レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

「アブドーラ小林&宇藤」は新生「マッスル&ファットです。」説~最侠タッグ・デスマッチブロック展望~

今年も大日本プロレスの「最侠タッグリーグ」の季節がやってきました!

 

昨年のタッグリーグ戦では、鷹木信悟や吹本賢児といった他団体の有名所が参戦していましたが、今年は所属選手や定期参戦選手を中心に組んできた印象!

 

8月中旬から開幕し、9月の横浜文体を挟んで、10月の後楽園で優勝決定戦&タッグ王座決定戦という、長丁場のタッグリーグ

 

個人的に、今回のタッグリーグ戦で注目していきたいポイントを、思うまま書いていきたいと思います!✊💥

 

まずはデスマッチブロックから!

 

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宇藤は将来、デスマッチとストロングを極めた石川修司のような存在になれるかも知れない選手!



 

 

■デスマッチブロック~名チームが揃う中、宇藤や最上らが割って入れるかが鍵~

 

・宮本&木高イサミ

・竹田&塚本

・星野&藤田ミノル

・植木&佐久田

・高橋&最上

・伊東&関根

アブドーラ小林&宇藤

 

宮本&イサミの「ヤンキー二丁拳銃」、竹田&塚本の「CRAZY LOVERS」といった直近のタッグ王者組に加え、昨年に続く出場となる星野&藤田の「泥泥ブラザーズ」、2015年大会以来の出陣となる伊東&関根の「ダブルドラゴン」etc…

 

今回、長くタッグで組んでいるチームが多い中で、個人的に注目したいのが、宇藤純久と最上九の二人!

 

この二人、デスマッチの経験が他のメンバーに比べて圧倒的に少ないんですよね

最上は、確か今年5月の大日上野大会でデスマッチ初経験でしたし、宇藤に至っては今回のリーグ戦がデスマッチ初参戦ですから

 

当然、他のチームからキツい攻めに合う可能性も高いと思われますが、 だからこそ、この未知数さがどれだけリーグ戦の中で化けていくかという所が、個人的に凄く楽しみなんです!

 

■宇藤は「ポスト・石川修司」になる可能性を秘めている

特に宇藤に関して言うと、会見映像のコメントを見ていても、ストロング"だけ"では得られない部分を、今回のリーグ戦でつかみ取りたいという姿勢をひしひしと感じたんですよね

 

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(私はリアルタイムで見ていないのですが)アブドーラ小林とのタッグは、「関本&小林」の「マッスル&ファットです」を彷彿とさせる雰囲気がありますし、実際当時の関本もデスマッチを経験してましたから

 

「いずれはストロングでもデスマッチでもベルトを取りたい」という旨を話す宇藤の姿を見ていると、ゆくゆくは、大日本のデスマッチヘビーとストロングヘビーの二つの頂を極めた石川修司のような存在も夢では無い、と私はつい妄想してしまうのです

その山は、今はかなーり高い位置にあるかも知れないですが、宇藤には、その山を極められる可能性を持っていると信じています

 

デスマッチに今回参戦した理由にしても「今の(4年目の)キャリアなら動きやすいから」など、将来なりたい自分に向けた明確なビジョンを感じましたし、本人の言うような「デスマッチを利用して上に上がる」という強い気持ちの現れにも思えました

 

今大会、デスマッチブロックだけでなく、大会全体の台風の目になってほしい選手です!

 

■デスマッチブロック予想

本命⇒宮本&イサミ

対抗⇒竹田&塚本

大穴⇒アブドーラ小林&宇藤

 

前タッグ王者、前々タッグ王者を立てる無難な予想にしつつ、大穴に選んだ「アブドーラ小林&宇藤」が、ブロックの上位二チームに食い込む展開があるんじゃないかと考えています

個人的に、何かこの二人、初めて組むはずなのに、チームとしての経験を埋めてしまえるだけの意思疎通が取れそうな気がするんですよね

個人的に、宇藤がデスマッチの形式に慣れ出したリーグ後半が鍵になるのではないか、と予想しています

 

本当は対抗でも良いかなあ、と思ったんですけど、アブドーラ小林&宇藤」って、良い意味で「大穴」、「ダークホース」というポジションが一番面白そうな気がするんです

それに、以前発売された宇藤のTシャツにも、フロント・バック共に馬の絵が書かれていましたし(笑)

http://www.bjw.co.jp/news_detail.php?id=2060&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

 

そういう意味でも、ダークホースというのはかなり美味しいのではないかと!

 

■個人的注目カード

・宮本&イサミvsアブドーラ小林&宇藤(9.16文体)

ヤンキー二丁拳銃という名チーム相手に、体格で勝る小林と宇藤がどれだけ押し込めるかに注目!

「ドームは棚橋、文体は小林(byアブドーラ小林)」という地の利も活かせるかも木になるところ(笑)

 

・宮本&イサミvs竹田&塚本(10.8札幌)

鉄板中の鉄板カードですね!

奇しくもこのカードが最終公式戦!

両チームとも絶対に星を落とせない試合は、決勝トーナメント進出を占う重要な一戦になるのではないかと!

 

・植木&佐久田vs伊東&関根(9.17大阪)

大日のデスマッチ戦線を今後面白くしていくためにも、デスマッチヘビー戦線に絡んでいきたい関根、若手というポジションから一皮むけたい植木、アイテム選びのセンスがある佐久田が伸びていく事は、必要不可欠な気がするんです

そういう意味でも、このカードは互いにとって譲れない戦いになるのではないかと、今から妄想しております(笑)

 

ストロングブロック編に続く!

rembrandt38hentai.hatenablog.com

世界で一番熱い男は夢を見た~7.29ZERO1後楽園観戦記~

7.29は、ZERO1真夏の祭典「火祭り」の優勝決定戦を見に、後楽園ホールに行ってきました!

 

開幕戦の行われた新木場での熱量も当然高かったんですけど、今回の優勝決定戦もかなり熱かった!

 

普段だと、ZERO1の北側座席は入場ゲートが設けられるため、通常潰される事が多いんですけど、この日の北側座席は全て解放!

 

満員となった、今回の「火祭り」の個人的雑感を述べていきたいと思います

 

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火祭りのエンディングの多幸感、プライスレス!



 

■「火祭りスペシャルマッチ」の豪華さ

今年の「火祭り」優勝決定戦では、「火祭りスペシャルマッチ」と銘打たれたカードが3試合組まれたのですが、そのいずれにも特色がありました

 

各地で行われた火祭り公式戦を映像で追えていなかった私も、「公式戦ではこんなファイトが見れたんだろうなあ、きっと」と思わされる程の熱戦が、スペシャルマッチでも展開されてました

 

その中でも、個人的に気になったポイントを3点紹介していきます!

 

■"火祭りに選ばれるべくして選ばれた男"大和ヒロシ

第3試合では、「菅原、スーパー・タイガー、大和ヒロシvs佐藤、大谷、将軍岡本」という、火祭り出場選手5名が絡む6人タッグマッチが組まれました

 

個人的に、この試合で一番目立っていたのは、今回火祭り初出場だった大和ヒロシだった気がします

 

大和は、入場を終え、まだガウンを羽織ったままだった大谷をいきなり急襲!

そこから先は「大和vs大谷」のマッチアップに目を奪われていた私がいました

 

大谷も反撃の顔面ウォッシュを大和に喰らわせてましたし、他にも、自ら前に出て相手の攻撃を受けたりと、まさに独壇場!

 

去年6月のZERO1後楽園で大日の青木が突っ掛かってきた時もそうだったんですけど、大谷って、相手からガッツリ売られた喧嘩を、凄く分かりやすい形で倍返ししてくれる選手だと私は思ってます

見てる客席側が、無茶苦茶テンションが上がってしまうような動きをすると言いましょうか!

 

最後は大谷がスパイラルボムで大和から勝利!

本当に、今年の公式戦で全敗したとはとても思えない程の見事な活躍っぷりでした!

 

大和も敗れてしまいましたが、この試合を見ていて「大和ヒロシは、火祭りに選ばれるべくして選ばれた選手なのだ」と感じました

何故かと言いますと、ミスター火祭り・大谷に負けない位熱い男だったから!

 

二人とも、公式戦の結果こそ奮いませんでしたが、結果以上のインパクトを今回の火祭りで間違いなく刻み付けたのではないでしょうか?

 

試合後、大谷から「一緒に組みましょう」というラブコールもあり、大谷&大和ヒロシという熱血タッグが誕生しました

 

 

 

この二人の組み合わせ、今までありそうでなかったので、どんな化学反応が起きるのか、今から本当に楽しみです!

 

■今までありそうで無かった「SUGIvs黒潮イケメン二郎」

もうタイトルのまんまなんですけど、火祭りでは別ブロックだったSUGIとイケメンの一騎打ちは痺れました

 

イケメンの長い入場シーンの最中に、冷や水を浴びせるかの如く急襲してきたSUGI

それを見てSUGIに大ブーイングを浴びせる観客(笑)

イケメンは人気者ってハッキリ分かんだね!

 

試合中盤、二人が後楽園のバルコニーまでよじ登ってきて、互いに相手を落とそうとしてるシーンを見た時は本当にヒヤヒヤしました(笑)

2016年にHi69がバルコニーダイブを敢行して以降、「バルコニーから飛んだら出入り禁止」レベルの案件になってたはずだったので…

 

 

 

残念だったのは、試合時間が20分では足りなかった事と、バルコニーや南側通路で暴れる時間帯が多かったことで、二人のリング上での攻防があまり見れなかった事でしょうか

イケメンの左腕への一点集中攻撃や、SUGIの立体的な空中殺法の絡みはもっと見たかった所

 

だからこそ、今度は火祭り公式戦でも、タイトルマッチでも、ノンタイトルでも良いので、またこのカードが是非見たい!

お願いします、何でもしますから!m(__)m

 

■クリス・ヴァイスとかいう"欠点見当たらないマン"

セミファイナルでは、「田中、クリス・ヴァイスvs火野、ハートリー・ジャクソン」という、VOODOO MURDERS同門対決が実現!

 

優勝決定戦には惜しくも進めなかったものの、今回の火祭りで優勝戦線に絡んだ猛者ばかり

そんな4人を擁しているVOODOO MURDERSは、大概強い訳ですが、中でも印象的だったのが、「世界一危険な格闘技」言われるラウェイで現在2連勝中の"鋼鉄戦士"クリス・ヴァイス!

 

前にも試合を見ていて、グラウンドで相手を押し込む所だったり、凄さの一端を垣間見る機会はあったんですけど、この日は相手をティヘラで払うようなルチャに近い動きを見せた上、火野とジャクソンを二人一緒に放り投げてしまう怪力っぷりを披露!

 

試合もジャクソンからパッケージパイルドライバーで勝利するなど、豪華メンバーの中で存在感をこれでもか、とばかりに見せつけたのです!

 

世界一危険な格闘技で連勝してしまう上に、プロレスのリングでは、ルチャムーブやパワーファイトを見せてしまうクリス・ヴァイスに、欠点ってあったりするのだろうか、と思わされた試合でした(笑)

 

 

■優勝決定戦の勝敗を分けたのは「畳みかける攻撃」

今年の火祭りの優勝決定戦のカードは「佐藤耕平vs宮本裕向」!

 

火祭り皆勤賞で3度目の優勝を狙う耕平と、2度目の出場で優勝決定戦進出を決めた「爆破王」宮本の一騎打ち

 

昨年、一昨年は1ブロック制で開催されたため、優勝決定戦のカードは公式戦で必ず1度は当たる組み合わせになっていたんですけど、今年は2ブロック制のため、これが今大会初シングル!

 

昨年の「田中将斗vs小幡優作」は、30分前後に渡り、互いの無尽蔵のスタミナとパワーを感じた試合でしたが

しかし、今年の決勝は、試合時間が15分を経過した時点で、試合の勝敗が決するのも近いと感じさせる程、ハイスパートな攻防が展開されていました

会場の熱気もCLIMAX!

 

耕平が身長190cm台なのに対し、宮本は178cmと、約15cmも違う体格の両者でしたが、この決戦を制したのは宮本でした!

 

終盤、若干形が崩れながらも、耕平を担ぎ上げてファイヤーサンダー

更に、必殺のムーンサルトプレスを2発続けて発射!

カウント3が打ち鳴らされると、宮本の火祭り優勝が決まったのでした

 

 

 

この必殺フルコースでは、流石の耕平も肩を上げることは出来ませんでしたね…

説得力抜群!

アレを受けきった耕平も、決めた宮本も両方凄い!

 

ムーンサルトの場面で、一度でも耕平に剣山で迎撃されたり、かわされたりすれば流れは大きく変わっていた可能性もあるだけに、一気に畳みかけて行った宮本の気迫勝ちな感もありました

強いて言うと、中盤~終盤が良かっただけに、序盤で互いに決め手に繋がる攻防が少なかったかなあ、という印象はありましたが、この辺は好みの問題かも知れないです(笑)

 

宮本裕向の優勝に見た、「火祭り」の熱い盛り上がり

宮本裕向の初優勝となった第18回「火祭り」でしたが、試合後のセレモニーも熱かった!

 

セレモニーでは、多くのスポンサー様から宮本に対して、肉や海産物、野菜、サプリメントが贈られたのですが、まあ量が凄い(笑)

 

 

 

一回の優勝で、これだけの量の商品を貰う大会も、今のプロレス界でも中々無いのではないか、と思います

 

スポンサー様に大感謝!

 

そして、宮本のマイクも熱かった!

 

三又又三GMとのインタビューで、最後に「僕、火祭り刀を取ったら、やりたかった事があるんです!」と言って、大谷晋二郎の決めポーズで火祭り刀を持ったり、

 

 

 

火祭り参戦選手を代表し、火祭りへのありったけの思いを述べたり、

 

 

 

マイクの最後で、6月に首の骨を折って以降欠場していた小幡を呼び込んで、会場を締めたりetc…

 

 

とにかく熱くて、多幸感に溢れるエンディングでした!😭

 

会場で見ていて感じたんですけど、「火祭り」って、所属外の選手が優勝した時も、会場が温かい雰囲気に包まれるんですよね

 

ここ3年、所属外の選手が優勝している全日本プロレスの「チャンピオンカーニバル」にも通じる所があるんですけど、それだけ、所属とか、フリーとか、他団体とか関係なく、参戦した全選手がリーグ戦を盛り上げた事を、見ていたお客さんが一番感じとっていたからではないか、と思います!

 

■まとめ

個人的に、今回の火祭り開幕前は、ヘビー級の選手の中に、菅原やSUGI黒潮イケメン二郎、大和ヒロシといったJr.選手が参加する、オープンウェイトのリーグ戦という色が強まった印象がありました

 

しかし、終わってみれば、SUGIが火野に、菅原が田中にそれぞれ勝利するなど、Jr.選手もヘビー級に負けない活躍を見せた大会だったのかなあ、と思います

都内2大会だけしか見ていない私が言うのもアレなんですけど(笑)

 

また、イケメン、火野、ハートリー・ジャクソン、クリス・ヴァイスといった初参戦組の活躍も光りました

大和も火祭り好みの熱さでしたし!

 

来年以降も火祭り参戦希望!

 

今回、後楽園での優勝決定戦が満員になるなど、熱狂と感動で幕を閉じた第18回「火祭り」

まさにプロレス界の有名夏フェスの一つといっても過言では無いでしょう!

 

後は、今回怪我のため参戦が叶わなかった、小幡の復帰にも期待したいです

 

来年の火祭りが、今から待ち切れません!

 

しかし、その火祭りから一週間後に、ZERO1にはもう一つの夏フェスがあったことを、優勝決定戦観戦終わりの私はまだ知らなかったのでした…😌

 

その模様は、今度改めて紹介させて頂きたいと思います!✊💥

"滝澤撃破"という事変を起こせるか~浅川紫悠のシングル王座挑戦に寄せて~

5.27に行われたKAIENTAI-DOJOの新木場大会

 

新木場が満員となったこの日は、4月の後楽園大会でヒールユニットの凶月が、同大会で復帰した真霜派(真霜、十嶋、佐藤)と、真霜欠場中のユニットを支えつづけたタンク永井派(タンク永井木高イサミ、本田、最上)に分裂した事による、両派閥の激突がありました

 

荒れにあれた試合は、試合後にタンク永井とイサミが凶月から追放される衝撃の結末に!

 

そして、大会後に更なる衝撃のニュースが!

 

何と、RoSに所属していたGO浅川が凶月に電撃加入!!⚡

 

 

 

 

 

 

 

しかも、真霜、タンク永井に次ぐ3代目リーダーにいきなり就任というサプライズ!!

期待度の高さが窺える人事になりました

 

 

 

名前もそれまでのGO浅川から"浅川紫悠"に改名するなど、RoSの若大将的存在が、一転凶月のリーダーに変貌を遂げた瞬間でもありました

 

その後、ヒールターンした浅川は、CHAMPION OF STRONGEST-Kのベルトに照準を絞っていき、7.29TKP千葉大会でタイトルに挑戦することになるのですが、今回はその辺りの事を、個人的な意見を交えながら取り上げていきたいと思います!✊💥

 

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イサミに言われた「お前のキャリアで人に譲るな」という姿勢が、滝澤相手にどれだけ貫けるか注目です!

 

 

 

■ヒールでのST-K王座獲得を選んだ浅川

ヒールターンした浅川がまず牙を剥いた相手は、RoS時代の先輩であり、現在CHAMPION OF STRONGEST-K王座を保持する滝澤大志でした

 

 

 

確かに、滝澤が現在持っている団体内のシングル最高峰のベルトに挑戦するなら、同じユニットに属する浅川がユニットを離脱する、というのは分からなくも無いのです

 

しかし、(後述しますが、)そのタイミングが今か、と言われると、唐突過ぎる気がした感も否めないんですよね…

真霜や佐藤といった先輩選手を差し置いて、いきなり凶月のリーダーに指名された事もまた、その唐突な感じに拍車をかけている気がしました

 

実際、王者獲りに気勢を上げる浅川に対し、王者の滝澤からは厳しい一言が…

 

 

 

正直言って、ぐうの音も出ない正論!

 

私がそのように感じるのは、それまでの浅川の実績が大きく関わっているからでした…

 

■ベルト未戴冠の若大将

 

GO浅川こと浅川紫悠は、2015年9月に行われたK-DOJOの千葉TKPガーデンシティ大会でデビューしました

 

その後、同日デビューの最上九、少し後にデビューした吉田綾斗、ダイナソー拓真の4人で、当時「NEX4」というユニットを結成

2017年には、毎年恒例の若手選手中心のリーグ戦「K-METAL LEAGUE」と、所属選手によって争われる1dayトーナメント「海王トーナメント」を優勝するなど、成長著しい若手選手の一人です

 

一方で、 過去にUWAミドル級王座、ST-K王座、千葉6人タッグ王座などに挑戦経験があるものの、意外にも「NEX4」のメンバーで唯一ベルトを巻いた経験がありません

 

試合内容にしても実力にしても、ベルトには近い選手ではあるんですよね

 

一方で、滝澤が指摘したように、直近のST-K王座挑戦者である吉田などに敗れているのも事実…

 

そして、タイトル獲得経験が一度も無い中で、短期間で支持率をどれだけ上げていけるか

 

この二つをどう乗り越えるか、というのが、今の浅川にとって重要な宿題のような気もします

 

■鍵は、凶月を追放されたメンバーにあり!

浅川の挑戦表明に異議を唱えた滝澤でしたが、その後、7.29千葉TKPガーデンシティ大会で、「滝澤vs浅川」のCHAMPION OF ST-Kシングル王座戦が正式に決定しました

 

凶月加入&リーダー就任、ベルト未戴冠の経歴、奮わない直近の成績etc…

 

正直、浅川がタイトルマッチ当日の7.29までに、実力者である滝澤から勝利出来るだけのイメージ、観客からの支持率、実績を上げるには、かなり高いハードルを乗り越えなければいけない気がしますね…

 

その一方で、浅川が滝澤から勝利する可能性は決して0ではないと、私は考えています!

 

浅川の勝利の鍵を握る要素ですが、個人的に、浅川と入れ違いで凶月を追放された、2人の元メンバーの試合に隠されている気がするのです

 

そう、タンク永井木高イサミ!!

 

■ケース1 タンク永井の初戴冠に見る"反則&介入"

1つ目は、元凶月リーダーのタンク永井の試合から!

 

浅川がプロレスラーとしてのキャリアをスタートさせた2015.9.6、メインイベントで「火野vsタンク永井」のCHAMPION OF ST-K王座戦が行われました

 

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私はこの試合を会場で観戦していたのですが、今振り返ってみると、この日のメインであった「火野vsタンク永井」と、今回の「滝澤vs浅川」には、王者と挑戦者の関係性において、幾つか似ている所があると感じるんです

 

①本隊vs凶月

②挑戦者は当時ベルトの戴冠経験無し(タンク永井、浅川)

③王者は絶対的な実力者

⇒火野は真霜に勝利して王者戴冠、滝澤は後楽園大会2連続でメインと安定の防衛ロード

④大会前は王者側が優位に立つ情勢

 

「火野vsタンク永井」にはそんな雰囲気がありましたが、試合はタンク永井が大方の予想を覆す形で火野に勝利し、自身初のベルトとなるCHAMPION OF ST-K王座を戴冠したのです!

 

その試合で鍵となったのが「凶月のセコンド勢」でした

 

凶月の面々は、メインのタイトルマッチで火野という強敵に対し、反則&介入の連続と、タンクを徹底的に援護射撃!

流石の火野も、複数人相手の介入には苦戦を強いられる展開が続き、敗戦…

 

個人的に、最近では凶月の介入攻撃という展開が以前に比べて減った印象もあるんですけど、当時の火野同様、負ける要素の少ない滝澤相手に流れを握っていくなら、反則&介入ありの攻め方も一つの手段なのではないか、と私は感じています

正直な所、体格も経験も実力も勝る滝澤相手に正面から突破していける選手は、浅川でなくても中々難しいのでは無いでしょうか?

 

「反則&介入が無いと~」と言っている私ですが、個人的に、タンク永井も最初は反則&介入ありのファイトから、1年近くにわたる防衛ロードを築く中で、団体の立派なメインイベンターの一人になりましたし、反則無しでもガッツリ戦える選手に急成長してますから、戴冠ならその流れもアリかと!

 

今回のタイトルマッチでは、若くして凶月のリーダーとなった浅川を、年長者のユニットメンバーがどれだけ援護射撃出来るか、という所がポイントになりそうな気がします

 

CLUB-K SUPER in TKPガーデンシティ千葉 | KAIENTAI DOJO

 

■ケース2 2017.8.19~イサミとの対戦に見る"遠慮しない姿勢"~

2つ目は、2017年8月に浅川がCHAMPION OF ST-K王座に初挑戦した試合から

 

東京ビッグショー | KAIENTAI DOJO

 

この時の王者は、"プロレスリングBASARAの大将"・木高イサミ

 

確か、私の記憶だと、当時の浅川は、イサミへの挑戦が決まった後で、毎年夏に行われる1dayトーナメントである「海王トーナメント」に優勝し、確固たる実績と勢いを作った状態で臨んでいた気がします

勢いをつけて、新木場ビッグショーでイサミに挑戦した浅川でしたが、激闘空しく敗戦という結果に…

 

 

 

試合後、イサミは浅川にあるエールを送ったのです

 

「(若い)お前のキャリアで人に譲るな」

 

 

 

イサミって、SNS等でもBASARAの後輩選手に対して、「前に出ていく」重要性を説くような発言があったりするんですけど、他団体の浅川に対しても、そんな言葉を送っていたんですよね

 

 

 

あれから約1年…

 

4月後楽園メインでのシングル王座挑戦者決定戦など、ベルト挑戦のチャンスまであと一歩という所に来ながら敗戦するなど、苦杯をなめてきた浅川

 

正直、王者の滝澤は、実績も体格も浅川を圧倒している状況…

 

個人的に、この流れを覆すには「若いキャリアでも相手に遠慮しない姿勢」が必要になるんじゃないか、と私は思うのです!

実際、ヒールターン後のコメントなんかをちょいちょい見ていると、そうした自信やふてぶてしさは出ている気がするので、後は本番でどういう試合をするか!

 

イサミから言われた「人に譲るな」という姿勢を、滝澤との試合でどれだけ貫けるかも、重要な鍵になると私は思います!

 

■まとめ

今回、凶月の反則介入なんかも肯定してしまっている私の意見ですが、今回のK-DOJOのTKP千葉大会は、凶月にとって3年前の再来を予感させる大会になるのではないか、と私は感じているんですよね

 

2015年9月のTKP千葉大会では、タッグ王座を防衛した上、シングル王座を奪還するなど、凶月時代の到来を印象付けた大会だったと私は思うんです

 

しかし、今回はシングルだけでなく、タッグの防衛戦に加え、千葉6人タッグ王者にも挑戦するなど、上手く行けば「主要ベルトを凶月が制圧」というシチュエーションが完成するのです!

 

このタイトルマッチに全勝すれば、3年前の時以上に流れを凶月に持って行けるチャンスなので、果たしてそれが出来るか、というのが個人的に気になる所

 

個人的に、浅川が滝澤に勝って、事変を起こす瞬間を是非とも見たい!😆😆

 

7.29の昼は、KAIENTAI-DOJOの千葉TKP大会にDon't Miss it!!!!

 

GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉 | KAIENTAI DOJO

ファイヤーフェスティバルとかいう、ロックでパンクな夏フェスについて~7.8ZERO1火祭り開幕戦観戦記~

先日の7.8、酷暑の真昼間でしたが、ZERO1の火祭り開幕戦を観戦してきました!

 

個人的に、ZERO1の「火祭り」と新日の「G1 CLIMAX」は、音楽界でいう「FUJI ROCK FESTIVAL」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」みたいなものだと思うんですよね

夏のビッグイベント!!

 

この日は、後楽園ホール新宿FACE、両国KFCホールでも興行があったので、どこに行こうか本当に迷ったんですけど、昨年生観戦した「田中vs小幡」に感動した記憶があったので、この興奮をもう一度味わいたい、と思い、新木場へ!

 

という訳で、公式戦の感想を徒然なるままに書き記していきたいと思います

 

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メインの「田中将斗vs黒潮イケメン二郎」は、時が経つのを忘れるくらい見入ってしまう試合でした!😆

 

 

 

岩崎永遠vs宮本裕向

キャリア1年未満にして火祭り初出場となった岩崎と、今年デビュー15周年を迎える宮本の試合から、今年の火祭りはスタート!

 

岩崎も良い感じで攻める場面はあったんですけど、やっぱり宮本の上手さに尽きた試合だった気がします

 

的確に岩崎の足を攻めて試合の主導権を握った上、最後は卍固め⇒ローリングクレイドル⇒その体勢から足関節技を極める、という流れるようなコンボ技には本当に痺れました!

 

ただ、宮本にとって痛かったのは、そこで岩崎からギブアップを奪えず、レフェリーストップでの勝利になった事

ここ数年の火祭り、3カウントやギブアップ勝利だと勝ち点5を獲得できるのですが、レフェリーストップでは勝ち点4と減ってしまうルールなんですよね…

 

初戦で勝ち点1を減らした事が、終盤になって響きそうな気がしました

 

■クリス・ヴァイスvs菅原拓也

今回の火祭りには、Jr.ヘビー級である菅原やSUGIらも参戦しているのですが、ヘビー級の猛者が集う中で、Jr.の選手がどういった活躍を見せられるのか、という所は個人的に気になっていました

 

火祭り開幕戦は、「危険な格闘技」と称されるラウェイで2連勝中のクリス・ヴァイスとのユニット同門対決となった菅原でしたが、この試合、菅原が相手の攻撃を「これでもか!」とばかりに受けて、受けて、受けまくるんです!

 

ただ、この試合、菅原が受けてから反撃する時間が中々作れず、それ故に終始クリスにペースを握られる展開だったという印象もありました…

 

試合はクリスが必殺のパッケージドライバーで勝利!

 

菅原、クリスに喰らわせてたラリアットが中々に強烈だっただけに、本当に惜しい結果でした…

 

■SUGIvs大谷晋二郎

「ミスター火祭り」と称される大谷が、2年振りに火祭り参戦!

対するは、火祭り参戦選手の中で一番小柄ながら、華麗な空中殺法で人々を魅了するSUGI!

 

試合は、序盤から大谷がSUGIを圧倒する展開に

いつもなら決まるルチャムーブも大谷に読まれてしまい、中々自分のペースに持ち込めない時間帯が続きます

 

9:1か8:2で大谷、という流れが一変したのは終盤になってから

 

SUGIがトップロープを渡ってのミサイルキック(千本桜)や、450゚スプラッシュを立て続けに決めていくと、最後は流れるようにスワンダイブ式の450゚スプラッシュが大谷に炸裂!

僅かなチャンスを手繰り寄せたSUGIが逆転勝利という形で勝ち点5を獲得したのです

この5点は本当に大きい!

 

一方、敗れてしまった大谷でしたが、会場の声援を味方につけた所や、負けたときに思いっきり叫んで悔しがる姿など、場内の雰囲気を見事に持って行ったという印象

個人的に、火祭りには大谷の存在が不可欠だと感じた瞬間でもありました

 

そう考えると、大谷がエントリーしなかった昨年の火祭りの盛り上がりって、本当に凄かったんだなあ…

 

佐藤耕平vsハートリー・ジャクソン

耕平とジャクソンという大型選手同士の対戦になりましたが、正直な所、ジャクソンが流れの大半を持って行った試合だと感じました

 

耕平も、いつものように鋭どい打撃技を喰らわせる場面はありましたが、ジャクソンに場外戦で苦戦を強いられると、以降は相手のペースに…

 

耕平は最後までジャクソンに傾いた流れを戻す事が出来ず、開幕戦で敗れる形になりました

 

しっかし、ハートリー・ジャクソン、観客から本当に愛されてる選手だなあ、と改めて感じました!

試合の合間に叫ぶ「ジャクソン、ナンバーワン!」だったり、場外乱闘で逃げるため立ち上がっていた観客に「座って座って」と言いつつ、同じ場所に戻って暴れようとする所とかが愛らしくて、本当に好きです(笑)

 

田中将斗vs黒潮イケメン二郎

メインイベントは、前年度火祭り覇者の田中と、みんなの人気者・黒潮イケメン二郎による一騎討ち!

 

奇しくも、二人は現在W-1のタッグ王者チーム!

 

個人的に、黒潮イケメン二郎というと、入場時にたっぷり時間をかける所とか(笑)、アウェイをホームに変えてしまう持ち前の明るさが印象的な選手だと思っています

 

しかし、試合となると当然容赦は無し!

序盤に見せたグラウンドでのじっくりした攻防もあれば、田中の左腕を蹴り上げるといった一点集中攻撃もあり!

 

寸前で回避されたものの、田中の十八番でもある「場外でのテーブル設置⇒スーパーフライ」という掟破りも敢行するなど、幅の広さを見せてきました

このシーンで珍しくイケメンにブーイングが飛んでました(笑)

 

田中も田中で、前年度火祭り覇者&シングル・タッグで現在三冠王者という実力を遺憾無く発揮!

 

両者譲らぬ攻防は30分時間切れドローという結末に終わりましたが、30分が本当にあっという間のようでした

「25分経過」と言われて、「ああ、25分も経っていたのか」と思うくらい、両者の攻防に見入ってしまった試合!

楽しい時間はあっという間に終わってしまうものですね😅

 

試合が終われば両者ノーサイド

 

この両者の対戦はまた見たいですね!

次はいつ実現するのでしょうか…?

 

■まとめ

満員満員&満員で、試合前から高い期待感に包まれた新木場1stRINGでしたが、実際に全公式戦が熱い内容でした!

 

今回触れませんでしたが、唯一公式戦ではなかった第1試合のタッグマッチも、公式戦に続けとばかりの良い試合でした

 

今回の火祭り、正直言うと大会前までは、小幡が負傷欠場した事に加え、昨年のような特別推薦枠での選出も無く、天下一Jr.があるJr.ヘビーからも選手が参戦と、前年に比べ若干インパクトに欠ける部分を感じたんですよね…

 

でも、開幕戦観戦後、その認識は間違っていたと自分自身を大きく恥じました

 

凄いよ、火祭り!!

 

火野と大和の公式戦が無かった中で、大会中、その不在を感じさせる瞬間が全く無かった、というのが地味に凄すぎてですね…

いやあ、新木場に来て本当に良かった!

 

大会では「今日のMVP」というアンケート用紙が配られたのですが、私が用紙に記入したのは「ハートリー・ジャクソン」!

 

メインの田中とイケメンの二人も選びたい所だったんですけど、耕平相手に会場の雰囲気を味方につけたジャクソンの人気者っぷりに感嘆!

正に「ジャクソン劇場」と思わされるほどの内容でした

 

そんな絶賛開催中の火祭りですが、関東圏だと、7.27芝公園と、7.29後楽園ホールの2大会が残っています

 

しかも芝公園大会は、入場無料ながら火祭り公式戦(しかも最終公式戦)を無料で見れてしまうという、破格の興行!

 

www.z-1.co.jp

 

www.z-1.co.jp

この感動を、皆様、是非っ!!🔥🔥🔥

ここがヘンだよ「いつでもどこでも挑戦権」~入江茂弘の問題提起について私なりに思うこと~

現在、DDTでKO-D無差別級王座を保持している入江茂弘

 

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その入江が、6月の後楽園大会のメイン後に、「いつでもどこでも挑戦権」のルールと、団体のプロデューサーである男色ディーノに異議を唱えました

 

私自身、色々と考えたり、感じたりしたことがこの件であったので、今日は入江の反逆について徒然なるままに書いていきたいと思います!✊💥

 

youtu.be

 

 

DDTでは珍しい、ガッチガチの"反体制派"の登場

個人的に、DDTという団体には、明確なヒールユニットがいない(強いて言うとDAMNATIONぐらい)という印象があります。

外部参戦選手は定期的にいても、外敵のような、団体を荒らしに行く形で乗り込んでくるケースを想像しづらい風土がある、と言いましょうか

 

今から3年程前、ある方が私に、DDTについてこんな感想を述べていました

 

DDTのファンって、自分の推してる選手でなくても『○○選手はこういうところが良いよね』と褒めたりする人が多い」

 

確かに、DDTにはそういう良い雰囲気があると私は思います

選手だったりファンだったり、お互いを認め合える関係が、非常にオープンかつクリーンな形で見える稀有な団体だなあ、と個人的に感じていたりします

 

 

そんなDDTにおいて、団体への不満を明確に表明したのが入江だったのでした!

 

「いつでもどこでも挑戦権の不要論」

 

「熱の無い選手が多いのではないか」という指摘

 

そして男色ディーノに向かって「お前が一番気に食わない」、「俺はお前を絶対に認めない」という発言

 

いわば、団体という既存の権力に対して、入江は真っ向から反発した訳です。

団体内でこういうハッキリした主張を掲げる選手が現れた事の衝撃は、その後のネット上の反応を見ていても賛否さまざまだったなあ、と、私自身見ていて感じた次第です

 

https://www.ddtpro.com/results/897

 

■「いつどこ権」の"否定"ではなく、"拡大"

HARASHIMAさんが出てきてくれて僕は嬉しいです。待ってましたよ。でもHARASHIMAさんほどの選手がいつでもどこでも挑戦権、そんなものがないと挑戦できないんですか。

 

この団体腐ってないですか。HARASHIMAさんぐらいのすごい選手なら、熱い気持ちぶつけてくれればタイトルに挑戦できるんじゃないですか。

 

挑戦者、王者、この2人がこのベルトを懸けて試合をするって言ってんだから、こんな飾りいらねえだろ。

 

入江が、HARASHIMAの挑戦表明を受けた際に、DDT名物の「いつでもどこでも挑戦権」に対して異議を唱えた件

 

個人的に、ただ単にこの発言で「いつどこ権を否定した」、「いつどこ権から逃げている」と捉えられてしまうのは、非常に勿体ないと思っています

 

何故かと言いますと、直近の大会で入江自身の口から、そのヒントになるような発言があったからなんですよね

 

その大会とは、前月(5.20)の後楽園ホール大会

 

この日、メインイベントで石井慧介から勝利し、無差別級王座初防衛に成功した入江に、今林APからリング上で「いつでもどこでも挑戦権」の争奪レースが始まることを告げられます

 

その際、入江はキッパリとこう言い切ったのです

 

「自分はどこの誰とでもタイトルマッチをやるつもりだから、そんな事はどうだっていいんだよ」

 

https://www.ddtpro.com/results/645

 

そうなんです!

 

入江のスタンスは、「いつでもどこでも誰の挑戦でも受ける」というもの

 

いわば、入江政権だと「いつでもどこでも挑戦権」が常時発動してる状態!

 

 

 

こう考えてしまうのは、少し考え過ぎでしょうか?

 

■「いつでもどこでも挑戦を受けなさいよ」というディーノの反論について

 

入江の発言に対し、男色ディーノ自身も後に公式サイトのインタビューでこのような反論をしています

 

https://www.ddtpro.com/news/957

 

“いつどこ”がなくても挑戦できるだろうと言ってはいるものの、“いつどこ”がある期間があるんだから、“いつどこ”のルールに従わないと。“いつどこ”がある期間で、“いつどこ”がベースで挑戦者が決まってるわけだし、そういう世界で動いているわけだから、“いつどこ”を受け入れてもらうしかないわよね。

 

チャンピオンの「熱い気持ちがあれば挑戦すればいい」という気持ちもわかるわ。そういう世界を見せたいならワタシも後押しをしたいけど、いつでもどこでも挑戦権を無力化してくれというのはちょっと違うし、そこを関係ないと言われても「じゃあいつでもどこでも挑戦権を廃止します」とはならないし。

 

現実問題、それで走り出しているわけだし。だからチャンピオンとして覚悟を持って、いつ・どこで挑戦されるかもわからない。チャンピオンなら、それを受けて立つんでしょ。だったらルールに則ってやってくださいよ。

 

こうして見ると、入江の主張を認めつつも「『いつでもどこでも挑戦権』で挑戦権を決める期間はそれに従ってほしい」「王者ならいつでもどこでも挑戦を受けなさい」と反論しています

 

しかし、反論の内容の中で「ルールに従ってほしい」としかやり返せていない辺り、入江のような反対派が今まで団体内にいなかったんだろうなあ、という部分も個人的に感じました

 

「王者を中心に回してるつもり」と言う反論も、ぶっちゃけ「団体トップのベルトを持った選手を中心に回すのは当然の流れだと思うし、それをプロデューサーが開き直って言っちゃってもなあ」という感じですし…

 

実際この反論だと、「入江が『いつでもどこでも挑戦権』というルールでの挑戦を嫌がってる」ような、「逃げ」の捉えられ方をされているようで、引っ掛かるんですよね

「自分はいつでもどこでも誰とでもやってやるので、そもそも権利の必要がない」から否定してる気がするんですけど…

 

それに入江って、初戴冠した2013年の王者時代には、「いつでもどこでも挑戦権」期間中に権利を行使した選手の挑戦を全て退けているんですよね

これは、現時点で入江と竹下しか達成していない快挙!

 

「いつでもどこでも挑戦を受けなさいよ」と入江に反論したディーノですけど、かつて入江は"いつでもどこでも挑戦権での挑戦をキッチリ受けて防衛しきった"実績を持っている選手ですから、尚更逃げのように思われるのが「うーん」って感じなんです…

 

■挑戦者決定後は権利が移動しない「いつでもどこでも挑戦権」期間

個人的に一番気になったのが、「『いつでもどこでも挑戦権』で挑戦者を決める期間は~」という箇所

 

別に、「いつでもどこでも挑戦権」の期間中であっても、挑戦者は別の方法で決めても良いんじゃないのかなあ、と私は思うんですよね

 

「いつどこ」期間中のDDTは、毎月の後楽園大会を中心に、その時点での権利保持者に挑戦するか否かをプロデューサーが問い、そこで手を挙げた選手が挑戦するという流れが多い印象

 

そこで挑戦が決まった選手は「権利が移動すると挑戦できない」とプロデューサーから告げられるのがお約束なのですが、正直カード決定後に挑戦者が変更になったケースって、そんなにあったかなあ、と

 

個人的に、挑戦者決定後に権利が移動したケースって、2017年5月に「いつどこ権」での挑戦が決まっていたものの、高山の負傷によるレフェリーストップ負けで、ヤス・ウラノに移動⇒挑戦という時しか見てないんですよね…

その時も本当にアクシデントだったので、今までの流れだと、基本は挑戦者決定後の権利移動が想定されていないシステムのように感じます

 

それだったら、先の大会の挑戦者は「いつどこ権」で決めるというルールに縛られず、挑戦する熱量を持った選手が出てくる展開で挑戦者が決まっても面白いような気がするんですよね

 

■権利期間中に"権利不所持"の状態で噛み付く選手、C'mon!!

個人的に、今の入江政権において、一番パンクでカッコイイ流れって「『いつでもどこでも挑戦権』の期間中にも関わらず、権利を持っていない選手が挑戦表明」する事じゃないか、と私は思っています

 

正直、「いつでもどこでも挑戦権」の期間中は、権利を持っていないと挑戦表明しにくい流れがあるんですよね

 

でも、今の入江は前述した通り「いつでもどこでも誰の挑戦も受ける」というスタンス

 

この絶好とも言える状況下で、ある種会社のルールを破って挑戦表明する選手がもしいたなら、私は凄くカッコイイと思うし、入江もきっと挑戦を認めてくれるのではないか、と私は妄想してるんです(笑)

もしも今の入江が、そういう挑戦の仕方をしてきた選手に「お前は顔じゃないんだよ」とか言い出したら、矛盾が生まれちゃいますから…

 

なので、この入江政権での「いつでもどこでも挑戦権」期間中に、権利を持っていなくても熱量で挑戦表明する選手が出てくれると、ある意味一番オイシイんじゃないかと勝手に私は考えています(笑)

 

その方が、より一層DDTが面白くなりそうな期待感が生まれやすいと思うんですよね

 

■必要かつ重要なのは「ブレない主張」と「防衛ロード」の確立

 

個人的に、今の入江にとって一番必要だと思う点が2つあると思ってます

 

①ブレない主張

 

まず①ですが、今のような強気かつ自信満々な姿勢を、入江にはドンドン貫いていって欲しい、ということ

以前に比べると自信も見えるようになった入江のマイクですが、正直入江は雄弁なタイプではないし、マイクも決して上手い方ではないと思っています

 

そうした中で、今後相手からの反論にぐらつく場面が出てしまうと、入江の現在の「反体制」というスタンスが揺るぐことになってしまいかねません

 

なので、相手から何を言われようと、自分の主張を押し通していく強引さを、今後も貫いて行ってほしいんですよね!

 

実際、発言に十分な威力を持たせるほど、試合内容は安定していますし、6月の後楽園大会ではディーノに反旗を翻した入江に自然発生的な「イリエ」コールも観客から起きている訳ですから、間違いなく今の入江には追い風が吹いている状況!

 

それだけに、マイクでブレない事が一番大事なのかなあ、と私は思っています

 

②無差別級の防衛ロード

 

今の入江の反体制というスタンスを支えている要因の一つに、現在保持しているKO-D無差別級王座の存在は外せないでしょう

 

どの団体でもそうですが、団体最高峰のベルトを持っていれば、団体のメインストリームに立つ機会も増え、自然と発言権や注目度も大きくなりやすいです

 

現在「DDTを壊す」と掲げている入江にとって、KO-D無差別級王座を失うことは、「=自身の革命・改革の停滞」を意味する事に繋がりかねません

いわば、入江にとってKO-D無差別級王座は、革命を起こすための立派な武器であり、革命を成す為の鍵と言えるのでは無いでしょうか?

 

そういう意味でも、個人的に無差別級王座の防衛ロードや防衛期間が重要になってくるのではないか、と考えています!

 

過去に持っていた最多防衛回数を超えて欲しい、という思いもありますが、それ以上に防衛ロードをしっかり築き上げていく事が、自身の改革の支持者を増やし、入江のメインストリームでの輝きを増す事にも繋がっていくような気がしています!!✊💥

 

終わり

私の2018年上半期のベストバウト候補は、キミに決めた!!~生観戦した74大会のベストバウト3試合を語る~

2018年も、早いもので半分が経過…

 

私が今年上半期に生で見に行ったプロレス興行の中で、特に印象に残った試合をピックアップしてみました

 

あくまでも"私が生で見た試合"になるので、「なんでこの試合がベストバウトじゃ無いんや!」と言われそうな気もしています(笑)

 

ただ、どれも個人的に「本当に良い試合だった」と人に伝えたい試合!

 

拙い文章ではありますが、お付き合いして頂けると幸いですm(__)m

 

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1.1のZERO1後楽園大会で見た、「田中将斗vs小幡優作」のインパクトは未だに忘れられないです



 

 

 

田中将斗vs小幡優作(1.1ZERO1後楽園)

 

元旦後楽園ホールのメインイベントにして、個人的に上半期終了時点で今年のベストバウト1位だと思っている試合です

 

昨年7月の火祭り優勝決定戦で行われた「田中vs小幡」も、個人的に2017年のプロレス界ベストバウトだと感じた試合だったのですが、この元旦後楽園も凄かった!

 

火祭りの決勝もそうだったんですけど、田中将斗の得意とするハードコア殺法や場外乱闘の土俵に、自ら先手を取る形で乗っかりに行った小幡の姿勢がただただ熱かったんですよね

 

個人的に小幡って、どちらかというと、感情をあまり表に出さないタイプの選手のように感じます

 

そんな彼が、田中のエグイ攻撃を何度も喰らいながら、立ち上がってきた姿だったり、不器用だけど真っすぐに攻めていった姿勢に胸を打たれました

 

 

 

田中も田中で、「どんだけ技を喰らったら倒れるんだろう」と見ていて思う程、最後の最後まで負ける匂いが全く無かったんですよね

 

フィニッシャー級の技を喰らっても、カウント2で立ち上がってきた2人は、まるでゾンビのように思えました(笑)

そんな田中に勝った小幡は本当に凄い!

試合内容も、本当に凄まじいとしか言えないレベルでしたから

 

現在欠場中の小幡ですが、また復帰して、最前線で身体を張る姿を、楽しみに待ちたいと思います!

 

 

石川修司vs鷹木信悟(4.29全日後楽園)

今年のチャンピオンカーニバル公式戦で実現したカード

 

大会前、「チャンピオンカーニバルに出場できて嬉しさもあるけど、後からメンバーを見て、『俺は白星配給係なんだな』と思った」という旨を鷹木が口にするほど、今年の春の祭典には、多くの有名選手が所属外から集結しました

 

そんな中、大会前から「(鷹木の体重を指して)95kgはヘビーじゃないですよね」、「デカイ奴が強い事を証明する」と鷹木を挑発し続けたのが、前年度チャンピオンカーニバル覇者の石川修司

 

そんな二人が公式戦最終戦で激突したのですが、試合序盤は、体格で頭二つ分は抜けていると思われる石川が鷹木を押し込んでいく、一方的な展開になりました

 

ドラゴンゲートドリームゲート王座を最多タイの4度戴冠した鷹木が、相手にこれほどまで一方的に押される姿を見たのは、私自身この試合が初めてでした

 

しかし、中盤になると鷹木も持ち前のスピードを活かしたパワーファイトで石川を追い込んで行きます

この辺りから一気に試合のギアが入った印象があります

 

石川からエグイ攻めを喰らいながらも、時に1カウントで肩を上げた鷹木の気迫!

チャンピオンカーニバルのメンバーの中では、身体が決して大きいとは言えない鷹木でしたが、その体格差を補って余りある強気っぷりと、スピードを活かした攻めは、生で見ていて本当に感動しました

 

試合は石川の勝利に終わりましたが、超満員の後楽園ホールからは、割れんばかりの「シンゴ」コールが!!

 

 

 

そして、試合前まで挑発を続けていた石川も、鷹木を認め、両者抱き合うという感動の展開

 

 

 

鷹木の試合だと、チャンピオンカーニバル開幕戦でいきなり三冠王者狩りを果たした「vs宮原健斗」も非常に素晴らしい内容だったと思うんですけど、他団体の大会で、満員の観衆から地鳴りのようなシンゴコールが起こった、という点も含め、この試合が一番かなあ、と感じた次第です

 

 

 

■大畠美咲vs中島安里紗vs浜田文子(4.22WAVE新木場)

 

男子だとチャンピオンカーニバルが盛り上がった今年の春でしたが、個人的に女子プロレス界だとプロレスリングWAVEの「CATCH THE WAVE」も凄かった印象が強いです

 

今年で10回目を迎えたリーグ戦は、チャンピオンカーニバル同様、他団体からも強豪が集う豪華なものになりました

 

「山下りなvs浜田文子」の優勝決定戦も凄かったんですけど、個人的に一番印象に残った試合が、Violenceブロックの優勝決定戦進出者決定戦!

 

2ブロックの上位1位しか優勝決定戦に進出できない中、Regina王者の大畠美咲、センダイガールズのシングル王者の浜田文子、実力・実績十分の中島亜里紗の3選手が勝ち点で並ぶ、稀に見る混戦模様に

 

3選手の中からブロック1位の選手を決めるために導入されたルールは、"三つ巴戦"

「他の2選手に連続で勝った選手が優勝」という、極めて過酷なもの

 

しかも、勝利をもぎ取るのが難しい実力者が3人が揃った中で、自分以外の2人から"連続で"勝たなければいけない状況

 

試合は序盤から互いの体力を削り合う、激しい消耗戦になりました

 

何て言えば良いんでしょうか…

 

試合を見ている客の方も、固唾をのんで試合を見守る雰囲気があったように思います

それだけ、独特の緊張感に終始包まれた"三つ巴戦"でした

 

3選手とも、相手に連勝されまいと持ちこたえる展開が続く中、均衡を破ったのが浜田文子でした

 

中島から激しい打撃合戦の末にギブアップ勝利をもぎ取ると、Regina王者の大畠とは一進一退の攻防になりながらも、最後は必殺のAPクロスを決めて見事2連勝!

 

試合後、新木場1stRINGの観客席から鳴り止む事のない拍手…

 

優勝決定戦進出を決めた浜田が、試合後に思わず感極まる瞬間…

 

これらのシーンを見て、「本当に凄い試合を見てしまった」と思わずにはいられませんでした

 

それだけに、その後浜田が覚せい剤使用で逮捕⇒WAVEとの契約解除、というニュースが出た時は、正直凄くショックだったんですよね…

 

2018年のプロレス界MVPと、女子団体のベルト総ナメも狙えるポジションにいただけに、尚更その点が残念でした

 

しかし、この試合が凄かったという事実は、私の中では揺るぐことはないですし、「本当に凄かったのだ」と色んな方々に伝えていきたい!

この"三つ巴戦"は、まさにそういう試合だったと私は思っています

 

 

ノアの象徴、シングルで狙うか、タッグで狩るか~ノアの世代闘争開戦に寄せて 6.10編~

5.29、6.10と、ノア後楽園大会に行ってきました!

 

前者では「杉浦vs丸藤」のGHCヘビー級王座戦、後者では三沢光晴のメモリアルマッチが組まれたのですが、2大会とも、新世代とベテランによる「世代闘争」という新たな展開が打ち出されたように感じました

 

前回は5.29後楽園大会をメインに取り上げて行きましたが、今回は6.10での出来事を、私なりに取り上げていきたいと思います!👊💥

 

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バルコニーに掲げられた三沢光晴の遺影を見る新世代軍の姿が、何かマンガの1シーンみたいで凄くカッコ良かったです(小並感)



 

■新世代軍vsベテラン軍

今大会のメインイベントは「中嶋、潮崎vs丸藤、杉浦」

三沢光晴メモリアルマッチと銘打たれていたものの、この時点で「新世代軍vsベテラン軍」という構図が実現していました

 

試合は、潮崎がGHCヘビー級王者・杉浦から直接勝利!

 

メインイベント終了後、ノアの新世代軍とベテラン軍がリング上に集結する中、何とZERO1田中将斗も登場する展開に!

 

○ベテラン軍

杉浦、丸藤、齋藤、モハメド・ヨネ、クワイエット・ストーム、井上、田中将斗

 

▽新世代軍

潮崎、拳王、中嶋、マサ北宮、清宮、小峠

 

ザッと分けるとこんな感じでしょうか?

 

個人的に注目したいのは、やはり昨年のグローバルリーグ以来のノアマット登場となる田中将斗でしょうか?

 

 

 

今年6月現在、ZERO1で世界ヘビー級王座とインターコンチネンタルタッグ王座、W-1でタッグ王者と年齢を感じさせない三冠王者

 

そして、杉浦とは、かつて2度のGTL優勝を誇る「弾丸ヤンキース」を結成していた関係

この世代闘争が勃発したタイミングで、本格的な再結成が実現するとは思いませんでした!😂😂😂

 

よくよく考えると、杉浦はGHCヘビー級王者で、田中は三冠王者という弾丸ヤンキース、本当に敵無しな印象があります

 

二人がタッグで組む機会が見られるのかと思うと、私、ワクワクが止まりません!😆

 

■ユニットが皆無な今のノアだからこそ出来る「世代闘争」の魁せ方

 

拳王がGHCヘビー級王座を獲得した昨年末から、ノアを象徴する丸藤と杉浦からの「世代交代」を掲げる動きが見られてはいましたが、5.29からの6.10で、"ベテランvs新世代"という「世代闘争」の方向性がハッキリした感はあります。

 

www.nikkansports.com

 

私自身、今回「世代闘争」を軸にした事は、ノアにとって+な出来事だと感じているんです

何故かと言いますと、今のノアには、"ユニット"よりも"タッグチーム"の方が多いから!

 

思えば2015年、鈴木軍がノアマットに襲来した際、「BRAVE」、「NO MERCY」、「超危暴軍」などのユニットがありましたが、後に対鈴木軍を掲げる形で全ユニット解散⇒共闘という流れになりました

 

2016年末に鈴木軍が撤退して以降、名前もちゃんと付けられた3人以上の"ユニット"という形で始動した所は、Jr.のRATEL'Sのみ

 

今のノア(2016年~)は、ユニットが少ない分、タッグチームとして活動しているチームが多いですよね

ジ・アグレッション、50FP、ゴーカイタッグetc…

Jr.だと、バックブリーカーズなんかが代表例

 

今のノアは、ユニットが全く無い状態からタッグチームが生まれ、各々が個性を発揮してきたという印象があります。

一方で、形が出来つつあるタッグチームが、他の個性的なタッグチームと組んで新ユニットを結成、となると、中々選手やチームカラーをまとめるのが難しそうな気がするんです

 

例えばですが、ジ・アグレッションとゴーカイが組んだとしたら、ユニットの頭領が誰になるかで、何となく微妙な関係が生まれそうな気がしちゃうんですよね(笑)

潮崎なのか、中嶋なのか、それとも…、みたいな

 

そんな中、今回新世代とベテランで争う構図が生まれた事で、拳王やゴーカイタッグ、ジ・アグレッションらといった、敵対関係にあった者同士が、ベテラン軍と対峙するために手を取る流れが出来ました

 

「世代闘争」というテーマは色んな所でも見かけるものではありますが、明確なユニットが無かった今のノアが、「新世代軍」「ベテラン軍」の二大ユニット抗争を繰り広げる展開は中々に新鮮なのではないか、と私は感じるんです!

 

ユニット抗争を通じて世代をかけた争いが行われる機会は、今までも多々あった気がするんですけど、今後、この抗争で拳王や中嶋が組むといった、「世代闘争」でしか実現し得なかった新たな景色が見れるのではないか、という期待感を私は抱いてしまいます😍

 

今までは敵同士だった新世代軍だけに、一歩間違えれば瓦解しかねないようなキワキワ感もありますが、ハマれば凄い化学反応が見られるのでは無いでしょうか?

 

■6.26後楽園の「杉浦vs拳王」は、ノアにとって歴史的分岐点となるか?

今大会では、5.29で決定した「拳王vs清宮」のGHCヘビー級王座への次期挑戦者決定戦が行われました

この試合で清宮から勝利した拳王が、6.26後楽園大会で王者・杉浦に挑戦することが決定!

 

 

 

王者と挑戦者という立場こそ変わりましたが、3.11横浜文体で行われたGHCヘビー級王座戦のリマッチになりましたね

 

この大会では、拳王が「俺が新しい時代を作る」と意気込んだものの、杉浦の壁に惜しくも跳ね返される結果となりました…

 

ただ、他の方もおっしゃっていましたが、この時拳王はネックロックからのレフェリーストップという形で負けてるんですよね

つまり、3カウントは取られていない訳です!

 

一方で、拳王が自らつかみ取ったリマッチの舞台に敗れてしまうと、世代闘争やGHCヘビー戦線からは後退しかねない状況であるのも事実…

 

それだけに、私は(杉浦好きではありますが、)今回の後楽園大会で拳王が勝って、以前から口にしていた「ノア=杉浦、丸藤」という構図を変えていく流れに期待したいです!

 

杉浦も年齢を感じさせない強さは未だにありますけど、この強いベテランを打ち崩すニューヒーローに出てきてほしいのも事実

 

このタイミングで、杉浦に勝てるニューヒーローとは誰か?

 

個人的に、発信力も強く、リベンジへの思いも強い拳王しかいない気がします!!👊👊👊👊👊

 

■「丸藤&杉浦」をタッグ王座戦線に引きずり込もうとする、ジ・アグレッションの強かさ

 

GHCヘビー級王座戦線も熱いんですけど、個人的に、現在中嶋とマサ北宮が持つGHCタッグ王座戦線にも注目したいです

 

6.10のメイン後に集結した新世代軍とベテラン軍

 

退場するベテラン軍の丸藤に対し、中嶋は不敵な笑みを浮かべながらこう言ったのです

 

「俺達二人のベルト、ちゃんと空いてるからさ…。お前らに、胸貸してやるよ…」

 

https://twitter.com/rembrandt_kbs/status/1005678039315898369?s=19

 

感情を剥き出しにせず、余裕たっぷりな姿で挑発する今の中嶋、ただ者ではありませんね!😍

 

中嶋自身、5.29後楽園大会前のインタビューでこのような発言をしています

 

「まず俺とマサでタッグベルトを取り返す。そしてあの2人にはGHC戦を通じて意思疎通してもらい『丸藤と杉浦が組んで俺たちに挑戦してこい』と、こちらから言おうと思ってる。」

 

www.tokyo-sports.co.jp

 

丸藤と杉浦はシングルプレーヤーとしての実力がずば抜けてあるんですけど、シングル戦線で二人を超えに行く拳王に対し、中嶋とマサ北宮はタッグベルトを使って、丸藤&杉浦というノアの象徴的存在を超えようとしているんですよね~

 

(言い方がアレですが)個人的にタッグベルトって、どうしてもシングルベルトと比べてしまうと、注目具合が少し弱くなってしまうイメージが何となくあるんです…

 

しかし、ジ・アグレッションの二人は、世代闘争の流れと、持ち前の積極性を活かして、このベルトを上手いこと高めようとしているのをビッシビシ感じるんです!😆

 

いずれは「マサ北宮、中嶋vs丸藤、杉浦」のGHCタッグ戦が見てみたい所です!😌

 

実現してくれないかなあ、このカード!🙏🙏🙏🙏🙏