
 

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齋藤彰俊のスイクルデス受けが屈指の内容だった平田、流石!
 

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最後は井上雅央アントーニオ本多の一騎打ちになるも、スクールボーイで雅央を丸め込んだ、アントーニオ本多が勝利!
 

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しっかし、マサオとアントンの乳繰り合いを見る、難波小百合リングアナの強張った表情が凄かった(笑)。
 

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(自分の座席の向かい側だった)リングアナ陣の表情については、本戦でも印象的に映る箇所が多々。
 
 

『STARTING BATTLE MAIN~大家健&石井慧介&翔太 vs 勝村周一朗&岩崎孝樹&今成夢人

 
今大会の個人的ベストバウト。
 

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4団体で唯一、本戦で所属選手のカードが組まれなかったガンバレ☆プロレスでしたが、序盤から今成夢人の盛り上げ方含め、本戦を喰らおうとする意気込みをビシビシ感じる内容に。
 

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本戦に選ばれなかった悔しさをバネに、100点満点の解答用紙に120点を刻むような内容と爪痕を残し、本戦組のハードルを高めに設定したこと。
 

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その本戦組も素晴らしい試合を見せた中、なお印象に残り続けたこと。
 

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フェスのギアを一気に上げたこと。
 

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それらの点を考えても、この試合の意義は非常に大きかったかと。
 
そして、そんな試合で3カウントを奪った選手が、大家健や今成夢人らではなく、岩崎だった所も印象的。
 

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高めに設定していた期待値の上を行く、素晴らしい試合でした!
 

 

 

 
 

第1試合 『飯野雄貴&小嶋斗緯vs宮脇純太&岡田欣也』

 
本戦のオープニングを飾った、DDTとNOAHの対抗戦第1弾!
 

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当初6人タッグマッチだったものの、出場予定だった矢野安崇が新型コロナウイルスの濃厚接触者に、中村圭吾が直前の試合で負傷という事情で、タッグマッチに変更。
 

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序盤、飯野の定番ムーヴ・ハカエルボーを岡田欣也が阻止した所は、対抗戦であることを位置づけたシーンの一つだったかと。
 

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この試合は小嶋が凄かった。
 

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強烈なレッグラリアートを放つなど、要所で存在感を発揮!
 

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後日、肘を脱臼している状態を押して試合に臨んだ事が明らかになったのですけれど、その辺は全く感じなかったです(凄い)。
 

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試合は、宮脇が腕ひしぎ十字で小嶋からギブアップ勝利!
 

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試合後、引き上げるDDT勢に、両手を上げて勝ち誇る宮脇。
 

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対抗戦マインドで臨んでいないと出来ないポーズは、個人的にもっと評価されてしかるべきかと。
この辺はNOAHでも見れなかった、宮脇の新たなる一面。
 
 

 
 

第2試合 『辰巳リカ&渡辺未詩 vs 中島翔子ハイパーミサヲ vs 天満のどか&愛野ユキ

 
タッグ王座戴冠経験者が2組も名を連ねた、3WAYタッグマッチ。
 

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唯一、タッグ王座戴冠経験のない中島&ハイパミ組も含め、3チームの個性が出た一戦だったかと。
 

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中でも、2選手を同時に担ぎ上げたり、早いジャイアントスイングを見せたりした、渡辺美詩の存在感は素晴らしかった!
 

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会場からもどよめきが起きていました。
初見の方にインパクトを残してみせた所は、提供試合として高得点。
 

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最後は中島が愛野から勝利!
 

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第3試合 『男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 杉浦貴&桜庭和志

 
DDT vs NOAH』の対抗戦。
 

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…というよりは、前GHCタッグ王者チームの2人が、『相手の世界観に立って勝った試合』という印象。
対抗戦感は一番無い試合でした。
 

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この試合の杉浦は、後半の『DDT vs金剛』における拳王と、対照的な土俵の立ち方。
何せ、杉浦がめちゃめちゃノり気だったので(笑)。
 

 

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杉浦がマシンマスクで試合をした事もありますが、この日は、アンクルホールドの最中にササダンゴからマスクを剥がされた瞬間を除き、顔出しは無し。
パンストを被っていた時間が長かった(笑)。
 

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よくよく考えると、現ナショナル王者の杉浦を、この試合順&コミカル色強めの試合に組めるフェスって、中々に凄い気も…。
 
試合は、杉浦がササダンゴマシンをオリンピック予選スラム葬!
 

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試合が決した時の、難波リングアナや松井幸則レフェリーの表情も印象的でした…。
そらそうなるよ(笑)。
 

 

 
 

第4試合 『岡谷英樹vsマサ北宮』

 
CFフェス直前、マサ北宮が『金剛』を離脱…。
 
これにより、当初『DDT vs金剛』の対抗戦に組まれていた、岡谷と北宮のシングルが急遽実現する事に。
 

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メインの3大王座戦を除くと、今大会唯一のシングルマッチでしたが、試合は初手から攻める岡谷を、マサ北宮が3分足らずで仕留めて勝利。
 

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ただ、この日の北宮は『サイトースープレックス→監獄固め』と、NOAHの対若手シングルでも出さないようなフィニッシャーで試合を決めた為、この時点で、岡谷に対するある種のメッセージも含まれていたのかなあ、なんて、私は勝手ながら解釈してしまいました。
 

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『若手の壁』という意味では、しっかり役割を果たした北宮。
 
ただ、本当に良い選手なだけに、北宮の良さがこの試合で伝わったかと言われますと、シチュエーション的に厳しい部分が…。
現時点ですと、そこに引っ掛かりを感じた試合。
(※北宮が悪い訳では無いです…)
 

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ただ、今回の点が、今後リンクしていくなら、この試合の評価もまた変わっていくのかな、とも。
 
一言…、マサ北宮は良い選手だぞ〜!
 
 

第5試合 『乃蒼ヒカリ&瑞希&荒井優希 vs 伊藤麻希&上福ゆき&小橋マリカ

 
 

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5.4後楽園ホール大会(無観客試合でデビューした荒井優希が、有観客興行の舞台に初登場!
 

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タイトルホルダーの乃蒼や、実力十分の瑞希が、荒井のアシストに回る姿は中々に豪華でした。
 

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ただ、そんな注目株相手に対して、一切容赦のなかった伊藤が素晴らしい。
 

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瑞希の『渦飴』が見れた事に感動!
 

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試合は、伊藤が荒井から逆エビ固めでギブアップ勝利!
 

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試合後、引き上げる荒井が、ゲスト解説を務めた元SKE48松井珠理奈と邂逅する瞬間がエモかったです(小並感)。
 

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第6試合 『小峠篤司&原田大輔&大原はじめ vs 小川良成&HAYATA&吉岡世起』

 
 

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今フェスの、各団体による提供試合の中で、個人的に一番『考えさせられた』試合。
前置きすると、決して、カードや試合内容が悪かった訳では無いです。
 

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とかく試合数が多い今フェスにおいて、戦前は、割かしハイテンポで進む試合になると思っていましたが、実際は、『STINGER』の面々が大原の足を切れ間なく攻め続けるなど、NOAHの本興行と変わらない内容。
良い意味で、そこは意外でした。
 

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ただ、他団体の提供試合と並んだ時に、観客を巻き込むようなアクションや、目を惹くようなポイントなど、『他団体ファンへの訴求力』の面で割を食った感も。
 

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大原と原田が、これまで黒基調だったコスチュームを白に新調したり(初披露)、Jrの2大王者が揃い踏みした事くらいかなあ…、そういう要素は。
 

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かと言って、抗争で殺伐としている両陣営に、(フェス前に解散した)『フルスロットル』の明るいノリを求めるのはキツいものがありますし。
「提供試合」、「所属中心の編成」、「団体が推したい箇所」、「清宮や『金剛』のカードは決定済」等々の要素を踏まえても、提供試合はこのカードがベストだったと私は思いますし、東女とDDTに挟まれた試合順もBETTER。
 

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その複雑な心中が、冒頭の『考えさせられた』という表現に行き着くと…。
 
(例え方がアレですが、)極端な話、「『京都大作戦』にテクノポップ系アーティスト」、「『New Acoustic Camp』にヘヴィメタルバンド」が出演するようなものかな、と…。
「良いバンド・アーティストで十分実力もあるけれど、フェスの雰囲気を考えた時に浮きそう…」みたいな。
 
かと言って、それは、バンド側やフェスの来場者に努力を求める問題でも無いと、私は思うんですよね。
ただただ、どうにも出来ない要因が重なっての、噛み合わせのズレだったんじゃないか、というのが私の結論です…
 
 最後は、原田が吉岡から片山ジャーマンで勝利!
 

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第7試合 『佐々木大輔&遠藤哲哉&高尾蒼馬withマッド・ポーリー vs クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&MAO』

 
提供試合のラストを飾った6人タッグマッチでした。
 

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ビッグマッチなら毎回必ず1人はタイトルマッチに絡みそうな、良い選手ばかりが集まった一戦。
 

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エンテツが客席に向かって、勝俣へ起こる拍手に手を掃うシーンも、巧い!
 

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様々なカラーリングで織りなされる、試合内容の充実っぷりは、提供試合パートのメインを飾るに相応しい一戦でした!
 

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最後は、佐々木大輔がMAOからギブアップを奪い、DAMNATIONが勝利!
 

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各団体の提供試合という、今フェスならではの試みも大盛況のうちに終了。

 

フェスはいよいよ、『DDT vs NOAH』の対抗戦2試合&トリプルメインの3大タイトルマッチが並んだ、終盤戦へと突入する事になります…。

 

(後篇に続く)

その未来~2021.5.2 ハードヒット新木場1stRING大会観戦記~

2021.5.2の昼に、新木場1stRINGで行われた、ニコプロpresentsハードヒット『My name is HARD HIT』を観戦してきました。

 
緊急事態宣言下により、各団体が東京都内の興行を中止・延期する中、「会場内のシャッターを常時開放」など、取り得る最大限の感染防止対策を敷いて行われた今大会。
 
ハードヒットでは恒例の、試合前&休憩時間中のダークマッチも今回は無し。
 
全7試合でシンプルに纏めてきた、今大会の観戦記を綴っていきたいと思います。
 
多分、日本で一番遅い『My name is HARD HIT』レビューだと思いますが(苦笑)、何卒!!
 

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憧れが 惑いが
あっさり全部ひとつに繋がった
抉じ開けて
その未来も過去もそのまま
見ろ

だって正しいと思えた事など 一度だってないだけ
だって誰もが言うみたいな言葉に乗り切れないだけ

やっぱりだ
痛みがバッサリ疵を残しやがった
始めるぜ
昨日も今日も明日もこのまま
走れ 行けよ
 
『その未来』 - GRAPEVINE

https://www.uta-net.com/song/26659/

 
 
 

大会概要

大会前

12:30の大会開始前に、会場の新木場に到着。
この日は、以前からハードヒットを見たがっていた親を連れての観戦に。
 
前述の通り、感染防止対策に伴い、普段閉められている会場のシャッターも全開に。
 

 

会場に着くと、リング上で佐藤光留が公開スパーリング!!
 

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その後のシャドーもPVみたいなカッコ良さ!

 

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この公開スパーリング、何と、GLEATへの当て付けだったのだとか(笑)。

既にもうバッチバチ!!

 

 

 

スパーリング終了後、程なくして大会開始時刻に。

 

www.youtube.com

 
場内に流れるオープニングVの最後(5:08~)は、6.9に行われるGLEATとの対抗戦に向けた、佐藤光留のコメントで〆。
 
「この対抗戦の最後って何なんだろうって思ったら、最終的にどっちかが潰れたって言うのが終わりじゃなくて、どっちかが潰れるまでやるのが対抗戦だと思っていますから」
 
「何も失わないプロレスなんて、それはもう僕の…、佐藤光留のプロレスじゃないですから」

 

 

大会前恒例となった佐藤の挨拶からも、並々ならぬ決意が窺えました。

 

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本戦

大会のオープニングマッチを飾ったのは、『関根シュレック秀樹vs田馬場貴裕』。
 

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田馬場が腹部へのソバットで、シュレックの顔を歪める場面を作ったものの、最後はシュレックが、ジャーマンスープレックスで田馬場から10カウントダウン葬!
 

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シュレックのジャーマンは金が取れるから好き!
 

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第2試合は『前田賢哉vs唐澤志陽』。
 

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『自称・高岩(竜一)の弟子』というフレーズを引っ提げて登場した前田でしたが、唐澤に押される展開が続くと、最後は頭部を掠めるハイキック一閃でKO。
 

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側頭部をやや掠めるような当たりでもこの威力、凄い…
 

 

 
第3試合は、『佐久田俊行&植木嵩行vsSUSHI&河野真幸
 
今大会唯一のタッグマッチでしたが、4選手とも素晴らしく、見応えのある内容に。
 

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特に、河野と植木のマッチアップは刺戟的!
 

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たった一度の邂逅とはいえ、腕ひしぎに入る河野をパワーボムのように持ち上げる植木が圧巻!
 

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急遽参戦で準備期間が短かった故か、出場時間は少なめだった河野。
ただ、このマッチアップだけで、次回参戦全力希望!
植木とのシングルが是非見てみたい!
 
そして、個人的には、SUSHIのハードヒットの試合を生で見た中で、一番強さを感じた試合かも知れないです。
 

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相手より体格差で優位だった点を差し引いても、基本的にフィニッシュ除いてグラウンド勝負に勝っていた印象なので。
 
ただ、試合は佐久田がSUSHIからギブアップ勝利!
E.R.E.強し!
 

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第4試合は『松本崇寿vs前口太尊』
 

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当初は『松本vs和田拓也』のカードでしたが、和田の新型コロナウィルス感染もあり、急遽カード変更…。
しかし、これが今大会の個人的ベストバウト級の内容に!
 

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双方、劣勢の際にはロープに背を向けて攻撃を躱すなど、極力ロープエスケープを避ける戦い方が印象的でした。
『巧さ』とかよく分からなくても、『巧い』と唸ってしまうシーン。
 

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松本が極め技で前口のロープエスケープを誘い、ポイントを奪っていく中、前口もラッシュで応戦!
 

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試合時間10分いっぱいまで縺れた激闘は、残りポイント2-1で松本が勝利という結果に。
 

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ただ、前口も急遽参戦である事を全く感じさせない試合運び。
本人もツイートで「1週間あったら勝てた」という旨を述べていましたが、そのくらい、僅差!
 
最近、全日本プロレス異種格闘技路線を始めてる選手もいますが、今回の『松本vs前口』を見せられてしまうと、自然とハードルを上げざるを得ない訳で。
これこそ異種格闘技じゃないかな、と私は感じました。
 

 

 
次は万全を期した形で見たいカードだと思いつつ、松本の次戦は、今回流れた和田拓也戦かなあ、と。
 

 

 
第5試合では、今大会注目のカードの一つ、『渡慶次幸平vs阿部諦道』が実現!
 

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頭突き攻撃が認められている事などから、『世界一危険な格闘技』と呼ばれるミャンマーの格闘技・ラウェイ。
 
 
そのラウェイで、日本人トップに立つ渡慶次幸平がプロレスルール初参戦!
 
対戦相手は、レスラーの阿部諦道(阿部史典)!
 
 

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双方収拾つかずにノーコンテストという試合結果だけで見てしまえば、"消化不良"な感は否めない。
 

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私自身、期待値高めで見ていたカードだった事もあり、尚更そういう部分は感じました。
 

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ただ、『この試合だけで人と感想戦が出来る』程の爪痕と余地を残したのは間違いなし!
結果面の"消化不良"も、後々、消化ないし昇華していける試合ではないか、と感じた次第です。
なので、この試合を見た方々とめちゃめちゃ語り合いたい(笑)。
 
ある種、伝説になりそうな一戦ではありました。
 

 

 
セミファイナルは、『井土徹也vs飯塚優』のシングルマッチ
 

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プロレスリングHEAT-UPでキャリアをスタートした2人は、HEAT-UPだけでなく、ハードヒットでもシングルトーナメント決勝で対戦済。
 
 

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ただ、今回は『LIDET UWF vsハードヒット』という、双方の威信をかけた対抗戦色が強い構図に。
 

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前述のトーナメントでは、飯塚の前に秒殺を喫した井土でしたが、この日は、飯塚を文字通りあと一歩まで追い込む場面も。
 

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終盤、飯塚の顔面に膝蹴りが入った時なんか、試合が決したと感じましたから。
 

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ただ、その一撃を喰らいながらも、飯塚がサブミッションで逆転!
 

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最後は飯塚が脚を極めると、井土が堪らずタップアウト…!
 

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逆転負けを喫した井土でしたが、素人目線ですと、詰めの部分に隙や甘さなんて感じなかった印象。
単純に、劣勢を捲った飯塚がバケモノでした…。
 
「いや、あの状況から引っ繰り返すん…!!??」みたいな。
 

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6.9に行われる『LIDET UWF vsハードヒット』の対抗戦は、LIDET陣営が"先勝"という幕開けに…。
 

 

メインイベントは、『佐藤光留vs川村亮』!
 

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過去にハードヒットのメインを飾っているカードが、『My name is HARD HIT』と銘打たれた興行のメインで実現!
 

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試合内容は、まさに激闘そのもの!
 

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ロッキー川村でもない、ましてやランボー川村でもない。
川村亮としての姿が超絶カッコ良かった!
 

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終盤になるに連れて、互いに覚束なくなる足元…。
 

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それでも、前に出て闘い抜いた2人!
 

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試合は10分時間切れ。
両者の残りポイントも同数だった為、結果はドロー。
 
試合後、仰向けの状態で動けない両者の姿が、この激闘を物語っていました。
 

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暫くして、佐藤が起き上がり、マイクを握ります。
 

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現れたのは、試合を終えた飯塚と、今回カードが組まれていなかった伊藤貴則、渡辺壮馬の『GLEAT』勢。
 

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印象的だったのは、川村のマイク。
佐藤から、半ば無茶振り気味に渡されたマイクリレーでの一言。
 
「これがハードヒット。これ、出来る?」
 

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壮絶なメインの後だからこそ、説得力が桁違い!
 

 

そして、LIDET勢を帰した後の、佐藤光留のマイクも熱かった!

 

 

これを現地で聞けた喜びたるや!

 

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まとめ

緊急事態宣言下の都内で開催された、今回のハードヒット。
 
良い試合が多かった事もありますが、何より、選手や観客、配信視聴で関わった人達の、熱量の高さや思いの強さを感じずにはいられない大会だった気がします。
 

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2020年12月に行われた、『ハードヒット』と『Jrタッグトーナメント』の昼夜興行でも感じた事ですが、『ハードヒット』は佐藤光留の反骨精神の塊なんだなあ、と。
 
 
流行りのトレンドやスタイルには目もくれず、ただ、己の刃を研いできた。
そこに共鳴する者達が集う磁場となっている所も熱いと言いますか
 
大会直前に諸事情でカード変更というアクシデントもありましたが、そんな逆境も越えてみせる、素晴らしい興行でした!
 

 

 

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大会終了後も、『ハードヒット』と『LIDET UWF』の両陣営による、熱いTwitterバトルが展開。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.9を前に、火花を散らし続ける両陣営!
 

 

 

 勝つのは、どっちだ!!!???

 

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目覚ましはいつも鳴りやまない~『CyberFight Festival 2021』の私的プレビューについて~

2021.6.6、さいたまスーパーアリーナにて行われる、CyberFight(以下:CF)主催興行・『Cyber Fight Festival 2021』(以下:CFフェス)。

 

www.wrestle-universe.com

 
この丁度1年前(2020.6.6)、CFの一員であるDDTプロレスリング(以下:DDT)が同所でビッグマッチを予定していたものの、新型コロナウィルス蔓延に伴う影響もあり、新宿FACEでの無観客配信に変更…。
 
1年越しとなるリベンジの舞台は、CFの4団体(DDTプロレスリングプロレスリング・ノア東京女子プロレスガンバレ☆プロレス)で乗り込む合同興行となりました!

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今回は、2021.6.6に行われるCFフェスに向けた、個人的プレビューを綴っていきたいと思います!
 

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悪戦苦闘 抗ってるけど
自分が間違っていないか不安になったが
手弁当さんざぶら下げて
大風呂敷をおっぴろげて

目覚ましはいつも鳴りやまない
悩ましきぼくらまだ行けるはずでしょ
なぜ暮らしはいつも穴だらけ
誤魔化して逃げたって埋まらないでしょ

眼差しは明日を飛び越えて
まだ出してない自分を見せるはずでしょ
目覚ましはいつも鳴りやまない
私たちはずっと鳴りやまないでしょう

さあ鳴らそう
 
GRAPEVINE - 『目覚ましはいつも鳴りやまない
 
 

大会プレビュー

『初めてのCyberFight』を堪能するフェス

今回のCFフェスは、アンダーマッチを含め、全15試合というラインナップに。
コロナ前でも、プロレスの1興行で、これだけの試合数は中々珍しい印象があります。
 
1グループ内の各団体(ブランド)が出揃う合同興行は、以前にもDDT主催で実施済。
 

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2019.11.3に両国国技館で行われた『DDT ULTIMATE PARTY(以下:DDTUP)』では、『DDTグループ』のDDTプロレスリング東京女子プロレスガンバレ☆プロレスプロレスリングBASARA(※2020年より独立)の4ブランドが集結。
 

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各ブランドが管轄している(ほぼ全ての)タイトル防衛戦が組まれた他、中には、ブランドの垣根を越えたタイトル挑戦も実現するなど、通常興行では見られない、クロスオーバー的要素も数多く見られました。
 

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ただ、今回行われるCFフェスは、そうしたクロスオーバー的な要素よりも、どちらかというと、CFの新規ファン層開拓に重きを置いているのではないかという印象を受けました。
 
今回のフェスでは、『DDT vs NOAH(または金剛)』の対抗戦を始め、他団体同士が交わる試合が組まれている一方、団体毎に提供試合が1〜3枠程度設けられているなど、各団体の特色もしっかりパッケージ。
対抗・交流要素のある試合と、提供試合の割合は、(タイトルマッチを除くと、)大体半々くらいのバランス(6試合:6試合)。
 
タイトルマッチも、当初発表されていた、『KO-D無差別級選手権』・『GHCヘビー級選手権』・『プリンセス・オブ・プリンセス選手権』の3大王座戦に絞っての開催。
 

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こうした点においても、オールスター感満載ながら、『DDTUP』とは違った趣のある大会になるのではないか、と予想しております。
 
今回のフェスに『他団体との絡み』を求めてしまうと、若干の物足りなさを感じてしまうものの、『初めてDDTやNOAH、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスを見る』という方にとっては、1大会でサイバーファイトを体感できる、うってつけの内容!
 
思えば、音楽フェスなんかも、そういう要素を感じますものね(フェス行ったことないですが(笑))。
フェス用のセットリストに、出演時の最新曲やバンドの代表曲が組み込まれている、みたいな。
 
ただ、フェスと言いつつも、ガンプロ勢が本戦に組まれていないのは、唯一不満点ではありますが…(汗)。
 

提供試合

先述の通り、今回のCFフェスでは、『各団体の提供試合』が多く組まれている点が特徴的。
 
各団体毎に必ず1試合設けられている提供試合は、音楽フェスで言う、バンドの代表曲ないし名刺代わりの曲にあたるかと。
 
DDTの提供試合は、老舗ユニットの『DAMNATION』と、『The 37 KAMINA』の勝俣瞬馬&MAOにクリス・ブルックスが加わった6人タッグマッチ。
 

・『佐々木大輔&遠藤哲哉&高尾蒼馬withマッド・ボーリー vs クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&MAO』

 

 

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DDTサウナ部』を経て、『The 37 KAMINA』が本格始動した2021年3月頃より、『DAMNATION』とタッグマッチで対戦する機会が増えていましたが、この枠に組まれた事で、一層、両ユニットの対決が今後のユニット抗争の柱になっていくのかな、と。
 

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タイトルホルダーのクリスを始め、全員いつでもタイトルを狙える実力者揃い。
豪華です!
 

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NOAHは、Jrヘビー級による6人タッグマッチを配置。
 
 ・『小峠篤司&原田大輔&大原はじめ vs 小川良成&HAYATA&吉岡世起』
 
2019年〜現在まで、選手の移動+ユニットのスクラップ&ビルドが盛んに行われるなど、目まぐるしく立場を変えながら、抗争を繰り広げてきたNOAH Jr。
 

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その最前線を走る『STINGER』と、現在Jrシングル&タッグ王座を保持している『桃の青春』+大原はじめの一戦は、現在のNOAH Jrをパッケージした一戦に。
 
DDT同様、団体の一つの柱として、この枠に持って来たカードなのかなあ、という感想。
NOAH以外のファンにどう映るのか、私、気になってます!
 

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東京女子プロレスは、アンダーマッチを含め、団体では最多となる3試合がラインナップ。
 
・『STARTING BATTLE KICKOFF~舞海魅星&鈴芽&猫はるな&宮本もか&遠藤有栖 vs 角田奈穂&らく&原宿ぽむ&桐生真弥&鳥喰かや』
 
・『辰巳リカ&渡辺未詩 vs 中島翔子ハイパーミサヲ vs 天満のどか&愛野ユキ
 
・『乃蒼ヒカリ&瑞希&荒井優希 vs 伊藤麻希&上福ゆき&小橋マリカ
 
 
今フェスの先陣を切る、若手主体の10人タッグマッチは、マスクウーマン・鳥喰かやがプロレスデビュー!
 

 

3WAYタッグマッチは、団体内で地位を確立しつつある3つのタッグチームで勝負!
 

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6人タッグマッチは、主力選手を投入しつつ、5.4にデビューした荒井優希の有観客興行初登場も兼ねた一戦に注目!
 

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唯一、アンダーマッチで提供試合が組まれているガンバレ★プロレスは、主力選手を固めての6人タッグマッチで勝負!
 
・『STARTING BATTLE MAIN~大家健&石井慧介&翔太 vs 勝村周一朗&岩崎孝樹&今成夢人
 

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今フェス前の企画として、WRESTLE UNIVERSE会員向けに、各選手の意気込みが綴られたメールマガジンが送られているのですが、ここで筆を執った今成夢人によるコメントが熱かった!
 
概要としては、1999年4月10日の新日本プロレス・東京ドーム大会における、メインの『武藤敬司vsドン・フライ』、第0試合の『大仁田厚vs蝶野正洋』の関係性を挙げた上で、武藤がメインに立つ今フェスのアンダーマッチに重ねながら、反骨心を燃やす、というもの。
 

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この反骨心は、 以前行われた『DDTUP』における、勝村周一朗坂口征夫のマッチアップ、前半でベストバウト級の激闘を展開した『石井慧介vs阿部史典のインディペンデントワールドJr王座戦などで、既に証明済!
 

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今フェスでも、アンダーからインパクトを残す展開、全裸待機!
 

対抗戦

今回のフェスでは、団体間の垣根を超えたカードが、提供試合と同数の6試合ラインナップ。
 
・『STARTING BATTLE~時間差入場バトルロイヤル』
 
・『飯野雄貴&小嶋斗偉 vs 宮脇純太&岡田欣也』
 
・『男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 杉浦貴&桜庭和志
 
・『岡谷英樹vsマサ北宮』
 
・『高木三四郎&彰人&樋口和貞&坂口征夫&吉村直巳&納谷幸男 vs 拳王&中嶋勝彦&征矢学&覇王&仁王&タダスケ
 
・『竹下幸之介&上野勇希 vs 清宮海斗&稲村愛輝』

 

対抗戦に関しては、私自身こういうスタンス…。
 

 

団体間同士の、普段見られない絡みが期待できそうなカードが並ぶ中、個人的に注目しているのは、『金剛vsDDT』、『竹下&上野vs清宮&稲村』の2試合!
 
 『金剛vsDDT』
NOAHの『金剛』とDDTによる対抗戦は、フェスの丁度1年前(2020.,6.6)に無観客形式で行われた、『WRESTLE PETERPAN Day1』以来、2度目。
 
 
『金剛』のメンバーが全員集合する試合は、NOAHでも中々見られない印象。
拳王と大社長のマッチアップに、吉村直巳と征矢学の絡みなど、見所が沢山詰まった試合において、個人的に一番ハズせない組み合わせが拳王と坂口征夫
 
1年前の対抗戦には組まれていなかったものの、Twitter上で拳王を「マッシュルーム坊や」とこき下ろしていた坂口が、今回遂に馳せ参ず!
 

 

 
待望していた、危険すぎる邂逅…。
多人数タッグの為、手合わせする時間は限られると思いますが、それでも、短時間で強烈な印象を残してくれる期待大!
 

 

 

 
しかし、執筆途中の5.31に、『金剛』のメンバーであるマサ北宮が電撃離脱…!
試合も急遽、12人タッグマッチに変更という事態に…。
 

 

更には、大会直前に、拳王が燃料をこれでもかとばかりに投下!

 

 

 

 

これに激怒するDDT勢!

 

 

 

 

 

 

 

昨年は「三振かホームラン」だと感じていた対抗戦も、今回は一気に打率を上げて当日を迎える雰囲気ビッシビシ!
どうなる…!?
 
 
 『竹下幸之介&上野勇希vs清宮海斗&稲村愛輝』
今フェスの3大王座戦の前には、『竹下幸之介&上野勇希vs清宮海斗&稲村愛輝』のタッグマッチが実現!
 

 

フェスの第1弾発表カードでもあった対抗戦に向け、4.15のDDT浅草大会に清宮&稲村が、5.3のNOAH・TVマッチに竹下が、それぞれ来場するなど、双方探り合う場面も見られました。
 
 
 
竹下が来場した際、「対抗戦の熱がない」と清宮にキツく指摘する一幕もありましたが、それに対してか、「本番直前まで、清宮と稲村にキッツい試練を課していく」やり方で、内から火を焚べてきた、NOAHのアンサーが何とも強烈。
 
 

 

 
「対抗戦に重きを置く竹下と、プロレス界の先を見ている清宮で、双方のスタンスが異なるのでは?」との指摘もチラホラ聞かれてはいました。
 

 

ただ、その後、竹下はDDTタッグリーグで優勝を果たし、一方の清宮は迷いを吐露するなど、対抗戦を前に双方の明暗が分かれる格好に…。
 

 

 

 
ただ、個人的には、対抗戦という要素で『金剛vsDDT』という強めのカードが組まれた今、若手サイドは、そういうの抜きにして思い切りやり合ってほしいと思っています。
その土俵で勝負するにも、拳王やDDT勢の舌戦に掻き消されているのが現状なので…。
 

 

 
特に、竹下と清宮は、2020年に歩んだ道のりに共通項が複数存在していると、私自身勝手に思っている所もあるので、双方の積み上げたものを見せる舞台のような気もしています。
(シングル王座陥落or敗戦、無観客試合期間中の取り組み、シングルリーグ準優勝etc…)
 

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私のTLですと、清宮に対して不安視&竹下に対して評価する意見を見聞きする事が多いのですが、バイアス全開なのを承知で言いますと、苦悩してる清宮より、今イケイケな竹下に対して、私は不安を感じるんですよね…。
 
去年11月にBlogを書いた時に感じていた、「俺凄い」サイクルから抜け出せていない、みたいな。
 
 
 
昨年11月の大田区大会で秋山準に敗れた際、「今までやっていた事は間違いだったのかも…」とコメントする程の挫折を味わい、直後の『D-王グランプリ』優勝決定戦でも、秋山に連敗した竹下。
 
 
2021年に入り、2月の名古屋ビッグマッチでタッグ王座に挑戦するも、樋口和貞に直接3カウントを取られて戴冠ならず…。
その後、『ALL OUT』解散、『AEW』参戦、DDTタッグリーグ優勝と、竹下の2021年上半期は目まぐるしく動いていきました。
 
ただ、竹下本人のインタビューコメントを読んでいても、『AEW』参戦で「自分がやっていた事は間違っていなかった」と自信を強めたり、
 
「今海外遠征がすごく難しい環境のなかでも、AEWで試合をしたかった一番の理由は、去年から失った自信、自分のなかで持てない自信を取り戻すため。特別なことをしたわけではなく、いつも通り、DDTで培ってきた竹下幸之介のプロレス、パフォーマンスをぶつけて、たくさん評価を得られたというのは、自信を取り戻すきっかけとなりました。
 
 
末期は並行していたサウナ部の方にお熱で、彰人や勝俣らも同調する形で解散を告げられた『ALL OUT』に対する自己評価は高かったり、
 

「僕は「ALL OUT」の遺した功績は大きいと思います。DDT6人タッグの新しいスタイルを作れたと思う。それにDDTのユニットの中で様々な人たちと抗争してきたチームだと思います。」

DDT内だけではなく#STRONGHEARTSやセンダイガールズとか。そういう意味ではALL OUTだから出来たことが多かったですし、自分のレベルアップにもつながりました。」

 
 
 
(去年拙Blogでも書いたのですが、)対抗戦を控えた今、良くも悪くも、秋山戦の前と同じような自己肯定サイクルに戻っていやしないか、という危惧が…。
 
でも、ある程度ほとぼりが冷めたら、団体内でまた復権して、そこで「俺凄い」アピールをしちゃったら、それこそ、今までやってきた事と何ら変わりない訳で。
 
 
勿論、以前なら殺していたであろう感情が、試合中に出るようになったのは、間違いなく変わった点。
 

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ただ、秋山戦をキッカケに露呈した数年来の課題や喪失した自信が、一度の『AEW』遠征で解決するくらいなら、ぶっちゃけ、「竹下は凄いけど…、イマイチ」みたいな評価や立ち位置からは、とっくのとうに脱却していると思うので。
 
 
そういう意味でも、今回の対抗戦という点を、竹下の力で下半期への線に変えたらエモい、というのが個人的な願望。
 
対抗戦後、秋に開催されるであろう『N-1 VICTORY』に、竹下が殴り込みをかける、なんて展開も面白そうだったり。
 
彼なら、勲章も、トップの首も掻っ攫う事も出来ると思ってますから…。
 
 

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タイトルマッチ

CFフェス最大の見所は、DDTプロレスリングプロレスリング・ノア東京女子プロレスの3団体が管轄する、団体トップのシングル王座戦が1大会で見れる点!
 
今フェスで組まれている3大タイトルマッチは、いずれもビッグマッチの舞台に相応しいカードと言っても過言ではなし!
 
・『山下実優vs坂崎ユカ』(プリンセス・オブ・プリンセス選手権)
 
・『秋山準vsHARASHIMA』(KO-D無差別級選手権)
 
・『武藤敬司vs丸藤正道』(GHCヘビー級選手権)

 

 
 
KO-D無差別級、GHCヘビー級には、両団体の象徴的存在でもある、HARASHIMA丸藤正道がそれぞれ挑戦することに。
 
現王者の秋山や武藤は団体所属ですが、王座を獲得した今年2月当時はフリーだった事もあり、個人的には、「象徴が至宝奪還に挑む」雰囲気も十分感じられるカード。
 

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KO-D無差別級は、さいたまスーパーアリーナで3度目のメインイベンターとなったHARASHIMAが、過去2度敗戦を喫した地で、3度目の正直なるか…!
 

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対する現王者の秋山準は、昨秋、竹下相手に2タテを果たした後、『D-王グランプリ』優勝の実績を引っ提げて、遠藤哲哉との王座戦に勝利。
 

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その後、団体有望株の樋口和貞DDTのアイコンである男色ディーノを退ける盤石の防衛ロード。
 

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過去、関本大介木高イサミ石川修司の下に流出した至宝を取り戻すなど、『団体最後の切り札』でもあるHARASHIMAが、今回、秋山相手に至宝奪還を目指す点にも注目しております!
 

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GHCヘビー級では、『方舟の天才』・丸藤正道が、『プロレスリング・マスター』・武藤敬司に挑戦!
 

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NOAHでは『M's alliance』で共闘する2人ですが、同門対決の要素を抜きにしても、次にこのカードが見られる保証はどこにも無い訳で。
 
 
丸藤がレスラーになる前から、(後に仕える)三沢光晴と共に憧れの存在であったという武藤敬司と、大舞台で激突するシチュエーションだけで、ドラマチックな要素が満載!
(このくだりは、先日丸藤がゲスト出演したラジオ番組でも語られていました)
 

 

2016年1月を最後に約5年半も遠ざかっている、丸藤のGHCヘビー戴冠、なるか…!?
 
個人的には、先述したラジオ番組で、試合に興味を示していたスガシカオが、果たしてたまアリに来るのか、という点も気になっております…(笑)💦
 

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プリンセス・オブ・プリンセス選手権は、団体のトップオブトップ同士をストレートにぶつけてきた印象。
 

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この点は、『DDTUP』の『中島翔子vs坂崎ユカ』に通ずる部分も感じます。
 
今年5月の後楽園ホール大会で、辰巳リカから王座を獲得したばかりの山下が、いきなり実績十分の坂崎と初防衛戦、という攻めの構図。
 
KO-D無差別、GHCヘビーと、ビッグネームが並ぶタイトルマッチの先陣を切る、生え抜き同士の一戦ですが、後ろ2試合を内容で飲み込む可能性を十分秘めているカードだと思うので、「東女のタイトルマッチが一番面白かったね」となったら、しめたもの!
 

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楽しみです!
 

まとめ〜『フェス経由ワンマン行き』のエントランスを楽しむ〜

全15試合が並ぶ、今回のCFフェス。
 
前述のように、クロスオーバー要素が盛り込まれた『DDTUP』の時に比べ、今フェスは、各団体が並べたエントランスから各団体の本興行に呼び込んでいくイメージが強い陣容。
(言葉が適切ではないかもしれませんが)『見本市』の要素もあるかと。
 
「CFで今まで見たことなかった団体を知り、見に行くキッカケ作り」としては、この上なく絶好の機会!
 
当日は、会場で、WRESTLE UNIVERSEで堪能しましょう!!
UNIVERSEのサーバーダウンが無いことを祈って…)
 
ただ、唯一にして最大の不安な点が…。
 
このボリュームにもかかわらず、何と、休憩時間無し!
 
試合間によってはトイレの混雑がヤバそうですね…。
煽りVやマイクタイムを犠牲にするしか…(血眼)
 

pray~2021.5.23 『木村花メモリアル またね』観戦記~

2021.5.23に後楽園ホールで行われた『木村花メモリアル またね』を観戦してきました。

 
あの日から丁度1年…。
 
 
3月12日の午前0時より、通販サイトで発売されたチケットは、半日経たずに完売。
(私が午前5時過ぎに購入した時には、既にS席・B席が完売という状況でした。)
 

 

 
一時は緊急事態宣言の発令もあり、有観客での開催が危ぶまれていましたが、何とか有観客で開催される運びとなりました。
 
 今回は、『木村花メモリアル またね』の観戦記になります。
 

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※個人的に、大会名を聞いて、この曲しか浮かばなかったのです…。
 
It's honesty 君が好き
まるで嘘みたいな
青い空がよく似合う
I pray for you それじゃ、またね
君の夜が
今日も優しくありますように

君が好き
ちょっと黒いくらいの
青い空がよく似合う
I pray for you それじゃ、またね
今日もどこかで笑ってるかな
君の旅が
どうか美しくありますように
赤い公園 - 『pray』

https://www.uta-net.com/song/294317/


youtu.be

 
 

大会概要

大会前

今大会は、10:30開場・11:30開始というタイムスケジュール。
ただ、試合後のサイン会整理券が9時過ぎから販売された事もあってか、開場前から既に人がいる状態。
 
会場時間の10:30頃に、ホールへの入場列が形勢。
この時点で、ビル1Fの当日券売り場を曲がった坂道まで列が出来る程でした。
列も、エレベーター用ではなく、5Fまで登る階段の列!
 

 

現在、新型コロナウイルスの影響で、各団体が座席数を減らした上で興行を行っていますが、その条件下でも、後楽園ホールでこれだけ長い列に並んだのは、私自身、数える程しかありません。
(2018年の『BLOOD Xmas』、2019年12月のMarvelous後楽園 etc…)
 
階段でホールの5Fまで上がり、恒例となっている検温・消毒でも、展示場内の物販列に多くの人が並んだ関係で、スタッフから入場規制がかけられる場面も。
検温のスタッフから「物販に並ばれない方はいらっしゃいますか?」と訊かれるなんて、異例中の異例でしたもの。
 
ホールの展示場を通過すると、南側座席に通ずる階段の横に、歴代のコスチュームが展示されていました。
 

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中には、構想段階だったというガウンも展示…。

 

 

 

 
そして、座席へ…。
リング上にはターンテーブルと、山村武寛(#STRONGHEARTS)の姿が。
 

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負傷欠場以降、DJとしても活動し始めた事は耳にしていたものの、実際にDJ見るのはこの日が初。
 
時折手拍子を煽ったり、違和感のない曲同士の繋ぎ方だったり、(素人目線ですが)上手かった印象!
会場を盛り上げていました。
 

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選手としての復帰も、待ってます!
 

 

 
大会開始時刻となり、吉野レフェリーの前説がスタート。
 

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ここで呼び出されたのは、現在長期欠場中のジャングル叫女
 

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大会は、かつて木村花が率いていたユニット『TOKYO CYBER SQUAD』の決め台詞で開幕!
(「みんな違ってみんないい。 それがトーキョーサイバースクワッド!イエッサー!」)
 

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そして、オープニングVTRからの、ダンスパフォーマンス!
 
ダンスの際、中央で踊っている女性の格好や雰囲気が、北から見ると木村花本人にしか見えないんですよ…(泣)
 

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第1試合

オープニングマッチは、木村花がプロレスラーになる前にアイドルをやっていたという、沖縄の地に縁の深い面々が集結。
 

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赤コーナーサイドの攻撃を、「これでもか!」という位、バンバン喰らっていた翔太が凄い。
 

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そして、体格的にJrヘビーなはずなのに、一発一発の打撃技が重いHUBの攻めが圧巻
シーサー王とのコンビネーションは反則レベルでした。
 

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最後は、HUBがミル・マングースを「亜留魔下首領」で仕留め、3カウント!
 

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フィニッシュ時の、会場のどよめきが凄かった…。
 

 

 
 

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第2試合

続いて行われたのは『バトルロイヤル』。
 

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全日本プロレスの『新春バトルロイヤル』同様、一度に大勢の選手が集まる形で始まるものの、後からシークレット参戦の選手が登場する、特殊ルールが追加!
 
始めの段階で、橋本千紘芦野祥太郎、ラム会長、宮本裕向阿部史典など、錚々たる顔ぶれが集ったランブルでしたが、後から登場した選手も豪華!
 

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多分、今まで見たバトルロイヤル史上、最も豪華かつ刺激的な光景に溢れていた気がします。
当日の実況ツイートを振り返ってみても、信じられない光景ばかり(笑)。
 

 

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そんな豪華なバトルロイヤルを制したのは、ラム会長!
 
5.30プロレスリンZERO1後楽園ホールにて、世界ヘビー級王座をかけて争う田中将斗とCIMAを場外に蹴落とし、優勝!
 

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第3試合

メモリアルはいよいよ、最後の試合に。
当日発表となったこの日のメインは、『桃野美桜&なつぽい&朱里&朱崇花vsDEATH山さん&小波&葉月&花月の8人タッグマッチ!
 

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当初、1日限定復帰が発表されていた花月だけでなく、葉月も限定復帰というサプライズ!
 

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新旧の大江戸隊メンバーが集う格好となりましたが、花月と葉月のコスチュームには、木村花モチーフのコスチュームカラーも入っていた事から、木村花が立ち上げたユニット『TOKYO CYBER  SQUAD』を想起させる雰囲気も。
 

 

メモリアルだからこそ、というカードではありましたが、そのスペシャルに負けない位、進行形の今が刻みつけられる素晴らしい内容に!
 
特に、花月リングインした際、客席から起きた拍手の音量は凄まじいものがありました。
 

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私自身、2020年6月に有観客興行が再開して以降、生観戦した大会の中で、間違いなく拍手が一番大きかった瞬間だと言い切れる程。
 

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この試合内容の熱さに間違いなく寄与していたのが、花月と葉月!
 

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試合中の動きが、1日限定で復帰した選手のそれじゃないのですから…。
叶うなら、現役復帰を希望したい。
そう思わせる内容でした。
 

 

試合では、スターダム時代に絡みの無かった、なつぽい&朱里、花月&葉月の絡みも実現!
新鮮かつ刺激的!
 

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葉月と桃野のマッチアップも良かったです。
この2人で、ハイスピード王座を争うIfもあったりしたのかなあ、と感じてしまったり…。
 

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試合は終盤、朱崇花が場外へのムーンサルトプレスで、青コーナー陣営を分断!

 

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そこから、赤コーナー陣営の猛攻が葉月に炸裂!
 

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最後は、朱崇花が葉月を仕留めて勝利!
 

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この時点で既に大大大満足!
しかし、ここから更なるサプライズが…!!!
 

特別試合

試合後、勝利した朱崇花がマイクを握ると、その場で花月とのシングルマッチを要求!
 

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木村響子「花もやってほしい、って言ってる気がするよ!」
 

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この一言もあり、急遽、シングルマッチが実現することに。
 

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メインで現役当時と変わらない動きを見せた花月ですが、急遽決まった試合でも、何度もトペスイシーダを敢行する動きっぷりを披露!
 

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時折疲れは見せつつも、一般人とは思えぬ活躍!
 

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序盤こそ、現役バリバリの朱崇花に押され気味だったものの、後半に盛り返す花月が圧巻!
 

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コーナーでの攻防に移りますが、これを朱崇花が制した辺りから、流れは一変!
 

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ここから怒涛の猛攻で花月を追い込むと…、
 

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最後は、盟友の必殺技・変形キャプチュードバスターを解禁!
 

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これで3カウント!
 

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試合後、朱崇花からマイクを渡された花月の言葉が熱かった!
 

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セレモニー

 試合後は、木村花の幼少期〜スターダム時代にかけての映像が、場内で放映。
 
VTRを見ていると、一つひとつの対戦の中で、ジャングル叫女との対決、大江戸隊時代、朱崇花とのシングル、『TCS』発足、『5★GP』優勝、ジュリアとの抗争など、若くして様々な選手と縁を築いてきたんだと改めて実感。
正直、Vの終わりが近づくにつれて(特にジュリアとのシングル辺り)、胸が締め付けられるものがありました…。
 

 

そして、セレモニーがスタート。
 
パンチ田原リングアナが、木村花の経歴を読み上げる中、思わず声を詰まらせる場面も…。
 

 

そして、10カウントゴング…。

 

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10カウントゴング終了後、紙テープの代わりに、客席からの鳴り止まないスタンディングオベーション
 

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この時、リングサイドにいた小波が、木村花の写真に向けて、笑顔でイエッサーポーズ…。
 

 

大江戸隊ではあるけれど、この日は一人の友達として、この場に来てたんだなって…。

 

 

 

まとめ

 大盛況のうちに幕を閉じた今大会。
 

 

私自身、こういう特別な大会は、「順位なんて付けてはいけない」(そういう所で括れない)ものだと思っているのですが、それでも、刺激的な遭遇や激闘が展開された大会は、間違いなく今年の個人的神興行の一つでした。
 

 

実況ツイートをしていても、日本国内だけでなく、海外からも多くの反応を頂くなど、反響の大きさを実感しましたから。
 
今大会がスターダム主催でないことに対して、苦言や批判も聞かれましたが、元々スターダムが押さえていた日程+スターダムから所縁のある選手を派遣しているだけでも、十分凄いと私は思います。
個人的に、スターダム主催だったら、今回のメンバーが超党派で集結すること自体、想像しにくいんですよね…。
 

 

忘れてはならない日に、忘れられないくらいの景色を見る事が出来た…。

私のプヲタ人生の中で、この日一生忘れられない日の一つになりました。

 

 

関係者の皆様、本当にありがとうございました!

そして、本当にお疲れ様でした!

 

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レンブラントのプロレス場放浪記 第5回〜疾走〜

2021.5.9に、埼玉県にある『SKIPシティ』で、アイスリボンを観戦してきました。

 

緊急事態宣言の発令を受け、東京都内は軒並み興行が無観客&延期&中止という状況の中、それでも、埼玉までプロレスを観戦しに行ったのには理由がありました。

 

それは、先日、Yahoo!ニュースに掲載された記事…。

 

news.yahoo.co.jp

 

2018年大晦日のデビューから、僅か1年8ヶ月で団体の頂点に登り詰めた鈴季すず。

今年1月にシングル王座を陥落した直後、本人の要望で実現したハードコア7番勝負。

 

この内容に対し、ニュースのコメント欄には批判的な意見が…

 

「ファンが引くだけ」

 

「自己満足」

 

試合後、両選手からも、このようなツイートがなされた程…。

 

 

 

この反応を目にして、逆に『ハードコア7番勝負』が気になり出した私は、「彼女の試合を是非見なければ」と思い、観戦を決意!

(プラス、昨年末からアイスリボンを観戦できていなかった、という事もありますが…)

 

 

 

4月末にチケット予約した段階では、今大会で7番勝負が組まれるかは不明だったものの、その後、『鈴季すずvs木高イサミ』のハードコアマッチが決定!

 

大会当日、私は胸を躍らせながら、川口へと向かったのでした…。

 

今回は、『ハードコア7番勝負第5戦』も行われた、アイスリボンSKIPシティ大会の観戦記になります。

 

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まだ未来は空っぽのままで
新しい予感に泣きそうだぜ
くだらないのはおまえの方だろ
わからないのかい疾走の理由が

『疾走』 - GRAPEVINE

https://www.uta-net.com/song/79585/

 

youtu.be

 

 

 

 

会場概要

今大会の会場である『SKIPシティ』は、JRの川口駅西川口駅から、バスで10分前後の距離に位置。

 

西川口駅からバスで行くと、10分経たずに最寄のバス停まで到着。

バス停から3分前後歩いて、ようやく会場に到着!

 

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ただ、興行が開催される土・日・祝日ですと、会場までのバスが1時間に1〜2本ペースと少なめなので、注意が必要か。

奥の手でタクシーという手段もありますが…(以前使った時は、大体1000円位でした)。

 

駅から遠目な立地ながら、敷地内には飲食店やコンビニ(大学の購買に近い雰囲気)も揃う充実度合い。

 

いざ、開場!

 

会場内は比較的新しい作りで、ひな壇こそ無いものの、写真を撮るのに特段難儀はしない印象。

 

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現在ですと、アイスリボンが定期的に興行を開催している印象が強いですが、過去にはDDTプロレスリング、プロレスリングNOAHなども使用経験あり。

 

良い会場ではあるのですが、一つだけ難点が…。

 

通信環境が良くない!

 

入口近くの座席でも、ドアを閉められると、この通り…。

 (通信サービスはありません…!!)

 

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会場内にミノフスキー粒子が散布されているのではないか、と疑ってしまう程に、実況ツイート泣かせな会場(泣)

 

 

この日も、換気の為、試合の合間にドアが開いているタイミングを利用して、必死こいてツイートしてました(笑)。

 

これは私だけなのかと思いきや、大会を生配信する裏方さん達も苦戦しているようで…。

私の席の近くから漏れ聞こえた、ネット生配信の実況・解説によると、会場の回線が不調だった為、団体が保有するモバイルWi-Fiを使用して、今大会を配信していたとのこと。

 

一番の敵は、通信環境なのかもしれませんね…(泣)

 

大会概要

この日は全6試合がラインナップ。

タイトルマッチは無いものの、

 

●5.16仙台大会のICE×∞王座戦・『藤本つかさvs宮城もち』の前哨戦4WAY

 

●『鈴季すず・決意のハードコア七番勝負』第5戦

 

●Fantast ICE王座次期挑戦者決定戦・『藤田あかねvs雪妃真矢

 

など、注目カードが並んでいました。

https://iceribbon.com/event_detail.php?id=2792

 

個人的に、アイスリボンSKIPシティ大会は毎回完売しているイメージが強いのですけれど、この日も当然の如く、全席完売!

私自身、生観戦した数は少ないものの、アイスリボンラジアントホールSKIPシティは基本的にハズさない、安定感と信頼の高さ勝手ながら抱いております。

 

オープニング6人タッグマッチでは、所属外選手中心のユニット・『REBEL&ENEMY』が早くも登場!

 

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対角には、石川奈青、バニー及川、アクトレスガールズの青野未来という若手陣営。

 

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この試合、ラム会長のロープワークがめちゃめちゃ早くなっている事実に震えました…(速すぎて写真撮れず…)。

 

対角に立つ青野未来は、もっと評価されて良い選手。

蹴りが良いんですよね!

将来的にはアクトレスガールズを背負う存在になりそう。

 

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試合は、『REBEL&ENEMY』が穴一つない連携プレーで石川奈青から勝利!

 

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第2試合では、6.27後楽園ホール大会で引退を発表した松屋うのが、引退ロード初戦で世羅りさと激突!

 

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試合していても、互いの仲の良さが伝わる内容。

 

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ただ、エルボー合戦の最中、世羅が「(うのの事は)そんなに好きじゃない」と言ったのは酷すぎた気も(笑)。

 

 

試合は世羅が勝利!

 

第3試合は、『星ハム子&星いぶき&春輝つくしvsテクラ&チェリー&松本浩代』による、アイスvs外敵軍の一戦に。

 

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5.16仙台大会で、柊くるみ&松本浩代の持つタッグベルト挑戦を控える星親子。

 

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先発は松本の指名で、星いぶき

 

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この日の星いぶきは、逆水平チョップを軸に攻めるシーンが多かった印象。

元々、金が取れるレベルのエルボーを持っている選手ではありましたが、チョップも素晴らしい!

 

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体格が特別大きい訳では無いものの、若くして将来性を感じさせる打撃技。

個人的には、もっと評価&注目されてほしい選手の一人です。

 

外敵部隊の攻めに苦戦を強いられたアイス勢でしたが、最後は星親子による、いぶロール⇒ハムロールのコンボで、テクラから勝利!

 

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第4試合では、ICE×∞王座前哨戦も兼ねた、『藤本つかさvs宮城もちvs本間多恵vsトトロさつき』の4WAYマッチが実現。

 

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この面子で4WAYを組んでしまう所が、まず豪華!

 

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誰が3カウントを奪うのか、誰が敗れるのかも分からない混戦模様…。

 

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この均衡を破ったのは、宮城もち

 

5.16仙台大会で、現王者の藤本に挑戦を控えている宮城が、藤本との一騎打ちを制し、メタボリックサンドで3カウント奪取!

 

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(前哨戦あるあるとはいえ、)藤本が取られる展開は一番予想出来なかった…。

 

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『鈴季すずvs木高イサミ

 私が今大会を観戦するキッカケとなった、『鈴季すずハードコア7番勝負』。

その第5戦が、今大会のセミファイナルで実現!

 

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相手は、プロレスリングBASARAの大将・木高イサミ

 

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すずは、デビュー初期のトレードマークだった自転車を漕ぎ、イサミも、2本のベルトを携えて、それぞれ入場。(※)

※BJW Jrヘビー級王座、IRON FIST TAG王座

 

 

 

握手無しでスタートした試合、先に仕掛けたのは鈴季すず!

 

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ただ、その後は、イサミがパイプ椅子を駆使した攻めで、一気に形勢は逆転…。

 

パイプ椅子を、リング内にいるすずに向けて投げたり、

 

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すずの身動きを取れなくした上で、すずの自作凶器である『フォークボール(※仮称)』をセット⇒顔面に向けて躊躇なく蹴飛ばしたり、

 

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相手の動きを椅子で封じた上での、非情な攻撃の数々!

 

しかし、この攻めをイサミが持ってきた時点で、私はこう思ったんですよね。

「一人の相手として認めていなければ、ここまで出来ない」と。

 

vs竹田戦で色々な意見は聞かれましたが、双方相手を認めていなければ、受ける側も攻める側も躊躇なく行けないでしょうし、実際、イサミの攻めは男子選手に対するそれと全く一緒でしたもの。

(寧ろ、ボールキックなんかは男子以上だったかも…)

 

自転車をリング内に持ち込んで、すずを轢こうとする無茶苦茶さもヤバかったです(笑)。

 

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脚攻めを挟みながら、序盤から流れを渡さないイサミに苦戦を強いられるすずでしたが、中盤以降、場外でイサミを自転車で轢くなど、反撃開始!

 

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イサミの得意とするギガラダー上の攻防も征して、雪崩式ブレーンバスター!

 

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畳み掛けるような攻撃から、フィニッシュのジャーマンスープレックスを狙うすず!

 

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しかし、イサミにジャーマンを阻止された刹那、一瞬の隙を突くようにして、イサミが変型サムソンクラッチ

 

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これで3カウント!

 

試合後、納得のいかないすずに向けて、イサミがこのマイク。

 

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ただ、悔しさを露にする彼女を見て、イサミが「お前のジャーマンは男子に匹敵するよ」、「あれ喰らっていたら負けていたかも知れないから」と評する場面も。

 

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内容は、イサミが何枚も上の試合。

でも、前述の記事で、彼女達に向けられていた否定的な感情なんて、試合を見た後の私の中には全くありませんでした。

 

丸腰で、若い今だからこそ出来る事がある。

そして、彼女はその覚悟を、10代にして全身に背負っている。

これは本当に凄い事ですよ。

 

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率直に言うと、私は、彼女がこれから歩む道を追ってみたくなりました!

鈴季すず、半端ないって!

 

『藤田あかねvs雪妃真矢

この日のメインイベントは、『藤田あかねvs雪妃真矢』のシングルマッチ

 

2020年に新設され、初代王者の世羅りさが現時点で9度の防衛に成功しているFantast ICE王座。

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

メインは、その次期挑戦者決定戦となりました。

 

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セミのハードコアマッチで既に大満足だった私ですが、メインもメインで凄かった!

セミの内容を超えるの、中々大変そうだ…」という私の勝手な見立てを、見事に打ち砕く内容でしたから!

 

両選手とも、新コスチュームで臨んだという一戦は、雪妃が藤田の左腕攻めで主導権を握る展開に…。

 

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「テーピングが丸見えだよ!」と、時折笑みも見せながら攻めていく雪妃、こわい!

 

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現時点で世羅に挑戦した事が無い&世羅のパートナー&実績十分な点から、試合前は雪妃勝利と見ていた私。

試合前半は、雪妃の穴の無さが際立っていた印象でした。

 

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まさに、盤石の試合運び!

 

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雪妃に押され気味な藤田でしたが、後半から、徐々に攻撃の機会が増えていきます。

 

個人的に、ここで試合の明暗を分けたと感じているターニングポイントがあります。

それは、『藤田のヘッドバット』。

 

エルボー合戦の最中、藤田が雪妃に見舞ったヘッドバット

 

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会場内に響いた鈍く重い音は、声を出せない観客席が思わずどよめいた程…。

 

この強烈なヘッドバットを複数発貰った事で、動きが止まった雪妃…。

 

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このチャンスを逃さんとばかりに、藤田が『みかんでポン』!

 

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そこから更に、雪妃を担いで、アメリカンオレンジドライバー!!!

 

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このフルコースを雪妃も返すことが出来ず、3カウント!

 

藤田にとって、シングルでは実に約6年ぶりという、雪妃戦での勝利。

ただ、その年数を感じさせない程、藤田に強さを感じた試合内容でした!

あれやられたら誰も返せない…。

 

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見事、Fantast ICE王者・世羅への挑戦権を掴み取った藤田。

2020年8月の上野大会、同年大晦日後楽園ホール大会と、世羅の持つ同王座に挑戦してきた藤田にとって、今回が3度目の挑戦に。

 

舞台は5.22坂出大会に決定。

3度目の正直、なるか…!?

 

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メイン終了後、藤田から「(大会を)締めるって気持ちいいですね!」というマイクも。

これには思わずグッとくるものが…(泣)。

 

 

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まとめ

全6試合、満足度の高さを感じた、今回のアイスリボンSKIPシティ大会。

試合内容も安定していて、完売御礼も納得の満足度でした!

 

 

私自身、以前に『藤本つかさvsラム会長』(2019年6月)のシングルマッチを観戦したり、(他団体ですが)DDTの『T2ひ〜vs大家帝国』を観戦したりと、SKIPシティは、記憶に今でも刻まれる好勝負が生まれた地、という印象があります。

そして、今回も、私の記憶に刻まれる試合が見れました!

 

唯一不安定なのは、会場の通信環境だけ!

ただ、その点も含め、忘れられない会場だったりします(笑)。

 

また行きたい!

 

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レンブラントのプロレス場放浪記 第4回〜MONDO PIECE〜

2021.4.4に、板橋グリーンホールで行われた『野郎Z 其の九』を観戦してきました。

 
DDTプロレスリングの男性限定興行・『野郎Z』!
 
私自身、『野郎Z』に前々から興味を抱いていたのですが、ほぼほぼ平日&不定期開催という事もあり、今回が初めての観戦に。
 
開催も約1年半ぶりだったという『野郎Z』ですが、今回は女性限定興行・『BOYZ』と、開催日・開始時間・会場まで一緒という、まさに威信をかけた2大ブランド戦争に!
板橋グリーンホールの2Fホールに『BOYZ』、1Fホールに『野郎Z』が、それぞれ進出する形となりました。
 
今回は、そんな『野郎Z 其の九』の観戦記になります。
 
個人的には、今年の神興行候補に推したい内容でした!
 

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「今日ほど!男である事を!幸せと感じた日はねえぞ!ラスト、半端じゃない一体感、俺たちで作っていこうぜ、なあ!?おい!」
 
「深めようぜ!深めようぜ!俺たちで辿り着いたんだよ、ここによお!」
 
2017.2.11 UVERworld『KING'S PARADE 2017(男祭り)』・TAKUYA∞による『MONDO PIECE』前の煽りMCより
 
 
 

会場概要

今回、『野郎Z』と『BOYZ』の会場となったのは、板橋グリーンホール
 
個人的には、都内でプロレス興行が行われる後楽園ホール新木場1stRING新宿FACEといった主要3ヶ所に次いで、名前を見る機会の多いプロレス会場、という印象があります。
 
通常、同会場でプロレス興行が行われる際は、2Fホールを使用するのが一般的。
 
 
しかし、今回『野郎Z』の会場となったのは、ひとつ下にある1Fホール。
 
私自身、初めて板橋の1Fホールに足を運んだのですけれど、まず一番に感じた事…。
 
天井が低い!!
 

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2Fホールよりも天井が圧倒的に低い1Fホール内では、普段使用するリングの設置はまず不可能。
それ故、今大会では、床からリングまでの高さが殆ど無い、「超低床リング」が導入!
 
この「超低床リング」が中々の曲者でして、公式カメラマンが、胡座ないし寝そべらないと、サードロープ下で撮影が出来ない程。
 
当然ながら、選手の立つ位置も普段より低くなる為、「前の方でも、前に人が座っている時点で、写真が一気に撮りづらくなる」という、何ともカメラ小僧泣かせなリング(泣)。
 

 

前の人の座高云々にかかわらず、「最前しか勝たん」状態でした(笑)。
 
そして、超低床であっても、ポール~天井の間隔はかなり狭い故、トップコーナーからの攻防にも優しくない構造…。
 

 

ハイフライヤー泣かせ!
(それだけに、セカンドロープに一度ステップしてから飛び技を決めたMAOは、まさに『鳥人』でした…!)
 

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こう列挙していくと、プロレス興行に適していない1Fホールですが(笑)、大会が始まると、とにかく熱量が凄かったのです…!
 

大会概要

会場内は、(当然ですが)私を含め、男、男、男!!
 
『WRESTLE UNIVERSE』会員先行の段階で、ほぼチケットが売れたという今大会は、真裏に行われた『BOYZ』より先に全席完売をマーク!
 
開始予定時刻の12時を過ぎたのは、ご愛嬌(笑)。
 

 

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そんな会場内は、前説の段階から熱気ムンムン!
 

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試合前から、リミッターの振り切り具合がヤバかったです(笑)。
 

 

 

今大会は、「全カード当日発表」という形式。
結果的に、休憩込みで全5試合、というラインナップになりました。
 
試合結果等のレポートは公式に上がっている為、以降は個人的雑感を交えながら…。
 
真っ先に感じたのは、「とにかくもう、(良い意味で)ヒドい!」ということ(笑)。
 
男性限定というシチュエーションを活かし、普段出来ないようなネタや内容を、徹頭徹尾、躊躇なく実行!
 
オープニングマッチに登場したアントーニオ本多による創作昔話・『ゴンギツネ』も、この日は火の吹き方が桁違い(笑)
 

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私自身、普段『ゴンギツネ』で笑う事も無いのですが(やめろ)、この日は早々に腹筋崩壊させられる羽目に…。
女性のいる場では絶対出来ないやつ〜!
 
そして、飯野、中村、アントーニオ本多が相手の乳首を掴んで、野郎Z入りに乗り気でない岡田佑介を囲むと、岡田に乳首攻め!!!。
 

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DDT入団を発表して間もない岡田に対しても、この容赦ない洗礼(笑)。
 

 

 

第2試合の「納谷幸男vs男色ディーノ」では、場外乱闘で会場から出ていく納谷とディーノと入れ代わるように、2Fの『BOYZ』で対戦していた、石井慧介、MAO、木曾レフェリーが乱入する展開も!

 

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「同日・同会場・同時刻」で行われた、2ブランド興行ならではのクロスオーバーでした!

 

 

 

第3試合の「伊橋剛太vsX」では、野郎Z恒例・3分15R制の格闘技戦が実現。
 

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ラウンドが終わる毎に、ラウンドガールが服を1枚ずつ脱ぐルールで行われ、やられる伊橋を何とか粘らせようと、セコンド陣やレフェリーが策を講ずるのが試合のキモ(笑)。
 

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この日のラウンドガールは、グラビアアイドルの和地つかさ
 

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そして、伊橋の対戦相手・Xは、青木真也
 

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しかし、試合を前にして、ブラザー・モンの表情がどこか険しい…。
 

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普段なら全力で伊橋に耐えさせていた立場の人が、「頑張らなくていいから」と念を押す…。

コンプライアンスは大変だ!()

 

そこに異議を唱えたのが…、松井レフェリー!!!

 

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この試合では、松井レフェリーの暴れっぷりが炸裂していました(笑)。
伊橋のラウンドを稼ぐ為、レフェリーの立場から公私混同の猛アシスト!
 

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終いには、就寝ムーブで見ないフリ!!!
 

 

その甲斐あって、和地の水着姿まであと一歩となった4ラウンド目…。

試合を苦々しい表情で見つめていたブラザー・モンでしたが、遂に松井レフェリーにかわって3カウントを叩くと、試合は青木が勝利!

 

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この結果に納得のいかない面々は、ブラザー・モンを集団リンチ!
 

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この荒れ模様は、和地つかさが脱ぐことで和解!
 

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和地本人から放たれる、「私、好きで脱いでいるんです!」というワードの破壊力たるや(笑)。
 
しかし、この直後、『BOYZ』軍の面々が和地を拉致!!
 

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メインの対抗戦へと発展していくのでした…。

 

休憩を挟んで行われたセミファイナルは、「島谷vs星誕期vs坂口征夫」による3WAYマッチ
この試合、3選手全員が褌姿で登場!
 

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普段見られない格好が見られる、お得感満載なカードでしたが、見られるのは褌だけではなかった…。
 

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試合は、坂口と星誕期が2人がかりで島谷の褌を脱がすと、最後は真っ裸の島谷からピンフォールを奪う結果に。
 

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褌を脱がされた事に対して、思わず泣きを入れる島谷。
 

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すると、坂口と星誕期は、自ら褌を脱ぎ出して、島谷と共に勝ち名乗り!(笑)
 

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野郎Zプロデューサーという立場ながら、暴走して周囲に諌められる坂口…(苦笑)
最高!!!
 

 

 

メインイベント 『BOYZ軍vs野郎Z軍』

この日のメインでは、第3試合でBOYZ軍に攫われてしまった和地つかさを取り戻すべく、樋口和貞大鷲透、大家健が決起!
 

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和地を救出すべく、上野勇希、大石真翔平田一喜の『BOYZ』軍と激突する事になりました。
 

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和地つかさを拉致したBOYZ軍ですが、まあ、3人共悪い(笑)
悪態のつき方といい、振る舞いといい、とにかく敵に回すと嫌らしい!(でも、それが良い!)
 

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上野が樋口を「マスかき野郎!」と痛罵する姿なんか、BOYZでは絶対見られないやつ〜(笑)
 

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ただ、そんな敵がいても頼もしさ抜群なのが、野郎Z軍!
 

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最後は大家健が、平田から炎のスピアで執念の勝利!
 

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勝った後に流れる『BAD COMMUNICATION』で大合唱出来ない時勢が、クッソ辛いところ…。
 

 

和地つかさをBOYZ軍から救い出した野郎Z軍。
 

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試合後、納谷幸男が和地を打ち上げに誘うものの、あえなくお断り…。
 

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そこに姿を現す者が一人…。
 

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遠藤哲哉!!!!
 
何と、遠藤が和地つかさと共に退場するという、衝撃の結末…。
見えないところで動いとったんやなあ(笑)
 

 

 

 

伊橋も「いつもいいところばかりイケメンに持っていかれるんだよ!こんなんならプロレスやめようかな」と漏らすほどの、重いバッドエンディング…。
 
そんな失意の野郎Z軍に、野郎Zプロデューサー・坂口征夫から有り難いお言葉が…!
 

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「オマエ、モテたいからプロレスやってんの?そんなんだからダメなんだよ。闘うためだろ?気合い入れてやり直せよ!」
 
アニキ、毎回毎回カッコ良すぎるよ…!!!!
 

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最後は皆で『BAD COMMUNICATION』!
 

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まとめ

大盛況のまま終了した、『野郎Z 其の九』!
 

 

私自身、初の『野郎Z』でしたが、声は出せずとも、ひたすら笑いが止まらない、大満足の内容!
 

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ベクトルこそ違いますが、2月のNOAH日本武道館に並ぶ勢いで、2021年の個人的神興行の一つになりました!
 
 
 

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私自身、2021年に入ってから、DDTの興行を観戦する機会が(久々に)増えつつあるのですが、以前までと異なり、カッチリ見せる試合が、コミカル系統の試合に比べて確実に増えつつある印象を受けています。

(個人的に、これは凄く良い傾向だと考えています。)

 

ただ、通常興行の色合いが変わりつつあるからこそ、こういうコミカルやバカ騒ぎに全振りした興行の重要性は大きいと思ってまして。
『BOYZ』みたいに年複数回やらなくても良いので、年1~2回はやってほしい興行だと強く思いました!
 
ただ、もう、超低床リングは良いかな…(苦笑)

風の作り方を知っているか〜2021.4.18 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記〜

2021.4.18に、プロレスリング・ノア後楽園ホール大会を観戦してきました。

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 
4.29名古屋国際会議場ビックマッチが迫る、プロレスリング・ノア
 
ビッグマッチ前最後となった今大会では、名古屋の3大GHC王座前哨戦に加え、名古屋では組まれなかったGHC Jrヘビー級王座戦・『小峠篤司vs仁王』が実現!
 
今回は、そんな名古屋直前に行われた後楽園ホール大会の観戦記になります!
 

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※記事タイトルは、シリーズ名の『NEO BLEEZE』と絡めてみました…。
 
風の作り方を知っているか?
とその男は言った
首を横に振る少年に向かって男は続けた
必要なモノは二つ
それはこの世界と、お前だ
いいか?簡単な事だ
風のない場所に風を生みたいのなら
走れ
それだけだ
さあ、行け
お前のその足で 巻き起こせ
そしてその体で感じろ
LUNKHEAD- 『風の作り方を知っているか』

 

 

大会概要

今大会では、前述した3大GHC王座前哨戦と、GHC Jrヘビー級王座戦を中心に、全7試合がラインナップ。
 
大会前日、拳王が発熱により急遽欠場…。
拳王と濃厚接触の疑いがあるとされた、覇王、タダスケ征矢学も欠場と、前日にカードが大幅変更するスクランブル編成に。
 

 

ただ、大会全体で振り返ってみると、アクシデントを乗り越えんとするポジティブな雰囲気が、会場内まで確実に伝播していたように、私自身感じました。
(良い試合が続いていた事も要因か…。)
 
まず、第2試合の『原田大輔vs藤村加偉』では、藤村が原田のリングインを前に奇襲攻撃を敢行!
 

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藤村から積極果敢にアクションを起こした点が、本当に素晴らしい!
 
腕の取り合いでは、原田に主導権を握られても、藤村がすかさず優位な体勢に入るシーンも。
巧かった!
 

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試合は、息を吹き返した原田が反撃を見せ、最後はダイビングエルボードロップで貫禄勝ちも、会場からは藤村に大きな拍手!
 

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もう所属になってください!(懇願)
 

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第3試合では、『清宮海斗&稲村愛輝vs谷口周平&モハメドヨネ』のタッグマッチが実現。
 

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6.6の『Cyber Fight Fes』でDDT勢との対抗戦を控える清宮&稲村に、タッグ戦線に食い込みたいヨネ&谷口と、ノンタイトルながら双方負けられない一戦!
 

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純ヘビー級同士のぶつかり合いも見応え充分でしたが、そこに、レフェリーのブラインドを突いたヨネの攻めが絶妙に効いていた印象。
 

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もし、今年『GLOBAL TAG LEAGUE』が開催されるなら、是非再戦が見たいカードでした!
 

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試合は清宮が谷口から勝利!
 

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中盤以降は、名古屋ビッグマッチのGHC前哨戦が開戦!
 
Jrタッグ王座戦(『小川良成&HAYATAvsNOSAWA論外&日高郁人』)の前哨戦・『小川&HAYATA&進祐哉vsNOSAWA論外&日高&鈴木鼓太郎』では、挑戦者チームが進を捕まえて甚振る展開が続くと、最後はNOSAWA論外が進に金的攻撃!
 

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論外優位に加え、レフェリーも目の前というシチュエーションで、堂々と反則負けという凄まじい結末に…。
 

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しかし、進も小川も、金的攻撃を喰らった姿さえもカッコいいのは反則レベル(笑)。
 

 

セミ前のナショナル王座戦(『藤田和之vs杉浦貴』)前哨戦・『藤田和之&ケンドー・カシンvs杉浦貴&桜庭和志』では、藤田と杉浦による、打撃技オンリーの壮絶なマッチアップが展開!
 

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藤田も杉浦も、コーナー待機時から、カシンと桜庭のマッチアップには目もくれず睨み合っていた場面が印象的でした…。
 

 

最後は、打撃合戦を制した藤田が、側頭部サッカーボールキックで杉浦から激勝!
 

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杉浦としては、タイトルマッチ前に爪痕を残したかった所ですが、藤田の馬力に押され負けした印象か…。
 

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個人的には、前哨戦で互いに出さなかった投げ技が、本戦でどう明暗を分けるか、という点に注目して見たい所です!
 

 

 

小峠篤司vs仁王』

セミファイナルでは、GHC Jrヘビー級王座戦・『小峠篤司vs仁王』が実現!
 

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仁王にとっては、2019年12月に現在のリングネームになって以降、(恐らく)初のシングル挑戦。
 
小峠の受けっぷりも含め、仁王が攻め達磨と化す展開を筆者は予想(ないし期待)していましたが、序盤は小峠が攻めで優位に立つ場面が目立つ格好に。
 

 

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ただ、中盤〜終盤以降、仁王が立て続けにラッシュを仕掛け、徐々に小垰を追い詰めていきます。
 

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苦戦を強いられる小峠でしたが、カウントは2止まり。
ここを耐えたのは大きかった!
 
そんな今回の試合中、私自身印象に残っているシーンが、「コーナーを活かした攻撃」。
 
仁王が、コーナーにしがみつく小峠にダイビングセントーンパワーボムを喰らわせれば、
 

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小峠も、登ったコーナーから仁王に前転式キルスイッチを見舞うなど、独特な入り方から攻める場面が見られました。
 

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これは凄かった!
 
試合は、この前転式キルスイッチから、正調キルスイッチに繋げた小垰が、見事3カウントを奪取!
 

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見事、王座初防衛に成功したのでした。
 

 

終わってみると、双方のタフさと受けっぷりが際立った試合に。
この2人だからこそ、という内容でした!
 
敗れたものの、久々に見たシングルプレイヤー・仁王も素晴らしかったです。
また是非、王座に挑戦してほしい!
 

 

 

 

 

 

武藤敬司&丸藤正道vsマサ北宮&中嶋勝彦

この日のメインイベントは、『武藤敬司&丸藤正道vsマサ北宮&中嶋勝彦』。
 

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GHCヘビー級王座戦・『武藤敬司vsマサ北宮』の最終前哨戦。
当初、北宮のパートナーにいた拳王の欠場により、中嶋勝彦が急遽IN!
 
謀らずも、GHCヘビー王者と現GHCタッグ王者が向き合う格好になりました。
 
昨年の武藤NOAH参戦以降、武藤が『金剛』の面々と対戦した記憶が私自身無かったので(多分初?)、前哨戦の要素を抜きにしても、非常に刺激的なカード。
 

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先発は武藤と北宮。
 

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グラウンドの肌合わせで、北宮に一切の主導権を与えなかった武藤。
前哨戦の初手から容赦なし!
 

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続いて、丸藤と中嶋にスイッチ。
4人の中で唯一ベルトを持っていない丸藤が勝てば、タイトル挑戦の目も出てくる所が、ただの前哨戦では無い所以。
 

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良い形で武藤へバトンを渡す、この隙のなさ!
 

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そして、武藤と中嶋の遭遇…。
両者が絡むのは久しぶりだったそうですが、「武藤の狙いに対して、スカして思うようにさせなかった中嶋」という構図が、もう最高!
 

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好きにさせないこの感じ!
 

 

試合を見ていて、パートナーに丸藤や中嶋がいる事を考慮しても、北宮がやや爪痕を残せていない所が気になりましたが、終盤、武藤に放ったサイトースープレックスから、潮目が一気に変わり始めます。
 

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ここから北宮は、監獄固めで武藤の膝を破壊しにかかります!

 

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ここは、丸藤のカットで阻止されてしまったものの、北宮が武藤の膝裏へスピアー!
 

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更には、サイトースープレックス

 

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そして、仕上げの監獄固め!
 

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耐える武藤に、負けじと北宮もこの表情。
この構図だけで絵になる二人!
 

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中々ギブアップしない武藤に対し、北宮が見舞ったのは、渾身の頭突き!!!
 

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そこから監獄固めを極めた刹那、武藤が力なくマットをタップ…!
 

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3月に杉浦からタッグ王座を奪取した必勝パターンで、北宮が武藤との前哨戦を制する結果となりました。
 
 

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個人的に、「タイトル前哨戦で、王者が挑戦者に直接敗れる」という結果そのものは、特段珍しい事ではないと思ってます。
 
ただ、あの武藤敬司から、しかもギブアップを奪って勝利した事を、「前哨戦の1勝」で簡単に片付けるには、あまりにも勿体ないと感じたのも正直なところ。
あの清宮でさえ、武藤には勝っていないのですから…。
 

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試合後、北宮がマイクで決意表明!
 

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北宮、カッコ良すぎるよ!!!

 

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まとめ

名古屋ビッグマッチ直前の後楽園ホール大会は、タイトル本戦への期待度を増す形で終了。
 

 

前述したように、4選手が前日に急遽欠場というアクシデントはあったものの、その事態を乗り越えるだけの盛り上がりを客席からビシビシ感じる、素晴らしい内容でした。
 
そんな名古屋国際会議場大会は、首都圏・関西で緊急事態宣言が発令された中でも、ここまで、ほぼ全席完売という売れ行き。
 

 

 
この盛り上がりを、是非、現地、ABEMA、WRESTLE UNIVERSEで体感しましょう!