5.4WAVE後楽園大会観戦記~最高の試合と空間に、ごちそうさまでした!~
5.4の昼は、後楽園大会でプロレスリングWAVEを見てきました
この日はシングルリーグ戦「CATCH THE WAVE」の優勝決定戦に加え、飯田美花の引退試合も行われるなど、エポックメイキングな出来事が多い大会だった気がします
個人的に、全ての試合が素晴らしく、年間最優秀興行の一つに入るのではないか、という位、素晴らしい大会でした
飯田「自分の引退で、これだけ多くの方に集まっていただけたのを見て、もう既に感動しています。最後は沢山笑って、沢山泣いて、笑顔でリングを降りたいと思います!」#wavepro pic.twitter.com/i8sfqdZ5Ee
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
個人的な各カードの感想から
大会直前に急遽組まれた5分間のシングルマッチ
元々4.22の飯田5人掛けで行われる予定でしたが、途中に飯田が肩を負傷したこともあり、一度は流れてしまったという背景があります
長浜も、昨年末の後楽園大会でのシングルで飯田に敗れている事もあり、負けられないところ
飯田は試合前にマイクを握ると「5分って言ってたけど、シングルでやろう。私、身体は大丈夫だから。」と、5分以上やることを長浜に伝えます
正直、直前まで肩の脱臼もあったりと、かなり満身創痍な状態であるはずなのに、このマイク…
私、この時点で涙腺に来るものがありました😢
実際、試合も長浜のスピアーやドロップキックをガンガン受けていきます
飯田もヨーロピアンクラッチで3カウントを狙うも、カウント2で返す長浜
最後は長浜が飯田から勝利!
当初は飯田のラストシングルマッチは他団体の選手が務める予定でしたが、前述の飯田の怪我もあってカードが変更…
それにより、所属の長浜にその役割が巡ってきたというのも、何か個人的に感慨深いものがありました
■高瀬、朱崇花、旧姓広田・さくらvs春日、中島、チェリー
試合時間は5分にも満たなかった6人タッグマッチ
しかし、内容自体はかなり濃いものになりました
個人的に、試合前から楽しみにしていた、シードリングの中島と朱崇花、高瀬の絡みがかなり刺激的でした!
互いの激しいエルボー合戦は、是非ネクストが見たいレベルで、短時間でもインパクトを残すだけのマッチアップになったのでした
試合も、相手チームの誤爆を逃さなかったアクトレスガールズの高瀬が、先輩の春日からダイビングギロチンで勝利!
第2試合 旧姓・広田さくら、高瀬、朱崇花vs春日、中島、チェリー
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
豪華6人タッグマッチは、高瀬が春日からダイビングギロチンで3カウント!
しっかし、試合時間短かったとはいえ、中島と朱崇花、中島と高瀬の対戦が凄く濃かった!
また見たいです!😆#wavepro #SEAdLINNNG #アクトレスガールズ pic.twitter.com/FALC6jcbh7
今回のCATCH THE WAVEは1分4敗に終わった高瀬でしたが、公式戦の山下戦といい、着実に成長を遂げている選手なので、今後の活躍に期待大です!😆
■桃野美桜、桜花由美vs藤ヶ崎矢子、フェアリー日本橋vs水波綾、大畠美咲
個人的に、今の女子プロレス界で1、2を争う名タッグチームAvidRival(水波&大畠)と、Marvelousの若手成長株・桃野と前WAVEシングル王者の桜花に、フェアリー日本橋とPURE-Jの藤ヶ崎が入った3WAYマッチ
強烈な個性を放つフェアリー日本橋が入ると、カード自体もコミカルな雰囲気を纏うイメージがあるんですけど、今回は相方の藤ヶ崎が、カットプレーなどで再三フェアリーの窮地を救う活躍が目立ちました!
藤ヶ崎って、どうしても「ビジュアルハンター」という面が押されがちな印象ですが、技の説得力も増してきてる
これ程心強い相方はいないですね!
その相方の活躍もあってか、誤爆攻撃を喰らった桜花の隙を突いて、フェアリー日本橋が桜花を丸め込んで勝利を収めました!
第3試合 藤ヶ崎、フェアリー日本橋vs桃野、桜花vs水波、大畠
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
コミカルテイストも、所々でシリアスな感じになる展開が最高だった試合は、AvidRivalの連携技を喰らった桜花から、フェアリーが逆さ押さえ込みで3カウント!
桜花、またしてもフェアリーに負ける展開…#wavepro #Marvelouspro #PUREJ pic.twitter.com/eDDMUSZbsg
■野崎渚、宮崎有妃vs門倉凛、彩羽匠
WAVE認定タッグ王座戦!
第4試合 野崎、宮崎vs門倉、彩羽
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
WAVE認定タッグ選手権試合!
暫定王者チーム・クソ女Nightに、彩羽の負傷で王座を返上していた第20代王者チーム・NEW-TRA
直近の対戦成績は1勝1敗の五分!
勝った方が第21代王者!
この頂上決戦は痺れますね!😆#wavepro #Marvelouspro pic.twitter.com/CPqhH7FNRr
今回は、彩羽の負傷もあってベルトを返上していた第20代王座チームの門倉&彩羽(NEW-TRA)が、2月の後楽園大会で暫定タッグ王者になった「クソ女Night」(野崎&宮崎)の持つベルトに挑戦する、第21代王座決定戦として行われました
過去に2回このカードを生で見ているのですが、ここまで1勝1敗の五分
昨年末の後楽園大会で行われた両チームの対戦も良かったのですが、この日の試合はその上を行っていた気がします
今回のCATCH THE WAVEで更なる成長を遂げた野崎
相手へのリップロックも含め(笑)、的確な援護射撃が光った宮崎
膝の負傷で欠場していたものの、鋭い蹴りや動きは復帰前より凄みを増していた気がする彩羽
この3人も凄かったんですけど、それ以上に門倉の奮闘がこの試合で一番大きかった気がします
門倉自身、今年に入ってからようやくシングルでの自力勝利を果たすなど、まだまだキャリアも実績も浅い選手
しかし、オーソドックスなドロップキックの部分だったり、彩羽と組んでいる時の安定感は、ベルトを戴冠した昨年9月よりも増していました
言い方がアレかも知れませんが、門倉が狙われる展開になっても、カウント2でしっかり粘れるようになったのは本当に心強いなあ、と
試合は、門倉が野崎にドラゴンスリーパーを極められて敗戦
暫定タッグ王者だった野崎と宮崎が、正式な第21代タッグ王者になりました
クソ女NightとNEW-TRA
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
一進一退の熱く激しいタッグ王座戦を制したのは、クソ女Night!
野崎のドラゴンスリーパーが門倉に極まると、Tommyレフェリーたまらず試合をストップ!
暫定王者のクソ女Night、正式な第21代タッグ王者に!
いやあ、凄く良い試合だった!😆
最高!#wavepro #Marvelouspro pic.twitter.com/JvDPgIloW8
試合後、意識を取り戻した門倉が野崎に襲いかかる場面もありましたが、門倉自身ギブアップもしていないですし、そもそも門倉の粘りが無ければ、あそこまで白熱した展開の試合にはなっていなかったと、私は感じました✊💥
タッグ王座戦に負けたけど、彩羽と門倉、めちゃめちゃ良かった!
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
門倉も負けたとはいえ、ギブアップはしてない訳だし、そもそも門倉があんだけ粘ったのもあって盛り上がった部分も大きい
凄く成長を遂げていて驚いた…#Marvelouspro #wavepro
NEW-TRA自体凄く良いチームですし、何せ、女子プロレス界名タッグチームの一つであるAvidRivalにも負けませんでしたから、今後またタイトル戦線に絡む展開は是非とも見たい所です
■山下りなvs浜田文子
今年で10回目を迎えた「CATCH THE WAVE」の優勝決定戦
今年はいつになく豪華なメンバーがリーグ戦に集結しましたが、混戦のリーグ戦を勝ち抜いたのは、前年度リーグ戦覇者の山下と、現センダイガールズシングル王者である浜田の2選手
前回シングルで対戦したのが、山下の新人時代だったとのことで、カードの勝敗的にも、現在の両者のポジション的にも、絶好のカードとなった気がします
ブロック1位決定戦まで行った、今回のリーグ戦を勝ち抜いた両者
試合も2人にしか出来ないような、凄まじい試合になります
序盤は浜田が山下を押していく展開に
山下も要所で極めるスリーパーホールドで浜田の体力を削りにかかりますが、中々連続で攻撃を決める時間帯が作れません
試合が山下ペースに入るのは、浜田の猛攻を耐えた終盤になってから
激しい打撃合戦で浜田の動きが若干止まると、その隙を逃さなかった山下が、不完全な体勢から浜田にスプラッシュマウンテンを決めます
これはカウント2で返されますが、最後は山下が完璧な体勢から2発目のスプラッシュマウンテンを決めると、浜田はこれを返せず3カウント!
第5試合 山下りなvs浜田文子
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
CATCH THE WAVE優勝決定戦!
鳥肌が立つくらいの激闘を制し、優勝したのは山下りな!
スプラッシュマウンテン2連発で、センダイガールズシングル王者の浜田から勝利
山下りな、CATCH THE WAVE二連覇と、2014年の志田以来2人目となる無敗優勝を達成!#wavepro #ctw10 pic.twitter.com/sbzwewtuVt
山下がCATCH THE WAVE史上初の連覇と、史上2人目となる無敗優勝(進出者決定戦も含めると6勝1分)を達成したのです🎊🎉㊗
浜田は惜しくも敗れ、初の波女を逃す形になりましたが、スプラッシュマウンテンを1度カウント2で返してますし、何より負けたことで格が落ちるという事もありませんでした
個人的に、「山下vs浜田」は、間違いなく今年のプロレス界のベストバウトの一つに挙げたい試合でした!!😆
今回のリーグ戦の各賞はこちら!
CATCH THE WAVE2018表彰式!
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
・敢闘賞 桃野、高瀬
・技能賞 朱崇花
・敢闘賞 長浜
・ベストパフォーマンス 宮崎、旧姓・広田さくら
・ベストバウト 大畠vs志田(3.23新木場)
・特別賞 大畠(過去10大会に出場した唯一の皆勤賞)#wavepro #ctw10 pic.twitter.com/0AzDBcoHse
注目は、ベストバウトに選ばれた「志田vs大畠」をGAMI社長が「自分がプロレス界に30年いた中のベストバウトは『対抗戦時代のハーレー斎藤vsみなみ鈴香』だったが、それを少し超えた」と絶賛していた事
あの日現地で見ていましたが、確かにめちゃめちゃお互い噛み合っていた良い試合だったという記憶があります
第4試合 大畠vs志田
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年3月23日
CATCH THE WAVE Violenceブロック公式戦
互いに1勝1敗と負けられない試合は緻密な技の読み合いとスピーディーな攻防に😲
制したのは大畠!
必殺のスカイブルースープレックスホールドで志田から勝利
いやあ、凄く濃い内容で面白かった😆
二人とも凄いわ#wavepro #ctw2018 pic.twitter.com/iepGGloYF2
しかし、それ以上に、今回は同日の「長浜vs浜田」だったり、Crasy、Violence両ブロックの1位決定戦も個人的に推したい位凄かった
つまり、全体的にレベルの高い、熱いリーグ戦になったと言えるのでは無いでしょうか?
山下「優勝しました。波女は去年に続いて2連覇です!浜田さん、世界の浜田ではありますが、誰よりも純粋で、お茶目で、バイオレンスで素敵な先輩です!自分は波女としてはかなり不安定な存在ではあるんですけど、今回浜田さんとシングルマッチ出来た事を誇りに思ってまた試合したいです!」#wavepro pic.twitter.com/cRFrErAdyZ
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
山下「大畠さん、単刀直入に言います!ベルトに挑戦します!」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
大畠「泣き虫で、対戦相手にビビって目も合わせられないようなやつにベルトを渡すつもりはありません。浜田さんとの試合で得た自信をボロボロに砕くのが、私の役目だと思ってます」
6.3札幌大会で「山下vs大畠」決定!#wavepro #ctw10 pic.twitter.com/PJvfcNxbtn
■長浜、桜花、飯田vs夏、小林、山下
メインイベント 長浜、桜花、飯田vs山下、小林、夏
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
飯田美花引退試合!
これで最後かと思うと、試合前から泣けて来るものがあります😢
どんな試合になるのでしょうか?
楽しみ!😆#wavepro pic.twitter.com/vgAd9eKJSO
約27分にも及ぶ引退試合になりましたが、最後まで宮崎や広田が絡んだこと(笑)、飯田と引退ロードまでに当たる予定だったものの、飯田の負傷でそれが叶わなかった高瀬、小波、藤本つかさ、沙紀らがトレイン攻撃に参加したこと、満身創痍の飯田が相手の攻撃をひたすら受けまくったこと、夏が退団後の半年間で更なる成長を遂げていたこと…
【超絶悲報】飯田の引退試合に宮崎と広田が乱入(笑)😂😂😂😂
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
飯田「おい、一番目立ってるんじゃないよ!今日の主役、誰だと思ってるんだ!」#wavepro pic.twitter.com/pZ831pNQTK
飯田へのトレイン攻撃に、小波、藤本つかさ、勝、沙紀、下野がいる😲#wavepro pic.twitter.com/9Lfz0ODmJn
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
この1試合だけでもエポックメイキングな事が多過ぎて、正直「このまま終わってほしくないなあ」と見ながら感じていた自分がいました😢
しかし、試合にはいつか終わりが来るもの…
終盤、山下との一騎打ちとなった飯田は、山下からスプラッシュマウンテンを喰らってしまいますが、これは全員がカット!!
最後は山下がラリアットで飯田を下し、飯田の現役最終試合が終了したのです
飯田の引退試合は、26分47秒にも及ぶ熱戦に!
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
スプラッシュマウンテンを飯田に決めるもカットされた山下
最後は山下がラリアットで飯田から3カウント!
ダメだ…、140字では語りきれないくらい感動した😭😭😭😭😭😭
良い試合でした😭😭😭😭#wavepro pic.twitter.com/Wko9jgCJqb
試合後はすぐさま引退セレモニーへ
飯田「本日は沢山のご来場ありがとうございました!8年で怪我の多い人生だったと思います。大事なものも失いましたが、選手や家族、ファンの皆様に恵まれたと思ってます。好きだったプロレスがもっと好きになりました。明日から一プロレスファンに戻ります。本当にありがとうございました」#wavepro pic.twitter.com/wvHicwEEnt
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
毎回思うんですけど、こういう引退セレモニーって、デビュー当時を知らない私から見ても「本当に色んな方々に愛されていた選手だったんだ」という事を強く感じるのです😭😭😭
セレモニーでの言葉も、引退の10カウントゴングをWAVEの選手達が叩いていく所も、本当にWAVEらしい引退セレモニーになったのかな、と見ていて思いました
最後の紙テープも凄まじい量!!
個人的に、自分と同年代、それも同じ年に生まれた選手が引退する瞬間を見るのは初めてだったので、その光景を見ていてグッと来るものがありました…😭😭😭😭
今大会は観衆1171人と後楽園超満員でしたが、それ以上に、引退試合&引退セレモニーなどが入る過密なタイムスケジュールの中でも、全ての試合内容が濃かった事は本当に大きかった気がします!
多分、飯田の喪失を感じるのは、次回以降の大会を観戦する時になってから改めて感じるのだと思うのですが、やはり若い選手が怪我を理由に引退するという事実は悲しいものがあります…😢
本当に、沢山の人達に愛されていたんだなあ、という事が、この紙テープの量や、セレモニーの長さからも伺えました
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年5月4日
飯田美花選手、約8年間の選手生活、本当にお疲れ様でした😭😭😭😭#wavepro pic.twitter.com/oS6clqKsl2
飯田選手、約8年間の現役生活、本当に、本当にお疲れ様でした!m(__)m