両国大会が俄然面白くなる公開調印式!~10.7新日公開調印式~
10.7、水道橋のLaQua特設ステージで開催された、新日本プロレスの公開調印式に行ってきました!
今回は、翌日の10.8両国国技館大会で行われる「東京ドーム・IWGPヘビー級選手権試合挑戦権利証」をかけた「棚橋弘至vsジェイ・ホワイト」、IWGPヘビー級選手権試合・「ケニー・オメガvs飯伏幸太vsCody」の調印式でした
無料イベントだったんですけど、東京ドームのメインを占う2試合という事+祝日という事もあってか、会場には多くの人が駆けつけていました
今回は、その様子を私なりに紹介してきたいと思います!
■戦慄のSwitch Bladeは、マイクも切れ味抜群
まずは「棚橋弘至vsジェイ・ホワイト」から
9.23神戸大会でオカダ・カズチカから挑戦権利証を守り抜いた棚橋を、試合後にジェイが襲った事で実現した今回のカード
今年のG1 CLIMAXを制覇した棚橋が、唯一負けた相手がこのジェイ・ホワイトでした
今回の会見、ジェイ・ホワイトのヒールっぷりに溢れる所作が目白押しでした(笑)
まず、会見場に姿を現すと、最前列にいた棚橋ファンから棚橋グッズのタオルを奪うと、床に置いて踏み付けるという暴挙!😲
会見の発言もインパクト大でした
ジェイ・ホワイト「すこしだけ言わせてもらう。オカダ戦の後、お前(棚橋)に大きな恥をかかせてやった。明日も同じように恥をかかせてやる。」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
「ここ1年で自分の倒した選手のリストを見ると、俺程大きな功績を残した選手はいないと思う。ここでしっかり権利証を取ってドームのメインに上がる」#njpw
ジェイホワイト「俺こそがケニーより上である事を見せたい。そして棚橋、お前は過去の産物だ。」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
凄まじいなあ、ジェイホワイト#njpw
Q「権利証がこの6年間で一度も移動したことがないことについてはどう思われているか?」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
ジェイ「私がチャレンジャーでは無かったからではないでしょうか」
ジェイ、凄い、凄いなあ😲#njpw
棚橋「今はこの試合(権利証マッチ)に集中している」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
ジェイ「そういうことを(棚橋が)言うのは、明日権利証が移動するからじゃないかな?明日の3WAYの事を一切考えなくてもいいように、明日お前から権利証を奪う」#njpw
個人的に注目したいのは、記者からの「権利証が未だ移動したことが無い事についてはどう思うか」という質問への返答と、棚橋の「権利証マッチに集中している」発言に噛み付いた場面でしょうか?
公開調印式だと、リング上と違い、通訳の方がその場で英語を日本語に訳してくれるのですが、ジェイの発言が即座に訳された事で、ジェイのゾクゾクするような言い回しがモロに出てる感じがしました
聞いていて、「おおおおおおお」とうならされる事ばかりで(笑)
これだけで公開調印式来て良かった、と感じた程でした!
■両国メインの3WAYが100倍面白くなる記者会見
次に行われたのは、IWGPヘビー級選手権試合の公開調印式&会見
史上3度目となる、3WAYマッチという形式でのIWGPヘビー戦
発表直後に賛否がファンの間でも分かれた今回のカードでしたが、公開調印式を見た後で感じたのは、3選手なりにそれぞれ目指す点は一つだということ
それがハッキリ分かっただけでも、かなり有意義な公開調印式だったのでは無いでしょうか?
Cody「どのようにこの3wayを考えているか分からないが、実は凄くシンプルなんです。私はイブシにもケニーにも勝ったこともあれば負けたこともある。」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
「忘れられない歴史に残る試合を皆様に見せます」#njpw
飯伏「タイトルマッチで3WAY、違和感ある部分はあるが、試合が決まった以上全力でやるしかない。いや、やるんですけど。」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
「Codyやケニーにはベルトはあるが、自分はかけるものが無いので、自分のプロレスのキャリアをかけます。伝説の試合になります。」#njpw
ケニー「みんなから『ケニーはイカれたチャンピオンだ』と言われたりする。(3WAYについて)3人ともプロレスの未来のために歴史を作りたい。凄く素晴らしい試合を見せたいと思います。」#njpw
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
特に印象的だったのが、3選手とも「伝説の試合になる」という旨の発言をしていたこと。
今回の3WAYという特殊な形式での試合も、その伝説への布石という面も強いのかなあ、と会見を聞いていて感じた次第です。
■3WAYはリスクをかけた「秋の第三角関係」
今回の3WAYでのタイトルマッチですが、恐らく「(挑戦者側の)飯伏とCody間の勝敗で王者が決まる」という要素について気にしている方もそれなりにいたのではないか、と思われます。
この点についても会見で触れられていました。
Q「誰を倒してベルトを取りたい、とかはあるのか?」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
ケニー「もしCodyに勝ったら、とか話も出たけど、そういうのはフェアじゃないよね?これは3WAYだけど、自分にとって高いハードルなんだ。それを超えるためにこの試合形式にした(大意)」
(続)#njpw
(続)
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
Cody「この試合をケニーが決めたのは大変素晴らしい。ケニーにとっては得にはならないとも思うから。でも、そういう事は考えないで欲しい。明日、我々はドームの最後にリングインする男になりたいと思って試合に臨む。」
(続2)#njpw
(続2)
— レンブラント (@rembrandt_kbs) October 7, 2018
飯伏「ケニーは親友で仲間だし、Codyは友達。でも、馴れ合いとかじゃない。どっちに勝ちたいとか、そういうのはない。僕も、Codyと同じように、東京ドームのメインに立ちたい。ただ、それだけ。」#njpw
私が印象に残ったのはCodyの発言でした
「(3WAYという形式は、王者の)ケニーにとっては得にはならないとも思うから。でも、そういう事は考えないで欲しい。」
「明日、我々はドームの最後にリングインする男になりたいと思って試合に臨む。」
3WAYという特殊な形式に触れつつも、東京ドームのメインイベンターの座に向けた、シンプルかつ明解な回答だった気がします。
どうしても3WAYマッチという面に焦点が当たる中、一種の雑念を振り払う発言が聞けたのは、試合を見る上でもかなり大きかったのではないかと。
個人的に、今回の3WAYは一種の「秋の第三角関係」だと思っています。
現在敵対関係にないケニー、飯伏、Codyの3名が、ケニーの持つ「IWGPヘビー級王座」という存在を巡って繰り広げるバトル…
この三角関係を制した選手が、ドームのメインに立てると事実上会見で言及された中、その座を射止めるのは果たして誰になるか…
その点を純粋に楽しみたいです!
■公開調印式は、いいぞ~
今回は丁度後楽園ホールでプロレス観戦を終えた直後、という事もあり、イベントに行くことが出来たのですが、前述したように多くの人が集まっていました
ただでさえLaQua内には多くの人が来る訳で、その中でこういう公開調印式が行われたのは、来年の1.4東京ドーム大会に向けても宣伝の場になったのかなあ、と
今回タイミングも良く、棚橋や飯伏といった地上波でも見かけるレスラーが会見に登場したのも大きかったのでは無いでしょうか?
私自身、新日の公開調印式を見るのは9.8後楽園以来だったのですが、両国のセミ、メインに向けた重要なやり取りが無料で見れる、という点ではかなり美味しいイベントになりました!
また行きたいです!