レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

THE OPERATION~2020.7.18 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

7.18に、後楽園ホールでプロレスリング・ノアの興行を観戦してきました。

 
3.22に行われた富士大会以降、無観客形式のTVマッチが続いていたNOAHにとって、この日は約4ヶ月振りとなる有観客興行!
 
私にとっても、後楽園ホールでの生観戦は実に4ヶ月振り。
そして、NOAHの生観戦となると、2.24の名古屋大会以来、約5ヶ月振りの出来事!
 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

と言う訳で、今回は、プロレスリング・ノアの7.18後楽園ホール大会の観戦記になります!

 

久しぶりに写真を沢山アップできる幸せ、無上の喜び!!

 

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機は熟したこの日を待っていた Let's get movin
あらゆる事態にも備えた 僕らの作戦が これより遂行される
『THE OPERATION』 - 中田裕二
 

大会前

前述の通り、後楽園ホール(及び水道橋近辺)にきたのは約4か月ぶりだったのですが、まあ、当然ながら景色が色々と変貌していた訳でして…。
 

 

 

そして、当日の入場方式はこんな感じでした。
 

 

この日の出場選手も全員PCR検査を実施するなど、万全に万全を期して開催された今大会。

 

 

 後楽園ホールの座席も、御覧のように2席間隔を空けた状態。
 

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分かってはいたけれど、いざ生で見ると辛いものが…。
早く、この貼り紙が無くなることを祈るより他は無いですね…。
 

第1試合 岡田欣也vs稲村愛輝

 
有観客興行再開一発目は、若手同士のシングルマッチからスタート。
 

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7.5のTVマッチでも同じカードが組まれ、結果は稲村勝利も、内容面で岡田もかなり肉薄していた印象を受けました。
 
それを経て、今回の再戦と相成った訳ですが、試合は序盤から、岡田が巧みな関節技を駆使し、稲村を追い込んでいく展開に。
 

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TVマッチ期間中にトライしていた腕攻めや蹴りなど、この間、岡田が着実に牙を研ぎ続けてきた成果が、試合でもしっかり反映されていました。
 
実際生で見ていて、カメラを持つ手が震える程でしたから。
別人のようで、何かが乗り移っている、そんな不思議な気持ちを抱きながら見ていましたね。
 

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試合終盤、四つん這い状態の稲村に浴びせた踵落としが決まった際には、会場からどよめきも。
 

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この日の中嶋の蹴り、潮崎のチョップに並ぶレベルで、声が漏れたシーンでした!
 
ただ、そんな岡田を超えさせなかったのが稲村!
 
 

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最後は逆エビ固めでギブアップ勝利!
 
 

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オープニングから良い試合でした!
 

 

 

第2試合 谷口周平&モハメド・ヨネ&中嶋勝彦vs吉岡世起&大原はじめ&小峠篤司

 
「ヘビー級vs Jrヘビー級」という階級差がハッキリ分けられたカード。
 

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まず、この試合で私が印象に残った点は、小峠の盛り上げ方でしょうか?
 
有観客興行は再開されたものの、観客が大声を出して応援するのは原則禁止という状況…。
この状況下で、小峠は積極的に声を出しつつ、観客の拍手を乗せていく場面が試合中何度も見られました。
 

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「観客の代わりに選手が声を出し、それに観客が拍手で呼応する」
 
今後はこんな観戦スタイルが定番になりそうな気がしました(小並感)。
 
 
また、試合では、中嶋と吉岡による熱いキック合戦も展開!
これは是非とも見たかったやつ!!
 

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階級は異なれど、この蹴り合いだけでもかなり痺れるものがあったので、是非ともナショナル王座戦などで見てみたいマッチアップ!
 

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この日の吉岡は、場外ダイブで勢い余ってアクリルボードを吹き飛ばすなど(笑)、随所にインパクトを残していました。
 

 

終盤は大原と中嶋のマッチアップに。

 

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中嶋の猛ラッシュを耐え抜いていく大原でしたが、最後のバーティカルスパイクは返せず、中嶋が勝利!

 

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今大会、私は北側から見ていたんですけど、ポージングとかは大体南側で撮れる事が多い中、入場時~試合後まで全方位を意識してくる中嶋の振る舞いって最高だな、と思いながら見てました。

こういうの、本当に北側民としてはありがたい限り!!

 

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第3試合 鈴木鼓太郎&HAYATA&小川良成vsYO-HEY&原田大輔&タダスケ

翌7.19に行われるGHC Jr2大王座戦の最終前哨戦。
 
この日は、3vs3のイリミネーションマッチ形式で行われました。
 

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しかし試合は、タダスケが小川から3カウント⇒鈴木鼓太郎がオーバーザトップロープと、割と早い段階でSTINGERはHAYATA一人という窮地に立たされます。
 

 

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ここから、元RATEL'Sの3人HAYATAへの制裁がスタート…。
 

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ただ、この劣勢から、YO-HEYオーバー・ザ・トップロープで排除し、タダスケから3カウントを奪って巻き返していったのは流石の一言!
 
 
ラストはHAYATAと原田の一騎打ちに!
 

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制したのは原田!
HAYATAの身体に一発一発重い打撃を放っていくと、最後は片山ジャーマンスープレックスで勝利!!
 

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翌日のタイトル戦に向け、元RATEL'Sの3選手全員が王者から直接勝利という、これ以上ない形で最終前哨戦は終了。
 
ただ、あまりにも出来が良すぎる結果に、私自身、却って不安を抱いたのも正直なところ(笑)。
 

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決戦は翌日!!
 

 

 

第4試合 NOSAWA論外&ケンドー・カシン&カズ・ハヤシ&桜庭和志&杉浦貴vs仁王&覇王&マサ北宮&征矢学&拳王

杉浦軍vs金剛の10人タッグマッチ。
 
TVマッチ期間中に杉浦軍加入を果たしたカシンとカズ・ハヤシにとっては、この試合が有観客興行初のお披露目となりました。
 

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ボスの杉浦を始め、40〜50代のベテランが集ったこの日の「杉浦軍」でしたが、まあ全員元気そのもの!(笑)
 

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先陣を切ったボスの杉浦がマサ北宮と激しいぶつかり合いを見せれば、
 

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周囲は杉浦を休ませることなくリングへ戻すという(笑)。
 

 

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そして、桜庭と征矢のマッチアップという、恐らく年始には誰一人として想像できなかったであろう光景も実現!
 

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カズと仁王のマッチアップも良き!!
 

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10人タッグは人数が多い分、当然ながら一人ひとりの出番が限られてしまう訳ですが、それでも全員見せ場を作っていたのは流石の一言!!
 

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終盤、杉浦と仁王の一騎打ちとなるも、杉浦のオリンピック予選スラムで勝負あり!!
 

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勝利の瞬間、カシンに抱きつく桜庭!!
 

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そんなに歴史を追っていない私ですら、この光景はエモーショナルなものを感じずにはいられなかったので、他の方はもっと感慨深いものがあったのではないだろうか、という1シーンでした!
 

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メインイベント 清宮海斗&潮崎豪vs丸藤正道&武藤敬司

この日のメインでは、清宮と潮崎の「ゴーカイタッグ」と、丸藤&武藤の『M's alliance』が激突!
 
GHCヘビー級王座獲りに向けて動きを見せる武藤。
 

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予てより、武藤との対戦を熱望していた清宮。
 

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その清宮にアウトオブ眼中として扱われ、息巻く丸藤。
 

 

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そして、現GHCヘビー級王者の潮崎。
 

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TVマッチ期間中に築いてきた因縁を、ドンと盛り込む豪華カードとなりました。
 
試合は清宮と武藤のマッチアップから開戦。
 

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武藤だけを見ていた清宮とは対照的に、途中で場外へと出た際、ゲスト解説席の松井珠理奈に向かって愛想を振りまくなど、どこか余裕すら漂わせていた武藤。
 

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これには清宮も珍しく怒りを露わに。
そらそうよ…。
 

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そして、攻防は潮崎と丸藤にそれぞれスイッチ。
程なくして、双方共通のストロングポイントである、チョップ合戦がスタート!
 

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先にチョップを放ったのは丸藤。
静寂を打ち破る破裂音が、後楽園ホール中に響き渡ります。
 
ただ、後からやり返した潮崎のチョップも、強烈そのもの!
 
丸藤の胸板に潮崎の掌が叩きつけられた瞬間、会場中に響き渡った音は、破裂音というよりも、寧ろ「(鈍い)爆発音」という表現が的確ではないか、と感じた程。
 
悶絶してしゃがみ込む丸藤と、会場から漏れるどよめきが、その何よりの証左だったかと!
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再び清宮と武藤のマッチアップに移ると、武藤が清宮にエグいネックスクリュー!!!
 

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丸藤と清宮、潮崎と丸藤、武藤と潮崎、という各人のマッチアップも鮮烈そのもの。
 

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前哨戦とか一切絡みのないタッグマッチのはずなのに、これだけのスペシャルが詰まってる。
夢ですよ、こんなん!!
 
武藤が清宮にシャイニング・ウィザード!!
 

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丸藤と潮崎も、この日設置された特設カメラの目の前でチョップ合戦という、出血大サービス!!

 

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白熱した試合は終盤、丸藤が潮崎を捉えると…、
 

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武藤と共に、虎王とシャイニング・ウィザードの競演!!!!

 

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これはえげつない連携技でした…。
戦慄…!!!!
 
最後は武藤が清宮を排除すると、丸藤が潮崎のこめかみに虎王を発射!!

 

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あまりにも突然&新技が衝撃的過ぎて、写真は撮れず(笑)。
 
この強烈な一撃で、丸藤がGHCヘビー王者の潮崎から直接勝利!!
 
 試合後、丸藤が潮崎に挑戦表明。
このマイクは痺れた!
 

 

そして、清宮も武藤にシングルマッチを直訴!

これに対する武藤の返しが絶妙でした(笑)。

 

 

かくして、8.4後楽園で「潮崎vs丸藤」、8.10横浜文体で「武藤vs清宮」が実現することに。

 

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個人的に、後者に関しては、GHCヘビーの次期挑戦者決定戦の側面もあるかと。

 

うーん、勝ち負けが全く読めない!!

 
 

まとめ〜リスタートの第一歩〜

緊急事態宣言の解除後、NOAHにとって初の有観客興行となった今大会。
 
通常の収容人数のおよそ1/4にあたる、約500人限定で開催され、チケット代も8000円と6000円の2種類(以前なら最安値は4000円程度)に。
 
声援禁止、休憩時間なし、喫煙所閉鎖、規制退場、エレベーターでの昇降禁止、物販なし、といった多くの障壁はありながらも、NOAHもまずはリスタートの第一歩を切った形となりました。
 
やはり、会場で生で聴ける、選手同士の衝突音や打撃音は最高!
 
声援禁止ながら、試合開始前から大きな拍手で出迎えた観客も最高!
 
辛い現実はあれど、やはり、後楽園ホールで、日常で、プロレスが見られると言う事は、筆舌尽くし難い感動と興奮に満ち溢れていると感じた次第です。
 
本当に、本当にありがとうございました!!
 

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P.S. 松井珠理奈はめちゃめちゃ美人さんでした(語彙力)

 

 

あと、山田邦子も含めたゲスト解説2人のグッズが高クオリティでした(小並感)