レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

かってに選考してもいいぜ〜私的プロレス大賞2019について〜

毎年恒例となっている、東京スポーツ主催の「東スポプロレス大賞」。

 

先日、2019年の「プロレス大賞」の結果が発表…。

www.nikkansports.com

 
「名前が出て納得!」という選考結果もあれば、「なんで選外なんや…」という結果もあり…。
 
どちらかというと、今回の結果に対して、後者の思いが圧倒的に強かった私は、「私的プロレス大賞」というものを勝手にブログで書き連ねてみる事にしました…。
 
かってに私人が選考した「プロレス大賞」が、あってもいいじゃないか!!(慟哭)
 

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MVP 宮原健斗

2019年の個人的MVPは、満場一致でこの人でした!!
 
 

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私が現地観戦しただけでも、「vs KAI(1.3全日後楽園)」、「vs岡林裕二(4.25全日後楽園)」、「vsジェイク・リー(10.24全日後楽園)」と、どれもベストバウト級の好勝負を見せており、特に10月のジェイク戦はベストバウトに選ばれても充分おかしくない内容!
 
 
全日本プロレス!最高ですか!!??」という客席へ向けたマイクアピールも、三冠王座をゼウスから奪取した2018.10.21の横浜文体以降、宮原が「聞こえないなあ〜!」⇒「よく聞こえる〜!!」に変化した印象があるんですけど、今年はよく聞こえる事が増えたこと増えたこと!
 
まさに"最高"な活躍を見せた2019年だからこそ、宮原健斗にはMVPがよく似合う!
そんな気がします。 

年間最高試合 「野村直矢vs諏訪魔(4.28 全日本プロレス後楽園ホール)」

単純に試合内容が凄いと感じた宮原健斗vsジェイク・リー(10.24全日後楽園)」清宮海斗vs杉浦貴(6.9 NOAH後楽園)」諏訪魔&石川修司vs岡林裕二&関本大介(1.13大日後楽園)」
 
個人的に感情全開で見てしまった葛西純vs藤田ミノル(5.2 FREEDOMS後楽園)」「関根龍一vs中津良太(5.6 BASARA板橋グリーンホール)」
 
 
凄さとエモさの両方を兼ね備えた関本大介vsマイケル・エルガン(8.24大日後楽園)」「拳王vs杉浦貴(9.16 NOAHエディオンアリーナ大阪第1競技場)」清宮海斗vs拳王(11.2 NOAH両国国技館)」
 
 
こう見ると、自分の中でも沢山の候補がありすぎて、めちゃめちゃ迷いました…。
 
そんな個人的ベストバウトでしたが、2019年は、一緒に全日を観戦した「初めてプロレスを見た人」+「全日が苦手だった父親」を、生観戦1発で魅了させるほどの魔力を持っていた野村直矢vs諏訪魔を推したいです!
 
 

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最優秀タッグチーム 「AXIZ(中嶋勝彦&潮崎豪)」

1年通じてNOAHのタッグ戦線の中心に立っただけでなく、本隊よりのポジションながら、「vs杉浦貴&KAZMA SAKAMOTO」(5.4NOAH後楽園)や「vs井上雅央&齋藤彰俊」に代表される、観客からのブーイングもヒールファイトも厭わない試合運びを見せるなど、2018年冬の始動時に比べ、チームとして成熟した「AXIZ」が相応しいかと!
 

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活躍度合いから言うと、「暴走大巨人」(諏訪魔&石川修司も捨てがたかったですが…。
 
結成当初(2018年夏)は急造タッグ感が否めなかった所から、今年に入って一気に魅力あるチームに変貌を遂げた、「飛艶」(菊田一美&河上隆一)も、個人的には推したいタッグチームの1つでした!
 
ただ、この項目が「最優秀"タッグチーム"」ではなく「最優秀"ユニット"」だとしたら、また結果も違ってくるのではないか、と私は思っています。
その辺のアレコレは、来年の『ネットプロレス大賞』の「ベストユニット部門」に取っておこうかなあ、と(笑)。 

殊勲賞 杉浦貴

GHCヘビー王者として駆け抜けた2018年の杉浦貴も最高でしたが、
 
・「会社の犬になる」発言も飛び出した、KAZMA SAKAMOTOとの『GLOBAL TAG LEAGUE』優勝
 
 
・「三沢メモリアル」の6.9 NOAH後楽園大会で見せた清宮海斗との削り合い
 
丸藤正道潮崎豪、拳王といった猛者と激闘を繰り広げた『N-1 VICTORY』
 
・初代王座決定戦ながら、GHCナショナル王座の格を上げたマイケル・エルガンとの初遭遇
 
 
など、勝っても負けても格を更に上げていった、2019年の杉浦貴も最高でした!
まさに殊勲!!
 

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敢闘賞 藤田ミノル

年始の「モーニング闘争」、秋の「農業闘争」、2AWでの「藤田プロレス★スクール」に代表されるように、Twitter上で交わされたレスラー間の何気ない発信をキッチリ興行として線にする才能に加え、FREEDOMS、プロレスリングBASARA2AWなど参戦してる各団体で様々なキャラクターを見せるなど、プロデュース能力の高さを遺憾なく発揮!
 
 
「vs葛西純」(5.2 FREEDOMS後楽園)や「vs木高イサミ」(7.7 BASARA両国KFCホール)など、見てる側の琴線に激しく訴えかけるようなエモーショナルな試合も印象的でした。
 
 
【敢闘】という言葉には、「勇ましく戦うこと。果敢に戦うこと。」という意味があるそうですが、その言葉に則って考えた時に、団体に属しないフリーランスの立場から、プロレスメディアだったり、観客動員だったり(⇒5.2FREEDOMSメイン後の発言)とも戦っていた、藤田ミノルが一番「敢闘した」のではないか、と私は思いました!
 

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技能賞 ウィル・オスプレイ

東京ドームでのNEVER無差別級王座戴冠に始まり、鷹木信悟という強敵を跳ね除け、ベストバウト級の試合内容で優勝した『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』、Jrヘビー王座としてヘビー級戦線に殴り込みをかけた『G1 CLIMAX』に加え、休む間もなく『スーパーJカップにもエントリー。
 
 
秋の両国ビッグマッチではエル・ファンタズモと一進一退の好勝負を展開し、直後の『スーパージュニア・タッグリーグ』でもロビー・イーグルスと息の合った連携を披露!
 
Jrとヘビーの階級差を飛び越えていく活躍を、この1年で成し遂げてみせたウィル・オスプレイは、もっともっと評価されてしかるべきだと私は思うのです…。
 
 

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新人賞 稲村愛輝

2018年9月デビューから約1年ちょっとが経ちましたが、
 
・年始から杉浦貴、潮崎豪らとの7番勝負が組まれる。
 
・若手ながら、拳王やマサ北宮と共に"反会社"という立場に身を投じる(⇒金剛)。
 
・大阪ビッグマッチでの「vs藤田和之」において、互角に藤田と張り合うなど、短時間で爪跡を残す。
 
・両国ビッグマッチでマサ北宮とタッグ王座に挑戦し、王者チームの「AXIZ」をあと一歩の所まで追い詰める。
 
など、2019年に入ってから、ここまで活躍を見せた新人って、個人的には稲村と駿河メイくらいではなかろうか、と。
 

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なので、稲村が今年の「プロレス大賞の新人賞に選ばれなかった事が、個人的に今回の結果で一番悔しかった…。
 
2017年の女子プロレス大賞に、橋本千紘松本浩代が選ばれなかったのと同じくらいのガッカリ感
 
なんでや…。
 
 

女子プロレス大賞 雪妃真矢

この賞に関しては一番色々と思う所があるのですが(今回もそう)、個人的に「何故この人が、女子プロレス大賞の候補に入っていなかったのだろうか…」と感じた雪妃真矢が、今年の女子プロレス大賞に一番相応しいのではないかと感じています!
 

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今年、女子プロレス大賞に選ばれた岩谷麻優も、「女子プロレス大賞」を獲ると宣言したSareeeも素晴らしい活躍を見せたと思いますが、前者は脚の怪我で約2ヶ月欠場していた時期がありましたし、後者はアジャ・コングからベルトを奪還するのに一度失敗しているんですよね…(2月の新木場大会)。
 
雪妃の場合、1年通じて試合で活躍した事も勿論のこと、8月に行われた上野野外音楽堂での10連戦で見せた「ダンスあり、野球あり、歌あり」な振り幅の広さに加え、TBSやフジテレビなどの地上波TV出演も果たす広報活動っぷりなど、その活躍はもっともっと評価されていい気がしています。
 

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まあ、里村明衣子松本浩代にシングルで勝った橋本千紘や四冠王者も経験した松本浩代がいながら、"満場一致"紫雷イオを選んだ2017年や、「今年の女子プロレス界はドングリの背比べだった」なんて発言が選考委員から飛び出した2018年を見れば、選考委員の女子プロレスに関する知見は「あっ…(察し)」レベルなんですよね…(唾棄)。
 

まとめ

今年の「東スポプロレス大賞」の結果に半ば反駁するような思いで書いてみた(笑)、今回の「私的プロレス大賞2019」…。
 
こうして書いてみると、「最優秀興行」や「最優秀ユニット」の項目が新たに欲しくなったり、同率1位として複数選定したくなる選手がいたりと、まあ悩ましいです(笑)。
 
ただ、個人的に一つ感じたのは、(プロレスに限らず)「何かを評価する時は、良くも悪くも、自分の見ている範囲の中でしか評価できない」という事。
 
実際、私も書いていて思ったのですが、今年よく観戦していたNOAH、大日、BASARA、全日の選手や試合は、各賞のほとんどで自然と出てきてしまうものなんですよね(笑)。
 
もっと新日とか、他の団体も見ないといけない、なんて感じました…。
今年に入ってから、自然と足の遠のいた団体も自分の中で出てきたりと、偏りが一層激しくなった自覚があります(苦笑)。
 
来年の今頃、私はいったいどんな選手や試合を一番に挙げているのかなあ?
気になる~!!
(完)