TREE CLIMBERS~3.20大日本プロレス新木場1stRING大会 観戦記~
3.20の昼に、
現在、毎年恒例となっている大日のシングルリーグ戦『一騎当千』 の開催期間中。
この日は公式戦3試合が行われました。
当初、仙台PITで開催予定だった大会でしたが、 新型コロナウイルスの影響で中止に…
しかし、会場を新木場に移した上で、急遽開催が決定!
4日前の3.16にチケットが発売された興行にもかかわらず、 当日は9割〜満員の入りという大盛況に。
今回は、そんな新木場大会の公式戦をまとめた観戦記になります!
河上隆一vs稲村愛輝
公式戦初戦でT-Hawkに勝利している河上と、 公式戦初戦となる稲村愛輝(NOAH)の一戦から、 この日の公式戦はスタート。
稲村にとってはリベンジの側面も色濃いカードでしたが、 試合序盤から河上が優位に立つ展開に…。
稲村のエルボーも充分強烈なんですけど、 河上がその上を行く威力で返す鬼っぷり!
稲村としては苦しい時間帯が続いた試合でしたが、 終盤にドラマが…!
フライングショルダータックルで河上に反撃の狼煙を上げると、 更に河上をリフトアップ!
稲村がそこから河上を前方に叩きつけると、河上はこれを返せずカウント3!
稲村、公式戦初戦で河上から大金星!
個人的に、今回の『一騎当千』は、河上が優勝候補の一人だと思っていたので、それだけに、まさか まさかの結果となりました…。
私自身、稲村のスプラッシュマウンテンが決まるシーンって、 NOAHでも見たことが無かったので、 決まった瞬間は衝撃を隠せなかったです…。
しかし、デビュー後初となるシングルリーグ戦のエントリー。
その初戦、しかも他団体というアウェーで、実力者の首を狩り取った事実は、稲村にとって間違いなく大きいはず!
凄かった…。
青木優也vsジェイク・リー
ヘビー級のジェイク相手に一歩も引かない、青木のこの度胸!
ジェイクのファンの大声援と、 青木に対する声援が真っ二つだったこともあって、 自然と団体対抗戦のような雰囲気になっていたのも素晴らしかった です!
しかし、既に1敗を喫し、 負けられないジェイクが終盤に猛攻を開始。
ジェイクのジャイアントキリングが決まったものの、 カウント1で返した青木!
しかし、直後のバックドロップは返すことが出来ず、 ジェイクが勝利!
しかし、この一戦で青木の格は更に上がった感も。
ヘビー級のジェイク相手に、 あそこまで真っ向からやり合ってしまう青木を見て、 是非とも全日Jrに殴り込みをかける姿が見たい、 と思う私なのでした…!
関本大介vs木高イサミ
開幕前からイサミに対し、関本が「 お前をバッキバキの二つにしてやる」と息巻くなど、 火花を散らしていた両者でしたが、試合が始まると、互いに首や腕を狙っていく展開に。
ただ、同じ一点集中攻撃でも、自慢の腕力でイサミの身体を絞る関本に対し、手足の取り方を工夫して関本の太い腕を極めるイサミ、という両者の違いが出ていたので、その辺は非常に見ていて面白かったです。
あらゆる体勢から関本の身体を極めにかかるなど、 関節技に勝機を掴もうとするイサミ。
個人的に、 ここが試合のターニングポイントだったような気がします。
イサミの攻めを耐えた関本は、その後反撃をスタート!
終盤、強烈なラリアットで打撃戦を制すると、最後は必殺のジャーマンスープレックスホールド!!
最後は力でイサミを捩じ伏せる形で、関本が初戦白星スタート!
とはいえ試合後は、関本がイサミに攻められた腕を押さえるなど、 両者拮抗した試合だった事がうかがえる場面も。
また、この両者がシングルで交わる機会はあるでしょうか?
いや、あってほしい!
まとめ
前述した通り、当初は開催そのものが危ぶまれましたが、 終わってみれば、公式戦3試合含め、熱い試合が続いた大会に!
ベタな感想になりますが、 稲村、ジェイクと、外敵が立て続けに大日所属選手を撃破した流れの中、前年度覇者であるイサミとのシーソーゲームを真っ向勝負で制した関本はやっぱりストロングBJの大黒柱なんだなあ、と実感…。
これを生で見ることが出来て、本当に良かった!