レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

Have you ever seen "D・A・N・G・A・N"?〜『12月27日以降の年末年始プロレス』② 2019.12.28 DDT後楽園ホール大会観戦記〜

2019.12.28に、DDTプロレスリング後楽園ホールを観戦してきました。

年末年始のプロレス観戦・2大会目!

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 
この日はシングルリーグ戦『D-王グランプリ』の優勝決定戦!
 
 
今回は、年末のDDT楽園ホール大会の観戦記になります。
 
遠藤哲哉vs田中将斗」は、今回の年末年始の生観戦で、屈指のベストバウトだったように思います。
一番思い出に残りました!
 
 

大会概要

前述のように、D-王決勝がメインに組まれた大会ではありましたが、正直言うと、セミファイナル前までは内容的にイマイチだった、というのが率直な感想でした…。
 
特に、第2試合で組まれた「大石真翔試練の9人掛け」はその最たる例みたいなもので、大鷲透、高梨将弘、男色ディーノら良い選手を揃えながら、「1カウントフォール」というルールも相まって、内容はハネず…。
色々考えさせられた一戦。
 

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高梨は、この日の昼にイサミとメインで闘って、ユニオンMAX王座を守っただけに、この扱いはあんまりだあ…。
選手もある意味被害者で、戦犯はマッチメイカーではないかと感じた、2019年の個人的ワーストマッチでした。
 
旧姓・広田さくらの「クリエイターズファイル」感あるトレース力の高さだったり、DDT退団が本当に惜しまれるような試合っぷりを見せた島谷だったり、青木真也のフリップ芸だったりと、外部参戦組の活躍が目立つ大会。
 

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そんな乗り切れない雰囲気を変えたのは、セミファイナルの4WAYマッチ、「HARASHIMA vs竹下幸之介vs佐々木大輔vsクリス・ブルックス」!
 

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この4人が集まれば鉄板な感はありましたが、目まぐるしく入れ替わる攻守に、誰が勝ってもおかしくない充実の内容!
 

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この辺は流石だったと言いますか!
 
試合は竹下がクリスから勝利!
良い!!凄く良い!!!
 

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熱量が沸点に達した年末年始のベストバウト・「遠藤哲哉vs田中将斗

そして、メインイベントでは「遠藤哲哉vs田中将斗」のシングルが実現!
 
今回で3回目を迎えたシングルリーグ、『D-王グランプリ』の優勝決定戦。
 
一時は連敗もありながら、竹下に勝利するなど、3勝2敗1分でAブロック1位の座を掴んだ遠藤。
 

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一方、初エントリーにして、公式戦無敗(5勝1分)でBブロック1位通過を決めた、ZERO1田中将斗
 

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前年の優勝決定戦(「竹下幸之介vs潮崎豪」)同様、「団体の若手主力選手vs 外敵」という構図になりました。
 
この日は私の他に、ZERO1ファンやNOAHファンのフォロワー様も会場に来ていたのですが、会場は所属の遠藤に対する声援が大半。
 
どっちも好きな選手ではあるんですけど、前年の現地観戦で潮崎敗戦という悔しさもあったので「ここは田中勝ってくれ!」という思いで全力応援!
 

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サッカーで言ったら、もうアウェイゴール裏に乗り込んだような心境でした。
将斗への声援も聞こえるけど、ホームグラウンドは強かったといいますか。
 
試合は、サブミッションを挟んで攻めていく遠藤と、ハードコアファイトを混ぜながら流れを持っていこうとする田中。
 

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中盤はどちらに勝利が転ぶか全く読めない展開に…!
 

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エルボー合戦も凄まじかったです!
 
遠藤もシューティングスター・プレスを投下しましたが、田中もカウント2で返す!
今思うと、これで決められなかったのは痛かった…、というより、これを返した田中がヤバかった〜。
 
そんな20分超えの優勝決定戦は、田中がスライディングD連発で激闘に終止符!!
 

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フィニッシュ前の側頭部スライディングDはエグい…!!
 
これにより、田中将斗が『D-王グランプリ』初出場で初優勝という結果に!
 

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しかし、敗れた遠藤も素晴らしい試合内容!
この1敗で遠藤の格は落ちるどころか、寧ろ、かなり上がったような気がしました。
フォロワー様と話していても、「遠藤凄いわ」ってなりましたから。
 
この試合、めっちゃ声出して応援してしまったのですが、DDTファンの方からも「田中将斗への声援が凄かった」、「こんな光景初めて見たかも」みたいなツイートがいくつか試合後に上がっていた事も、この試合における会場の熱量を表していたような気がします。
 
試合後のツイートにも泣いた…。
 

 

 

 

 

まとめ

DDTの年内最終興行でもあった、今回の後楽園ホール大会。

 

一言で表すと、「エモーショナルだった」大会!
これに尽きます!
 

 

試合後、ZERO1ファンのフォロワー様とガッツリ握手したり、NOAHファンのフォロワー様とは喜びのあまり、エレベーターに向かう途中で抱擁し合ったりした事が、4ヶ月以上経った今でも鮮明な思い出として刻まれている程。
 
アウェイだからこそ、この喜びも増幅したように思います。
正直、序盤戦の雰囲気から、セミ・メインで、ここまで熱量を持っていったのもデカかった!
 
その後、田中将斗は年明けの1.26後楽園ホール大会でHARASHIMAの持つKO-D無差別級王座に挑戦。
 

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見事、王座獲得を果たしたのでした…。
 

 

その後、新鋭のMAOや団体トップの竹下幸之介による挑戦も退けた田中でしたが、程なくして、新型コロナウイルスの影響により、無観客試合での開催を余儀なくされる事に…。
 
この現状は悔しいですが、また生で、田中将斗のベルト姿が見られる事を信じて…!!!
 

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