レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

yoakemae~2020.1.5 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

 1.5の昼に、プロレスリング・ノア後楽園ホール大会を観戦してきました。

 
1.4〜1.5に新日本プロレス東京ドーム大会2daysが行われた真裏に、後楽園ホール2連戦を組んできたNOAH!
 
今回は、2日目の1.5後楽園ホール大会の観戦記になります。

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僕は旧い風を吸い込んで 新しい呼吸をしたんだ
あたたかいさみしさを棄てて つめたたいはじまりを連れていく
何もない手のひら開いて 何もないこともわかったから
ここからが明日と決めて さよならを言うよ
Base Ball Bear - yoakemae
 
 
 
 

入場曲の盛り上がりを逆手に取った、NOAHの「オールスターファン感謝祭」

今回のNOAH後楽園ホール大会2days。
初日が内容で魅せた大会とするなら、2日目はとにかく「楽しい」、「ワクワクする」方向に特化した大会だったと、私は感じました。
 
2日目の大会を前に判明していた事は、全カードは当日の入場曲で発表」という一点のみ。
 
そもそも全部で何試合やるのか、誰が、どんなカードに出るのかは、蓋を開けてみないと分からない状況…
(何でも、営業チームやTwitterの中の人達ですら分からなかったそうな…)
 
ですが、試合が始まると、1日目同様大盛り上がりな内容に!
どの選手が出るか分からないシチュエーションで入場曲が流れた時は、会場の爆発力が普段の倍以上になるのだと実感した次第です。
  
特に、セミファイナルの入場の仕方は反則そのもの(笑)!!
「RATEL'Svsスティンガー」による、今のNOAH Jr名物8人タッグマッチで行くかと思いきや、新たにダグ・ウィリアムスがスティンガー側に就く形で入場。

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そして、後楽園ホール中に響き渡る『HOLD OUT』!!!

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(この瞬間、ランジェリー武藤が出てくるものだとばかり思ってました、スイマセン…)
 
カメラ構えながら、「うわあ、マジか!マジかああああああ!!!」と思わず叫んでしまう私がいました(笑)。

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もう、同じコーナーに立つRATEL'Sの面々が、完全にプロレスキッズの目になってましたね(特にYO-HEY

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いやあ、武藤凄いわ…。
 

自分なりに総括する、今回のサプライズについて

「当日カード発表」だった2日目の後楽園ですが、私が注目したポイントをザッとまとめると以下の通り…。
 
 
①「杉浦軍」新メンバー&JrリーグのXとして、ディック東郷が登場。
 

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③「金剛」vs「平成維震軍

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桜庭和志AKIRA武藤敬司望月成晃のサプライズ参戦。

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⑤1.4で唯一組まれなかった、GHCタッグ王座戦の開催。

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個人的に、今回のポイントとしては、サプライズが「対外的」だったか、ファンに向けたもの」だったか、という2項目に分けられるような気がします。
 

対外的なサプライズ

個人的に、今後の展開に繋がっていきそうなものとしては、①ディック東郷参戦と、④の望月成晃(+⑤)になるかなあ、と。
 
①の場合、ヘビー級の多い「杉浦軍」において、Jrヘビーの選手が大原はじめ、NOSAWA論外位しかいなかった現状(※)を考えると、ディック東郷の加入は非常に大きい!

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※ここに、桜庭和志と岡田欣也(見習い)を加えるか否かは迷うところではありますが…
 
2019年は、どうしてもRATEL'Sとスティンガーに話題を持っていかれたJr戦線だったので、ここに杉浦軍も割って入ってくると、非常に面白くなるのではないか、と私は思ってます。
 
④の望月は、鎖国体制を敷いていた2019年のNOAHにおいて、シングルリーグにもエントリーされるなど、数少ない他団体参戦選手の一人でした。
 
しかし、丸藤正道と組んでサプライズ出場となった、メインのGHCタッグ王座戦(⑤)で王者・AXIZに勝利し、見事GHCタッグ王座を獲得!

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今後行われる防衛戦やタッグリーグへの本格参戦も近づいた訳で、この辺りの化学反応がどう活きていくか、注目したい所ではあります。
 

ファンに向けたサプライズ

当日のファンに向けたサプライズ要素が強かったものとしては、②スペシャルシングル、③のスペシャルタッグ、前述した武藤敬司参戦(④)でしょうか?
 
②の「井上雅央vsエルガン」は、エルガンのラリアット8秒葬でも、一切不満点は無し!

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逆に、マサオだからこそ、こういう展開でも許される雰囲気がありました(笑)。
マサオワールド恐るべし…!!
 
③の「金剛」vs「平成維震軍については、ここ最近のNOAHに無かった、団体外ユニットとの対決に。

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一見点止まりのようにも思えたカードでしたが、よくよく考えてみると、齋藤彰俊が立ち上げた「反選手会同盟の助っ人として、「平成維震軍のメンバーを呼ぶ展開が今後もあったりするのかなあ、と。
 
どうなるでしょうか?

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④は前述した通り!
③の「平成維震軍」参戦といい、武藤敬司のサプライズ参戦といい、事前に発表してればそれなりにチケットが動きそうなカードや参戦選手を、敢えて当日に発表してくる所がホント素晴らしかったなあ、と。

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中々出来ない!
 

まとめ

初日に続き、2日目も超満員札止めに終わったNOAH後楽園大会。
「当日カード発表」という事しか判明していない状況でしたが、今回も初日同様の超満員札止め
 
ある種、10月に発表した時には無謀とも思えた挑戦に、NOAHは勝ったと言えるのではないでしょうか?
 
後楽園2daysにおける5大GHC王座戦では、ヘビー、タッグ、Jrヘビーの3王座が移動。
 
2019年3月の横浜文化体育館の4大GHC戦ではJrヘビー、11月の両国国技館では(初代王座決定戦だったナショナル王座を除き、)Jrタッグと、直近のビッグマッチで移動した王座が1つだけだった事を踏まえると、大分動きましたね…。
 
今回ナショナル王座を防衛した杉浦に加え、新たにJrヘビー王座初戴冠となった小川良成タッグ王座を獲得した丸藤と、NOAHの旗揚げ当初から在籍する3選手が王者となりました。

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そして、GHCヘビー王座最多タイとなる4度目の戴冠を果たした潮崎。

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一気にベテラン選手が中心になった感のある現王者の陣容ですが、何が凄いって、全員が試合内容で確固たる強さを見せた事なんですよねJrタッグ王者の鈴木鼓太郎、タッグ王者の望月成晃も然り)。
 
だから、所謂「時が巻き戻った」感は一切無し!
単純に、強い人が、強い王者に勝った!
そんな印象でした。
 
そんなNOAHですが、今後は2.24名古屋国際会議場、3.8横浜文化体育館、5.2大田区総合体育館で、それぞれNOAH the CHRONICLE」と銘打たれたビッグマッチを開催予定。
 
上半期は、ビッグマッチ3大会に合わせた上で、GHC王座戦を行う流れになるのではないかと、個人的に予想しております。
 
NOAH20周年イヤーでもある2020年は、前年の新体制時に掲げた鎖国体制(≒「NOAHの選手はNOAHでしか見れない状況にしたい」byリデット)から一転して、DDTやWRESTLE-1等の他団体交流が増えそうな兆しも見られるだけに、どうなるのか注目していきたい所です。