レンブラントの変態漫遊記

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プロレスが大好きな変態の日記です

私的「プロレスグランプリ2018」~2018年の竹田誠志~

先日、週刊プロレス2019年版選手名鑑を購入してきました。

 

掲載選手1000人以上と、昨年よりも分厚さが増した感もある今年の選手名鑑

 

そんな名鑑に、今年もこんなハガキがついてきました…。

 

「プロレスグランプリ2018」!!

 

週刊プロレスの読者が選ぶ、毎年恒例の賞レース!

 

この「プロレスグランプリ2018」に、昨年に引き続いて今年も投票してみました!

 

今回は、そんな「プロレスグランプリ2018」の投票内容を通じて、今年印象的だったアレコレについて触れていきたいと思います!

 

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今年の竹田誠志の活躍は、文献として残してほしい位に素晴らしいものでした!

 

 

 

■プロレスグランプリ

竹田誠志

 

個人的に、2018年の日本プロレス界を振り返る中で、竹田の活躍を外すことは出来ないと思っています。

 

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前年8月から保持していた大日本プロレスの「デスマッチヘビー級王座」では、アブドーラ小林木高イサミ宮本裕向伊東竜二らを下し、同王座の最多防衛記録を更新。

今年5月にはビオレント・ジャックに勝利して、プロレスリングFREEDOMSの「KING of FREEDOM WORLD CHAMPION SHIP」王座返り咲きを果たし、日本では前人未踏のデスマッチ二冠王者に輝きました。

 

昨年8月のデスマッチヘビー王座戴冠前には「デスマッチに狂気と殺気を持ち込む」という発言もあったのですが、実際にノコギリを引いて相手の腕を切り付けたり、首を切ろうとしたりと、ある種"一線を越えた"デスマッチを見せつけた功績も大きかったかと。

 

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個人的に、「2018年の竹田誠志」という本が出ても良い位に、大車輪の活躍を見せていた彼こそがMVPだと思います!

 

■ベストマッチ

・ゼウスvs宮原健斗(10.21全日本プロレス横浜文化体育館

 

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個人的に、この試合の何が凄かったって、互いに必殺技を決めながらも、一度はカウント2で返した所だと思います。

 

あれがあったからこそ、「どちらが勝つか本当に分からない」所まで試合が接戦にもつれたのではないか、と。

こういう展開はあまり見れないからこそ面白みや意外性を増しているような気もするので、乱発するとそういう感想も薄れてしまいそうですが…(笑)

 

以前、あるベテランのプロレスファンの方から「横浜文体って広いので、会場が盛り上がりにくいんだよねー」なんて話を耳にした事がありました。

 

しかし、この日は私が観戦していた文体1F最後列の座席まで熱量が伝わるほどの激闘でした!

私も終盤は「ゼウスー!」、「ケントー!」ってめちゃめちゃ叫んでしまいましたから(笑)。

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

余談ですが、この試合を見るまでは「田中将斗vs小幡優作」(1.1ZERO1後楽園)が私の2018年ベストバウトでした(笑)。

 

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元旦の試合も本当に凄かったんですけどね。

「年始からとんでもないものを見てしまった」感が未だに忘れられないです。

 

女子プロレスグランプリ

・朱崇花(プロレスリングWAVE

 

元旦から、YMZの「初日の出プロレス」で木高イサミとのシングルマッチZERO1後楽園大会でVOODOO MURDERSへの電撃加入!

 

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3月には、女子選手ながら、ZERO1のインターナショナルライトタッグ王座に挑戦を果たしました。

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8月には彩羽匠(Marvelous)の持つRedina di WAVE王座に挑戦し、初挑戦にして王座戴冠!

 

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WRESTLE-1では木村花とのライバル関係を築き、YMZでは前述のイサミに加え、真霜拳號やPHYCHOといった男子レスラーとシングルで対戦するなど、団体内外で精力的に活動していた印象が強いです。

 

朱崇花というレスラーを紹介する上で「ジェンダーレスレスラー」という言葉がよく使われたりしますが、今年の彼女は、性別や団体の垣根を超えていった「ボーダーレスレスラー」だったのではないか、と思います。

 

スターダムでの電流爆破マッチ出場に、念願の赤ベルト獲得、元パートナーである木村花との抗争、センダイガールズへの殴り込み等の活躍から、花月(スターダム)もグランプリに選びたかったのですが、一人しか選べないという悲しみ…。

 

去年もこんな感じで、松本浩代橋本千紘にしようかで迷った思い出があります(笑)。

 

■ベストタッグチーム

諏訪魔&石川修司全日本プロレス

 

私が一番迷ったのがこの項目でした。

 

「軍団師弟コンビ(宇藤純久&アブドーラ小林)」、「NEW-TRADITIONAL(門倉凛&彩羽匠)」、「ジ・アグレッション(マサ北宮&中嶋勝彦)」など、個人的に良いタッグチームは多かったんですけど、年間通じて、となると結構絞られて来るのかなあ、と…。

 

そうした中、年始から世界タッグ王座を戴冠するなど、昨年末の世界最強タッグリーグ優勝の勢いそのままに、安定感も増した、「暴走大巨人」の二人がベストタッグチームだったと私は思います。

 

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次点には大畠美咲と水波綾の「AvidRival」(プロレスリングWAVE)を挙げたいです。

惜しくもタイトル獲得には至りませんでしたが、アイスリボン、WAVE、シードリングのタッグ王座に加え、女子のタッグチームとしては初となる東北タッグ王座(みちのくプロレス)挑戦など、積極的に活動していた印象がありますね。

それだけに、今年末の大畠引退で来年以降見られなくなってしまう事が、本当に残念でなりません…。

 

■最優秀外国人選手賞

・ジェイ・ホワイト(新日本プロレス

 

衝撃の1.4凱旋帰国に始まり、直後にCHAOS加入も、ユニット加入後に初エントリーされたG1 CLIMAXでは、「タッグマッチで組んだ味方選手を見殺しにする」などの不穏な動きを見せるようになります。

そのG1では、公式戦で棚橋弘至やオカダ・カズチカに勝利し、最終戦まで優勝決定戦進出の可能性を残す好成績を残しました。

 

その後、9月の神戸大会のメインイベント後に外道と結託する形でオカダを裏切り、CHAOSを離脱

10月の両国大会では、棚橋との「1.4東京ドームでのIWGPヘビー級王座挑戦権利証」をかけた一戦に敗れるも、バットラック・ファレやタマ・トンガを擁するBULLET CLUB OGと合流、現在に至ります。

 

約2年続いたオカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座の防衛ロードをストップさせたケニー・オメガも同賞の候補だとは思うんですけど、見ている側の身も凍りつく程の怖いヒール像を、約1年足らずで確立させてしまったジェイ・ホワイトの活躍は、非常に素晴らしかったのでは無いかと私は思います!

 

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■新人賞

北村彰基(プロレスリンZERO1

 

・デビュー1年目にしてみちのくプロレス、FREEDOMS、NOAHとの他団体対抗戦に乗り出る

・屋外の無料興行等で行われる「ちびっ子プロレス教室」での指導員としての姿

・先輩である岩崎永遠からシングルで勝利

・「流星キック」の異名を誇る星川尚浩から代名詞の学ランを譲り受ける

 

といった点を加味して、北村彰基を挙げたいです!

 

個人的には、今年デビューの加藤拓歩(大日本プロレス)や林下詩美(スターダム)、3年目ですが、実質凱旋帰国1年目の清宮海斗(NOAH)らも同賞に推したい所です。

 

■まとめ

今回投票内容を選んでいて、自分自身感じたことが一つあります…。

 

自分自身、「試合を見てない団体や選手の事は、イマイチ語りづらかったり、印象で決めてしまいがち」だなあ、と…

 

「ネットプロレス大賞」とかもそうですけど、個人的に、こういう賞に投票する時って良くも悪くもそういう部分が出てしまう事を、今回改めて感じました。

 

自分が見ていない選手や試合の事を評価するのは難しいです。

実際、私自身「映像や試合をしっかり見ていないから」で決めきれなかった選手がいたのも事実でしたから…。

 

だからこそ、私は来年目標にしたい事が出来ました…。

 

2019年は、映像でも色んな団体の試合を見ていきたい!!

 

そのためにも、有料映像配信サービス(NJPW WORLD、全日本プロレスTVetc…)には何かしら加入しておかねば、と感じた私なのでした…。

 

※余談:2017年の投票結果はこんな感じでした。

 

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