レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

竹下と 入江が見せた 恩返し~5.27DDT大阪大会観戦記~

5.27は、旅行先の大阪でDDTプロレスリングを観戦してきました!

 

この日は松井幸則レフェリーの主催興行!

その為、普段のDDTでは中々見ることの出来ないマッチメイクに富んだ大会になりました!

 

個人的に、全試合内容に満足した大会だったので、行くことが出来て本当に良かった!

 

という訳で、以下がその観戦記になります

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セミの「入江vsマグニチュード岸和田」、メインの「竹下vsアントーニオ本多」は、個人的に人間交差点のような試合だと感じました!



 

■第1試合 島谷、渡瀬vs梅田、石井vsMAO、マイク・ベイリーvs勝俣、彰人

 

第1試合からインディーJr.王者にKO-D6人タッグ王者が名を連ねる豪華4WAYマッチ

 

腕の怪我で欠場していた彰人はこの日が復帰戦でしたが、相手の誤爆を逃さず島谷から勝利し、復帰戦を白星で飾りました

 

個人的に一番気になったのが、渡瀬と島谷の連携

 

個々で見れば悪くなかったんですけど、タッグでは何度も誤爆を繰り返すなど、終始2人の息は合わず…

 

渡瀬は入江との共闘以降、入江やキンケイドと組む機会が多かった印象で、キンケイドが帰国してしまうとパートナー不在の事態に陥っていたので、正直この結果は致し方ないかと…

 

今の入江のユニットには、出来れば所属選手からメンバーが1人欲しいところなんですよね

渡瀬と常時組める選手がいるかいないかでは、今回のような連携の合わない試合が増えてしまうのではないか、と個人的に感じた次第です

 

■第2試合 ゆに、赤井、大石vsヒラティモ・ドラゴン、タカティモ・ドラゴン、男色ディーノ

 

大会2日前に行われた、としまえんでの路上プロレスで結婚を発表した大石真翔

試合前、男色ディーノから地方妻の存在をばらされる悲劇に見舞われる場面も(笑)

 

 

試合はドラゴン軍が最近やりがちな「自分でマスクを脱ぐ⇒レフェリーのブラインドを突いて相手に渡す⇒相手の反則負けを狙う」という方法が今回も決まり、大石組の反則負けに

ディーノはマスクの代わりに、コスチュームを脱いで下半身裸となり、赤井が脱がせたと主張してましたけど、いくらなんでも無理があるやろー(笑)

 

試合後、マスクを取ったと誤解されたゆにが松井レフェリーに怒られて泣き出す⇒大石慰める⇒ゆにが隙を突いて大石を丸め込む、という流れで、大石の持っていたアイアンマン王座がゆにに移動!

 

ゆに、恐ろしい子!!(笑)

 

大石は結婚前後にパンチパーマにされたり、逆モヒカンにされたり(5.29新木場)、ベルト取られたりと結構短期間で散々な目に遭ってますね

 

■第3試合 岩崎、樋口vs星誕期、大鷲

4人中3人が力士出身者と珍しい構成になったタッグマッチ

星誕期も近年DDT本隊の試合に出る機会が減っていたので、見れるのは単純に嬉しいところ

 

 

樋口と大鷲のチョップ合戦が熱かった試合は、最後に樋口が星誕期をドクターボムでしっかり投げきり3カウント

 

星誕期を持ち上げた樋口の怪力に脱帽!

 

■第4試合 ヤス・ウラノ、MEN'SテイオーvsHUB、高梨

 

所属選手の参戦が多い今のDDT本隊の興行において、普段中々見られないカードの一つ!

高梨以外の3選手は、本隊よりか、BASARAとかガンプロに出てるイメージが強いだけに、尚更そう感じた次第

 

HUBと高梨、組む所を見たのは今回が初めてだったのですが、随所に連携の良さが光っていた気がしました!

 

 

■第5試合 ディック東郷vs吉村

DNAで現在「ナオミキングダム」の首領としてユニットを牽引している吉村と、職人・ディック東郷によるシングルマッチ

 

カードを見ただけでもワクワクしたけれど、何が凄かったかって、体格差を感じさせないディック東郷の強さ!

体格だけだと吉村の方に分があるんですけど、実際に試合を見ると、体格差なんて無かったと思わされるくらいディック東郷が押していました

 

吉村もチョップとか、打撃技は凄く良かったんですけど、東郷はその更に上を行っていた、みたいな

 

良い試合でした!

 

吉村、デビュー当時の樋口の時みたく、本隊の試合数がもっと増えてもいい選手だと思っているので、そうなるといいなあ(願望)

 

■第6試合 スーパー・ササダンゴ・マシンvs菊タローvsくいしんぼう仮面

 

菊タローくいしんぼう仮面が3WAYで絡む幸せ!

 

試合は終始、3人と松井レフェリーのリング上でのやり取りが中心だった印象があります(笑)

満足感のある試合!

 

ただ、強いて言うと、菊タローくいしんぼう仮面という、ある種「鉄板」の二人の中に入ったササダンゴが、ササダンゴにしか出来ない個性を、パワポだけでなく"リング上"でも遠慮せず出して欲しかったなあ、とも感じました

二人のインパクトは凄いんですけどね

そこにズカズカ切り込んでいくササダンゴも、個人的に見たかった!

 

■第7試合 HARASHIMA、坂口、KUDOvsマッド・ポーリー、遠藤、高尾with佐々木

 

大阪大会1週間前の後楽園大会後に共闘する事になった酒呑童子HARASHIMAが、DAMNATIONと激突!

「現在進行形のDDTのストーリー」が強く感じられる試合も、松井レフェリー主催興行の中だと異彩を放っていた印象

 

HARASHIMA、坂口、KUDOの3人が、スペシャルタッグとかで無いのに同じコーナーに並ぶという光景は、凄く豪華!

 

 

DAMNATIONに押される展開でスタートするも、最後はHARASHIMAがポーリーに猛ラッシュをかけて、6.24後楽園大会でのEXTREME王座戦の前哨戦に勝利!

短時間で形勢を逆転出来るコンボ技があるHARASHIMAって、やっぱり強い選手だよなあ、と改めて実感しました

 

■セミファイナル 入江vsマグニチュード岸和田

 

入江がプロレスラーを志すキッカケになったというマグニチュード岸和田とのシングルマッチ

 

現KO-D無差別級王者の入江でしたが、序盤から岸和田の容赦ない攻めに苦しむ展開が続きます

 

場外乱闘で入江の右腕をコーナーの鉄柱にセットすると、客席にあった椅子で思いっきりたたき付けるという非情っぷり!!

 

岸和田は「チャンピオンそんなもんかよ!」と入江を思いっきり挑発

 

で、何が恐ろしいって、客席もヒートしはじめるんですわ!

 

DDTって、基本敵であっても良い選手は良い選手だと評価してくれるファンに溢れてる団体だと思うんですけど、この岸和田のラフファイトには流石にブーイングが!

珍しい!

 

そして、岸和田ファンと思われる方からは「腕折ってまえ」、「(右腕攻めに苦しむ入江を見て)もうレフェリー試合終わりでええやろ」とキッツイ野次が…

大阪の一部のファン、怖いよお~

 

中盤からハードコア殺法も持ち出した岸和田の攻めに苦しんだ入江でしたが、持ち前のパワーと馬力を活かした攻めで岸和田を徐々に押しはじめると、最後はビーストボンバー2発を叩き込んで岸和田に勝利!

 

試合後、「大阪最強になれ!」と激を飛ばした岸和田

試合には負けたものの、初めて生で見たマグニチュード岸和田インパクトは半端じゃなかったです!

いやあ、凄い選手やった…

 

 

■メインイベント 竹下vsアントーニオ本多

2017年春に解散したユニット「ハッピーモーテル」に在籍していたのか竹下とアントーニオ本多

 

ユニット解散以降、中々試合で交わる機会が無かった印象のある二人ですが、この大阪大会でシングルが実現

アントーニオ本多の入場時には、ハッピーモーテル時代の盟友であるトランザム★ヒロシがセコンドにつき、竹下の入場時は、テーマ曲をハッピーモーテル時代の曲に変えてきた上、ハッピーモーテルTシャツを着ての登場

個人的に、試合前の入場シーンから熱いものを感じずにはいられませんでした!

 

 

ある意味、ハッピーモーテル時代を懐かしむ雰囲気もありましたが、試合が始まると流れは一変!

アントーニオ本多が竹下をグラウンドで押していく展開が序盤から繰り広げられます

 

近年の定番ムーブである「ごんぎつね」も、この日は珍しくタイミングが遅めの登場

全体的に竹下とアントーニオ本多による白熱した攻防が続きます

 

 

竹下も当然凄いんですけど、それ以上に、普段の試合では見られないアントーニオ本多の凄みが感じられる試合だったと私は感じました!

何か、男色ディーノが去年・一昨年とKO-D無差別級王座に挑戦した時のように、普段のコミカルさは交えつつも、ガッチリレスリングで勝負していく姿勢だったり、普段は抜かない刀(トペ・スイシーダetc)をこういうタイミングで抜いてくる技量の深さに感動したと言いますか!

単純に「アントーニオ本多カッコイイ!」と惚れてしまいました(笑)

 

試合は残り1分を切ったという所で、両者が出したエルボーが相打ちとなり、ダブルダウン!

竹下は立ち上がるも、アントーニオ本多はカウント10以内に立ち上がれず、竹下のKO勝利で決着したのです

 

 

この試合、DDT UNIVERSEとかで見れる方には是非とも見ていただきたい試合だったなあ、と感じた次第です

多幸感と満足感のあるエンディングも含め、松井レフェリー主催興行を飾るに相応しいメインイベントだったのでは無いでしょうか?

 

■まとめ

大会終了後も、アイアンマン王者を巡る戦いがあったり、

 

 

トランザム★ヒロシの生歌を思いがけないタイミングで聴けたりしました(笑)

 

 

今回の松井レフェリー主催興行、私自身、映像も含めて初めて見たんですけど、ビッグマッチ並の試合数に、全試合内容の濃さが光った、満足感MAXの大会だったと思います!

 

今回セミとメインでそれぞれ起用された入江と竹下にとって、対戦相手のマグニチュード岸和田アントーニオ本多は、それぞれプロレスに関わる中での恩人だったと思うんですけど、その恩人に勝利したという結果以上に、自身の成長の跡をしっかりと刻めた事が一番大きかったのでは無いかなあ、と私は思います😊

 

個人的に、今回の大阪旅行で運良くDDTと、その2日前にあった新日本プロレスを見に来れた事が、忘れられないプロレスでの思い出になりました!😂

 

またいつか、関西までプロレスを見に行ってみたいものです😌