レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

レンブラントのプロレス場放浪記 第12回~La CITTA' E Bella~

2021.10.17にCLUB CITTA'川崎で行われた、プロレスリング・ノアの興行を観戦してきました。
 
中嶋勝彦GHCヘビー級王座戴冠を果たした大阪ビッグマッチから、約1週間。
 
興奮冷めやらぬ中、月末の福岡ビッグマッチに向けて新たな闘いがスタートしたNOAH!
 
 
今回は、そんなNOAHのCLUB CITTA'川崎大会の観戦記になります。
 
ハッキリ言って、この環境で全席5000円はヤバいです!
定期的にやってほしい!
 

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会場概要

今回訪れた『クラブチッタ川崎』は、JR川崎駅から程近い、都市型ライブハウス。
 

 

 
1988年の開業後、周辺地域の再開発に伴う約2年の移転改築を挟み、現在まで約30年以上の歴史を持つライブハウスなんだそうな…(この辺は記事を書くまで知りませんでした)。
 
 
 
 
移転後は、商業施設『ラ・チッタデッラを構成する1施設として、すぐ近くにフットサルコートなどが併設されるなど、プロレス会場らしからぬオシャレ感…。
 

 

 
プロレス会場としては、移転改築前の1990年代後半にかけて、女子プロレス団体を中心に使用実績もあるとの事。
 
 
私自身、プロレス関連でCLUB CITTA'の名前を聞くようになったのは、2020年頃でした。
 
2020年2月、プロレスリング・ノアが、アーティストのライブとコラボしての提供試合が実現。
 
 
同年春、新型コロナウイルスの流行に伴い、1度目の緊急事態宣言が発令された際には、『ノア特設アリーナ』(※)の名称で、TVマッチ期間中も歩みを止めず動き続ける活動の拠点となりました。
(※クラブチッタ川崎であると明かされたのは、有観客興行再開後)
 
個人的に、2020年の日本マット界において、『新宿FACEDDTプロレスリング)、『2AWスクエア』(2AW、全日本プロレス大日本プロレス、プロレスリンZERO1 etc)と並び、貢献度は計り知れないと思っている会場。
 
「もし、あの時クラブチッタが無かったら…」と考えるだけで、ゾットする思い…。
 
 
会場内に入り、まず飛び込んでくるのは、天井に設置された星型の照明装置。
天井の高さと相まって、うっとりするような幻想的空間を形成していました。
 

 

 
同じライブハウスという事もあって、会場の雰囲気は仙台PITに近い印象を受けました。
駅チカな点も良き!
 

 

 
ライブハウスならではの音響設備は、プロレス興行でも存在感を如何なく発揮。
 
今回はステージ横の扇状スピーカーが近い、東側で観戦したのですが、選手の入場曲がフロアに流れた時に、ベース音が身体に芯まで響いてくる感覚は、生ライブ特有のそれと一緒!
(特に、CLUB CITTA'川崎で聴くNOSAWA論外田中将斗の入場曲は堪らなかった!
 
 
 

大会概要

今大会は全6試合がラインナップ。
 
10月末の九州遠征(熊本大会→福岡ビッグマッチ)で行われるGHC3大王座の前哨戦が軸になりつつ、前半には『稲葉大樹vs鈴木鼓太郎』、『拳王vs吉岡世起』のシングルがそれぞれ組まれました。
 
『稲葉vs鼓太郎』は、主戦場にする階級が異なる2人の対決でしたが、鼓太郎が1枚も2枚も上手だった印象。
 

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結果は20分時間切れドローも、稲葉としては勝たないといけなかった試合か…。
 
 

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『拳王vs吉岡』は、武器にしている蹴りの使い方が、双方異なる所が興味深かったです。
 

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拳王が【相手を打ち負かす強烈な威力の蹴り】ならば、吉岡は【脚攻めの布石に用いる的確な蹴り】。
その辺りの違いが出ていた分、階級差があっても見応えある内容だった気がします。
 

 

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HAYATAからJrヘビー級王座の次期挑戦者に指名されたNOSAWA論外が、タイトル戦の代わりに要求した異色のカードでしたが、これがまあまあの問題作(笑)。
 

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普段組んでいない、何なら険悪な関係にある者同士が組んだなら、タッグワークのヘッタクレも無い内容になるのは当然と言いましょうか…。
 

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対角線にいた小川とHAYATAが論外潰しに結託するわ、久方ぶりにタッグを組んだYO-HEYとHAYATAは冷戦状態だわ、最後は清宮がどさくさ紛れで論外に蹴り食らわすわで、もう分かんないよ状態…。
 

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カードに入った丸藤が完全に被害者という構図。
YTRな表情で帰るのも納得でした(笑)。
 

 

 

 

 
メインは『田中将斗&杉浦貴vs中嶋勝彦&望月成晃』。
 
 
10.28熊本大会のGHCナショナル王座戦・『杉浦vs望月』、10.30福岡大会のGHCヘビー級王座戦・『中嶋vs田中将斗』のダブル前哨戦!
 

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恐らく、『弾丸ヤンキース』結成はかなり久しぶりだったかと。
(間違っていたらアレですが、)もしかして、2020.3.1のZERO1以来?
(個人的に、NOAHでは初めて見ました)
 
対する中嶋と望月も、かつてDRAGON GATEで『ファイナルM2K』で行動を共にした関係性。
 

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試合は、後楽園ホールのメインとか、タッグ王座が賭けられているとか言われても、納得してしまうようなバッチバチの内容!
 

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これを前から2列目で見れるのは、もはや常軌を逸しているとしか…。
 

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今なら、『田中&望月』の同ユニット同士でもアリだとは思うのですけれど、普段は絶対見られない、田中と望月のマッチアップも良き!
 

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王座戦とも、本番が非常に楽しみになる、そんな内容でした。
 

 

 
セミとは対照的に、別々のユニットで活動していても、試合では連携技が見られたりして、流れも良かったです。
 

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ただ、その差が最後、『弾丸ヤンキースに有利に働いた気もしました。
 
 
最後は田中がスライディングDで中嶋から直接勝利!
 

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試合後は、田中が杉浦に「何か持ってきたら、その先には貴方がいると思ってます。」、「俺はまた這い上がって、貴方も倒すから、それまで待っといてくださいよ」とマイク!
 

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まとめ

ファンクラブ+WRESTLE UNIVERSE先行販売だけで、ほぼ全席完売となった今回のCLUB CITTA'川崎大会。
 

 

 
現在、NOAHの横浜ラジアントホール大会は全席8,000円なのに対して、CLUB CITTA'川崎大会は全席5,000円!
 

 

 
ライブハウス故に、ラジアントより日程が押さえづらそうな印象はありますが、それでも、平日19:00開催とかでも継続して欲しいくらい、魅力的な会場なのは確か。
ラジアントも、『HAYATA vs鈴木鼓太郎』のタイトル戦や『杉浦vs丸藤』のシングル、2度の『清宮vsNOSAWA論外』をやっていて、差別化しているのは伝わりますが…)
 
今年7月に行われた『NOAH DOJO vs金剛』の対抗戦もそうでしたが、『中嶋vs清宮』、『マサ北宮vs拳王』などを、ラジアントくらいの規模感で見れてチケ代も安価。
川崎駅からもアクセスが良い利便性も加味すると、平日でもCLUB CITTA'の方が良いんじゃないか説…。
 

 

 
次回のクラブチッタは来年になりそうな気がしますが、この素晴らしい空間でプロレスを観戦する感動を、皆様もお時間ありましたら是非!!!!
 

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