レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

レンブラントのプロレス場放浪記 第1回〜愛の関係〜

9.6に、静岡県までプロレスを観戦してきました。

 
 
8.30カルッツかわさき大会のメインイベント後、タッグパートナーである潮崎豪を裏切り、「金剛」に電撃加入を果たした中嶋勝彦
 

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この日は、中嶋にとって「金剛」加入後初となる試合。
当日、UNIVERSEの生配信が無かった事も、私の静岡行きに拍車をかけました(笑)。
 
そして、NOAHにとっては、今年7月に有観客興行が再開して以降、この日が初となる地方大会。
 
9.18開幕のシングルリーグ『N-1 VICTORY』を控えるNOAHにとって、ビッグマッチ終わりの谷間に行われた今回のふじさんめっせ大会でしたが、遠征してみると、めちゃめちゃ楽しかった訳でして。
 
そんな私の1日を、観光も交えながら書いてみたいと思います。
 
勝手に、『吉田類の酒場放浪記』リスペクト!!
 
 
 

観光〜会場到着

ふじさんめっせ大会は17:00スタート&どうせなら静岡を観光したい、という事もあって、この日は午前中から鈍行列車で新富士駅に向けて移動しました。
 
自宅から約3時間かけて、まずは三島駅で下車…。
 

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三島駅では、駅から程近い「楽寿園という施設で動物を眺めたり、
 

 

 

 
歴史資料を眺めたり、
 

 

 
(「土用の丑の日」を逃したので)鰻重に舌鼓を打ったりと、時間まで観光!
 

 

 
過去2回の静岡遠征(2019年12月、2020年7月)で、観光まで手が回らなかった私としては、この時点で非常に充実した内容になりました。
 
三島駅で観光を終えた私は、大会開始1時間半前(15時30分頃)に、会場(ふじさんめっせ)の最寄り駅である、新富士駅まで移動を開始。
 
三島駅から東海道新幹線で1駅(約10分)の場所にあるものの、鉄道での移動手段は新幹線のみ…(≒鈍行での移動手段は皆無)。
 
関東圏から日帰り遠征しやすいアクセスの良さは申し分ないものの、遠征に「観光」の要素を求めるなら、熱海や三島で途中下車という選択肢は必須のように私は感じました
 
16時過ぎに新富士駅へ到着。
 
「富士山口」から出て斜め右方向に歩を進めていくと、今回の目的地・ふじさんめっせが視界に入っていきます。
 

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すごい!!!
 
写真で見た光景よりも、遥かに圧倒される、このリアル!!
 
Tシャツをプロレス仕様に着替えようと、会場に入ってすぐトイレに入ると、普通に選手と出くわす展開(笑)。
 
試合前から心臓止まるかと思った…(苦笑)
 

大会概要

今回のNOAHふじさんめっせ大会は、全5試合のラインナップで、そのうち2試合はシングルマッチという構成でした。
この日のメインイベントは、「金剛」・中嶋勝彦が登場する6人タッグマッチ。
 

 

 
前述の通り、今年7月の有観客興行再開後、この日が初の地方興行。
 
そして、今年9月以降のNOAHの各大会において、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、「所属選手が全大会揃って参戦しない(≒一部選手が大会に帯同しない)」方針を発表後、初の大会でもありました。
 

 

 
その為、この日は所属選手ですと、「STINGER」小川良成HAYATA齋藤彰俊が不在…。
 
とはいえ、7月の後楽園2daysの10人タッグや12人タッグに代表される、無理矢理1試合に選手を詰めるカードが無くなった事で、見やすさは格段に増した印象を受けました。
N-1期間中は公式戦優先になるだけに、この判断は正解っすね…。
 

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選手が全員出られないのは惜しい部分ではありますが、感染防止対策もあってか、1大会あたりの試合数を減らしている現状を鑑みると致し方なし。
だから、対コロナウイルス特効薬の爆誕、カモン!!!
 
そして、試合の方はどれも素晴らしい内容!
 
オープニングの「原田大輔vs岡田欣也」、続く第2試合の「モハメド・ヨネvsマサ北宮」のシングルマッチは見応え充分。
 

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特に後者なんかは、N-1の公式戦でもおかしくないレベル!
ヨネのコンディションが素晴らしかったです!
 
第3試合の「丸藤正道&YO-HEY vs杉浦貴&NOSAWA論外」では、どこか連携のたどたどしい(笑)「杉浦軍」と、意外な組み合わせでも決める時に決めてくる丸藤&YO-HEY組の絡みが新鮮!
 

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これまで多人数タッグで見る機会が圧倒的に多かった杉浦と論外も、2人だけだとやり取りの面白さがより秀逸(笑)
 

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杉浦のこのシーンにも感動!!!
 

 

 
セミファイナルでは、Jr6人タッグマッチが実現。
 
カルッツかわさき大会で、GHC Jr2大王座獲りが叶わなかったフルスロットルに、GHC Jrヘビー王座挑戦を表明した覇王擁する金剛Jrが立つ構図となりました。
 
金剛でお馴染みとなっている連続エルボードロップもJr3選手のみで完成していた事に感動した私でしたが、これも、タダスケの加入があったからこそ!
 

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時間にして20分超えと、思いの外ガッツリやっていた印象はありましたが、不思議と時間が経つのを忘れるほどの好勝負!
最後は前Jrヘビー挑戦者の吉岡から、覇王がピンフォールを奪って勝負あり!
 

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シングル王座挑戦に向け、一歩前進する結果となりました。
 
 

中嶋勝彦の「ギラギラ感×外敵モード」を堪能したメインイベント

そして、いよいよお待ちかねのメインイベント!
 
先にリングインしたのは「金剛」。
 
拳王の入場曲・『失恋モッシュ』の調べが場内に奏でられる中、一番最後に登場した中嶋…。
 

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か、カッコええ…!
 
写真をアップした所、他の方から頂いた「アサシンクリードみたい」という感想に至極納得させられました…。
 
そして、谷口、清宮、潮崎が入場。
潮崎は入場するなり、コーナーに鎮座する中嶋を一瞥…。
 
試合はいきなり、潮崎vs中嶋の先発でスタート!
 

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1週間前にタッグ王座獲りを狙っていた二人の姿は、もはや遠い過去のよう…。
 

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場外では、テーピングでガチガチに固められた潮崎の腕を、中嶋が容赦なく破壊する場面も。
笑っているのが尚恐ろしい…。
 

 

 
 
自然と、この二人のマッチアップに注目してしまうメインでしたが、それに待ったをかけたのが拳王と清宮。
 
中嶋と潮崎からタッチを受けてリングインすると、双方リングの中央でバッチバチのシバきあい!
 

 

 
潮崎と中嶋の一挙手一投足に注目が集まる中、清宮と拳王が割って入っていった事で、試合を元AXIZの二人だけに持っていかせなかったのは大きかった。
 
そういう点においても、試合のターニングポイントの一つだったんじゃないかと、私は思いました。
 
中盤に入ると、拳王と中嶋が潮崎に強烈なキックの二重奏!!
中嶋が「金剛」入りしたからこそ実現した夢のようなコラボに、場内からはどよめきも。
 

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まあ、とにかく破裂音が凄いんですわ!(語彙力)
 
潮崎もラリアットで反撃していきますが、この日は「金剛」の容赦ない攻めに苦しむ場面が目立ちました。
無慈悲!!
 

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最後は、中嶋が谷口からバーティカルスパイクで3カウント!
 

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直後、場外で3カウントを聞いた潮崎に対してこの表情…!
 

 

 
マイクを握ると、潮崎に追い打ちをかける、このコメント!
 
中嶋「潮崎豪、出戻りのお前がアイアムノア?ハッハッハ、笑っちゃうね。AXIZの絆?そんなのハナっからねえんだよ。なにゴタゴタ考えてやがる。リング上で出せばいいんだよ。次はどこを狙おうかなあ?俺が壊された分、お前を壊してやるからな、一個ずつ…。」
 

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「タッチを拒んだだけなのに…」、こうなるん…、みたいな。
 
タッチ拒否からの「お前を壊す」宣言、冷静に考えてみると、中々にヤバい(笑)。
愛が重い…!
 
このメインを見て、私自身感じたのは、「金剛」入りした中嶋に不安視は無用だったな、という点!
 
現在のギラギラ感を身に纏い始めた、2018年の春頃。
 
 
清宮海斗に敗れても、圧倒的な存在感を示した2018年の『GLOBAL LEAGUE』優勝決定戦。
 
 
WRESTLE-1でシングル王座を獲得した、2020年1月の外敵モード。
 
 
 
これに幾多のプラスアルファが加わった、今の勝彦のヤバさたるや…!!
 
ゾクゾクさせられますよ、本当に…。
 
それでいて、「金剛」加入後もシャッターチャンスを継続してくれたのが尚の事嬉しい訳で。
 

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このシーンを見て、どこか安心した私がいました。
ああ、変わらない部分はありつつも、AXIZ結成後は前に出ていなかった、あの時のギラギラ感が戻って来たんだって…!!!
 
 

まとめ

全5試合ながら、充実度満載だったNOAHふじさんめっせ大会と、今回の遠征…。
 

 

観戦しようかどうか迷っていた私ではありましたが、今思うと、観戦しに行って本当に良かった!
 
試合を見て数日経っても、写真を見返してはニヤニヤしてしまう日々でした…(笑)。
 

 

 
そんな私の『N-1 VICTORY 2020』の優勝予想は、勿論、この人…!!!
 
金剛の 中嶋勝彦 見逃すな
 

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