レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

「令和元年のファイティングピープルズ」 Case1:MY FOOT~5.2FREEDOMS後楽園ホール「葛西純vs藤田ミノル」~

2019年のゴールデンウィークは、最大で10連休と、これまでに類を見ない大型連休になりました。

休暇から一転して、仕事という現実に戻されるのは本当に辛かったです…(泣)。
 
何が個人的に一番辛いって、このゴールデンウィーク期間中に私自身観戦したプロレスの興行(13大会)が、どれも素晴らしい光景に満ち溢れていたからなのです。
 
う、ううっ…。
あの時に戻りたい!
 
そんな楽しかった私のゴールデンウィークの中でも、私自身注目していた事の一つが、プロレスリングBASARAのユニット「戦闘民族」でした。
 
令和元年がスタートした5月のゴールデンウィークは、ユニットのメンバー3選手(木高イサミ藤田ミノル、関根龍一)が、立て続けに各団体のシングル王座に挑戦するミラクルが実現!
 
これは行かねば!
 
という事で、今回は「戦闘民族」の3大タイトル戦について、3回に分けて紹介していきたいと思います。
まずは、5.2に後楽園ホールで行われた「葛西純vs藤田ミノル」から!
 

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■Prologue「戦闘民族」とは

 
「戦闘民族」とは、2018年9月のBASARA後楽園大会終了後に、木高イサミを中心に結成されたユニットです。
 
結成直後、リーダーであるイサミの長期欠場に見舞われたものの、すぐさま、藤田ミノル、関根龍一、下村大樹がガンバレ☆プロレスにユニット総出で殴り込みをかけるなど、存在感を発揮!
 
BASARAでも、同時期に発足したユニット「スパーキー中津良太、谷嵜なおき、瀧澤晃頼)と激しい抗争を展開しました。
 
2019年に入ってイサミが長期欠場から復帰すると、3月には大日本プロレス6人タッグ王座を獲得(木高イサミ&藤田ミノル&関根龍一組)。
 
そして、王座を獲得した3人が、今回のゴールデンウイークでシングル王座挑戦という、奇跡にも近い展開が実現したのでした…。
 

■泥臭くも、情念と興奮が渦巻いた「葛西純vs藤田ミノル

 

まず、「戦闘民族」でタイトルマッチの先陣を切ったのは、イサミの欠場中、ガンプロとの抗争などでユニットを支えた藤田ミノル

 
5.2に後楽園ホールで行われた、プロレスリングFREEDOMSのメインイベントで、"デスマッチのカリスマ"・葛西純の持つ「KING OF FREEDOMS WORLD CHAMPIONSHIP王座」に挑戦!
 
令和初開催となる後楽園ホールでのプロレス興行…。
この記念すべきメインを飾った試合は、試合前から衝撃の光景が!
 

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王者である葛西が入場し、コーナーに上がったタイミングで、先に入場していた藤田が葛西を急襲!
いきなり雪崩式ブレーンバスターを敢行し、一触即発の状態に。
 

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ゴングが鳴る前から、会場中が異様な雰囲気に包まれていましたね…。
 

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今回のタイトルマッチは、藤田の要望もあり、10年前の2009年に行われた「葛西純vs伊東竜二」と同じ、カミソリボード+αデスマッチという形式で行われました。
 

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試合前は、派手に凶器を使う攻防になるかと予想してたんですけど、思いの外、互いの情念を燃やすような、泥臭い試合展開に。
 

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後日フォロワー様ともこの試合についてお話したんですけど、ダムズのデスマッチ」っぽさは薄かった気がします。
 
言葉で形容するのが難しい所なのですが、個人的にFREEDOMSのデスマッチって、"一歩踏み込んだ過激さ"があると感じていて、カミソリボードなんかはその象徴的なアイテムの一つだと思うんです。
 
ただ、この試合に関して言うと、そうした凄惨な凶器をも超越した、両者の情念のぶつかり合いみたいなものが、試合を通して具現化されていた所がただただ圧巻だったなあ、と。
 

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会場も大葛西コールだったのが、中盤からは大藤田コールも巻き起こる凄まじい熱気に!
 

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私自身、無我夢中で、藤田ミノルの一挙手一投足に注目しながら、終盤は自然と、懸命に藤田の名前をリング上に向かって叫んでいました。
 

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例えがサッカーになってしまいますが、浦和レッズの本拠地・埼玉スタジアムのアウェーに乗り込んで、推しのチームを懸命に応援する思いに近いものがありました(実体験談)。
その記憶は、半月以上経った今でも、私の中で鮮明に残っています。
 

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正直、試合途中から、熱量MAXで応援しながら見ていたので、どの技で試合が決まったのか、撮影した写真を後から見返して知ったんです(笑)。
 

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この情念渦巻く試合を制したのは、王者の葛西純でした。
 
 試合が決まった後は、一気に放心状態になりましたね…。
それだけ熱く、感情移入してしまうような、凄まじい試合だったと感じました!
 

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■あの日、貴方は間違いなく私のヒーローだった

激闘を終えた葛西と藤田…。
 

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試合後、藤田はマイクを握ると、後楽園ホールを満員に出来なかった旨について言及…。
 

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 また、「UNCHAIN」の同僚でもある竹田誠志や吹本賢児の名を出した上で、自信を「何者でもない」と評した藤田…。
 

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しかし、私はそんな事は無かったと思います。
 
あの日、葛西という強敵に怯まず立ち向かっていった藤田ミノル…。
 
彼のグッズを身に着けて応援に駆け付けたファンの存在…。
 
そして、感情を強く揺さぶる試合内容…。
 
藤田ミノルは、間違いなく、私にとってのヒーローであり、光でした。
そして、それは恐らく、これからも変わることは無いものだと、私は強く感じています。
 
最高の試合を、ありがとうございました!