平成最後の年末年始に見る、デスマッチの新型凶器について
2019年に入って半月ほどが経過しましたが、最近会場に行っても、既に年間ベストバウトや年間最優秀興行が生まれる瞬間に立ち会えたりと、満足度高い内容が続いてます!
そんな今回は、年末年始の私のプロレス観戦で、印象的だったデスマッチアイテムについて幾つか紹介していきたいと思います。
※注意※
流血写真多めの内容になっているので、予めご了承の程、よろしくお願いいたしますm(__)m
■①魚串(佐久田俊行vs吹本賢児)
2018年12月25日に後楽園ホールで行われた、プロレスリングFREEDOMSの「葛西純プロデュース興行"Blood X'mas"」。
「竹田誠志vs葛西純」という素晴らしい試合がメインに組まれた大会でしたが、前半戦で行われた「佐久田俊行(大日本プロレス)vs吹本賢児(プロレスリングFREEDOMS)」のシングルも、会場からの熱狂をさらっていました。
特に印象的だったのが、魚串!
私も現地で見ていて、その凶器が何なのか分からなかったんですけど、後日サムライTVで放映された中継を見てみると、まあ、エグかった(笑)。
何と、鉄の串を互いの頬に突き刺して、貫通させていたのですから…。
伊東竜二がデスマッチでの奥の手として、相手の頬に注射器を突き刺す事があるんですけど、明らかに注射針よりも太い魚串を刺してしまう所に、両者の狂気を感じずにはいられなかったと言いますか。
試合は吹本が佐久田から勝利しましたが、佐久田にとってはある種アウェーとも言える空間で、大佐久田コールを巻き起こした事は、今年開催される大日本プロレスのシングルリーグ『一騎当千』に向けてかなり大きかったのではないかと、私は感じました。
今年は割とマジで、佐久田が結果を残す年になりそうな予感がしています。
■②ポートレート(ジミー・ハヴォック)
2019年1月4日に開催された、大日本プロレス新木場1stRING大会。
この日は新日の東京ドーム大会が開催されるなど、「イッテンヨン」に向けた期待感で盛り上がりを見せる中、新木場では、1月7日に開催された「FightClubPro」後楽園ホール大会を前に、外国人デスマッチファイターが参戦していました。
中でも印象的だった選手が、ジミー・ハヴォック
佇まいからして、野郎の私でもうっとりしてしまう位かっこよかったんですけど、一番衝撃的だったのは、彼の持ち込んだ凶器でした!
メインイベントで伊東竜二とタッグを組み、宮本裕向(666)と佐久田俊行と対戦したハヴォック
試合中盤、佐久田を捕まえると、ハヴォックの手にはA4サイズと思われるポートレートが…。
直後、そのポートレートの側面で佐久田の右手をカッターのように、スッ、っと切り付けていったのでした。
ひいいいいいいいいい!
蛍光灯やガラスボードで怪我する、という人はいなくても、紙で手を切る、というのは日常生活でも経験ある方は多いのでは無いでしょうか?
実際、会場からも思わず「ひいっ」という声が聞こえてきたくらいですから…。
しかも、ハヴォックがポートレートで切り付けた箇所は、指と指の間の股の箇所や、口の端の箇所など、トレーニングでは到底鍛えられないような弱い箇所ばかり。
もうこの時点で、かなり用意周到な気がします(笑)
頭良いんだなあ、と。
試合はハヴォックが佐久田から勝利すると、試合後に伊東を介してハヴォックからコメントが!
「今年の大日本のシングルリーグ(一騎当千)に出場したい」
伊東「(ジミー・ハボックは)今年、大日本のシングルリーグがデスマッチだけど、それに良ければ出場したいと言っている。そのためにも、1.5新木場、1.6横浜にぎわい座、1.7(FightClubPro)後楽園、是非来てください」
— レンブラント (@rembrandt_kbs) January 4, 2019
一騎当千にジミー・ハボック、実現してくださいお願いしますなんでもし(ry#bjw pic.twitter.com/KnYB3HgPUe
うおおおおおおおおおおおお!!!!
今年2月に大日本プロレスで開催する『一騎当千 DEATHMATCH SURVIVER』
これにハヴォックが参戦、となれば、大会の目玉になる事は間違いない筈!
個人的に、ハヴォックの蛍光灯デスマッチ、というのも是非見てみたいです!
■③鎖鎌&ラダー("黒天使"沼澤邪鬼)
2019年1月14日に行われた、大日本プロレス後楽園ホール大会
この日は伊東竜二の20周年記念、という事もあり、大会名は「BIG JAPAN MORTAL COMBAT 2019 -Dragon Blood-」と銘打たれ、デスマッチも全7試合中4試合、うち3試合がシングルマッチという内容でした。
その前半戦で行われた「星野勘九郎vs"黒天使"沼澤邪鬼」のシングルマッチ。
試合序盤から椅子を使用した首攻めを見せていく沼澤邪鬼。
終盤になると、沼澤邪鬼がうつぶせ状態の星野の上にラダーを設置し、手に持っていた鎖鎌の鎖を星野の首に巻付けていきます。
そして、ラダーの隙間に鎖鎌を通すと、最後は沼澤邪鬼が鎖をグイグイと引っ張って星野の首を締め上げて、レフェリーストップ勝利!
試合後、星野に駆け寄るセコンド陣を、ラダーの上に登って見つめる沼澤邪鬼、という光景も衝撃的でした…。
この光景は、『一騎当千』でも見られたりするのでしょうか?
注目!
■④改造電動工具(植木嵩行)
③でも紹介した1.14大日本後楽園大会では、「植木嵩行vs宇藤純久」のシングルデスマッチも行われました。
この試合は「新型凶器デスマッチ」と銘打たれ、両選手が自作のデスマッチアイテムを持ってきたんですけど、植木が三角木馬と共に持ってきたのが、先端を改造した電動工具!
先端にタガネのような金属棒が幾つもつけられていて、トリガーを引くと先端が回転する仕組みとなっている改造工具は、威力も相当なものでした。
攻撃を喰らった宇藤の額が一瞬で大流血してしまう程でしたから。
植木も喰らってましたが、速攻で流血してましたね。
いやあ、恐ろしい!
これが『一騎当千』でも威力を発揮する事になると、かなり面白い展開になるんじゃないかなあ、と見ていて感じました(笑)。
■⑤蛍光灯ハリセン(宇藤純久)
2018年8月に、大日本プロレスの「最侠タッグリーグ」でデスマッチデビューを果たした宇藤純久。
rembrandt38hentai.hatenablog.com
そんな彼がデスマッチで使用している武器の一つが、この蛍光灯ハリセン!
蛍光灯が肝の武器なので、相手に対して使えるのは一度きりな訳ですが、当たれば視覚面も含めてインパクト抜群!
一度きり、という所にも、「一瞬のはかなさ」みたいな物が感じられて素敵!
個人的に宇藤って、普段から売店のポップを手がけたり、工作上手なイメージあるんですけど、今後もデスマッチに出ていけば、そうした彼のアイデアがますます爆発していく瞬間が試合を通じて見れるんじゃないかなあ、とも思ってます。
今年は鈴木秀樹とのタッグでベルト獲りを狙っている宇藤ですが、叶うならば、『一騎当千』に出場する所も是非見てみたいんですよね。
なので、私はこう言いたいのです…。
宇藤のDEATHMATCH SURVIVERのエントリー、全裸待機!