非完全版「リーグNについて」〜2020.10.11 プロレスリング・ノア 大阪編〜
10.11に、エディオンアリーナ大阪第1競技場で開催された、
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約3週間に及ぶサバイバルとなったシングルリーグ戦・『N-1 VICTORY 2020』も、 遂に大阪の優勝決定戦でグランドフィナーレ!
2ブロック制・ 計12選手参加によるリーグ戦を勝ち上がったのは…、
Aブロック1位・清宮海斗!
Bブロック1位・中嶋勝彦!
今回は大阪大会から、メインの優勝決定戦・「清宮vs中嶋」に絞って観戦記を書いていきたいと思います!
・「リーグ戦の破壊」を象徴していた、「清宮海斗vs中嶋勝彦」
奇しくも、2018年の『GLOBAL LEAGUE』優勝決定戦と同一カードとなった一番。
この時は、ブロック1位だった丸藤の欠場もあり、 急遽カード変更・実現という経緯もありましたが、 今回は文句なしの選出。
10.4後楽園大会のメイン終了後、中嶋による「(清宮に) 10.11大阪で、お前のヒーローごっこは終わりだ。」 というマイクもあり、戦前は「ヒーローvsダークヒーロー」 という構図が煽りVなどで強く打ち出されていました。
そんな『N-1 VICTORY 2020』優勝決定戦は、試合が始まると、 中嶋が清宮を圧倒していく展開に。
まるで、清宮の放つ光を、 丸ごと呑み込んでしまうかのようでした…。
清宮は、今回がN-1初出場だった訳ですけど、 今年の公式戦5試合は結果だけでなく、内容も申し分無い素晴らしさ。
この日の優勝決定戦では、反撃する場面こそあれど、中嶋に押し込まれる場面が目立った清宮。
序盤から劣勢を強いられる展開は、GHC王者になる前後の清宮を見て以来だったもので、どこか懐かしさを感じたりも…。
清宮がダメだった、とかでは決してなくて。
ただ、リーグ公式戦を通じて、 更なる進化を遂げつつある事を感じさせた清宮が、決勝の場で、 中嶋の手によって無慈悲に"破壊"されていく事実…。
その様が中々にショッキング…。
中嶋がまるで、破壊神・シヴァのようにも見えた瞬間でした。
中嶋の蹴撃音の凄まじさについては、 もう言わずもがなではありますが、 この日はいつも以上の破裂音が会場に響き渡っていて、 客席がもう、どよめくどよめく…。
どよめきを通り越して、悲鳴すら上がってましたから!
フィニッシュ前の、清宮の側頭部にハイキックを喰らわせた場面なんかは、 それを象徴する出来事だったかと。
(例えが不謹慎ですが、)殺人事件が起きたかのような悲鳴も上がっていたので…。
そんな中嶋の強烈な攻撃を、退かずに受け切ってみせた清宮!
終盤、怒涛の畳み掛けで逆転を狙いますが、渾身のタイガースープレックスホールドもカウント2…。
ここで勝負を決められなかった清宮…。
これをまともに喰らってしまった清宮は、肩を上げることが出来ず、3カウント…。
戦前から、このN-1を「腐ったリーグ戦」と吐き捨ててきた中嶋が、公式戦で何回りも成長を遂げた今年の象徴的存在・清宮を、見事に「破壊」するというアンサーをもって、今年のN-1は決したのでした…。
凄まじい!!
試合後、 レフェリーから差し出されたトロフィーを踏みつけながらマイク。
またしても、潮崎を「出戻り」と容赦なく罵倒する中嶋。
「AXIZ」解散から約1ヶ月半…。
両者の因縁は、11.22横浜武道館のGHCヘビー級王座戦で雌雄を決することに。
ドロドロになるぞ~!!!!!
まとめ
月並みな話にはなりますが、リーグ開催期間中、 参戦した12選手が1人も欠けることなく完走したのは何より嬉し い!
今年は関東圏中心に公式戦が組まれたこともあり、 私も開幕の名古屋大会、 終盤の新潟大会を除く6大会を生観戦しましたが、まあ、 どの大会も熱かった!(語彙力)
昨年は「10選手エントリー&(1大会あたり)公式戦1〜 2試合ペース」と小規模ながら、 1試合の内容が濃い印象を受けたN-1。
今年は1大会あたりの公式戦が4試合に増えたものの、 内容の濃さはほぼ変わらず!
私が生観戦した各大会でも、 印象に残る好勝負が生まれていましたから!
個人的大会ベストバウトは、2つありまして、
・「杉浦vs丸藤」
・「丸藤vs中嶋」
でしょうか!
そして、優勝決定戦の行われた今回の大阪大会!
現地だけでなく、ABEMAの生中継によって、 リアルタイムで感想を共有できる人数が増えた事は、 非常に大きいかと!
NOAHを久しぶりに観戦したというフォロワー様からも、「 中嶋凄い」といった感想が飛んでいましたから。
中嶋優勝で幕を閉じた今年のN-1でしたが、今後は11. 22横浜武道館、12.6国立代々木競技場第2体育館と、 年内に控えている2大ビッグマッチに向け、 加速していく展開になると思われます。
早いぜ、1年!
N-1前から面白いマッチアップでしたから、これはもう必見です!