sky's the limit・後編～2020.8.10 プロレスリング・ノア横浜文化体育館大会観戦記～
8.10に、横浜文化体育館で行われた、プロレスリング・
ノアのラスト文体となった今大会。
前篇では、第1試合～第5試合までの観戦記を書いていきましたが、後半では、スペシャルシングルマッチとなった「清宮海斗vs武藤敬司」のセミファイナル、ダブルタイトルマッチとなった、メインの「潮崎豪vs拳王」の観戦記について触れていきたいと思います！
この2試合、体感的には4試合相当の濃さでした…！
2020年8月のNOAH横浜文体の景色を、私は多分、忘れることは無いでしょう！
セミファイナル 清宮海斗vs武藤敬司
やっていたイメージが無いもので…。
下手したら、親子ほどの年齢差のある両者の一戦…。
武藤のドラゴンスクリューも3回連続で、
こういうシーン、初めて見ました。
武藤にほぼ何もさせない、
最初は無効化されていた武藤のドラゴンスクリューも、
そこから更に、武藤が足4の字で清宮を追い詰めていく展開に…。
清宮も武藤の左腕にドロップキックを何発も浴びせていきますが、後に佐久間一行氏も指摘しているように、「勝利に直結する流れをどこまで描けていたか」という部分で言うと、武藤の足攻めの方が圧倒的に優れていたかなあ、と。
【佐久間式解説】
— 佐久間一彦 (@kaz39saku) 2020年8月10日
清宮選手が腕攻めでリズムをつくったのは良かった。ただ、そこから勝利に直結する流れをどこまで描けていたか。武藤選手のヒザ攻めはすべて勝利に直結する攻撃だった。同じように一点を攻めているようで着地点の定め方が違った。 #noah_ghc
清宮が腕を極めるようなフィニッシャーを持っていたならば、また印象は違っていたんでしょうけれど…。
終盤、清宮がジャーマン2連発⇒タイガースープレックス2連発を決めていくも、武藤は3カウントを許さず。
ここで、清宮がムーンサルトプレスを解禁してきましたが、武藤が回避！
【佐久間式解説】
— 佐久間一彦 (@kaz39saku) 2020年8月10日
清宮選手のジャーマン×２からタイガーSHの後にムーンサルトを仕掛けた場面。頭部を攻める攻撃が続いた後の攻撃として、ターゲットが頭部ではなく、自身のヒザにダメージを追うリスクのあるムーンサルトを繰りだしたのは選択ミス。ここが勝負のターニングポイントだった。 #noah_ghc
これで膝を痛めた清宮の隙を逃さず、武藤はシャイニングウィザード連発で畳み掛けるも、清宮も返す返す！
すると武藤が、清宮に膝裏へのドロップキック⇒ドラゴンスクリュー⇒足4の字固めの流麗なコンボ技！！
清宮も回避しようとしますが、最後はたまらずギブアップ…。
正直、戦前はどんな展開になるか想像もつかなかったカードでしたが、武藤のゾンビっぷりとクレバーさ、若くして武藤とタメを張れる実力を清宮の底力、27分超えの試合時間と、終わってみれば満足度しかない内容！
それだけに、あとは清宮の勝利という結果だけだったか…。
リベンジ、全裸待機！
メインイベント 潮崎豪vs拳王
かつて、互いに保持しているベルトの色が、各々のコスチュームとバッチリ映えるダブルタイトルマッチなんて、存在していたのだろうか…？（自問）#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/ezwhkwi9O3
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月11日
・試合前に、GHCナショナルとGHCヘビーのVTRを両方流す。
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
・ベルトの返還と確認、掲示はレフェリー二人がかりで実施。
頂上決戦に相応しい舞台を整えてくださった関係者の方々も最高！
ありがとうございました！！#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/Od1pItJKT6
この日の最注目カード！
色々な方が言及されているように、とにかく凄い試合だった事は間違いない。
ただ、その中でも、「ダブルタイトルマッチ」という話題性にも賛否にも負けない激闘を潮崎と拳王が見せてくれた事が、私にとっては一番感動的でした！
これが全て！
語りつくせないので、写真多めで！
序盤ですと、潮崎の拳王に対するエッぐい脚殺しが印象的でした。
ラリアットや、テキサスクローバーホールドのような変型技で、脚へのダメージを与えていくシーン…。
冷徹にして、強烈！！！
思えば、この試合だけで、700枚以上も写真を撮ってしまった私…(笑)。
選べねえ～！
中盤、拳王の断崖式ブレーンバスターが飛び出すものの、この時点で互いに必殺技は抜いていないという事実…。
試合時間が40分を過ぎる頃まで、必殺技を出さずとも、互いの削り合いと意地の張り合いだけで、お腹いっぱいガッツリ楽しめるという！！
全体の2/3が経過すると、双方ようやくフィニッシュに向けて動き出します…。
場外で拳王が放っていったP.F.S.！
スリーアミーゴスのように連射される、ドラゴンスープレックスホールド！
そして、中嶋からベルトを奪取した技でもある、側頭部へのハイキック！！
しかし、潮崎も立ち上がると、リミットブレイク！！
最上級フィニッシュのムーンサルトプレスを放ちますが、拳王は回避！
正調のP.F.S.で反撃も、3カウントは奪えず…。
最後は双方得意の蹴りにラリアットがぶつかり合うも、潮崎が拳王を薙ぎ倒すと、最後はムーンサルトプレスを投下！！
今度こそ成功させるも、3カウントを奪うことは出来ず、直後にゴング…。
壮絶な死闘となったダブルタイトルマッチは、60分フルタイムドローという結末に。
【佐久間式解説】
— 佐久間一彦 (@kaz39saku) 2020年8月10日
２人の王者の良さが出た好勝負でした。もっとも印象に残ったのは潮崎選手のタフさ。GHCヘビーの歴史を背負ってきた王者はやはり違う。その王者とまったく互角だった赤の王者・拳王選手はナショナル王座の価値を一気に高めた。これからの両王者の競い合いにも期待。 #noah_ghc
フルタイムドローという結果だけで見たなら、「やっぱりな」なんて思う意見も出るんでしょうけれど、試合見たらそんなん、おくびにも出せませんって！
個人的に、フルタイムドローの試合だと、終盤残り5～10分を切ったタイミングで丸め込みや関節技が多く出てくるという、偏見にも似たイメージがあるんですけど、今回そういうのは全くなく、60分ギリギリまで死力を尽くして戦い抜いた二人に凄みを感じたんですよね。
30分以上経っているけど、フィニッシュ級の技を互いに出さずに、ここまで手に汗握る試合をしているの、ホント凄い！！#noah_ghc #ノア文体帰港
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
拳王のキックが後頭部を、えぐる！！！！ @ABEMA で視聴中 https://t.co/Cg6UmC7tcu #noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/LA2gYhDlwg
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2020年8月10日
私自身、団体問わず「文体って（構造上声援の響き方などもあって）盛り上がりにくい」なんて話をチラホラ聞いたりした事もありましたが、この日は声援が送れない中でも、多くの手拍子で激闘に花を添えた観客も素晴らしかった！
NOAHの文体ラストを飾るに相応しいメインは、間違いなく私にとって、（現時点で）2020年のベストバウトだと言い切れる一戦でした！
「潮崎豪vs拳王」のダブルタイトルマッチ。
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
「60分ドローによる両者防衛」という結果だけなら、色んな意見はあるのかもしれないけれど、私の中では紛う事なき2020年のベストバウト！
更にベルトの価値を高めた潮崎と、初防衛戦で一気に格を上げた拳王…。
二人共、最高！！#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/XiKww0cxUB
『金剛』のメンバーに抱えられながらも、GHCナショナル王座を守り抜いて退場していった拳王…。
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
メイン後のマイクで大会を締めて、GHCヘビー級王座として退場していった潮崎豪…。
どちらも間違いなく、真の男でした…👏👏👏
これぞ正に、real man's back！！！！！#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/E01x0NDv0f
メイン後は、潮崎がマイク…！
潮崎「これがGHCだ！これが、NOAHの闘いだ！」
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
「最後まで決められなかったけど、意味ある闘いだったと思う。みんなとの闘いだったと思う。この最後の文体、ここで、みんなに会えて、俺達は幸せです！」
（続）#noah_ghc #ノア文体帰港
（続）
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
潮崎「これから、もっともっとNOAHの闘いは続きます！その闘いに、最後までついてきてくれるよな！？」
「みんなと叫びたいと思うけど、心の中で、叫んでください！We are NOAH！！」#noah_ghc #ノア文体帰港
感動…！！！
まとめ
大反響のうちに幕を閉じた、NOAHのラスト横浜文体！
私自身、過去に3度（2017年10月、2018年12月、2019年3月）NOAHの文体を観戦しているのですが、「内容」、「面白さ」、「将来語れる」度合いでは、去年の文体も超えてくる素晴らしさだったかと！
例年ならG+が中継してきた文体も、今回ABEMAで無料中継した事で、即座に現地や配信で観戦していた人同士の興奮と熱量を共有できる、良いキッカケになったのではないか、とも感じた次第です。
本日もご来場&ご視聴ありがとうございました‼️
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2020年8月10日
今日、ノアはノアを越えました。
二人の王者のプライドがプロレスファンの魂に火を灯し、ABEMAでは24万3千視聴数、2万3千コメントもの反響！
限界を突き破り、ノアは今から次のステージへ。絶対に頂へ！もう夢とは言わせません！#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/barpihv1Fc
そもそも、3月の横浜文体が延期⇒中止になってしまい、もう出来ないと諦めていた「NOAHのラスト文体」が閉館1ヶ月前に実現して、実際に見ることが出来て、本当に本当に良かった！！！！
あと、個人的には、先行抽選で購入していた座席が、中継カメラの真後ろだった事にも興奮を隠せなかったです。
嘘みたいだろ？これ、抽選で決まった席なんだぜ…？？
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
中継カメラの真後ろ！！！！📹📹📹📹
はい、私は今後しばらくの運をこれで使い果たしました！（笑）😂😂😂😂😂
でも、いい、構わない！#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/rrkcjUfe8C
本日、向こう数ヶ月分の運を席運で使い果たした感があるので、しばらくは慎ましやかに生きてゆきたいと思います。ありがとうございました…！！😇😇😇😇😇🙏🙏🙏🙏🙏💦💦💦💦💦💦#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/FoR4YPcbxa
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
良い思い出になりました！
ありがとう！プロレスリング・ノア！
8.10プロレスリング・ノア横浜文化体育館大会の雑感
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年8月10日
・140字では足りん…。3月の文体中止で正直諦めていた、NOAHラスト文体の開催に尽力して下さった関係者の皆様。本日激闘を見せて下さった選手の皆様。本当にありがとうございました！
・メインは文句無しのベストバウト！#noah_ghc #ノア文体帰港 pic.twitter.com/WDTaToDaoS
