レンブラントの変態漫遊記

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プロレスが大好きな変態の日記です

花火~2021.8.15 プロレスリング・ノア カルッツかわさき大会観戦記~

2021.8.15の夜に、プロレスリング・ノアのカルッツかわさき大会を観戦してきました。

 

 

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毎年恒例となりつつある、ノアのカルッツかわさき大会。
2019年は『清宮海斗vs中嶋勝彦』、2020年は潮崎豪&中嶋勝彦の『AXIZ』電撃解散というエポックメイキングが見られた同会場での興行。
 
今年の目玉は、何と言っても、『杉浦貴vs田中将斗』のダブルタイトルマッチ!

 

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『弾丸ヤンキース』としてタッグを組んできた両雄が、ノアとZERO1の至宝をかけて激突!
「この一戦は見なければ…!!!」という思いで、私はチケットを押さえたのでした。
 
今回は、そんなNOAHカルッツかわさき大会の観戦記になります。
 
(客席の)上から花火を見下ろすのって、凄くワクワクしてシビレる行為なんだな、と実感させられた1日でした…!!
 

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大会概要

今回のカルッツかわさき大会は、ノア単独ですと、今年3月の横浜武道館以来となる、関東圏でのビッグマッチとなりました(※)
 
※その間、今年5月の大田区総合体育館大会が中止&6月の『CyberFightFestival』は合同興行だった為。
 
 
今大会では、全8試合がラインナップ!
前述したダブルタイトルマッチの他に、GHC Jrタッグ王座戦、有観客興行初となる『魔流不死』降臨が主なトピックでした。
 

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大会全体としては、ダブルタイトルマッチ1本が強烈な光を放つ中、好勝負が要所で脇を固めている印象を受けました。
 
大原の対ヘビー級の丸め込みが炸裂した、『大原はじめvs清宮海斗
 

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仙台ビッグマッチに続いて、「金剛Jrここにあり」を示したJrタッグ王座戦・『進祐哉&吉岡世起vsタダスケ&亜烈破』
 

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メインに負けないドデカい花火を藤田和之が打ち上げた、『金剛vs杉浦軍』
 

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私自身、『メインカードが強い』点で、先述の横浜武道館大会に近い雰囲気も感じたりしましたが、メインの内容1本で捲った横浜武道館に比べても、満足度の高さを実感!
 
一方で、メインが軸になっているからこそ、セミの『魔流不死&NOSAWA論外vs小川良成&HAYATA』という、シッチャカメッチャカ制御不能な一戦も見られたのかな、と。
 

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とにかく、試合に絡んでいない清宮の、論外に対する執念と乱心具合が凄まじかった…。
 

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先の旗揚げ記念大会で欠場した仁王、YO-HEYに加え、今大会の目玉であったグレート・ムタが、濃厚接触者認定を受け欠場…。
ただ、直前でピンチに見舞われても、その逆境を見事に跳ね除けてみせた、そんな大会だったのではないかと、私は思いました!
 

『杉浦貴vs田中将斗

メインイベントは、GHCナショナル王者・杉浦と、ZERO1の世界ヘビー級王者・田中将斗によるダブルタイトルマッチ。
 

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ダブルタイトルマッチですと、約1年前に行われた、『潮崎豪vs拳王』の激闘の記憶が未だ消えないでいますが、この時と大きく異なるのは、下記の2点。
 
 
 
①2本のベルトの管轄団体が異なる(NOAH、ZERO1
 
②時間無制限1本勝負

 

 
特に②に関しては、管轄元のZERO1(30分1本勝負)とNOAH(60分1本勝負)でルールに相違があったものの、【時間無制限】となったことで、『両者ドローによる防衛』は無し。
 
一方が二冠王者、もう一方が無冠になる、天国と地獄の滑走路!
 

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両者の握手から、この日の『花火大会』はスタート!
 

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立ち上がりの15分前後を見終えて、「30分は間違いなく超えそう」、「昨年の『潮崎vs杉浦』(2020.12.6)の50分超え、或いは60分オーバーもあるのでは?」と感じた序盤の攻防。
 

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とはいえ、既にもう、田中将斗の負けられない思いが爆発!
 
噛みつきや椅子を辞さないラフ殺法を、自ら先手を打って持ち込む様からも、そうした面を強く感じさせた次第。
 

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今年7月に行われた、『田中将斗vs阿部史典がフラッシュバックするような、意地と意地の張り合い!
 
 
その後、コーナーから何発もの花火!!
 

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実績のある両者が、口で張り合う様子でさえも、もはや花火!!
 

 

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30分時点まで差し掛かると、フィニッシャーであるオリンピック予選スラム(杉浦)や、スライディングD(田中将斗)が抜かれるなど、クライマックスに向けて動き出す試合。
 

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杉浦が掟破りのスライディングDを見せれば、即座に田中将斗もオリンピック予選スラムを発射!
 

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前哨戦の時点で圧巻だったエルボー合戦も、本戦で『#どつきあい花火大会』の大会ハッシュタグに恥じぬ弾けっぷり!
 

 

 

田中将斗「花火上げんのは俺だ!コノヤロー!!」
 
 
35分経過でも、激しく打ち鳴らされる両者のエルボー音!
 

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双方譲れない試合が決したのは、試合開始から38分37秒後…。
 
杉浦が、田中将斗にオリンピック予選スラムを発射!
 

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更に田中をコーナーへと持っていくと、杉浦がトドメの雪崩式オリンピック予選スラムを敢行!!!
 

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田中が起き上がろうと天に手を伸ばしますが、杉浦が覆い被さって、これで3カウント。
 

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壮絶な花火大会は、二冠王者・杉浦貴の誕生でフィニッシュ!
 

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杉浦も田中も好きな私ですが、正直、この結末は予想外でした。
 
半月前の8.1 ZERO1後楽園ホール大会で、『火祭り』優勝を果たした菅原拓也の「(田中に)絶対ベルト防衛してください!」というマイクもあっただけに、もう、将斗が勝つんだろう、と思っていたので…。
 
試合後は、双方激闘を讃え合い、杉浦貴がマイク!
 

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2021.1.4後楽園での、田中将斗『M's alliance』加入もあり、『杉浦軍』の杉浦貴と対角に立つ事となった、『弾丸ヤンキース』…。

 

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離ればなれになったかと思われた両者が抱き合い、『弾丸ヤンキース』の名前も飛び出す光景を目にして、年始の田中の『M's』加入は、この日・この一戦の為にあったのかもしれないなんて思ったりした私でした。

 

 

 

 

9月に開催される『N-1 VICTORY』優勝宣言も飛び出した、杉浦のマイクの締めは、いつものコレ!!

 

「また、どこかの会場で、会いましょう!」

 

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シングル王座のかかったシチュエーションで、このフレーズが聞けたのは、恐らく2020年2月の名古屋ビッグマッチ以来ではないかと。
 
 
何度聞いても、これにはシビレます!
 

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まとめ

 『#どつきあい花火大会』のタグに偽りなしだった、今回のノア川崎大会。
 

 

 

 

全国的に、新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増大する状況下…。
 
それでも、当日配布された白&黒のベースボールシャツで客席が埋まる様子を見て、川崎市在住の大原はじめを中心とした、地域密着型の宣伝活動なくして、この光景は実現出来なかったように感じました。
 

 

 

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そしてメインは言わずもがな!
私自身、NOAH初観戦の2015年5月にメインを締めた杉浦と田中が、6年以上の時を経て、双方の至宝をかけて闘う姿に、思わずグッときた次第…。
 
 
月並ですが、「生きててホント良かったな!」って思います(泣)
 

 

 
今夏、仙台⇒広島⇒旗揚げ記念日⇒川崎とビッグイベントを駆け抜けたNOAHですが、次に控えるビッグイベントは、9月に開幕する『N-1 VICTORY』!
 
 
※2020年の『N-1』観戦記(ほぼ全大会)
 
ここ最近のシングルリーグでは、中々見られないようなビッグネームが集う今年の『N-1』!
 
年内に、大阪⇒福岡⇒横浜⇒代々木のビッグマッチを終えると、いよいよ、2022年元日には日本武道館大会!
(はやい!)
 

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下半期のノアも、注目です!!!!