レンブラントの変態漫遊記

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プロレスが大好きな変態の日記です

あふれる~2021.11.28 プロレスリング・ノア 国立代々木競技場第二体育館大会観戦記~

  2021.11.28の夕方に、国立代々木競二技場第二体育館でプロレスリング・ノアを観戦してきました。

 

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関東圏では年内最後のビッグマッチ・『NOAH the BEST』!
 
全7試合がラインナップされた大会のメインは、『中嶋勝彦vs拳王』による、GHCヘビー級王座&GHCナショナル王座のダブルタイトルマッチ。
 
今回は、そんなNOAH代々木大会の観戦記になります。
 
元日の日本武道館大会を前に組まれたダブルタイトルマッチは、年間ベストバウトの死闘でした!
 

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この海では朝に聞こえる歌がある
あの街にはもっとなんだってあるけど
甘酸っぱい問題ずっと抱えてる
暑い体ちょっと痛いけど
 
ああ今に賭けてみたい
夢見ていたい
ありのまんまで
ああ今に見せてやりたい
触れていたい想像力で
 
ねえ
喰われてしまうなよ
 
tricot 『あふれる』
 
 
 
 

大会概要

今回の代々木ビッグマッチは全7試合と、普段のビッグマッチより1〜2試合少ない構成。
 

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ただ、第3試合の10人タッグマッチしかり、セミの『M's alliance vs杉浦軍』による6人タッグマッチしかり、多人数が詰め込まれたタッグマッチでも、各人が埋もれることなく躍動していた印象。
 

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この日組まれたタイトルマッチ2試合も充実していたので、個人的には、代々木の2週間前に行われた、横浜武道館大会以上の満足度でした!
 
 
第5試合で実現した『NOSAWA論外&Eita vs小川良成&HAYATA』のGHC Jrタッグ王座戦では、戦前からEitaに散々コケにされてきた小川が、場外戦で王者チームを帰還不能に追い込んで王座奪取に成功。
 

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試合中、悪態をつくEitaに対して、アリーナ席から親指を下に向ける観客の姿も。
試合では敗れたものの、コロナ禍で声も出せない中、客席からサイレントブーイングを出させた時点でEitaの勝ちだった気がします。
 

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ただ一点、このチームが武道館前にベルトを落とした事実が惜しまれる…。
どうせなら、NOAH Jrを制圧するところまで行っても面白かったし、何ならそれが見たかった。
それくらい強いチーム!
 

 

 
 

中嶋勝彦vs拳王』

代々木のメインイベントは、『中嶋勝彦vs拳王』のダブルタイトルマッチ!
 

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GHCヘビー級王者とGHCナショナル王者による二冠戦は、約1年3ヶ月半振り。
 
 
戦前、元日・日本武道館のメインイベンター決定戦と銘打たれた一戦でしたが、結果は60分時間切れドロー&両者王座防衛。
 

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ただ、同じ二冠戦で60分ドローだった『潮崎豪vs拳王』と違っていたのは、【圧倒的なターニングポイントの差】ではないか、と私は感じました。
 
40分頃まで双方フィニッシャーを残していた『潮崎vs拳王』に対し、同時間帯で勝負をかける有効打が多く見られたのは『中嶋vs拳王』だった気がします。
実際、カウント3が入らなかった時に聞かれる、客席からのどよめきも何度となく起こりましたし、【いつ試合が決まってもおかしくない】展開なら、後者が圧倒的に多かった、そんな印象。
 

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一方で、中嶋ならハイキックやダイヤモンドボム、拳王なら一回転式のフットスタンプという、最上級フィニッシャーが決まっても這い上がる両者を見て、「カウント3は入らなさそうだな…」と感じたのも事実…。
ただ、その予定調和感に風穴を開けたのが、試合終了間際に放たれた、中嶋のラリアット
 

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この時、客席から意図せず漏れ出たどよめきは、今年6月の『武藤敬司ムーンサルトプレス解禁』に匹敵する大きさ!
 
 
残り試合時間が1分というタイミングで、予想もしなかった強烈な一発は、この試合をベストバウトたらしめるダメ押し点だったかと。。
 

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つまり、このメインは個人的年間ベストバウト第1位でした!
 

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個人的に、『潮崎vs拳王』も『中嶋vs拳王』も良い試合だった事は間違いないので、あとはもう、見た人の好みの問題になってくるかなあ…。
 

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試合後
激闘を終え、中嶋が「拳王…」とマイクを握ると、場内が暗転!
 

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登場したのは、今年3月より長期欠場に入っていた、潮崎豪
 

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登場後、12月シリーズからの戦線復帰と、中嶋の持つGHCヘビー級王座への挑戦を表明!
中嶋も承諾したことで、元日の日本武道館大会のメインは、『中嶋vs潮崎』に決定!
 

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このサプライズに沸く一方、「拳王の存在が蔑ろにされている」という旨の指摘も分かる訳でして…。
 
安定を望むことなく、ナショナル王座戴冠直後に己のベルトを賭けた攻めの姿勢に、2年連続で伝説級の試合を打ち立ててきた実績。
拳王はもっともっと評価されてしかるべき!
 

 

 
ただ、復帰戦のカードを見た時に、拳王の言うような【家でグータラ生活していた奴】がスッと入れる試合でもないだろう、と考えたり…。
 

 

 

 
個人的には、日本武道館までの残り約1ヶ月間、ビッグマッチ浮沈のカギを握るのは潮崎になるんじゃないかと。
 
拳王の指摘は真か偽か、試合で否応なく曝け出される事になるでしょうし、ここでコケたら本当に不味い訳で。
美味しいポジションに見えて、リスクを背負っているのは潮崎も同様。
 

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 この大勝負の行方、本番まで見届けていきます!

 

 

 

 

 

 

まとめ

関東圏内では、日本武道館大会前最後となった代々木ビッグマッチ。
 

 

 

 

 
動員面だったり、拳王が蔑ろにされた部分だったりで賛否別れる箇所もありましたが、元日の日本武道館大会成功に向けて、【KENTA参戦】や【『中嶋vs潮崎』のGHCヘビー級王座戦】など、(シン大発表が残っているとはいえ、)切れるジョーカーは代々木で惜しまず切ってきた印象。
 

 

 

 

 

 

 
2022.1.8に行われる新日本プロレスとの対抗戦に、「団体内のビッグマッチは軽視してるの?」みたいな意見も見られましたが、少なくとも、そうした不安や不満を一蹴するだけの充実度が、代々木大会には詰まっていた気がします。
 

 

 
あとは、団体の決めた目標5000人動員に向けて動く。
これしかない。
 

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色々な事情はあるかと思われますが、日本武道館で見るプロレスは本当に楽しいので、是非!!!!!!