レンブラントの変態漫遊記

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プロレスが大好きな変態の日記です

非完全版「リーグNについて」〜2020.9.23(昼)プロレスリング・ノア後楽園ホール編〜

9.23の昼に、後楽園ホールでプロレスリング・ノアの大会を観戦してきました。

 

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『N-1 VICTORY 2020』は、いよいよ中盤戦へと突入!
 
聖地3連戦の2大会目となった今大会は、シルバーウィーク明けのド平日・昼開催という狂気すら感じさせる日程に…(笑)。
「平日が休みの人でも来やすいように」という実験的側面が大きかったようですね。
(※その為か、チケット代も、通常より2000円安い設定でした。)
 

 

 
今回は、そんな平日昼の後楽園ホール大会を、N-1公式戦に絞ってお送りしたいと思います!
 

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・稲村愛輝vs拳王

平日昼の挑戦的な大会は、「金剛」同門対決から公式戦がスタート。
 
高崎の「征矢vsマサ北宮」もそうでしたが、同門対決とはいえ、そうした関係性は互いに排除した、バッチバチ度の高い内容に!
 

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ただ、この試合では、拳王がエグい攻めで稲村のハートを徹底的に折りに行く場面が終始続く展開に。
腹部への攻撃で、稲村の動きを完全に止めにかかってましたね…。
 
その最たるものが、中盤で稲村の繰り出したダイビングショルダータックルを拳王が蹴りで撃ち落とした場面だったように私は思いましたが、まあ、これぎ「こんなん、どんな選手でも避けらんねえ…」と絶望を感じるレベルのエグさ…。
 

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最後も、拳王が強烈な蹴りで稲村をKO⇒レフェリーストップと、ほぼほぼ相手を寄せつけない完封勝利。
 

 

稲村のエルボーも、いつもより当たりが弱かったようにも…。
この差をどう縮めるかは、拳王から課された「宿題」なのかなあ、なんて思ったり思わなかったり…。
 

 

 

桜庭和志vsマサ北宮

公式戦1勝1敗で、リーグの折り返し地点を迎えた両者の一戦。
 
前日の清宮戦では、脚を傷めながらと何とか勝利をもぎ取ったマサ北宮。
しかし、桜庭の前では、その負傷箇所が仇となってしまいました…
 
北宮の負傷箇所の存在を知っていたのか、この試合の桜庭は、腕と見せかけて左脚を狙い撃ちする戦法!
 

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強い蹴りで北宮の左脚を切り崩すと、最後は膝十字固めのような形で脚を極め、北宮からタップアウト勝利!
 

 

 
試合時間は約3分!
 
今回、シングルリーグ戦初エントリーながら、後楽園3連戦で公式戦3試合を消化する桜庭。
 
(定石といえば定石なんでしょうけど、)この過酷日程の中、相手がリーグ戦で負傷した箇所を逃さず狙って勝利をもぎ取るクレバーっぷりに、ただただシビレました…!
 

 

 

中嶋勝彦vs谷口周平

昼興行の個人的ベストバウト!
 
試合は序盤から、中嶋が試合を支配していく流れに…。
 

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中盤、谷口も反撃を開始しますが、ここぞとばかりに投下したマイバッハプレスが不発に終わるなど、終盤まで、ほぼほぼ中嶋の勝利が約束されたような展開でした。
 
既に消化した公式戦2試合では、マイバッハプレスの不発から相手に形勢逆転を許すなど、この時点で負けフラグが立っていた感もある谷口…。
 
しかし、この日の谷口は違いました!
 
なりふり構わぬヘッドバッド連発に、強烈なラリアット
 

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中嶋に傾いていた試合のペースを、徐々に谷口がモノにしていきます。
 
そして、最後は、中嶋の側頭部にサッカーボールキック3連発⇒チョークスラムマイバッハプレス⇒側頭部サッカーボールキック!!
 

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この必殺フルコースでは、流石の中嶋でも返すことができず、これで3カウント!
 

 

 
谷口の爆発に、場内割れんばかりの大拍手!!!
 

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試合終盤、私含め、北側のお客さんがストンピングや拍手で谷口を後押しして、勝利の瞬間はガッツポーズ、という光景が見れたこと。
 
ヘッドバッド連発の場面で、昼の実況担当だった市川勝也アナウンサーの「こういう、谷口周平が、見てみたかった!」が聞けたこと。
 

 

 
すべてがエモの塊!
 

・征矢学vs清宮海斗

昼興行のメインは、1勝1敗の征矢と、1敗1分と未勝利の清宮による一戦に。
 

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双方負ければブロック1位に黄信号の灯る、非常にスリリングなシチュエーション…。
 
立ち上がりから、清宮が腕や首、征矢が腰を、それぞれ重点的に狙う形に。
 

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清宮の腰を散々エルボーで痛めつけた上でベアハッグしてくる征矢と、どの体勢からでも首を締めていく清宮の巧さに、思わずみとれてしまった私…。
 

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終盤、征矢が清宮のネックロックを必死に引き剥がそうと試みるものの、それを意地でも解かなかった清宮!
執念が凄まじい!
 

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双方のタイプの違いを含め、非常に見応えのあった一戦は、清宮がタイガースープレックスホールドで征矢から勝利!
 

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デスバレーボムを被弾して追い込まれながらも、カラフルな首攻めに、フィニッシュ前の強烈なジャンピングニーと、またまた新しい一面を見せてきた清宮に、底知れぬ将来を感じた試合でした。
 
征矢も凄かった!
 

 

 

 

 

・まとめ

平日昼に行われた、後楽園3連戦の2戦目。
 

 

 
冒頭に記した通り、世間的には3〜4連休だったシルバーウィーク明けの昼間に後楽園ホール大会という、実験的かつ挑戦的な内容になったものの、蓋を開けてみれば、予想していた以上にお客さんが来ていた印象を受けました。
 

 

 
北側は両サイドを潰さず、南側も元々あまり入れない予定だったんだろうなあ、という雰囲気だったので、席間隔を空けた配置でこの入りは大大健闘かと!
そして、平日休みの方だけでなく、午後休を取得できれば夜とのダブルヘッダーも可能、というのは個人的に魅力を感じた次第。
 
海外向けにFITE TVでの配信も行われたからか、場内の英語アナウンスも新鮮!
機会があれば、またやってほしいところです。
 
この日の夜興行は、「丸藤vs拳王」、「中嶋vs杉浦」といったメイン級のカードが集まっていた分、戦前は昼のカードに若干の弱さも感じていましたが、A席4000円でこれは大満足だった訳で。
 
長くなりましたが、私が一番言いたいことは、これ!
 
NOAH、最高!