非完全版「リーグNについて」〜2020.9.23(夜)プロレスリング・ノア後楽園ホール編〜
『N-1 VICTORY 2020』聖地3連戦も、遂に3戦目!
公式戦も終盤に差し掛かり、 優勝に向けて、各選手の当落線も見えてきた今大会…。
今回は、そんな夜興行の観戦記をお届けしたいと思います!
・拳王vs丸藤正道
普段の大会なら、セミ・メイン級のカードだと思うんですが、 この日は何と第2試合!!
個人的に、2018年11月の『GLOBAL LEAGUE』公式戦で、試合後に拳王が「 後楽園ホールのクソヤローども、プロレスに希望を持て」 と発したのが記憶に新しいカードではありましたが、 その時と同様、試合も盛り上がりを見せる内容に!
試合前から畜生スマイルな丸藤と、 わざわざ丸藤の元へ近づいて睨みつける拳王…。
これだけでヤバい…!
丸藤の憎たらしくも嫌らしい攻めの数々、ホント大好き!( 語彙力)
それに負けない位、エッグい攻めを繰り出す拳王もまた、良き!!
2年前と変わらぬ、バッチバチな内容でした!
このカードが序盤に組み込まれた事で、 場内の雰囲気が一気に温まった…、いや、爆発した!
そんな印象を受けました。
年間最優秀試合・第2試合部門はもう、これで決定!
そんな熱闘を制したのは、拳王!
最後は、前日に谷口を葬っている「腹固め⇒胴締めスリーパー」 のコンボで、丸藤からレフェリーストップ勝利!
開幕戦こそ中嶋に敗れたものの、そこから怒涛の3連勝と、 残り1試合を残して拳王がBブロック1位に浮上。
最終戦の相手は、前年の優勝決定戦で勝利している杉浦貴。
さあ、どうなるか…?
・清宮海斗vs桜庭和志
昼興行で、公式戦3戦目にして待望の初白星を上げた清宮海斗。
対するは、2勝1敗と白星先行の桜庭和志。
こうして写真を撮ってみると、清宮の王子様感はホント凄い…! !
試合のマッチアップも印象的でした。
桜庭の得意とする土俵にも、臆せず上がって向かう清宮。
勝てばブロック1位への道が近づく桜庭は、 鋭い蹴りを織り交ぜながら、清宮の腕を破壊しにかかります。
苦悶の表情を浮かべる清宮…。
しかし、この難局をどうにか耐え切ると、 桜庭に対して足4の字固めで反撃!
桜庭もエスケープを試みるも、清宮はそれを許さない意地と執念!
鬼気迫るものがありました。
最後はそのまま、 清宮の足4の字固めに桜庭たまらずタップアウト!
桜庭の土俵で競り勝った清宮は、これで昼夜と2連勝!
2勝1敗1分で、潮崎豪との最終公式戦に臨む事になりました。
いやあ、凄いわ!
・杉浦貴vs中嶋勝彦
あれから約4ヶ月半…。
遂に有観客興行の場で、この一戦が実現!
個人的には初めて生で見れるカードだったので、 感動もひとしきり…。
昼興行で谷口周平との激闘を繰り広げたにもかかわらず、 そのダメージを一切感じさせなかった中嶋。
恒例のシャッターチャンスも健在でしたが、最後の最後は、 杉浦がアンクルホールドで阻止!
この、タイミングの秀逸さたるや!(笑)
杉浦は、過去に複数回中嶋を下しているアンクルホールドに加え、 逆エビ固めで身体を確実に痛めつけていきます。
タップ寸前な危機的状況も、間一髪でロープエスケープ…。
終盤に差し掛かると、双方激しいエルボー合戦!
これに競り勝った杉浦がオリンピック予選スラムを狙うも、 中嶋はこれを許さずブレーンバスター!
再度エルボー合戦に突入する杉浦と中嶋でしたが、 ここで中嶋がナックル連発!
四つん這いになった杉浦の側頭部に、 強烈なサッカーボールキック!
最後は滞空時間長めのバーティカルスパイク!
これで勝負あり!!
ここまで公式戦無敗(2勝1分)だった杉浦に土をつけ、 2勝目を上げた中嶋。
何だろう。
ともすれば反則級の技を織り交ぜても、 これだけ説得力抜群な雰囲気に呑み込んでしまう中嶋って、 流石としか…!
・潮崎豪vs望月成晃
メイン級のカードがひしめき合った今回の夜興行。
そのラストを飾ったのは、「現GHCヘビー王者vsDRAGON GATE」による一番に。
新鮮さと刺激にまみれた、この遭遇!
試合前から既に、 モッチーの表情は気合に満ち溢れていた訳ですが、 試合が始まると、まあ凄かった!
潮崎の強烈なチョップを呼び込むようにして挑発しつつも、 狙っていたかのように右腕を攻める、このクレバーさたるや…!
去年のvs拳王戦もそうでしたけれど、 キャリア25年を越える大ベテランながら、 ウルトラハイパー大人げない所だったり(笑)、 感情を前面に押し出していくところだったりに、 ホント見ていて胸を熱くさせられる選手だなあ、と。
GHCヘビー王者の潮崎の存在を、完全に呑み込んでましたね…。
当然、潮崎がアレとかではなく、 外敵であれだけやってくる所が凄まじい。
潮崎も、 リミットブレイクに豪腕ラリアットとモッチーに反撃!
モッチー、これで公式戦2勝目(1敗1分)!
メインカードで、 団体のチャンピオンが外敵に敗れるまさかの展開に…。
文字だけならば、バッドエンド感もある響きですけれど、 実際の所、そういう色合いは皆無。
寧ろ、モッチーの凄さを会場も称える、 そんな雰囲気に包まれていました!
ホント、今のモッチー凄いよ!
・まとめ
聖地3連戦の3戦目も大盛り上がりで終わった、今回のN- 1公式戦!
9.23(夜)プロレスリング・ノア後楽園ホール大会の雑感
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年9月23日
・後楽園3連戦ラストは、序盤から爆発した「拳王vs丸藤」、グラウンド必見の「清宮vs桜庭」、有観客でも激しさMAXな「中嶋vs杉浦」、文字通りの死闘だった「潮崎vs望月」と、公式戦全てが最高!Jr戦線も桃青再結成!ヤバい!#noah_ghc #n12020 pic.twitter.com/2xquwVsjcP
恐らく、公式戦期間中に私が生観戦した大会ですと、 今回が神興行だったのではないかと思うクオリティ!
そして、ヘビー級に負けじと、Jrヘビー戦線にも新たな動きが… 。
結構色々な事がありすぎたので、纏めると以下の通り(笑)。
第4試合後の勝ち名乗り中、YO-HEYが原田に顔面トラースキック
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年9月23日
↓
STINGERが原田を、金剛Jrが鼓太郎を制裁。
↓
論カズも登場
↓
原田の救出に駆けつけたのは小峠!
↓
原田&小峠でJrタッグ王座に挑戦表明
↓
大原と吉岡が来て揉める間に、フルスロットルにYO-HEYが加勢!
情報量多すギィ!#noah_ghc
今日のNOAH Jrの動乱を4枚にまとめてみたった。
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2020年9月23日
うーん、色々動きすぎて、全然分からないやっ!()#noah_ghc pic.twitter.com/2Acu9sbmC7
早速、「STINGER」の持つGHC Jrタッグ王座に挑戦することと相成りました。
いやあ、これは驚いた!
大阪決戦の楽しみが増えました!
そんなN-1も、遂に終盤戦へと突入していくのでした…!
続く