レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

完全版「リーグNについて」〜2021.9.26後楽園ホール編(後編)〜

2021.9.26に、後楽園ホールプロレスリング・ノアを観戦してきました。
 
 
 
『N-1 VICTORY 2021』も、遂に最終公式戦!
 
 
 
ブロック1位の座をかけた後半4試合は、前半以上の激闘続き!
 
今回は、『N-1』最終公式戦の観戦記後編になります。
 
内容濃いし、充実感が凄かったよ、『N-1』!!!
 

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中嶋勝彦vs桜庭和志

 
Cブロック公式戦。
 
先の『田中将斗vs鈴木鼓太郎』戦の結果を受けて、勝者が決勝トーナメント進出(引分なら桜庭が進出)というシチュエーションに。
 

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試合は、過去2戦で猛威を振るっていた、中嶋の蹴りがこの日も炸裂!
 

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今年の『N-1』で、底無し沼のような存在感を示していた桜庭を以てしても、その勢いを完全に止める事が出来ず…。
桜庭もサブミッションで追い詰めていたのですが…。
 

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最後は、中嶋が4点ポジションで攻められる状況から、桜庭を半ば強引にぶっこ抜いてバーティカルスパイク!!!
これで3カウント!
 

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とはいえ、中嶋が強引にぶっこ抜いた所を見ても、本当に勝負は紙一重だった印象。
 
2勝1敗で公式戦を終えた中嶋は、これでCブロック1位通過が確定。
 

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最低でも、あと1試合は中嶋のシングルを見れる幸せ!
 

 

 

 

 

『拳王vs望月成晃

 
Bブロック公式戦。
 
2連勝でブロック首位を走る望月と、1勝1敗の拳王による一戦。
引分でも1位通過の望月に対し、拳王は勝利が絶対条件。
 

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2019年の第1回『N-1』公式戦でもバッチバチだった両者でしたが(結果は望月勝利)、今回も、2年前の激闘を更新するかのような激闘に。
 

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個人的に、ベストバウト候補が多かった今大会の公式戦でも、屈指の内容ではないかと思いました。
 

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大会前、拳王が言った「NOAHは老人ホームなんかじゃねえぞ」という発言に対しても、試合中に「老人じゃねえ!」と反駁する望月御大、ホント若々しい(笑)。
 

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拳王も拳王で、望月の得意技である一角蹴りを、掟破りの敢行!!
 

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バチバチバチバチを重ねるかのような激闘を制したのは、拳王!
 
P.F.S.から、胴締めスリーパーで望月を捕獲すると、最後は文句なしのギブアップ勝利!
 

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これにより、拳王がBブロック1位で決勝トーナメントへ。
 

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戦前「引き分けでも行けるだろうけれど」と、絶対的優位でも、引かずに拳王とのしばき合いを選択した望月。
本当にカッコいい…。
 
願わくば、またGHCを獲ってほしいです!
 

 

 

 

 

船木誠勝vs藤田和之

 
Dブロック公式戦。
 
ここまで2連勝中の船木と藤田による、ブロック1位通過をかけた一戦。
 

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【勝った方が1位】という、今回の4ブロック中、最も単純明快なレギュレーションで迎えた一番でしたが、試合内容も【一発喰らわせた方が勝ち】という明快さ!
 

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約5分という短期決着も、決まったら終わりな緊迫感が良き!
 
藤田がパワーボムを決め、側頭部サッカーボールキックでトドメを刺しにいくものの、船木も間一髪のところで回避。
 

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すると、今度は船木が四つん這いの藤田の喉元に、サッカーボールキック!!
これで勝負あり!
 

 

 

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Dブロック1位通過は、今回のリーグ戦で、唯一3戦全勝となった船木!
 
敗れた直後の、藤田の呆然とした表情が印象深い。
 

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こんな表情、初めて見た気がします。
個人的に、今回の『N-1』で優勝すると思っていた(=負ける姿が想像つかなかった)選手なだけに、衝撃的な結果でした…。
 

 

 
 

清宮海斗vs武藤敬司

 
Aブロック公式戦。
 
ここまで1勝1分の武藤と、2勝の清宮。
しかし、過去のシングル戦績では、武藤が2連勝中。
 

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清宮の3度目の正直なるか、という一番は、清宮が武藤に主導権を与えない展開に。
 
 

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個人的に、開幕戦で行われた『武藤vs杉浦』とは、対照的な試合内容になっていた感じました。
 
 
【武藤の脚4の字で時間を奪われた事により、勝機を逸した】のが杉浦ならば、【武藤が脚4の字に行く時間を与えない事で、勝機を引き寄せた】のが清宮だった、そんな印象。
 
 

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6:4とかなら「まあ、こういう展開もあるかな」ぐらいに思いますが、この日は20分過ぎまで清宮のペース。
武藤に良さも存在も消されない清宮の姿が、リング上にありました。
潮崎や丸藤でも、ここまで優位に立つ事は無かったはず。
 
 

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ドラゴンスクリューも2〜3発はブロックしていたので、対策も抜かりなし!
 

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ようやく武藤のターンが訪れたのは、試合時間が20分を過ぎた辺りから。
 
場外の武藤を攻めに行く清宮の隙を逃さず、拷問のような脚4の字固め。
 

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レフェリーだけでなく、味方リングアナにもゴングを鳴らすよう指差す武藤。
一気に流れをひっくり返しますが、清宮も何とかロープエスケープ。
 

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今思うと、脚4の字のターンが5分〜10分早かったら、勝負の行方は大きく変わっていたはず。
それくらい、武藤の捲り方が凄まじかったです。
 

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残り10秒というところで、武藤が決めポーズからのシャイニングウィザード
しかし、清宮がカウント2で肩を上げると、ここでゴング!
 

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両者ドローとなり、武藤は1勝2分、清宮は2勝1分で公式戦を終了。
これにより、清宮がAブロック1位通過!
 

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試合後、清宮は悔しそうな表情…。
 

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試合展開だけで言うと、清宮としては勝っておきたかった試合。
 
一方、今回の『N-1』で征矢、杉浦、武藤が揃う【死の組】を無敗で1位通過したのは立派!
過去2戦やられている武藤と互角以上に渡り合い、内容面でも成長を見せつけたのはデカい。
 

 

試合後のマイクで「負けもしなかった」と語った清宮に対して、客席から大きな拍手が送られたのも、その証左かと。
 

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一時期の辛苦や挫折が確実に血肉になっている印象。
推せる!!!めっちゃ推せる!!!!!
 

 

 

まとめ

1選手の公式戦が3試合しかない、過酷なサバイバルとなった『N-1 VICTORY 2021』公式戦も、全公式戦が終了。
 
ブロック1位通過は、この4選手!
 

 

10.3後楽園ホール大会で行われる決勝トーナメントで、『N-1』覇者が決定することに。
準決勝で行われる、『清宮海斗vs拳王』、『中嶋勝彦vs船木誠勝』の勝者が、決勝で激突!
 
 
両国メインも飾った事もある、『清宮vs拳王』の因縁カード!
 
 
 
そして、8月の旗揚げ記念でもタッグで火花を散らした、中嶋と船木による危険な遭遇がシングルで実現!
 
 
2018年までの『GLOBAL LEAGUE』時代も含め、直近3年間のリーグ戦覇者に、唯一全勝で勝ち上がった船木が入るシチュエーション。
 
優勝するのは、果たして!!!!
(誰が優勝してもおかしくないやつ…!!)
 

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