レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

レンブラントのプロレス場放浪記 第7回〜SEND "AI"〜

2021.7.11に、仙台サンプラザで行われたプロレスリング・ノアの興行を観戦してきました。

 
夏の仙台ビッグマッチでは、『丸藤正道vs杉浦貴』GHCヘビー級王座戦を含む2大GHC王座戦を中心に、全8試合がラインナップ。
特にGHCヘビー王座戦は、創設以来初の仙台開催という、メモリアルな一日になりました。
 
今回は、そんなNOAH仙台ビッグマッチの観戦記になります!
 

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会場概要

今回大会が行われた仙台サンプラザは、仙台駅から直進で徒歩十数分という好立地に存在。
その為、都内からでも日帰り観戦が可能!
 

 

また、コンサートホールとして利用される事が多い会場故、試合も非常に見やすい!
 
今回観戦した3Fスタンド席でも、こんな感じでしたから。
日本武道館に似た構造!
 

 

ちなみに、ライブで使用される際のアリーナは、ひな壇のような傾斜がつく形で座席が配置されていたりします。
(※2015年にASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブ参戦で経験済)
 
 

大会概要

今大会では全8試合がラインナップ。
 
オープニングマッチの『仁王vs矢野安崇』は、矢野が牛若丸さながらの軽快な動きを披露!
 

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仁王の受けっぷり含め、良い試合内容でした。
 

 

 
第2試合の『田中将斗&望月成晃vs宮脇純太&岡田欣也』では、容赦ないベテラン勢に、若手が怯むことなく挑んでいく熱戦に。
 

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個人的には裏ベストバウトだった感も。
 

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ベテラン二人のタッグ王座挑戦は是非見たいところ。
 

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第3試合は、『HAYATA&進祐哉&吉岡世起vs日高郁人&NOSAWA論外&YO-HEY』の6人タッグマッチ。
 

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HAYATA vs日高郁人』のGHC Jrヘビー級王座戦の最終前哨戦ではありましたが、(良くも悪くも)この日は吉岡とYO-HEYのマッチアップに持っていかれた感あり。
 

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先の後楽園ホール大会(6.30)でもシングルが組まれるなど、STINGERとの抗争の中心軸に立つ2人の因縁は、タイトル抜きにして存在感を増している印象を受けました。
 

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最後は吉岡がクラッシュドライバーでYO-HEYから勝利も、再度シングルで見たいと感じさせる顔合わせ。
面白かったです!
 

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第4試合では、『ファンキーエクスプレス』vs『杉浦軍』6人タッグマッチが実現。
 

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『杉浦軍』は藤田和之&ケンドー・カシン&桜庭和志と、珍しくフリーで固められた布陣に。
癖も強いが力も強い!
 

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冒頭、カシンによる「(井上)雅央はいないのか?」(※この日は参戦なし)という発言から、既に場を支配していた印象を受けました。
 

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実際、その後も場の流れは『杉浦軍』に。
 

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最後はカシンがキング・タニーから丸め込みで勝利!

 

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原田大輔&大原はじめvs覇王&タダスケ

第5試合は、GHC Jrタッグ王座戦が実現。
 
5.31後楽園ホール大会で、長期政権を築いていた小川良成&HAYATA組から勝利し、王座戴冠を果たした原田大輔&大原はじめ組。
 

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初防衛戦の相手は、『金剛』の覇王&タダスケ
 

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正直、覇王の相方が仁王ではなくタダスケという点に、戦前は良くも悪くも初防衛戦感の強いカードに感じてしまったのですが、試合が終わったら、「ホントすいませんでした!」という気持ちに…。
この日のベストバウトだったんじゃないか、という一進一退の熱い攻防が展開されました。
 
王者も挑戦者も、双方タイプの違う者同士が組んでいる事で、各人のマッチアップが非常に面白かったです。
 

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終盤は覇王と大原の一騎打ちに。


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完璧な丸め込みで、覇王が王座奪取を狙いに行くものの、最後は大原がキッチリ勝利。

しかし、この試合をスリリングな面白い内容にしていたのは、間違いなく覇王の存在あってこそ!


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試合後、王者チームの前に現れたのは、吉岡世起&進祐哉

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挑戦者チームのお膝元とも言える、8.1広島大会での王座戦が決定。

 

 

 

メンバーをガラッと変えて、タッグ王座奪還に動いた『STINGER』。

 

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今年3月に進が大原からシングルで勝利していたり、その後吉岡も大原を裏切っていたりと、何かと因縁の深い一戦。
注目です!
 
 
一方、敗れた『金剛』は、新メンバー・Xを、7.27クラブチッタ川崎大会で行われる、ユニット対抗1dayイリミネーションタッグトーナメントに投入することを示唆。
最近のNOAHのXは読めない…。
 

 

 

 

 

『マサ北宮&稲村愛輝&小峠篤司vs中嶋勝彦&征矢学&拳王』

第6試合は、『金剛』の現メンバーと、『金剛』結成当時の元メンバーによる6人タッグマッチ。
 

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試合開始直後、激しくやり合うマサ北宮と中嶋勝彦
 

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そして、リング内では、拳王の握手に小峠篤司が応じる一幕が。
珍しい…。
 

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試合の方は、征矢と稲村による『手四つだけで金が取れる』マッチアップや、久々の小峠と拳王の絡みもありましたが、一番試合の中で視線を惹きつけていたのは、中嶋勝彦だった気がします。
 

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 6月のテレビマッチで行われた『敗者金網髪切りマッチ』後も、タッグ王座決定戦に向けて火花を散らし合う北宮と中嶋。

坊主になっても、中嶋の表情にはゾクゾクさせられました…。

 

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正規軍サイドも、『金剛』時代に見せていた連携を披露するも、最後は小峠が征矢の餅つきパワーボムに沈み、敗戦…。

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6.30後楽園で、『マサ北宮&清宮海斗vs中嶋&征矢』のタッグ王座決定戦が決まった際、「(北宮に)お前は征矢で十分だ。」と不穏極まりない発言を残していた中嶋でしたが、この日は「征矢で問題ないんだ。」とマイク。

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個人的には、中嶋と北宮の因縁は鉄板も、現状ですと、中嶋&征矢が新王者になるイメージしか湧かないのが正直な所…。

チームとしての統一感という部分が大きいですけれど、ここを北宮と清宮で捲れるか否かは、本番まで勝負になりそうな気がしています。


 

武藤敬司&小川良成vs清宮海斗&鈴木鼓太郎

 セミファイナルは『武藤敬司&小川良成vs清宮海斗&鈴木鼓太郎』のスペシャルタッグマッチ。
 

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武藤と小川のタッグはレア!

 

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現在スランプ中(と言われている)清宮が、大ベテラン2人ガッツリやられる展開になるかと思いきや、清宮の動きは元気そのもの!
寧ろ、鼓太郎がやられる展開になるとは予想できませんでした…。

 

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正直、清宮をスランプと言うには無理が生じている状態。
これだけ動けるんですもの!
そろそろ、梅雨明け宣言しても良い頃なんじゃないでしょうか?

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鼓太郎がベテラン勢に捕まる時間帯が長い中、鼓太郎も清宮との連携技や、武藤へのタイガードライバーで流れを切り拓こうと試みますが、最後は武藤が鼓太郎にシャイニングウィザードを決めて勝利。

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試合後のバックステージでは、小川とのタッグで王座獲りに興味を示す一幕も。

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これは実現すると面白そう!
まだまだ連携の半分も見れていない印象だったので、今後の展開が楽しみです。
 

 

 

 

 
 

丸藤正道vs杉浦貴』

 メインイベントは、『丸藤正道vs杉浦貴』のGHCヘビー級王座戦!
 

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直近の前哨戦シングル(2021.7.3横浜大会)を始め、2016年以降は丸藤が5敗2分と苦手にしているvs杉浦戦。

 

 

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タイトルをかけて争われるのは、杉浦による「戦友」発言が飛び出した2018年5月以来。
 

 

今大会のハッシュタグ(#21年目の戦友GHC)の由来にもなった一戦以来のGHC戦は、久しぶりのビッグマッチという舞台。

これを見に、関東圏から来場していた方も多かったように思います(私もそうでした)。

 

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握手から始まった試合は、杉浦が首、丸藤が左腕を狙いながら様子を窺う序盤戦に。

 

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序盤では、近年中々見られないような、丸藤の飛び技が繰り出される一幕も。
これは珍しい!

 

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双方コンディション万全の中、一進一退の攻防が展開されていきます。

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試合が終盤に差し掛かると、互いに左腕を握った状態から、エルボーとチョップのぶつけ合いに発展!
 

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この時、会場内から自然発生した、大きな拍手の渦が印象的でした。

正直、鳥肌が立つくらい圧倒されましたもの…。

 

杉浦のエルボーと、丸藤の膝がぶつかり合うものの、ここから丸藤が杉浦の側頭部に回転式の虎王!

 

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そして、武藤から王座を奪取したフィニッシャー・『虎王・零』!

 

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ここで杉浦をフォールせず、丸藤がポールシフト式エメラルド・フロウジョンを投下!!!

 

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流石の杉浦も、これを返す事が出来ず、3カウント。

丸藤が王座初防衛に成功したのでした。

 

 

 

試合後は、丸藤と杉浦が握手&一礼。

 

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 試合後の丸藤によるマイクも熱かった!

 

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 本当に仙台まで遠征して良かったと思える、思い出深い試合になりました!

 

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まとめ

充実度の高い内容で幕を閉じた、ノアの仙台サンプラザ大会。
 

 

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大会後の武田取締役のツイートによると、今大会は動員面でふるわなかったようで、悔しさを滲ませる場面も。
 

 

 

ただ、一現地民としては、客席を見る限り、人が入っていないようには感じなかったですし、寧ろ、開始前にベースボールシャツを無料配布していたこともあって、一体感は過去にないレベルまで高まっていた印象を受けました。

 

 

 

 

 

そして、試合後には急遽サイン会&撮影会も実現!
 

 

 

コロナ前は、ザ・リーヴ様のお菓子配りの際などに、選手に向けて直接声掛けできる機会というものがありましたが、その時の気持ちを思い出してしまいましたね…。

何かこう、選手に向けて言葉を伝えられる機会の尊さを実感させられたと言いましょうか。

 

 

私自身、仙台という地は、プヲタになった年(2015年)に会社の研修で3ヶ月ほど住んでいた事もあって、馴染みの深い土地だと思っているんですけれど、毎回感じるのは、現地の人の温かさ!
 
語彙力乏しすぎて、言葉では形容しにくいですけれど、大会前のタワーレコードとのコラボ企画、ベースボールシャツ配布&ステッカー配布企画、メイン中の自然発生した拍手、試合後のサプライズなど、都内では実現し得ない景色が次々と見れたのは、この土地の温かさが形成した磁場も非常に大きかったような気がしています。
 

 

 

 

やっぱり仙台は愛で溢れている…。
好きです、仙台!
 

 

この地でまた、プロレスが見れることを願って…!!!
 

 

FIRE FESTIVAL TOUR 2021 Live at SHINKIBA〜7.2 プロレスリングZERO1 新木場1stRING大会観戦記〜

2021.7.2に新木場1stRINGで行われた、プロレスリンZERO1の興行を観戦してきました。

 
ZERO1の真夏の祭典・『火祭り』開幕戦!
 
2年ぶりの夏開催となった今年の『火祭り』は、全12選手参加・2ブロック制で実施。
 
開幕戦の新木場大会では、公式戦6試合がラインナップされたのですが、どの試合も開幕から凄まじい熱量!
 
今回は、そんな『火祭り2021』開幕戦の全試合レビューになります。
今年の『火祭り』も、凄いぞ!!!
 

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佐藤嗣崇vsハートリー・ジャクソン

前年度『火祭り』覇者のハートリー・ジャクソンが、開幕戦のオープニングカードで登場!
初戦は、佐藤嗣崇とのヘビー級同士による一戦となりました。
 

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序盤はジャクソン優位な展開も、次第に巻き返していく佐藤。
 

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終盤、身体の投げ合い・ぶつかり合いを制した佐藤が、最後はジャクソンの巨体を持ち上げると、垂直落下式ブレーンバスターで3カウント!
 

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 開幕戦のオープニングカードで、前年度の『火祭り』覇者が敗れる波乱!
 
しかし、佐藤の自力が勝っていた内容に、『火祭り』の恐ろしさの一端を垣間見たのも事実。
終盤戦まで1位争いに絡んでくると、非常に面白そうな気がしました。
 

 

 

将軍岡本vsクリス・ヴァイス

VOODOO MURDERS』(で今も良いのかな?)の同門対決となった一番。
 

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同門対決ではありましたが、良い意味でそういう部分を感じさせない、クリスと将軍の容赦の無さが良き!
 
力比べ一つ取っても、インパクト抜群でした。
 

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双方ヒールレスラーながら、反則も介入も無い、真っ向勝負のぶつかり合い!

この潔さも含めたストレートさに、爽快感を覚えました。

 

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互いに譲らない展開ではありましたが、最後はクリスがパッケージパイルドライバーで勝利!

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この時点で、大会ベストバウトを予感させる熱闘だった訳ですが、今年の『火祭り』は、まだまだこんなものではなかったのです…!
 

 

 

 

『吉田綾斗vs菅原拓也

『火祭り』初出場となった吉田綾斗(2AW)。
 
吉田がシングルリーグに出るのは、恐らくK-DOJO時代の若手リーグ戦(『K-METAL LEAGUE』)以来なんじゃないかと。
(2020年に、チャンピオン・カーニバルに一度はエントリーされた経緯はありましたが…)
 

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初戦は曲者・菅原拓也
 

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吉田のストロングポイントである脚を、集中的に攻めたてていく菅原。
一点集中メインの菅原に、苦戦を強いられる吉田…。
 

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そんな吉田も、ランニングネックブリーカーなどで反撃の狼煙!
 

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終盤は、菅原が丸め込みでフォールを狙いに行ったものの、吉田も負けじと切り返す格好。

 

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最後に3カウントを奪ったのは、吉田綾斗!

決まり手は、2AWのベテラン・旭志織のフィニッシャー『モダンタイムス』!!

 

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戦前から菅原が『抽斗』というワードを用いて、吉田戦に向けた意気込みをツイートしていたのですけれど、最後の最後で、思いもよらない『抽斗』を開けてきた吉田に勝利が舞い込んだ印象。
 
これは劇的でした!
 

 

 

阿部史典vs田中将斗

激闘続きの『火祭り』開幕戦にあって、今大会の個人的ベストバウトに挙げたい一戦。
 

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序盤から阿部が、田中の爪先を噛んだり、グーパン入れたりで田中を着火しに行く訳ですけれど、そのバチバチの土俵に乗っかって、ガッツリやり合う田中もまた、凄まじかったです。

 

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以前、阿部のホームリングである、プロレスリングBASARA後楽園ホール大会でシングルマッチを行った際には、「田中から阿部の土俵に乗り込んでいる」印象を受けましたが、今回は「阿部の方から田中を土俵に引き摺り込んだ」印象。

そこにガッツリ乗っかる田中の度量も半端ない!

 

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田中までグーパン出したり、爪先噛み始めたりしてましたから(笑)

終盤では、阿部に馬乗りになってエルボー連発と、普段見られないようなシーンも。

 

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壮絶な死闘は、田中が阿部に額を割られながらも、最後は後頭部への一撃で阿部をKO!

これで田中がレフェリーストップ勝利!

 

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他のフォロワー様から「今年の火祭りヤバすぎない?」、「開幕戦からあそこまでやるのか…」と漏れるほどの、壮絶極まりない内容でしたが、レフェリーストップだった為、田中の勝ち点は4止まり…(※)

(※3カウント・ギブアップ勝利なら勝ち点5を獲得)

 

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この失った1点が終盤に響く可能性を孕んでいるのも、『火祭り』独特の恐ろしさ。
しかし、それでも、この一戦を制した事は大きかった!
 

 

 

 

入江茂弘vs太嘉文』

 セミファイナルでは、昨年初出場も、負傷により途中離脱となった太嘉文が、初出場の入江茂弘を迎え撃つ一戦に。

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序盤から入江の右腕を狙う太嘉文。

この狙いは凄く良かった。

 

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ただ、この試合の主導権を握っていたのは入江。

元来の体格を生かした重い攻撃に加え、試合中も「俺が『火祭り』優勝するぞ!」と決意を爆発させるなど、場の雰囲気を一気に支配。

 

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入江の右腕狙いで攻めるも、ビーストボンバーを喰らってしまった太嘉文。

しかし、この一撃を執念で返してみせます。

 

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ならばと、入江がもう一度ビーストボンバーの体勢に。

そこを狙っていた太嘉文が、カウンター気味にサブミッション!!!

 

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呻く入江。

 

ロープが目と鼻の先にある位置でしたが、自力脱出が困難な体勢で、太嘉文が入江の身体を極めると、入江は堪らず口頭でギブアップ!!

 

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開幕戦最大の番狂わせだったかと。

入江が支配する時間帯が続いた試合でしたが、ビーストボンバーも返して、最後に勝利をもぎ取った太嘉文は間違いなく凄かった。

 

ギブアップで敗れた入江の姿なんて、私自身初めて見ましたもの…。

衝撃!

 

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大谷晋二郎vs稲村愛輝』

開幕戦のメインを飾ったのは、3年振りの出場となった『ミスター火祭り』・大谷晋二郎と、NOAHから初参戦となった稲村愛輝の一戦。
 

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ゴングが鳴らされると、すぐさま大谷に襲いかかる稲村!

 

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強烈なエルボーなど、ガタイを存分に活かした攻めで大谷を押しにかかりますが、大谷も負けじと顔面ウォッシュ!

 

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稲村の喰らいつく表情が、とにかく良かったです。
 
人間魚雷に強烈なエルボー。
キツい攻撃を引かずに受け続ける大谷。

 

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得意の水面蹴りでも倒れない稲村を相手に、エルボーの応酬を制した大谷。

右手を高く掲げてから、稲村の喉元に袈裟斬りチョップ!!!

 

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十中八九、勝負が決する技だったものの、一の確率で稲村が3カウントを阻止!

すると、大谷はすぐさま稲村にコブラホールド!

 

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レフェリーのチェックにも手を挙げて応えていた稲村でしたが、大谷が首元を絞め上げると、堪らず稲村がギブアップ!

 

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死闘続きだった『火祭り』開幕戦の最後も、壮絶な死闘で終了。

3年ぶりの『火祭り』出場となった大谷が、開幕戦白星発進という、幸先の良いスタートを切りました。

 

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しかし、敗れはしたものの、水面蹴りを耐え、袈裟斬りチョップでも立ち上がった稲村も、強さを証明したのは間違いない訳でして。

 

本当に凄まじかったです…。

去年は『一騎当千』で勝利を掴んだ稲村でしたが、今年は『火祭り』でどこまで勝ち点を重ねられるか、注目したいところです!

 

 

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

 試合後は、大谷が恒例の熱いマイク!
 

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まとめ

開幕戦から激闘連発となった、『火祭り2021』開幕戦!
 

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今年の神興行に食い込むくらい、オープニングのタッグマッチ含めて熱い内容。

ZERO1は本当に、毎年こういう興行をバンバン叩き出してくるから凄い!

 

 

とはいえ、まだ『火祭り2021』は始まったばかり。
お近くの皆様は、是非会場へ!
 
毎年ヤバいヤバい言うとりますが、今年の『火祭り』はマジで凄いです!
 
※ ↓ 過去記事はこちらから! ↓
 

レンブラントのプロレス場放浪記 第6回〜Time To Make History〜

2021.7.1、東京ドームシティホールで行われた『GLEAT Ver.1』を観戦してきました。

 

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旧:エス・ピー広告株式会社時代から、『東京愚連隊』や第2期『DNADDT NEW ATTITUDE)』の運営に携わり、2019年からの約1年間はプロレスリング・ノアの親会社も務めていた、リデットエンターテインメント株式会社(以下:リデット社)
 
そのリデット社が、2020年に旗揚げを発表した『GLEAT』
この日は、団体の本旗揚げ戦!
 
2020年10月のプレ旗揚げ戦、プロレスリンZERO1や『ハードヒット』との団体対抗戦、Youtubeでの『実験マッチ』配信、『#STRONGHEARTS』を始めとした複数選手の入団、『G PROWRESTLING』と『LIDET UWF』の2大ブランド創設&プレ旗揚げ戦を経て実現した今回の旗揚げ戦は、前売りの段階で全席完売をマーク!
 
 
今回は、そんな新団体『GLEAT』旗揚げ戦の観戦記になります!
 

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会場概要

今回行ってきた会場は、東京ドームシティホール
 

 

 
水道橋駅から程近い同会場では、プロレスですと、WRESTLE-1の旗揚げ戦(2013年)、最近では東京女子プロレスのビッグマッチ(2020年11月)が行われているものの、個人的には、『ミュージカル・テニスの王子様』や舞台・『ハイキュー!!』など、普段はライブやミュージカルで使われている印象が強い場所。
 
私自身、百回以上通り過ぎてきた会場に入るのは、今回が初めて(笑)。
何だか不思議な感じ…。
 
会場はアリーナ席に加え、(スタンド席にあたる)第1~第3バルコニーが設置されており、試合がとにかく見やすい!
良い会場!
 

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ここ、プロレスでも普通に使ってくれないかなあ…。
(ライブや舞台で中々難しいのかも知れないけれど)
 
 

大会概要

今回の旗揚げ戦では全8試合がラインナップ。
 
大会開始前には、リデット社時代のノアでも使われていた『グランドエスケープ』が…!
超絶エモかった…。
 
そして、カード発表と並行しての、選手入場式!
 

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今回は、前半4試合が純プロレスの『G PROWRESTLING』後半4試合はUWFルール採用の『LIDET UWFと、カラーをハッキリ分ける構成に。
これに倣う形で、観戦記の方も2ブランドに目次を分けて紹介したいと思います。
 
 

『G PROWRESTLING』

第1試合 『エル・リンダマンvs田村ハヤト』
旗揚げ戦のオープニングカードは、ZERO1で現Jr二冠王者のエル・リンダマンと、ZERO1の前世界ヘビー級王者・田村ハヤトのシングルマッチ
 
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体格差のある両者のシングルでしたが、試合が始まると、その差を感じさせない好勝負!
 

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今大会中、1,2に入る好内容だった気も。

田村がリンダマン以上に客席を煽っていて、先を取りに来てる感じも良かったです。

 

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最後はリンダマンが田村ハヤトからジャーマンで勝利!

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試合後には、リンダマンが単独マイクで客席を煽る展開。


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この日はYoutubeで無料生配信もなされていた訳ですが、その配信視聴組も歴史の証人と言い放つリンダマンに漢気を感じずにはいられませんでした。
カッコいい!

 

 
第2試合 『宮城倫子vs井上京子
完全に井上京子の試合。
井上が勝つべくして勝った、という印象につきます。
 

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井上が強敵であるのは確かですが、ミサイルキック以外、爪痕を残せないまま宮城が完敗した事実に、少なからず衝撃を受けた訳でして…。
 
後述する『福田vs橋本』と並び、女子勢の試合の実力差が指摘されたりした今大会でしたが、正直デビュー戦だった福田と同列で比べちゃいけないな、と。
一番クオリティに不安を抱いた試合…。
 

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最後はパワーボムで3カウント。

井上京子の強さをまざまざと体感させられました…。

 

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第3試合 『鬼塚一聖&入江茂弘&CIMAvs佐藤恵一&渡辺壮馬&カズ・ハヤシ』
『#STRONGHEARTS vs G PROWRESTLING』の一戦。
 

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ストハーが入ると安定感抜群でしたが、G PRO勢もそこに張り合う良い試合。

 

中でも、鬼塚の存在感が素晴らしかったです。

ドラゲーを介さずデビューしているはずなのに、試合の盛り上げ方が、ドラゲーの若手のそれだったのが、完全にメソッド化されてるんだろうなあ、なんてぼんやり思ったり。

 

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煌びやかな内容の一戦は、終盤、カズと鬼塚の一騎打ちに。

 

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カズのファイナルカットを喰らいながらも返した鬼塚が、最後はウラカン・ラナでカズから会心の3カウントフォール!!

 

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大金星、とも言いたい所ですが、鬼塚が勝つだけのモノを見せていたのが、見事結実した格好かと。

良かった!

 

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第4試合 『T-Hawk vs河上隆一
『G PROWRESTLING』メインは、T-Hawkと河上隆一によるシングルマッチ
 

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奇しくも、2019年12月に『年越しプロレス』のシャッフルタッグトーナメントでタッグを組んでいた2人のシングルマッチに…。
これはエモい!
 

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双方、髪型やコスチュームに加え、入場曲まで一新してきた事もあり、どこか新鮮な印象も…。
 

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互いの馬力と打撃技の凄さに圧倒された一戦。

ただ、この二人なら、まだまだ先も更新してくれそうな余地も感じたり…。

 

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純プロレス部門のエースの座を射止めたい、重要な一番を制したのは、河上隆一

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終盤のラッシュで流れをモノにすると、最後はサンダーボルトでピンフォール

 

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頭部の刺さり方からして、説得力大なフィニッシュ!
 
GLEAT移籍後、他団体参戦の無かった河上でしたが、今後はストハーと別路線の外敵として見てみたい所。
 
もっと試合を見たい存在。
どうなるでしょうか…?
 

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『LIDET UWF

第5試合 『渡辺壮馬&田中稔vs井土徹也&松井大二郎
第5試合からは、UWFルールでの試合。
今大会唯一の『ダブルバウト』となりました。
 

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第3試合に出場していた渡辺が、UWFルールの試合にも出場。

『G PROWRESTLING』と『LIDET UWF』で1日2試合だった事を感じさせない、動きの良さが光ってました。

 

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試合は終盤、渡辺が掌底で松井からダウンを奪うも、即座にダブルリストロックでギブアップ負け…。

 

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敗れたものの、異なるスタイルでの順応性はキッチリとアピールしてきた渡辺。
今後が楽しみです!
 

 

 

 

 
第6試合 『福田茉耶vs橋本千紘
福田茉耶デビュー戦。
 
対戦相手は橋本千紘
しかもルールはUWFと、男女含め、向こう数年は無さそうなデビュー戦の形式に…。
 

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試合自体は橋本千紘の完勝でしたが、デビュー戦であのレベルの相手と当たったのは、福田にとっては、ちと酷だった気も。
UWFルール関係なく、橋本が強すぎた…。
 

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ただ、側頭部ハイキックで橋本をムキにさせ、水車落としを出させた下りなんか、デビュー戦の試合内容としては完璧だったんじゃないかと!
 

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正直、アレ喰らって立っていた橋本が異常なだけで、普通ならダウンが取れるような技でしたから。
 
あと、これが彼女のデビュー戦という点が、あまり伝わってないのも正直悲しかったり…。
デビュー戦で、強敵相手に爪痕を残しただけでも立派!
第2試合と同じ評価軸で語るのは、正直酷だし可哀そう…。
 

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結果的に完敗を喫した福田ではありましたが、今の女子プロレスだと中々いないタイプのように感じたので、もっともっと他所に出てほしいな、と。
楽しみです!
 

 

 

 

 
第7試合 『飯塚優vs船木誠勝
セミファイナルは、飯塚優vs船木誠勝シングルマッチ
 

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試合は、船木が危なげなく、ポイントを2連続で奪う展開。
 
解説からも評されていましたが、「(腕や脚など)どこからでも狙える体勢」を作って、優位を形成していた所が恐ろしい…。
手首を掴んで押さえこんでいた所なんか、特に。

 

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船木にペースを握られる飯塚でしたが、すぐさま腕を極めて、船木から1ポイントを奪取。
 

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後半にラッシュを仕掛けていく飯塚でしたが、そこを船木が冷静にガードして捌いていくと、前のめりになった飯塚の隙を突いて、カウンターの雨!
 

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最後はスリーパーホールドで飯塚から勝利。
 

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船木、強い強過ぎます…。
試合後のツイート群を見ていても、船木の強さが際立った感想。
 

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とにかく船木が強すぎた…。
 
とはいえ、そんな相手から1ポイントを奪取した飯塚も素晴らしかった。
それ船木に隙が無さすぎた…。
 
 

 

 

 

 

 
第8試合 『伊藤貴則vs SHO』
メインは、GLEATのエース候補・伊藤が、新日本プロレスのSHOを迎え撃った一戦。
 

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大会のメインに相応しい試合内容ではありましたが、気になったのは伊藤の攻め…。
 

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組み付いてくるSHOに対し、力を以て制する事で優位には立つものの、そこで詰めの一手が出ない故に、SHOに切り返されて形勢逆転という場面もしばしば…。
試合を見ていて、歯痒さを感じてしまったのが正直な所…
 

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私自身、この試合を見るまで、『LIDET UWF』と『ハードヒット』の違いは信念・理念だけなんだろうと思っていました。
ただ、私なりに、良くも悪くも双方の違いをハッキリ感じさせられた試合。
 
多分、『ハードヒット』だと、この試合の伊藤みたいな詰めの甘さが出た瞬間に、速攻で潰されていただろうな、と。
 
この試合のSHOの潰しが甘かった、という訳では決して無くて。
ただ、結果として、(他の方も仰っていたりしましたが、)『Uっぽいプロレス』になってしまったかな…、とは。
 

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体格差の優位こそあったものの、伊藤が攻めきれない箇所が最後まで響いたか、結果はSHOがレフェリーストップで勝利。
 

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試合後は、双方握手でEND。
完全にNEXT…、あるのでしょうか?
 

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SHO「どうも。GLEATファンの皆さん。新日本のSHOです。俺がやることはただ1つ。相手が新日本の選手だろうが、こうして他団体の選手だろうが、俺は反対コーナーに立つ相手をどんなルールだろうが、どんな体重してようが、何人(なにじん)だろうが関係ねえ。倒すだけだ。俺のやることはそれだけだ。ただそれをやっただけだ。でも、伊藤選手……いいね。これを点で終わらせるか、それとも線に繋げるか。伊藤選手……いや、伊藤!お前次第だ!」

GLEAT旗揚げ戦の“UWFvs新日本”対抗戦は新日本に軍配!船木が田村潔司の孫弟子・飯塚にUWFを教育!T-Hawkvs河上のG PRO頂上決戦は河上が勝利!

 

 

エンディング

メイン終了後は、所属選手を中心に集合。

 

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鬼塚、飯塚ら、若手選手を中心にマイクリレーが行われましたが、印象的だったのが渡辺のマイク。

 

ストハー勢とタメを張れる程の、元気と明るさ!

意外!!

 

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そして、記念撮影。

 

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最後は、『グランドエスケープ』に乗せてのエンディングムービー。
 

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LIDET社時代のプロレスリング・ノアでも、開始前BGMで使用されていた『グランドエスケープ』ですが、今回の『GLEAT』旗揚げ戦の開始前BGM&エンディングムービーでも使用されるあたり、LIDET社ないし鈴木裕之社長にとって、象徴的なテーマソングなのかもなあ、と。
 
LIDET社がノアのスポンサーから撤退して以降(2020年秋頃~)、開始前BGMがオリジナル曲に変わった事も、これなら納得いく所。
 
また聴けて良かった…(泣)。
 

まとめ

多くの話題性を伴って終了した、『GLEAT』旗揚げ戦。
 

 

 

 

 

 

この日は平日にもかかわらず、新日本プロレス後楽園ホール)、東京女子プロレス新木場1stRING)、プロレスリングWAVEの『Catch the WAVE』決勝(新宿FACE)と興行大戦争だった訳ですが、話題の中心に立っていたのは、間違いなく『GLEAT』の旗揚げ戦。
 
「『UWFルール』の試合が果たしてUだったのか」とか、「女子部門の実力」とか、内容面で賛否分かれる箇所もあったものの、まだ旗は揚がったばかり。
 
色々なプロレス団体がある中で、観客として旗揚げ戦に立ち会えた事。
 
映像コンテンツもSNSの拡散力も無かったNOAHに、多大な貢献を果たしたLIDET社の、挑戦の一歩を見届けた事。
 
個人的には、これが出来ただけでも嬉しかったり。
 
次も見に行きたい団体。
今後の船出が楽しみです!!
 

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VIVA LA CyberFight(後篇)〜2021.6.6 『CyberFight Festival 2021』観戦記~

2021.6.6に、さいたまスーパーアリーナで行われた『CyberFight Festival 2021』を観戦してきました。

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

株式会社CyberFightが贈る、大規模プロレス・フェス!
全15試合がラインナップされたフェスも、いよいよ終盤戦へ…。
 
今回は、『DDT vs金剛』の第8試合から、トリプルメインイベントまでの5試合分のレビューになります!
 
サイバーファイトフェス、最高でした…!
 

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第8試合『高木三四郎&彰人&樋口和貞&坂口征夫&吉村直巳&納谷幸男 vs 拳王&中嶋勝彦&征矢学&覇王&仁王&タダスケ

 
戦前から火花を散らしていた対抗戦が、有観客の舞台で遂に実現!
 
 
先に入場したのは『金剛』。
大会場のスクリーンに映し出される『KONGO』も文字と、赤の演出がたまらない!
 

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DDT勢は、過去に登場したアイテムや、キャラクターの一部を身に着けて登場!
『髑髏城の七人』感が、凄い!
 

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試合は、坂口が仕掛けたドロップキックで開戦!
 

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奇しくも、高木三四郎に見初められるキッカケとなった技で、『金剛』の面々に仕掛ける坂口アニキ…。
 

 

 
エモいしカッコいい!
 
 
樋口と征矢のマッチアップが良き!
多人数タッグの限られた時間でも、爪痕を残す樋口は素晴らしい。
 

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拳王と大社長のバチバチ感もあった試合ですが、終わってみると、試合の中心にいたのは、拳王、坂口征夫そして中嶋勝彦だった気がします。
 

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拳王と坂口に関しては、戦前からのバチバチ感で期待値マシマシでしたが、SNSでさして発信してこなかった中嶋が、持ち前の蹴りに相手のヒートを買う行為で、一気に存在感を増していました。
敵に回すと恐ろしく、味方につけると心強い存在…。
 

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坂口と中嶋の蹴撃戦は、個人的に、この試合のハイライトシーンだったかと。
 

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そして、拳王と坂口による邂逅!

 

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後半は、アイテムを駆使したDDTと、それに文字通り乗りながらも否定した『金剛』という図式に。

 

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双方のスタンスの違いが、改めて浮き彫りとなった試合。
この噛み合わなさが最高!
 

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ただ、アイテムを使いだしたシーンは、らしさを感じた一方で、『アイテムが出てきたエモさ>やや冷めた感情』となったのが正直なところ…。
 
だからこそ、終盤の大社長と坂口の連携が凄く良かった!
 

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最後は、坂口がスタンディング式神の右膝⇒スリーパーホールドwithヨシヒコで拳王を排除すると、大社長が覇王にシットダウン式ひまわりボムを決めて勝利!
 

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最後のマイクでは、大社長が新日本プロレスWWEの名前を挙げ、業界トップを狙う事を宣言!
 

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敗れた『金剛』だったものの、戦前から、拳王はホントに頑張っていたと思います。
何なら今回、大社長から仕掛けている喧嘩ですし、そこに一歩も引かず、SNS得意なDDT勢に一人で燃料を投下し続けた姿勢は流石。
 
DDTファンから、「ビッグマッチ行くの辞めるわ」とか、「DDTに上がらないでほしい」なんて意見をTLで見かけたりもしていたので、個人的に惜しまれるのは『ご時世柄声が出せない』環境…。
 
ブーイングが起きていたら、また雰囲気も変わっていたんだろうなあ、なんて。
コロナめ…!
 

 

  

 

 

 

 

 

第9試合『竹下幸之介&上野勇希 vs 清宮海斗&稲村愛輝』

 
フェスの第1弾発表カードでもあった対抗戦。
 
 

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対抗戦直前まで、迷いを吐露していた清宮でしたが、試合を見ていて、正直、そういった悩みや迷いとかは私自身感じなかったです。
 

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ただ、試合ですと、稲村が出てくる時間の方が長く感じた故、攻め手としての印象は薄かった…。
「短い時間でも爪痕を残せなかったから」と言われれば、それまでなのですが。
 

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そして、DDT勢が強かった…。
 

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この試合に対する熱量という意味でも、上野が一番だったかと。
終盤の清宮との一騎打ちにおける、感情剥き出しな姿は、その最たる例。
 

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試合が終盤に差し掛かるにつれ、竹下が上野に勝負を託し、自らは上野のアシストに回る場面が目立っていた印象。
実は、清宮をアウトオブ眼中だったのは竹下ではないか説。
 

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最後は上野が清宮から勝利!
 

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この結果に、(私含め)会場はどよめいていましたね…。
どよめきの理由が、「清宮が上野に負けた」という格の部分なのか、「決着つくなら竹下か清宮だろう」と思っていたからなのか、今では知る由もないのですが、私は完全に後者。
 
前述した、竹下が上野に勝負を託す流れから試合をモノにした事で、圧倒的強者感を出してきたのも天晴。
 
試合後のバックステージコメントは、悔しさよりは吹っ切れ感が強かった清宮と、圧倒的マウンティングでネクストが無い事を示したDDT勢で対照的な内容に…。
 
竹下 まぁ、プロレスはなんだかんだ言って、リング上が全てじゃないですか。ねぇ? あんだけいろんな押し問答ありましたけど、僕が一方的に押してるだけかもしれないけど、結局リング上がすべてなんで。最後も僕がいくまでもない。
(中略)
僕はもう出すもの出したかなと思います。次はないと思いますよ。なぜなら僕、竹下幸之介はこっからもっと上に上に、遠くに遠くにいきますよ。もう追いつかれることはないから。だからもう戦うことはないかなと。ありがとうございました。

上野 今日はね、去年、清宮さんと稲村さんが持ってるノアと、僕と竹ちゃんが持ってるDDT、これ戦っただけですよ。各々の気持ちなんて知ったこっちゃないですよ。僕たちは僕たちのために、DDTのために戦いました。今日どんな気持ちで来てるかわからないけど、勝ったのは僕ですから。
 
 
清宮 負けたよ。負け。でもまだこれ、通過点だからね。通過点だから。負けたけど、俺はまだ終わってないから。今日はね、俺たちが弱かっただけなんでね。そうだよ、俺たちが弱かっただけだ。通過点だよ、通過点。通過点だ。

 https://www.ddtpro.com/results/16009

 
ただ、この対抗戦の敗戦だけでなく、何気ない所作さえも選手のストーリーに直で組み込む、ある種エゲツないほどの強かさを持っているのが今のNOAHだと、私は感じています。
(2020年夏のタダスケ金剛入り、AXIZ解散etc…)
 
今後の清宮の化け方次第では、「対抗戦で負けた!悔しい!」なんて感情すら超越する、デカいターニングポイントになりそうな予感もするので、この"スタートライン"からの清宮が楽しみになりました。
 
まあ、あと、案の定これに勝って、マウンティング極めてきた竹下。
個人的に、この一戦で終わって、またDDT内だけで『俺凄い』をやり通すのは、才能的にも業界的にも大きな損失だと思っているので、外部参戦全裸待機!
 
 
 

 

 
 

■3大タイトルマッチ

 
ビッグマッチは遂に最終盤!
今フェスのトリプルメインイベントと銘打たれた、東京女子プロレスDDTプロレスリング、プロレスリング・ノアの最高峰をかけた3大王座戦に突入します。
 
 
この3大王座戦を見て、私自身感じたのは、いずれも「対抗戦より対抗戦感のある試合内容」だった所です。
 
今回組まれていた『NOAH vs DDT』の対抗戦以上に、殺伐さだったり、残酷にも見える現実だったり、3大タイトルマッチは様々な明暗を分けてしまった感…。
 
私自身、戦前の期待値が高かった事もあって、いずれも思った以上に跳ねなかった印象でしたが、団体やタイトルの歴史関係なく、フラットな評価軸で品評された試みは非常に良かったと思いました。
 
 という訳で、3大王座戦のレビュー!
 

山下実優vs坂崎ユカ』(プリンセス・オブ・プリンセス選手権)

 

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今フェスのベストバウトに挙げる声も多かった一戦。
私も、今回の3大王座戦では、内容が一番良い試合だと思いました。
 

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手の合う試合になるかと思いきや、微妙なズレや交わらなさを感じるマッチアップに、頭部や首元を中心に加える冷徹な攻撃。
 

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生え抜きの所属選手同士による試合のはずなのに、どこか対抗戦チックな空気は、見ていてゾクゾクさせられました…
 

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最後は、山下がクラッシュ・ラビットヒートで坂崎の顔面をブチ抜き、激闘に終止符!
 

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初防衛戦で、早くも防衛ロードのハードルを上げてしまった感も。
この一戦に勝利した山下から、一体誰が勝てるのか…。
 

 

 

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ぶっちぎりで後ろ2つを引き離す試合内容になると面白かったのですが、「この二人なら凄いものが見れる」と期待値高めで見ていた分、現地で見た時に、やや物足りなさを感じたのが正直な所。
 
でも、大舞台で切るべきカードを切って挑んだ大勝負に、東女は勝った。
それは間違いないかと!
 

 

 

 

 

秋山準vsHARASHIMA』(KO-D無差別級選手権)

 
「今フェスで一番屈辱や挫折感を味わった選手って、実はHARASHIMAなのかもしれない…」
 

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試合を見終えた、私の率直な感想になります。
 
屈辱や挫折感という面で、竹下や上野との対抗戦に敗れた清宮海斗も象徴的ではありましたが、「団体の象徴ないしエースが、試合内容で完敗を喫した」試合は、清宮のそれが吹き飛ぶ程の衝撃を受けました。
清宮とHARASHIMAでは、キャリアや団体内の立ち位置も異なる為、一概には言えないのかも知れませんが…。
 

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入場時、新調した空色のガウンを身に纏い(普段は黒基調に青)、試合が始まると、序盤から鬼神の如く秋山を攻め立てるHARASHIMA
 

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相手から仕掛けられた際、HARASHIMAが鬼と化す様子を何回か見てきた私にとって、この光景は珍しいものに映りました。
(大家帝国興行の時ぐらいしか記憶にない…)
 

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フィニッシャーの蒼魔刀を決める前には、尻餅をついた秋山の側頭部を蹴り飛ばす場面も。
これも、普段なら見られない攻撃。
 

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これらの点から、HARASHIMAの秋山戦に対する、並々ならぬ意気込みを私自身感じた次第です。
 

 

 
ただ、試合に関して言うと、序盤の場外戦で秋山が流れを掌握し始めて以降、最後まで、HARASHIMAが秋山を追う展開をひっくり返せなかった印象…。
 

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終盤、秋山のエクスプロイダーを何度となく喰らいながら、必死に反撃するHARASHIMA
 

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その姿から鬼気迫るものを感じましたが、最後は秋山がHARASHIMAをフロントネックロックで絞め落とすと、ここでレフェリーが試合をストップ…。
 

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昨秋、竹下が大田区でやられた時に近い、内容面で秋山が完全制圧した試合。
 

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試合後、この結果に抗議するHARASHIMAでしたが、時すでに遅し…。
秋山戦に向けて、打てる攻め手は尽くしていただけに、それでもHARASHIMAが制圧されてしまった現実に、言いようのない絶望を感じてしまいました。
 
こうして振り返ると、秋山のキツい攻めを喰らいながらも、攻撃のターンをしっかり作っていた遠藤哲哉に凄みを感じたり…。
それだけ、秋山の攻撃の圧が凄い。
 
これで、竹下(D-王優勝決定戦)⇒遠藤(無差別級王座挑戦)⇒樋口⇒男色ディーノHARASHIMAと、無差別級V3にして、DDTの主力組をほぼほぼ退けた格好に。
 
佐々木大輔や、現在UNIVERSAL王者の上野がいるとはいえ、ちょっと次が想像できない…。
強い強すぎます!
 

 

武藤敬司vs丸藤正道』(GHCヘビー級選手権)

 
フェスの大トリをかざったのは、武藤敬司丸藤正道による、天才同士の頂上対決!
 

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武藤の腕を攻めて、流れを握ろうとする丸藤…。
 

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ただ、試合に関しては、全体的に、丸藤が武藤にペースを握られる時間帯が続きました。
一つ前の『秋山vsHARASHIMA』同様、或いはそれ以上の一方的な展開…。
 

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丸藤クラスの選手でさえも、容易く封じてしまう武藤の恐ろしさ…
正直、中盤以降まで殆ど消されてました。
 

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丸藤の攻撃が線に繋がる前に、点の段階で芽を摘んでくる武藤が、嫌らしくも強か…。
 

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私自身、このGHCヘビー戦の前まで、4団体中、今フェスでNOAHの印象が一番薄いと感じていた事もあり、中盤まで、ある種の危機感を覚えたのが正直な所。
 
 
しかし、終盤、試合が一気に動き出します。
 
丸藤にシュミット式バックブリーカーを決めた武藤は、トップコーナーへ…。
 

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そこから、何と、丸藤にムーンサルトプレスを投下!!
 

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膝を人工関節にして以来、禁じられていた封印を解き放った瞬間、会場中からは大きなどよめきが!
私にとって、一生忘れられないシーンの一つになりました。
 
2020年春以降、新型コロナウイルスの蔓延に伴い、(特例を除き)『声を出してはいけない』が共通のルールとして定められたプロレス興行。
 
観客は、出したくて出た声ではないはず。
 
今年2月のNOAH日本武道館大会でも、コーナーに登りながら投下する事の無かった技。
 
 
『もう見る事はないだろう』と思われていた、周囲の共通認識。
 
そこをひっくり返したからこその、あのどよめき!
 
 
しかし、渾身のムーンサルトプレスは、丸藤がキックアウト!
 

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捨て身で放った一撃の代償は大きく、膝を押さえて悶絶する武藤。
 

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この動きが止まったタイミングで、丸藤が虎王の連打!
 

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最後は、武藤の額に『虎王・零』!
 
 
 

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これで3カウント!
 

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フェスの最後を、『武藤敬司ムーンサルトプレス解禁』と『丸藤正道の至宝奪還』で持って行った試合内容。
 

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内容の部分で賛否はあるでしょうが、フェスのフィナーレとしてはこれ以上ない絵だったかと。
いやあ、すげえわ…。
 

 

と、同時に、丸藤戴冠は予想できなかったなあ、というのが率直な感想。
 
正直、まだ『vs武藤』で、中嶋や拳王、(ナショナル王者とはいえ)杉浦も控えている事もあり、(秋開催されるであろう)『N-1 VICTORY』後までは武藤政権で行くんだろうなあ、なんて勝手に思っていた節があるので…。
 
丸藤の獲れなかった年月(※2016年1月以来、約5年5か月ぶり)、禁断の技を解禁して敗れ去った武藤など、色々と重みを感じる王座戴冠でした。
 
あと、個人的に、大会前にラジオ番組で共演していたスガシカオが、午前中の大阪での仕事から駆けつけて、王座戴冠を見届けたのがエモかったです(小並感)。
 
 
 

エンディング

 
大会のラストは、3大タイトルマッチを終えて、王座を持っていた山下、秋山、丸藤の3人で〆!
 

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この錚々たる面子の中、〆の挨拶を立派に務めた山下、カッコ良かったです!
 

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最後は参戦メンバーがほぼほぼ終結する大団円。
エンディングBGMがMISIAじゃないところが、今回のフェスならではの光景だと感じたり。
 

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楽しかったです!
 

フェス総評

 
公式発表で観衆4800人を集めた、今回のサイバーファイトフェス。
 
恐らく、新型コロナウイルスの蔓延した2020年春以降では、一番規模の大きい会場で、一番人が入っている光景を見れたプロレス興行だった気がします。
 
全15試合、休憩時間無しという過酷なシチュエーションでしたが、懸念のトイレ休憩チャレンジも、前説や煽りVのタイミングで成功したので、何とか全試合、頭からケツまで見る事が出来ました…。
良かった…。
 
途中でダレる所が出てくるかと思ったものの、終わってみれば、各試合カラーリングが異なり、内容も面白かった事で、そうした点も感じず。
非常に満足度高かったです。
 
個人的勝因は、中盤の提供試合パートと、タイトルマッチを3大王座戦に絞った事かと。
タイトルマッチが続く大会も、個人的には好きですが、濃い試合が続いて胃もたれするのを考えると、これで良かった気はします。
 
時間も、いつものDDTのビッグマッチよりはサクサク終わった印象ですし(19時前終了)。
寧ろ、今までどんだけ長かったかって事ですわ…。
 
 
今まで見たことなかった団体に興味を示したり、足を運んでみたりするキッカケ作りとしては、今回のフェスはこの上なく有意義な内容だった気がします。
 
特に東女勢の場合、全般的にフェスでの評価が高かった印象を受けました。
 
正直、今大会に近い形式で行われた『DDT ULTIMATE  PARTY』(2019年11月)の時なんて、『中島vs坂崎』のシングル王座戦に、タッグ王座戦沙希様を除くと、トップ戦線にいる選手と他の選手で実力差がありすぎましたから…
 
 
とにかく、良いフェスでした!
ありがとう!
 

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P.S.
 
帰り際、WRESTLE UNIVERSE会員ブースで頂いたブツ…。
 

 

向こう暫く分の運は使い果たした感あり(笑)。
 
でも、これでよし!
ありがとうございました!

VIVA LA CyberFight(前篇)〜2021.6.6 『CyberFight Festival 2021』観戦記~

2021.6.6に、さいたまスーパーアリーナで行われた『CyberFight Festival 2021』を観戦してきました。
 

 

DDTプロレスリングプロレスリング・ノアガンバレ☆プロレス東京女子プロレスの4団体を運営する株式会社CyberFightが贈る、プロレス・フェス!
 
 

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アンダーマッチを含めた全15試合に、『各団体の提供試合』、『DDTとNOAHによる対抗戦(交流戦)』、『東京女子・DDT・NOAHの3大王座戦』が組み込まれる様は、まさに音楽フェスさながら!
 
 
 
今回は、そんな大規模フェスの観戦記になります。
まずは、アンダーマッチ~提供試合パートまでの10試合!
 
※タイトルは、某ロックフェスから拝借…。本家も行きたい。
 

 

 

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『STARTING BATTLE KICKOFF~舞海魅星&鈴芽&猫はるな&宮本もか&遠藤有栖 vs 角田奈穂&らく&原宿ぽむ&桐生真弥&鳥喰かや』

 
フェスのオープニングを飾った10人タッグマッチ。
 

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舞海魅星、角田奈穂が頭一つ抜けていた印象の多人数タッグマッチ。

 

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この日デビューした鳥喰かやは、アームドラッグなどの所作が、デビュー初戦とは思えぬ動き。
 

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ただ、この試合で、私の印象に残っている選手は、桐生真弥!
 

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最後は舞海のラリアットに敗れたものの、逆エビ固めを始め、終盤にかけて良いシーンが連発!
良かった!
 

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『STARTING BATTLE~時間差入場バトルロイヤル』

 
全15試合中、フェスならではのお祭り感がギュッと一番詰まっていたように思うカード。
語りつくせないので、取り敢えず、個人的印象としては…。
 
・谷津凄い!
 

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・その谷津に躊躇なく仕掛けるデビュー2ヶ月弱の高鹿、良い!
 

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・コミカルもシリアスも挿入できる、NOAHの『ファンキー・エクスプレス』の安定感が凄い。
 

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火野裕士谷口周平と並んでも遜色ない、桜井鷲のデカさは貴重。
 

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齋藤彰俊のスイクルデス受けが屈指の内容だった平田、流石!
 

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最後は井上雅央アントーニオ本多の一騎打ちになるも、スクールボーイで雅央を丸め込んだ、アントーニオ本多が勝利!
 

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しっかし、マサオとアントンの乳繰り合いを見る、難波小百合リングアナの強張った表情が凄かった(笑)。
 

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(自分の座席の向かい側だった)リングアナ陣の表情については、本戦でも印象的に映る箇所が多々。
 
 

『STARTING BATTLE MAIN~大家健&石井慧介&翔太 vs 勝村周一朗&岩崎孝樹&今成夢人

 
今大会の個人的ベストバウト。
 

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4団体で唯一、本戦で所属選手のカードが組まれなかったガンバレ☆プロレスでしたが、序盤から今成夢人の盛り上げ方含め、本戦を喰らおうとする意気込みをビシビシ感じる内容に。
 

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本戦に選ばれなかった悔しさをバネに、100点満点の解答用紙に120点を刻むような内容と爪痕を残し、本戦組のハードルを高めに設定したこと。
 

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その本戦組も素晴らしい試合を見せた中、なお印象に残り続けたこと。
 

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フェスのギアを一気に上げたこと。
 

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それらの点を考えても、この試合の意義は非常に大きかったかと。
 
そして、そんな試合で3カウントを奪った選手が、大家健や今成夢人らではなく、岩崎だった所も印象的。
 

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高めに設定していた期待値の上を行く、素晴らしい試合でした!
 

 

 

 
 

第1試合 『飯野雄貴&小嶋斗緯vs宮脇純太&岡田欣也』

 
本戦のオープニングを飾った、DDTとNOAHの対抗戦第1弾!
 

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当初6人タッグマッチだったものの、出場予定だった矢野安崇が新型コロナウイルスの濃厚接触者に、中村圭吾が直前の試合で負傷という事情で、タッグマッチに変更。
 

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序盤、飯野の定番ムーヴ・ハカエルボーを岡田欣也が阻止した所は、対抗戦であることを位置づけたシーンの一つだったかと。
 

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この試合は小嶋が凄かった。
 

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強烈なレッグラリアートを放つなど、要所で存在感を発揮!
 

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後日、肘を脱臼している状態を押して試合に臨んだ事が明らかになったのですけれど、その辺は全く感じなかったです(凄い)。
 

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試合は、宮脇が腕ひしぎ十字で小嶋からギブアップ勝利!
 

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試合後、引き上げるDDT勢に、両手を上げて勝ち誇る宮脇。
 

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対抗戦マインドで臨んでいないと出来ないポーズは、個人的にもっと評価されてしかるべきかと。
この辺はNOAHでも見れなかった、宮脇の新たなる一面。
 
 

 
 

第2試合 『辰巳リカ&渡辺未詩 vs 中島翔子ハイパーミサヲ vs 天満のどか&愛野ユキ

 
タッグ王座戴冠経験者が2組も名を連ねた、3WAYタッグマッチ。
 

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唯一、タッグ王座戴冠経験のない中島&ハイパミ組も含め、3チームの個性が出た一戦だったかと。
 

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中でも、2選手を同時に担ぎ上げたり、早いジャイアントスイングを見せたりした、渡辺美詩の存在感は素晴らしかった!
 

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会場からもどよめきが起きていました。
初見の方にインパクトを残してみせた所は、提供試合として高得点。
 

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最後は中島が愛野から勝利!
 

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第3試合 『男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 杉浦貴&桜庭和志

 
DDT vs NOAH』の対抗戦。
 

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…というよりは、前GHCタッグ王者チームの2人が、『相手の世界観に立って勝った試合』という印象。
対抗戦感は一番無い試合でした。
 

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この試合の杉浦は、後半の『DDT vs金剛』における拳王と、対照的な土俵の立ち方。
何せ、杉浦がめちゃめちゃノり気だったので(笑)。
 

 

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杉浦がマシンマスクで試合をした事もありますが、この日は、アンクルホールドの最中にササダンゴからマスクを剥がされた瞬間を除き、顔出しは無し。
パンストを被っていた時間が長かった(笑)。
 

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よくよく考えると、現ナショナル王者の杉浦を、この試合順&コミカル色強めの試合に組めるフェスって、中々に凄い気も…。
 
試合は、杉浦がササダンゴマシンをオリンピック予選スラム葬!
 

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試合が決した時の、難波リングアナや松井幸則レフェリーの表情も印象的でした…。
そらそうなるよ(笑)。
 

 

 
 

第4試合 『岡谷英樹vsマサ北宮』

 
CFフェス直前、マサ北宮が『金剛』を離脱…。
 
これにより、当初『DDT vs金剛』の対抗戦に組まれていた、岡谷と北宮のシングルが急遽実現する事に。
 

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メインの3大王座戦を除くと、今大会唯一のシングルマッチでしたが、試合は初手から攻める岡谷を、マサ北宮が3分足らずで仕留めて勝利。
 

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ただ、この日の北宮は『サイトースープレックス→監獄固め』と、NOAHの対若手シングルでも出さないようなフィニッシャーで試合を決めた為、この時点で、岡谷に対するある種のメッセージも含まれていたのかなあ、なんて、私は勝手ながら解釈してしまいました。
 

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『若手の壁』という意味では、しっかり役割を果たした北宮。
 
ただ、本当に良い選手なだけに、北宮の良さがこの試合で伝わったかと言われますと、シチュエーション的に厳しい部分が…。
現時点ですと、そこに引っ掛かりを感じた試合。
(※北宮が悪い訳では無いです…)
 

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ただ、今回の点が、今後リンクしていくなら、この試合の評価もまた変わっていくのかな、とも。
 
一言…、マサ北宮は良い選手だぞ〜!
 
 

第5試合 『乃蒼ヒカリ&瑞希&荒井優希 vs 伊藤麻希&上福ゆき&小橋マリカ

 
 

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5.4後楽園ホール大会(無観客試合でデビューした荒井優希が、有観客興行の舞台に初登場!
 

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タイトルホルダーの乃蒼や、実力十分の瑞希が、荒井のアシストに回る姿は中々に豪華でした。
 

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ただ、そんな注目株相手に対して、一切容赦のなかった伊藤が素晴らしい。
 

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瑞希の『渦飴』が見れた事に感動!
 

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試合は、伊藤が荒井から逆エビ固めでギブアップ勝利!
 

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試合後、引き上げる荒井が、ゲスト解説を務めた元SKE48松井珠理奈と邂逅する瞬間がエモかったです(小並感)。
 

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第6試合 『小峠篤司&原田大輔&大原はじめ vs 小川良成&HAYATA&吉岡世起』

 
 

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今フェスの、各団体による提供試合の中で、個人的に一番『考えさせられた』試合。
前置きすると、決して、カードや試合内容が悪かった訳では無いです。
 

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とかく試合数が多い今フェスにおいて、戦前は、割かしハイテンポで進む試合になると思っていましたが、実際は、『STINGER』の面々が大原の足を切れ間なく攻め続けるなど、NOAHの本興行と変わらない内容。
良い意味で、そこは意外でした。
 

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ただ、他団体の提供試合と並んだ時に、観客を巻き込むようなアクションや、目を惹くようなポイントなど、『他団体ファンへの訴求力』の面で割を食った感も。
 

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大原と原田が、これまで黒基調だったコスチュームを白に新調したり(初披露)、Jrの2大王者が揃い踏みした事くらいかなあ…、そういう要素は。
 

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かと言って、抗争で殺伐としている両陣営に、(フェス前に解散した)『フルスロットル』の明るいノリを求めるのはキツいものがありますし。
「提供試合」、「所属中心の編成」、「団体が推したい箇所」、「清宮や『金剛』のカードは決定済」等々の要素を踏まえても、提供試合はこのカードがベストだったと私は思いますし、東女とDDTに挟まれた試合順もBETTER。
 

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その複雑な心中が、冒頭の『考えさせられた』という表現に行き着くと…。
 
(例え方がアレですが、)極端な話、「『京都大作戦』にテクノポップ系アーティスト」、「『New Acoustic Camp』にヘヴィメタルバンド」が出演するようなものかな、と…。
「良いバンド・アーティストで十分実力もあるけれど、フェスの雰囲気を考えた時に浮きそう…」みたいな。
 
かと言って、それは、バンド側やフェスの来場者に努力を求める問題でも無いと、私は思うんですよね。
ただただ、どうにも出来ない要因が重なっての、噛み合わせのズレだったんじゃないか、というのが私の結論です…
 
 最後は、原田が吉岡から片山ジャーマンで勝利!
 

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第7試合 『佐々木大輔&遠藤哲哉&高尾蒼馬withマッド・ポーリー vs クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&MAO』

 
提供試合のラストを飾った6人タッグマッチでした。
 

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ビッグマッチなら毎回必ず1人はタイトルマッチに絡みそうな、良い選手ばかりが集まった一戦。
 

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エンテツが客席に向かって、勝俣へ起こる拍手に手を掃うシーンも、巧い!
 

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様々なカラーリングで織りなされる、試合内容の充実っぷりは、提供試合パートのメインを飾るに相応しい一戦でした!
 

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最後は、佐々木大輔がMAOからギブアップを奪い、DAMNATIONが勝利!
 

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各団体の提供試合という、今フェスならではの試みも大盛況のうちに終了。

 

フェスはいよいよ、『DDT vs NOAH』の対抗戦2試合&トリプルメインの3大タイトルマッチが並んだ、終盤戦へと突入する事になります…。

 

(後篇に続く)

その未来~2021.5.2 ハードヒット新木場1stRING大会観戦記~

2021.5.2の昼に、新木場1stRINGで行われた、ニコプロpresentsハードヒット『My name is HARD HIT』を観戦してきました。

 
緊急事態宣言下により、各団体が東京都内の興行を中止・延期する中、「会場内のシャッターを常時開放」など、取り得る最大限の感染防止対策を敷いて行われた今大会。
 
ハードヒットでは恒例の、試合前&休憩時間中のダークマッチも今回は無し。
 
全7試合でシンプルに纏めてきた、今大会の観戦記を綴っていきたいと思います。
 
多分、日本で一番遅い『My name is HARD HIT』レビューだと思いますが(苦笑)、何卒!!
 

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憧れが 惑いが
あっさり全部ひとつに繋がった
抉じ開けて
その未来も過去もそのまま
見ろ

だって正しいと思えた事など 一度だってないだけ
だって誰もが言うみたいな言葉に乗り切れないだけ

やっぱりだ
痛みがバッサリ疵を残しやがった
始めるぜ
昨日も今日も明日もこのまま
走れ 行けよ
 
『その未来』 - GRAPEVINE

https://www.uta-net.com/song/26659/

 
 
 

大会概要

大会前

12:30の大会開始前に、会場の新木場に到着。
この日は、以前からハードヒットを見たがっていた親を連れての観戦に。
 
前述の通り、感染防止対策に伴い、普段閉められている会場のシャッターも全開に。
 

 

会場に着くと、リング上で佐藤光留が公開スパーリング!!
 

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その後のシャドーもPVみたいなカッコ良さ!

 

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この公開スパーリング、何と、GLEATへの当て付けだったのだとか(笑)。

既にもうバッチバチ!!

 

 

 

スパーリング終了後、程なくして大会開始時刻に。

 

www.youtube.com

 
場内に流れるオープニングVの最後(5:08~)は、6.9に行われるGLEATとの対抗戦に向けた、佐藤光留のコメントで〆。
 
「この対抗戦の最後って何なんだろうって思ったら、最終的にどっちかが潰れたって言うのが終わりじゃなくて、どっちかが潰れるまでやるのが対抗戦だと思っていますから」
 
「何も失わないプロレスなんて、それはもう僕の…、佐藤光留のプロレスじゃないですから」

 

 

大会前恒例となった佐藤の挨拶からも、並々ならぬ決意が窺えました。

 

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本戦

大会のオープニングマッチを飾ったのは、『関根シュレック秀樹vs田馬場貴裕』。
 

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田馬場が腹部へのソバットで、シュレックの顔を歪める場面を作ったものの、最後はシュレックが、ジャーマンスープレックスで田馬場から10カウントダウン葬!
 

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シュレックのジャーマンは金が取れるから好き!
 

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第2試合は『前田賢哉vs唐澤志陽』。
 

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『自称・高岩(竜一)の弟子』というフレーズを引っ提げて登場した前田でしたが、唐澤に押される展開が続くと、最後は頭部を掠めるハイキック一閃でKO。
 

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側頭部をやや掠めるような当たりでもこの威力、凄い…
 

 

 
第3試合は、『佐久田俊行&植木嵩行vsSUSHI&河野真幸
 
今大会唯一のタッグマッチでしたが、4選手とも素晴らしく、見応えのある内容に。
 

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特に、河野と植木のマッチアップは刺戟的!
 

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たった一度の邂逅とはいえ、腕ひしぎに入る河野をパワーボムのように持ち上げる植木が圧巻!
 

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急遽参戦で準備期間が短かった故か、出場時間は少なめだった河野。
ただ、このマッチアップだけで、次回参戦全力希望!
植木とのシングルが是非見てみたい!
 
そして、個人的には、SUSHIのハードヒットの試合を生で見た中で、一番強さを感じた試合かも知れないです。
 

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相手より体格差で優位だった点を差し引いても、基本的にフィニッシュ除いてグラウンド勝負に勝っていた印象なので。
 
ただ、試合は佐久田がSUSHIからギブアップ勝利!
E.R.E.強し!
 

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第4試合は『松本崇寿vs前口太尊』
 

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当初は『松本vs和田拓也』のカードでしたが、和田の新型コロナウィルス感染もあり、急遽カード変更…。
しかし、これが今大会の個人的ベストバウト級の内容に!
 

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双方、劣勢の際にはロープに背を向けて攻撃を躱すなど、極力ロープエスケープを避ける戦い方が印象的でした。
『巧さ』とかよく分からなくても、『巧い』と唸ってしまうシーン。
 

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松本が極め技で前口のロープエスケープを誘い、ポイントを奪っていく中、前口もラッシュで応戦!
 

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試合時間10分いっぱいまで縺れた激闘は、残りポイント2-1で松本が勝利という結果に。
 

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ただ、前口も急遽参戦である事を全く感じさせない試合運び。
本人もツイートで「1週間あったら勝てた」という旨を述べていましたが、そのくらい、僅差!
 
最近、全日本プロレス異種格闘技路線を始めてる選手もいますが、今回の『松本vs前口』を見せられてしまうと、自然とハードルを上げざるを得ない訳で。
これこそ異種格闘技じゃないかな、と私は感じました。
 

 

 
次は万全を期した形で見たいカードだと思いつつ、松本の次戦は、今回流れた和田拓也戦かなあ、と。
 

 

 
第5試合では、今大会注目のカードの一つ、『渡慶次幸平vs阿部諦道』が実現!
 

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頭突き攻撃が認められている事などから、『世界一危険な格闘技』と呼ばれるミャンマーの格闘技・ラウェイ。
 
 
そのラウェイで、日本人トップに立つ渡慶次幸平がプロレスルール初参戦!
 
対戦相手は、レスラーの阿部諦道(阿部史典)!
 
 

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双方収拾つかずにノーコンテストという試合結果だけで見てしまえば、"消化不良"な感は否めない。
 

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私自身、期待値高めで見ていたカードだった事もあり、尚更そういう部分は感じました。
 

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ただ、『この試合だけで人と感想戦が出来る』程の爪痕と余地を残したのは間違いなし!
結果面の"消化不良"も、後々、消化ないし昇華していける試合ではないか、と感じた次第です。
なので、この試合を見た方々とめちゃめちゃ語り合いたい(笑)。
 
ある種、伝説になりそうな一戦ではありました。
 

 

 
セミファイナルは、『井土徹也vs飯塚優』のシングルマッチ
 

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プロレスリングHEAT-UPでキャリアをスタートした2人は、HEAT-UPだけでなく、ハードヒットでもシングルトーナメント決勝で対戦済。
 
 

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ただ、今回は『LIDET UWF vsハードヒット』という、双方の威信をかけた対抗戦色が強い構図に。
 

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前述のトーナメントでは、飯塚の前に秒殺を喫した井土でしたが、この日は、飯塚を文字通りあと一歩まで追い込む場面も。
 

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終盤、飯塚の顔面に膝蹴りが入った時なんか、試合が決したと感じましたから。
 

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ただ、その一撃を喰らいながらも、飯塚がサブミッションで逆転!
 

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最後は飯塚が脚を極めると、井土が堪らずタップアウト…!
 

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逆転負けを喫した井土でしたが、素人目線ですと、詰めの部分に隙や甘さなんて感じなかった印象。
単純に、劣勢を捲った飯塚がバケモノでした…。
 
「いや、あの状況から引っ繰り返すん…!!??」みたいな。
 

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6.9に行われる『LIDET UWF vsハードヒット』の対抗戦は、LIDET陣営が"先勝"という幕開けに…。
 

 

メインイベントは、『佐藤光留vs川村亮』!
 

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過去にハードヒットのメインを飾っているカードが、『My name is HARD HIT』と銘打たれた興行のメインで実現!
 

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試合内容は、まさに激闘そのもの!
 

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ロッキー川村でもない、ましてやランボー川村でもない。
川村亮としての姿が超絶カッコ良かった!
 

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終盤になるに連れて、互いに覚束なくなる足元…。
 

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それでも、前に出て闘い抜いた2人!
 

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試合は10分時間切れ。
両者の残りポイントも同数だった為、結果はドロー。
 
試合後、仰向けの状態で動けない両者の姿が、この激闘を物語っていました。
 

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暫くして、佐藤が起き上がり、マイクを握ります。
 

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現れたのは、試合を終えた飯塚と、今回カードが組まれていなかった伊藤貴則、渡辺壮馬の『GLEAT』勢。
 

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印象的だったのは、川村のマイク。
佐藤から、半ば無茶振り気味に渡されたマイクリレーでの一言。
 
「これがハードヒット。これ、出来る?」
 

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壮絶なメインの後だからこそ、説得力が桁違い!
 

 

そして、LIDET勢を帰した後の、佐藤光留のマイクも熱かった!

 

 

これを現地で聞けた喜びたるや!

 

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まとめ

緊急事態宣言下の都内で開催された、今回のハードヒット。
 
良い試合が多かった事もありますが、何より、選手や観客、配信視聴で関わった人達の、熱量の高さや思いの強さを感じずにはいられない大会だった気がします。
 

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2020年12月に行われた、『ハードヒット』と『Jrタッグトーナメント』の昼夜興行でも感じた事ですが、『ハードヒット』は佐藤光留の反骨精神の塊なんだなあ、と。
 
 
流行りのトレンドやスタイルには目もくれず、ただ、己の刃を研いできた。
そこに共鳴する者達が集う磁場となっている所も熱いと言いますか
 
大会直前に諸事情でカード変更というアクシデントもありましたが、そんな逆境も越えてみせる、素晴らしい興行でした!
 

 

 

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大会終了後も、『ハードヒット』と『LIDET UWF』の両陣営による、熱いTwitterバトルが展開。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.9を前に、火花を散らし続ける両陣営!
 

 

 

 勝つのは、どっちだ!!!???

 

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目覚ましはいつも鳴りやまない~『CyberFight Festival 2021』の私的プレビューについて~

2021.6.6、さいたまスーパーアリーナにて行われる、CyberFight(以下:CF)主催興行・『Cyber Fight Festival 2021』(以下:CFフェス)。

 

www.wrestle-universe.com

 
この丁度1年前(2020.6.6)、CFの一員であるDDTプロレスリング(以下:DDT)が同所でビッグマッチを予定していたものの、新型コロナウィルス蔓延に伴う影響もあり、新宿FACEでの無観客配信に変更…。
 
1年越しとなるリベンジの舞台は、CFの4団体(DDTプロレスリングプロレスリング・ノア東京女子プロレスガンバレ☆プロレス)で乗り込む合同興行となりました!

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今回は、2021.6.6に行われるCFフェスに向けた、個人的プレビューを綴っていきたいと思います!
 

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悪戦苦闘 抗ってるけど
自分が間違っていないか不安になったが
手弁当さんざぶら下げて
大風呂敷をおっぴろげて

目覚ましはいつも鳴りやまない
悩ましきぼくらまだ行けるはずでしょ
なぜ暮らしはいつも穴だらけ
誤魔化して逃げたって埋まらないでしょ

眼差しは明日を飛び越えて
まだ出してない自分を見せるはずでしょ
目覚ましはいつも鳴りやまない
私たちはずっと鳴りやまないでしょう

さあ鳴らそう
 
GRAPEVINE - 『目覚ましはいつも鳴りやまない
 
 

大会プレビュー

『初めてのCyberFight』を堪能するフェス

今回のCFフェスは、アンダーマッチを含め、全15試合というラインナップに。
コロナ前でも、プロレスの1興行で、これだけの試合数は中々珍しい印象があります。
 
1グループ内の各団体(ブランド)が出揃う合同興行は、以前にもDDT主催で実施済。
 

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2019.11.3に両国国技館で行われた『DDT ULTIMATE PARTY(以下:DDTUP)』では、『DDTグループ』のDDTプロレスリング東京女子プロレスガンバレ☆プロレスプロレスリングBASARA(※2020年より独立)の4ブランドが集結。
 

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各ブランドが管轄している(ほぼ全ての)タイトル防衛戦が組まれた他、中には、ブランドの垣根を越えたタイトル挑戦も実現するなど、通常興行では見られない、クロスオーバー的要素も数多く見られました。
 

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ただ、今回行われるCFフェスは、そうしたクロスオーバー的な要素よりも、どちらかというと、CFの新規ファン層開拓に重きを置いているのではないかという印象を受けました。
 
今回のフェスでは、『DDT vs NOAH(または金剛)』の対抗戦を始め、他団体同士が交わる試合が組まれている一方、団体毎に提供試合が1〜3枠程度設けられているなど、各団体の特色もしっかりパッケージ。
対抗・交流要素のある試合と、提供試合の割合は、(タイトルマッチを除くと、)大体半々くらいのバランス(6試合:6試合)。
 
タイトルマッチも、当初発表されていた、『KO-D無差別級選手権』・『GHCヘビー級選手権』・『プリンセス・オブ・プリンセス選手権』の3大王座戦に絞っての開催。
 

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こうした点においても、オールスター感満載ながら、『DDTUP』とは違った趣のある大会になるのではないか、と予想しております。
 
今回のフェスに『他団体との絡み』を求めてしまうと、若干の物足りなさを感じてしまうものの、『初めてDDTやNOAH、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスを見る』という方にとっては、1大会でサイバーファイトを体感できる、うってつけの内容!
 
思えば、音楽フェスなんかも、そういう要素を感じますものね(フェス行ったことないですが(笑))。
フェス用のセットリストに、出演時の最新曲やバンドの代表曲が組み込まれている、みたいな。
 
ただ、フェスと言いつつも、ガンプロ勢が本戦に組まれていないのは、唯一不満点ではありますが…(汗)。
 

提供試合

先述の通り、今回のCFフェスでは、『各団体の提供試合』が多く組まれている点が特徴的。
 
各団体毎に必ず1試合設けられている提供試合は、音楽フェスで言う、バンドの代表曲ないし名刺代わりの曲にあたるかと。
 
DDTの提供試合は、老舗ユニットの『DAMNATION』と、『The 37 KAMINA』の勝俣瞬馬&MAOにクリス・ブルックスが加わった6人タッグマッチ。
 

・『佐々木大輔&遠藤哲哉&高尾蒼馬withマッド・ボーリー vs クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&MAO』

 

 

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DDTサウナ部』を経て、『The 37 KAMINA』が本格始動した2021年3月頃より、『DAMNATION』とタッグマッチで対戦する機会が増えていましたが、この枠に組まれた事で、一層、両ユニットの対決が今後のユニット抗争の柱になっていくのかな、と。
 

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タイトルホルダーのクリスを始め、全員いつでもタイトルを狙える実力者揃い。
豪華です!
 

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NOAHは、Jrヘビー級による6人タッグマッチを配置。
 
 ・『小峠篤司&原田大輔&大原はじめ vs 小川良成&HAYATA&吉岡世起』
 
2019年〜現在まで、選手の移動+ユニットのスクラップ&ビルドが盛んに行われるなど、目まぐるしく立場を変えながら、抗争を繰り広げてきたNOAH Jr。
 

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その最前線を走る『STINGER』と、現在Jrシングル&タッグ王座を保持している『桃の青春』+大原はじめの一戦は、現在のNOAH Jrをパッケージした一戦に。
 
DDT同様、団体の一つの柱として、この枠に持って来たカードなのかなあ、という感想。
NOAH以外のファンにどう映るのか、私、気になってます!
 

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東京女子プロレスは、アンダーマッチを含め、団体では最多となる3試合がラインナップ。
 
・『STARTING BATTLE KICKOFF~舞海魅星&鈴芽&猫はるな&宮本もか&遠藤有栖 vs 角田奈穂&らく&原宿ぽむ&桐生真弥&鳥喰かや』
 
・『辰巳リカ&渡辺未詩 vs 中島翔子ハイパーミサヲ vs 天満のどか&愛野ユキ
 
・『乃蒼ヒカリ&瑞希&荒井優希 vs 伊藤麻希&上福ゆき&小橋マリカ
 
 
今フェスの先陣を切る、若手主体の10人タッグマッチは、マスクウーマン・鳥喰かやがプロレスデビュー!
 

 

3WAYタッグマッチは、団体内で地位を確立しつつある3つのタッグチームで勝負!
 

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6人タッグマッチは、主力選手を投入しつつ、5.4にデビューした荒井優希の有観客興行初登場も兼ねた一戦に注目!
 

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唯一、アンダーマッチで提供試合が組まれているガンバレ★プロレスは、主力選手を固めての6人タッグマッチで勝負!
 
・『STARTING BATTLE MAIN~大家健&石井慧介&翔太 vs 勝村周一朗&岩崎孝樹&今成夢人
 

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今フェス前の企画として、WRESTLE UNIVERSE会員向けに、各選手の意気込みが綴られたメールマガジンが送られているのですが、ここで筆を執った今成夢人によるコメントが熱かった!
 
概要としては、1999年4月10日の新日本プロレス・東京ドーム大会における、メインの『武藤敬司vsドン・フライ』、第0試合の『大仁田厚vs蝶野正洋』の関係性を挙げた上で、武藤がメインに立つ今フェスのアンダーマッチに重ねながら、反骨心を燃やす、というもの。
 

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この反骨心は、 以前行われた『DDTUP』における、勝村周一朗坂口征夫のマッチアップ、前半でベストバウト級の激闘を展開した『石井慧介vs阿部史典のインディペンデントワールドJr王座戦などで、既に証明済!
 

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今フェスでも、アンダーからインパクトを残す展開、全裸待機!
 

対抗戦

今回のフェスでは、団体間の垣根を超えたカードが、提供試合と同数の6試合ラインナップ。
 
・『STARTING BATTLE~時間差入場バトルロイヤル』
 
・『飯野雄貴&小嶋斗偉 vs 宮脇純太&岡田欣也』
 
・『男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 杉浦貴&桜庭和志
 
・『岡谷英樹vsマサ北宮』
 
・『高木三四郎&彰人&樋口和貞&坂口征夫&吉村直巳&納谷幸男 vs 拳王&中嶋勝彦&征矢学&覇王&仁王&タダスケ
 
・『竹下幸之介&上野勇希 vs 清宮海斗&稲村愛輝』

 

対抗戦に関しては、私自身こういうスタンス…。
 

 

団体間同士の、普段見られない絡みが期待できそうなカードが並ぶ中、個人的に注目しているのは、『金剛vsDDT』、『竹下&上野vs清宮&稲村』の2試合!
 
 『金剛vsDDT』
NOAHの『金剛』とDDTによる対抗戦は、フェスの丁度1年前(2020.,6.6)に無観客形式で行われた、『WRESTLE PETERPAN Day1』以来、2度目。
 
 
『金剛』のメンバーが全員集合する試合は、NOAHでも中々見られない印象。
拳王と大社長のマッチアップに、吉村直巳と征矢学の絡みなど、見所が沢山詰まった試合において、個人的に一番ハズせない組み合わせが拳王と坂口征夫
 
1年前の対抗戦には組まれていなかったものの、Twitter上で拳王を「マッシュルーム坊や」とこき下ろしていた坂口が、今回遂に馳せ参ず!
 

 

 
待望していた、危険すぎる邂逅…。
多人数タッグの為、手合わせする時間は限られると思いますが、それでも、短時間で強烈な印象を残してくれる期待大!
 

 

 

 
しかし、執筆途中の5.31に、『金剛』のメンバーであるマサ北宮が電撃離脱…!
試合も急遽、12人タッグマッチに変更という事態に…。
 

 

更には、大会直前に、拳王が燃料をこれでもかとばかりに投下!

 

 

 

 

これに激怒するDDT勢!

 

 

 

 

 

 

 

昨年は「三振かホームラン」だと感じていた対抗戦も、今回は一気に打率を上げて当日を迎える雰囲気ビッシビシ!
どうなる…!?
 
 
 『竹下幸之介&上野勇希vs清宮海斗&稲村愛輝』
今フェスの3大王座戦の前には、『竹下幸之介&上野勇希vs清宮海斗&稲村愛輝』のタッグマッチが実現!
 

 

フェスの第1弾発表カードでもあった対抗戦に向け、4.15のDDT浅草大会に清宮&稲村が、5.3のNOAH・TVマッチに竹下が、それぞれ来場するなど、双方探り合う場面も見られました。
 
 
 
竹下が来場した際、「対抗戦の熱がない」と清宮にキツく指摘する一幕もありましたが、それに対してか、「本番直前まで、清宮と稲村にキッツい試練を課していく」やり方で、内から火を焚べてきた、NOAHのアンサーが何とも強烈。
 
 

 

 
「対抗戦に重きを置く竹下と、プロレス界の先を見ている清宮で、双方のスタンスが異なるのでは?」との指摘もチラホラ聞かれてはいました。
 

 

ただ、その後、竹下はDDTタッグリーグで優勝を果たし、一方の清宮は迷いを吐露するなど、対抗戦を前に双方の明暗が分かれる格好に…。
 

 

 

 
ただ、個人的には、対抗戦という要素で『金剛vsDDT』という強めのカードが組まれた今、若手サイドは、そういうの抜きにして思い切りやり合ってほしいと思っています。
その土俵で勝負するにも、拳王やDDT勢の舌戦に掻き消されているのが現状なので…。
 

 

 
特に、竹下と清宮は、2020年に歩んだ道のりに共通項が複数存在していると、私自身勝手に思っている所もあるので、双方の積み上げたものを見せる舞台のような気もしています。
(シングル王座陥落or敗戦、無観客試合期間中の取り組み、シングルリーグ準優勝etc…)
 

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私のTLですと、清宮に対して不安視&竹下に対して評価する意見を見聞きする事が多いのですが、バイアス全開なのを承知で言いますと、苦悩してる清宮より、今イケイケな竹下に対して、私は不安を感じるんですよね…。
 
去年11月にBlogを書いた時に感じていた、「俺凄い」サイクルから抜け出せていない、みたいな。
 
 
 
昨年11月の大田区大会で秋山準に敗れた際、「今までやっていた事は間違いだったのかも…」とコメントする程の挫折を味わい、直後の『D-王グランプリ』優勝決定戦でも、秋山に連敗した竹下。
 
 
2021年に入り、2月の名古屋ビッグマッチでタッグ王座に挑戦するも、樋口和貞に直接3カウントを取られて戴冠ならず…。
その後、『ALL OUT』解散、『AEW』参戦、DDTタッグリーグ優勝と、竹下の2021年上半期は目まぐるしく動いていきました。
 
ただ、竹下本人のインタビューコメントを読んでいても、『AEW』参戦で「自分がやっていた事は間違っていなかった」と自信を強めたり、
 
「今海外遠征がすごく難しい環境のなかでも、AEWで試合をしたかった一番の理由は、去年から失った自信、自分のなかで持てない自信を取り戻すため。特別なことをしたわけではなく、いつも通り、DDTで培ってきた竹下幸之介のプロレス、パフォーマンスをぶつけて、たくさん評価を得られたというのは、自信を取り戻すきっかけとなりました。
 
 
末期は並行していたサウナ部の方にお熱で、彰人や勝俣らも同調する形で解散を告げられた『ALL OUT』に対する自己評価は高かったり、
 

「僕は「ALL OUT」の遺した功績は大きいと思います。DDT6人タッグの新しいスタイルを作れたと思う。それにDDTのユニットの中で様々な人たちと抗争してきたチームだと思います。」

DDT内だけではなく#STRONGHEARTSやセンダイガールズとか。そういう意味ではALL OUTだから出来たことが多かったですし、自分のレベルアップにもつながりました。」

 
 
 
(去年拙Blogでも書いたのですが、)対抗戦を控えた今、良くも悪くも、秋山戦の前と同じような自己肯定サイクルに戻っていやしないか、という危惧が…。
 
でも、ある程度ほとぼりが冷めたら、団体内でまた復権して、そこで「俺凄い」アピールをしちゃったら、それこそ、今までやってきた事と何ら変わりない訳で。
 
 
勿論、以前なら殺していたであろう感情が、試合中に出るようになったのは、間違いなく変わった点。
 

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ただ、秋山戦をキッカケに露呈した数年来の課題や喪失した自信が、一度の『AEW』遠征で解決するくらいなら、ぶっちゃけ、「竹下は凄いけど…、イマイチ」みたいな評価や立ち位置からは、とっくのとうに脱却していると思うので。
 
 
そういう意味でも、今回の対抗戦という点を、竹下の力で下半期への線に変えたらエモい、というのが個人的な願望。
 
対抗戦後、秋に開催されるであろう『N-1 VICTORY』に、竹下が殴り込みをかける、なんて展開も面白そうだったり。
 
彼なら、勲章も、トップの首も掻っ攫う事も出来ると思ってますから…。
 
 

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タイトルマッチ

CFフェス最大の見所は、DDTプロレスリングプロレスリング・ノア東京女子プロレスの3団体が管轄する、団体トップのシングル王座戦が1大会で見れる点!
 
今フェスで組まれている3大タイトルマッチは、いずれもビッグマッチの舞台に相応しいカードと言っても過言ではなし!
 
・『山下実優vs坂崎ユカ』(プリンセス・オブ・プリンセス選手権)
 
・『秋山準vsHARASHIMA』(KO-D無差別級選手権)
 
・『武藤敬司vs丸藤正道』(GHCヘビー級選手権)

 

 
 
KO-D無差別級、GHCヘビー級には、両団体の象徴的存在でもある、HARASHIMA丸藤正道がそれぞれ挑戦することに。
 
現王者の秋山や武藤は団体所属ですが、王座を獲得した今年2月当時はフリーだった事もあり、個人的には、「象徴が至宝奪還に挑む」雰囲気も十分感じられるカード。
 

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KO-D無差別級は、さいたまスーパーアリーナで3度目のメインイベンターとなったHARASHIMAが、過去2度敗戦を喫した地で、3度目の正直なるか…!
 

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対する現王者の秋山準は、昨秋、竹下相手に2タテを果たした後、『D-王グランプリ』優勝の実績を引っ提げて、遠藤哲哉との王座戦に勝利。
 

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その後、団体有望株の樋口和貞DDTのアイコンである男色ディーノを退ける盤石の防衛ロード。
 

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過去、関本大介木高イサミ石川修司の下に流出した至宝を取り戻すなど、『団体最後の切り札』でもあるHARASHIMAが、今回、秋山相手に至宝奪還を目指す点にも注目しております!
 

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GHCヘビー級では、『方舟の天才』・丸藤正道が、『プロレスリング・マスター』・武藤敬司に挑戦!
 

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NOAHでは『M's alliance』で共闘する2人ですが、同門対決の要素を抜きにしても、次にこのカードが見られる保証はどこにも無い訳で。
 
 
丸藤がレスラーになる前から、(後に仕える)三沢光晴と共に憧れの存在であったという武藤敬司と、大舞台で激突するシチュエーションだけで、ドラマチックな要素が満載!
(このくだりは、先日丸藤がゲスト出演したラジオ番組でも語られていました)
 

 

2016年1月を最後に約5年半も遠ざかっている、丸藤のGHCヘビー戴冠、なるか…!?
 
個人的には、先述したラジオ番組で、試合に興味を示していたスガシカオが、果たしてたまアリに来るのか、という点も気になっております…(笑)💦
 

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プリンセス・オブ・プリンセス選手権は、団体のトップオブトップ同士をストレートにぶつけてきた印象。
 

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この点は、『DDTUP』の『中島翔子vs坂崎ユカ』に通ずる部分も感じます。
 
今年5月の後楽園ホール大会で、辰巳リカから王座を獲得したばかりの山下が、いきなり実績十分の坂崎と初防衛戦、という攻めの構図。
 
KO-D無差別、GHCヘビーと、ビッグネームが並ぶタイトルマッチの先陣を切る、生え抜き同士の一戦ですが、後ろ2試合を内容で飲み込む可能性を十分秘めているカードだと思うので、「東女のタイトルマッチが一番面白かったね」となったら、しめたもの!
 

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楽しみです!
 

まとめ〜『フェス経由ワンマン行き』のエントランスを楽しむ〜

全15試合が並ぶ、今回のCFフェス。
 
前述のように、クロスオーバー要素が盛り込まれた『DDTUP』の時に比べ、今フェスは、各団体が並べたエントランスから各団体の本興行に呼び込んでいくイメージが強い陣容。
(言葉が適切ではないかもしれませんが)『見本市』の要素もあるかと。
 
「CFで今まで見たことなかった団体を知り、見に行くキッカケ作り」としては、この上なく絶好の機会!
 
当日は、会場で、WRESTLE UNIVERSEで堪能しましょう!!
UNIVERSEのサーバーダウンが無いことを祈って…)
 
ただ、唯一にして最大の不安な点が…。
 
このボリュームにもかかわらず、何と、休憩時間無し!
 
試合間によってはトイレの混雑がヤバそうですね…。
煽りVやマイクタイムを犠牲にするしか…(血眼)