レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

非完全版「リーグNについて」〜2020.9.23(夜)プロレスリング・ノア後楽園ホール編〜

9.23の夜に、後楽園ホールでプロレスリング・ノアの大会を観戦してきました。
 
 
『N-1 VICTORY 2020』聖地3連戦も、遂に3戦目!
 
 
公式戦も終盤に差し掛かり、優勝に向けて、各選手の当落線も見えてきた今大会…。
 
今回は、そんな夜興行の観戦記をお届けしたいと思います!
 

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・拳王vs丸藤正道

普段の大会なら、セミ・メイン級のカードだと思うんですが、この日は何と第2試合!!
 
個人的に、2018年11月の『GLOBAL LEAGUE』公式戦で、試合後に拳王が「後楽園ホールのクソヤローども、プロレスに希望を持て」と発したのが記憶に新しいカードではありましたが、その時と同様、試合も盛り上がりを見せる内容に!
 
 
試合前から畜生スマイルな丸藤と、わざわざ丸藤の元へ近づいて睨みつける拳王…。
これだけでヤバい…!
 

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丸藤の憎たらしくも嫌らしい攻めの数々、ホント大好き!(語彙力)
 

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それに負けない位、エッグい攻めを繰り出す拳王もまた、良き!!
 

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2年前と変わらぬ、バッチバチな内容でした!
 
 

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このカードが序盤に組み込まれた事で、場内の雰囲気が一気に温まった…、いや、爆発した!
そんな印象を受けました。
年間最優秀試合・第2試合部門はもう、これで決定!
 
そんな熱闘を制したのは、拳王!
 
最後は、前日に谷口を葬っている「腹固め⇒胴締めスリーパー」のコンボで、丸藤からレフェリーストップ勝利!
 

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開幕戦こそ中嶋に敗れたものの、そこから怒涛の3連勝と、残り1試合を残して拳王がBブロック1位に浮上。
 

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終戦の相手は、前年の優勝決定戦で勝利している杉浦貴。
さあ、どうなるか…?
 
 

清宮海斗vs桜庭和志

昼興行で、公式戦3戦目にして待望の初白星を上げた清宮海斗
対するは、2勝1敗と白星先行の桜庭和志
 
こうして写真を撮ってみると、清宮の王子様感はホント凄い…!
 

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試合のマッチアップも印象的でした。
 
桜庭の得意とする土俵にも、臆せず上がって向かう清宮。
 
 

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今、20代半ばで、武藤敬司桜庭和志とガッツリやり合える選手って、日本プロレス界広しと言えど、そうはいないのでは?
 

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勝てばブロック1位への道が近づく桜庭は、鋭い蹴りを織り交ぜながら、清宮の腕を破壊しにかかります。
 

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苦悶の表情を浮かべる清宮…。
 

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しかし、この難局をどうにか耐え切ると、桜庭に対して足4の字固めで反撃!
 

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桜庭もエスケープを試みるも、清宮はそれを許さない意地と執念!
鬼気迫るものがありました。
 

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最後はそのまま、清宮の足4の字固めに桜庭たまらずタップアウト!
 
桜庭の土俵で競り勝った清宮は、これで昼夜と2連勝!
2勝1敗1分で、潮崎豪との最終公式戦に臨む事になりました。
いやあ、凄いわ!
 

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・杉浦貴vs中嶋勝彦

新型コロナウイルスの影響により、プロレス界も無観客試合を強いられた中、個人的に存在感を示していたカードが、5.9の「杉浦vs中嶋」戦。
 
あれから約4ヶ月半…。
遂に有観客興行の場で、この一戦が実現!
 

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 個人的には初めて生で見れるカードだったので、感動もひとしきり…。
 

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昼興行で谷口周平との激闘を繰り広げたにもかかわらず、そのダメージを一切感じさせなかった中嶋。
 

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恒例のシャッターチャンスも健在でしたが、最後の最後は、杉浦がアンクルホールドで阻止!
 

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この、タイミングの秀逸さたるや!(笑)
 

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杉浦は、過去に複数回中嶋を下しているアンクルホールドに加え、逆エビ固めで身体を確実に痛めつけていきます。
 

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タップ寸前な危機的状況も、間一髪でロープエスケープ…。
 
終盤に差し掛かると、双方激しいエルボー合戦!
 

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これに競り勝った杉浦がオリンピック予選スラムを狙うも、中嶋はこれを許さずブレーンバスター!
 

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再度エルボー合戦に突入する杉浦と中嶋でしたが、ここで中嶋がナックル連発!
 

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四つん這いになった杉浦の側頭部に、強烈なサッカーボールキック

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最後は滞空時間長めのバーティカルスパイク!
 

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これで勝負あり!!
 
ここまで公式戦無敗(2勝1分)だった杉浦に土をつけ、2勝目を上げた中嶋。
 

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「最後のナックルは反則やろ〜」という憤りはなく、「あのフルコンボを決められたら、杉浦でも勝てませんわ…(諦め)」となったのが正直な所。
 
何だろう。
ともすれば反則級の技を織り交ぜても、これだけ説得力抜群な雰囲気に呑み込んでしまう中嶋って、流石としか…!
 

潮崎豪vs望月成晃

メイン級のカードがひしめき合った今回の夜興行。
そのラストを飾ったのは、「現GHCヘビー王者vsDRAGON GATE」による一番に。
 
新鮮さと刺激にまみれた、この遭遇!
 
試合前から既に、モッチーの表情は気合に満ち溢れていた訳ですが、試合が始まると、まあ凄かった!
 

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潮崎の強烈なチョップを呼び込むようにして挑発しつつも、狙っていたかのように右腕を攻める、このクレバーさたるや…!
 

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去年のvs拳王戦もそうでしたけれど、キャリア25年を越える大ベテランながら、ウルトラハイパー大人げない所だったり(笑)、感情を前面に押し出していくところだったりに、ホント見ていて胸を熱くさせられる選手だなあ、と。
 

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GHCヘビー王者の潮崎の存在を、完全に呑み込んでましたね…。
当然、潮崎がアレとかではなく、外敵であれだけやってくる所が凄まじい。
 

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潮崎も、リミットブレイクに豪腕ラリアットとモッチーに反撃!
 

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最後はモッチーが、ロープの反動を活かしたドラゴンスープレックスホールド(オースイスープレックス?)で3カウントを奪取!
 

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モッチー、これで公式戦2勝目(1敗1分)!
 

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メインカードで、団体のチャンピオンが外敵に敗れるまさかの展開に…。
 

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文字だけならば、バッドエンド感もある響きですけれど、実際の所、そういう色合いは皆無。
寧ろ、モッチーの凄さを会場も称える、そんな雰囲気に包まれていました!
 

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ホント、今のモッチー凄いよ!
 

・まとめ

聖地3連戦の3戦目も大盛り上がりで終わった、今回のN-1公式戦!
 

 

恐らく、公式戦期間中に私が生観戦した大会ですと、今回が神興行だったのではないかと思うクオリティ!
 
そして、ヘビー級に負けじと、Jrヘビー戦線にも新たな動きが…
 
結構色々な事がありすぎたので、纏めると以下の通り(笑)。
 

 

 

中でも、エポックメイキングな出来事としては、2017年に小峠がヘビー級に転向して以降、冷戦状態が続いていた、小峠篤司原田大輔の『桃の青春』が4年ぶりの再結成!
 

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早速、「STINGER」の持つGHC Jrタッグ王座に挑戦することと相成りました。
いやあ、これは驚いた!
 

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大阪決戦の楽しみが増えました!
 
そんなN-1も、遂に終盤戦へと突入していくのでした…!
 
続く

非完全版「リーグNについて」〜2020.9.23(昼)プロレスリング・ノア後楽園ホール編〜

9.23の昼に、後楽園ホールでプロレスリング・ノアの大会を観戦してきました。

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 
『N-1 VICTORY 2020』は、いよいよ中盤戦へと突入!
 
聖地3連戦の2大会目となった今大会は、シルバーウィーク明けのド平日・昼開催という狂気すら感じさせる日程に…(笑)。
「平日が休みの人でも来やすいように」という実験的側面が大きかったようですね。
(※その為か、チケット代も、通常より2000円安い設定でした。)
 

 

 
今回は、そんな平日昼の後楽園ホール大会を、N-1公式戦に絞ってお送りしたいと思います!
 

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・稲村愛輝vs拳王

平日昼の挑戦的な大会は、「金剛」同門対決から公式戦がスタート。
 
高崎の「征矢vsマサ北宮」もそうでしたが、同門対決とはいえ、そうした関係性は互いに排除した、バッチバチ度の高い内容に!
 

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ただ、この試合では、拳王がエグい攻めで稲村のハートを徹底的に折りに行く場面が終始続く展開に。
腹部への攻撃で、稲村の動きを完全に止めにかかってましたね…。
 
その最たるものが、中盤で稲村の繰り出したダイビングショルダータックルを拳王が蹴りで撃ち落とした場面だったように私は思いましたが、まあ、これぎ「こんなん、どんな選手でも避けらんねえ…」と絶望を感じるレベルのエグさ…。
 

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最後も、拳王が強烈な蹴りで稲村をKO⇒レフェリーストップと、ほぼほぼ相手を寄せつけない完封勝利。
 

 

稲村のエルボーも、いつもより当たりが弱かったようにも…。
この差をどう縮めるかは、拳王から課された「宿題」なのかなあ、なんて思ったり思わなかったり…。
 

 

 

桜庭和志vsマサ北宮

公式戦1勝1敗で、リーグの折り返し地点を迎えた両者の一戦。
 
前日の清宮戦では、脚を傷めながらと何とか勝利をもぎ取ったマサ北宮。
しかし、桜庭の前では、その負傷箇所が仇となってしまいました…
 
北宮の負傷箇所の存在を知っていたのか、この試合の桜庭は、腕と見せかけて左脚を狙い撃ちする戦法!
 

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強い蹴りで北宮の左脚を切り崩すと、最後は膝十字固めのような形で脚を極め、北宮からタップアウト勝利!
 

 

 
試合時間は約3分!
 
今回、シングルリーグ戦初エントリーながら、後楽園3連戦で公式戦3試合を消化する桜庭。
 
(定石といえば定石なんでしょうけど、)この過酷日程の中、相手がリーグ戦で負傷した箇所を逃さず狙って勝利をもぎ取るクレバーっぷりに、ただただシビレました…!
 

 

 

中嶋勝彦vs谷口周平

昼興行の個人的ベストバウト!
 
試合は序盤から、中嶋が試合を支配していく流れに…。
 

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中盤、谷口も反撃を開始しますが、ここぞとばかりに投下したマイバッハプレスが不発に終わるなど、終盤まで、ほぼほぼ中嶋の勝利が約束されたような展開でした。
 
既に消化した公式戦2試合では、マイバッハプレスの不発から相手に形勢逆転を許すなど、この時点で負けフラグが立っていた感もある谷口…。
 
しかし、この日の谷口は違いました!
 
なりふり構わぬヘッドバッド連発に、強烈なラリアット
 

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中嶋に傾いていた試合のペースを、徐々に谷口がモノにしていきます。
 
そして、最後は、中嶋の側頭部にサッカーボールキック3連発⇒チョークスラムマイバッハプレス⇒側頭部サッカーボールキック!!
 

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この必殺フルコースでは、流石の中嶋でも返すことができず、これで3カウント!
 

 

 
谷口の爆発に、場内割れんばかりの大拍手!!!
 

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試合終盤、私含め、北側のお客さんがストンピングや拍手で谷口を後押しして、勝利の瞬間はガッツポーズ、という光景が見れたこと。
 
ヘッドバッド連発の場面で、昼の実況担当だった市川勝也アナウンサーの「こういう、谷口周平が、見てみたかった!」が聞けたこと。
 

 

 
すべてがエモの塊!
 

・征矢学vs清宮海斗

昼興行のメインは、1勝1敗の征矢と、1敗1分と未勝利の清宮による一戦に。
 

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双方負ければブロック1位に黄信号の灯る、非常にスリリングなシチュエーション…。
 
立ち上がりから、清宮が腕や首、征矢が腰を、それぞれ重点的に狙う形に。
 

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清宮の腰を散々エルボーで痛めつけた上でベアハッグしてくる征矢と、どの体勢からでも首を締めていく清宮の巧さに、思わずみとれてしまった私…。
 

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終盤、征矢が清宮のネックロックを必死に引き剥がそうと試みるものの、それを意地でも解かなかった清宮!
執念が凄まじい!
 

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双方のタイプの違いを含め、非常に見応えのあった一戦は、清宮がタイガースープレックスホールドで征矢から勝利!
 

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デスバレーボムを被弾して追い込まれながらも、カラフルな首攻めに、フィニッシュ前の強烈なジャンピングニーと、またまた新しい一面を見せてきた清宮に、底知れぬ将来を感じた試合でした。
 
征矢も凄かった!
 

 

 

 

 

・まとめ

平日昼に行われた、後楽園3連戦の2戦目。
 

 

 
冒頭に記した通り、世間的には3〜4連休だったシルバーウィーク明けの昼間に後楽園ホール大会という、実験的かつ挑戦的な内容になったものの、蓋を開けてみれば、予想していた以上にお客さんが来ていた印象を受けました。
 

 

 
北側は両サイドを潰さず、南側も元々あまり入れない予定だったんだろうなあ、という雰囲気だったので、席間隔を空けた配置でこの入りは大大健闘かと!
そして、平日休みの方だけでなく、午後休を取得できれば夜とのダブルヘッダーも可能、というのは個人的に魅力を感じた次第。
 
海外向けにFITE TVでの配信も行われたからか、場内の英語アナウンスも新鮮!
機会があれば、またやってほしいところです。
 
この日の夜興行は、「丸藤vs拳王」、「中嶋vs杉浦」といったメイン級のカードが集まっていた分、戦前は昼のカードに若干の弱さも感じていましたが、A席4000円でこれは大満足だった訳で。
 
長くなりましたが、私が一番言いたいことは、これ!
 
NOAH、最高!

非完全版「リーグNについて」〜2020.9.22 プロレスリング・ノア後楽園ホール編〜

9.22の夜に、プロレスリング・ノア後楽園ホール大会を観戦してきました。

 
9.18に開幕したシングルリーグ戦・『N-1 VICTORY 2020』は、聖地・後楽園ホールでの3連戦(9.22夜、9.23昼・夜)に突入!
 
 
今大会は、ABEMAで無料配信された上、特別ゲストには松井珠理奈を迎える布陣。
そして、この日のメインは、2000年のNOAH旗揚げを知る、丸藤正道と杉浦貴による一騎打ち!
 
そんな今回は、9.22NOAH後楽園ホールの観戦記を、リーグ公式戦に絞って書いていきたいと思います!
 

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谷口周平vs拳王

公式戦初戦を黒星スタートで迎えた両者による一戦。
 

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この日の谷口は、初戦とは打って変わり、開始直後から拳王の側頭部にサッカーボールキックを浴びせていくなど、積極性全開!
 

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変型キャメルクラッチで拳王を追い詰める姿も良き!
 

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ただ、初戦同様、渾身のマイバッハプレスが回避されてしまうと、そこから流れは一気に拳王ペースへ…。
 

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最後は腹固めからの胴締めスリーパーで谷口を落とすと、これでレフェリーストップ!
 

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昨年度覇者の拳王が、2戦目で公式戦初勝利を掴み取る結果に。
 

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ただ、敗れた谷口も、初戦の杉浦戦から内容は良くなっていた事も事実。
時間は短くとも、インパクトは間違いなくこっちでした!
 
 

清宮海斗vsマサ北宮

1引分の清宮と、1敗のマサ北宮。
公式戦初戦を未勝利でスタートした両者による一戦。
 

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序盤の清宮と北宮によるロックアップは、「5分経過」のアナウンスがあっという間に感じる程のひと時。
見入ってしまいました…。
 

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最中、どこか余裕を見せつつも、相手を制圧していく風にも見えた清宮の佇まい。
カッコよすぎて震える…!
 

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そんな中、試合中盤、マサ北宮が右脚を負傷したと思われる場面が…。
 

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北宮の動きが止まったタイミングで、清宮は躊躇なく北宮の右脚を攻撃!
このアクシデントにも似た局面を、時間を長めに使いながらスマートに対処していく清宮。
 

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若手とは、とてもとても思えない。
 
ただ、この辺りから、会場の雰囲気が、北宮を後押しするムードに変わっていったようにも感じました。
 

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声は出せなくとも、大きな拍手で鼓舞する観客!
その思いに応えるかのように、終盤、北宮が怒涛の反撃を見せます。
 
清宮を立ち上がらせんとばかりに、執念のサイトースープレックス3連発!
 

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これには流石の清宮も肩を上げることが出来ず、勝負あり!
 

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逆境を跳ね除けた北宮と、退場していく清宮に対し、会場からは大きな拍手!
この日の公式戦で、個人的に一番エモさを感じた一戦でした!
 

潮崎豪vs桜庭和志

リーグ開幕戦を白星発進でスタートした両者の一戦。

8.20後楽園ではタッグマッチながら、桜庭が潮崎からギブアップ勝利を奪っている因縁も。
 

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リーグ開幕前から、各選手に右腕を狙われる機会も増えてきた潮崎…。
 

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その例に漏れず、桜庭も試合開始から、潮崎の右腕をピンポイントで攻め立てていきます。
 

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中盤、桜庭の39ロックの極まり方が大分危険だったものの、潮崎も何とかこれをロープエスケープ。

 

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対する潮崎は、桜庭の右腕攻めに対し、力押しの真っ向勝負を選択。
 

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この勝負を制したのは、潮崎豪でした!
 

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散々痛めつけられた右腕で、桜庭に渾身の豪腕ラリアット!!!
ラリアットが決まった瞬間の打撃音、ノーマイクでも鈍さと重さが鼓膜にハッキリ伝導してくる程にヤバかったです。
 
桜庭の潮崎戦対策を、正面突破で捩じ伏せる姿は圧巻の一言!
 
痛々しいテーピングに加え、連日の公式戦&「vs金剛」と、満身創痍ながらも開幕2連勝となった潮崎。
内容申し分なしも、気にかかるのは、やはり負傷の具合か…。
心配…。
 

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丸藤正道vs杉浦貴

昨年の公式戦以来、1年ぶりとなる両者のシングルマッチ
 

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 2018年のGHCヘビー戦、昨年の公式戦と、杉浦との直近のシングルで連敗を喫している丸藤。
杉浦推しの私も、「ここは丸藤勝たんとなあ」と思いながら観戦。
 
両者は2000年の旗揚げ当時よりNOAHを知る数少ない盟友同士。
当然のように、両者の試合は手に汗握る激闘となりました。
 
序盤は、杉浦の腕を攻めて流れを引き寄せていく丸藤。
 

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場外乱闘をレフェリーに注意されても、「(相手が杉浦だから)これくらいやらないと(大意)」とお構いなし!
 

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エプロンの攻防でも、パイルドライバーを敢行する容赦のなさ!
 

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不知火・改も飛び出すと、終盤には杉浦の側頭部に向けて真・虎王を発射!
 

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一気呵成に杉浦を攻め立てますが、杉浦もこれを返す!返す!
正直、これで決まったかと思いました…。
 
杉浦も得意のエルボーや雪崩式ブレーンバスターを駆使して反攻!
 

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残り時間僅かとなった最終盤には、丸藤のパーフェクトキーロックを逃れると、過去2戦で丸藤を絞め落とした伝家の宝刀・フロントネックロック
 

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しかし、これは勝負を決するまでには至らず…。
 
壮絶な死闘は、30分フルタイムドロー。
お互い、勝ち点1を分け合う結果となりました。
 

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私自身、試合前から期待感を持って「丸藤vs杉浦」を見ていましたが、何が一番凄いって、2020年の今もなお、進化と深化を続けるカードだったということ!
 
杉浦は雪崩式オリンピック予選スラム、丸藤はポールシフト式エメラルド・フロウジョンと、お互いに最上級フィニッシャーを残してのタイムアップだったこともあり、正直30分では足りなかった…。
「試合時間30分からの景色を見たい」と強く思わせる程に、まだまだ先の高みを感じさせる内容でしたから!
 
試合後は双方悔しさを滲ませつつも、握手。
 

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次はいつ、このシングルを見れるのでしょうか…?
楽しみしかない!
 

・まとめ

後楽園3連戦の初回となった今大会。
9.20高崎大会も良かったですが、そこから更に熱量を増していった感のあるリーグ公式戦!
 
1試合の密度も濃い分、N-1公式戦は1大会4試合が丁度良いのかなあ、とも感じた次第です。
相変わらずの、満足度高し!
 

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しかし、翌23日の平日後楽園昼夜興行は、更に激しいフェイズへ進んでいく事を、この時の私は知る由もなかったのでした…。
 
続く…。

非完全版「リーグNについて」~2020.9.20 プロレスリング・ノア 高崎編~

9.20に、群馬県高崎市にあるニューサンピア高崎まで、プロレスリング・ノアの大会を観戦してきました。

 
この日のお目当ては、9.18に開幕したシングルリーグ・『N-1 VICTORY 2020』公式戦!
 
 

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当日、11:30開始のアイスリボン後楽園ホールも観戦していた私は、14:00頃に大会が終わると速攻で移動!
 

 

 

16:00開始の今大会に意地でも間に合わせるという、何とも無茶なハシゴ観戦を敢行した訳ですが(笑)、それでも行って良かったと心から思える内容に!
 
今回は、そんなノア高崎大会を、N-1公式戦にフォーカスして観戦記を綴りたいと思います!
 

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丸藤正道vs稲村愛輝

昨年の第1回N-1では、まさかの4戦全敗に終わった丸藤正道
 
今年の公式戦初戦の相手は、今回リーグ戦に初エントリーとなった2年目の稲村愛輝。
開幕戦では杉浦に敗戦し、そこから中1日の2戦目で丸藤と当たる構図、中々凄い…。
 

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試合が始まると、探り合いからグイグイと丸藤を押していった稲村。
 

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しかし、すぐさま丸藤も反撃開始。
 

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稲村の左腕を捉えると、ここから一気に丸藤ペースの時間帯が続いていきます。
 

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そんな稲村も、ブレーンバスターにスープレックスで応戦!
 

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そして、反対側の右腕で強烈なエルボー!!!
 

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強烈な蹴りを何発も喰らいながら、
 

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立ち上がる!!!
 

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スプラッシュマウンテンで丸藤をリフトアップした辺りからは、稲村の勝機も見えてきましたが、丸藤も蹴りのラッシュでそれを阻止。
 

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最後は真・虎王で稲村の側頭部を射抜くと、これで3カウント!
 

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丸藤、2年ぶりのシングルリーグ戦勝利(N-1改称後ですと、これが初勝利)!
 

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試合後のバックステージでは、丸藤からこのようなコメントも。
 

 

「化けろ」

 

お、重い…。

 

方舟の天才を相手に、可能性の片鱗は見せた。

もし次、シングルで当たる時には、どれくらい成長してくるのか、個人的には楽しみでなりません!

 

・征矢学vsマサ北宮

「金剛」ヘビーによる同門対決となった一番。
 

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今年6月に行われた、「GHCナショナル王座」次期挑戦者決定トーナメント決勝戦以来となる顔合わせとなりました(この時は征矢が勝利)。
 

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同門対決とはいえ、双方相手に容赦は一切ナシ!
 

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バッチバチにやり合う当たりの強さを見ていて、思わず同門であることを忘れてしまったほど。
 

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マサ北宮の監獄固めを耐え抜く、征矢!
 

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征矢の弾道を喰らっても立ち上がる、マサ北宮!
 

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中盤に配置されたカードながら、業火の如き熱量!
 
この熱戦を制したのは、征矢でした!
 
弾道を返された征矢は、すかさず変型のネックロックで北宮の首を締め上げると、北宮は堪らずギブアップ…!
 

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公式戦初勝利となった征矢は、すぐさまコーナーに駆け登り、咆哮!
 

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試合後の征矢の喜びようが、この試合の凄まじさを物語っていました。
この日の公式戦ベストバウト!!
 

 

 

桜庭和志vs望月成晃

今回N-1に初エントリーとなった桜庭和志が、この日のセミファイナルで、遂に公式戦初登場!
 
対角線に立つのは、2日前の開幕戦で、清宮海斗と30分ドローの熱闘を展開した望月成晃
 

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高崎でこのカードが見れる幸せ!
対角線に立つ2人の姿を見て、「夢だけど夢じゃないんだ…」と感動に浸ってしまった私でした(笑)。
 

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桜庭は、望月の腕に狙いを定めると、蹴りと極め技で徐々にダメージを与えていきます。
 

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望月も、得意の蹴りにツイスターで応戦!
 

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しかし、望月がジャーマン・スープレックスを決めた直後に、落とし穴が待っていました…。
 

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何と、そこから桜庭に腕を極められてしまい、39ロックが完成!
 

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望月も抜け出そうと抵抗しましたが、最後は堪らずギブアップ!
 

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シングルリーグ初戦を白星で飾った桜庭。
 

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試合後、握手を求めにいく望月とのやり取りを見て、高崎まで遠征した甲斐があったなあ、とつくづく実感したのでした…!
 

 

 

 

・杉浦貴vs谷口周平

高崎大会のメインは、開幕戦で稲村に勝利した杉浦と、この日が公式戦初戦となった谷口による一番に。
 

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開幕前日の記者会見の中で、杉浦から厳しい一言を投げかけられた谷口にとっては、今回のN-1で結果を残したい所(動画・34:36~)。
 
 
序盤、互いに俵返しを狙おうと差し合う場面は、レスリング出身の2人だからこそ、と言える緊迫感!
 

 

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ただ、試合の方は、谷口をいなす杉浦にどこか余裕を感じてしまう場面も…。
 

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その点は、最後まで崩せなかったように感じました。
谷口が攻めに行く場面で、若干間延びした部分もあったので。
 

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それでも、中盤以降は激しいヘッドバットなどで感情を爆発させていく谷口。
これは良かった!

 

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ただ、最後は杉浦が、ヘッドバット後に谷口が見せた一瞬の隙を突く形で、裏技のフランケンシュタイナーを敢行!
 

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谷口は、これを返せずカウント3!
杉浦が開幕2連勝と、リーグ戦優勝に向けて、上々のスタートを切ったのでした。
 
試合後は杉浦がこのマイク…!!!!
 

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杉浦のマイクって、いつもお客さんに対する感謝しか込められていないんですけれど、これを遠征先で聞くと、いつも以上に胸に沁みるんですよね!
 
今年2月に行った、名古屋ビッグマッチを思い出す感動。
 
 
遠征した諸々の疲労感とか、苦労だとか、この一言で全て報われると言いますか。
 

 

まとめ

『N-1 VICTORY 2020』開幕2戦目となった今回の高崎大会。
 
前述のように、ハシゴ観戦の行程がハードではありましたが(笑)、見に行けて良かった!
 
公式戦以外でも、オープニングの「岡田欣也vs仁王」は見応え充分でしたし、第3試合に組まれた「NOAH本隊vs金剛」の8人タッグマッチは、ただただ熱かった!
 

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特に後者では、潮崎豪が金剛の面々による腕攻めに苦しみながら、最後は因縁渦巻く中嶋勝彦から直接勝利という、まさかまさかの結末に!
(ごめんなさい、直接この二人で試合が決まるとは思いませんでしたわ…。)
 

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試合後は、清宮や拳王、潮崎がN-1優勝に向けた決意を語るなど、いち地方興行とは思えぬドラマっぷり!
たまらん!たまらん!
 

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ただ、惜しむらくは、ニューサンピア高崎までのアクセスだけか…
 
公共交通機関を使用した移動手段ですと、高崎駅からバスorタクシーしかなく、タクシーも往復で約4500円と中々な額に(笑)。
 
複数名で行かれるようなら相乗り必至かと…!
 
ホテルの隣にあるスケートリンクが会場、というあの雰囲気は唯一無二でしたけれど、次行くなら、多分車っすね(笑)。
 
でも、すっごく楽しかった!
 

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続く…
 

レンブラントのプロレス場放浪記 第1回〜愛の関係〜

9.6に、静岡県までプロレスを観戦してきました。

 
 
8.30カルッツかわさき大会のメインイベント後、タッグパートナーである潮崎豪を裏切り、「金剛」に電撃加入を果たした中嶋勝彦
 

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この日は、中嶋にとって「金剛」加入後初となる試合。
当日、UNIVERSEの生配信が無かった事も、私の静岡行きに拍車をかけました(笑)。
 
そして、NOAHにとっては、今年7月に有観客興行が再開して以降、この日が初となる地方大会。
 
9.18開幕のシングルリーグ『N-1 VICTORY』を控えるNOAHにとって、ビッグマッチ終わりの谷間に行われた今回のふじさんめっせ大会でしたが、遠征してみると、めちゃめちゃ楽しかった訳でして。
 
そんな私の1日を、観光も交えながら書いてみたいと思います。
 
勝手に、『吉田類の酒場放浪記』リスペクト!!
 
 
 

観光〜会場到着

ふじさんめっせ大会は17:00スタート&どうせなら静岡を観光したい、という事もあって、この日は午前中から鈍行列車で新富士駅に向けて移動しました。
 
自宅から約3時間かけて、まずは三島駅で下車…。
 

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三島駅では、駅から程近い「楽寿園という施設で動物を眺めたり、
 

 

 

 
歴史資料を眺めたり、
 

 

 
(「土用の丑の日」を逃したので)鰻重に舌鼓を打ったりと、時間まで観光!
 

 

 
過去2回の静岡遠征(2019年12月、2020年7月)で、観光まで手が回らなかった私としては、この時点で非常に充実した内容になりました。
 
三島駅で観光を終えた私は、大会開始1時間半前(15時30分頃)に、会場(ふじさんめっせ)の最寄り駅である、新富士駅まで移動を開始。
 
三島駅から東海道新幹線で1駅(約10分)の場所にあるものの、鉄道での移動手段は新幹線のみ…(≒鈍行での移動手段は皆無)。
 
関東圏から日帰り遠征しやすいアクセスの良さは申し分ないものの、遠征に「観光」の要素を求めるなら、熱海や三島で途中下車という選択肢は必須のように私は感じました
 
16時過ぎに新富士駅へ到着。
 
「富士山口」から出て斜め右方向に歩を進めていくと、今回の目的地・ふじさんめっせが視界に入っていきます。
 

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すごい!!!
 
写真で見た光景よりも、遥かに圧倒される、このリアル!!
 
Tシャツをプロレス仕様に着替えようと、会場に入ってすぐトイレに入ると、普通に選手と出くわす展開(笑)。
 
試合前から心臓止まるかと思った…(苦笑)
 

大会概要

今回のNOAHふじさんめっせ大会は、全5試合のラインナップで、そのうち2試合はシングルマッチという構成でした。
この日のメインイベントは、「金剛」・中嶋勝彦が登場する6人タッグマッチ。
 

 

 
前述の通り、今年7月の有観客興行再開後、この日が初の地方興行。
 
そして、今年9月以降のNOAHの各大会において、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、「所属選手が全大会揃って参戦しない(≒一部選手が大会に帯同しない)」方針を発表後、初の大会でもありました。
 

 

 
その為、この日は所属選手ですと、「STINGER」小川良成HAYATA齋藤彰俊が不在…。
 
とはいえ、7月の後楽園2daysの10人タッグや12人タッグに代表される、無理矢理1試合に選手を詰めるカードが無くなった事で、見やすさは格段に増した印象を受けました。
N-1期間中は公式戦優先になるだけに、この判断は正解っすね…。
 

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選手が全員出られないのは惜しい部分ではありますが、感染防止対策もあってか、1大会あたりの試合数を減らしている現状を鑑みると致し方なし。
だから、対コロナウイルス特効薬の爆誕、カモン!!!
 
そして、試合の方はどれも素晴らしい内容!
 
オープニングの「原田大輔vs岡田欣也」、続く第2試合の「モハメド・ヨネvsマサ北宮」のシングルマッチは見応え充分。
 

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特に後者なんかは、N-1の公式戦でもおかしくないレベル!
ヨネのコンディションが素晴らしかったです!
 
第3試合の「丸藤正道&YO-HEY vs杉浦貴&NOSAWA論外」では、どこか連携のたどたどしい(笑)「杉浦軍」と、意外な組み合わせでも決める時に決めてくる丸藤&YO-HEY組の絡みが新鮮!
 

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これまで多人数タッグで見る機会が圧倒的に多かった杉浦と論外も、2人だけだとやり取りの面白さがより秀逸(笑)
 

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杉浦のこのシーンにも感動!!!
 

 

 
セミファイナルでは、Jr6人タッグマッチが実現。
 
カルッツかわさき大会で、GHC Jr2大王座獲りが叶わなかったフルスロットルに、GHC Jrヘビー王座挑戦を表明した覇王擁する金剛Jrが立つ構図となりました。
 
金剛でお馴染みとなっている連続エルボードロップもJr3選手のみで完成していた事に感動した私でしたが、これも、タダスケの加入があったからこそ!
 

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時間にして20分超えと、思いの外ガッツリやっていた印象はありましたが、不思議と時間が経つのを忘れるほどの好勝負!
最後は前Jrヘビー挑戦者の吉岡から、覇王がピンフォールを奪って勝負あり!
 

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シングル王座挑戦に向け、一歩前進する結果となりました。
 
 

中嶋勝彦の「ギラギラ感×外敵モード」を堪能したメインイベント

そして、いよいよお待ちかねのメインイベント!
 
先にリングインしたのは「金剛」。
 
拳王の入場曲・『失恋モッシュ』の調べが場内に奏でられる中、一番最後に登場した中嶋…。
 

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か、カッコええ…!
 
写真をアップした所、他の方から頂いた「アサシンクリードみたい」という感想に至極納得させられました…。
 
そして、谷口、清宮、潮崎が入場。
潮崎は入場するなり、コーナーに鎮座する中嶋を一瞥…。
 
試合はいきなり、潮崎vs中嶋の先発でスタート!
 

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1週間前にタッグ王座獲りを狙っていた二人の姿は、もはや遠い過去のよう…。
 

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場外では、テーピングでガチガチに固められた潮崎の腕を、中嶋が容赦なく破壊する場面も。
笑っているのが尚恐ろしい…。
 

 

 
 
自然と、この二人のマッチアップに注目してしまうメインでしたが、それに待ったをかけたのが拳王と清宮。
 
中嶋と潮崎からタッチを受けてリングインすると、双方リングの中央でバッチバチのシバきあい!
 

 

 
潮崎と中嶋の一挙手一投足に注目が集まる中、清宮と拳王が割って入っていった事で、試合を元AXIZの二人だけに持っていかせなかったのは大きかった。
 
そういう点においても、試合のターニングポイントの一つだったんじゃないかと、私は思いました。
 
中盤に入ると、拳王と中嶋が潮崎に強烈なキックの二重奏!!
中嶋が「金剛」入りしたからこそ実現した夢のようなコラボに、場内からはどよめきも。
 

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まあ、とにかく破裂音が凄いんですわ!(語彙力)
 
潮崎もラリアットで反撃していきますが、この日は「金剛」の容赦ない攻めに苦しむ場面が目立ちました。
無慈悲!!
 

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最後は、中嶋が谷口からバーティカルスパイクで3カウント!
 

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直後、場外で3カウントを聞いた潮崎に対してこの表情…!
 

 

 
マイクを握ると、潮崎に追い打ちをかける、このコメント!
 
中嶋「潮崎豪、出戻りのお前がアイアムノア?ハッハッハ、笑っちゃうね。AXIZの絆?そんなのハナっからねえんだよ。なにゴタゴタ考えてやがる。リング上で出せばいいんだよ。次はどこを狙おうかなあ?俺が壊された分、お前を壊してやるからな、一個ずつ…。」
 

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「タッチを拒んだだけなのに…」、こうなるん…、みたいな。
 
タッチ拒否からの「お前を壊す」宣言、冷静に考えてみると、中々にヤバい(笑)。
愛が重い…!
 
このメインを見て、私自身感じたのは、「金剛」入りした中嶋に不安視は無用だったな、という点!
 
現在のギラギラ感を身に纏い始めた、2018年の春頃。
 
 
清宮海斗に敗れても、圧倒的な存在感を示した2018年の『GLOBAL LEAGUE』優勝決定戦。
 
 
WRESTLE-1でシングル王座を獲得した、2020年1月の外敵モード。
 
 
 
これに幾多のプラスアルファが加わった、今の勝彦のヤバさたるや…!!
 
ゾクゾクさせられますよ、本当に…。
 
それでいて、「金剛」加入後もシャッターチャンスを継続してくれたのが尚の事嬉しい訳で。
 

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このシーンを見て、どこか安心した私がいました。
ああ、変わらない部分はありつつも、AXIZ結成後は前に出ていなかった、あの時のギラギラ感が戻って来たんだって…!!!
 
 

まとめ

全5試合ながら、充実度満載だったNOAHふじさんめっせ大会と、今回の遠征…。
 

 

観戦しようかどうか迷っていた私ではありましたが、今思うと、観戦しに行って本当に良かった!
 
試合を見て数日経っても、写真を見返してはニヤニヤしてしまう日々でした…(笑)。
 

 

 
そんな私の『N-1 VICTORY 2020』の優勝予想は、勿論、この人…!!!
 
金剛の 中嶋勝彦 見逃すな
 

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GET HAPPY〜2020.8.9アイスリボン横浜文化体育館大会観戦記〜

8.9に、横浜文化体育館までアイスリボンの興行を観戦してきました。

 
今年の9.6を最後に、年の歴史に幕を下ろす横浜文化体育館…(プロレスラスト興行は8.30)。
 
当初は5.4に予定されていたアイスリボン横浜文体でしたが、新型コロナウィルスの影響により、閉館まで残り1ヶ月を切った、このタイミングでの開催となりました。
 
今回は、そんなアイスリボン最後の横浜文化体育館大会の観戦記になります
 

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第1試合 海樹リコ&テクラ&星いぶき&尾崎妹加vs真白優希&Yappy&バニー及川&トトロさつき

真白優希(練習生名:ホワイト)デビュー戦!
 
8人タッグのイリミネーションマッチという、何とも特殊な形式でデビュー戦を組んできた訳ですが、まあ、とにかく、彼女が凄かった!
 
先発として出場すると、対角線の海樹リコに対して手を上げながら「来いよ!来いよ!」とアピール!
 

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す、すげえ…。新人離れしとる…!
 
その後も、コーナーでドロップキックを放つ前に早速独自ムーヴを披露するなど、いい意味で規格外っぷりを発揮!
 

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煽りVだと、会見でデビューが発表された直後に「ここでエキシビジョンマッチやらせてください!」と志願→エキシ、という個性の強さに触れられていたのですが、まあ、予想以上(笑)。
 
そんなデビュー戦は、真白と尾崎妹加による一騎打ちに。
 
一度エプロンに出た尾崎を何とかして落とそうと、真白が繰り出した技は、なんと「くすぐり」攻撃!(笑)
 

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このチョイスが斬新!
 
しかし、最後は尾崎の逆エビ固めが極まり、ギブアップ負け…。
 
とはいえ、デビュー戦としてはインパクト大な内容に(勿論、良い意味で)。
 

 

こういう個性って、中々育てようと思って育つものではないと思うので、今後も失わないでいてほしい。
絶対的な強みになっていくはずなので!
 

第2試合 青野未来&紫雷美央vs朝陽&藤田あかね

朝陽の復帰戦にして、紫雷美央の5年ぶりとなる1日限定復帰戦。
 

 

後者に関しては、当初出場予定の石川奈緒卵巣嚢腫の手術で欠場となり、このタイミングでの限定復帰となった訳ですが、動きが全く問題なし!
 

 

 

私自身、ユニオンプロレス時代の2015年に、葛西純とのハードコアマッチやGENTAROとのミックスドマッチを見たことがあるものの、純女子の試合で見るのはこれが初!
 
なので、入場シーンから懐かしさと興奮で感情がぐっちゃぐちゃになってしまいました(笑)。
 

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あと、ユニオン入団時に「女(木高)イサミを目指す」と言っていたそうなのですが、試合を見ていても(何となくではありますが)「ああ、確かに…!」と感じましたね。
攻められている時の雰囲気とか、すばしっこさが、特に。
 
パートナーの青野も良かった!
 

 

対する「オレンジサンライズ」としては、名プレイヤーといえど、限定復帰の紫雷に負けたくはないところ。
それだけに、最後は朝陽が紫雷から、直接ピンフォールを奪ったのはデカかったですね。
 

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試合後は紫雷が藤田あかね、朝陽と握手を交わす場面も。
戦前はTwitterでやりあっていた、あかねと紫雷も抱擁。
 

 

このシーンを見ていると、引退興行のタイトルであった「みんなのお姉さん」というフレーズも納得
額に飾りたいレベルの瞬間…。
 

第3試合 チェリーvs松屋うの

WUW王座戦
 
かつて、「DDTプロレス教室」で師弟関係でもあった両者。
この日は、互いに柔術着を着て入場し、試合もお互いに身体を極めていくような攻防が中心となりました。
 

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短い試合時間ではあったものの、双方の極めっこは見応え十分な内容!
 
師弟関係云々を抜きにしても、この二人にしか出来ない試合だった事を考えると、個人的に、もっともっと評価されていい試合だと感じました。
 

 

松屋うのも、椅子や帯を用いた凶器攻撃を序盤から敢行していく積極性が素晴らしい!

 

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試合は、チェリーが前王者のテクラの介入に苦しめられる場面もありましたが、最後は松屋うのからギブアップを奪い、王座防衛!
 

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フィニッシュシーンも説得力抜群!
またどこかでじっくり見たいですね…。
 
 

第4試合 本間多恵vsラム会長vs趙雲子龍

トライアングルリボン王座戦
 
王者・本間に対し、推薦者に趙雲を立てる形でラム会長が挑戦。
 

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同王座戴冠経験のある本間と趙雲に対し、ラム会長がパウダー攻撃を敢行するなど、王座獲りに向けての執念がうかがえる場面も見られました。
 

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その執念が実ったか…。
最後はラム会長が、王者の本間から直接ピンフォールを奪い、見事勝利!
トライアングルリボン王座初戴冠を果たしました。
 

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振り返れば、2019年6月にアイスリボンで実現した「vs藤本つかさ」戦をキッカケに、アイスへのレギュラー参戦が決まったラム会長。
 
私もこの試合を会場で見た一人ですが、技らしい技は無かった当時から、約1年2ヶ月で飛躍的に成長を遂げたラム会長の集大成が、今回の王座戦にはギッシリ詰まっていたような気がしました。
 

 

アッパレです!
 

第5試合 星ハム子vs真琴

IW19王座戦
 
配信マッチ限定で防衛戦が行われる同王座ですが、今大会が有料生配信された事もあり、文体ビッグマッチで王座戦が実現!
 

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個人的に、今回の挑戦者である真琴には、「負けない選手」というイメージが何となく染みついているので、星ハム子は中々の難敵を迎え撃つことになったなあ、という戦前の印象。
 

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ただ、そんな強敵相手にも、普段のムーヴを変わらず貫いたハム子!
 

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終盤、真琴の繰り出したレッグロールクラッチは、カウント2!!
 

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しかし、最後はハム子がハムロールで真琴から勝利!!
 

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真琴相手に、ビッグマッチのタイトル戦で勝った事、ハム子にとっては非常に大きい結果だった気がします!
 

 

 

第6試合 世羅りさvs山下りな

「王者が試合形式を決めることができる」という新設ベルト・Fantast ICE王座の初代王者決定戦。
 

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オンリー3カウントルールで行われた一戦でしたが、個人的にはこの日のベストバウト!
 

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序盤〜中盤は、世羅が椅子やラダーを用いた攻めや、山下が豊田真奈美のバイクに2ケツしてラリアット攻撃など、互いに得意としているハードコアルール全開な内容。
 

 

しかし、山下が蛍光灯を持ち出した辺りから、試合の雰囲気はガラリと一変!
 
試合前から、石黒レフェリーは革手袋、セコンドの選手はそれに+ツナギ着用ということもあって、絶対蛍光灯が出てくるんだろうなあ、なんて思いながら見ておりましたが、まあ、想像していた以上に使ってましたね(笑)。
 

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特に終盤は、デスマッチヘビー王座戦だと言われても普通に信じてしまいそうな内容。
 
この一戦を制した世羅のフィニッシャー、ギガラダーブレイクは圧巻でした!!
 

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個人的に、去年のNOAH両国で行われた、GHCナショナル王座の初代王者決定戦・「杉浦貴vsマイケル・エルガン」を思い出す激闘。
 
 
決定戦の内容が凄すぎて、一気にベルトの格と防衛ロードのハードルが上がってしまった、そんな一戦でした。
 

 

試合後はこんなマイクも(笑)
 

 
さすが世羅りさやで!
 

セミファイナル 藤本つかさ&つくしvs柊くるみ&宮城もち

インターナショナルリボンタッグ王座戦
 
王者・ドロップキッカーズに、「フランクシスターズ」の宮城もち&柊くるみが挑戦したのですが、タイトルマッチというよりは、「柊くるみとつくしの関係修復」という部分がクローズアップされる格好に。
 
 
個人的には、2018年10月の後楽園大会メインで区切りがついていたものだとばかり…。
 

 

 

 

試合前、つくしが柊くるみの所に握手を求めるも、くるみはこれを拒絶。
 

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序盤から険悪なムードが漂う中、個人的に、この試合で一番難しい役割を担っていたのは、険悪な二人でも、王座戦を持ちかけた藤本つかさでもなく、くるみのパートナー・宮城もちだったような気がします。
 

 

 
くるみがつくしとの対戦を拒絶した序盤戦は、藤本とつくしの連携攻撃をガツガツ受けきってリズムを作り、後半には鬼のような連携攻撃とアシストで、パートナーのくるみを援護射撃!
なのに、サムライでは尺の都合故か、前半の奮闘が丸々カットという…(泣)。
なんでやっ!もっと評価されていいのに…。
 
中盤以降は、つくしと柊くるみのマッチアップがようやく実現したものの、つくしがくるみを打ち崩すまでには至らず…。
 

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終盤には、くるみの人でなしドライバーを、もちがアシストするインディーテイカー!
 

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畳み掛けるようにして、最後はくるみがつくしから勝利し、「フランクシスターズ」としては初のタッグベルト戴冠を果たしたのでした。
 

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まあ、単純に挑戦者チームが強かった!
序盤は勢いのあったドロップキッカーズでしたが、つくしとくるみのマッチアップが始まった辺りから、次第に流れが挑戦者チームへと傾いていったようにも…。
 
試合後にくるみは、つくしに対してこのコメント。
 

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くるみ「勝ったぞ~ッ!やっとフランクで結果を残すことが出来ました。つくし、あんた、やっぱりなんも分かってないよ。あんだけ会見で言って、ちょっとでも分かってくれたかなって思ったけど、なにも分かってない。自分の中では分かってるかもしれないけど、態度とか見てて、なにも伝わってこないよ。今日試合して、元の状態に戻ることは難しいと思う。でも、色んな覚悟を持って今日この試合に挑んできてくれたことは伝わりました。伝わったし、キャリアリセットしてしまったけど、そっから這い上がってきたことは知ってるし、10年やってることは変わらないと思うから。だから、今日はありがとうございました。そして、つっかさん、このカードを組んでくれたってありがとうございました」

 

battle-news.com

 
 
重い空気が場内にたちこめていたものの、「試合後に和解」みたいなエンディングへ安易に持っていかなかった事、これはこれで潔いし正直だと私は思いました。
 
くるみの言う気持ち云々の部分で、つくしが足りていなかったなんて、私は全く思いません。
ただ、それとは別に、元ある体格差以上の壁や差を、双方のマッチアップの際に感じてしまったのも率直なところ。
 
バックステージコメントを含め、関係修復に重点を置いていた王者組と、単純にベルト獲りに飢えていた挑戦者組というスタンスの差が、残酷なほど明暗を分けた感も…。
 

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この事が、何年か経ったタイミングで、「ああいう時もあったね」と笑えるようになれば良いのですが…。
 

 

メインイベント 雪妃真矢vs鈴季すず

ICE×∞王座戦
 
2018年12月の王座戴冠から、ドローによる王座剥奪こそあれど、約1年半にわたり、王座戦で1度も敗れていない王者・雪妃真矢
 

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対するは、雪妃が王座戴冠を果たした同日にプロレスデビューを果たした、キャリア約1年8ヶ月の新星・鈴季すず!
 

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今年5月に予定されていた、文体メインと同じカードとはいえ、この間、
 
・今年6月の同王座戦で鈴季すずが雪妃に敗戦。
 
・翌7月の次期挑戦者決定戦で、すずが挑戦権を手に入れて文体メイン。
 
という2つのポイントも新たに追加。
 
団体の文体ラストを飾る一戦は、すずの奇襲攻撃からスタート!
私含め、会場中がどよめく投げっぱなしジャーマン!
 

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うおおおおお!!!!
 
大一番で先を取った挑戦者でしたが、試合が進むにつれ、雪妃の攻めに苦しむ場面が目立っていきます。
 

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すずも反撃していくものの、中々試合の主導権を握れない時間帯が続きます。

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今年2月、所属ながらラム会長、山下りなと共闘したことで、外敵の役割も担うようになった雪妃。
エネミー軍発足後、試合を見るのは私自身初めてでしたが、アイライン強めに引いたり、左右違うカラコンにしたり、青基調だったコスチュームを変えただけでこうも人って印象変わるんだ、と!
 

 

纏う雰囲気も、実力も、以前より強くなっていた雪妃。
その雪妃に、ボロボロでも必死に喰らいついていくすず、という内容が主だったことを考えると、雪妃の強さがただただ際立った試合。
 
ただ、そんな雪妃から、すずがカウント3を許さなかったのも事実!
 

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終盤はシーソーゲーム!
 

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雪妃も攻撃の手を強めていきますが、すずにバックを取られると、そこからすずかジャーマンスープレックス

 

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更に、ホールドを解かず、ロコモーション式ジャーマンスープレックス!!!

 

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これで見事3カウント!!
 
鈴季すず、デビュー約1年8ヶ月、17歳にして団体トップのベルトを獲得!

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個人的には、杉浦貴からGHCヘビーを獲った時の清宮海斗みたいに、防衛戦を重ねる中で成長を感じられる王者像が見られるのではないか、と思うと、今後が凄い楽しみ!
 

 

ただ、雪妃も負けて尚、格しか上がらなかったという事実!

アイスリボンの未来を託したなんて言いませんよ」と言った時の目は死んでなかった(寧ろギラギラしていた)ので、また王座獲りの瞬間を楽しみにしております!

 

 

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まとめ~素晴らしい大会だったからこそ…~

 感動の中終了した、アイスリボン横浜文化体育館大会。
 

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試合内容に関しては、とても素晴らしい大会だったと思いますが、試合以外の部分で1点だけ気になった事が…。
 
会場内の感染症防止対策が、あまりにもザル過ぎる。
 
ありがたいことに、私自身も有観客興行が再開されて以降、7月からNOAH、2AW、ZERO1、666、FREEDOMS、大日本プロレスと、複数の団体を観戦する機会に恵まれましたが、今大会、新型コロナウィルスの感染防止対策がどこよりも緩かった…。
 
東西南北の最前列と南側アリーナの4列目前後まで、席間隔を一切空けず、ミッチリ人を入れていた状態。
それでいて、一部の観客(特に、密になってるアリーナ側)は、選手の名前を大声で叫び放題という…。
 
ただ、団体側の直前情報では、「マスク着用」という記載はあっても、「声援禁止」という文言は特に入っていなかったので、OKだったんやろうなあ…。
(ただ、会場内アナウンスは手拍子・足拍子を推奨していました。)
 
今回の件が、団体側なのか、ファン側なのかによって見方も変わるでしょうが、少なくとも、座席配置に関しては一考すべき事象だったかと。
感染者が出ないから結果オーライ、という訳では無く。
 

 

 

当然ですが、ウィルスに感染した事自体が問題なのではありません。
万が一感染者が出た際、「これだけ自分たちは徹底して対策を行いました」と言える状態でない事の方が遥かに問題な訳でして。
 
まあ、でも、今まで声援なしでも拍手で後押ししてきた観客、声援なしにしても大会を開催してくれる団体の存在がホント凄かったんだと思います…。
 

 

ホント、素晴らしい大会だっただけに、そういう事象がもし起きてしまった時、客サイドから団体の対策を擁護できるかどうかは重要だよなあ、と、私自身考えされられた次第です。

2AWみたいに、会場内の防止対策をきっちり徹底していても、選手に陽性反応が出てしまうのが、コロナの怖いところですから…。

sky's the limit・後編~2020.8.10 プロレスリング・ノア横浜文化体育館大会観戦記~

8.10に、横浜文化体育館で行われた、プロレスリング・ノアの興行を観戦してきました。

 
ノアのラスト文体となった今大会。
 
 
前篇では、第1試合~第5試合までの観戦記を書いていきましたが、後半では、スペシャシングルマッチとなった「清宮海斗vs武藤敬司」のセミファイナル、ダブルタイトルマッチとなった、メインの「潮崎豪vs拳王」の観戦記について触れていきたいと思います!
 
この2試合、体感的には4試合相当の濃さでした…!
 
2020年8月のNOAH横浜文体の景色を、私は多分、忘れることは無いでしょう!
 

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セミファイナル 清宮海斗vs武藤敬司

武藤敬司との対戦を熱望していた清宮にとって、念願の初シングルとなったセミファイナル。
 
 

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対する武藤敬司は、両膝を人工関節にして以降、恐らくこれが初シングルマッチではなかったか、と(間違っていたら、すいません…)。
やっていたイメージが無いもので…。
 

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下手したら、親子ほどの年齢差のある両者の一戦…。
 

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序盤は清宮が左腕を念入りに攻めつつ、グラウンドで主導権を握っていく流れに。
 

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武藤のドラゴンスクリューも3回連続で、踏ん張って無効化する場面も!
こういうシーン、初めて見ました。

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武藤にほぼ何もさせない、上々の立ち上がりとなった清宮でしたが、場外乱闘で武藤の鉄柵式ドラゴンスクリューを喰らってからは、流れが一変!
 

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最初は無効化されていた武藤のドラゴンスクリューも、ロープにセットした状態で決まり出したりと、清宮の膝は徐々に破壊されていきます…。
 

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そこから更に、武藤が足4の字で清宮を追い詰めていく展開に…。
 

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清宮も武藤の左腕にドロップキックを何発も浴びせていきますが、後に佐久間一行氏も指摘しているように、「勝利に直結する流れをどこまで描けていたか」という部分で言うと、武藤の足攻めの方が圧倒的に優れていたかなあ、と。
 

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清宮が腕を極めるようなフィニッシャーを持っていたならば、また印象は違っていたんでしょうけれど…。
 
終盤、清宮がジャーマン2連発⇒タイガースープレックス2連発を決めていくも、武藤は3カウントを許さず。
 

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ここで、清宮がムーンサルトプレスを解禁してきましたが、武藤が回避!
 

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これで膝を痛めた清宮の隙を逃さず、武藤はシャイニングウィザード連発で畳み掛けるも、清宮も返す返す!
 

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すると武藤が、清宮に膝裏へのドロップキック⇒ドラゴンスクリュー⇒足4の字固めの流麗なコンボ技!!
 

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清宮も回避しようとしますが、最後はたまらずギブアップ…。
 

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正直、戦前はどんな展開になるか想像もつかなかったカードでしたが、武藤のゾンビっぷりとクレバーさ、若くして武藤とタメを張れる実力を清宮の底力、27分超えの試合時間と、終わってみれば満足度しかない内容!
 

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それだけに、あとは清宮の勝利という結果だけだったか…。
リベンジ、全裸待機!
 

メインイベント 潮崎豪vs拳王

GHCヘビー級王座&GHCナショナル王座のダブルタイトルマッチ!
 

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この日の最注目カード!
 

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色々な方が言及されているように、とにかく凄い試合だった事は間違いない。
 
ただ、その中でも、「ダブルタイトルマッチ」という話題性にも賛否にも負けない激闘を潮崎と拳王が見せてくれた事が、私にとっては一番感動的でした!
これが全て!
 
語りつくせないので、写真多めで!
 

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序盤ですと、潮崎の拳王に対するエッぐい脚殺しが印象的でした。

ラリアットや、テキサスクローバーホールドのような変型技で、脚へのダメージを与えていくシーン…。

冷徹にして、強烈!!!

 

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思えば、この試合だけで、700枚以上も写真を撮ってしまった私…(笑)。
選べねえ~!
 

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中盤、拳王の断崖式ブレーンバスターが飛び出すものの、この時点で互いに必殺技は抜いていないという事実…。

 

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試合時間が40分を過ぎる頃まで、必殺技を出さずとも、互いの削り合いと意地の張り合いだけで、お腹いっぱいガッツリ楽しめるという!!

 

全体の2/3が経過すると、双方ようやくフィニッシュに向けて動き出します…。

 

場外で拳王が放っていったP.F.S.!

 

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スリーアミーゴスのように連射される、ドラゴンスープレックスホールド!

 

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そして、中嶋からベルトを奪取した技でもある、側頭部へのハイキック!!

 

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しかし、潮崎も立ち上がると、リミットブレイク!!

 

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最上級フィニッシュのムーンサルトプレスを放ちますが、拳王は回避!

正調のP.F.S.で反撃も、3カウントは奪えず…。

 

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最後は双方得意の蹴りにラリアットがぶつかり合うも、潮崎が拳王を薙ぎ倒すと、最後はムーンサルトプレスを投下!!

 

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今度こそ成功させるも、3カウントを奪うことは出来ず、直後にゴング…。

 

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壮絶な死闘となったダブルタイトルマッチは、60分フルタイムドローという結末に。
 

 

フルタイムドローという結果だけで見たなら、「やっぱりな」なんて思う意見も出るんでしょうけれど、試合見たらそんなん、おくびにも出せませんって!
 

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個人的に、フルタイムドローの試合だと、終盤残り5~10分を切ったタイミングで丸め込みや関節技が多く出てくるという、偏見にも似たイメージがあるんですけど、今回そういうのは全くなく、60分ギリギリまで死力を尽くして戦い抜いた二人に凄みを感じたんですよね。
 

 

 

私自身、団体問わず「文体って(構造上声援の響き方などもあって)盛り上がりにくい」なんて話をチラホラ聞いたりした事もありましたが、この日は声援が送れない中でも、多くの手拍子で激闘に花を添えた観客も素晴らしかった!
 
NOAHの文体ラストを飾るに相応しいメインは、間違いなく私にとって、(現時点で)2020年のベストバウトだと言い切れる一戦でした!
 

 

 

メイン後は、潮崎がマイク…!
 

 

 

 

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感動…!!!
 

まとめ

大反響のうちに幕を閉じた、NOAHのラスト横浜文体!
 

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私自身、過去に3度(2017年10月、2018年12月、2019年3月)NOAHの文体を観戦しているのですが、「内容」、「面白さ」、「将来語れる」度合いでは、去年の文体も超えてくる素晴らしさだったかと!
 
 

 

 
例年ならG+が中継してきた文体も、今回ABEMAで無料中継した事で、即座に現地や配信で観戦していた人同士の興奮と熱量を共有できる、良いキッカケになったのではないか、とも感じた次第です。
 

 

そもそも、3月の横浜文体が延期⇒中止になってしまい、もう出来ないと諦めていた「NOAHのラスト文体」が閉館1ヶ月前に実現して、実際に見ることが出来て、本当に本当に良かった!!!!
 
あと、個人的には、先行抽選で購入していた座席が、中継カメラの真後ろだった事にも興奮を隠せなかったです。
 

 

 

良い思い出になりました!
 
ありがとう!プロレスリング・ノア