レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

自信に満ちた今の入江にDon't miss it!!!!~5.20DDT後楽園大会観戦記~

5.20、DDT後楽園ホール大会に行ってきました

 

プロレスを好きになり始めてから定期的に観戦していたDDTですが、最近は全く行かなくなり、生観戦は1.3後楽園以来、約4ヶ月半ぶり

 

行かなくなっていた理由は正直色々あったんですよね

 

でも、個人的に、久々に行ってみて良い大会だったなあ、と感じました!

 

以下がその観戦記になります✊

 

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■ダークマッチ レッカvs松永

最近は後楽園ホール等の一部大会でしか見られなくなってしまった松永

 

試合数は減ったものの、身体のキレは凄いですし、個人的にもっと試合が見たいんですよね

 

こういうシングルがダークマッチで見れるのが、DDTの良い所の一つだったりしますね!

 

ところで、「キングオブダーク選手権王座」ってどうなってしまったんだろうか…(笑)

 

 

■第1試合 赤井、高梨、坂口、KUDOvsリホティモ・ドラゴン、タカティモ・ドラゴン、ヒラティモ・ドラゴン、大鷲

 

酒呑童子+赤井が、姿だったり経歴だったりから闘う龍の門の香り漂う4選手と対戦(笑)

 

ドラゴン軍の入場曲は本家ウルティモ・ドラゴンよろしくセパラドス

でも、歌ってるのは別の人という(笑)

 

試合は、KUDOが相手に嵌められる形で、マスクを取ったとレフェリーから勘違いされると、何と反則が宣告

 

KUDOがまさかの反則負け(笑)

珍しい結果だなあ

 

 

■第2試合 岩崎、翔太vs渡瀬、キンケイドvsMAO、マイク・ベイリーvs遠藤、マッド・ポーリー

 

岩崎のパートナーであった上野が、大会前の練習中に欠場したとのことで、急遽ガンプロの翔太が岩崎と組んで出場することに

 

試合は、その翔太が遠藤のトーチャーラックボムに敗戦

 

個人的に印象に残ったのが、MAOとベイリーのタッグ

連携技も決まりまくってたし、今後実績を残せばタッグ王座挑戦もありそうな気がしました!

 

 

■第3試合 梅田vs樋口

 

KO-Dタッグ王座戦の前哨戦として組まれたシングル

試合時間は約7分、結果も両者KOだったものの、梅田の蹴り、樋口のチョップと、両者の凄まじい打撃技が圧巻の一言に尽きました!

 

酒呑童子ファンとしては、梅田のユニット脱退は結構辛かったんですけど、離脱後の活躍っぷりを見ていると、脚の靭帯断裂による長期欠場から復帰後、半年でここまで上昇してきた事が本当に凄いなあ、と感動してしまいました

また是非見たいカード

 

 

■第4試合 竹下vs勝俣

 

ALL OUT加入後、中々成績が振るわない勝俣に対して、同門の竹下が活を入れるべく実現したようなカード

 

前月の後楽園大会で、1年以上続いたKO-D無差別級王座の長期政権から陥落した竹下でしたが、ベルトが無くてもその強さは相変わらず!

 

個人的に悪い試合では無かったと思うんですけど、「勝俣が飛ぼうとする⇒竹下が阻止」という場面が何度もあったり、勝俣の攻めがちょっと単調に感じた部分もあったりで、若干もったいなさも残った印象がありました

 

ただただ「竹下強い」と感じた試合

 

勝俣も攻め方に緩急が付けられるようになってくると、この上なく強い選手になる可能性は秘めていると思うので、この試合をキッカケにどう吹っ切れるのか、注目したい所です

 

 

■第5試合 島谷、下村、大石vsアントーニオ本多、スーパー・ササダンゴ・マシン、男色ディーノ

 

新旧のバラエティリーダーを決めると銘打たれた試合

 

ササダンゴの試合前煽りパワポ、今のDDTバラエティ班の現状をハッキリ突いているような内容に(笑)

 

正直、大石や平田のポジションが稀有、という事情も分かるし、DDTも大所帯になった中で、全員が全員中心に立てないという現状もあるんだろうなあ、という状況、分からなくも無いです

 

けれど、DDTの他ブランドで良い試合を見せている選手(下村、島谷etc)が、本隊だと、合わないパズルのピースを無理に押し込まれているような違和感を、この試合で凄く感じたんですよね…

 

正直、アントンやササダンゴ、ディーノのように自分から何かをクリエイト出来るタイプの選手って、今のDDTだと、竹下や遠藤のようなタイプの選手を輩出するよりも遥かに難しい気がしているんです

本人の突出した才能に拠る所が大きいと言いますか…

 

最近は「敗者国外追放マッチ」とかを実施するも、笑いの面で観客とのズレを指摘する意見も聞かれるDDT

個人的に、今大会でこの試合が一番雰囲気的にも浮いちゃってたかなあ、と感じます

 

島谷や下村の頑張りは凄かったんですけどね!

 

 

■セミファイナル 高尾vsHARASHIMA

後楽園大会前の新木場大会で、HARASHIMAのいるスマイルスカッシュを裏切り、DAMNATIONに電撃加入した高尾蒼馬

 

両者の遺恨清算と言えるシングルがここで実現

 

試合前の煽りVTRでは、二人スマイルスカッシュや、ハラシマルフジ結成で蚊帳の外だった高尾の現状に触れられる内容に

高尾の発言がド正論過ぎて、もうね…

まあそうなりますわ

 

 

試合開始直後、HARASHIMAが高尾に襲い掛かり、ラッシュをかける珍しい展開に

 

いつもなら雪崩式ブレーンバスターの時に笑顔を見せながら「行くぞー!」と声を上げるHARASHIMAですが、この日は「行くぞ!(怒)」って感じで、めちゃめちゃキレてました

 

高尾も高尾で、レフェリーのブラインドを突いてヒモでHARASHIMAの首を絞めたり、DAMNATIONの仲間の介入も味方につけたりと、完全に悪の道に染まってました…

 

HARASHIMAも鋭い蹴りで反撃を見せたんですけど、相手セコンドの介入に終始苦戦を強いられ、最後は高尾の椅子攻撃⇒ジントニックに敗戦

 

この試合を見ていて、やはりHARASHIMAと高尾は対角線に立ってるのが一番合っているんだなあ、と感じた次第です

 

 

試合後、HARASHIMAをいたぶるDAMNATION

そこに救出に来たのは、何と酒呑童子

 

KUDO、高梨、坂口の3人は、無言でHARASHIMAと握手!

 

この試合後、HARASHIMA酒呑童子の共闘がスタートした訳ですが、これがどう転ぶのか、ですね

 

HARASHIMA酒呑童子に入る展開は全くもって想像できないので、対DAMNATIONに向けた共闘と見た方が妥当かと

 

一方酒呑も梅田が離脱して3人に戻っていた所で、今回HARASHIMAと共闘、という事になると、タッグマッチでHARASHIMAと組むバリエーションが出来たので、カード編成で誰かがあぶれる事は少なくなるのではないかと思います

ただ、酒呑童子というユニットとしてのアイデンティティが失われる恐れもありますけど…

 

HARASHIMA酒呑童子の共闘は見たいけど、その延長戦上で混合チームでのタイトル挑戦は見たくない

個人的にはそんな心境です…

 

 

■メインイベント 入江vs石井

 

昨年6月のKO-Dトーナメント2回戦以来となる両者のシングルマッチ

 

前月の後楽園大会で、竹下のKO-D無差別級王座長期政権を止めた入江の初防衛戦

 

試合を見終わった感想ですが、入江の迫力ある攻撃の数々と、石井の工夫を凝らした攻めがめちゃめちゃ良かったです!

 

入江、最初の海外遠征から戻ってきたタイミングで、もう攻撃の重さや鋭さが凄まじかったんですけど、今も物凄い

金が取れる技をしていると言いますか!

 

個人的に、今一番生で試合を見てほしいレスラーの一人が、入江茂弘だったりします

ビーストボンバー、キヤノンボール、ダイビングショルダーアタックetc…

本当に圧巻の一言ですよ

 

そして、石井…

KO-D無差別級王座を獲得した経験が未だ無く、今回の試合でも獲得することは惜しくも出来ませんでしたが、入江と体格差がハッキリある中で、先手を打って場外で攻めたり、打撃も負けてなかったりと活躍を見せていました

試合前の煽りVTRで「もうこれが最後という気持ちで挑戦する」と言ってましたけど、個人的にはまた挑戦してほしい!

 

良い選手だし、今でこそインディーJr.王者ですが、チームドリフ解散後は高尾同様、上に浮上できていなかった事が本当に信じられないレベルでしたから!

 

 

試合後、次の防衛戦の日程と、10月の両国に向けた「いつでもどこでも挑戦権」がスタートする話を今林APから告げられる入江でしたが「自分はいつでも誰でも防衛戦するので、そんなこと関係ないんだよ」と一蹴!

 

堂々とした表情で締めのマイクを行う入江の姿からは、以前には無かった自信が表れている事が、明確に伝わってきました

かつてタイトルマッチに敗れる度に「応援してくれた皆さん本当に吸いませんでした」と悲壮感を滲ませていた入江でしたけど、この変化は、彼が間違いなく苦労の末に刻んだ成長の跡なんだと強く感じた次第です

 

■まとめ

 

久々に見に行ったDDTでしたけど、本戦で銘打たれた4大シングルマッチがどれも良い内容で、見応え十分だった印象があります

 

その一方で、シングルマッチに挟まれる形で配置されたセミ前の第5試合が、内容的に浮いてしまった感も、個人的に否めなかったです…

 

今年から、DDTの後楽園大会は休憩時間無しで行われるようになりました

以前なら休憩前に置いていたようなコミカルなカードも、休憩無しの今だと、セミ前に置いて一旦テンポを変えたいという狙いもあるのかもなあ、と感じました

 

個人的に、今のDDTって、これまで得意にしてたコミカル要素を絶妙に挟んだ試合よりも、梅田や樋口がバチバチぶつかり合ったりするスタイルの方が面白くなってる気もするんですよね

単なる過渡期、というものもありそうですけど

 

その辺が今後どうなっていくか、気になるところです…