レンブラントの変態漫遊記

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プロレスが大好きな変態の日記です

光の方へ~2021.1.4 プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記~

2021.1.4の夜に、後楽園ホールでプロレスリング・ノアを観戦してきました。

 
2.12に、団体としては10年ぶりの日本武道館大会を控えるノアの、2021年最初の大会!
 
この日は「全カード、入場曲で当日発表」という、前年の1.5同様の形式に。
 
 
サプライズ要素の強い大会ではありましたが、年始から色々と凄かった!
 
今回は、新日・東京ドーム大会の真裏で行われた、「ノアのイッテンヨン」の観戦記になります!
 

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しも太陽が昇ったら
街の名前を覚えたら
みんなで手を繋げたら
本当に笑っているのかな

たとえ太陽が昇っても
最短ルートを覚えても
みんなパレードに夢中でも
心が求める光の方へ
『光の方へ』 - 鈴木愛理×赤い公園
 
 
 

大会概要

「全カード当日発表」となった今大会は、結果的に全9試合というラインナップに。

 
1大会のカード数としては、2020年7月の有観客興行再開以降、恐らく最多かと(2020.11.22横浜武道館大会で8試合)。
 
 
前回(2020.1.5後楽園)は、「試合内容を固めてきた1.4の対になるような形で、サプライズを惜しげなく大放出する」という、何とも凄まじい内容でしたが、今年は「タイトル戦線に向けた新展開」に比重を置く大会だったように感じました。
 
6秒で決着した、「井上雅央vs藤田和之のようなサプライズもバッチリ用意されていましたけれど(笑)。
 

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そんな今大会で、私自身印象に残った試合の一つが、「岡田欣也vs西村修」でした。
 

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2020年頃より、腕攻め、脚攻め、丸め込みを多用するようになった岡田にとって、西村のようなタイプは、正に『教材』だったと思うんですけれど、そんな西村相手に一切引かず、攻めの姿勢を崩さなかった事は、本当に良かった!
 

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ぶっちゃけ西村の試合って、対戦相手が西村の土俵に入っていく印象が強かっただけに、そういうのに構わずガンガン向かっていく岡田の姿が、とても逞しく思えたり…。
 
敗れはしたものの、岡田の成長をまた一段と感じさせられる試合になりました!
 

 

主な出来事のまとめ

今大会で起きた主なサプライズを、私なりに纏めてみました…。
 
・仁王&覇王が「GHC Jrタッグ王座」、村上和成が「GHCナショナル王座」に、それぞれ挑戦する事が決定。
 

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防衛戦は、武道館前の1月シリーズ・『HIGHER GROUND』で実現!
 
Jrタッグは横浜、ナショナルは大阪と、後楽園ホール以外の2大会で組まれたのも、武道館への流れを各地へ拡げる為だったのかなあ、なんて思ったり。
 
 
日高郁人(ショーンキャプチャー)の電撃参戦。
 

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NOSAWA論外が前年末より連れてきた、マスクマンa.k.a.「バイトの兄ちゃん(by論外)」。
 
セミファイナルで組まれた「鈴木鼓太郎vs小川良成」の一戦が、論外らの乱入により、鼓太郎の反則負けに終わると、『STINGER』の面々によって明かされたマスクマンの正体は、何と日高郁人
 
「この3人で、NOAH Jrに戦争を仕掛けていくから!」
 
(7:44~)
 
これは大変なことになった…。
てっきり、全日本プロレスを主戦場にするものだと思っていたので、これは嬉しい!
 
 
・『M's alliance』に新メンバー・田中将斗(プロレスリンZERO1が加入。
 

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前年末に『杉浦軍』のXとして、予想に挙げる声も多かった田中将斗が、まさかの『M's alliance』電撃加入!
 
詳細は後述!
 
 
馳浩の参戦。

 

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今大会一番のサプライズは、やはり馳浩の参戦に尽きるかと!
 
詳細は後述しますが、本当に凄かった…。
 
 

前哨戦を兼ねつつ、サプライズが光ったメインイベント

メインイベントは、2.12日本武道館大会で行われるGHCヘビー級王座戦・「潮崎豪vs武藤敬司」の前哨戦!
 
この時点で残っていた、丸藤正道武藤敬司清宮海斗潮崎豪の4選手は確定と踏んで見ていましたが、こうなると、2020.7.18後楽園大会のメインと同じカードに…。
 
 
 
しかし、ここにスパイスが加わる所が、「全カード当日発表」の妙!
 
まずは、丸藤、武藤の入場後に、ZERO1で聞き慣れた入場曲が流れると、登場してきたのは…、田中将斗
 

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『M's alliance』のTシャツを着用して入場すると、リング上でユニットの決めポーズでもある"M"を披露!
 

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杉浦貴と『弾丸ヤンキース』でタッグを組んだ田中将斗が、ユニット電撃加入の波乱!
これにはビビりました…。
 
一方、潮崎、清宮のパートナーも凄かった!
 

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この日、一番最後に登場したのは、現職の国会議員である馳浩
 

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リング上の5選手と比較しても、遜色ない身体の仕上がり方。
これにもビビりました。
 

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この日最大のサプライズ!
 
豪華絢爛となったメインイベントは、武道館の前哨戦を軸にしつつ、サプライズ参戦の田中将斗馳浩が各選手と絡んでいくシーンを楽しむ、夢のような内容に。
 

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序盤で実現した丸藤と馳浩のマッチアップでは、「パーフェクトキーロック」を使う丸藤に、馳がキーロックをかける場面も見られました。
 

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丸藤が手玉に取られているシーンは、見ているだけで、とても不思議な感覚に陥りました…。
 
この日の馳は、田中将斗ジャイアントスイングでブン回したり、清宮を呼んで脚攻めの競演を果たしたり、とにかく元気!
 

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本当に議員と両立してる事実が信じられないレベルでした(笑)。
 
中盤では、田中将斗清宮海斗によるエルボーの応酬も!
 

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2017年〜2018年末にかけてノアで勃発した世代間闘争の際に、双方ギリギリ接点があったような記憶(朧げ…)ですが、こうやってガッツリ絡む姿は新鮮!
 

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この6選手が集結すると、試合はあっという間(笑)。
 

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この一戦を制したのは、潮崎豪でした…!
 
挑戦者である武藤敬司から、ムーンサルトプレスで見事勝利!
 

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私自身、武藤敬司が負ける姿って記憶に無かったので、前哨戦とはいえ、これは意外な結果でした。
もしかして、2015年にWRESTLE-1でKAIに敗れて、シングル王座を落とした時以来ですか…??(間違ってたらすいません。)
 
試合後は、勝利した3選手によるマイクリレーが実現!
 

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退場時には、馳が、この日のABEMAゲスト解説だった山田邦子グータッチを交わす一幕も!
 
 
感動!
 

まとめ

新年早々、濃い内容で幕を開けた、2021年のプロレスリング・ノア
 

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前年の1.5に比べてしまうと、サプライズの面で弱さを感じた部分はありましたが、大会後の大団円は、新年1発目に相応しい光景!
何だかんだで、満足度は高かったです。
 
この1.4を終え、1.10からは、日本武道館大会前最後のシリーズ・『HIGHER GROUND』がスタート!
 
ビッグマッチに向けた1ヶ月が、本格始動する事になりました…。