レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

レンブラントのプロレス場放浪記 第4回〜MONDO PIECE〜

2021.4.4に、板橋グリーンホールで行われた『野郎Z 其の九』を観戦してきました。

 
DDTプロレスリングの男性限定興行・『野郎Z』!
 
私自身、『野郎Z』に前々から興味を抱いていたのですが、ほぼほぼ平日&不定期開催という事もあり、今回が初めての観戦に。
 
開催も約1年半ぶりだったという『野郎Z』ですが、今回は女性限定興行・『BOYZ』と、開催日・開始時間・会場まで一緒という、まさに威信をかけた2大ブランド戦争に!
板橋グリーンホールの2Fホールに『BOYZ』、1Fホールに『野郎Z』が、それぞれ進出する形となりました。
 
今回は、そんな『野郎Z 其の九』の観戦記になります。
 
個人的には、今年の神興行候補に推したい内容でした!
 

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「今日ほど!男である事を!幸せと感じた日はねえぞ!ラスト、半端じゃない一体感、俺たちで作っていこうぜ、なあ!?おい!」
 
「深めようぜ!深めようぜ!俺たちで辿り着いたんだよ、ここによお!」
 
2017.2.11 UVERworld『KING'S PARADE 2017(男祭り)』・TAKUYA∞による『MONDO PIECE』前の煽りMCより
 
 
 

会場概要

今回、『野郎Z』と『BOYZ』の会場となったのは、板橋グリーンホール
 
個人的には、都内でプロレス興行が行われる後楽園ホール新木場1stRING新宿FACEといった主要3ヶ所に次いで、名前を見る機会の多いプロレス会場、という印象があります。
 
通常、同会場でプロレス興行が行われる際は、2Fホールを使用するのが一般的。
 
 
しかし、今回『野郎Z』の会場となったのは、ひとつ下にある1Fホール。
 
私自身、初めて板橋の1Fホールに足を運んだのですけれど、まず一番に感じた事…。
 
天井が低い!!
 

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2Fホールよりも天井が圧倒的に低い1Fホール内では、普段使用するリングの設置はまず不可能。
それ故、今大会では、床からリングまでの高さが殆ど無い、「超低床リング」が導入!
 
この「超低床リング」が中々の曲者でして、公式カメラマンが、胡座ないし寝そべらないと、サードロープ下で撮影が出来ない程。
 
当然ながら、選手の立つ位置も普段より低くなる為、「前の方でも、前に人が座っている時点で、写真が一気に撮りづらくなる」という、何ともカメラ小僧泣かせなリング(泣)。
 

 

前の人の座高云々にかかわらず、「最前しか勝たん」状態でした(笑)。
 
そして、超低床であっても、ポール~天井の間隔はかなり狭い故、トップコーナーからの攻防にも優しくない構造…。
 

 

ハイフライヤー泣かせ!
(それだけに、セカンドロープに一度ステップしてから飛び技を決めたMAOは、まさに『鳥人』でした…!)
 

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こう列挙していくと、プロレス興行に適していない1Fホールですが(笑)、大会が始まると、とにかく熱量が凄かったのです…!
 

大会概要

会場内は、(当然ですが)私を含め、男、男、男!!
 
『WRESTLE UNIVERSE』会員先行の段階で、ほぼチケットが売れたという今大会は、真裏に行われた『BOYZ』より先に全席完売をマーク!
 
開始予定時刻の12時を過ぎたのは、ご愛嬌(笑)。
 

 

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そんな会場内は、前説の段階から熱気ムンムン!
 

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試合前から、リミッターの振り切り具合がヤバかったです(笑)。
 

 

 

今大会は、「全カード当日発表」という形式。
結果的に、休憩込みで全5試合、というラインナップになりました。
 
試合結果等のレポートは公式に上がっている為、以降は個人的雑感を交えながら…。
 
真っ先に感じたのは、「とにかくもう、(良い意味で)ヒドい!」ということ(笑)。
 
男性限定というシチュエーションを活かし、普段出来ないようなネタや内容を、徹頭徹尾、躊躇なく実行!
 
オープニングマッチに登場したアントーニオ本多による創作昔話・『ゴンギツネ』も、この日は火の吹き方が桁違い(笑)
 

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私自身、普段『ゴンギツネ』で笑う事も無いのですが(やめろ)、この日は早々に腹筋崩壊させられる羽目に…。
女性のいる場では絶対出来ないやつ〜!
 
そして、飯野、中村、アントーニオ本多が相手の乳首を掴んで、野郎Z入りに乗り気でない岡田佑介を囲むと、岡田に乳首攻め!!!。
 

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DDT入団を発表して間もない岡田に対しても、この容赦ない洗礼(笑)。
 

 

 

第2試合の「納谷幸男vs男色ディーノ」では、場外乱闘で会場から出ていく納谷とディーノと入れ代わるように、2Fの『BOYZ』で対戦していた、石井慧介、MAO、木曾レフェリーが乱入する展開も!

 

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「同日・同会場・同時刻」で行われた、2ブランド興行ならではのクロスオーバーでした!

 

 

 

第3試合の「伊橋剛太vsX」では、野郎Z恒例・3分15R制の格闘技戦が実現。
 

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ラウンドが終わる毎に、ラウンドガールが服を1枚ずつ脱ぐルールで行われ、やられる伊橋を何とか粘らせようと、セコンド陣やレフェリーが策を講ずるのが試合のキモ(笑)。
 

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この日のラウンドガールは、グラビアアイドルの和地つかさ
 

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そして、伊橋の対戦相手・Xは、青木真也
 

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しかし、試合を前にして、ブラザー・モンの表情がどこか険しい…。
 

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普段なら全力で伊橋に耐えさせていた立場の人が、「頑張らなくていいから」と念を押す…。

コンプライアンスは大変だ!()

 

そこに異議を唱えたのが…、松井レフェリー!!!

 

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この試合では、松井レフェリーの暴れっぷりが炸裂していました(笑)。
伊橋のラウンドを稼ぐ為、レフェリーの立場から公私混同の猛アシスト!
 

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終いには、就寝ムーブで見ないフリ!!!
 

 

その甲斐あって、和地の水着姿まであと一歩となった4ラウンド目…。

試合を苦々しい表情で見つめていたブラザー・モンでしたが、遂に松井レフェリーにかわって3カウントを叩くと、試合は青木が勝利!

 

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この結果に納得のいかない面々は、ブラザー・モンを集団リンチ!
 

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この荒れ模様は、和地つかさが脱ぐことで和解!
 

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和地本人から放たれる、「私、好きで脱いでいるんです!」というワードの破壊力たるや(笑)。
 
しかし、この直後、『BOYZ』軍の面々が和地を拉致!!
 

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メインの対抗戦へと発展していくのでした…。

 

休憩を挟んで行われたセミファイナルは、「島谷vs星誕期vs坂口征夫」による3WAYマッチ
この試合、3選手全員が褌姿で登場!
 

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普段見られない格好が見られる、お得感満載なカードでしたが、見られるのは褌だけではなかった…。
 

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試合は、坂口と星誕期が2人がかりで島谷の褌を脱がすと、最後は真っ裸の島谷からピンフォールを奪う結果に。
 

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褌を脱がされた事に対して、思わず泣きを入れる島谷。
 

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すると、坂口と星誕期は、自ら褌を脱ぎ出して、島谷と共に勝ち名乗り!(笑)
 

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野郎Zプロデューサーという立場ながら、暴走して周囲に諌められる坂口…(苦笑)
最高!!!
 

 

 

メインイベント 『BOYZ軍vs野郎Z軍』

この日のメインでは、第3試合でBOYZ軍に攫われてしまった和地つかさを取り戻すべく、樋口和貞大鷲透、大家健が決起!
 

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和地を救出すべく、上野勇希、大石真翔平田一喜の『BOYZ』軍と激突する事になりました。
 

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和地つかさを拉致したBOYZ軍ですが、まあ、3人共悪い(笑)
悪態のつき方といい、振る舞いといい、とにかく敵に回すと嫌らしい!(でも、それが良い!)
 

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上野が樋口を「マスかき野郎!」と痛罵する姿なんか、BOYZでは絶対見られないやつ〜(笑)
 

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ただ、そんな敵がいても頼もしさ抜群なのが、野郎Z軍!
 

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最後は大家健が、平田から炎のスピアで執念の勝利!
 

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勝った後に流れる『BAD COMMUNICATION』で大合唱出来ない時勢が、クッソ辛いところ…。
 

 

和地つかさをBOYZ軍から救い出した野郎Z軍。
 

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試合後、納谷幸男が和地を打ち上げに誘うものの、あえなくお断り…。
 

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そこに姿を現す者が一人…。
 

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遠藤哲哉!!!!
 
何と、遠藤が和地つかさと共に退場するという、衝撃の結末…。
見えないところで動いとったんやなあ(笑)
 

 

 

 

伊橋も「いつもいいところばかりイケメンに持っていかれるんだよ!こんなんならプロレスやめようかな」と漏らすほどの、重いバッドエンディング…。
 
そんな失意の野郎Z軍に、野郎Zプロデューサー・坂口征夫から有り難いお言葉が…!
 

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「オマエ、モテたいからプロレスやってんの?そんなんだからダメなんだよ。闘うためだろ?気合い入れてやり直せよ!」
 
アニキ、毎回毎回カッコ良すぎるよ…!!!!
 

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最後は皆で『BAD COMMUNICATION』!
 

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まとめ

大盛況のまま終了した、『野郎Z 其の九』!
 

 

私自身、初の『野郎Z』でしたが、声は出せずとも、ひたすら笑いが止まらない、大満足の内容!
 

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ベクトルこそ違いますが、2月のNOAH日本武道館に並ぶ勢いで、2021年の個人的神興行の一つになりました!
 
 
 

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私自身、2021年に入ってから、DDTの興行を観戦する機会が(久々に)増えつつあるのですが、以前までと異なり、カッチリ見せる試合が、コミカル系統の試合に比べて確実に増えつつある印象を受けています。

(個人的に、これは凄く良い傾向だと考えています。)

 

ただ、通常興行の色合いが変わりつつあるからこそ、こういうコミカルやバカ騒ぎに全振りした興行の重要性は大きいと思ってまして。
『BOYZ』みたいに年複数回やらなくても良いので、年1~2回はやってほしい興行だと強く思いました!
 
ただ、もう、超低床リングは良いかな…(苦笑)