レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

Ray of Hope(Dangerous&Rage)~11.8NOAH後楽園大会観戦記~

11.8は、NOAH後楽園ホール大会を見に行きました

 

この日は毎年恒例のシングルリーグ「GLOBAL LEAGUE」の期間中ということもあり、全8試合中、公式戦が6試合!

 

今回は、公式戦6試合を見て、私が印象に残った点を書いていきたいと思います!✊💥

 

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■一歩も引かない激闘だった「潮崎vs樋口」

個人的に、今大会の公式戦で注目カードの一つだったのが潮崎豪vs樋口和貞

結果として、この日の公式戦6試合の中で一番印象に残る試合だった気がします

 

今回GLOBAL LEAGUE初参戦となる樋口和貞DDT

個人的に、去年の時点でリーグ戦にエントリーされてもおかしくない選手だと思っていたのですが、初戦を見て、それは確信に変わりました

 

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何せ、初戦から潮崎クラスの実力者相手にも一切怯むことなく、持ち前のパワーと打撃で押していくなど、ほぼ互角の展開でしたから!

 

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樋口がドクターボムを決めた瞬間なんか、潮崎から3カウント取ったと思いましたもの

潮崎の必殺技・ゴーフラッシャーを2カウントで返した場面も衝撃でした

 

試合は潮崎が豪腕ラリアットでシーソーゲームを制しましたが、樋口の退場時に観客から送られた大きな拍手こそが、激闘を物語っていたのではないかと思います

 

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個人的に、DDTファンの方にこそ、GLOBAL LEAGUEの樋口和貞は是非見て頂ければなあ、と感じた次第です

 

DDT所属のヘビー級って、樋口の他には竹下幸之介、飯野雄貴、吉村直巳と比較的少ない印象ですが、NOAHのヘビー級の代表格である潮崎相手に一歩も引かずにやり合っていた所を見ても、今後の樋口の公式戦には期待感しかないです、本当に。

 

■中嶋の"スカし"がスパイスになっていた「佐藤耕平vs中嶋」

試合前から蹴りを得意とするストライカー同士の対決という事もあり、強烈な蹴り合いが期待された佐藤耕平vs中嶋勝彦

 

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実際そういう展開になるかなあ、と思いながら見てましたが、寧ろ個人的に印象深かったのは試合序盤の攻防でした。

 

互いに対峙して、腕を取ろうとにじり寄る場面があったのですが、まあ中嶋が素直じゃない(笑)

 

耕平の伸ばした腕とは逆方向に手を伸ばすなど、中々手を取ろうとしないんですよね

耕平のエルボーを避けて蹴りを浴びせる場面なんかもそう

 

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ただ、この"緩"の部分が、後半の互いの打撃(いわば"急"の部分)を引き出す絶妙なスパイスになっていた気がしました!

 

互いに蹴り合う場面がさほど多くなかったり、試合時間も10分ちょっとだったりと、私が当初想像していた試合にはならなかったんですけど、それでも「耕平凄い」、「勝彦エグい」ってなりましたから(笑)

 

試合は耕平が貫禄の勝利でしたが、これはまた見たいカードだと感じた次第です。

 

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しっかし、耕平に対する声援が入場時から凄くて、ホームかと錯覚するレベルでした(笑)

人気者!

 

■世代闘争の威信がかかっていた「拳王vs丸藤」

今大会のメインは、「拳王vs丸藤正道という、新世代vsベテランによる一騎打ち!

 

昨年12月に戴冠したGHCヘビー級王者時代から、杉浦貴に丸藤という「ノアの象徴的存在」に反駁してきたのが拳王でした。

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

今年6月から本格的にスタートしたノアの世代間闘争以降、ついにこの一戦が実現した形に!

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

試合は、丸藤が緻密な首攻めで主導権を握る展開になりました。

 

丸藤とか、小川良成にしてもそうですが、一つひとつの細かい攻めにも、フィニッシュに向けた布石を置いているように感じるんですよね。

それでいて、決めに行くときはキッチリ決めに行く恐さがある選手だなあ、と改めて思いました。

 

終盤、拳王が三発程顔面に丸藤の蹴りを喰らう場面があったんですけど、拳王が前に倒れた時は、本当にレフェリーストップになっていてもおかしくなかったですから…

 

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しかし、そんな劣勢から拳王も反撃を見せます

 

終盤、丸藤とのコーナーの攻防を制すると、雪崩式ドラゴンスープレックス

 

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必殺のダイビングフットスタンプを丸藤に決めるものの、丸藤もこれを何とかカウント2で返します。

 

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すると、拳王は再度コーナーに登ると、そこから回転して丸藤にダイビングフットスタンプという荒技を敢行!

これには丸藤も起き上がれず、拳王が大きな一勝をもぎ取ったのでした!

 

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試合後、拳王から「この一勝だけで丸藤を超えたとは思っていない」旨の発言がありましたが、確かにその通りだなあ、と

拳王の畳みかけも凄かったんですけど、丸藤の試合を支配する力や格も同じくらい凄かったですから

 

しかし、リーグ戦だけでなく、今後の世代間闘争の行方も占う重要な一番を拳王が制したことは非常に大きかったと私は強く感じたのです。

 

■「プロレスに希望を持て」に救われた夜

メインで丸藤に勝利した拳王は、試合後、マイクでこう叫びます

 

「テメえらクソヤロー共に言いたいことが一つある。プロレス、面白いだろ!?」

「今日後楽園に集まった全員、プロレスに希望を持て!その希望の光になるのは、この俺、拳王だ!」

 

 

 

この大会が行われた週は、かつて拳王が行動を共にしていた森嶋猛の逮捕だったり、TAKAみちのくの不倫報道など、立て続けにプロレス界で暗いニュースが起こりました…。

 

そういう状況の中、ノアだけでなく、プロレス界全体に希望をもたらすマイクで観客を煽る拳王の姿は、まさしく私にとって希望の光であり、とても眩しく映ったのでした!😭😭😭😭

 

 

 

この日の夜のことは、多分一生忘れられない

それくらい印象に残るマイクでした!

 

■まとめ

今回のGLOBAL LEAGUE、ここでは取り上げていませんが、今大会の公式戦で負けた選手達も、それぞれインパクトを残していました

 

5月頃からマントを身につけるようになって、会場からの声援を着実に増やしている事を感じた小峠篤司

 

得意の場外殺法で試合を支配していった長井満也

 

かつての同士でもあった清宮海斗を、崖から突き落とすような非情さで攻めていった杉浦貴…

 

これらの選手には、負けても尚光る、ブレない強さを感じました。

 

そして、今回のGLOBAL LEAGUEで私自身、何よりも驚いた事があります…

 

それは、清宮にしても、拳王にしても、ノアのメインストリームに踊り出て、まだ1年位しか経っていない所なんですよね!

この日、清宮もGHCヘビー王者である杉浦から丸め込みで勝つなど、結果を残しましたし、凱旋帰国後初のGLでどれだけ飛躍して行けるか、個人的に注目していきたいです!

 

また、佐藤耕平樋口和貞といった他団体参戦組の試合も、今回の公式戦を見て、改めて楽しみになったのでした!

 

世代間闘争がスタートしてから初のシングルリーグ戦…

 

ここで生まれた因縁が、今後の抗争に繋がっていく展開を願いながら、GLOBAL LEAGUEを見ていきたいと思います!