レンブラントの変態漫遊記

レンブラントの変態漫遊記

プロレスが大好きな変態の日記です

THE GLEAT JOURNEY~2021.9.29『G PROWRESTLING Ver.6』観戦記~

2021.9.29に、新宿FACEで『G PROWRESTLING Ver.6』を観戦してきました。

 
今年7月に本旗揚げした『GLEAT』が贈るブランド・『G PROWRESTLING(以下:G PRO)』!
 
 
UWFルールを採用した『LIDET UWF』に対し、疾走感溢れるスタイリッシュなプロレスリング』を標榜しているのが『G PROWRESTLING』。
プレ旗揚げ戦の段階から、東名阪を中心に各地で完売マークが続く『GLEAT』において、基幹となっているブランドでもあります。
 
この日も平日開催ながら、増席した上で全席完売!
 
今回は、『GLEAT』の純プロレスブランド・『G PROWRESTLING』新宿FACE大会の観戦記になります。
 
野心とドラマを載せた『OWE』という黒船を、国内組で形にしているかようなワクワク感が、もう堪りませんでした!
 

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大会概要〜カタチを変えた"黒船"〜

この日はアンダーマッチを含めた全7試合がラインナップ。
 
今大会の目玉となったのは、後半に組まれた『飯塚優vs伊藤貴則』、『T-Hawk vs田村ハヤト』、『河上隆一vsエル・リンダマンの3大シングルマッチ
 
『LIDET UWF』のエース候補が、緊張感溢れる攻防を繰り広げた『飯塚vs伊藤』
 

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壮絶なチョップとエルボーの打ち合いに、新宿FACE中が痺れ続けた『T-Hawk vs田村ハヤト』
 

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終盤になるにつれて、圧倒的体格差が嘘のように埋まっていった『河上vsリンダマン』
 

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いずれも異なるカラーリングの試合内容ながら、インパクトは絶大でした!
 
 
「満足度高い」、「面白い」、「凄い」、「カッコいい」…。
 
大会の感想は色々尽きないのですが、『G PRO』を見終えて私が感じたのは、【カタチを変えた『OWE』】なのかもしれない、という事でした。
 
 
2019年に『#STRONGHEARTS』が海外を拠点にして、レスラーを育成・デビューさせていた『OWE』。
 
2020年の新型コロナウイルス蔓延以降、日本での活動が事実上止まっている『OWE』ですが、今回の『G PRO』観戦で、個人的に幾つかの共通項を感じずにはいられませんでした。
(大分ニュアンスは異なりますが…)
 

①止まらない野心とワクワク感

海外拠点のレスラーを中心に構成された『OWE』と、純国産打線の『G PRO』。
 
バックボーンは異なりますが、どちらも【ワクワク感と野心に満ち溢れている】点で共通しているかな、と。
 
プロレスファンが知らない未知のレスラー達の躍動】と、日本国内の既存団体を喰らいかねないハイパフォーマンスを見せた『OWE』に対し、『G PRO』は【まっさらなキャンバスに選手達が色をつけていく】過程に、野心、ワクワク感、勢いを込めていた気がします。
 
各団体を股にかける活躍を見せる『#STRONGHEARTS』、伊藤貴則、飯塚優らの『GLEAT』勢に加え、旗揚げ後、河上隆一や田村ハヤトを中心に結成された『ガチムチ軍』。
 

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メイン後は、ここに『#STRONGHEARTS』のCIMAやカズ・ハヤシといったベテラン連合軍が殴り込みをかけ、その様子を北側から見つめるKAZMA SAKAMOTOクワイエット・ストームという、5軍抗争の様相に。
 

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個人的に、このユニット抗争の萌芽に、LIDET体制時代のプロレスリング・ノア2019年3月〜2020年1月)に近い雰囲気を感じました。
 
 
 
それまで、3人以上いるユニットがJrの『RATEL'S』くらいしかいなかった状況で、今のNOAHに欠かすことのできないユニットとなった、『杉浦軍』、『金剛』などが結成され始めた、あの時のようなワクワクが…!
 

②スカウティング力

参戦選手のスカウティング力の高さも特徴的!
 
『OWE』ですと、プロレスを知らなかった選手を見出したり、日本国内でもインディーマットで活躍している大谷譲二を呼んだりしていましたが、『G PRO』でも形を変えながら、少なからず共通項はあるんじゃないかと。
 
所謂、バリバリのスター選手というよりは…、
 
【これからスターになる可能性を秘めた選手】だったり、
(伊藤貴則、飯塚優、田村ハヤト、政岡純etc)
 

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【十分すぎる実力があるのに、(失礼ながら)これまで相応の評価を貰えていなかった印象のある選手】だったり、
(島谷常寛、河上隆一
 

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【スター選手以上に、替えが効かないバイプレイヤー】だったり、
 

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呼んでいる選手が、絶妙にポイントを突いていた印象!
 
 
例えはアレですが、2000年代前半の野球界で、『セイバーメトリクス』という独自指標を以て、強豪を倒していったオークランド・アスレチックスっぽいなあ、と。
(独自指標)
大手が目をつけていない所に狙いをつけていく、みたいな。
 
その辺りが巧い、巧すぎます!!
 

③チケット代以上の満足度の高さ

どの団体でも大事な点ですが、「次回以降の大会を見に行きたい」と観客に思わせる満足度が、『OWE』も『G PRO』も本当に高かった!
 
試合の合間に挟まれるマイクパフォーマンスのように、次への期待感や布石を持っていきつつ、興行の最後で次回大会のカードを決めてくる…。
 

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どこかDRAGON GATEっぽさも感じてしまうフローでしたが、バックボーンが十人十色な『G PRO』ですと、各選手・ユニットの対抗軸が明確になる面白みも浮き彫りに。
 

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そう考えると、ドラゲーのスタイルを落とし込んでいる『#STRONGHEARTS』の革新性って本当に凄いんだな、と改めて実感。
(思えば、『OWE』の時もそういう感想抱いてました)
 
そして、ダークマッチからメインまで、満足度の高い試合達が1大会に綺麗にパッケージされている、この素晴らしさ!
 

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個人的には、新日本プロレス以外で、「プロレス見たことない」とか、予備知識ゼロとかでも、人に迷いなくオススメできる団体(ブランド)が『G PRO』ないし『GLEAT』かな、と。
 
それくらい、見逃せないブランドになっている気がしました!
 

まとめ

平日ながら大盛況だった『G PROWRESTLING』!
 
繰り返しになってしまいますが、『チケット代に対する満足度の高さ』や、『初めて見に行く人にも勧めやすい』点に関しては、今の日本マット界でもトップに位置している所ではないかと(特に後者)。
 

 

これは次回以降の大会も見に行かねば、となりました!
 
月イチペースの東名阪サーキットが完売マークと好調の『G PRO』ですが、唯一の課題は女子部門(というより宮城倫子)でしょうか…。
 

 

旗揚げしたばかりで色や方向性はこれから、というのを差し引いても、旗揚げ戦などの試合内容が良くない所は気掛かり…。
この日唯一組まれた女子の試合でも、進垣リナが、キャリアが上の宮城を圧倒して難なく勝利という結果に。
 

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これはもう、細川ゆかりの早期デビュー、全裸待機するしか…。
逆に言えば、女子部門が盛り上がっていけば隙は無くなるかと。
 
だから、今後もGLEAT女子が増えるといいな…!!(願望)

君を待つ間~2021.10.1『帰ってきたヨッパライ』観戦記~

2021.10.1に、新宿FACEで行われた高梨将弘自主興行・『帰ってきたヨッパライ』を観戦してきました。

 
2020年3月、試合中の負傷により、長期欠場に入った高梨将弘。
 
その復帰戦として、今年1月に新木場1stRINGで予定していた自主興行でしたが新型コロナウイルス禍もあり中止に…。
 
半年後の7.13、今度は新宿FACEに場所を変えて自主興行開催を発表するも、緊急事態宣言の延長等もあって延期(1度目)。
当日、一部カードが無観客マッチとして配信され、高梨はメインのvs阿部史典戦で復帰を果たしました。
 
 
その後、カードを変更して9.3にスライドするも、1度目と同様の理由で延期に(2度目)。
 
2度目のスライドとなった今回、当初から約8ヶ月以上の時を経て、ようやく自主興行の開催と相成ったのでした。
 
今回は、そんな高梨将弘自主興行・『帰ってきたヨッパライ』の観戦記になります。
 
俺はこの先も、高梨将弘という選手に、信用、金、時間、楽しみをBETしたいです。
 

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やわらかな光に騙されながら行こうじゃない
泣きそうな顔もきっとバレてしまうのに君を待ってた だから
たまに会ってさ 喋ってたいじゃない
いつまでだって待ってるから
 
GRAPEVINE - 『君を待つ間』

https://www.uta-net.com/song/21430/

 

 
 
 

大会概要

今大会は、ダークマッチ1試合、本戦4試合の計5試合というラインナップ。
 
一言で表すと、【凄さと胡散臭さが同居していた興行】という感想でした。
 
良くも悪くも、今のDDTでは中々見られないような胡散臭さ全開なダークマッチに(笑)、
 

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『水森由菜&駿河メイvs山下りな&赤井沙希』のようなコミカルと激しさを両立したような試合。
 

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樋口和貞と下村大樹のチョップ音が爆発のようだった、『木髙イサミ&下村大樹&ヤス・ウラノvs樋口和貞&ken45°&卍丸』もあれば、
 

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セミの『新井健一郎vsバリヤン・アッキ』のような、互いのテクニックが拮抗する濃厚な試合を味わえたり、バラエティ満点!
 

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そんな今大会で、個人的に最大級の爆弾だったのは、スペシャルマッチで実現した『大家健vs DJニラ』!
 

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第1試合と第2試合の間に急遽行われたシングルマッチでしたが、お互いに技らしい技を出していないのに、思わず一挙手一投足に目がいってしまう内容。
 

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「運命は変わる・変わらない」の問答で試合を押し切る強引さも凄まじい!
 

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賛否や好き嫌いはハッキリ分かれそうですが(苦笑)、俺は好きです。
 
暗転後の新藤リングアナのナレーションと、唐突に誕生した木曾レフェリーという衝撃は、ベストバウトを見ても味わえないような感覚に陥りました(笑)。
 

 

【凄い大会】や【凄い試合】は数あれど、【胡散臭いけど凄い試合】にはそうそう巡り会えるものでもないので。
(プロだと特に思います)
 

 

 

『高梨将弘&クリス・ブルックスvsバラモン・シュウ&バラモン・ケイ

自主興行のメインは、『CDK vsバラモン兄弟』のタッグマッチ!
 

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名タッグチーム・バラモン兄弟に、高梨が現在のパートナーであるクリスと組んで臨んだ一戦でした。
 

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試合の方は、高梨の自主興行と復帰を祝すかのように、バラモン兄弟がやりたい放題!
 

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2度の延期、当日に襲来した台風、更にはリングサイドのカメラマンまで弄り尽くす手荒さ。
You Tube生配信中にBANを喰らいそうなワードも連発しまくり(笑)。
 

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でも、やりたい放題な試合を通じて、高梨の復帰を喜んでいたのは他ならぬバラモン兄弟だった印象。
 

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『CDK』の2人も、バラモン兄弟の土俵に上がって、ボウリング!ラリアット
 

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終盤には、ダークマッチやスペシャルマッチに登場した、IWA軍団とエビスコ軍も乱入!
 

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シッチャカメッチャカだけど、まさに祝祭だった試合は、バラモン兄弟が高梨から勝利!
 

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試合後、中止・延期・台風について触れた上で、バラモン兄弟が高梨に「もう自主興行止めたほうがいいんじゃないか?」とマイク。
それでも、ゴージャス松野が『北朝鮮というワードを口にした時には止める人格者っぷり!(笑)
 

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まさにバラモン兄弟劇場!
高梨の復帰を祝いつつも、主役の座は掻っ攫おうとする強かさたるや…!
 
 
試合後、リングに残った高梨とクリスがマイクを握ります。
 

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 (2:05:21~)
 
クリス「もう一つ夢があります。次の夢、試合、『CDK』と『酒呑童子』。」
 
高梨「これは本当によくクリスと話していて。日本に来て、いっぱい夢がかなって本当に嬉しいねって。お互いの夢を語り合っている中の一つが『CDK vsバラモン兄弟』との試合で。その時クリスの方から、でも私はどうしても日本でやりたい夢のカードが『CDK vs酒呑童子』。KUDOさん、(坂口)兄貴、今日は、来れるんだったらリングに上がってください。」
 
2019年4月より活動を休止しているユニット・『酒呑童子』。
休止後、KUDOが無期限休業に入り、坂口は樋口や赤井沙希と共に新ユニット・『Eruption』を結成。
 

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別々の道を歩み、離れていた面々が向き合う奇跡…!!
 
 

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高梨「こうやって、リング上でこう揃って向かい合うって言うのも、数年前の酒呑童子の活動休止以来で。またここで、闘うっていうのが俺らの目標でもあり夢だったのかもしれないけど、今はそれがクリスの夢でもあります。」
 
「今すぐなんて、無茶なことは言わないけど、俺らは、兄貴と兄弟がこのリングに帰ってきて、闘ってくれる事を信じてるし、それを夢見てます。」
 
クリス「坂口さん、KUDOさん、いつか、試合しましょう。」
 
そこから両者が握手&抱擁!!!
 

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最後は高梨が締めのマイク。
 
高梨「昔から持ってた目標や夢だって、同じだったとしても、意味合いが変われば新しいものになっていきます。見てくれてる人も変わっていき、変わらずにいてくれる部分もあるかもしれないけれども、そういった部分全てを大事にして、ダメって言われるかもしれないけど、また大会やりたいと思ってます。」
 
「また会える、そしてご視聴いただける。来れなかった方とかも、本当は前の段階で来るって予定だったけど日が合わなくなった人とか、色んな人・色んな事情があったと思いますけれど、僕はそういう人達に『ごめんなさい』ではなく、『本当にありがとう。またね』とそう言いたいです。次また、このリングでお会いしましょう。」
 

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最後の最後にこのシーンが実現…。
私にとって、この先も生きないといけない理由が一つ、出来た瞬間でもありました。
 

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まとめ

困難を乗り越えながらも、超満員で大団円となった高梨自主興行
 

 

当初7月に予定されていたカード(『高梨vs阿部史典』etc)とは、大分色合いが変わった印象もありますが、ある意味では、最後に高梨が言った「意味合いが変われば新しいものになっていく」ことの表れだったのかなあ、とも思いました。
 
大会前には、観客の時間や楽しみなど、色々な物を奪ったことに対して言及する箇所もありましたが…、
 

 

新宿FACEの壁に貼られた多くのチョコブーケ、

 

 

同業者からも慕われる人柄、

 

 

 

そして、平日にもかかわらず満員だった観衆は、間違いなく高梨の人柄と信頼に尽きるのではないか、と。

 

だからこそ、これから先、軸をDDTからChocoProに移したとしても、追いかけたい、好きな選手に変わりはないですし、これから先の夢も絶対に見たい。

 

素晴らしい興行をありがとうございました!!!

 

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完全版「リーグNについて」〜2021.10.3後楽園ホール編〜

2021.10.3に、後楽園ホールでプロレスリング・ノアを観戦してきました。

 
全16選手参加・4ブロック制で開催された『N-1 VICTORY 2021』も、これにて完結!
 
 
この日は、A〜Dまでの各ブロック1位となった計4選手による、決勝トーナメントへと突入。
 
 
準決勝&決勝を勝利した選手が、『N-1』制覇&10.10大阪ビッグマッチでGHCヘビー級王者・丸藤正道への挑戦権を獲得!
 
決勝トーナメントへと勝ち進んだ、清宮海斗、拳王、中嶋勝彦船木誠勝のうち、誰が優勝してもおかしくないリーグ戦。
 

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今回は、そんな『N-1』決勝トーナメントの準決勝&勝戦を中心に綴った観戦記になります。
 
良い意味で、次々と予想が裏切られていく衝撃と楽しみを感じさせてくれる大会でした!
 

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準決勝

清宮海斗vs拳王』

Aブロック1位の清宮と、Bブロック1位の拳王による一戦。
 

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ゴングが鳴ると、すぐさま仕掛けたのは清宮!
開始直後から拳王を攻め立て、拳王を優位に立たせません。
 

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序盤から繰り出していた左脚攻めも効果的!
拳王がP.F.S.を放った際、左脚を痛めてカバーに入れなかった所なんかは、その象徴的シーンだったかと。
 

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それでも、鋭く強い拳王の蹴りは変わらず!
 

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ただ、この日の清宮は、エルボースマッシュやドロップキックの当たりが強かった!
打撃の応酬になっても、拳王に押し負けなかったのはデカい。
 

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清宮が優勢のまま、試合は終盤へ突入。
 

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フィニッシュに向けて技を繰り出す清宮は、ロープの反動を活かした丸め込みを敢行。
しかし、ここで拳王が回転!
 

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清宮の上に座るような態勢でガッチリフォールすると、これでカウント3!
 
勝利に近づいていたタイミングで清宮に訪れた、まさかの落とし穴…!
決勝に進出したのは拳王!
 

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今回のリーグ戦で迷いも払拭したかに思われた中での、手痛い一敗…。
しかし、今回の『N-1』で、武藤や拳王を相手にしても優位に立つ場面を確保していた所は、間違いなく成長の証!
 
ここでトンネルに入ってほしくないなあ…(震え声)
 

 

 

 

 

中嶋勝彦vs船木誠勝

Cブロック1位の中嶋と、Dブロック1位の船木による一戦。
 

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公式戦で、昨年以上の火力と勢いが止まらなかった中嶋でしたが、船木との一戦は、その圧倒的存在感を中々出せないほど、拮抗した内容に。
 

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今回のリーグ戦で、【中嶋が圧倒的な攻撃力で押せなかった】唯一の試合だったように感じました。
 
船木がマウントポジションからコブラホールドのような形で絞め技を極めてきたり、強烈な張り手でダウンさせた場面が結構危なかった…。
 

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定番のシャッターチャンスパフォーマンスも入る余地なしの緊迫感(珍しい…)。
今年8月のマッチアップで、船木を散々踏みつけていた、余裕漂わせる中嶋の姿は皆無でした。
 

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一発の被弾、一瞬の隙で流れが変わりかねない、殺るか殺られるかの勝負!
 

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中嶋が張り手を繰り出せば、船木は顔面に向けて張り手を確実に当てる恐ろしさ…。
しかし、船木が前がかりになった刹那、中嶋が側頭部を射抜くハイキック!
 

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立ち上がれなくなった所で、滞空時間長めのバーティカルスパイク!!
 

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これで勝負あり!
中嶋が2年連続の決勝進出!
 

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一方、敗れた船木にも、会場中から大きな拍手が。
殺気溢れる試合見せられちゃうと、自然と拍手も強くなってしまいましたね。
いやあ、凄いわ!
 

 

 

勝戦

『N-1』決勝戦は、『中嶋vs拳王』の『金剛』対決!
 

 

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昨年のリーグ開幕戦で激突した際は、中嶋が勝利。
 
同門対決という事実が信じられないほどの、激しい蹴り、エルボー、張り手の応酬!!
 

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二人共、2試合目なのが信じられない…。
観客がどよめきを隠せないくらいの破裂音が、立て続けに鳴り続ける様は圧巻でした。
 

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終盤、強烈な張り手を入れた拳王を、ニヤリと見やった中嶋。
一発喰らった人の表情じゃないんだよなあ…。
 

 

 
終盤には、互いの顔面に強烈な張り手が…!!!
 

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ここで競り勝ったのが中嶋!
見てる側が引くような張り手を、頬にガッツリ打ち込んできた所がヤバすぎた…。
 

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これで立ち上がれなくなった拳王に、中嶋がダイヤモンドボム!!!
 

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これが決まると拳王も返せず、3カウント!
 
中嶋、史上初の『N-1 VICTORY』連覇達成!
 

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2年連続となった、トロフィーに足をかけての記念撮影!

カッコいい…!

 

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エンディング

中嶋の『N-1』優勝を受けて、10.10エディオンアリーナ大阪第1競技場で、『丸藤正道vs中嶋勝彦』のGHCヘビー級王座戦が決定!
 

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丸藤のコメントがラスボスそのものでした…。

 

 
両者のシングルは昨年の『N-1』以来。
この時は、中嶋が丸藤から勝利してブロック1位を確定させ、優勝に進むターニングポイントとなった一戦でもありました。
 
 
『N-1』期間中、(恐らく『LEGACY』の提供試合以外は)試合が組まれていなかった丸藤でしたが、期間が空いた&前哨戦が無い分、どんな試合になるか分からないミステリアスも孕んでいるわけで。
 
この2人なら、間違いなく良いものを見せてくれるはず!
要注目です!
 

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まとめ

中嶋勝彦が(『GLOBAL LEAGUE』時代も含め)史上初の連覇達成で閉幕した、『N-1 VICTORY 2021』。
 

 

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『N-1』のカードが組まれた後楽園ホールの有観客3大会は、いずれもチケット完売!
今大会は、前売り段階で完売する盛況ぶりでした。
 
3大会とも日曜開催でしたが、個人的に、日曜の後楽園大会は各団体【思ったほど入らない】印象が強かっただけに、この結果は大成功ではないかと。
座席半減という条件はありますが、超満員の後楽園って連チャンで見れるものでは無いので。
 

 

今大会では、『N-1』と並行して、10.10大阪ビッグマッチで行われる、GHC Jr2大王座戦の最終前哨戦も開催!
 
Jrタッグ前哨戦となった『小峠篤司vs Eita』は、Eitaが圧倒的存在感を見せつけて小峠に完勝。
 

 

Jrヘビー級王座戦・『HAYATA vs原田大輔』の前哨戦は、両者ダブルフォールでドロー。

 

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原田の要望で急遽再試合も、HAYATAが試合放棄で終了…。

 

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当日は波乱必至!!!!
 

『N-1 VICTORY 2021』の個人的総括。

今回の『N-1』開幕前の個人的予想…。
 

 

優勝候補に推していた藤田がリーグ戦敗退…。
 
 
決勝トーナメントに入ってからは…、
 
・『清宮vs拳王』→清宮 拳王
 
・『中嶋vs船木』→船木 中嶋
 
・『拳王vs中嶋』→拳王 中嶋
 
と、カードのアヤとかで「こう来るだろうなあ」と予想した箇所が、気持ちいいくらい全て裏切られました(笑)。
「流石に『金剛』対決は無いだろう」なんて思っていたので…。
 
 
そんな今年の『N-1』個人的ベストバウト3選は、以下の通り!
 
①:『中嶋勝彦vs拳王』
 

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②:『望月成晃vs拳王』
 

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ベスト興行は、全試合公式戦だった9.26後楽園ホール
 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

開幕前、所属外からベテラン選手がエントリーされる現状に拳王が「ノアは老人ホームじゃない」と闘志を燃やしたり、リーグ開幕戦で所属が全員勝てなかったりもありましたが、終わってみれば中嶋を始めとした所属選手が意地を見せた『N-1』だったかな、と。

 

特に中嶋は、『破壊神シヴァ』を思わせる昨年以上のインパクトを残しての優勝。

文句なし!

これでGHCヘビー獲れなかったら泣く(´;ω;`)ウッ…

 

今年の『N-1』、最高でした!多謝!!!

 

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レンブラントのプロレス場放浪記 第10回~地平を駈ける獅子を見た~

2021.9.5に、メットライフドーム西武ドームで行われた新日本プロレスの『WRESTLE GRAND SLAM』を観戦してきました。

 
約7年ぶりとなるメットライフドーム(以下:メラド)大会は、9.4と9.5の2Daysに分かれて開催。
私は、フォロワー様よりチケットを譲って頂いたご縁もあって、2日目(9.5)に現地観戦してきました。
 
(約1か月前の興行ですが、)今回は新日メットライフドーム大会2日目のレポートになります。
 
「バックネット裏で見るプロレスの快適さ」と、「ヒールにとって世知辛いコロナ禍」をビシビシ感じる大会でした。
 

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会場概要

 
今回の会場となったメットライフドーム(以下:メラド)は、都心から約1時間前後。
 
野球では、埼玉西武ライオンズの本拠地として知られる球場でしたが、私自身、メラドに行くのは今回が初!
 
今回は、開場時間まで余裕を持たせて行った事もあり、道中、東村山駅で『志村けん像』を見てきたり、
 

 

 
フォロワー様からオススメされていた西武山口線(通称:レオライナー)に乗ったり、
 

 

 
大会前に若干の寄り道。
でも、こういう時に行かないと、タイミング逃しそうだったので、良い経験でした!
 
レオライナーが『西武球場前』駅での到着を告げると、目的地のメラドへ…。
 
デ、デケえ!!!!
 

 

 
改札を出てすぐ!
 
ドームの近くには、ライオンズのトレーニングセンターが併設されており、ライオンズ一色!
 

 

 

 
今年9月、埼玉西武ライオンズの生え抜き選手で初の2000本安打を達成した栗山巧が、インタビュー記事の中で「練習環境の良さ」に触れていたのですが、球場とトレーニングセンターが隣接された光景を見て納得。
 
 
 
ただ、ドームの敷地内を出てしまうと、地元の飲食店が2軒、コンビニは1軒のみ…。
(球場内の方が食事は充実していた感)
 
会場に入ると、ドームの外野スタンドから、一塁側ないし三塁側スタンドの通路を回り込む形でバックスタンドへ…。
 
チケットに記載された座席番号の位置に辿り着き、視界に飛び込んできたのは、ソファー!ソファー!ソファー!!!
 

 

私のプロレス生観戦史上、座席の座り心地がNo.1!!
 
新型コロナウイルス感染予防対策で1席ずつ空けられている事もあり、2席毎に区切られたソファーは一人占め状態!
 
そして、球場メシも美味い!
 

 

 

野球場って凄い…。
 
スタンド席ですと、アリーナ席から起きる拍手が響かず、音も流れてしまうきらいはありましたが、リング〜座席の距離は東京ドームよりも近くて見やすく、写真も私の想像していた以上に撮れた印象。
だからこそ、ドーム用に望遠レンズを入手したくなる欲も(笑)。
 

 

G1 CLIMAX』出場選手発表も、ドーム球場ならではの演出!
 

 

 

 

大会概要

ドーム2Daysの2日目は、スターダム提供試合が1試合、本戦が5試合というラインナップ。
うち4試合がIWGP王座戦でした。
(世界ヘビー、タッグ、Jrヘビー、Jrタッグ)
 

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初日の模様も中継でチェックしていましたが、「1試合あたりの試合時間が長い割に、セミメイン以外内容が単調…」と感じた初日に比べ、2日目はそうした箇所は少なかった気がします。
 

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特に印象的だったのが、第3試合のIWGPタッグ王座戦!
 

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敗れはしたものの、チャンスでいてほしいところにいてくれる、YOSHI-HASHIの活躍が素晴らしい!
 

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だからこそ、YOSHI-HASHIのタッグ王座戴冠が見たかったものの、王者組のタイチ&ザック・セイバーJrが本当に強かった…。
 
SANADAがYOSHI-HASHIにラウンディングボディプレスを決めるタイミングで、SANADAにタッチして試合権を交代した王者チームが巧い巧い
 

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内藤&SANADAのリマッチも退けた王者チーム・デンジャラスデッカーズに勝てる所、あります…??
 

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鷹木信悟vsEVIL』

ドーム2Daysを締めくくる2日目のメインイベントは、『鷹木信悟vsEVIL』のIWGP世界ヘビー級王座戦
 

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EVILのセコンドに就いた『BULLET CLUB』の介入に対して、批判的な意見も見られた試合。
 

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ただ、個人的には、率直に『全部、新型コロナウイルスが悪いよね』という感想でした。
 
今現在、感染防止対策で客席から声を出せない状況故、反則介入へのブーイングも当然ながら禁止。
 
観客は【鷹木に対して拍手を送る】事でしか、反則行為へのカウンターや意思表示が出来ない訳で、ヒールユニットには一番世知辛い世の中になっているんだろうなあ、と。
 

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そういう点で、序盤で阿部リングアナが2度も場外乱闘に巻き込まれシーンと、終盤で内藤哲也達が鷹木に加勢したシーンは、ブーイング出来ない今だからこそ、重要性が増していたように感じました。
 
悪行に対するカウンターとして、鷹木に拍手できるポイントだった気がするので。
 

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そして、入場の段階で、花道のロスインゴファンに親指を下に向けられた、ディック東郷高橋裕次郎は凄い事を実感。
声出し禁止の中で、ハッキリ敵意を向けられるって、ある意味誉れ!
 

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『BULLET CLUB』陣営の介入に苦しめられた鷹木でしたが、最後はEVILから文句なしの3カウント!!
 

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試合後の鷹木に対する拍手の多さに加え、本人のマイクの内容も熱かった!
 

 

 

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2015年夏頃~2018年秋頃にかけて、DRAGON GATEで『VerserK』→『ANTIAS』と悪の限りを尽くしてきた鷹木が、真逆の立場で善を担っている所が、個人的には感慨深かったり。
ドラゲー時代も、他団体参戦でそうした面が見られましたが)
 
支持率凄い!
 

 

 

まとめ

(野球も含め、)人生で初めて行った、メットライフドームでのプロレス観戦。
 

 

「会場内は暑い」という噂を散々聞いていた事もあり、9月頭の会場内で観戦する際の、暑さに対する不安ばかりが募った大会前(苦笑)。
 
ただ、蓋を開けてみると、当日は風もある過ごしやすい気候で、前述のソファーも含め、非常に快適なプロレス観戦に!
最高にして至上の時!!
 

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「大会場だけど、客入りが厳しかった」なんて意見も聞かれましたが、何だかんだ言って、日本国内で定期的にドーム規模の興行を打てる団体は、現状新日だけという印象なので。
もう、とにかくコロナが悪いし憎いですよ。
 
早く『BULLET CLUB』の悪行にブーイングが出来る世の中であってほしいな…!(願望)
 

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完全版「リーグNについて」〜2021.9.26後楽園ホール編(後編)〜

2021.9.26に、後楽園ホールプロレスリング・ノアを観戦してきました。
 
 
 
『N-1 VICTORY 2021』も、遂に最終公式戦!
 
 
 
ブロック1位の座をかけた後半4試合は、前半以上の激闘続き!
 
今回は、『N-1』最終公式戦の観戦記後編になります。
 
内容濃いし、充実感が凄かったよ、『N-1』!!!
 

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中嶋勝彦vs桜庭和志

 
Cブロック公式戦。
 
先の『田中将斗vs鈴木鼓太郎』戦の結果を受けて、勝者が決勝トーナメント進出(引分なら桜庭が進出)というシチュエーションに。
 

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試合は、過去2戦で猛威を振るっていた、中嶋の蹴りがこの日も炸裂!
 

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今年の『N-1』で、底無し沼のような存在感を示していた桜庭を以てしても、その勢いを完全に止める事が出来ず…。
桜庭もサブミッションで追い詰めていたのですが…。
 

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最後は、中嶋が4点ポジションで攻められる状況から、桜庭を半ば強引にぶっこ抜いてバーティカルスパイク!!!
これで3カウント!
 

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とはいえ、中嶋が強引にぶっこ抜いた所を見ても、本当に勝負は紙一重だった印象。
 
2勝1敗で公式戦を終えた中嶋は、これでCブロック1位通過が確定。
 

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最低でも、あと1試合は中嶋のシングルを見れる幸せ!
 

 

 

 

 

『拳王vs望月成晃

 
Bブロック公式戦。
 
2連勝でブロック首位を走る望月と、1勝1敗の拳王による一戦。
引分でも1位通過の望月に対し、拳王は勝利が絶対条件。
 

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2019年の第1回『N-1』公式戦でもバッチバチだった両者でしたが(結果は望月勝利)、今回も、2年前の激闘を更新するかのような激闘に。
 

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個人的に、ベストバウト候補が多かった今大会の公式戦でも、屈指の内容ではないかと思いました。
 

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大会前、拳王が言った「NOAHは老人ホームなんかじゃねえぞ」という発言に対しても、試合中に「老人じゃねえ!」と反駁する望月御大、ホント若々しい(笑)。
 

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拳王も拳王で、望月の得意技である一角蹴りを、掟破りの敢行!!
 

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バチバチバチバチを重ねるかのような激闘を制したのは、拳王!
 
P.F.S.から、胴締めスリーパーで望月を捕獲すると、最後は文句なしのギブアップ勝利!
 

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これにより、拳王がBブロック1位で決勝トーナメントへ。
 

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戦前「引き分けでも行けるだろうけれど」と、絶対的優位でも、引かずに拳王とのしばき合いを選択した望月。
本当にカッコいい…。
 
願わくば、またGHCを獲ってほしいです!
 

 

 

 

 

船木誠勝vs藤田和之

 
Dブロック公式戦。
 
ここまで2連勝中の船木と藤田による、ブロック1位通過をかけた一戦。
 

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【勝った方が1位】という、今回の4ブロック中、最も単純明快なレギュレーションで迎えた一番でしたが、試合内容も【一発喰らわせた方が勝ち】という明快さ!
 

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約5分という短期決着も、決まったら終わりな緊迫感が良き!
 
藤田がパワーボムを決め、側頭部サッカーボールキックでトドメを刺しにいくものの、船木も間一髪のところで回避。
 

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すると、今度は船木が四つん這いの藤田の喉元に、サッカーボールキック!!
これで勝負あり!
 

 

 

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Dブロック1位通過は、今回のリーグ戦で、唯一3戦全勝となった船木!
 
敗れた直後の、藤田の呆然とした表情が印象深い。
 

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こんな表情、初めて見た気がします。
個人的に、今回の『N-1』で優勝すると思っていた(=負ける姿が想像つかなかった)選手なだけに、衝撃的な結果でした…。
 

 

 
 

清宮海斗vs武藤敬司

 
Aブロック公式戦。
 
ここまで1勝1分の武藤と、2勝の清宮。
しかし、過去のシングル戦績では、武藤が2連勝中。
 

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清宮の3度目の正直なるか、という一番は、清宮が武藤に主導権を与えない展開に。
 
 

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個人的に、開幕戦で行われた『武藤vs杉浦』とは、対照的な試合内容になっていた感じました。
 
 
【武藤の脚4の字で時間を奪われた事により、勝機を逸した】のが杉浦ならば、【武藤が脚4の字に行く時間を与えない事で、勝機を引き寄せた】のが清宮だった、そんな印象。
 
 

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6:4とかなら「まあ、こういう展開もあるかな」ぐらいに思いますが、この日は20分過ぎまで清宮のペース。
武藤に良さも存在も消されない清宮の姿が、リング上にありました。
潮崎や丸藤でも、ここまで優位に立つ事は無かったはず。
 
 

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ドラゴンスクリューも2〜3発はブロックしていたので、対策も抜かりなし!
 

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ようやく武藤のターンが訪れたのは、試合時間が20分を過ぎた辺りから。
 
場外の武藤を攻めに行く清宮の隙を逃さず、拷問のような脚4の字固め。
 

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レフェリーだけでなく、味方リングアナにもゴングを鳴らすよう指差す武藤。
一気に流れをひっくり返しますが、清宮も何とかロープエスケープ。
 

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今思うと、脚4の字のターンが5分〜10分早かったら、勝負の行方は大きく変わっていたはず。
それくらい、武藤の捲り方が凄まじかったです。
 

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残り10秒というところで、武藤が決めポーズからのシャイニングウィザード
しかし、清宮がカウント2で肩を上げると、ここでゴング!
 

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両者ドローとなり、武藤は1勝2分、清宮は2勝1分で公式戦を終了。
これにより、清宮がAブロック1位通過!
 

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試合後、清宮は悔しそうな表情…。
 

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試合展開だけで言うと、清宮としては勝っておきたかった試合。
 
一方、今回の『N-1』で征矢、杉浦、武藤が揃う【死の組】を無敗で1位通過したのは立派!
過去2戦やられている武藤と互角以上に渡り合い、内容面でも成長を見せつけたのはデカい。
 

 

試合後のマイクで「負けもしなかった」と語った清宮に対して、客席から大きな拍手が送られたのも、その証左かと。
 

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一時期の辛苦や挫折が確実に血肉になっている印象。
推せる!!!めっちゃ推せる!!!!!
 

 

 

まとめ

1選手の公式戦が3試合しかない、過酷なサバイバルとなった『N-1 VICTORY 2021』公式戦も、全公式戦が終了。
 
ブロック1位通過は、この4選手!
 

 

10.3後楽園ホール大会で行われる決勝トーナメントで、『N-1』覇者が決定することに。
準決勝で行われる、『清宮海斗vs拳王』、『中嶋勝彦vs船木誠勝』の勝者が、決勝で激突!
 
 
両国メインも飾った事もある、『清宮vs拳王』の因縁カード!
 
 
 
そして、8月の旗揚げ記念でもタッグで火花を散らした、中嶋と船木による危険な遭遇がシングルで実現!
 
 
2018年までの『GLOBAL LEAGUE』時代も含め、直近3年間のリーグ戦覇者に、唯一全勝で勝ち上がった船木が入るシチュエーション。
 
優勝するのは、果たして!!!!
(誰が優勝してもおかしくないやつ…!!)
 

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完全版「リーグNについて」〜2021.9.26後楽園ホール編(前編)〜

2021.9.26に、後楽園ホールプロレスリング・ノアを観戦してきました。

 

 

『N-1 VICTORY2021』も、いよいよ最終公式戦!

 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

 

10.3後楽園ホールで行われる決勝トーナメントに向けて、A〜Dの4ブロックで1位通過が決定する、重要な一番。

 

今大会は、全8試合が公式戦!

興行も完売マークと盛り上がりを見せました!

 

今回は、『N-1』最終公式戦が行われた後楽園ホール大会の観戦記になります。

まずは、前半の4試合から!

 

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『マサ北宮vs齋藤彰俊

Dブロック公式戦。
 
2連敗中の両者による一戦でした。
 

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消化試合ではあるものの、齋藤が勝てば北宮の持つタッグ王座挑戦という道も拓けるだろうシチュエーション。
 
試合は齋藤が終始優勢の展開。
奥の手のバックドロップ以外は、フィニッシャーは全て放っていたはず。
 

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北宮が得意の脚攻めも出来ない劣勢も、最後はサイトースープレックスでひっくり返して逆転勝利。
 

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全敗でのリーグ戦敗退を免れる格好になりました。
 
敗れた齋藤は3戦全敗で終了。
所謂【番狂わせ】は起こせなかったものの、己の全てを出して散った感あり。
 

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リーグ戦で見えていた齋藤の怖さは、まだまだ必要な箇所。
ここで終わってほしくないです。
 

 

 
 

『杉浦貴vs征矢学』

 
Aブロック公式戦。
 
カードの豪華さに反比例して、オープニングに続いての消化試合というポジション。
しかし、こちらも征矢が勝てば、杉浦の持つGHCナショナル王座挑戦の目が見えてくる、侮れないシチュエーションでした。
 

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先に仕掛けたのは征矢!
 

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個人的には、前半4試合の時点でベストバウトだった気がします。
ブロック1位決定がかかっている、と言われても信じてしまいそうな、一進一退の攻防!
 

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会場の雰囲気も、征矢を完全に後押しするムードで充満する中、征矢が弾道!
 
しかし、杉浦がそこでカウンターのフロントネックロック
 

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力の限り征矢の首を締め付ける杉浦に、征矢も為す術無く、試合終了…。
 

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弾道を被弾したら終わり、というシチュエーションで、不意を突くカウンター技にBETしてくる杉浦が恐ろしい…。
こんなん予想でけへん。
 
杉浦は1勝1敗1分、征矢は3敗で公式戦終了。
 

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征矢としては悔しい結果でしたが、今回の試合を見て、征矢には本当に報われてほしいという思いで一杯になりました。
良い試合はしていただけに…(泣)。
(今回の『N-1』は、敗退者でそう思わせる選手が多すぎる)
 

 

 
 

ケンドー・カシンvs稲葉大樹

 
Bブロック公式戦。
 
ここまで1勝1敗と、ブロック1位に望みを繋いでいるカシンが、2敗の稲葉と激突。
 

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結果としては、カシンが丸め込みや場外乱闘で翻弄するも、最後は稲葉が、エプロン上のカシンを蹴落とす格好でリングアウト勝利を収めました。
 

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試合内容に関して言えば、(勝ち方含めた所で)稲葉に対して厳しい意見が飛んでいた印象…。
とはいえ、稲葉の勝ちに拘る姿勢と執念自体は悪くなかったと私は思っていま
 

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これがタイトル持っている時とか、稲葉のブロック1位がかかったシチュエーションとかでやられたなら、まあまあゲンナリものですが…。
 
カシン相手に仕掛けてから、流れをモノにしようとする狙いは良かったと思うので、あとは、『N-1』で上がりつつあった内容の良さを、リーグ戦終了後も高めていけるかどうか。
そこが一番重要な気がしております。

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なので、稲葉のタイガースープレックス178が見たい!!切に!
 
 
 
 
 

田中将斗vs鈴木鼓太郎

 
Cブロック公式戦。
 
ここまで1勝1分の田中将斗と、2敗の鈴木鼓太郎による一戦。
 

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短期決着に向かいそうな、前がかりな展開の中、田中と鼓太郎のエルボー合戦が内容良しだった印象。
 

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このエルボー合戦で、腹部にエルボーをブチ込む鼓太郎が良かった!
 

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鼓太郎も、ビットなどの軽快なコンボ技で、Jrならではの華麗な攻めを展開!
 

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試合時間5分前後で田中のスーパーフライも飛び出した、ハイスパートな攻防を制したのは、鈴木鼓太郎
 

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田中将斗のスライディングDを正面で被弾しながら、直後に切り返しての丸め込み!!
これで3カウント奪取!
 

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この結果を受け、田中将斗のリーグ戦敗退が決定…。
 

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公式戦が少ない故、不意の1敗や引分が進出を大きく左右する今年の『N-1』、恐ろしい…。
田中将斗ですら、決勝トーナメントに行けないのですから。
 

 

 

 
 

中盤時点のまとめ

『N-1 VICTORY』最終公式戦の前半4試合は、決勝トーナメント進出の可能性がある選手が出るも、基本的に敗退が確定していた選手中心のラインナップでした。
 
とはいえ、内容は前半から濃かった!
 
良い意味で消化試合感は無かった、そんな印象。
 
前半の結果を受けて、後半4試合は、基本【勝った選手がブロック1位】という条件に。
この後半4試合も、激闘の連続になるのでした…!
 
(後編へ続く…!)

完全版「リーグNについて」〜2021.9.20ノア特設アリーナ編〜

2021.9.20に、WRESTLE UNIVERSEプロレスリング・ノアの配信限定マッチを視聴しました。
 
『N-1 VICTORY 2021』の無観客マッチ3連戦も、いよいよ3日目!
 
 
 
 

rembrandt38hentai.hatenablog.com

 

 

ブロック1位進出の可能性が決まる公式戦2試合目は、前日に続く激闘でした!

 

今回は、無観客試合3連戦最終日のTV観戦記になります。

 

こうして見ると、当初は村上和成が出る予定だったんですね…(2021.8.6撮影)

 

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『マサ北宮vs船木誠勝

Dブロック公式戦。
 
初戦白星スタートだった船木と、負ければ脱落確定の北宮、というシチュエーションではありましたが、終始優勢だったのは船木だった印象。
 
北宮からすれば、藤田戦以上にチャンスが限られる試合内容だったかな、と。
マウントポジションで優位に立つ船木を崩したかった所でしたが、最後は船木がスリーパーホールドでレフェリーストップ勝利!
 
単純に、今年2月にサシで勝っている拳王は本当に凄かったんだと、改めて実感…。
 

 

 
この結果を受け、Dブロックは最終公式戦の『藤田vs船木』に委ねられる事に。
勝者がブロック1位!単純明快!
 
 
 

田中将斗vs桜庭和志

Cブロック公式戦。
 
開幕白星スタート同士の一戦は、勝てばブロック1位を(ほぼほぼ)掌中に納めるシチュエーション。
 
試合を見終えて感じたのは、桜庭和志の新たな魅力が発掘された試合だった、という点でした。
 
 
・今年の元日にCIMAから「若手とタフマンコンテスト」と称される程、無尽蔵のスタミナを誇る田中将斗にも引けを取らない、スタミナおばけっぷり
 
 
・放送席や本部席に向かって、「(田中が今)ギブアップって言ったよね?」と確認する強心臓。
 

 

 
田中将斗の打撃を幾度となく喰らいながら、最後まで崩れない耐久性。
 

 

 
田中相手にグイグイ行く桜庭を見て、ただただ桜庭凄いな、と。
昨年の『N-1』でも、一筋縄ではいかないジョーカー的存在感がありましたけれど、1年経つと、もう沼!
存在そのものが沼!!
 

 

 
FMW vs U』とか、そういう次元すら超越していた試合。
 
そんな異次元の死闘は、30分ドローで痛み分け。
激しくやり合いながら、最後は握手でノーサイドな二人を見て、画面越しで涙が出る思いでした…。
 

 

 
これにより、Cブロックは鼓太郎以外の3選手が踏み留まる大混戦に。
(進出条件はこんな感じ?)
 
・田中→【自力勝利+桜庭が引分以下】
 
・桜庭→【自力勝利+田中が引分以下】
 
・中嶋→【桜庭戦に勝利+田中が引分以下】
 
 
もうこれ、わからないよ…。
 

 

 

 

望月成晃vsケンドー・カシン

Bブロック公式戦。
 
この日のCブロック公式戦同様、白星スタート同士による一戦となりました。
 
 
カシンが入場時、望月を場外におびき寄せてからの襲撃で、試合は開戦!
カシンが開幕戦同様、場外へ相手を引きずり込んで翻弄する展開となりました。
 

 

 

 
ただ、ノア特設アリーナのバルコニーまで引きずり込むとは思わなかったです(笑)。
会場の作りを抜かりなくリサーチしてくる辺り、脅威!
 
翻弄に翻弄を重ねられる試合展開に、流れを掴めない望月でしたが、カシンの丸め込みを切り返すと、これがガッチリ入って3カウント!
 

 

 
値千金の一勝で望月が開幕2連勝!
拳王で引分以上なら進出という優位性で、最終戦に立つこととなりました!
 

 

 

 
 

『杉浦貴vs清宮海斗

Aブロック公式戦。
 
恐らく、両者がシングルで対戦するのは2020年2月以来。
 
杉浦と共闘していた時期(2017年初頭〜6月頃?)に黒コスチュームだった清宮が、黒コスチュームで杉浦と交わる事に感慨深さを感じてしまったり。
 

 

試合は、最後の対戦から双方進化を見せる素晴らしい内容に!
 
杉浦のエルボーが、無観客でも伝わる凄さたるや!
 

 

 

 

 

 
清宮も、タイガースープレックスホールドが決められないと見るや、変型チキンウイングフェイスロックに移行するなど、柔軟な姿勢は流石…!
 
杉浦がやや勝る展開も、最後は清宮が丸め込みで杉浦から勝利!!
 

 

開幕2連勝で、次は連敗を喫している武藤敬司戦!
ブロック1位通過をかけた一番に臨むことに。
 

 

 

 

一方の杉浦は、1敗1分でブロック1位通過が消滅…。

Dブロックの北宮、Aブロックの杉浦と、タイトルホルダーが無観客試合期間でリーグ戦敗退を喫する、まさかの事態に…。

 

 

まさかまさか…。

内容悪くなかったから余計に悲しい、ううっ…。

 

 

 

 

まとめ

無観客試合3連戦最終日となった『N-1』4日目。
 
 
9.26の最終公式戦に向けて、ブロック1位進出の可能性が大きく分かれた無観客試合期間でしたが、3日間とも激闘だらけで、かつ各日2時間以内に収まる見やすさは流石!
 
この結果を経て、舞台は再び有観客の9.26後楽園ホールへ。
 
10.3の決勝トーナメント進出者が決まる大一番。
勝つのは一体…!?