レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

MIGHTY BUDDY~2019.4.29NOAHラジアントホール大会観戦記~

 平成も終わりを告げようとしていた4.29の夜、横浜ラジアントホールまでプロレスリング・ノアを観戦してきました。

 
この日は、「GLOBAL TAG LEAGUE」の開催期間中という事もあり、公式戦3試合がラインナップ!
 
 
同時間帯には、後楽園ホールで「チャンピオンカーニバルの優勝決定戦も行われていましたが、今回NOAH観戦を決めたのは、Twitterでノアファンのフォロワー様が、あるツイートがキッカケでした…。
 
それはNOAHのタッグリーグが対外的に盛り上がってない所が気になるというもの。
 
確かに、公式Youtubeチャンネルで試合映像をUPしているとはいえ、同時期に「チャンピオンカーニバル」があったということを差し引いても、大々的に内容が伝えられていない、という部分は個人的に気になっていたのです…。
 
だからこそ、「今回のリーグ公式戦は一度生で見て確かめなければ」と決意!
 
んでもって、実際公式戦を見に行くと、どれも熱戦ばかりでした!
 
今回は公式戦3試合を中心に、大会の感想を綴っていきたいと思います。
 
 

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井上雅央&齋藤彰俊vs稲村愛輝&マサ北宮

井上&齋藤の「ダーク・エージェント・リターンズ」と、今大会からタッグを結成した稲村とマサ北宮による「THE TOUGH(ザ・タフ)」の試合。
 
両チームとも、既に優勝決定戦進出の可能性が無くなっていたとはいえ、試合が始まると、思いの外白熱した試合内容に。
 
 

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井上雅央の展開する独特の"間"と、齋藤が一気にラッシュをかける緩急のついた攻めに、自分達のリズムを作れないTHE TOUGH…。

 

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しかし、終盤になると、THE TOUGHの二人が、徐々に井上を攻めて流れを掴んでいきます。

 

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マサ北宮が勝負を稲村に託すと、先輩の意気に応えるかのように、井上にコーナーからダイビングショルダータックルを投下!

 

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そして、抵抗する井上を振り切って、最後はオクラホマスタンピート!

 

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これでカウント3を奪ったTHE TOUGHが、最終盤で初の自力勝利を獲得したのでした!
この結果に、満員のラジアントホールの観衆も大爆発!

 

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昨年は、かつてタッグ王座も獲得した「ジ・アグレッション」のパートナー・中嶋と別れたり、相手に裏切られながらも年末にヨリを戻した拳王とも関係が立ち消えたりと、タッグパートナーの固定に苦慮していた感もあるマサ北宮…。
 
しかし、稲村愛輝という若いパートナーを従え、迎えたタッグリーグでは、北宮が稲村の自力勝利をアシストする所に回ったりと、チームとしての胎動を感じさせる試合を展開してました。
 
個人的に、NOAHはタッグリーグの度に、多くのチームが組み合わせをシャッフルされてきた印象が強いです(例外はモハメド・ヨネ&クワイエット・ストームくらい?)。
 
ただ、今回結成された「THE TOUGH」といい、中嶋&潮崎の「AXIZ」といい、タッグとして固定出来る所はしっかり固定して、チームとしての核や芯を育てていってほしいなあ、と感じました。
 
急造で終わってしまうには、本当に勿体無いチーム!

 

マイバッハ谷口&火野裕士vs小峠篤司&長井満也

新体制でスタートした3.10横浜文化体育館大会において、小峠と長井が結成した「革命マントヒーローズ」
 
対するは、GHCタッグ王座の戴冠経験もある、火野&マイバッハ谷口の「インフェルノ」!
長井にとっては、今年2月に解散した「フーリガンズ」の元同僚対決になりました。
 
ここ一年で、マントキャラも受け入れられてきた愛されキャラの小峠と、悪い事を沢山やってきた(笑)長井。
 

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私自身、対照的な両者がタッグを組んだときに、連携面に一抹の不安を抱いていたのですが、実際試合に入ると、誤爆等も特になく、意外と連携はスムーズでした!
 
そして、この日の試合で印象的だったのが、長井満也でした。
 
序盤は、自身の凶器であるチェーンを使い、コーナーロープ代わりにする場面があるなど、笑いを取っていた長井(笑)。
 

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しかし、中盤に入ると、火野とのマッチアップで存在感を発揮!
 

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火野の定番ムーブでもある「後ろ手を組んで技を受ける」動きに、長井も同様のポーズで火野のチョップを受ける場面もありました。
 

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休憩時間中、冒頭で紹介したフォロワー様と立ち話になったんですけど、「まあ、長井さん凄いわ」となりまして。
こういう、ヒール役も、ヒーロー役も出来る幅広さは本当に頼もしく感じました。
 
しかし、試合では、火野とマイバッハの地力に押される形で、最後は小峠がマイバッハから3カウントを奪われる結果に…。
 

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革命マントヒーローズはその後、翌日の公式戦で勝利を収めたものの、最終的に2勝5敗でリーグ戦を終了。
 
チームとして始動したばかりではありますが、正直結果だけ見ると、物足りなさを感じてしまうんです。
 
個人的に、小峠の今のマントキャラも好きなんですけど、元々Jr二冠からヘビー級に転向した所(2016年秋~2017年初頭)をリアルタイムで見てる者からすると、(キャラを活かしつつ)リングでも強い小峠の姿が是非見たいんですよね!
 
その辺りの姿は、8月のシングルリーグ戦『N-1 VICTORY』で見れたりするのでしょうか…?

 

 

潮崎豪&中嶋勝彦vsKAZMA SAKAMOTO&杉浦貴

公式戦勝ち点8の杉浦組と、勝ち点7で後を追う潮崎&中嶋の現タッグ王者「AXIZ」による上位対決。
 

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勝ったチームが、優勝決定戦進出に向けて大きく前進するだけに、両者負けられない試合となりました!
 

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試合前から「このメンバーでやったら内容は間違いないだろう」と思ってたんですけど、実際、杉浦や中嶋・潮崎がガツガツぶつかり合う場面はやっぱり最高でした!
 

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KAZMAも、NOAHで頂点を極めた経験を持つ3人に負けじと、主導権を握っていく場面も見られました。
 

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ただ、タッグチームとして見ると、前年の12月から始動していた「AXIZ」の面々に分があったかなあ、と思います。
今年3月の横浜文体大会で行われたタッグ王座戦の時よりも、今回のタッグリーグを経て、明らかにチームとしての力量が上がっていた事を実感しました。
 
 
やっぱり、潮崎のチョップと中嶋のキックのコンボ技は、見ていて迫力ある上に、エグい!
 

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試合は24分以上にも及ぶ大熱戦の末、中嶋がKAZMAからバーティカルスパイクで勝利!
 

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負ければ後が無い状況だった「AXIZ」が合計勝ち点9となり、最終公式戦を前に、「海王(清宮海斗&拳王)」にトップタイで並んだのでした。
 

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試合後は、中嶋がマイクでこんな煽りも。
勝彦熱いんだなあ。感動…。
 

twitter.com

 

■まとめ

前述したとおり、『GLOBAL TAG LEAGUE』公式戦は(どれもテイストは異なるものの)内容は熱戦続きでした!
 
新体制となってから、「美学のある闘い。」というキャッチフレーズを掲げているNOAHですが、その言葉に偽りなし!
なので、あとは周囲にこの熱をどう拡げていくか、でしょうか?
(私自身、この熱を少しでも拡げたく、今回の記事を書きました)
 
全席完売となった会場は、公式戦以外の3試合も熱かったですから。
 
その後、翌30日に行われた公式戦の結果をもって、5.4後楽園ホールで行われる優勝決定戦のカードが決定!
 
潮崎豪&中嶋勝彦(リーグ戦1位)vsKAZMA SAKAMOTO&杉浦貴(リーグ戦2位)」
 
何と、29日の公式戦から5日後に、タッグリーグ優勝をかけ、両者の再戦が決定したのです!
公式戦で「AXIZ」に負けている杉浦組からしたら、これはリベンジの大チャンスな訳で、個人的に、この大舞台でそれが果たされることを願うばかり…。

とにかく、5.4後楽園大会は、優勝決定戦含め、熱戦必至な内容!
お時間ある皆様、是非、この日は後楽園まで!!
 

 

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