VIVA LA CyberFight（前篇）〜2021.6.6 『CyberFight Festival 2021』観戦記～

2021.6.6に、さいたまスーパーアリーナで行われた『CyberFight Festival 2021』を観戦してきました。

 

さいたま！！！スーパー！！！アリーナ！！！！☺️☺️☺️☺️#サイバーファイトフェス pic.twitter.com/lC3uvrb8qc

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、ガンバレ☆プロレス、東京女子プロレスの4団体を運営する株式会社CyberFightが贈る、プロレス・フェス！

 

www.wrestle-universe.com

 

 

アンダーマッチを含めた全15試合に、『各団体の提供試合』、『DDTとNOAHによる対抗戦（交流戦）』、『東京女子・DDT・NOAHの3大王座戦』が組み込まれる様は、まさに音楽フェスさながら！

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

 

今回は、そんな大規模フェスの観戦記になります。

まずは、アンダーマッチ～提供試合パートまでの10試合！

 

※タイトルは、某ロックフェスから拝借…。本家も行きたい。

 

2021年のVIVA LA ROCK閉幕から約1ヶ月…

フェスは、まだ終わってないんですよおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！

着いたあああああああああああ！！！！！！！！！！！#サイバーファイトフェス pic.twitter.com/5n0VPa7Rqn

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

 

 

 

『STARTING BATTLE KICKOFF～舞海魅星&鈴芽&猫はるな&宮本もか&遠藤有栖 vs 角田奈穂&らく&原宿ぽむ&桐生真弥&鳥喰かや』

 

フェスのオープニングを飾った10人タッグマッチ。

 

 

舞海魅星、角田奈穂が頭一つ抜けていた印象の多人数タッグマッチ。

 

 

この日デビューした鳥喰かやは、アームドラッグなどの所作が、デビュー初戦とは思えぬ動き。

 

 

ただ、この試合で、私の印象に残っている選手は、桐生真弥！

 

 

最後は舞海のラリアットに敗れたものの、逆エビ固めを始め、終盤にかけて良いシーンが連発！

良かった！

 

 

角田と舞海が頭ひとつ抜けてるかな、という印象の中で、敗れたものの、終盤の桐生が凄く良かった！#tjpw #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

 

『STARTING BATTLE～時間差入場バトルロイヤル』

 

全15試合中、フェスならではのお祭り感がギュッと一番詰まっていたように思うカード。

語りつくせないので、取り敢えず、個人的印象としては…。

 

・谷津凄い！

 

 

・その谷津に躊躇なく仕掛けるデビュー2ヶ月弱の高鹿、良い！

 

 

・コミカルもシリアスも挿入できる、NOAHの『ファンキー・エクスプレス』の安定感が凄い。

 

 

 

・火野裕士や谷口周平と並んでも遜色ない、桜井鷲のデカさは貴重。

 

 

・齋藤彰俊のスイクルデス受けが屈指の内容だった平田、流石！

 

 

最後は井上雅央とアントーニオ本多の一騎打ちになるも、スクールボーイで雅央を丸め込んだ、アントーニオ本多が勝利！

 

 

 

しっかし、マサオとアントンの乳繰り合いを見る、難波小百合リングアナの強張った表情が凄かった(笑)。

 

 

（自分の座席の向かい側だった）リングアナ陣の表情については、本戦でも印象的に映る箇所が多々。

 

 

『STARTING BATTLE MAIN～大家健&石井慧介&翔太 vs 勝村周一朗&岩崎孝樹&今成夢人』

 

今大会の個人的ベストバウト。

 

 

4団体で唯一、本戦で所属選手のカードが組まれなかったガンバレ☆プロレスでしたが、序盤から今成夢人の盛り上げ方含め、本戦を喰らおうとする意気込みをビシビシ感じる内容に。

 

 

本戦に選ばれなかった悔しさをバネに、100点満点の解答用紙に120点を刻むような内容と爪痕を残し、本戦組のハードルを高めに設定したこと。

 

 

その本戦組も素晴らしい試合を見せた中、なお印象に残り続けたこと。

 

 

フェスのギアを一気に上げたこと。

 

 

それらの点を考えても、この試合の意義は非常に大きかったかと。

 

そして、そんな試合で3カウントを奪った選手が、大家健や今成夢人らではなく、岩崎だった所も印象的。

 

 

高めに設定していた期待値の上を行く、素晴らしい試合でした！

 

提供試合としては、これ以上無い内容と爪痕を残した気がする。
今成始め、全員盛り上げ方が熱いし巧い

凄く良かった！！

もうこの時点で満足度MAX！
素晴らしい！！！#ガンプロ #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

ハッキリ言って、良い意味でガンプロがハードル上げてきた分、本戦の提供試合がこれを越えれるか否かがラインになりそう
それくらい凄かった#ガンプロ #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

 

第1試合 『飯野雄貴&小嶋斗緯vs宮脇純太&岡田欣也』

 

本戦のオープニングを飾った、DDTとNOAHの対抗戦第1弾！

 

 

当初6人タッグマッチだったものの、出場予定だった矢野安崇が新型コロナウイルスの濃厚接触者に、中村圭吾が直前の試合で負傷という事情で、タッグマッチに変更。

 

 

序盤、飯野の定番ムーヴ・ハカエルボーを岡田欣也が阻止した所は、対抗戦であることを位置づけたシーンの一つだったかと。

 

 

この試合は小嶋が凄かった。

 

 

強烈なレッグラリアートを放つなど、要所で存在感を発揮！

 

 

 

後日、肘を脱臼している状態を押して試合に臨んだ事が明らかになったのですけれど、その辺は全く感じなかったです（凄い）。

 

 

試合は、宮脇が腕ひしぎ十字で小嶋からギブアップ勝利！

 

 

試合後、引き上げるDDT勢に、両手を上げて勝ち誇る宮脇。

 

 

対抗戦マインドで臨んでいないと出来ないポーズは、個人的にもっと評価されてしかるべきかと。

この辺はNOAHでも見れなかった、宮脇の新たなる一面。

 

 

小嶋良かった！
レッグラリアート凄い！

あと、宮脇が対抗戦で勝ち名乗り上げる時のマウント感が意外
こういう事出来るなんて…！！😳#ddtpro #noah_ghc #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

 

第2試合 『辰巳リカ＆渡辺未詩　vs　中島翔子＆ハイパーミサヲ　vs　天満のどか＆愛野ユキ』

 

東京女子プロレス提供試合。

タッグ王座戴冠経験者が2組も名を連ねた、3WAYタッグマッチ。

 

 

唯一、タッグ王座戴冠経験のない中島&ハイパミ組も含め、3チームの個性が出た一戦だったかと。

 

 

中でも、2選手を同時に担ぎ上げたり、早いジャイアントスイングを見せたりした、渡辺美詩の存在感は素晴らしかった！

 

 

会場からもどよめきが起きていました。

初見の方にインパクトを残してみせた所は、提供試合として高得点。

 

 

 

最後は中島が愛野から勝利！

 

提供試合でハズさない内容、良き！

そして、2人まとめて担いだり、ジャイアントスイングしたり、渡辺美詩が凄かった…
頭ひとつ抜けた感#tjpw #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

第3試合 『男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 杉浦貴&桜庭和志』

 

『DDT vs NOAH』の対抗戦。

 

 

…というよりは、前GHCタッグ王者チームの2人が、『相手の世界観に立って勝った試合』という印象。

対抗戦感は一番無い試合でした。

 

 

他所同士の絡みがあるのに、一番殺伐さから遠い雰囲気なのが良い、好き☺️☺️#ddtpro #noah_ghc #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

この試合の杉浦は、後半の『DDT vs金剛』における拳王と、対照的な土俵の立ち方。

何せ、杉浦がめちゃめちゃノり気だったので(笑)。

 

杉浦「ふざけたプロレスをしてる奴らを相手にして無い」
↓
「1,2,3,NOAH！！！」

短期で心変わりしてるのは何故なのか…(笑)#noah_ghc #ddtpro #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

杉浦がマシンマスクで試合をした事もありますが、この日は、アンクルホールドの最中にササダンゴからマスクを剥がされた瞬間を除き、顔出しは無し。

パンストを被っていた時間が長かった(笑)。

 

 

よくよく考えると、現ナショナル王者の杉浦を、この試合順&コミカル色強めの試合に組めるフェスって、中々に凄い気も…。

 

試合は、杉浦がササダンゴマシンをオリンピック予選スラム葬！

 

 

杉浦「NOAHファンの皆さん！しょっぱい試合してすいません！」

NOAHでは絶対見られない杉浦が見れてしまった(笑)

あと、パンスト被ってオリンピック予選スラムが決まった瞬間、難波リングアナが何とも言えない表情で杉浦を見ていてワロタ😂😂🤣🤣#noah_ghc #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

試合が決した時の、難波リングアナや松井幸則レフェリーの表情も印象的でした…。

そらそうなるよ(笑)。

 

パンストスギを見る、難波リングアナと松井レフェリーの表情が最高すぎる(笑)#noah_ghc #サイバーファイトフェス pic.twitter.com/JiwEaQNxRP

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

 

第4試合 『岡谷英樹vsマサ北宮』

 

CFフェス直前、マサ北宮が『金剛』を離脱…。

 

これにより、当初『DDT vs金剛』の対抗戦に組まれていた、岡谷と北宮のシングルが急遽実現する事に。

 

 

メインの3大王座戦を除くと、今大会唯一のシングルマッチでしたが、試合は初手から攻める岡谷を、マサ北宮が3分足らずで仕留めて勝利。

 

 

ただ、この日の北宮は『サイトースープレックス→監獄固め』と、NOAHの対若手シングルでも出さないようなフィニッシャーで試合を決めた為、この時点で、岡谷に対するある種のメッセージも含まれていたのかなあ、なんて、私は勝手ながら解釈してしまいました。

 

2分25秒とはいえ、サイトースープレックスでフォールせず、そこから監獄固めで仕留めた所が、ある意味岡谷に対する北宮のメッセージのようにも映った試合#noah_ghc #ddtpro #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

サイトースープレックスで終わらせることも出来たとは思うけど、そこで監獄固めまで極める所は、期待度の高さかな、と#ddtpro #noah_ghc #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

『若手の壁』という意味では、しっかり役割を果たした北宮。

 

ただ、本当に良い選手なだけに、北宮の良さがこの試合で伝わったかと言われますと、シチュエーション的に厳しい部分が…。

現時点ですと、そこに引っ掛かりを感じた試合。

（※北宮が悪い訳では無いです…）

 

 

ただ、今回の点が、今後リンクしていくなら、この試合の評価もまた変わっていくのかな、とも。

 

一言…、マサ北宮は良い選手だぞ〜！

 

 

第5試合 『乃蒼ヒカリ&瑞希&荒井優希 vs 伊藤麻希&上福ゆき&小橋マリカ』

 

東京女子プロレス提供試合。

 

 

5.4後楽園ホール大会（無観客試合）でデビューした荒井優希が、有観客興行の舞台に初登場！

 

 

タイトルホルダーの乃蒼や、実力十分の瑞希が、荒井のアシストに回る姿は中々に豪華でした。

 

 

ただ、そんな注目株相手に対して、一切容赦のなかった伊藤が素晴らしい。

 

 

注目株にも容赦ない伊藤が良い#tjpw #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

瑞希の『渦飴』が見れた事に感動！

 

 

試合は、伊藤が荒井から逆エビ固めでギブアップ勝利！

 

 

試合後、引き上げる荒井が、ゲスト解説を務めた元SKE48・松井珠理奈と邂逅する瞬間がエモかったです（小並感）。

 

 

 

第6試合 『小峠篤司&原田大輔&大原はじめ vs 小川良成&HAYATA&吉岡世起』

 

プロレスリング・ノア提供試合。

 

 

今フェスの、各団体による提供試合の中で、個人的に一番『考えさせられた』試合。

前置きすると、決して、カードや試合内容が悪かった訳では無いです。

 

 

とかく試合数が多い今フェスにおいて、戦前は、割かしハイテンポで進む試合になると思っていましたが、実際は、『STINGER』の面々が大原の足を切れ間なく攻め続けるなど、NOAHの本興行と変わらない内容。

良い意味で、そこは意外でした。

 

 

ただ、他団体の提供試合と並んだ時に、観客を巻き込むようなアクションや、目を惹くようなポイントなど、『他団体ファンへの訴求力』の面で割を食った感も。

 

 

大原と原田が、これまで黒基調だったコスチュームを白に新調したり（初披露）、Jrの2大王者が揃い踏みした事くらいかなあ…、そういう要素は。

 

 

原田と大原が白コスチューム！！！

おおおおおおおおおお！！！！！！！#noah_ghc #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

かと言って、抗争で殺伐としている両陣営に、（フェス前に解散した）『フルスロットル』の明るいノリを求めるのはキツいものがありますし。

「提供試合」、「所属中心の編成」、「団体が推したい箇所」、「清宮や『金剛』のカードは決定済」等々の要素を踏まえても、提供試合はこのカードがベストだったと私は思いますし、東女とDDTに挟まれた試合順もBETTER。

 

 

その複雑な心中が、冒頭の『考えさせられた』という表現に行き着くと…。

 

（例え方がアレですが、）極端な話、「『京都大作戦』にテクノポップ系アーティスト」、「『New Acoustic Camp』にヘヴィメタルバンド」が出演するようなものかな、と…。

「良いバンド・アーティストで十分実力もあるけれど、フェスの雰囲気を考えた時に浮きそう…」みたいな。

 

かと言って、それは、バンド側やフェスの来場者に努力を求める問題でも無いと、私は思うんですよね。

ただただ、どうにも出来ない要因が重なっての、噛み合わせのズレだったんじゃないか、というのが私の結論です…。

 

 最後は、原田が吉岡から片山ジャーマンで勝利！

 

 

 

生で片山ジャーマン見たの久しぶりだあ😳😳😳😳😳

あと、吉岡で取られたのは意外…#noah_ghc #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

 

 

第7試合 『佐々木大輔&遠藤哲哉&高尾蒼馬withマッド・ポーリー vs クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&MAO』

 

DDTプロレスリング提供試合。

提供試合のラストを飾った6人タッグマッチでした。

 

 

ビッグマッチなら毎回必ず1人はタイトルマッチに絡みそうな、良い選手ばかりが集まった一戦。

 

 

エンテツが客席に向かって、勝俣へ起こる拍手に手を掃うシーンも、巧い！

 

 

勝俣に拍手が送られる場面で、客席に向かって「やめろ」と手を振るエンテツ、流石👏👏👏👏#ddtpro #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

様々なカラーリングで織りなされる、試合内容の充実っぷりは、提供試合パートのメインを飾るに相応しい一戦でした！

 

最後は、佐々木大輔がMAOからギブアップを奪い、DAMNATIONが勝利！

 

提供試合のラストを締めるに相応しい、様々なカラーリングが見られた内容！
良かった！#ddtpro #サイバーファイトフェス

— レンブラント🍻🤼🎸🍴🍹 (@rembrandt_kbs) 2021年6月6日

各団体の提供試合という、今フェスならではの試みも大盛況のうちに終了。

フェスはいよいよ、『DDT vs NOAH』の対抗戦2試合&トリプルメインの3大タイトルマッチが並んだ、終盤戦へと突入する事になります…。

（後篇に続く）