レンブラントの変態漫遊記

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プロレスが大好きな変態の日記です

新生プロレスリング・ノアを見た!(前編)~3.10 NOAH横浜文化体育館大会観戦記①~

3.10、横浜文化体育館でプロレスリング・ノアの大会を観戦してきました。

 

個人的に、昨年から本格的に好きになった団体の一つがノアだったのですけど、今回私が生観戦したのは、「好きな団体のビッグマッチ」だけではない理由がありました…。

 

それは、「新体制となったノアが気になったから」!

 

 

今年の2月13日号の『週刊プロレス』において、2018年12月にノアを運営する㈱ノア・グローバルエンタテイメントが、プロレス興行を主催している㈱リデットエンターテインメントの完全子会社化し、今年2月より新体制がスタートした事が明らかになりました。

 

新体制となり、ノアの新オーナーとなった鈴木裕之氏からは、『脱・三沢』『団体ロゴ&リングマットの刷新』という大胆な改革案が語られるなど、話題を集めていました(他にも色々語られているのですが、詳しくは当該の週プロまで…)。

 

「もうこれは、生で行って確かめなければ!」と思い、観戦を決意!

 

 

今回は、そんなノア3.10横浜文体大会の観戦記になります。

 

まずは前半戦から!

 

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意外とノアの新ロゴとマットは悪くなかったです(小並感)

 

 

 

 

■オープニング

試合開始前は、会場外に設置されたノアのガチャポンや、杉浦貴のサイン会が大盛況と、試合に向けた期待と高揚を感じさせる良い雰囲気が伝わってきました!

 

開始時間の16:00に場内が暗転すると、三沢光晴の入場曲である『スパルタンX』に乗せて、会場スクリーンにはこんなナレーションが。

 

 

 

『脱・三沢』というフレーズで不安になっていたファンも少なからずいたとは思います。

しかし、このナレーションを聞いた時に、創始者である三沢の存在を"排除"するのではなく、寧ろ三沢のリスペクトを持ちつつも、これから前進していくために、敢えて三沢から「卒業」する決意表明だったのではないか、と私は感じました。

 

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試合前には、同じ文体でビッグマッチを行うOZアカデミーのように、入場口での華やかな選手入場式が行われるなど、試合に向けてのテンションを上げる演出が折り込まれていました。

 

 

 

■第1試合 岡田欣也、熊野準、大原はじめ、拳王vs宮脇純太諸橋晴也YO-HEY、Hi69

 

新生ノアのオープニングを飾る一戦。

 

今まで「ノアといえば緑」ぐらい象徴的だった緑色のマットが、白に変わっただけで大分印象が変わるなあ、と、試合を見ていて感じました。

 

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8人の中で、唯一序盤から出場機会が無かったのが拳王。

1年前の文体では、メインでGHCヘビー級王者として登場していただけに、大会前のカード発表では第1試合だったことが何とも衝撃的でした。

 

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そんな拳王でしたが、試合開始から5分前後が経ったタイミングでようやくタッチを受けると、リングで仰向けで倒れている宮脇に対し、コーナー最上段からいきなりダイビングフットスタンプを投下!

 

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これで3カウント!

 

試合後はレフェリーの勝ち名乗りも受けずに、花道から早々と退場していく拳王の姿に、終盤何かが起こる予感を感じさせる、そんなオープニングマッチでした…。

 

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■第2試合 稲村愛輝vsマイバッハ谷口

 

今年始めから行われてきた、稲村愛輝の「猛進七番勝負」。

終戦となる今回は、元タッグ王者のマイバッハ谷口と対決。

 

試合は序盤から、稲村が谷口の顔面を張ったり、ショルダータックル合戦で谷口を倒したりと、積極的に攻めていきます。

 

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デビュー当初から坊主だった稲村も、髪が若干伸びた事も相まって、以前よりも更に地力をつけた姿を見せていました。

 

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しかし試合は、ベテランの谷口がチョークスラムマイバッハボム・ツヴァイで稲村を5分以内で仕留め、稲村の七番勝負は0勝7敗で終了。

 

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この試合では、特に何かアレだった訳ではない谷口に対し、唐突に「お前が変わんないとダメだぞ」なんてキッツい野次も客席から飛んでたんですけど、谷口に限らず、そもそも限られた試合時間の中でインパクトを残す試合って中々見れない気がしてます…。

 

個人的には、ビッグマッチではなく、後楽園ホール等で、もっとじっくり見てみたかったカードではありました。

 

■第3試合 長井満也クワイエット・ストーム、モハメド・ヨネvs井上雅央齋藤彰俊越中詩郎

 

2月の後楽園大会で、自身がリーダーを務めていたユニット「フーリガンズ」を解散させられてしまった長井満也

 

今回は、ヨネとストームの「50FP(フィフティーファンキーパワーズ)」とタッグを組んだのですが、何と長井の顔には、DDTの平田よろしくLEDのメガネが(笑)

 

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試合ですが、「50FPの楽しいノリについていきたいのに、中々付き合わせてもらえない長井」という展開が続きます(笑)。

 

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結局最後は、相手に分断された長井が、越中のダイビングヒップアタックに沈む結果に…。

 

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ただ、大ベテランの越中や、独特の世界観を見せる井上がいた中で、この試合は長井の独壇場だったように感じました(笑)。

 

■第4試合 杉浦貴vs KAZMA SAKAMOTO

 

2.24の後楽園大会で行われた、「チーム杉浦(勝手に命名)vsフーリガンズ」による、杉浦フーリガンズ加入orフーリガンズ解散をかけた、5vs5のイリミネーションマッチ…。

 

この試合に杉浦がKAZMAから勝利した事で、フーリガンズ解散が決まったのですが、この結果に納得の行かないKAZMAの要求により実現したのが、今回のシングルでした。

 

KAZMAは今大会でパートナーを連れて来ることを予告していたのですが、入場時にKAZMAの後ろにいたのは、何とNOSAWA論外

 

 

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試合序盤は、KAZMAが長い足を活かしたトラースキックで杉浦の身体を射抜くなど、蹴り技主体で押す展開に。

 

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視界から急に飛び出してくるようなKAZMAの蹴りは、客席から見ていて、孫悟空の「如意棒」を思わせるかのようでした(笑)

それくらいキレッキレ!

 

劣勢に立たされた杉浦でしたが、中盤、得意のアンクルホールドでKAZMAの脚を捕獲してからは杉浦のペースに。

 

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終盤には、杉浦の「奥の手」と言えるフロントネックロックKAZMAの首を締め上げると、レフェリーがたまらず試合をストップ!

 

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今大会前、杉浦に対して「3カウント取られたけど、まだギブアップとは言ってない」と発言していたKAZMA…。

 

それに対するアンサーなのか、相手をギブアップさせる奥の手を早々に抜いてきた杉浦に怖さを感じました(小並感)。

 

試合後は、リング下で椅子に座って一切試合に介入しなかったNOSAWA論外と杉浦が睨み合い、杉浦がKAZMAと握手したり、

 

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フーリガンズの長井が現れて、元同僚だったKAZMAに対して怒りを見せたり、

 

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パートナー不在となった長井に対して、欠場中の小峠が共闘を呼びかけたり、

 

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今後に向けた動きが幾つか提示されました。

 

この展開を、4月に開幕する『GLOBAL TAG LEAGUE』でどう育てていき、転がしていくのか、今から楽しみです。

 

 

後半に続く…

 

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