ナノ・セカンド~2021.1.10 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~
2021.1.10に、後楽園ホールで行われたプロレスリング・
rembrandt38hentai.hatenablog.com
2.12・日本武道館大会を控えるノアにとって、 この日は1月シリーズ・『HIGHER GROUND』開幕戦!
今回は、そんなシリーズ開幕戦となった、後楽園ホール大会の観戦記になります!
もう此処には
良いも悪いも無い 正解も不正解も無い
ただひたすらに 心は揺るぎはしない
容易く叶う夢は 叶わぬ夢の次に悲しい
未踏の地へ 誘え
Just do it! Keep your head up!
ならマボロシのままで終わって行って
良いわけないだろう
本気は痛みを厭わない Ride on...
立ちはだかる物を 木っ端みじん
to be or not to beUVERworld - 『ナノ・セカンド』
大会概要
個人的アクシデントはありましたが、カメラは問題なかったので、 写真で振り返りつつ雑感をば…。
第1試合では、YO-HEY&吉岡世起が、矢野安崇& 藤村加偉の若手2人と対戦。
若手に胸を貸すYO-HEY、好きです。
あと、吉岡と矢野のマッチアップも素晴らしかった。
吉岡のフィニッシャーが強烈…!!
久々にワイバーンキャッチを見たかも知れない…。
ヨネ&谷口は、 タッグ本格始動2戦目で初白星となりました。
しかし、宮脇の勢いを躱しつつ、一瞬で決めるベテラン勢も圧巻!
論外が宮脇に金的攻撃⇒日高がショーンキャプチャー!!
ノアJrに戦争を仕掛けに来た男が、 挨拶代わりのフィニッシャーで、まずは白星発進。
鼓太郎と論外と組む姿、かなり似合ってました。
第4試合では、『金剛』Jr vs『STINGER』の6人タッグマッチが実現。
制したのは、仁王!
十字架固めで王者・ HAYATAから直接勝利!
1.4に続き、挑戦者チームが連勝する形で、 タイトルマッチ本番へ突入する事に。
この試合、タイトルマッチに絡んでいない進裕哉の動きにも、 素晴らしいものがありました。
鼓太郎が抜けても『STINGER』 が戦力ダウンに至っていないのは、 この人の実力の高さに他ならないかと。
アシストしつつ、要所で的確に極めてくる仕事人、好きです!
『原田大輔vs大原はじめ』
私自身、この試合を見たいがために、当初の観戦予定を変更して、 予定を調整した程。
それくらい、「この2人なら面白くなる」 という絶対的確信を持ってBET出来る、この信頼感!
挑戦者の大原は、この日より、入場曲を『FLOWER』 からオリジナル曲に一新!
一方の原田も、 前年より目まぐるしいユニット再編が続いていたNOAHのJr戦 線を、「あるべき所に戻す」と気合十分。
互いの覚悟が交錯する中スタートした一戦は、 大原が得意の腰攻めで主導権を握る展開に。
対する原田も、大原や観客の意表を突く攻めを挟みながら、 流れを掴もうとしていた印象。
特に、序盤で大原が場外に出た時なんかは、 その最たる例だったかと。
リング上で原田を静止する西永レフェリーの上を、 原田は何とジャンプで飛び越え、場外の大原に蹴り!
これは誰も予想できない!
終盤は、一進一退のシーソーゲーム!
戦前の期待を大きく上回る、至高の一戦を制したのは、原田大輔!
片山ジャーマンスープレックスは返されるも、そこからローリングクレイドルの如く回り込んで決めた、片山ジャーマンホールドは大原も返せず、3カウント!
武道館前の大一番を制した原田が、見事V2!
次期挑戦者に名乗りを上げたのは、吉岡世起!
決戦の舞台は、2.12日本武道館!
確か、2人とも初武道館だったはずなので、そこでタイトルマッチというのはエモい!
一方、両者のマイクアピールの最中、顔を覆い隠す大原の姿が、残酷すぎるほどのコントラスト…。
私、大原がベルト獲るまで生きないとな…。
それを強く思わせた試合内容でした。
大原はじめの、試合後の悔しがり様に全俺が泣いた…
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年1月10日
次、大原がベルトを獲る姿を見るまでは、見てる自分も絶対人生諦められないな、と思わされる、そんなJr.ヘビー王座戦でした
感動…#noah_ghc pic.twitter.com/0HZKnlZzRG
『潮崎豪&丸藤正道&杉浦貴&清宮海斗vs拳王&中嶋勝彦&マサ北宮&征矢学』
この日のメインを飾ったのは、「NOAH vs『金剛』」と銘打たれた、新春スペシャルタッグマッチ!
迎え撃つ『金剛』も、拳王、マサ北宮、中嶋勝彦、 征矢学のヘビー級選手をフルラインナップ!
武道館の前哨戦というよりは、単純に「新年早々、凄い試合を見ようぜ!」みたいな、大出血お年玉セール!
こうして写真で振り返ると、赤コーナー側の布陣、向こう2~3年位は見れないんじゃなかろうかというレベルで豪華ですね…。
杉浦と北宮の攻防を見守る、赤コーナーの皆様…
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年1月10日
潮崎なんかもう、表情が完全にプヲタと化していて最高(笑)#noah_ghc pic.twitter.com/WTDhEuYhCt
その後は、時間の経過を忘れてしまう程の激闘が展開。
各人のマッチアップが刺激的で、見ていて飽きが一切無し!
終盤は、各選手入り乱れながらも、清宮と拳王に勝負の行方が託されます。
勝ったのは、拳王!
清宮からP.F.S.でピンフォール!
30分越えの激闘を制し、メインのマイクへ…。
【NOAH】“夢"緊急事態も拳王咆哮「武道館必ず連れて行く」 清宮粉砕でノア越境軍撃破https://t.co/9jiaSIw25z#noah_ghc pic.twitter.com/06jQCorZ8Y
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2021年1月10日
拳王「おい、てめえら、クソヤロー共。このような、不安な世の中の中、今日、ここ後楽園ホールに来てくれてどうもありがとう。」「本当に、先の見えない不安な世の中だよな?緊急事態宣言も再び出されて…。緊急事態宣言…。俺の夢、そして、てめえらクソヤロー共の夢も、緊急事態だよな?」「ずっとずっと願ってて、夢に夢としてずっと思ってて、漸く叶った日本武道館。てめえら、緊急事態だけどな、必ず行くぞ!必ず連れて行くぞ!」「いいか、おい!今日もな、こんな時に来てくれたけどな。てめえら、そして、俺たちが、一つひとつ感染対策をすればな、おい。俺たちの夢、てめえらの夢、夢って何だったっけ!?願えば!叶うもんだろ!」「来月、日本武道館、必ず行くからな!てめえら、今日はな、こんな時に来てくれてありがとう。プロレスリング・ノアは歩みを止めないからな!生きたプロレスを届けるからな!お前ら、見捨てずに、俺についてきてくれ!」
最後は四方を指さしながら、「てめえら!クソヤロー共をな!必ず!武道館まで連れていくからな!」とマイク!
中継では、実況を務めていた市川勝也アナが「ついていきますとも!!」と叫んでいたのもエモかった!
(恐らく初出だった)2017年11月の後楽園ホール大会から、約3年3ヶ月…。
拳王「俺がGHCヘビー級王者になって、『ノア=拳王』の時代を作ってやるよ!」
— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2017年11月19日
「てめえらクソヤローを…、武道館まで連れていってやるからな!」
いやあ、このマイクは痺れた!
感動です😭#noah_ghc pic.twitter.com/9cLkwAkgYu
この当時、NOAHの日本武道館大会なんて、遠い遠い夢でした。
そこから、NOAH単独で10年振りに帰還する所まで来た訳で。
だからこそ、このマイクがストレートに沁みました!
まとめ
日本武道館大会に向けて動き出した、『HIGHER GROUND』開幕戦。
(この後の他団体にも言える事ですが、)緊急事態宣言が再び発令された直後という事もあり、日曜昼でも動員が目に見えて減った印象…。
それでも、試合内容は熱かったです!
(しかし、分かっちゃいたけれど、宣言ってエグいな…。)
大会後は、時間もあった&拳王のマイクに触発された事もあり、水道橋から、日本武道館のある九段下まで散歩…。
偶然にも『金剛』カラー!!!
ここにNOAHが戻るんですね…。
いやあ、胸熱!!!
日本武道館大会に向けて、楽しみが深まった一日。
シリーズは横浜、大阪を経て、舞台は再び後楽園ホールへ。
日本武道館の最終前哨戦に突入していくのでした…。
(終)