レンブラントの変態漫遊記

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プロレスが大好きな変態の日記です

君を待つ間~2021.10.1『帰ってきたヨッパライ』観戦記~

2021.10.1に、新宿FACEで行われた高梨将弘自主興行・『帰ってきたヨッパライ』を観戦してきました。

 
2020年3月、試合中の負傷により、長期欠場に入った高梨将弘。
 
その復帰戦として、今年1月に新木場1stRINGで予定していた自主興行でしたが新型コロナウイルス禍もあり中止に…。
 
半年後の7.13、今度は新宿FACEに場所を変えて自主興行開催を発表するも、緊急事態宣言の延長等もあって延期(1度目)。
当日、一部カードが無観客マッチとして配信され、高梨はメインのvs阿部史典戦で復帰を果たしました。
 
 
その後、カードを変更して9.3にスライドするも、1度目と同様の理由で延期に(2度目)。
 
2度目のスライドとなった今回、当初から約8ヶ月以上の時を経て、ようやく自主興行の開催と相成ったのでした。
 
今回は、そんな高梨将弘自主興行・『帰ってきたヨッパライ』の観戦記になります。
 
俺はこの先も、高梨将弘という選手に、信用、金、時間、楽しみをBETしたいです。
 

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やわらかな光に騙されながら行こうじゃない
泣きそうな顔もきっとバレてしまうのに君を待ってた だから
たまに会ってさ 喋ってたいじゃない
いつまでだって待ってるから
 
GRAPEVINE - 『君を待つ間』

https://www.uta-net.com/song/21430/

 

 
 
 

大会概要

今大会は、ダークマッチ1試合、本戦4試合の計5試合というラインナップ。
 
一言で表すと、【凄さと胡散臭さが同居していた興行】という感想でした。
 
良くも悪くも、今のDDTでは中々見られないような胡散臭さ全開なダークマッチに(笑)、
 

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『水森由菜&駿河メイvs山下りな&赤井沙希』のようなコミカルと激しさを両立したような試合。
 

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樋口和貞と下村大樹のチョップ音が爆発のようだった、『木髙イサミ&下村大樹&ヤス・ウラノvs樋口和貞&ken45°&卍丸』もあれば、
 

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セミの『新井健一郎vsバリヤン・アッキ』のような、互いのテクニックが拮抗する濃厚な試合を味わえたり、バラエティ満点!
 

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そんな今大会で、個人的に最大級の爆弾だったのは、スペシャルマッチで実現した『大家健vs DJニラ』!
 

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第1試合と第2試合の間に急遽行われたシングルマッチでしたが、お互いに技らしい技を出していないのに、思わず一挙手一投足に目がいってしまう内容。
 

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「運命は変わる・変わらない」の問答で試合を押し切る強引さも凄まじい!
 

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賛否や好き嫌いはハッキリ分かれそうですが(苦笑)、俺は好きです。
 
暗転後の新藤リングアナのナレーションと、唐突に誕生した木曾レフェリーという衝撃は、ベストバウトを見ても味わえないような感覚に陥りました(笑)。
 

 

【凄い大会】や【凄い試合】は数あれど、【胡散臭いけど凄い試合】にはそうそう巡り会えるものでもないので。
(プロだと特に思います)
 

 

 

『高梨将弘&クリス・ブルックスvsバラモン・シュウ&バラモン・ケイ

自主興行のメインは、『CDK vsバラモン兄弟』のタッグマッチ!
 

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名タッグチーム・バラモン兄弟に、高梨が現在のパートナーであるクリスと組んで臨んだ一戦でした。
 

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試合の方は、高梨の自主興行と復帰を祝すかのように、バラモン兄弟がやりたい放題!
 

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2度の延期、当日に襲来した台風、更にはリングサイドのカメラマンまで弄り尽くす手荒さ。
You Tube生配信中にBANを喰らいそうなワードも連発しまくり(笑)。
 

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でも、やりたい放題な試合を通じて、高梨の復帰を喜んでいたのは他ならぬバラモン兄弟だった印象。
 

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『CDK』の2人も、バラモン兄弟の土俵に上がって、ボウリング!ラリアット
 

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終盤には、ダークマッチやスペシャルマッチに登場した、IWA軍団とエビスコ軍も乱入!
 

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シッチャカメッチャカだけど、まさに祝祭だった試合は、バラモン兄弟が高梨から勝利!
 

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試合後、中止・延期・台風について触れた上で、バラモン兄弟が高梨に「もう自主興行止めたほうがいいんじゃないか?」とマイク。
それでも、ゴージャス松野が『北朝鮮というワードを口にした時には止める人格者っぷり!(笑)
 

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まさにバラモン兄弟劇場!
高梨の復帰を祝いつつも、主役の座は掻っ攫おうとする強かさたるや…!
 
 
試合後、リングに残った高梨とクリスがマイクを握ります。
 

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 (2:05:21~)
 
クリス「もう一つ夢があります。次の夢、試合、『CDK』と『酒呑童子』。」
 
高梨「これは本当によくクリスと話していて。日本に来て、いっぱい夢がかなって本当に嬉しいねって。お互いの夢を語り合っている中の一つが『CDK vsバラモン兄弟』との試合で。その時クリスの方から、でも私はどうしても日本でやりたい夢のカードが『CDK vs酒呑童子』。KUDOさん、(坂口)兄貴、今日は、来れるんだったらリングに上がってください。」
 
2019年4月より活動を休止しているユニット・『酒呑童子』。
休止後、KUDOが無期限休業に入り、坂口は樋口や赤井沙希と共に新ユニット・『Eruption』を結成。
 

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別々の道を歩み、離れていた面々が向き合う奇跡…!!
 
 

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高梨「こうやって、リング上でこう揃って向かい合うって言うのも、数年前の酒呑童子の活動休止以来で。またここで、闘うっていうのが俺らの目標でもあり夢だったのかもしれないけど、今はそれがクリスの夢でもあります。」
 
「今すぐなんて、無茶なことは言わないけど、俺らは、兄貴と兄弟がこのリングに帰ってきて、闘ってくれる事を信じてるし、それを夢見てます。」
 
クリス「坂口さん、KUDOさん、いつか、試合しましょう。」
 
そこから両者が握手&抱擁!!!
 

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最後は高梨が締めのマイク。
 
高梨「昔から持ってた目標や夢だって、同じだったとしても、意味合いが変われば新しいものになっていきます。見てくれてる人も変わっていき、変わらずにいてくれる部分もあるかもしれないけれども、そういった部分全てを大事にして、ダメって言われるかもしれないけど、また大会やりたいと思ってます。」
 
「また会える、そしてご視聴いただける。来れなかった方とかも、本当は前の段階で来るって予定だったけど日が合わなくなった人とか、色んな人・色んな事情があったと思いますけれど、僕はそういう人達に『ごめんなさい』ではなく、『本当にありがとう。またね』とそう言いたいです。次また、このリングでお会いしましょう。」
 

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最後の最後にこのシーンが実現…。
私にとって、この先も生きないといけない理由が一つ、出来た瞬間でもありました。
 

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まとめ

困難を乗り越えながらも、超満員で大団円となった高梨自主興行
 

 

当初7月に予定されていたカード(『高梨vs阿部史典』etc)とは、大分色合いが変わった印象もありますが、ある意味では、最後に高梨が言った「意味合いが変われば新しいものになっていく」ことの表れだったのかなあ、とも思いました。
 
大会前には、観客の時間や楽しみなど、色々な物を奪ったことに対して言及する箇所もありましたが…、
 

 

新宿FACEの壁に貼られた多くのチョコブーケ、

 

 

同業者からも慕われる人柄、

 

 

 

そして、平日にもかかわらず満員だった観衆は、間違いなく高梨の人柄と信頼に尽きるのではないか、と。

 

だからこそ、これから先、軸をDDTからChocoProに移したとしても、追いかけたい、好きな選手に変わりはないですし、これから先の夢も絶対に見たい。

 

素晴らしい興行をありがとうございました!!!

 

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