レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

ネクサス~2020.7.19 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

7.19に、プロレスリング・ノアの後楽園ホール大会を観戦してきました。

 
NOAHの有観客興行再開2日目!
 
この日は、Jrヘビー・Jrタッグの2大GHC王座戦が開催されるなど、前日同様の盛り上がりを見せる内容に!
 
 
今回は、ノアの有観客興行再開2日目となった、後楽園ホール大会の観戦記になります!
 

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休みなく揺らぎなく水は流れる
汚れなく曇りなく輝き放ち
明日はすべてが嘘になっても
今日が本当なら大切にしたい
君に会えた時間を
僕にとっては全てなんだよ
ストレイテナー - 『ネクサス』
 
 

第1試合 モハメド・ヨネvs井上雅央

この日のオープニングは、ヨネと井上のシングルからスタート!
 

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今年4月のタッグリーグから、「反選手会同盟」のコスチュームである袴姿に身を包む機会も増えていた井上でしたが、観客の前ではこの日が初披露だったかと。
 

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うん、すごくかっこいい!!(語彙力)
 
観客の声援禁止という縛りはありながらも、ヨネに延々と走らされたり、ヨネに押されたりする井上に対し、観客からは大きな拍手が!
 

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 やっぱり井上には拍手が似合う!
 

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疲れて倒れ込む井上の姿には、私自身、どこか惹かれてしまう所も(笑)。
哀愁なんだろうなあ、きっと…。
 

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試合はヨネが勝利!!
 

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前日の「岡田vs稲村」のような若手のバッチバチ感も個人的には大好きですが、ベテランの2人が会場を盛り上げる、こういう試合もまた、良き!!良き!!
 

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第2試合 熊野準&杉浦貴vs岡田欣也&丸藤正道

熊野準の無期限休業前ラストマッチ。
 
当初、4.19後楽園ホール大会において、杉浦貴とのシングルマッチを最後に無期限休業、という予定でしたが、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の影響により、大会そのものが中止に…。
 
自粛期間中、NOAHもTVマッチ形式で興行を続けてきた訳ですが、その間、熊野の出場はなし。
延期されていた休業前ラストマッチでしたが、有観客興行再開となった今回、遂に実現!
 

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当初対戦予定だった杉浦貴をパートナーに、岡田欣也&丸藤正道と対戦する形となりました。
 

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自粛期間中も絶えず動き続けてきたNOAHにあって、休業発表以降、時が止められてしまった熊野…。
ブランクがある中での一戦でしたが、熊野の身体は、自粛期間前と変わらない、引き締まった状態!
 

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この一戦の為だけに、モチベーションを高めてきたであろう事を考えただけで、涙腺が…
 
試合序盤、岡田が得意の腕攻めを杉浦に繰り出していく場面がありましたが、杉浦も腕攻めには腕攻めで反撃!
 

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このシーンを見て、不思議と、杉浦が岡田に(試合を通じて)腕の攻め方を叩き込んでいるようにも感じてしまったり。
勝手な妄想でエモくなってしまうのは、私の悪い癖(苦笑)。
 
丸藤と杉浦、熊野と岡田のマッチアップも熱く、休業前ラストマッチでありながら、現在進行形の試合が展開されていきました!
 

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終盤は、熊野と丸藤による一騎打ちに。
 

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杉浦も岡田に確保されながらも、「クマ!クマ!」と熊野を鼓舞!
 

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しかし、最後は丸藤が「真・虎王」で熊野から3カウント。
 

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左目の治療が原因の一つとはいえ、無期限休業が非常に惜しまれる熊野。
 

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TVマッチ期間中、熊野がJr戦線に絡んでいたなら、また違った未来も見れたりしたのでしょうか…?
 

 

その続きが紡がれる時を、待っております!
 

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第3試合 小川良成&HAYATAvs原田大輔&タダスケ

GHC Jrタッグ王座戦
 
現王者チームの小川&HAYATA組(「STINGER」)に、昨年11月にJrタッグ王座戴冠も経験している、原田&タダスケ組(元RATEL'S)が挑戦!
 

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5月のTVマッチでRATEL'Sを裏切り、STINGERに電撃加入したHAYATA
 
そこから約2ヶ月間、HAYATAを巡る因縁を火種に、「STINGER」と元RATEL'S勢による抗争が更に激化していった訳ですが、今大会では、セミのJr王座戦と共に、両軍抗争の最終決着も兼ねる王座戦となりました。
 
この日の王者チームは、HAYATAが前線に出ていき、小川は(どちらかというと)後方支援に回る場面が多かった印象。
 

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対する挑戦者チームでしたが、タダスケが小川、原田がHAYATAから、それぞれ直接3カウントを奪った前日とは対照的に、王座戦では「これ!」と言える決定打に欠けていた内容ではあったかなあ、と。
 

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個人的に、「STINGER vs RATEL'S」の試合って、(長らく抗争を展開していたこともあり、)双方の「一歩も二歩も先を読んでいく駆け引き」が一つの魅力だと思っているんですけど、今回はそうした駆け引きに若干のチグハグさだったり、いつもなら「おおおお!」と唸ってしまうようなシーンも、この日は珍しく少なめだったように感じました。
 

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と言いつつも、決してダメな試合だったという訳でもなく…。
 
試合が終わった今になって振り返ってみると、抗争が本格的にスタートした約1年半もの間(2019年1月~)、「RATEL'SとSTINGERなら絶対面白くしてくれる」という信頼感が私の中に築かれていった事もあり、自然とハードル上げて見ちゃっていたんだろうなあ、と。
 

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そんな双方の激突は、終盤、渦巻く因縁に導かれるかのように、原田とHAYATAの一騎打ちに!
 

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原田が雪崩式の片山ジャーマンスープレックスを決めにかかるも、HAYATAが回避してからのパワーボム
 

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ここから試合の流れがHAYATAに傾くと、最後はDDT⇒へデックで原田の頭をマットに突き刺し、勝負あり!!
 

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試合後にHAYATAは、原田の持つIPW Jrヘビー級王座獲りを示唆!
 

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大会終了後、8.10横浜文化体育館大会での同タイトル戦が決定したのでした…。
 

 

 
ただ、IPWは(確か)昨年いっぱいでプロモーションが終了し、今年に入ってからも、「Speaking Out」騒動に絡んでいたなんて、良からぬ話も漏れ聞こえてくる訳でして…。
 

 

正直、このカードは面白いけれど、別の意味で大丈夫なのかという一抹の不安を感じたのも事実…。
 
一体今後の扱いはどうなっていくのだろうか、あのベルト…?
 
 
その後、小川とHAYATAは原田を踏みつけ、このポーズ!
 

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その際、王者チームに突っかかる事もなく、二人のポーズが終わるまで傍観していたタダスケ…。
 

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ふ、不穏や…!
 
 
 
 

セミファイナル 鈴木鼓太郎vsYO-HEY

GHC Jrヘビー王座戦
 
元「RATEL'S」のYO-HEYが、現王者で「STINGER」鈴木鼓太郎に挑んだ一戦。
 

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2018年の『GLOBAL Jr LEAGUE』優勝決定戦、2019年の『GLOBAL Jr TAG LEAGUE』優勝決定戦と、直近で2度、鼓太郎に敗れているYO-HEYにとって、今回の王座戦は、"3度目の正直"という意味合いも含んだものに…。
 

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実際、戦前に鼓太郎から「次はない」と通告されるなど、YO-HEYにとっては正に背水の陣。
 
しかし、この日のYO-HEYは、自身の持っていありったけ全てを、鼓太郎相手に振り絞っていく」姿が、試合からも見て取れる充実っぷり!
 

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特に終盤、鼓太郎に決めたカナディアンデストロイヤーや、顔面への3連発トラースキックは、見ていて「あれで確実に3カウント入った」と思わされる程。
 

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それだけに、YO-HEYを退け、ベルト防衛に成功した鼓太郎が、ただただ凄かった…。
 

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客席から見ていても、「あれだけやったのに勝てないのか…」と感じてしまう程、諦めや絶望にも似た、絶対的な強さ。
 
 
「今の鼓太郎に勝てる人、正直いるのかな…」と。
 

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この結果により、第3試合と合わせ、STINGERが元RATEL'S勢との2大王座戦に完全勝利する形に。
 
文体で「原田vs HAYATA」が残っているとはいえ、両軍の長い抗争もここで一区切りつくことになるのかなあ、なんて考えてみたり…。
 
ここで、「金剛」Jrや「FULL THROTTLE」、「杉浦軍」Jrの面々が、今後のタイトル戦線に割って入っていく形になると、非常に面白そうなのですが、果たして…?
(この願望、私自身、何回も言っているような気もしますが…(笑))
 

メインイベント 仁王&覇王&稲村愛輝&マサ北宮&征矢学&拳王vs大原はじめ&小垰篤司&谷口周平&清宮海斗&中嶋勝彦&潮崎豪

この日のメインイベントは、有観客興行では初となる6選手揃い踏みの『金剛』に、『AXIZ』+『アンチェインズ』+『FULL THROTTLE』の連合軍による12人タッグマッチ。
 

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前日のメインイベント・「清宮&潮崎vs丸藤&武藤」とは、明らかに毛色の異なるカード。
 
凄く情報量が多そうなカードで、かつ、谷口と征矢のマッチアップも気になる所ではありましたけれど、そんな2日目メインの個人的関心事はただ一つ…!!!
 
それは、中嶋の持つGHCナショナル王座の次期挑戦者が誰に決まるのか、という事!!
 

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前日のメインでは、GHCヘビー級王者の潮崎に直接勝利した丸藤の挑戦が決まっていただけに、ここで「金剛」のメンバーが、中嶋からピンフォールを奪う展開になれば面白そう…。
 

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試合も徐々に盛り上がっていくと、遂に試合中盤、ナショナル王者の中嶋に権利が巡ってきます…。
 
中嶋の対角線には、拳王…!!
 

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挨拶代わりに拳王を踏みつける中嶋…。
 
その後は、双方のストロングポイントである、強烈な蹴りの応酬に!!!!
 

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間違いなく、この日のハイライト!!!
この蹴り合いだけで、中嶋政権下のナショナル王座防衛ロード・「vs拳王」は、絶対面白くなるはずだと、改めて確信したシーンでした。
 

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試合はその後、潮崎と稲村に権利が移ると、GHCヘビー王者の潮崎が稲村の猛攻を耐えながらも、最後は豪腕ラリアットで勝利!
 
 

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試合後、退場していく拳王を引き留めるような形で、中嶋がマイクを握ります!
 

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何と、自身の持つナショナル王座の次期挑戦者として、拳王を直々に指名する展開に!
 
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
 

 

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拳王もこれを受諾!
 
8.4後楽園ホール大会で、両者のタイトルマッチが決定したのでした。
 

 

しかし、前日に決定した「潮崎vs丸藤」といい、今回の「中嶋vs拳王」といい、文体ビッグマッチで切ってもおかしくないようなカードを、敢えて平日の後楽園2daysに配置してくる攻めっぷり!
 
これには驚かされましたわ…。
しゅごいいいいい!!!!!
 

まとめ

ノアの有観客興行再開2日目も、盛り上がりを見せる中で閉幕…。
 

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初日同様、ノアの興行を生で観戦できる喜びをかみしめる1日になったのですが、私の中で1点気になった点も…。
 
今回、大会2日目の中継は、CS放送の「G+」で1週間後に録画放送という形だったのですが、今後、「G+」の中継映像を、(サムライTVの時みたいに)ノアの有料動画配信サービス・「WRESTLE UNIVERSE」で配信する事はあったりするのだろうか、と。
 
今年1月にノアがサイバーエージェント傘下に入って以降、DDTの動画配信サービス「DDT UNIVERSE」でノアの大会配信がスタート。
この自粛期間中も、「ABEMA」や「UNIVERSE」を通じて、配信コンテンツを充実させていったノアでしたが、今後は「G+」とも連携をとれるようになると、めちゃめちゃありがたいなあ、と!
 
単純に、UNIVERSEで見られない大会が出て、ネックになってしまうのもキツいと言いますか…。
「G+」の視聴環境に入っている私自身、そう思いますもの。
 
後日配信でもよいので、何卒、よろしくお願いいたします…!!!!!!