レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

目覚ましはいつも鳴りやまない~『CyberFight Festival 2021』の私的プレビューについて~

2021.6.6、さいたまスーパーアリーナにて行われる、CyberFight(以下:CF)主催興行・『Cyber Fight Festival 2021』(以下:CFフェス)。

 

www.wrestle-universe.com

 
この丁度1年前(2020.6.6)、CFの一員であるDDTプロレスリング(以下:DDT)が同所でビッグマッチを予定していたものの、新型コロナウィルス蔓延に伴う影響もあり、新宿FACEでの無観客配信に変更…。
 
1年越しとなるリベンジの舞台は、CFの4団体(DDTプロレスリングプロレスリング・ノア東京女子プロレスガンバレ☆プロレス)で乗り込む合同興行となりました!

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今回は、2021.6.6に行われるCFフェスに向けた、個人的プレビューを綴っていきたいと思います!
 

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悪戦苦闘 抗ってるけど
自分が間違っていないか不安になったが
手弁当さんざぶら下げて
大風呂敷をおっぴろげて

目覚ましはいつも鳴りやまない
悩ましきぼくらまだ行けるはずでしょ
なぜ暮らしはいつも穴だらけ
誤魔化して逃げたって埋まらないでしょ

眼差しは明日を飛び越えて
まだ出してない自分を見せるはずでしょ
目覚ましはいつも鳴りやまない
私たちはずっと鳴りやまないでしょう

さあ鳴らそう
 
GRAPEVINE - 『目覚ましはいつも鳴りやまない
 
 

大会プレビュー

『初めてのCyberFight』を堪能するフェス

今回のCFフェスは、アンダーマッチを含め、全15試合というラインナップに。
コロナ前でも、プロレスの1興行で、これだけの試合数は中々珍しい印象があります。
 
1グループ内の各団体(ブランド)が出揃う合同興行は、以前にもDDT主催で実施済。
 

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2019.11.3に両国国技館で行われた『DDT ULTIMATE PARTY(以下:DDTUP)』では、『DDTグループ』のDDTプロレスリング東京女子プロレスガンバレ☆プロレスプロレスリングBASARA(※2020年より独立)の4ブランドが集結。
 

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各ブランドが管轄している(ほぼ全ての)タイトル防衛戦が組まれた他、中には、ブランドの垣根を越えたタイトル挑戦も実現するなど、通常興行では見られない、クロスオーバー的要素も数多く見られました。
 

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ただ、今回行われるCFフェスは、そうしたクロスオーバー的な要素よりも、どちらかというと、CFの新規ファン層開拓に重きを置いているのではないかという印象を受けました。
 
今回のフェスでは、『DDT vs NOAH(または金剛)』の対抗戦を始め、他団体同士が交わる試合が組まれている一方、団体毎に提供試合が1〜3枠程度設けられているなど、各団体の特色もしっかりパッケージ。
対抗・交流要素のある試合と、提供試合の割合は、(タイトルマッチを除くと、)大体半々くらいのバランス(6試合:6試合)。
 
タイトルマッチも、当初発表されていた、『KO-D無差別級選手権』・『GHCヘビー級選手権』・『プリンセス・オブ・プリンセス選手権』の3大王座戦に絞っての開催。
 

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こうした点においても、オールスター感満載ながら、『DDTUP』とは違った趣のある大会になるのではないか、と予想しております。
 
今回のフェスに『他団体との絡み』を求めてしまうと、若干の物足りなさを感じてしまうものの、『初めてDDTやNOAH、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスを見る』という方にとっては、1大会でサイバーファイトを体感できる、うってつけの内容!
 
思えば、音楽フェスなんかも、そういう要素を感じますものね(フェス行ったことないですが(笑))。
フェス用のセットリストに、出演時の最新曲やバンドの代表曲が組み込まれている、みたいな。
 
ただ、フェスと言いつつも、ガンプロ勢が本戦に組まれていないのは、唯一不満点ではありますが…(汗)。
 

提供試合

先述の通り、今回のCFフェスでは、『各団体の提供試合』が多く組まれている点が特徴的。
 
各団体毎に必ず1試合設けられている提供試合は、音楽フェスで言う、バンドの代表曲ないし名刺代わりの曲にあたるかと。
 
DDTの提供試合は、老舗ユニットの『DAMNATION』と、『The 37 KAMINA』の勝俣瞬馬&MAOにクリス・ブルックスが加わった6人タッグマッチ。
 

・『佐々木大輔&遠藤哲哉&高尾蒼馬withマッド・ボーリー vs クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&MAO』

 

 

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DDTサウナ部』を経て、『The 37 KAMINA』が本格始動した2021年3月頃より、『DAMNATION』とタッグマッチで対戦する機会が増えていましたが、この枠に組まれた事で、一層、両ユニットの対決が今後のユニット抗争の柱になっていくのかな、と。
 

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タイトルホルダーのクリスを始め、全員いつでもタイトルを狙える実力者揃い。
豪華です!
 

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NOAHは、Jrヘビー級による6人タッグマッチを配置。
 
 ・『小峠篤司&原田大輔&大原はじめ vs 小川良成&HAYATA&吉岡世起』
 
2019年〜現在まで、選手の移動+ユニットのスクラップ&ビルドが盛んに行われるなど、目まぐるしく立場を変えながら、抗争を繰り広げてきたNOAH Jr。
 

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その最前線を走る『STINGER』と、現在Jrシングル&タッグ王座を保持している『桃の青春』+大原はじめの一戦は、現在のNOAH Jrをパッケージした一戦に。
 
DDT同様、団体の一つの柱として、この枠に持って来たカードなのかなあ、という感想。
NOAH以外のファンにどう映るのか、私、気になってます!
 

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東京女子プロレスは、アンダーマッチを含め、団体では最多となる3試合がラインナップ。
 
・『STARTING BATTLE KICKOFF~舞海魅星&鈴芽&猫はるな&宮本もか&遠藤有栖 vs 角田奈穂&らく&原宿ぽむ&桐生真弥&鳥喰かや』
 
・『辰巳リカ&渡辺未詩 vs 中島翔子ハイパーミサヲ vs 天満のどか&愛野ユキ
 
・『乃蒼ヒカリ&瑞希&荒井優希 vs 伊藤麻希&上福ゆき&小橋マリカ
 
 
今フェスの先陣を切る、若手主体の10人タッグマッチは、マスクウーマン・鳥喰かやがプロレスデビュー!
 

 

3WAYタッグマッチは、団体内で地位を確立しつつある3つのタッグチームで勝負!
 

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6人タッグマッチは、主力選手を投入しつつ、5.4にデビューした荒井優希の有観客興行初登場も兼ねた一戦に注目!
 

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唯一、アンダーマッチで提供試合が組まれているガンバレ★プロレスは、主力選手を固めての6人タッグマッチで勝負!
 
・『STARTING BATTLE MAIN~大家健&石井慧介&翔太 vs 勝村周一朗&岩崎孝樹&今成夢人
 

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今フェス前の企画として、WRESTLE UNIVERSE会員向けに、各選手の意気込みが綴られたメールマガジンが送られているのですが、ここで筆を執った今成夢人によるコメントが熱かった!
 
概要としては、1999年4月10日の新日本プロレス・東京ドーム大会における、メインの『武藤敬司vsドン・フライ』、第0試合の『大仁田厚vs蝶野正洋』の関係性を挙げた上で、武藤がメインに立つ今フェスのアンダーマッチに重ねながら、反骨心を燃やす、というもの。
 

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この反骨心は、 以前行われた『DDTUP』における、勝村周一朗坂口征夫のマッチアップ、前半でベストバウト級の激闘を展開した『石井慧介vs阿部史典のインディペンデントワールドJr王座戦などで、既に証明済!
 

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今フェスでも、アンダーからインパクトを残す展開、全裸待機!
 

対抗戦

今回のフェスでは、団体間の垣根を超えたカードが、提供試合と同数の6試合ラインナップ。
 
・『STARTING BATTLE~時間差入場バトルロイヤル』
 
・『飯野雄貴&小嶋斗偉 vs 宮脇純太&岡田欣也』
 
・『男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 杉浦貴&桜庭和志
 
・『岡谷英樹vsマサ北宮』
 
・『高木三四郎&彰人&樋口和貞&坂口征夫&吉村直巳&納谷幸男 vs 拳王&中嶋勝彦&征矢学&覇王&仁王&タダスケ
 
・『竹下幸之介&上野勇希 vs 清宮海斗&稲村愛輝』

 

対抗戦に関しては、私自身こういうスタンス…。
 

 

団体間同士の、普段見られない絡みが期待できそうなカードが並ぶ中、個人的に注目しているのは、『金剛vsDDT』、『竹下&上野vs清宮&稲村』の2試合!
 
 『金剛vsDDT』
NOAHの『金剛』とDDTによる対抗戦は、フェスの丁度1年前(2020.,6.6)に無観客形式で行われた、『WRESTLE PETERPAN Day1』以来、2度目。
 
 
『金剛』のメンバーが全員集合する試合は、NOAHでも中々見られない印象。
拳王と大社長のマッチアップに、吉村直巳と征矢学の絡みなど、見所が沢山詰まった試合において、個人的に一番ハズせない組み合わせが拳王と坂口征夫
 
1年前の対抗戦には組まれていなかったものの、Twitter上で拳王を「マッシュルーム坊や」とこき下ろしていた坂口が、今回遂に馳せ参ず!
 

 

 
待望していた、危険すぎる邂逅…。
多人数タッグの為、手合わせする時間は限られると思いますが、それでも、短時間で強烈な印象を残してくれる期待大!
 

 

 

 
しかし、執筆途中の5.31に、『金剛』のメンバーであるマサ北宮が電撃離脱…!
試合も急遽、12人タッグマッチに変更という事態に…。
 

 

更には、大会直前に、拳王が燃料をこれでもかとばかりに投下!

 

 

 

 

これに激怒するDDT勢!

 

 

 

 

 

 

 

昨年は「三振かホームラン」だと感じていた対抗戦も、今回は一気に打率を上げて当日を迎える雰囲気ビッシビシ!
どうなる…!?
 
 
 『竹下幸之介&上野勇希vs清宮海斗&稲村愛輝』
今フェスの3大王座戦の前には、『竹下幸之介&上野勇希vs清宮海斗&稲村愛輝』のタッグマッチが実現!
 

 

フェスの第1弾発表カードでもあった対抗戦に向け、4.15のDDT浅草大会に清宮&稲村が、5.3のNOAH・TVマッチに竹下が、それぞれ来場するなど、双方探り合う場面も見られました。
 
 
 
竹下が来場した際、「対抗戦の熱がない」と清宮にキツく指摘する一幕もありましたが、それに対してか、「本番直前まで、清宮と稲村にキッツい試練を課していく」やり方で、内から火を焚べてきた、NOAHのアンサーが何とも強烈。
 
 

 

 
「対抗戦に重きを置く竹下と、プロレス界の先を見ている清宮で、双方のスタンスが異なるのでは?」との指摘もチラホラ聞かれてはいました。
 

 

ただ、その後、竹下はDDTタッグリーグで優勝を果たし、一方の清宮は迷いを吐露するなど、対抗戦を前に双方の明暗が分かれる格好に…。
 

 

 

 
ただ、個人的には、対抗戦という要素で『金剛vsDDT』という強めのカードが組まれた今、若手サイドは、そういうの抜きにして思い切りやり合ってほしいと思っています。
その土俵で勝負するにも、拳王やDDT勢の舌戦に掻き消されているのが現状なので…。
 

 

 
特に、竹下と清宮は、2020年に歩んだ道のりに共通項が複数存在していると、私自身勝手に思っている所もあるので、双方の積み上げたものを見せる舞台のような気もしています。
(シングル王座陥落or敗戦、無観客試合期間中の取り組み、シングルリーグ準優勝etc…)
 

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私のTLですと、清宮に対して不安視&竹下に対して評価する意見を見聞きする事が多いのですが、バイアス全開なのを承知で言いますと、苦悩してる清宮より、今イケイケな竹下に対して、私は不安を感じるんですよね…。
 
去年11月にBlogを書いた時に感じていた、「俺凄い」サイクルから抜け出せていない、みたいな。
 
 
 
昨年11月の大田区大会で秋山準に敗れた際、「今までやっていた事は間違いだったのかも…」とコメントする程の挫折を味わい、直後の『D-王グランプリ』優勝決定戦でも、秋山に連敗した竹下。
 
 
2021年に入り、2月の名古屋ビッグマッチでタッグ王座に挑戦するも、樋口和貞に直接3カウントを取られて戴冠ならず…。
その後、『ALL OUT』解散、『AEW』参戦、DDTタッグリーグ優勝と、竹下の2021年上半期は目まぐるしく動いていきました。
 
ただ、竹下本人のインタビューコメントを読んでいても、『AEW』参戦で「自分がやっていた事は間違っていなかった」と自信を強めたり、
 
「今海外遠征がすごく難しい環境のなかでも、AEWで試合をしたかった一番の理由は、去年から失った自信、自分のなかで持てない自信を取り戻すため。特別なことをしたわけではなく、いつも通り、DDTで培ってきた竹下幸之介のプロレス、パフォーマンスをぶつけて、たくさん評価を得られたというのは、自信を取り戻すきっかけとなりました。
 
 
末期は並行していたサウナ部の方にお熱で、彰人や勝俣らも同調する形で解散を告げられた『ALL OUT』に対する自己評価は高かったり、
 

「僕は「ALL OUT」の遺した功績は大きいと思います。DDT6人タッグの新しいスタイルを作れたと思う。それにDDTのユニットの中で様々な人たちと抗争してきたチームだと思います。」

DDT内だけではなく#STRONGHEARTSやセンダイガールズとか。そういう意味ではALL OUTだから出来たことが多かったですし、自分のレベルアップにもつながりました。」

 
 
 
(去年拙Blogでも書いたのですが、)対抗戦を控えた今、良くも悪くも、秋山戦の前と同じような自己肯定サイクルに戻っていやしないか、という危惧が…。
 
でも、ある程度ほとぼりが冷めたら、団体内でまた復権して、そこで「俺凄い」アピールをしちゃったら、それこそ、今までやってきた事と何ら変わりない訳で。
 
 
勿論、以前なら殺していたであろう感情が、試合中に出るようになったのは、間違いなく変わった点。
 

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ただ、秋山戦をキッカケに露呈した数年来の課題や喪失した自信が、一度の『AEW』遠征で解決するくらいなら、ぶっちゃけ、「竹下は凄いけど…、イマイチ」みたいな評価や立ち位置からは、とっくのとうに脱却していると思うので。
 
 
そういう意味でも、今回の対抗戦という点を、竹下の力で下半期への線に変えたらエモい、というのが個人的な願望。
 
対抗戦後、秋に開催されるであろう『N-1 VICTORY』に、竹下が殴り込みをかける、なんて展開も面白そうだったり。
 
彼なら、勲章も、トップの首も掻っ攫う事も出来ると思ってますから…。
 
 

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タイトルマッチ

CFフェス最大の見所は、DDTプロレスリングプロレスリング・ノア東京女子プロレスの3団体が管轄する、団体トップのシングル王座戦が1大会で見れる点!
 
今フェスで組まれている3大タイトルマッチは、いずれもビッグマッチの舞台に相応しいカードと言っても過言ではなし!
 
・『山下実優vs坂崎ユカ』(プリンセス・オブ・プリンセス選手権)
 
・『秋山準vsHARASHIMA』(KO-D無差別級選手権)
 
・『武藤敬司vs丸藤正道』(GHCヘビー級選手権)

 

 
 
KO-D無差別級、GHCヘビー級には、両団体の象徴的存在でもある、HARASHIMA丸藤正道がそれぞれ挑戦することに。
 
現王者の秋山や武藤は団体所属ですが、王座を獲得した今年2月当時はフリーだった事もあり、個人的には、「象徴が至宝奪還に挑む」雰囲気も十分感じられるカード。
 

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KO-D無差別級は、さいたまスーパーアリーナで3度目のメインイベンターとなったHARASHIMAが、過去2度敗戦を喫した地で、3度目の正直なるか…!
 

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対する現王者の秋山準は、昨秋、竹下相手に2タテを果たした後、『D-王グランプリ』優勝の実績を引っ提げて、遠藤哲哉との王座戦に勝利。
 

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その後、団体有望株の樋口和貞DDTのアイコンである男色ディーノを退ける盤石の防衛ロード。
 

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過去、関本大介木高イサミ石川修司の下に流出した至宝を取り戻すなど、『団体最後の切り札』でもあるHARASHIMAが、今回、秋山相手に至宝奪還を目指す点にも注目しております!
 

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GHCヘビー級では、『方舟の天才』・丸藤正道が、『プロレスリング・マスター』・武藤敬司に挑戦!
 

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NOAHでは『M's alliance』で共闘する2人ですが、同門対決の要素を抜きにしても、次にこのカードが見られる保証はどこにも無い訳で。
 
 
丸藤がレスラーになる前から、(後に仕える)三沢光晴と共に憧れの存在であったという武藤敬司と、大舞台で激突するシチュエーションだけで、ドラマチックな要素が満載!
(このくだりは、先日丸藤がゲスト出演したラジオ番組でも語られていました)
 

 

2016年1月を最後に約5年半も遠ざかっている、丸藤のGHCヘビー戴冠、なるか…!?
 
個人的には、先述したラジオ番組で、試合に興味を示していたスガシカオが、果たしてたまアリに来るのか、という点も気になっております…(笑)💦
 

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プリンセス・オブ・プリンセス選手権は、団体のトップオブトップ同士をストレートにぶつけてきた印象。
 

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この点は、『DDTUP』の『中島翔子vs坂崎ユカ』に通ずる部分も感じます。
 
今年5月の後楽園ホール大会で、辰巳リカから王座を獲得したばかりの山下が、いきなり実績十分の坂崎と初防衛戦、という攻めの構図。
 
KO-D無差別、GHCヘビーと、ビッグネームが並ぶタイトルマッチの先陣を切る、生え抜き同士の一戦ですが、後ろ2試合を内容で飲み込む可能性を十分秘めているカードだと思うので、「東女のタイトルマッチが一番面白かったね」となったら、しめたもの!
 

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楽しみです!
 

まとめ〜『フェス経由ワンマン行き』のエントランスを楽しむ〜

全15試合が並ぶ、今回のCFフェス。
 
前述のように、クロスオーバー要素が盛り込まれた『DDTUP』の時に比べ、今フェスは、各団体が並べたエントランスから各団体の本興行に呼び込んでいくイメージが強い陣容。
(言葉が適切ではないかもしれませんが)『見本市』の要素もあるかと。
 
「CFで今まで見たことなかった団体を知り、見に行くキッカケ作り」としては、この上なく絶好の機会!
 
当日は、会場で、WRESTLE UNIVERSEで堪能しましょう!!
UNIVERSEのサーバーダウンが無いことを祈って…)
 
ただ、唯一にして最大の不安な点が…。
 
このボリュームにもかかわらず、何と、休憩時間無し!
 
試合間によってはトイレの混雑がヤバそうですね…。
煽りVやマイクタイムを犠牲にするしか…(血眼)