レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

MIGHTY BUDDY~2019.4.29NOAHラジアントホール大会観戦記~

 平成も終わりを告げようとしていた4.29の夜、横浜ラジアントホールまでプロレスリング・ノアを観戦してきました。

 
この日は、「GLOBAL TAG LEAGUE」の開催期間中という事もあり、公式戦3試合がラインナップ!
 
 
同時間帯には、後楽園ホールで「チャンピオンカーニバルの優勝決定戦も行われていましたが、今回NOAH観戦を決めたのは、Twitterでノアファンのフォロワー様が、あるツイートがキッカケでした…。
 
それはNOAHのタッグリーグが対外的に盛り上がってない所が気になるというもの。
 
確かに、公式Youtubeチャンネルで試合映像をUPしているとはいえ、同時期に「チャンピオンカーニバル」があったということを差し引いても、大々的に内容が伝えられていない、という部分は個人的に気になっていたのです…。
 
だからこそ、「今回のリーグ公式戦は一度生で見て確かめなければ」と決意!
 
んでもって、実際公式戦を見に行くと、どれも熱戦ばかりでした!
 
今回は公式戦3試合を中心に、大会の感想を綴っていきたいと思います。
 
 

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井上雅央&齋藤彰俊vs稲村愛輝&マサ北宮

井上&齋藤の「ダーク・エージェント・リターンズ」と、今大会からタッグを結成した稲村とマサ北宮による「THE TOUGH(ザ・タフ)」の試合。
 
両チームとも、既に優勝決定戦進出の可能性が無くなっていたとはいえ、試合が始まると、思いの外白熱した試合内容に。
 
 

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井上雅央の展開する独特の"間"と、齋藤が一気にラッシュをかける緩急のついた攻めに、自分達のリズムを作れないTHE TOUGH…。

 

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しかし、終盤になると、THE TOUGHの二人が、徐々に井上を攻めて流れを掴んでいきます。

 

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マサ北宮が勝負を稲村に託すと、先輩の意気に応えるかのように、井上にコーナーからダイビングショルダータックルを投下!

 

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そして、抵抗する井上を振り切って、最後はオクラホマスタンピート!

 

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これでカウント3を奪ったTHE TOUGHが、最終盤で初の自力勝利を獲得したのでした!
この結果に、満員のラジアントホールの観衆も大爆発!

 

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昨年は、かつてタッグ王座も獲得した「ジ・アグレッション」のパートナー・中嶋と別れたり、相手に裏切られながらも年末にヨリを戻した拳王とも関係が立ち消えたりと、タッグパートナーの固定に苦慮していた感もあるマサ北宮…。
 
しかし、稲村愛輝という若いパートナーを従え、迎えたタッグリーグでは、北宮が稲村の自力勝利をアシストする所に回ったりと、チームとしての胎動を感じさせる試合を展開してました。
 
個人的に、NOAHはタッグリーグの度に、多くのチームが組み合わせをシャッフルされてきた印象が強いです(例外はモハメド・ヨネ&クワイエット・ストームくらい?)。
 
ただ、今回結成された「THE TOUGH」といい、中嶋&潮崎の「AXIZ」といい、タッグとして固定出来る所はしっかり固定して、チームとしての核や芯を育てていってほしいなあ、と感じました。
 
急造で終わってしまうには、本当に勿体無いチーム!

 

マイバッハ谷口&火野裕士vs小峠篤司&長井満也

新体制でスタートした3.10横浜文化体育館大会において、小峠と長井が結成した「革命マントヒーローズ」
 
対するは、GHCタッグ王座の戴冠経験もある、火野&マイバッハ谷口の「インフェルノ」!
長井にとっては、今年2月に解散した「フーリガンズ」の元同僚対決になりました。
 
ここ一年で、マントキャラも受け入れられてきた愛されキャラの小峠と、悪い事を沢山やってきた(笑)長井。
 

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私自身、対照的な両者がタッグを組んだときに、連携面に一抹の不安を抱いていたのですが、実際試合に入ると、誤爆等も特になく、意外と連携はスムーズでした!
 
そして、この日の試合で印象的だったのが、長井満也でした。
 
序盤は、自身の凶器であるチェーンを使い、コーナーロープ代わりにする場面があるなど、笑いを取っていた長井(笑)。
 

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しかし、中盤に入ると、火野とのマッチアップで存在感を発揮!
 

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火野の定番ムーブでもある「後ろ手を組んで技を受ける」動きに、長井も同様のポーズで火野のチョップを受ける場面もありました。
 

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休憩時間中、冒頭で紹介したフォロワー様と立ち話になったんですけど、「まあ、長井さん凄いわ」となりまして。
こういう、ヒール役も、ヒーロー役も出来る幅広さは本当に頼もしく感じました。
 
しかし、試合では、火野とマイバッハの地力に押される形で、最後は小峠がマイバッハから3カウントを奪われる結果に…。
 

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革命マントヒーローズはその後、翌日の公式戦で勝利を収めたものの、最終的に2勝5敗でリーグ戦を終了。
 
チームとして始動したばかりではありますが、正直結果だけ見ると、物足りなさを感じてしまうんです。
 
個人的に、小峠の今のマントキャラも好きなんですけど、元々Jr二冠からヘビー級に転向した所(2016年秋~2017年初頭)をリアルタイムで見てる者からすると、(キャラを活かしつつ)リングでも強い小峠の姿が是非見たいんですよね!
 
その辺りの姿は、8月のシングルリーグ戦『N-1 VICTORY』で見れたりするのでしょうか…?

 

 

潮崎豪&中嶋勝彦vsKAZMA SAKAMOTO&杉浦貴

公式戦勝ち点8の杉浦組と、勝ち点7で後を追う潮崎&中嶋の現タッグ王者「AXIZ」による上位対決。
 

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勝ったチームが、優勝決定戦進出に向けて大きく前進するだけに、両者負けられない試合となりました!
 

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試合前から「このメンバーでやったら内容は間違いないだろう」と思ってたんですけど、実際、杉浦や中嶋・潮崎がガツガツぶつかり合う場面はやっぱり最高でした!
 

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KAZMAも、NOAHで頂点を極めた経験を持つ3人に負けじと、主導権を握っていく場面も見られました。
 

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ただ、タッグチームとして見ると、前年の12月から始動していた「AXIZ」の面々に分があったかなあ、と思います。
今年3月の横浜文体大会で行われたタッグ王座戦の時よりも、今回のタッグリーグを経て、明らかにチームとしての力量が上がっていた事を実感しました。
 
 
やっぱり、潮崎のチョップと中嶋のキックのコンボ技は、見ていて迫力ある上に、エグい!
 

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試合は24分以上にも及ぶ大熱戦の末、中嶋がKAZMAからバーティカルスパイクで勝利!
 

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負ければ後が無い状況だった「AXIZ」が合計勝ち点9となり、最終公式戦を前に、「海王(清宮海斗&拳王)」にトップタイで並んだのでした。
 

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試合後は、中嶋がマイクでこんな煽りも。
勝彦熱いんだなあ。感動…。
 

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■まとめ

前述したとおり、『GLOBAL TAG LEAGUE』公式戦は(どれもテイストは異なるものの)内容は熱戦続きでした!
 
新体制となってから、「美学のある闘い。」というキャッチフレーズを掲げているNOAHですが、その言葉に偽りなし!
なので、あとは周囲にこの熱をどう拡げていくか、でしょうか?
(私自身、この熱を少しでも拡げたく、今回の記事を書きました)
 
全席完売となった会場は、公式戦以外の3試合も熱かったですから。
 
その後、翌30日に行われた公式戦の結果をもって、5.4後楽園ホールで行われる優勝決定戦のカードが決定!
 
潮崎豪&中嶋勝彦(リーグ戦1位)vsKAZMA SAKAMOTO&杉浦貴(リーグ戦2位)」
 
何と、29日の公式戦から5日後に、タッグリーグ優勝をかけ、両者の再戦が決定したのです!
公式戦で「AXIZ」に負けている杉浦組からしたら、これはリベンジの大チャンスな訳で、個人的に、この大舞台でそれが果たされることを願うばかり…。

とにかく、5.4後楽園大会は、優勝決定戦含め、熱戦必至な内容!
お時間ある皆様、是非、この日は後楽園まで!!
 

 

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極東より愛を込めて〜4.18 OWE新宿FACE大会観戦記〜

4.18の夕方、私は新宿FACEのあるビルの下で行列に並び、17:00にスタートする当日券の販売を待っていました…。

 
この日は新宿FACEで、OWE(Oriental Wrestling Entertainment)によるプロレス興行が控えていました。
 
2018年から、CIMAやT-Hawk、エル・リンダマンといった面々が、「#STRONGHEARTS」としてWRESTLE-1やDDTプロレスリングに乗り込む活躍を見せていましたOWEでしたが、今回満を持して、単独興行を日本初開催!
 
前売券は早々に完売し、当日は立ち見券のみ販売という状況…。
前日まで観戦は諦めていた私でしたが、丁度所用で新宿の近くにいたこともあり、「立ち見でも行かねば…」と決意。
結果、無事に立ち見券を入手することに成功したのでした。
 
今回は、OWE初の日本大会となった、4.18新宿FACE大会の個人的感想を綴っていきたいと思います。
 

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■金を取れる試合前の「雑技」

会場に到着し、立ち見の位置を無事確保したのですが、たまたまいたお客さんから声をかけていただき、何と、訳あって空席になってしまったという座席に案内して頂くことに…(この場をお借りして…、本当にありがとうございました!)。
 
 
そして、大会が始まると、#STRONGHEARTSのテーマ曲に合わせ、リング上で選手達が雑技を披露!
 
この雑技が、『プロジェクトAのアクションシーンを彷彿とさせる内容で、あれをプロレスのリングでやられたら一発で惚れてまうやろ〜」と思うくらいの素晴らしさでした!
 
 

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そして、試合開始前にはCIMAが登場したんですけど、会場の熱気と、初の日本開催ということもあってなのか、感激のあまり涙ぐむ場面も…。
 
 

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オープニングの熱狂だけで、チケット代の元を取れてしまう感動が、そこにはありました。
凄い!
 

■各試合雑感

今回の日本大会を観戦してみて感じたのは、日本でもお馴染みとなってきた「#STRONGHEARTS」というユニットではなく、初来日となる選手が多数ラインナップされるなど、「OWEの雰囲気を日本に持ち込む」というコンセプトで行われていた所でした。
 
第1試合からの個人的感想をば!
 
 
第1試合に登場した、コクマ・ブルとモンゴリアン・ダートゥ。
コクマはふてぶてしさという部分で吉村直己(DDT)、モンゴリアンはキャラ的に飯野雄貴(DDTとやったら面白そうな気がしました。
二人とも重戦車みたいでした。
 

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第2試合に出場し、空中殺法を披露したヤンハオとT-Cool。
次は是非とも、ムーンライトエクスプレス(MAO&マイク・ベイリー)とやる姿が見てみたい!
 

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鬼束一聖の日本デビュー戦となった第3試合は、X枠で登場した芦野祥太郎WRESTLE-1のパワーファイトに押されつつも、鬼束がサブミッションで食らいつく姿が印象的。
今後が楽しみな選手が、また一人増えました!
 

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その中でも、個人的に、セミとメインで気になった選手が一人ずついたので、ここで紹介していきたいと思います!
 
 

■「空飛ぶ僧侶」イーロンはマジで凄い!

この日のセミファイナルでは、普段は敵対関係にあるエル・リンダマンとアレハンドロ(WRESTLE-1)がタッグを結成。
中国出身の2選手と対戦したのですが、対戦相手にいたイーロンという選手に度肝を抜かれてしまいました…。
 
 
お坊さんのような格好で入場してきた青年は、リングに上がると、雑技団のようなアクロバティックな身のこなしを見せ、一瞬で会場中の視線を攫ってしまう事に…。
 
 

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試合が始まると、イーロンは蹲踞の体勢から起き上がりこぼしのような動きを見せたり、拝み渡りまでやってしまうなど、華麗なムーブを披露!
この日、カメラを持っていかなかった事を激しく後悔したのでした…。
 

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試合は、イーロンがリンダマンのジャーマンスープレックスに敗れる形となりましたが、観衆に強く存在を印象づける内容に!
 
個人的に、動きの独特さだったり、キャラの部分で、阿部史典プロレスリングBASARA)との対決が実現しないかなあ、と思いました。
 

■T-Hawkの対抗馬!OWEのトップになりうる逸材・ダーベン

日本初開催となった大会のメインを飾るのは、6人タッグマッチ!
 
WRESTLE-1の現シングル王者であるT-Hawkが登場したメインでしたが、ここでもセミのイーロン同様、凄い選手が現れたのです。
 
その選手の名は、ダーベン!
 
 
試合中、ダーベンは対戦相手の胸板にチョップを何度も打ち込んでいくんですけど、これがまあ強烈!
 
同じチョップを得意としているT-Hawk相手にも、全く引けを取らないくらい素晴らしかったのです。
 
投げ技も豪快だった印象があるので、OWEでT-Hawkのライバルになる、あるいはトップを張る逸材なのではなかろうか、と。
#STRONGHEARTSの一員として乗り込まれたら脅威になりそう(小並感)。
 
今後が楽しみです!
 
 

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■試合後の雑感

大熱狂のうちに幕を閉じた、OWE新宿FACE大会!
 
全5試合ながら、興行時間は2時間30分を超えていたでしょうか…。
それくらい、ボリューミー!
試合後は、会場中から大「OWE」コールが巻き起こる大盛況っぷりでした。
 
試合後には、T-Hawkのマイクで、6.20(木)新宿FACEで第2回大会の開催が発表されると、大会終了後にすぐさま前売券販売がスタートするサプライズも!
 
新宿FACEでの興行終了後って、大抵エレベーターの前が、帰りを急ぐ人達でギュウギュウになるんですけど、この日は珍しく、最初に来たエレベーターに難なく乗れてしまったんです。
それだけ、物販やチケットブースに押し寄せる人が多かった、という事ですね。
 
 

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今大会では、予定されていたラスカルズの参戦が無くなったり、#STRONGHEARTSの一員として来日経験もあるジンジャーやトアン・イーナンらも不在…。
 

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以前DNAにも所属していて、OWEに参戦しているレッカも参戦してなかったです。
 
そして、試合の部分でいうと、序盤にトペなどの飛び技で若干ヒヤッとしたり(落ち方が変だったので…)、ゴングが鳴らないまま試合が始まったり、という場面もありました…。
 
 
そんなOWEの日本初上陸でしたが、正直試合のミスは今後の試合経験で減っていく(あるいは改善される)と私は思ってます。
そもそもプロレスを知らない海外の若人達が、2年もしないうちに、「アクションとプロレス」の融合で、日本ないし世界のプロレス界に強烈な印象を刻みつけようとしている訳です。
 
こんな未来、ワクワクせずにはいられないやろー!!!!
 

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そんな今大会ですが、5.2にサムライTVで録画中継が決定しています。
恐らく、映像でその試合を見る事が、OWEのインパクトを体感していただける一番の早道ではないかと!
 
 
未だかつて体感したことのない興奮と感動を、皆様、是非!

世界はそれを「最高」と呼ぶんだぜ~2019.4.25全日本プロレス後楽園ホール観戦記~

4.25に、全日本プロレス後楽園ホール大会を観戦してきました。

 
毎年恒例となっている「春の祭典チャンピオンカーニバルも、いよいよAブロックの最終公式戦!
 
 
ブロック1位の選手が優勝決定戦進出となる熾烈なリーグ戦は、終戦まで混戦にもつれました。
 
今回は、そんなAブロックの公式戦最終戦の観戦記になります。
 
僕は全日を語るときに、どうしても「最高」という言葉を使ってしまう訳ですよ!
 

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青柳優馬vs崔領二

崔領二のリングコールが終わった直後、青柳の奇襲でスタートした試合。
 

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崔にガウンを脱がせる間も与えないまま、一気呵成に攻めていく青柳でしたが、中盤崔が息を吹き返すと、得意の蹴りで盛り返す展開に…。
 

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崔の蹴りって、生で聞くと、その破裂音に見ている側が仰け反りそうになるんですよね…。
個人的に、中嶋勝彦プロレスリング・ノア)と崔の蹴りは、チケット代の元を取れると思ってます。
それくらい、エグいしヤバい!
 

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コーナートップからの雪崩式ブレーンバスターも飛び出すなど、崔の勢いに押される青柳…
 

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しかし、終盤に入ると、怒涛の丸め込み技で流れを引き寄せた青柳!

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最後は青柳が、変型の複合関節技「エンドゲーム」で崔からタップアウト勝利!
 

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今回、ヘビー級の猛者が集うチャンピオンカーニバルに初参戦した青柳でしたが、今までのフィニッシャーであったロックスターバスターだけでなく相手から確実にギブアップを奪える技を習得したのは非常に大きかった気がします。
 

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反面、攻めの部分で一つ気になった点も。
崔が倒れている場面で、青柳の攻撃の手が、試合中2度程止まっていたのが気になったんですよね…。
そこで、自ら手繰り寄せた流れを殺していたようにも感じたので。
 
ただ、この点が改善されれば、青柳はもっともっと良くなるはず!
今後のシングル戦線への期待を感じさせる試合でした!
 

ディラン・ジェイムスvs青木篤志

Jrヘビー級ながら、急遽参戦したチャンピオンカーニバルで、ヘビー級の選手から既に3勝を上げている青木篤志

 

終戦の相手は、優勝決定戦進出がかかっているディラン・ジェイムス!

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写真でも分かるように、青木とディランにはかなりの体格差が…。
 
チョップ一発で青木を薙ぎ倒してしまう、超大型選手のディランに対し、青木は頭脳プレーで対抗!
 

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ディランのブラインドを突くように、場外エスケープ
リング下に避難

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反対側に出て、ディランにスクールボーイ

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という攻めも見せていました。
 
 
終盤に入ると、青木が、ディランに休む間も与えない程、丸め込み技の連続で攻めたてるも、カウントは2止まり。

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今度はディランが青木を捕らえ、チョークスラムを決めにかかりますが、それを寸前で耐えた青木がカウンターの丸め込み(キドクラッチ)で切り返すと、これがガッチリ決まって3カウント!

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そういえば、昨年のチャンピオンカーニバル開幕戦(ディランvs秋山準)でも、これと非常に良く似た切り返しで、ディランが秋山に敗れた事を思い出しました…。
 
前述の通り、Jrヘビー級ながら急遽参戦となった青木でしたが、終わってみれば公式戦4勝4敗と大健闘!
 

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今回のチャンピオンカーニバルでの青木の試合を見ていて感じたんですけど、「Jrヘビー級における『対ヘビー級』」という点で、一つの可能性を提示していたような気がするんですよね。
 
そういう点においても、青木は今年のチャンカー裏MVPの一人だと、私は思っております!
 

■ゼウスvs石川修司

終戦前の段階で、トップタイの勝ち点8を稼ぐゼウスと、勝ち点7で後を追う石川修司
チャンピオンカーニバル終戦で、昨年8月に30分を超える熱戦を展開した三冠王座戦以来、両者の直接対決が実現!
 

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序盤は、ゼウスが石川に胴締めスリーパーを繰り出すなど、個人的に新鮮に感じる場面も。
ゼウス、パワーで押すだけでなく、こういう技も出来るって、意外であり、器用だなあ、と。
 

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そして、この二人がぶつかり合う様は圧巻!
 

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石川が必殺のスプラッシュマウンテンを決めるも、カウント2で返すゼウス。
 

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個人的に、この前後から、試合のスイッチが一気に入った感がありました。
 
その後も互いに、一進一退の白熱した攻防を展開!
 

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ゼウスと石川の意地が交錯した素晴らしい一戦は、石川がジャイアントスラムでゼウスから勝利!
 

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ゼウスも豪快なラリアットでカウント3を狙いに行ってたんですけど、必殺のジャックハマーまで持ち込めなかったのがかなり響いたような気がします。
石川がファイヤーサンダースプラッシュマウンテンを要所で決めていただけに…。
 
それでも、試合内容は「最高」!
この二人のカードは鉄板だと確信した一戦でした…。
 

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宮原健斗vs岡林裕二

セミファイナルまでの結果を受けて、チャンピオンカーニバルのAブロック1位は、メインの「宮原健斗vs岡林裕二」の勝者にほぼほぼ絞られる形に。
 

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奇しくも、昨年のAブロック最終戦「宮原vs火野裕士と酷似したシチュエーション。
「宮原vs火野」の時は、8〜9割攻めまくる火野をシャットダウンジャーマン一発で宮原が逆転していた印象でしたが、今回は結論から言うと、岡林のペースになりつつも、終盤はどちらが勝ってもおかしくない、拮抗した内容になってました。
 

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序盤から圧倒的な強さを見せつけていく岡林!!
 

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苦戦を強いられる宮原…。
 
そんな強敵に対し、宮原は膝を沢山相手にぶち当てる戦法で、中盤以降反撃を見せます。
 

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終盤、岡林のパワーファイトに苦戦する宮原でしたが、怯まず果敢に膝、膝、膝!!
 

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今考えると、岡林に行きそうな流れを断ち切り、反撃のキッカケになったのは、この膝攻撃の連打にあったのではないかと、私は感じました。
 
開幕戦で石川から勝利するなど、負ける要素を微塵も感じさせなかった岡林でしたが、宮原の執念深い連続の膝攻撃で動きが止まります。
 

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その隙を逃さなかった宮原が、抵抗する岡林を振り切る形で、必殺のシャットダウンジャーマン!
これでカウント3!
 

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2年連続で優勝決定戦進出の切符を勝ち取ったのでした。
 
試合後、退場する岡林に、会場中から惜しみない拍手と岡林コール!
そして、宮原とは互いに「ピッサリ」ポーズ!

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外敵という立場にもかかわらず、終始ホームのような状態で応援されていた岡林の凄さを感じた試合でもありました。
 

■まとめ

チャンピオンカーニバルのAブロック1位決定戦となった今大会。
 
Twitterとかでは(ゴールデンウィーク前の平日ということもあってか、)客入りの部分も指摘されてましたが、個人的に、会場と試合の熱量が凄くて、その辺のマイナス部分は見ていてあまり気にならなかったです。
 
寧ろ、「もっとこの熱い試合を広げたい!」というポジティブな気持ちになりました!
 
だから私は、何度でもこう言います。
 
 

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now and future~4.7大日本プロレス仙台大会観戦記~

 
先日4.7に、仙台までプロレスを観戦してきました。
 
お目当ては、仙台PITで開催される、大日本プロレスと「プロレス酒場GOLD祭」の昼夜興行!
 
この日のメインでは、佐々木貴が約6年半振りに、大日本プロレスに参戦するというニュースもあったので、「これは是非行かねば!」と思い観戦を決意。
 
今回は、昼に行われた大日本プロレスの大会の、個人的感想を書いていきたいと思います!
 

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 ■大会概要

仙台では、年3回開催される『Death Rule』に、年1回のチャリティー興行と、定期的に興行を行っている大日本プロレス
 
例年だと、春先に開催するシングルリーグ戦『一騎当千の開催期間中に大会が行われる為、仙台でも公式戦が見れたのですが、今年は3月末で公式戦を消化する日程だったので無し…。
 
『Death Rule』という興行名ながら、デスマッチ自体も全6試合中2試合と少なめ。
 
それでも、第2試合の「フランク篤vs関札皓太」では、フランク篤が体の一部であるフランクフルトを活かしたジャベが見れたり(笑)、
 
 

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第3試合のストロングBJによる6人タッグマッチでは、『一騎当千』エントリーでデスマッチの経験値を積んだ宇藤純久が、一回り大きくなった事を実感させる試合をしていたり、
 

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セミファイナルの「兵頭彰、関本大介vs加藤拓歩、岡林裕二では、普段タッグを組む機会の多い関本&岡林、兵頭&加藤が、対角線に立ってバチバチやり合っても最高だということを改めて印象づけたり、
 

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見所のある大会になりました。
 

■「今と未来が交錯した」メインイベント

その中でも、今大会で個人的に一番注目していたカードが、メインイベントの佐々木貴伊東竜二vs植木嵩行、髙橋匡哉」でした。
 

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プロレスリングFREEDOMSの代表を務める佐々木貴が、約6年半振りとなる大日本プロレス参戦!
 
パートナーは大日本プロレスのベテラン・伊東竜二で、対角線には、現デスマッチヘビー級王者である髙橋率いる「三代目血みどろbrothers」。
非常に刺激的なカード!
 

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先発は髙橋と佐々木貴
 

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蛍光灯デスマッチながら、互いに一本も蛍光灯を割らず、久しぶりに感触を確かめ合うかのような序盤の攻防…。
見てるだけで興奮しました(笑)。
 
伊東と植木に試合権利が移ってから、早速椅子や蛍光灯が使われた事で、佐々木と髙橋の組み合いを、より一層鮮烈にしていた気がします。
 

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その後、場外乱闘に入ると、植木をヘッドロックで捕獲した佐々木が、植木のお株を奪うように「確保!!」と叫ぶ場面も(笑)。
 
 
王者の髙橋に対しても、「チャンピオンこんなもんかよ!」と叫ぶなど、もう煽る煽る!(笑)
 

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その後は、伊東と佐々木が試合を優位に進めていく流れに…。
 

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「本当に久しぶりの参戦なの?」と思う程、佐々木が伊東と息のあった攻撃を見せていました!
 

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試合は、植木が二人の猛攻を幾度となく耐えてみせたものの、最後は伊東のドラゴンスプラッシュの前に沈む形で決着。
 

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試合後は、伊東が佐々木に大日参戦を打診する展開に。
 

twitter.com

 

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佐々木貴「また、大日本プロレスに参戦するところが見たいですか!?」
 

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会場のレスポンスは…、満場一致で「見たい!」
 
 

twitter.com

 
伊東と佐々木はかつて大日のデスマッチ戦線で行動していましたが、そんな二人が、大日本プロレスのデスマッチの未来を担うであろう高橋&植木に対して全く引けを取らない(寧ろ食ってしまっていた)試合を見せていたのが印象的でした…。
 
本当にカッコイイ!
 

■まとめ

前述したように、例年組まれていた『一騎当千の公式戦が開催されなかった今大会。
 
しかし、今回は、佐々木貴が参戦したメインイベントが予想以上に見応え抜群だったので、満足度が高かったです!
 
普通なら佐々木貴の大日参戦って、後楽園ホールでやっても十分盛り上がる出来事のように思うんですけど、会場規模は決して大きくはない仙台PITで、今回のカードが実現した事に、ただただ感動した次第です…。
仙台に来て、本当に良かった!
 

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そして、ここ最近デスマッチのタイトル戦線から、一歩引いたポジションにいたように感じる佐々木貴が、現王者の髙橋相手に素晴らしいデスマッチを見せていた事も大きかった気がします。
 
出来れば年内にでも、両者のシングルマッチが是非とも見てみたい、と感じた筆者なのでした!
(願わくばタイトルをかけた状態で!)
 

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春の大運動会、開幕〜4.4全日本プロレス後楽園ホール大会観戦記〜

4.4は、全日本プロレス後楽園ホール大会に行ってきました。

 
 
2ブロック・全16選手によるリーグ戦は、開幕戦から凄まじい熱量に!
 
今回は、開幕戦5試合の個人的感想について書いていきたいと思います。
 
 

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橋本大地vs吉田隆司

開幕戦は、2年ぶりの参戦となる橋本大地大日本プロレス)と、ドラゴンゲートより初エントリーとなった吉田隆司の一戦からスタート。
 

 

 
恐らく、この試合が初顔合わせだったと思われる両者。
試合では、吉田が大地の右脚、大地が吉田の右腕と、双方が相手のストロングポイントを潰しにいくなど、対策を立ててきた事を窺わせる場面も見られました。
 
特に、吉田が足4の字をかけたシーンは、普段吉田の試合では見ない技だっただけに、意外!
 
試合は終盤、吉田が李日韓レフェリーのブラインドを突く形で毒霧⇒丸め込みと、自身の得意とする流れに持ち込みます。
何とかカウント2で肩を上げた大地でしたが、直後に吉田のパイナップルボンバーを被弾してしまい、勝負あり!
 

 

 
会場からは大ブーイングを浴びた吉田ですが、会場の観客を煽るのがまあ上手いこと上手いこと(笑)
 
ドラゲーでは見れない吉田の姿が見られるんだと思うと、今後の公式戦も楽しみでなりません!
 

 

 
 

野村直矢vsジェイク・リー

昨年は怪我で不参加となったジェイク・リーと、先日三冠王座に初挑戦を果たした野村直矢のシングル。
奇しくも、(タイミングは違えど)NEXTREAMを離脱した者同士による一戦に。
 
個人的に、今年のチャンピオンカーニバルはジェイク優勝じゃないかと予想しているんですけど、この試合で勢いを感じたのは、寧ろ、対角線にいた野村の方でした。
 

 

 
序盤は互いにスロースタートだったのか、淡々とした内容が続いたものの、中盤に入ると、野村がエルボー合戦から攻撃のギアを上げていきます。
 
以降の私は、野村の一挙手一投足から目が離せない状態でした(笑)。
 
最後は、尻もちをついた状態のジェイクに締め技を極めて野村が勝利。
 

 

 
一年前のチャンピオンカーニバルでは、最終戦でジョー・ドーリングにやられながらも何とか丸め込みで逆転勝利していた野村ですが、開幕戦から、この一年の成長を感じさせるような試合内容!
 
マキシマムといい、今回の締め技といい、確実に試合を決める技が増えたことも大きいんじゃないかと感じました。
 
 

青木篤志vs宮原健斗

 当初チャンピオンカーニバル参戦が発表されていた真霜が負傷欠場…。
そんなピンチの中、大会数日前に自ら志願する形でエントリーしたのが青木篤志でした。
 

 

 

 

 
ヘビー級の猛者が集うチャンピオンカーニバルにおいて、Jrヘビー級を牽引する青木は体格差で不利を強いられている状況
しかも、準備期間も短い中で、初戦の相手は三冠ヘビー級王者の宮原健斗!!
 

 

 
そんなキッツいシチュエーションの中、青木は場外へのトペスイシーダや、鉄柵等を活かした攻めで、ヘビー級の宮原に対抗!
 
試合前から大青木コールが飛び交う後楽園ホールでしたが、体格差をものともせず向かっていく青木の姿に、場内の熱気も更に増していた気がします。
観戦していて、その熱量をビシビシ感じたくらいでしたから!
 
宮原が試合中にマスキュラーポーズを決めたりして、良い感じにブーイングを受けていたのも良かったですね(笑)
 

 

 
 
試合は、青木が宮原のシャットダウンジャーマンに敗れる結果となりましたが、敗戦という結果以上に、難しいシチュエーションにもかかわらず、鮮烈な印象を刻みつけた青木篤志に凄みを感じずにはいられなかったです。
 
開幕戦の裏ベストバウトと言っても過言ではない一戦でした!
 
 

諏訪魔vsジョー・ドーリング

ジョーの「Evolution」離脱後、因縁の関係にある両者が、開幕戦から激突!
 
個人的に、今年のBブロックは、ジョー、諏訪魔、ジェイクの3選手でブロック1位を争う構図になると予想していて、そう考えた時に、開幕戦のこのカードが天王山になるんじゃないか、という期待を持ちながら見てました。
 

両者のシングルは、今回生で初めて見たんですけど、まあジョーがデカイ!(笑)
諏訪魔も大概デカイんですけど、そんな諏訪魔が小さく見えてしまったくらいですから。
 
ロープワークの時に、ぐわんと揺れるロープの撓み方も大きい大きい(笑)。
 
そんな大型選手同士による一戦は、諏訪魔が万力スリーパーでジョーからレフェリーストップ勝利。
幸先よく勝ち点2を獲得したのでした。
 
 

 

 
ただ、当初自分が抱いていた期待値から考えると、若干物足りなさを感じたのも事実…(決して悪い内容では無かったです)。
 
個人的に、その前の公式戦3試合が相当熱い内容だったので、自然とハードルを高くしてセミを見ちゃった部分もあるのかなあ、と。
 
それだけ開幕戦の各公式戦が熱かった、という証拠でもあるんですけどね…。
 

岡林裕二vs石川修司

恐らく両者の一騎打ちは、2016年5月5日の大日本プロレス横浜文化体育館大会以来、約3年振りだった気がします。

まさか全日本プロレスのリングで実現するとは…。

 

 

 
今年に入ってから、世界タッグ王座をかけて2度対戦している岡林と石川。
タッグでも凄い熱量を放っていましたが、シングルはもっと凄かった!
 
見ていて、どちらが勝つか本当に分からないくらい拮抗した内容でしたし、二人がぶつかり合う姿だけで、もうテンションが上がりましたね(笑)。
岡林が試合中に見せる怒りの表情も、出る度に「うおおおおおおおおおお!!、」ってなりました(語彙力)。
 

 

 
そんな開幕戦のトリに相応しい激闘を制したのは、岡林裕二でした!
 

 

 
最近私が大日の試合を生観戦している中で感じたことなんですけど昨年11月に長期欠場から復帰して以降、岡林の存在感が欠場前よりも増している気がするんですよね。
 
まるで、約1年間戦列を離れていた鬱憤を爆発させるかのように…
 
個人的に、負ける姿を中々想像する事ができない位の"強さ"を、今の岡林から強く感じるのでした!
 

■まとめ

個人的に、3年連続の生観戦となったチャンピオンカーニバル開幕戦…。
 
昨年の開幕戦では、火野裕士鷹木信悟といった外部参戦の選手が鮮烈な印象を刻みつけていましたが、今年は、野村や宮原、石川や青木といった、全日本プロレス所属選手の存在感が際立った開幕戦だったのではないかと、私は感じました!
 
過去3回は、所属外の選手が優勝しているチャンピオンカーニバル
平成最後となる今年は、所属選手が優勝する光景は見られるのでしょうか?
 
楽しみです!

2019年3月の個人的ベストバウトについて

平成も残すところ、残り1か月を切りました…。

 

そんな今回は、平成最後の3月に私が生観戦した中で、個人的に印象に残った10試合について書きたいと思います。

 

3月は大日本プロレスの『一騎当千』期間中という事もあり、自然とデスマッチ多めな内容になっております(笑)。

 

ひとつよしなに!

 

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原田大輔vs田中稔」、「リッキー・シェイン・ペイジvs佐久田俊行」の2試合は、中盤~セミ前ながら、メインイベント級の熱戦でした!

 

 

 

 

 

原田大輔vs田中稔(3.10NOAH横浜文化体育館

 今年2月に新体制となり、団体のロゴとマットを一新した文体ビッグマッチで、一番存在感を示していたのはこのカードだったような気がします。

 

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後に続く、ヘビー級2大タイトルマッチのハードルを上げる程の好勝負でした

 

NOAHのJrヘビー級戦線を盛り上げ、ヘビー級戦線に内容・話題ともに対抗していく、という意味においても、この試合はある種ターニングポイントになりそうな一戦だったと、私は感じました!

 

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②佐久田俊行vs植木嵩行(3.17大日本プロレス後楽園ホール

 大日本プロレスのシングルリーグ『一騎当千』公式戦!

 

試合のシチュエーションこそ異なるものの、①で挙げた「原田vs田中稔」同様、後半戦のハードルを上げてしまうような熱戦だったのが、この「植木vs佐久田」でした。

 

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簡潔にまとめると、「勝った選手も負けた選手も、両方格が上がった」好試合!

 

今回の『一騎当千』では、休憩前の時点で既に「今日は見に来て良かった!」と思える好カードばかりだった気がします。

 

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菅原拓也田中将斗vs阿部史典日高郁人(3.31 ZERO1靖国神社

 毎年恒例ZERO1靖国神社大会で組まれた、スペシャルタッグマッチ!

 

現NWAインターコンチネンタルタッグ王座組vs現NWAインターナショナルライトタッグ王座組」ノンタイトルマッチでしたが、良い意味で階級差を感じさせない、4者4様の個性が光っていた試合でした。

 

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かつてタッグを組んでいた菅原と日高、昨年5月にBASARAで一騎打ちを果たしている田中と阿部のマッチアップも面白かったです。

 

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これがノンタイトルマッチという事実に感動…。

 

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藤本つかさ雪妃真矢vsテキーラ沙弥、つくし(3.23アイスリボン洋光台駅前広場)

 洋光台駅前の広場で開催された、無料興行のメインイベント。

 

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この試合で特に印象的だったのが、試合中盤、客席にいた小さい女の子が、テキーラ沙弥に向かって「さやちゃん、頑張れ!」と叫び続けていたシーン。

 

個人的に、普段の女子プロレスの会場の客層を考えると、子供の数はあまり見ないイメージがあるだけに、こういう声援の存在は新鮮でしたし、見ていて心が洗われる思いでした!

惜しくも敗れてしまいましたが、テキーラ沙弥の奮闘も光っていましたから。

 

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藤本つかさがロープエスケープした際に、セコンドが最前にいた子供を連れて、藤本に手を貸していたシーンも感動的でした。

 

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⑤リッキー・シェイン・ペイジvs佐久田俊行(3.23大日本プロレス新木場1stRING

リッキー・シェイン・ペイジが、一騎当千公式戦初戦にもかかわらず、今勢いに乗る佐久田を圧倒的ともいえるパワーファイトで沈めてしまったシーンは、色々と衝撃を受けましたね…。

 

3.29新木場大会での「vs塚本拓海」戦も良い試合だったので、また是非とも大日本プロレスに参戦してほしいです!

 

⑥久保佑允、SAGAT、FUMAvs関根龍一、藤田ミノル木高イサミ(3.27 BASARA新木場1stRING

 

3.21後楽園ホール大会で、大日本プロレス管轄の「横浜ショッピングストリート6人タッグ王座」を獲得したFUMAらに、木高イサミ率いるユニット『戦闘民族』が挑戦した一戦。

 

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この一戦は、関根龍一の存在に尽きる内容でした。

 

序盤から相手チームに捕まる時間帯が続いたものの、最後は久保からレッツコンバインで勝利し、自身初となる大日本プロレスのタイトル獲得!

 

会場中の盛り上がり方を見ていても、関根って色んな方々に愛されている事を実感しました。

本当にカッコ良かったです!

 

⑦KISHIDA vs Mr. Money(3.24 CWP蕨大会)

現在、社会人プロレス団体のCWPで開催中のシングルトーナメント『平成CLIMAX』。

 

16選手によるトーナメント戦もいよいよ大詰め、というタイミングで、昨年9月に北沢タウンホールのメインで実現した一戦が再度実現することに。

KISHIDAの持つシングル王座もかけられた為、事実上のリマッチとなったのですが、試合は殊の外、カオスな展開に…

 

まとめますと…

 

・試合中に、KISHIDAのユニットで下っ端扱いのクズが、自身の持つ「どこでもいつでも挑戦権ダルマ(DDTでいう「いつどこ権」)」を行使。

3WAYマッチとなった試合で、何とクズが、王者のKISHIDAから直接勝利!

・クズが新王者&『平成CLIMAX』決勝戦進出!

 

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現地で見ていて、2015年6月にDDTで起こった、大家健のKO-D無差別級王座戴冠劇を思い出さずにはいられなかったです…。

それくらい、ドラマチック!

 

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一回戦でMr.Moneyの前に敗退したクズが、シレッと敗者復活を果たした所も最高でした(笑)。

 

星野勘九郎vs竹田誠志(3.29大日本プロレス新木場1stRING

 

一騎当千』も終盤を迎えた中で行われた公式戦。

リバースUクラッシュを、コンクリートブロックにぶつける形で星野に決める竹田誠志の狂気と、星野の売りである"頑丈さ"が光った好勝負に!

 

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個人的に、星野が勝って波乱を起こす展開にも期待してましたが、竹田がただただ強すぎましたね…。

 

星野も星野で、新日で言う「内藤哲也が相手だったら、どんな技をやっても受けてくれる」みたいな、安定感ある受けっぷり!

 

エグいフィニッシャーを喰らったにもかかわらず、直後の休憩時間で客席まで元気に"押し売り"に出るタフさを見て、改めて、プロレスラーは凄いと感じた次第です。

 

 

アブドーラ小林vsジミー・ハボック(3.29大日本プロレス新木場1stRING

一騎当千』公式戦。

 

ここまで3勝0敗のジミー・ハボックの勢いを全て受けきった上で、勝ちきったアブドーラ小林にメインイベンターとしての強さを見た一戦でした!

 

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最新のTシャツは、「逆襲のシャア」ならぬ「逆襲の小林軍団」なデザインだったアブドーラ小林

そのデザイン通り、一騎当千』では何度もメインを勝利で飾り、恒例のエアギターパフォーマンスや「愛してまーす」で締めるなど、今まさに、逆襲に向けた流れが来ている状況!

 

その後、決勝トーナメントに勝ち上がりましたが、この勢いのまま、優勝となるのか、注目していきたいです!

 

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火野裕士vs宮本裕向(3.31 ZERO1靖国神社

ZERO1靖国神社大会のメインで組まれた一戦。

 

3月にZERO1入団を発表した火野と、前年度のシングルリーグ『火祭り』覇者の宮本による"意地の張り合い"が、会場中のボルテージを上げていたように感じました。

 

 

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前年の靖国神社大会で組まれた「火野vs佐藤耕平というノンタイトルマッチも、大怪獣バトル感あって迫力満点でしたが、今回の一戦も鉄板でした。

 

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10月にも靖国神社大会の開催が決まったZERO1

今から楽しみです!!

SATURDAY NIGHT KILLER KISS~3.23大日本プロレス新木場大会観戦記~

 3.23の夜に、大日本プロレス新木場1stRING大会を観戦してきました。

現在、絶賛開催中のシングルリーグ戦『一騎当千 DEATHMATCH SURVIVOR』!

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

この日の大会では、ジミー・ハボックやリッキー・シェイン・ペイジといった、外国人選手の公式戦初戦が組まれているという事もあり、行けると決まった段階で即観戦を決意 !

 

 今回はその観戦記になります!

 

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「リッキー・シェイン・ペイジvs佐久田俊行」は、衝撃映像のオンパレードのような試合でした…

 

 

 

 

■塚本拓海vs植木嵩行

 


今年の公式戦では、昨年輝かしい活躍を見せた竹田誠志から勝利を収めるなど、ここまで公式戦2勝1敗の塚本拓海。

対するは、公式戦2敗スタートの植木嵩行。

 

試合は序盤から、両者がタッカーを手に持つと、相手の身体にホッチキスの芯を打ち込む展開に…。

 

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塚本の身体の至る所に、タッカーで留められたBASARAのフライヤー(笑)

 

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もう、表情から相当痛そうなのが伝わってきました(笑)

 

 

植木が、自作凶器である三角木馬の「ぐんばちゃん」で返り討ちに遭い、悶絶する表情も最高でした(笑)

 

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試合は終盤まで、植木が塚本を押していく優位な展開に…。

 

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しかし、公式戦初勝利が見えてきた終盤、植木に思わぬ落とし穴が待っていました…。

 

塚本が植木の背後に回って頭にビニール袋を被せると、何とそこから必殺技の「ずどん」!!

 

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この一発で植木を沈めた塚本が、辛くも勝利を収める結果に。

 

植木も、3.17の佐久田戦同様、内容は良かっただけに、本当に惜しかった…。

公式戦3連敗となりましたが、確実に成長の爪痕を残しつつあることを、試合を見ていて感じました。

■佐久田俊行vsリッキー・シェイン・ペイジ



3.17後楽園大会より参戦している、リッキー・シェイン・ペイジの公式戦!

 

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初戦の相手は、今年に入ってからノリにノッている佐久田。

しかし、試合は、ペイジが佐久田の勢いを吹き飛ばしてしまうような内容になりました…。

 

身長155cm・体重85kgの佐久田に対し、ペイジは身長196cm・体重も128kg(※1)と、かなりの体格差があった両者。

(※1)短期集中連載FCP⑦ 参戦選手プロフィル リッキー・シェイン・ペイジ | プロレスライター新井宏の「映画とプロレスPARTⅡ」

 

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しかし、個人的には両者の体格差以上に、ペイジの規格外なファイトに目を奪われてしまいましたね。

 

佐久田の口に蛍光灯を咥えさせて折ったり…、

 

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巨体からスワントーンボムを繰り出したり…、

 

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目の前で繰り広げられる光景に、何度も度肝を抜かれました…。

 

そんな佐久田も、ペイジを大流血に追い込むなど、体格の不利を全く感じさせない攻撃を見せていきます。

 

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しかし、最後に勝ったのはペイジでした。

 

まずは、蛍光灯が取り付けられたラダー上での攻防を制すると、何と、その場で佐久田に雪崩式ファルコンリーwith蛍光灯!!

 

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3カウントが入ってもおかしくなかった凶悪技に、何とか肩を上げた佐久田。

しかし、ペイジは続けざまに、佐久田に対してバックブリーカーwith蛍光灯!!

 

この技で佐久田から勝利したペイジが、公式戦初戦を白星で飾ったのでした…。

 

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 休憩前に組まれたカードでしたが、休憩時間になっても会場中がどよめいてましたね。

 

このカードがセミファイナル前という事実に、今年の『一騎当千』の凄まじさの一端を感じ取ったのでした…

 

伊東竜二vsジミー・ハボック

ここまで公式戦2勝2敗の伊東に対するは、これが公式戦初戦となるジミー・ハボック!

1.4新木場大会ではタッグを組んでいた二人でしたが、この日は画鋲デスマッチで激突しました。

 

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試合開始直後、両者が画鋲の入ったバケツを奪い合っては、「I WON!」と叫ぶコミカルな場面も(笑)

 

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中盤、ハボックが自身のポートレートを使い、伊東の口や舌を切りつける、衝撃的な場面も…。

このポートレート、私も買ったのですけど、結構厚めの紙だったので、本当に恐ろしい凶器としか…。

 

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しかし、試合全体で見ると、使われた凶器は画鋲と椅子がメインという、比較的シンプルなものに。

 

しかし、この二人にかかれば、痛がり方や攻め方といった一挙手一等足に目が離せなくなってしまうんですよね!

 

まるで、画鋲という凶器に魔法を吹き込んだかのように…。

 

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画鋲の敷かれたマット上で、相手の手を踏みつける伊東も恐ろしかったです(笑)

 

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そんな見応えのある好勝負を制したのは、ジミー・ハボックでした。

 

アシッド・レインメーカーで伊東を薙ぎ払うと、これで勝負あり!

 

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公式戦初戦を白星で飾ったハボックでしたが、画鋲デスマッチでも凄まじい内容を見せただけに、「これが蛍光灯デスマッチだったら、もっともっと凄まじいことになるのではないか」、という期待感を抱かずにはいられませんでした!

 

アブドーラ小林vs宇藤純久

昨年の最侠タッグリーグでは「軍団師弟コンビ」として出場し、第3位の結果を残したアブドーラ小林と宇藤による、注目の同門対決!

 

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試合開始直後、小林が宇藤に寝るよう指示して、3カウントを取ろうとするも、宇藤はそれを阻止!(笑)

 

蛍光灯デスマッチ形式で行われたカードでしたが、試合は少々意外な方向に進んでいきます。

 

何と、小林と宇藤は、東西2面に設置された全ての蛍光灯をリング上で投げつけ合ったのです!

 

 

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当然のことながら、蛍光灯は爆散!!

蛍光灯同士を投げつけ合うと、普段以上に爆散するんですね(汗)

 

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そして、蛍光灯の破片散らばるリング上で展開される、濃密な攻防!

 

 

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見ている側が声も出せないくらい、緊迫感ある空気が会場中に張りつめていましたね…。

 

2年位前に、上野公園の野外音楽堂でこのカードが組まれた時も、こうした組み合いから3カウントを狙っていく試合が行われた事を、試合を見ていて思い出したのでした。

  

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中盤~終盤には、試合前に鈴木秀樹からアブドーラ小林に贈呈された凶器や、宇藤の蛍光灯ハリセンも使われたものの、ほぼほぼ二人の息を呑むような攻防が印象的だった試合でした!

 

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試合は、アブドーラ小林が一瞬の隙をついて繰り出した源之助クラッチで宇藤から勝利!

思わず唸り声が出てしまうほどの素晴らしい試合でした!

 

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■まとめ

 

今大会でも熱い試合が繰り広げられた『一騎当千』公式戦!

 

火が点くような熱戦だった「植木vs塚本」、リッキー・シェイン・ペイジのド迫力な試合、ジミー・ハボックの世界観、普段とはテイストが違った蛍光灯デスマッチを提示していた「アブドーラ小林vs宇藤」etc…

 

どの試合も見ていて、自分の感性に刺さるものばかりでした!

 

前半戦のストロングBJの試合も含め、満足度も高かったです。

 

すごいぞ『一騎当千』!!

 

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