遠藤哲哉に起こった化学反応を、Once Again!~私が高尾のDAMNATION入りを支持する3つの理由①~
「HARASHIMAさんよ、あなたのワガママをいつも聞いてお守りをするのはもうウンザリなんだよ」
先日5.8にDDT新木場大会で開催された興行「マジ卍」において、衝撃の出来事が起こりました
「高尾蒼馬、DAMNATION加入!」
ダムネーション入り。
— 高尾蒼馬 (@takaokun0804) 2018年5月9日
他はペットかもしれないけど私はペットじゃないよ。
もうワガママ聞くのはうんざりだ。
一個人、一レスラーとして動くよ。
さぁ、これからは新たな仲間と。 pic.twitter.com/xAkbQuTIgz
2017年2月にスマイルスカッシュに加入して以降、現在はHARASHIMAと二人で行動を共にしていた高尾が、突如としてHARASHIMAに反旗を翻す急展開!
第一報をフォロワーさん経由で知ったときは、本当に驚きました(笑)
ただ、その一方で、「そう遠くない内にHARASHIMAの元から去るんだろうなあ」と感じさせる行動があったのも事実…
というのも、その前(4.29)の後楽園大会で、HARASHIMAの隣にいたにもかかわらず、彼の決め台詞である「何でかって?それは、鍛えてるからだー!」をやる素振りすら見せなかった高尾がいたから(笑)
HARASHIMAの試合後の締めである「鍛えてるからだー」に全く乗ってない高尾…
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2018年4月29日
これ、何かあるフラグなのだろうか…#ddtpro
まあ、その姿を見てたら、スマイルスカッシュをそのうち抜けるって察しちゃいますよね(笑)
まさかDAMNATIONに入るとは思わなかったけど…
しかし、私自身、今回の高尾の(事実上の)ヒールターンはかなりアリだと考えています!
私が支持する理由は主に3つ!
- 遠藤哲哉がDAMNATIONに加入後、見違えるレベルで良くなっていったから
- 今のスマスカよりも、DAMNATIONの方が間違いなく高尾にとってチャンスが増えるから
- 団体のユニット抗争に新たな刺激をもたらす期待感があるから
長文になりますが、この3点について述べていきたいと思います!✊💥
- 1.遠藤哲哉がDAMNATIONに加入後、見違えるレベルで良くなったから
今回の高尾加入でまず思い浮かんだのが、高尾よりも先にDAMNATIONに加入している遠藤哲哉の存在でした
遠藤は加入後、KO-Dタッグ王座&KO-D6人タッグ王座戴冠
翌年の2017年には、KO-Dトーナメント優勝、両国メインの舞台に立つなど、短期間でハッピーモーテル時代に比肩する実績を残しています
しかし、この実績以上に大きいのが、DAMNATION加入後、遠藤自身の試合における幅が広がった事ではないか、と私は考えています
この遠藤の変化した姿から、(単純ではありますが)加入した高尾にも良い変化をもたらすのではないか、という期待を私は感じてしまうのです!
その代表例に挙げたいのが、2016年に行われた、竹下幸之介との2度のシングルマッチ(7月後楽園、9月大阪)
まず、7月の後楽園大会
同じユニットでKO-Dタッグ王座を2度戴冠したパートナーである年下の竹下にKO-D無差別級王座戴冠を越される形となった遠藤は、直近の博多大会で獲得した「いつでもどこでも挑戦権(持っていれば、名前通り、無差別級のベルトにいつでもどこでも挑戦できる権利)」を行使して、竹下の持つベルトに挑戦するのですが、敗戦…
私も現地で試合を見ていたのですが、遠藤推しで見ていた私からしても、当時は竹下が圧倒的に強かったという印象でした
パワーで勝る竹下に対し、遠藤は空中殺法を得意とする選手…
まともに組み合うと竹下優位という状況で、遠藤は飛び技とエルボーに特化した攻めで挑みますが、正直、攻めのリズムが単調になってしまった感は否めませんでした…
中盤、竹下が遠藤の腕一本に絞って攻める場面を見ながら「竹下のラリアット封じや、攻めのリズムを変えるという意味でも、こういう一点集中攻撃は遠藤の方から仕掛けないとキツイんだよなあ…」と歯がゆさを感じた事は、今でも忘れられないです
悪い試合では無かったんですけどね
しかし、この試合の後に登場したのが、DAMNATIONのリーダーである佐々木大輔でした
遠藤は、竹下の差し出した手を払いのけると、佐々木の勧誘に応じ、それまで在籍していたユニット「ハッピーモーテル」を離脱!
DAMNATIONに加入することになります
7月18日郡山大会超直前情報/遠藤がDAMNATION入りで対戦カード変更!〔スマホ〕https://t.co/T4XT6uzg3r〔web〕https://t.co/q2KpmAfFah #ddtpro pic.twitter.com/YVrK2VzBKc
— DDT ProWrestling (@ddtpro) 2016年7月17日
個人的に、これが遠藤にとって一つのターニングポイントになったと私は考えています
そして、加入後に迎えた9月の大阪大会…
8月の両国大会で石川修司に敗れ、無差別級のベルトを失った竹下が、故郷である大阪で遠藤とのノンタイトルマッチに臨む、という図式でした
しかし、この試合の遠藤は、7月の後楽園から急激な成長を遂げていたのです!
試合が始まると、竹下の腕を攻めるなど、グラウンド技も交えて竹下を追い込む遠藤!
最後は竹下から3カウントを奪い、竹下のホームでもある大阪で見事な勝利を挙げました
7月の後楽園で見た遠藤の姿は、もうそこにはありません
そこにいたのは、攻め方に幅を広げつつある、成長した遠藤の姿!
私も、この試合をサムライTVの中継で見ていたのですが、遠藤が竹下の利き腕である右腕ではなく、敢えて左腕を攻めていたという所に、どこか余裕も漂わせていた印象があったのを今でも覚えています
その後、9月の後楽園大会で遠藤の試合を生観戦する機会があったのですが(「宮本&HARASHIMAvs佐々木&遠藤」)、その試合でも、遠藤は鎌固め等のグラウンド技を用いており、そこから明確な試合内容の変化を感じた次第です
ここからは個人的な妄想になるんですけど、DAMNATION加入から短期間でジャベ(関節技)を習得したのは、ユニットリーダーでもある佐々木大輔の存在も大きかったのでは無いか、と思うのです!
個人的に、加入前最後の試合となった7月の遠藤の試合を見ると、正直「遠藤はグラウンドも元々イケるけど、竹下戦は敢えてそれを使わなかった」というより、「グラウンドという選択肢が無かった戦い方」という印象を抱きました
佐々木もグラウンド等の技術面に優れる部分がありますし、遠藤もDAMNATIONに入った事で、今まで無かった部分(グラウンド)の引き出しを佐々木から教わり、身につけたのではないか、と!
もう私の妄想全開な説ですね(笑)😳
しかし、遠藤が加入後にグラウンド技を使うようになった事で、試合のリズムにも緩急が付きましたし、幅も確実に広がった気がします!😆
今回DAMNATIONに加入した高尾は、ファイトスタイルやタイプは遠藤と異なるものの、全日本プロレスで世界Jr.ヘビー王座を戴冠するなど、既にシングルでの実績アリ!
そして、私自身実際に試合を見ていて、世界Jr.戴冠時よりも確実にシングルプレーヤーとして成長を遂げている選手だと感じています
あと、今回の公式戦で衝撃的だったのは高尾
— レンブラント (@rembrandt_kbs) 2017年6月2日
正直、昨年世界Jr.へビー級王者になった時に比べると、高尾は内容的に今が間違いなく最高!
蹴りとジントニックの印象が強かった私ですが、重いエルボーに首攻めと、凄い幅が広がったなあ
これは遠藤にも言えることだけどね!#ddtpro
個人的に、今回のユニット加入で、相手の首をマットに突き刺す必殺技・ジントニックの布石に、首攻めや関節技のバリエーションを今以上に増やした高尾蒼馬が出てくると面白くなるのではないでしょうか!👊💥
…とまあ、高尾の事について語るのに、半分以上遠藤の話になってしまいました(笑)🙇
これ以外にも支持する理由はあるのですが、長くなったので、続きは次回に…