世界で一番熱い男は夢を見た~7.29ZERO1後楽園観戦記~
7.29は、ZERO1真夏の祭典「火祭り」の優勝決定戦を見に、後楽園ホールに行ってきました!
開幕戦の行われた新木場での熱量も当然高かったんですけど、今回の優勝決定戦もかなり熱かった!
普段だと、ZERO1の北側座席は入場ゲートが設けられるため、通常潰される事が多いんですけど、この日の北側座席は全て解放!
満員となった、今回の「火祭り」の個人的雑感を述べていきたいと思います
■「火祭りスペシャルマッチ」の豪華さ
今年の「火祭り」優勝決定戦では、「火祭りスペシャルマッチ」と銘打たれたカードが3試合組まれたのですが、そのいずれにも特色がありました
各地で行われた火祭り公式戦を映像で追えていなかった私も、「公式戦ではこんなファイトが見れたんだろうなあ、きっと」と思わされる程の熱戦が、スペシャルマッチでも展開されてました
その中でも、個人的に気になったポイントを3点紹介していきます!
■"火祭りに選ばれるべくして選ばれた男"大和ヒロシ
第3試合では、「菅原、スーパー・タイガー、大和ヒロシvs佐藤、大谷、将軍岡本」という、火祭り出場選手5名が絡む6人タッグマッチが組まれました
個人的に、この試合で一番目立っていたのは、今回火祭り初出場だった大和ヒロシだった気がします
大和は、入場を終え、まだガウンを羽織ったままだった大谷をいきなり急襲!
そこから先は「大和vs大谷」のマッチアップに目を奪われていた私がいました
大谷も反撃の顔面ウォッシュを大和に喰らわせてましたし、他にも、自ら前に出て相手の攻撃を受けたりと、まさに独壇場!
去年6月のZERO1後楽園で大日の青木が突っ掛かってきた時もそうだったんですけど、大谷って、相手からガッツリ売られた喧嘩を、凄く分かりやすい形で倍返ししてくれる選手だと私は思ってます
見てる客席側が、無茶苦茶テンションが上がってしまうような動きをすると言いましょうか!
最後は大谷がスパイラルボムで大和から勝利!
本当に、今年の公式戦で全敗したとはとても思えない程の見事な活躍っぷりでした!
大和も敗れてしまいましたが、この試合を見ていて「大和ヒロシは、火祭りに選ばれるべくして選ばれた選手なのだ」と感じました
何故かと言いますと、ミスター火祭り・大谷に負けない位熱い男だったから!
二人とも、公式戦の結果こそ奮いませんでしたが、結果以上のインパクトを今回の火祭りで間違いなく刻み付けたのではないでしょうか?
試合後、大谷から「一緒に組みましょう」というラブコールもあり、大谷&大和ヒロシという熱血タッグが誕生しました
大谷「(大和に向かって)俺とお前、組むしか無いだろ!大和、僕は、貴方が大好きです!もし良ければ、暑苦しいタッグ、組んでくれませんか!」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
大和「憧れの人に大好きだって言われて、断るわけ無いじゃないですか!僕に熱いプロレス教えてください!」#pwzero1 pic.twitter.com/0RzkpAwoYB
この二人の組み合わせ、今までありそうでなかったので、どんな化学反応が起きるのか、今から本当に楽しみです!
■今までありそうで無かった「SUGIvs黒潮イケメン二郎」
もうタイトルのまんまなんですけど、火祭りでは別ブロックだったSUGIとイケメンの一騎打ちは痺れました
イケメンの長い入場シーンの最中に、冷や水を浴びせるかの如く急襲してきたSUGI
それを見てSUGIに大ブーイングを浴びせる観客(笑)
イケメンは人気者ってハッキリ分かんだね!
試合中盤、二人が後楽園のバルコニーまでよじ登ってきて、互いに相手を落とそうとしてるシーンを見た時は本当にヒヤヒヤしました(笑)
2016年にHi69がバルコニーダイブを敢行して以降、「バルコニーから飛んだら出入り禁止」レベルの案件になってたはずだったので…
第4試合 黒潮イケメン二郎vsSUGI
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
熱く激しい火祭りスペシャルシングルマッチは、20分では決着が付かず時間切れドロー!
いやあ、凄く良い試合でした!😆
二人がバルコニーまで来て落とし合いになりそうだった時は、思わず出禁になるかとヒヤヒヤした…(笑)#pwzero1 #w_1 pic.twitter.com/igWQYZ8cqH
残念だったのは、試合時間が20分では足りなかった事と、バルコニーや南側通路で暴れる時間帯が多かったことで、二人のリング上での攻防があまり見れなかった事でしょうか
イケメンの左腕への一点集中攻撃や、SUGIの立体的な空中殺法の絡みはもっと見たかった所
だからこそ、今度は火祭り公式戦でも、タイトルマッチでも、ノンタイトルでも良いので、またこのカードが是非見たい!
お願いします、何でもしますから!m(__)m
■クリス・ヴァイスとかいう"欠点見当たらないマン"
セミファイナルでは、「田中、クリス・ヴァイスvs火野、ハートリー・ジャクソン」という、VOODOO MURDERS同門対決が実現!
優勝決定戦には惜しくも進めなかったものの、今回の火祭りで優勝戦線に絡んだ猛者ばかり
そんな4人を擁しているVOODOO MURDERSは、大概強い訳ですが、中でも印象的だったのが、「世界一危険な格闘技」言われるラウェイで現在2連勝中の"鋼鉄戦士"クリス・ヴァイス!
前にも試合を見ていて、グラウンドで相手を押し込む所だったり、凄さの一端を垣間見る機会はあったんですけど、この日は相手をティヘラで払うようなルチャに近い動きを見せた上、火野とジャクソンを二人一緒に放り投げてしまう怪力っぷりを披露!
試合もジャクソンからパッケージパイルドライバーで勝利するなど、豪華メンバーの中で存在感をこれでもか、とばかりに見せつけたのです!
世界一危険な格闘技で連勝してしまう上に、プロレスのリングでは、ルチャムーブやパワーファイトを見せてしまうクリス・ヴァイスに、欠点ってあったりするのだろうか、と思わされた試合でした(笑)
セミファイナル クリス・ヴァイス、田中将斗vsハートリー・ジャクソン、火野
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
VOODOO MURDERS同門対決となった火祭りスペシャルタッグマッチを制したのは、クリス・ヴァイス!
ハートリー・ジャクソンに必殺のパッケージドライバーが炸裂!
試合後のTARUも「感無量や!」と御満悦
最高!😆#pwzero1 pic.twitter.com/MY2cUdAX3n
■優勝決定戦の勝敗を分けたのは「畳みかける攻撃」
今年の火祭りの優勝決定戦のカードは「佐藤耕平vs宮本裕向」!
火祭り皆勤賞で3度目の優勝を狙う耕平と、2度目の出場で優勝決定戦進出を決めた「爆破王」宮本の一騎打ち
昨年、一昨年は1ブロック制で開催されたため、優勝決定戦のカードは公式戦で必ず1度は当たる組み合わせになっていたんですけど、今年は2ブロック制のため、これが今大会初シングル!
昨年の「田中将斗vs小幡優作」は、30分前後に渡り、互いの無尽蔵のスタミナとパワーを感じた試合でしたが
しかし、今年の決勝は、試合時間が15分を経過した時点で、試合の勝敗が決するのも近いと感じさせる程、ハイスパートな攻防が展開されていました
会場の熱気もCLIMAX!
耕平が身長190cm台なのに対し、宮本は178cmと、約15cmも違う体格の両者でしたが、この決戦を制したのは宮本でした!
終盤、若干形が崩れながらも、耕平を担ぎ上げてファイヤーサンダー
更に、必殺のムーンサルトプレスを2発続けて発射!
カウント3が打ち鳴らされると、宮本の火祭り優勝が決まったのでした
メインイベント 佐藤耕平vs宮本裕向
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
火祭り2018優勝決定戦
18分16秒の熱く激しい死闘を制したのは、宮本裕向!
ファイヤーサンダー⇒ムーンサルトプレス2連発の必殺フルコースに、流石の耕平も肩を上げることが出来ず!
宮本裕向、第18回火祭り優勝!!😆#pwzero1 #pr666 #火祭り2018 pic.twitter.com/aFN7eIx4Io
この必殺フルコースでは、流石の耕平も肩を上げることは出来ませんでしたね…
説得力抜群!
アレを受けきった耕平も、決めた宮本も両方凄い!
ムーンサルトの場面で、一度でも耕平に剣山で迎撃されたり、かわされたりすれば流れは大きく変わっていた可能性もあるだけに、一気に畳みかけて行った宮本の気迫勝ちな感もありました
強いて言うと、中盤~終盤が良かっただけに、序盤で互いに決め手に繋がる攻防が少なかったかなあ、という印象はありましたが、この辺は好みの問題かも知れないです(笑)
■宮本裕向の優勝に見た、「火祭り」の熱い盛り上がり
宮本裕向の初優勝となった第18回「火祭り」でしたが、試合後のセレモニーも熱かった!
セレモニーでは、多くのスポンサー様から宮本に対して、肉や海産物、野菜、サプリメントが贈られたのですが、まあ量が凄い(笑)
宮本裕向の貰った物一覧
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
・5代目火祭り刀
・トロフィー
・「すしざんまい」から30万円分の食事券
・「備長吉兆や」から野菜1年分
・ステーキ肉、常陸牛、鶏肉、豚肉、各100kg
・サザエ1年分(365個)
・アミノサプリ1年分
・熊本に復興支援に行ける往復航空券
・その他激励賞#pwzero1 #火祭り2018 pic.twitter.com/3U8WnW8xLh
一回の優勝で、これだけの量の商品を貰う大会も、今のプロレス界でも中々無いのではないか、と思います
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そして、宮本のマイクも熱かった!
三又又三GMとのインタビューで、最後に「僕、火祭り刀を取ったら、やりたかった事があるんです!」と言って、大谷晋二郎の決めポーズで火祭り刀を持ったり、
宮本「今年は2リーグで対戦できない選手もいたんですけど、凄い盛り上がりました!」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
「(耕平は)凄い相手ですよ。尊敬してる選手ですし、決勝で戦えて光栄です」
「火祭り刀を取ったらやりたかった事があるんです!」
⇒大谷の刀を持ったポーズ#pwzero1 #火祭り2018 pic.twitter.com/EIKcHtFem7
火祭り参戦選手を代表し、火祭りへのありったけの思いを述べたり、
宮本「火祭りっていうのはとにかく熱いんです。外でやる会場もあるし、冷房も効かない会場もある。選手数も多いし層も熱い。そして気持ちも盛り上がる!俺は、誰よりも熱い男になれました」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
「そして、今年火祭りに出れなかった男がいます。小幡、いるんだろ!」
⇒小幡登場!#pwzero1 #火祭り2018 pic.twitter.com/1yN5JTgelF
マイクの最後で、6月に首の骨を折って以降欠場していた小幡を呼び込んで、会場を締めたりetc…
小幡「ちょっと声は出づらいんですけど…。6月の大会で首の骨を骨折したんですけど、骨折していた骨はくっつきました!」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) July 29, 2018
宮本「俺は火祭り刀取ったから!復帰まで時間はかかるかも知れないけど、一緒に負け犬同盟やろう!」
小幡「宮本さん、優勝おめでとうございます!」#pwzero1 #火祭り2018 pic.twitter.com/XDUuyY81ux
とにかく熱くて、多幸感に溢れるエンディングでした!😭
会場で見ていて感じたんですけど、「火祭り」って、所属外の選手が優勝した時も、会場が温かい雰囲気に包まれるんですよね
ここ3年、所属外の選手が優勝している全日本プロレスの「チャンピオンカーニバル」にも通じる所があるんですけど、それだけ、所属とか、フリーとか、他団体とか関係なく、参戦した全選手がリーグ戦を盛り上げた事を、見ていたお客さんが一番感じとっていたからではないか、と思います!
■まとめ
個人的に、今回の火祭り開幕前は、ヘビー級の選手の中に、菅原やSUGI、黒潮イケメン二郎、大和ヒロシといったJr.選手が参加する、オープンウェイトのリーグ戦という色が強まった印象がありました
しかし、終わってみれば、SUGIが火野に、菅原が田中にそれぞれ勝利するなど、Jr.選手もヘビー級に負けない活躍を見せた大会だったのかなあ、と思います
都内2大会だけしか見ていない私が言うのもアレなんですけど(笑)
また、イケメン、火野、ハートリー・ジャクソン、クリス・ヴァイスといった初参戦組の活躍も光りました
大和も火祭り好みの熱さでしたし!
来年以降も火祭り参戦希望!
今回、後楽園での優勝決定戦が満員になるなど、熱狂と感動で幕を閉じた第18回「火祭り」
まさにプロレス界の有名夏フェスの一つといっても過言では無いでしょう!
後は、今回怪我のため参戦が叶わなかった、小幡の復帰にも期待したいです
来年の火祭りが、今から待ち切れません!
しかし、その火祭りから一週間後に、ZERO1にはもう一つの夏フェスがあったことを、優勝決定戦観戦終わりの私はまだ知らなかったのでした…😌
その模様は、今度改めて紹介させて頂きたいと思います!✊💥